JPH11151634A - ホイールカッター - Google Patents

ホイールカッター

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Publication number
JPH11151634A
JPH11151634A JP32015997A JP32015997A JPH11151634A JP H11151634 A JPH11151634 A JP H11151634A JP 32015997 A JP32015997 A JP 32015997A JP 32015997 A JP32015997 A JP 32015997A JP H11151634 A JPH11151634 A JP H11151634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
cutter
cutter wheel
cutting
article
Prior art date
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Pending
Application number
JP32015997A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Onda
光弘 恩田
Osamu Sawanobori
修 沢登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP32015997A priority Critical patent/JPH11151634A/ja
Publication of JPH11151634A publication Critical patent/JPH11151634A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】カッティング時にカッターホイールや支軸に発
生する摩擦熱を冷却することによりカッターホイールや
支軸の変形や劣化を解消するようにした。 【解決手段】支持アームeに支軸bにて回転可能に軸支
されたカッターホイールaと、該カッターホイールaを
被覆するホイールカバーhとを備え、該ホイールカバー
hにカッターホイールaを冷却するための高圧エアーを
吹き付ける吹付部iを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板や金属板
などをカッティングするためのホイールカッターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にホイールカッターは、図2(a)
〜(b)に示すように、支持アームeに支軸bにて回転
可能に軸支したカッターホイールaを備えたもので、カ
ッターホイールaの円周外端部fの刃先部分には、硬質
の研磨材やダイヤモンドなどがライニングされている。
【0003】ホイールカッターは、カッターホイールa
をガラス板や金属板cなどのカッティングすべき表面d
に圧接させて、カッターホイールaを表面dに対して相
対的にs方向に移動させて回転g方向に転がしながらそ
の表面dに所定深度の切削線を付けてカッティングす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ホイールカッター
は、カッターホイールaをモーターにて高速にて駆動回
転させ、ガラス板や金属板cなどのカッティングすべき
表面dに圧接させてカッティングするものであり、ま
た、ホイールカッターには、カッターホイールaをモー
ターにて高速回転させずにガラス板や金属板cなどの表
面dに対して圧接させて転動させながらその表面dに切
削線を付けてカッティングするものもある。
【0005】ホイールカッターのカッターホイールa
は、支軸bに対して自由回転可能に軸支されていて、カ
ッティングにはかなり強力な圧接力が必要であり、カッ
ターホイールaの軸孔部と支軸bにはかなり強力な負荷
が掛かるものであり、また、カッターホイールaや支軸
bはカッティング時に発生する摩擦熱によって高温とな
って、その熱によりカッターホイールaや支軸bに変形
や焼き付きや材質の劣化などが生じ、特に熱膨張係数の
相違によるカッターホイールaと支軸bとの間の軸支回
転摺動面でのクリアランス変動が発生する場合がある。
【0006】また、図3に示すように変形やクリアラン
ス変動によって、カッターホイールaには、微細ではあ
るが、例えば0.7°〜1.4°以上の傾斜角度θの傾
きが発生して、カッティング精度が損なわれ、またカッ
ティング時にカッティング物品から発生する断裁粉や屑
が、高熱のカッターホイールaや支軸bに付着したり融
着し、特にガラス板などカッティング物品面に保護膜な
どの樹脂層がコーティング形成されているような場合
は、その樹脂が融着したり焦げ付いて付着したりして、
安定したカッティングを損なうことになる。
【0007】本発明は、カッティング時にカッターホイ
ールや支軸に発生する摩擦熱を冷却することにより上記
不都合を解消するようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持アームe
に支軸bにて回転可能に軸支されたカッターホイールa
と、該カッターホイールaを被覆するホイールカバーh
とを備え、該ホイールカバーhにカッターホイールaを
冷却するための高圧エアーを吹き付ける吹付部iを備え
たことを特徴とするホイールカッターである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のホイールカッターの実施
の形態を、図1の全体側面図に従って以下に詳細に説明
する。
【0010】本発明のホイールカッターは、支持アーム
eに支軸bにて回転可能に軸支された真円形状のカッタ
ーホイールaを備え、該カッターホイールaは、その支
持アームeの両外側又は両内側より、該カッターホイー
ルaの上側半分の部分、乃至それ以上の部分がホイール
カバーhによって被覆されている。
【0011】該ホイールカバーhには、カッターホイー
ルaを冷却するための高圧エアーを吹き付ける吹付部i
が設けられ、該吹付部iは、ホイールカバーhの内側と
連通するエア供給空間部を備えたもので、例えば図示す
るようなパイプ形状である。なお高圧エアーjは、強制
冷却された低温エアー又は大気の常温エアーのいずれで
もよい。
【0012】前記ホイールカバーhは、エアーによる冷
却効果を高めるために、なるべくカッターホイールaの
大部分を被覆していることが適当であり、カッターホイ
ールaの刃先によって物品をカッティングできる範囲内
でホイールカバーhよりその刃先が露呈していればよ
い。
【0013】この吹付部iには高圧エアーjが圧送され
て、該吹付部iからホイールカバーhの内側にあるカッ
ターホイールaの外周端部f及びその端部の刃先に対し
て、その高圧エアーjが吹き付けられるようになってい
る。なお、円周外端部fの刃先部分には硬質の研磨材や
ダイヤモンドなどがライニングされている。
【0014】本発明のホイールカッターは、前記支持ア
ームeの基端部がモーターやアクチュエータ(空圧シリ
ンダー、油圧シリンダーなど図示せず)などの駆動にて
移動する移動台や移動フレームなど適宜移動手段(図示
せず)、及び適宜アクチュエーター(空圧シリンダー、
油圧シリンダーなど図示せず)にてカッティングすべき
物品cに対して圧接・離反動作する圧接手段に取り付け
支持されていて、カッティングすべき物品cの表面dに
対して圧接・離反動作、及び左右・前後方向の適宜進行
方向に移動動作及び位置調整動作が可能となっている。
【0015】上記ホイールカッターは、移動手段によっ
て支持アームeの先端部に軸支されたカッターホイール
aがカッティングすべき物品cの表面d上に位置決めさ
れ、そして圧接手段によりアクチュエーターにより支持
アームeからカッターホイールaを介して所定の圧接力
が表面dに付加される。
【0016】そして、移動手段によりホイールカッター
を進行s方向に移動させることによりカッターホイール
aはカッティングすべき物品cの表面d上を転動して、
物品cに対して進行S方向に所定深度の切削線が刻設さ
れ、そして少なくともカッティング中は吹付部iより高
圧エアーjがホイールカバーh内に供給されて、カッタ
ーホイールa及び支軸bが冷却される。
【0017】そして、その後、後工程にて物品cの前記
切削線に沿って適宜手段による屈折力にて折り割ること
により物品cは分断カッティングされる。
【0018】特に、前記吹付部iからの高圧エアーj
は、まず、カッターホイールに直接吹き付けられる。そ
のため、支軸部分よりもカッターホイール部分の方がよ
り強制的に冷却されて、支軸側がカッターホイール側よ
りも一層膨張するために、軸支部分の摺動クリアランス
がより小さく抑えられ、カッターホイールの傾きの発生
を抑える作用がある。
【0019】
【発明の効果】本発明のホイールカッターは、ホイール
カバー内のカッターホイールに対して高圧エアーを吹き
付ける吹付部を備え、カッティング時にカッターホイー
ル及び支軸部分に発生する熱をエアーによって強制的に
冷却することができるので、カッティング時にカッター
ホイール及び支軸部分の熱による劣化を防止でき、ホイ
ールカッターの耐久性を延ばすことができ、ホイールカ
ッターの経済的な使用が可能になる。
【0020】また、カッターホイールや支軸の熱による
変形や軸支された部分の摺動クリアランスの変動を抑
え、カッターホイール面の傾斜の発生を抑えて、そのホ
イール面の垂直性を維持することができ、分断された破
断面が真っ直ぐな垂直性を以てカッティングできるよう
になる。また、カッターホイールの刃先部分の片減りや
軸支部分の焼き付きを抑え、安定した精度のあるカッテ
ィングが実施できるなどの効果があり、また、カッティ
ング中にエアーを使用するためカッティング(切削)用
の潤滑油など、特殊な薬液を使用しなくても良好にカッ
ティングでき、薬液によってカッティング物品の表面を
汚損したりする心配がないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホイールカッターの全体側面図。
【図2】(a)は従来のホイールカッターの全体側面
図、(b)はその正面図。
【図3】従来のホイールカッターにおけるカッターホイ
ール面の傾斜した状態を示す正面図。
【符号の説明】
a…カッターホイール b…支軸 c…カッティング物
品 d…カッティング表面 e…支持アーム f…外周端部
g…回転方向 h…ホイールカバー i…吹付部 j…高圧エアー s
…カッティング進行方向 θ…傾斜角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持アームeに支軸bにて回転可能に軸支
    されたカッターホイールaと、該カッターホイールaを
    被覆するホイールカバーhとを備え、該ホイールカバー
    hにカッターホイールaを冷却するための高圧エアーを
    吹き付ける吹付部iを備えたことを特徴とするホイール
    カッター。
JP32015997A 1997-11-20 1997-11-20 ホイールカッター Pending JPH11151634A (ja)

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JP32015997A JPH11151634A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 ホイールカッター

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JP32015997A JPH11151634A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 ホイールカッター

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JPH11151634A true JPH11151634A (ja) 1999-06-08

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