JP2002177909A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

Info

Publication number
JP2002177909A
JP2002177909A JP2000373369A JP2000373369A JP2002177909A JP 2002177909 A JP2002177909 A JP 2002177909A JP 2000373369 A JP2000373369 A JP 2000373369A JP 2000373369 A JP2000373369 A JP 2000373369A JP 2002177909 A JP2002177909 A JP 2002177909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
bearing
wafer
processing liquid
seal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000373369A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Hayashi
栄一郎 林
Hitoshi Nakagawa
均 中川
Koji Yamashita
宏二 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000373369A priority Critical patent/JP2002177909A/ja
Publication of JP2002177909A publication Critical patent/JP2002177909A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軸受やシール部からの発塵による基板の汚染を
防止する。 【解決手段】遮断板20の回転軸21は、一対の軸受2
3などを介してホルダ部24に回転自在に保持された外
筒211と、この外筒211に内嵌された内筒212と
からなる。内筒212の上端部は、アーム40に固定さ
れた取付ブロック50によって非接触状態で覆われてお
り、この取付ブロック50の中央に形成された貫通孔5
1および内筒212には、処理液供給ノズル60が挿通
されている。取付ブロック50と回転軸21との間、お
よびホルダ部24と回転軸21との間は、それぞれラビ
リンス構造のシール部S1,S2でシールされている。
これらのシール部S1,S2には、それぞれ軸受23か
らの発塵を吸引するための吸気管71,81が接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイパネ
ル用ガラス基板および磁気/光ディスク用基板などの各
種基板に対して、洗浄液を用いた洗浄処理を施すための
基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置の製造工程の
中で、基板に洗浄処理を施す工程は重要な工程の1つで
ある。基板を1枚ずつ処理する枚葉型の基板洗浄装置
は、たとえば、基板を水平に保持して回転させるスピン
チャックと、このスピンチャックに保持された基板に処
理液を供給する処理液供給ノズルとを備えている。そし
て、スピンチャックに保持された基板が水平面内で回転
され、その一方で、処理液供給ノズルから基板に処理液
が供給されることにより、基板に処理液による洗浄処理
が施される。
【0003】基板の上面に供給された処理液が基板の上
面で跳ね返って外部に飛散するのを防止するために、ス
ピンチャックに保持された基板の上面に近接した位置
に、その基板の上面に対向して遮断板が配置される場合
がある。この遮断板は、鉛直軸まわりに回転可能な回転
軸の下端に取り付けられており、基板に対する洗浄処理
を行っている間、スピンチャックによって回転される基
板とほぼ同じ速さで同じ方向に回転させられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遮断板の回転軸は、ス
ピンチャックの上方に設けられた昇降アームの先端に挿
通され、その昇降アームの内部に設けられた軸受に回転
自在に保持されている。そのため、遮断板の回転時に軸
受からパーティクルが発生し、このパーティクルが基板
上に落下して、基板を汚染するおそれがあった。この軸
受から発生するパーティクルによる問題を解決するた
め、昇降アームと回転軸との隙間をオイルシールなどで
シールする構成が考えられる。しかし、この構成では、
軸受から発生するパーティクルが基板上に落下すること
は防止できるが、オイルシールの摩耗によるパーティク
ルが発生し、このパーティクルが基板を汚染するという
新たな問題が生じる。
【0005】そこで、この発明の目的は、軸受やシール
部からの発塵による基板の汚染を防止し、基板に良好な
洗浄処理を施すことができる基板処理装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板
(W)に処理液を用いた洗浄処理を施す基板洗浄装置で
あって、回転軸(21)と、この回転軸を回転自在に受
ける回転軸受(23)と、この回転軸受が収容された空
間をシールするラビリンス構造のシール部(S1,S
2)と、このシール部または上記回転軸受が収容された
空間に接続されて、上記回転軸受からの発塵を吸引する
ための吸引手段(71,81)とを含むことを特徴とす
る基板洗浄装置である。
【0007】ただし、括弧内の英数字は、後述の実施形
態における対応構成要素等を表す。以下、この項におい
て同じである。この発明によれば、回転軸受が収容され
た空間(軸受収容空間)はシール部によってシールされ
ているから、回転軸受で発生したパーティクルが基板に
洗浄処理を施すための空間(基板処理空間)に飛散する
おそれがない。また、基板処理空間内の処理液を含む気
体が軸受収容空間に入り込むことを防止でき、処理液に
よる回転軸受などの腐食を防止することができる。
【0008】しかも、シール部はラビリンス構造である
から、このシール部から発塵することはなく、基板が汚
染されるおそれもない。また、シール部または軸受収容
空間に吸引手段が接続されているから、たとえ回転軸受
でパーティクルが発生したとしても、そのパーティクル
は、吸引手段によって吸引されて、シール部または軸受
収容空間から除去される。ゆえに、回転軸受で発生した
パーティクルによる基板の汚染をより良好に防止するこ
とができる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記シール部また
は上記回転軸受が収容された空間に不活性ガスを供給す
る不活性ガス供給手段(92)をさらに含むことを特徴
とする請求項1記載の基板洗浄装置である。この発明に
よれば、シール部または軸受収容空間に不活性ガスが供
給される。これにより、軸受収容空間を窒素ガスで満た
すことができるから、ウエハ収容空間内の処理液を含む
気体が軸受収容空間に入り込むことをより効果的に防止
でき、処理液による回転軸受などの腐食を良好に防止す
ることができる。
【0010】なお、請求項3記載のように、上記回転軸
は、基板に接近した位置で回転される遮断板(20)を
支持するものであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の全体の構成を説
明するための図解的な断面図である。この基板洗浄装置
は、基板の一例である半導体ウエハ(以下、単に「ウエ
ハ」という。)Wをほぼ水平に保持し、この保持したウ
エハWのほぼ中心を通る鉛直軸線まわりに回転するスピ
ンチャック11を処理カップ(図示せず)の中に備えて
いる。このスピンチャック11に保持されたウエハWに
対して、処理液(たとえば、エッチング液や純水)によ
る洗浄処理が行われる。
【0012】スピンチャック11は、モータ12の駆動
軸に結合されて回転されるようになっている。モータ1
2の駆動軸は、中空軸とされていて、その内部には、処
理液を供給することができる裏面リンスノズル13が挿
通されている。この裏面リンスノズル13は、スピンチ
ャック11に保持されたウエハWの裏面(下面)中央に
近接した位置に吐出口を有しており、この吐出口からウ
エハWの裏面中央に向けて処理液を供給する中心軸ノズ
ルの形態を有している。裏面リンスノズル13には、図
外の処理液供給源から処理液供給バルブ14を介して処
理液が供給されるようになっている。
【0013】スピンチャック11の上方には、スピンチ
ャック11に保持されたウエハWの中央に処理液および
窒素ガスを導くための開口を下面中央付近に有する円板
状の遮断板20が水平に設けられている。この遮断板2
0は、昇降駆動機構30に結合されたアーム40の先端
付近に、鉛直軸まわりの回転が可能であるように取り付
けられている。昇降駆動機構30は、支持筒31と、こ
の支持筒31に昇降自在に保持された中空の昇降軸32
と、この昇降軸32を昇降させるためのボールねじ機構
33とを備えている。昇降軸32の下端は、ブラケット
34に固定されており、このブラケット34は、ボール
ねじ機構33のナット部33aに固定されている。ボー
ルねじ機構33のねじ軸33bは、モータ33cによっ
て回転駆動されるようになっている。したがって、モー
タ33cを正転/逆転させることにより、昇降軸32が
昇降し、この昇降軸32の先端部に取り付けられたアー
ム40が昇降する。35は、処理液の侵入を防ぐための
ベローズである。
【0014】昇降軸32には、回転軸41が挿通されて
いる。この回転軸41は、昇降軸32の上端および下端
にそれぞれ配置された軸受42,43によって回転自在
に保持されている。回転軸41の下端は、カップリング
44を介して、ブラケット34に取り付けられたモータ
45の回転軸に結合されている。また、回転軸41の上
端には、プーリ46が固定されていて、このプーリ46
には、アーム40の内部空間に配置されたタイミングベ
ルト47が巻き掛けられている。このタイミングベルト
47は、遮断板20の回転軸21に固定されたプーリ2
2にも巻き掛けられている。したがって、モータ45を
回転駆動すれば、この回転は、回転軸41およびタイミ
ングベルト47などを介して遮断板20に伝達され、こ
の遮断板20が鉛直軸まわりに回転することになる。こ
のようにして、遮断板20のための回転駆動機構が構成
されている。
【0015】スピンチャック11に対するウエハWの搬
入時には、遮断板20は、スピンチャック11の上方に
大きく退避している。ウエハWがスピンチャック11に
保持されると、スピンチャック11に保持されたウエハ
Wの回転が開始される。また、昇降駆動機構30がアー
ム40を下降させることによって、遮断板20が、スピ
ンチャック11に保持されたウエハWの上面に近づけら
れる。そして、モータ45が付勢されて、遮断板20
は、ウエハWの近傍において、スピンチャック11によ
って回転される基板とほぼ同じ速さで同じ方向に回転さ
せられる。このウエハWおよび遮断板20が回転してい
る状態で、遮断板20の中央付近および裏面リンスノズ
ル13からウエハWの上下面に処理液が供給され、ウエ
ハWの上下面に処理液による洗浄処理が施される。この
とき、ウエハWの上面に対向して遮断板20が配置され
ていることにより、ウエハWの上面に供給された処理液
が跳ね返って外部に飛散することが防止される。
【0016】洗浄処理の後には、昇降駆動機構30がア
ーム40をさらに下降させることによって、遮断板20
がウエハWの表面にさらに近づけられる。これととも
に、ウエハWおよび遮断板20がともに高速回転させら
れ、この状態で、遮断板20の中央付近から窒素ガスが
ウエハWと遮断板20との間の空間に供給される。これ
により、ウエハWの表面に処理液の跡などを残すことな
く、ウエハWを良好に乾燥させることができる。
【0017】図2は、遮断板20の近傍の構成を示す断
面図である。遮断板20の回転軸21は、一対の軸受2
3などを介してホルダ部24に回転自在に保持された外
筒211と、この外筒211に内嵌された内筒212と
からなる。ホルダ部24は、アーム40に固定され、そ
の下面から垂下している。アーム40の上面には、内筒
212の薄肉にされた上端部を全周に渡って非接触状態
で覆うとともに、中央に貫通孔51が形成された取付ブ
ロック50が固定されている。この取付ブロック50に
は、側面から貫通孔51まで貫通するガス通路52が形
成されており、また、取付ブロック50の上面には、貫
通孔51との間に段部53が形成されている。ガス通路
52には、管継手54により、ウエハ乾燥用窒素ガス供
給管55が接続されている。この窒素ガス供給管55に
は、図外の窒素ガス供給源から、窒素ガス供給バルブ5
6を介して窒素ガスが供給されるようになっている。窒
素ガス供給管55に供給される窒素ガスは、窒素ガス供
給管55の先端から、内筒212内を通り、遮断板20
の中央に形成された貫通孔201を介して、ウエハWの
上面に向かって吹き出される。
【0018】また、内筒212には、処理液供給ノズル
60が、内筒212とは非接触状態で挿通している。よ
り具体的には、処理液供給ノズル60は、内筒212を
挿通する管部材61と、管部材61の上端部に形成され
たフランジ部62と、このフランジ部62の下面に形成
された段部63とを有している。そして、段部63を取
付ブロック50の段部53に嵌合させて内筒212に対
する位置合わせが行われた状態で、ボルト64によって
フランジ部62を取付ブロック50の上面に固定するこ
とによって、その取付けが達成されるようになってい
る。内筒212の内壁面と管部材61との間の空間は、
窒素ガス供給管55からの窒素ガスを貫通孔201に導
くための窒素ガス通路を形成している。
【0019】処理液供給ノズル60(管部材61)の先
端は、遮断板20の中央の貫通孔201に達している。
処理液供給ノズル60には、図外の処理液供給源から、
処理液供給バルブ65を介して処理液が供給されるよう
になっている。処理液供給ノズル60に供給される処理
液は、処理液供給ノズル60の先端から、遮断板20の
貫通孔201を介して、ウエハWの上面に向けて噴出さ
れる。内筒212の上端部には、外筒211の上端部の
外周面に跨って固定された内円筒部251と、この内円
筒部251の下端縁から水平方向に張り出した鍔部25
2と、鍔部252の外周縁から立ち上がった外円筒部2
53とを有する回転側ラビリンス形成部材25が設けら
れている。これに対応して、取付ブロック50には、円
環部571と、この円環部571の内周縁および外周縁
からそれぞれ垂下した垂下部572,573とを有する
固定側ラビリンス形成部材57が取り付けられている。
この固定側ラビリンス形成部材57の垂下部572は、
回転側ラビリンス形成部材25の内円筒部251と外円
筒部253との間に入り込み、固定側ラビリンス形成部
材57の垂下部572,573間には、回転側ラビリン
ス形成部材25の外円筒部253が入り込んでいる。こ
れにより、固定側ラビリンス形成部材57と回転側ラビ
リンス形成部材25とは迷路状の間隙(ラビリンス間
隙)を有するラビリンス構造をなしていて、この固定側
ラビリンス形成部材57と回転側ラビリンス形成部材2
5とのラビリンス構造により、軸受23が収容された空
間(軸受け収容空間)の上部をシールする上側シール部
S1が構成されている。
【0020】そして、固定側ラビリンス形成部材57と
回転側ラビリンス形成部材25との間に形成されている
ラビリンス間隙は、図外の吸引源に接続された吸気管7
1に連通しており、この吸気管71を介して、ラビリン
ス間隙内の気体を吸引できるようになっている。より具
体的に説明すると、取付ブロック50には、側面から途
中で屈曲して下面まで貫通する吸気路58が形成されて
いる。また、固定側ラビリンス形成部材57の上面に
は、吸気路58と連通する環状凹部574が形成されて
おり、この環状凹部574は、固定側ラビリンス形成部
材57の垂下部573に形成された連通路575を介し
てラビリンス間隙に連通している。吸気管71は、管継
手72を介して取付ブロック50の側面から吸気路58
に接続されていて、これにより、上側シール部S1のラ
ビリンス間隙内の気体を、連通路575、環状凹部57
4、吸気路58および吸気管71を介して吸引すること
ができる。
【0021】外筒211の下端部は、ホルダ部24の下
方まで張り出していて、その上面には、ラビリンス形成
用溝部26が円環状に形成されている。この溝部26に
対向するホルダ部24の下面には、円環部271と、こ
の円環部271の内周縁および外周縁からそれぞれ垂下
した垂下部272,273とを有するラビリンス形成部
材27が取り付けられている。このラビリンス形成部材
27の垂下部272は、ラビリンス形成用溝部26に入
り込んでおり、ラビリンス形成部材27と外筒211の
下端部とはラビリンス間隙を有するラビリンス構造をな
している。このラビリンス形成部材27と外筒211と
のラビリンス構造により、軸受23が収容された空間
(軸受け収容空間)の下部をシールする下側シール部S
2が構成されている。
【0022】また、ホルダ部24の側面には、図外の吸
引源に接続された吸気管81の先端に取り付けられた挿
入部材82が挿入されている。この挿入部材82の先端
には、図示しない吸気口が形成されており、この吸気口
は、ホルダ部24に形成されている吸気路241と連通
している。また、ラビリンス形成部材27の上面には、
吸気路241と連通する環状凹部274が形成されてお
り、この環状凹部274は、ラビリンス形成部材27の
垂下部273に形成された連通路275を介してラビリ
ンス間隙に連通している。これにより、下側シール部S
2のラビリンス間隙内の気体を、連通路275、環状凹
部274、吸気路241および吸気管81を介して吸引
することができる。
【0023】さらに、この実施形態では、下側シール部
S2のラビリンス間隙および軸受け収容空間に、窒素ガ
スが供給されるようになっている。具体的に説明する
と、ホルダ部24には、ホルダ部24の外側面から内側
面まで貫通する貫通路246が形成されている。この貫
通路246には、管継手91により、窒素ガス供給管9
2が接続されている。窒素ガス供給管92には、図外の
窒素ガス供給源から窒素ガスが供給されるようになって
いる。一方、貫通路246は、軸受23とホルダ部24
との間に介在されているスペーサ28に形成された連通
路281を介して、下側シール部S2と軸受け23との
間の間隙に連通している。この構成により、窒素ガス供
給管92に供給される窒素ガスが、貫通路246および
連通路275を通して、下側シール部S2のラビリンス
間隙および軸受け収容空間に供給される。
【0024】以上の構成によれば、軸受23が収容され
た空間(軸受収容空間)は一対の上側シール部S1およ
び下側シール部S2によってシールされているから、軸
受23で発生したパーティクルがウエハWに洗浄処理を
施すための空間(ウエハ処理空間)に飛散するおそれが
ない。また、ウエハ処理空間内の処理液を含む気体が軸
受収容空間に入り込むことを防止でき、処理液による軸
受23などの腐食を防止することができる。
【0025】さらに、上側シール部S1および下側シー
ル部S2はラビリンス構造であるから、これらのシール
部から発塵することはなく、ウエハWが汚染されるおそ
れもない。また、この実施形態では、上側シール部S1
および下側シール部S2のラビリンス間隙に、それぞれ
図外の吸気源から延びた吸気管71,81が接続されて
いる。これにより、たとえ軸受23で発生したパーティ
クルがラビリンス間隙内に入りこんでも、その入り込ん
だパーティクルは、吸気管71,81を介して吸引さ
れ、ラビリンス間隙から除去される。ゆえに、軸受23
で発生したパーティクルによるウエハWの汚染をより良
好に防止することができる。
【0026】なお、吸気管71,81が接続される位置
は、上側シール部S1および下側シール部S2のラビリ
ンス間隙だけに限らず、上側シール部S1および下側シ
ール部S2の上記軸受け収容空間であってもよい。たと
えば、窒素ガス供給管92が連通接続されている間隙
(下側シール部S2と軸受け23との間)の位置と同様
の位置において、吸気管81が接続されてもよい。また
たとえば、上側シール部S1と軸受け23との間の間隙
の位置において、吸気管71が接続されてもよい。
【0027】さらにまた、この実施形態では、ウエハW
の処理位置に近い下側シール部S2と軸受け23との間
の間隙には、窒素ガス供給管92から窒素ガスが供給さ
れるようになっている。これにより、下側シール部S2
のラビリンス間隙および軸受収容空間に窒素ガスを供給
することができ、軸受収容空間を窒素ガスで満たすこと
ができるから、ウエハ収容空間内の処理液を含む気体が
軸受収容空間に入り込むことをより効果的に防止でき、
処理液による軸受23などの腐食を良好に防止すること
ができる。
【0028】なお、この実施形態では、下側シール部S
2と軸受け23との間の間隙に窒素ガスを供給するとし
たが、窒素ガスに限らず、ヘリウムガスやアルゴンガス
などの他の不活性ガスを供給するようにしてもよい。ま
た、この不活性ガスの供給は、下側シール部S2の上記
間隙ではなく、下側シール部S2のラビリンス間隙に対
して行ってもよい。さらに、下側シール部S2だけに限
らず、上側シール部S1のラビリンス間隙、または上側
シール部S1と軸受け23との間の間隙に対しても行わ
れることが好ましい。なお、本実施形態において、ウエ
ハ乾燥用窒素ガス供給管55からの窒素ガスが供給され
ている場合には、この窒素ガスは上側シール部S1のラ
ビリンス間隙に流入することになるので、これを利用し
てもよい。
【0029】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は、他の形態で実施することもでき
る。たとえば、上述の実施形態では、遮断板20の回転
軸21を受ける軸受、およびこの軸受をシールするシー
ル部S1,S2からの発塵によるウエハWの汚染を防止
するための構成に本発明が適用された場合を例にとった
が、スピンチャック11の回転軸を受ける軸受、および
この軸受をシールするシール部からの発塵によるウエハ
Wの汚染を防止するための構成に本発明が適用されても
よい。また、スクラブ洗浄用のブラシを回転させるため
の回転軸を受ける軸受、およびこの軸受をシールするシ
ール部からの発塵によるウエハWの汚染を防止するため
の構成に本発明が適用されてもよい。さらに、ウエハW
に処理液を供給するためのノズルが取り付けられたノズ
ルアームの回転軸を受ける軸受、およびこの軸受をシー
ルするシール部からの発塵によるウエハWの汚染を防止
するための構成に本発明が適用されてもよい。
【0030】また、処理対象の基板は、ウエハWに限ら
ず、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ
パネル用ガラス基板および磁気/光ディスク用基板など
の他の種類の基板であってもよい。その他、特許請求の
範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の全
体の構成を説明するための図解的な断面図である。
【図2】上記基板洗浄装置に備えられた遮断板の近傍の
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
20 遮断板 21 回転軸 23 軸受 58 吸気路 71 吸気管 81 吸気管 92 窒素ガス供給管 S1 上側シール部 S2 下側シール部 W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 648 H01L 21/304 648L (72)発明者 中川 均 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 山下 宏二 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA30 HA01 2H090 JC19 3B116 AA03 AB01 AB34 AB42 BB24 BB71 CC01 CC03 CD33 3B201 AA03 AB01 AB34 AB42 BB24 BB71 BB92 BB93 CC01 CC12 CD33 CD36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に処理液を用いた洗浄処理を施す基板
    洗浄装置であって、 回転軸と、 この回転軸を回転自在に受ける回転軸受と、 この回転軸受が収容された空間をシールするラビリンス
    構造のシール部と、 このシール部または上記回転軸受が収容された空間に接
    続されて、上記回転軸受からの発塵を吸引するための吸
    引手段とを含むことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】上記シール部または上記回転軸受が収容さ
    れた空間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1記載の基板洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】上記回転軸は、基板に接近した位置で回転
    される遮断板を支持するものであることを特徴とする請
    求項1または2記載の基板洗浄装置。
JP2000373369A 2000-12-07 2000-12-07 基板洗浄装置 Abandoned JP2002177909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373369A JP2002177909A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 基板洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373369A JP2002177909A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 基板洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002177909A true JP2002177909A (ja) 2002-06-25

Family

ID=18842773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000373369A Abandoned JP2002177909A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 基板洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002177909A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10249517B2 (en) 2015-06-15 2019-04-02 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing apparatus
CN109968334A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 日本电产三协株式会社 工业用机器人

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10249517B2 (en) 2015-06-15 2019-04-02 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing apparatus
CN109968334A (zh) * 2017-12-28 2019-07-05 日本电产三协株式会社 工业用机器人

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976949B2 (ja) 基板処理装置
JPH08257469A (ja) 基板回転装置および基板処理装置
JP3990127B2 (ja) 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法
US20080053488A1 (en) Substrate treatment apparatus and substrate treatment method
US10699895B2 (en) Substrate processing method
JP2001118824A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11354617A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2002177909A (ja) 基板洗浄装置
JPH11283899A (ja) 基板処理装置
JP2007273611A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3654764B2 (ja) 基板処理装置
KR100745482B1 (ko) 기판 이면 처리 장치
KR100375744B1 (ko) 퍼지 기능을 가지는 기판 처리 장치의 기판 지지 기구
JP2002222792A (ja) 基板処理装置
JP2002205000A (ja) 基板処理装置
JP3387730B2 (ja) 回転式基板処理装置
JPH11297654A (ja) 半導体ウエハの洗浄装置及びその洗浄方法
JP3617712B2 (ja) 基板回転処理装置
JP2002176020A (ja) 基板処理装置および基板処理方法、ならびにデバイス製品の製造方法
JP3673460B2 (ja) 基板処理装置
JP2003051477A (ja) 基板処理装置
JP2002096011A (ja) 基板処理装置
JP3884700B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3904406B2 (ja) 基板処理装置
JP4017239B2 (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20051017

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20060124