JPH0750131Y2 - 直動装置 - Google Patents

直動装置

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JPH0750131Y2
JPH0750131Y2 JP40461790U JP40461790U JPH0750131Y2 JP H0750131 Y2 JPH0750131 Y2 JP H0750131Y2 JP 40461790 U JP40461790 U JP 40461790U JP 40461790 U JP40461790 U JP 40461790U JP H0750131 Y2 JPH0750131 Y2 JP H0750131Y2
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JP
Japan
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advancing
center pole
drive member
coil
peripheral surface
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JP40461790U
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JPH0492756U (ja
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政治 渡邉
文夫 坂本
秀和 平野
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械のバイト送り
制御等に用いられる直動装置に関し、殊に工作物を非真
円形状に切削加工するときのバイト送り制御に適応す
る。
【0002】
【従来の技術】工作物を非真円形状に切削加工する工作
機械のバイト送り装置としては、軸線方向に進退移動す
る進退駆動部材を備えたボイスコイル型のリニヤモータ
と、前記進退駆動部材と結合され、リニヤガイドによっ
て進退移動可能に案内されたテーブルと、このテ−ブル
上に固設された工具取付台と、この工具取付台に圧電ア
クチュエータを設け、この圧電アクチュエータによって
進退駆動されるバイトとから構成されている。
【0003】そして、非真円プロフィルデータに基づい
て前記リニヤモータ並びに圧電アクチュエータに入力さ
れる信号に応じて工具取付台とバイトとをそれぞれ進退
作動し、この両者の作動が合成されて非真円プロフィル
データに即してバイトの半径方向の刃具先端位置を制御
し、非真円形状を創成切削加工するものである。
【0004】前記軸線方向に進退移動する進退駆動部材
を備えたボイスコイル型のリニヤモータは、ハウジング
内に、センタポールと、このセンタポールの外周面と隙
間を有して対面し、かつセンタポールの軸線方向に離間
して並列配置した複数個の永久磁石と、前記センタポー
ルと永久磁石との隙間にセンターポールの軸線方向に進
退移動可能に遊嵌され外周面にコイルを備えた進退駆動
部材とから構成された直動装置である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の直動装置で
は、非真円形状の工作物を高速切削する場合、リニヤモ
ータの往復作動の周波数が高くなる。従って、リニヤモ
ータの応答周波数を上げると、コイル部等の発熱も上昇
し、この発熱により進退駆動部材が膨脹し、加工径が変
化する。そのため、加工径公差の厳しい工作物では、た
びたび刃具の寸法調整を必要としている。
【0006】本考案の目的は、コイル部等を強制的に冷
却して発熱を抑制し、進退駆動部材の熱変位を防止する
ようにしたことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、ハウジング内に、センタポール
と、このセンタポールの外周面と隙間を有して対面し、
かつセンタポールの軸線方向に離間して並列配置した複
数個の永久磁石と、前記センタポールと永久磁石との隙
間にセンターポールの軸線方向に進退移動可能に遊嵌さ
れ外周面にコイルを備えた進退駆動部材と、静圧軸受に
軸承され前記進退駆動部材と結合された被直動部材とか
らなる直動装置において、前記センタポールに前記進退
駆動部材のコイル内周面にエアを吹き付ける内側噴孔を
設け、前記永久磁石間に前記進退駆動部材のコイル外周
面にエアを吹き付ける外側噴孔を設け、これらの内、外
側噴孔に外部よりエアを供給するエア通路を備えたこと
を特徴とする。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、51はボイスコイル型のリニヤモー
タである。このボイスコイル型のリニヤモータ51は、
基台50上に固定されたモータハウジング10内に、磁
力線が通過しやすい鉄系の材料からなるセンタポール1
1と、このセンタポール11の外周面と隙間を有して対
面し、かつセンタポール11の軸線方向に離間して並列
配置された複数個の永久磁石12とが設けられ、前記セ
ンタポール11と永久磁石12との隙間に進退駆動部材
13がセンタポール11の軸線方向に進退移動可能に遊
嵌されている。この進退駆動部材13の外周面にはコイ
ル14が捲装されている。コイル14の周囲に発生する
磁力線はセンタポール11を通過し、前記磁力線が弱ま
るのを防止している。
【0009】15はガイド本体であり、前記リニヤモー
タ51の前方の基台50上に設置されている。このガイ
ド本体15には角軸のラム16が静圧軸受17によって
前記リニヤモータ51の進退駆動部材13と同一軸心線
上で進退軸動可能に案内され、その後端は前記進退駆動
部材13の先端と結合されている。
【0010】前記ラム16の先端には、軸線方向へ可撓
可能に並列して2枚のダイヤフラム18がスペーサ21
を介して固設され、このダイヤフラム18の前面側に
は、バイト20を保持するバイトホルダ19がダイヤフ
ラム18と同心で固設されている。また、ダイヤフラム
18の後面側には作動部材22がダイヤフラム18と同
心で固設されている。この作動部材22にはブレード状
のターゲット22aが径方向に延設されている。
【0011】さらに、前記ラム16の先端部には圧電ア
クチュエ−タ30が内蔵され、前記作動部材22と当接
している。この作動部材22は常に圧電アクチュエ−タ
30とダイヤフラム18とに当接している。
【0012】前記した進退駆動部材13、ラム16、圧
電アクチュエ−タ30、バイトホルダ19及びバイト2
0は全て進退駆動部材13と同一軸心線0上に配置され
ている。スペーサ21を交換することによって、作動部
材22が圧電アクチュエータ30に押し付けられるプリ
ロードを変えることができる。圧電アクチュエータ30
の端面にならって作動部材22が傾かないように、作動
部材22の後端は曲面形状に形成されている。
【0013】また、ラム16の先端面には所謂ギャップ
センサに相当する渦電流式の変位検出センサ23A、2
3Bが設けられている。この2個の変位検出センサ23
A、23Bは、前記圧電アクチュエータ30の変位出力
軸心線を中心とする対照的な2位置に設けられ、前記タ
ーゲット22aと対面している。
【0014】24はラム16の進退軸動量センサであ
り、ラム16側にゲ−ジ25が固設され、ガイド本体1
5側にゲ−ジ25の読み取りヘッド26が固定されてい
る。
【0015】上記の構成において、図1及び図2で示す
ように、前記センタポール11に前記進退駆動部材13
のコイル14の内周面にエアを吹き付ける内側噴孔40
を設け、また、前記永久磁石12間に細長いカップ状の
カップ部材60を取付け、このカップ部材60に前記進
退駆動部材13のコイル14の外周面にラム16の進退
軸線に対して斜めにエアを吹き付ける外側噴孔43を設
け、これらの内、外側噴孔40、43に外部よりエアを
供給するエア通路を備える。
【0016】前記内、外側噴孔40、43に外部よりエ
アを供給するエア通路は、モータハウジング10の一端
側部に外部のエア供給装置と連絡するメイン通路穴45
を設け、内側噴孔40は、センタポール11内に穿設し
た通路41と前記メイン通路穴45と連通させ、外側噴
孔43は、モータハウジング10の上下部位に穿設した
通路44と前記メイン通路穴45と連通した構成であ
る。
【0017】上記の構成による本考案装置において、図
略の制御装置では、プロフィルデータ→フーリェ級数→
高周波成分のフーリェ級数と低周波成分のフーリェ級数
とに分解、さらに逆フーリェを行って高周波成分のプロ
フィルデータと低周波成分のプロフィルデータを作成す
る。そして、高周波成分のプロフィルデータと進退軸動
量センサ24のラム16の進退軸動量を偏差回路に出力
し、この偏差回路からの偏差信号により駆動回路からコ
イル14に出力してリニヤモータ51を制御する。また
低周波成分のプロフィルデータを別の偏差回路に出力
し、この別の偏差回路には、前記2個の変位検出センサ
23A、23Bの変位出力を演算回路にて平均値に算出
し、この平均値の変位出力が入力される。
【0018】従って、ターゲット22aが変位し、これ
に変位方向と直交する回転方向の力が加わっても変位の
みが検出されることになり、制御装置からの低周波成分
のプロフィルデータと演算回路からの平均値化された変
位出力信号とに基づいて偏差信号を駆動回路に出力し圧
電アクチュエータ30を制御する。このように、圧電ア
クチュエ−タ30及びリニヤモ−タ51が、それぞれの
指令値により制御されると共に、両者の作動が合成され
て非真円プロフィルデ−タに即してバイト20の半径方
向の刃先位置を制御して、非真円形状を切削加工するも
のである。
【0019】上記のように作動する本考案装置は、リニ
ヤモータ51の運転中はエア供給装置より冷却用のエア
がメイン通路穴45に供給され、これより内側噴孔40
及び外側噴孔43に配分されて、内側噴孔40はコイル
14の内周面にエアを吹き付け、また外側噴孔43はコ
イル14の外周面にエアを吹き付けて、コイル14の部
位を強制的に冷却し、コイル14の発熱を抑制する。
【0020】前記内側噴孔40並びに外側噴孔43より
コイル14の内外周面に吹き付けられたエアは、モータ
ハウジング10の側方に大気に連通するよう形成された
開口部10aより放出する。
【0021】一方、進退駆動部材13に結合されている
ラム16は、静圧軸受17に供給される油を温度コント
ロールすることにより冷却作用が行われる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案は、ハウジング内
に、センタポールと、このセンタポールの外周面と隙間
を有して対面し、かつセンタポールの軸線方向に離間し
て並列配置した複数個の永久磁石と、前記センタポール
と永久磁石との隙間にセンターポールの軸線方向に進退
移動可能に遊嵌され外周面にコイルを備えた進退駆動部
材と、静圧軸受に軸承され前記進退駆動部材と結合され
た被直動部材とからなる直動装置において、前記センタ
ポールに前記進退駆動部材のコイル内周面にエアを吹き
付ける内側噴孔を設け、前記永久磁石間に前記進退駆動
部材のコイル外周面にエアを吹き付ける外側噴孔を設
け、これらの内、外側噴孔に外部よりエアを供給するエ
ア通路を備えた構成であるから、ボイスコイル型のリニ
ヤモータの運転中にコイルが強制的に冷却され、コイル
の発熱を低くすることができ、リニヤモータの応答周波
数を上げて高速加工しても刃具スライド部の熱変位を抑
止し、刃具の寸法調整の回数を著しく低減して作業性を
向上することができる。
【0023】また、センタポールに内側噴孔並びにエア
通路を設けた構成であるので、センタポールとは別部材
に内側噴孔並びにエア通路を設けるものと比較して構造
が簡単になり、コンパクトにできる。さらに永久磁石間
に外側噴孔を設けたので、装置をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体の断面側面図
【図2】図1におけるC−C線断面図
【符号の説明】
10 モータハウジング 11 センタポール 12 永久磁石 13 進退駆動部材 14 コイル 15 ガイド本体 16 ラム 18 ダイヤフラム 19 バイトホルダ 40 内側噴孔 41 通路 43 外側噴孔 44 通路 45 メイン通路穴 51 リニヤモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に、センタポールと、この
    センタポールの外周面と隙間を有して対面し、かつセン
    タポールの軸線方向に離間して並列配置した複数個の永
    久磁石と、前記センタポールと永久磁石との隙間にセン
    ターポールの軸線方向に進退移動可能に遊嵌され外周面
    にコイルを備えた進退駆動部材と、静圧軸受に軸承され
    前記進退駆動部材と結合された被直動部材とからなる直
    動装置において、前記センタポールに前記進退駆動部材
    のコイル内周面にエアを吹き付ける内側噴孔を設け、前
    記永久磁石間に前記進退駆動部材のコイル外周面にエア
    を吹き付ける外側噴孔を設け、これらの内、外側噴孔に
    外部よりエアを供給するエア通路を備えたことを特徴と
    する直動装置。
JP40461790U 1990-12-26 1990-12-26 直動装置 Expired - Lifetime JPH0750131Y2 (ja)

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JP40461790U JPH0750131Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 直動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0492756U JPH0492756U (ja) 1992-08-12
JPH0750131Y2 true JPH0750131Y2 (ja) 1995-11-15

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