JP2002177819A - 液中不純物静電凝集吸着分離装置 - Google Patents

液中不純物静電凝集吸着分離装置

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JP2002177819A
JP2002177819A JP2000374956A JP2000374956A JP2002177819A JP 2002177819 A JP2002177819 A JP 2002177819A JP 2000374956 A JP2000374956 A JP 2000374956A JP 2000374956 A JP2000374956 A JP 2000374956A JP 2002177819 A JP2002177819 A JP 2002177819A
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liquid
rotating disk
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treated
ground electrode
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JP2000374956A
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Masahito Inoue
雅仁 井上
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ZEOTEKKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済み加工油や加工液等の、被処理液に含
まれる1ミクロン以下の微粒子に効果があり、連続処理
が可能な被処理液用の液中不純物静電凝集吸着分離装置
を提供しようとするものである。 【構成】 容器と、その容器内に満たされた被処理液に
浸した微速回転する回転円盤との間に電圧を印可して、
被処理液に含まれる微粒子を凝集させながら回転円盤に
吸着させ、被処理液外で微粒子を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液中不純物静電
凝集吸着分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切削、研磨、研削、切断等の加工の際
に、金属または非金属の微粒子を含んだ使用済みの加工
油、加工液が廃油や廃液として排出されるが、地球環境
汚染の防止の観点から、これらの廃油や廃液を自然界に
放出することが厳しく規制されつつあり、廃液量や廃油
量の総量削減が求められている。このため、これらの使
用済みの加工油、加工液をそのまま廃油や廃液として廃
棄することは許されず、その中に含まれている金属また
は非金属の微粒子を分離して、加工油、加工液をリサイ
クルすることにより、廃棄量を極力少なくする必要があ
る。そこで従来からこれらの使用済み加工油、加工液の
濾過方法が、検討されていた。例えば、遠心分離を用い
た方法や、電極間に1万ボルトクラスの電圧をかける方
法、あるいは、電極間に配置されたフイルターを用いた
「流体中の微小不純物除去方法」(特許第162541
9号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの使用
済み加工油、加工液等(以下被処理液と称する)は、金
属または非金属の1ミクロン(μm)以下の微粒子を大
量に含んでおり、遠心分離を用いた方法では1ミクロン
(μm)以下の微粒子には効果がなく、また、電極間に
1万ボルトクラスの電圧をかける方法は、電圧が高圧で
あることから、装置にコストがかかるのみならず、取り
扱いに注意が必要なことから、問題があった。また、フ
イルターを用いる場合は1ミクロン(μm)以下の精密
フイルターを必要とするが、微粒子の量が多いためフイ
ルターの目詰まりが生じ、フイルターを頻繁に交換しな
ければならず、コスト面で問題があった。このコスト面
の問題に対しては、上記の特許第1625419号に記
載があるように、濾過処理を一旦中断して、電極印加電
圧の極性を通常とは逆にすると共に、洗浄液を被処理液
の流通方向と逆向きに流通させ、目詰まりを生じたフイ
ルターを洗浄して、フイルターの再使用を可能にするこ
とにより、解決を図る方法もあるが、そのようにすると
被処理液を連続して処理できないという問題があった。
また、フイルターは、使用済みになればいずれ廃棄しな
ければならないが、このような2次廃棄物となるような
消耗品を使用する方法は、前述の地球環境汚染防止の観
点からも問題があった。そこでこの発明は、このような
問題を解決するためになされたものであって、被処理液
に含まれる1ミクロン(μm)以下の微粒子にも効果が
あり、1万ボルトクラスの高電圧をかける必要もなく、
また、2次廃棄物となるような消耗品を使用せずに、連
続処理が可能な被処理液用の液中不純物静電凝集吸着分
離装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、次の着想を得
た。即ち、容器と、その容器内に満たされた被処理液に
浸した微速回転する円盤との間に電圧を印加して、被処
理液に含まれる微粒子を凝集させながら円盤に吸着さ
せ、被処理液外で微粒子を除去する方法である。
【0005】具体的には、水平支持された回転軸に並設
された複数の回転円盤電極と、前記回転軸の両端を支え
る両支軸壁を備えた、前記回転軸と同軸で略半円筒形の
容器で、且つ、被処理液が満たされた容器アース電極
と、前記容器アース電極と同電位の複数の隔壁アース電
極と、前記容器アース電極の内周壁と前記両支軸壁とで
囲まれた前記容器アース電極の内部空間が、前記隔壁ア
ース電極により前記両支軸壁と並行して仕切られた空間
であって、前記回転円盤電極の1部が前記隔壁アース電
極と平行して緩入している前記被処理液の複数の流通路
と、前記流通路の入口付近に設けられ、前記流通路に前
記被処理液を供給する供給口と、前記流通路の出口付近
に設けられ、前記流通路から前記被処理液を排出する排
出口と、前記回転円盤電極と、前記隔壁アース電極およ
び前記容器アース電極との間に、前記被処理液の液中不
純物粒子が凝集するようにその粒子の有するゼータ電位
を低下若しくは消失し得、且つ、前記液中不純物粒子が
前記回転円盤電極の両側面の表面の1部分であって、前
記被処理液中に没入している没入両側面の表面に吸着し
得る、前記液中不純物粒子の特性に応じた大きさの電圧
を印加する、電圧印加手段と、前記回転円盤電極の回転
により、その前記表面に吸着して前記被処理液の液外に
移動した前記液中不純物を、前記回転円盤電極の前記表
面から除去する不純物除去手段と、で液中不純物静電凝
集吸着分離装置を構成する。尚、前記回転円盤電極の前
記両側面は、この回転円盤電極の表裏の関係にある。
【0006】前記回転円盤電極の前記両側面の前記表面
には、誘電率の高い物質でコーティングを施こしてもよ
い。また、前記液中不純物が、金属と非金属のいずれで
あるかに基づいて、前記回転円盤電極と前記隔壁アース
電極および前記容器アース電極との間に印加する電圧の
極性を選択することにより、最適な液中不純物静電凝集
吸着分離装置が構成できる。また、前記被処理液が油性
である場合には、前記回転円盤電極と前記隔壁アース電
極および前記容器アース電極との間隔10mmあたり、
10Vから500Vの直流電圧を印加し、前記被処理液
が水溶性である場合には、前記回転円盤電極と前記隔壁
アース電極および前記容器アース電極との間隔10mm
あたり、1Vから50Vの直流、または、直流と交流の
重畳電圧を印加することにより、前記被処理液に、より
適合した液中不純物静電凝集吸着分離装置が構成でき
る。
【0007】このような構成の液中不純物静電凝集吸着
分離装置の作動態様は次の如くである。被処理液は供給
口から流通路に供給され、容器アース電極および隔壁ア
ース電極により構成され、回転円盤電極の一部が没入し
ている流通路を排出口に向かって流れる。この回転円盤
電極と隔壁アース電極および容器アース電極との間に、
被処理液中の液中不純物粒子の有するゼータ電位を低下
若しくは消失し得、且つ、液中不純物粒子が回転円盤電
極の表面に吸着し得る、液中不純物粒子の特性に応じた
大きさの電圧が印加されている。
【0008】この電圧の印加により2つの作用が同時に
進行する。一つは、液中不純物粒子の有するゼータ電位
の低下若しくは消失による凝集粗粒化現象、即ち液中不
純物粒子が持つゼータ電位(界面電位)が電界によって
中和される結果、液中不純物粒子同士が分子間力によっ
て結合して凝集粗粒化する作用である。1ミクロン(μ
m)以下の微粒子もこの凝集粗粒化により粒子が大きく
なる。もう一つは、液中不純物粒子が、回転円盤電極の
電位と逆の電位に帯電し、この帯電によるクーロン力
で、回転円盤電極の没入両側面の表面に吸着される作用
である。このクーロン力は粒子の質量に比例し、電極間
の距離の二乗に反比例することから、小さい粒子よりも
大きい粒子の方がクーロン力が大きくなる。即ち、1ミ
クロン(μm)以下の微粒子も凝集粗粒化により粒子が
大きくなると、回転円盤電極に付着しやすくなる。ま
た、回転円盤電極の両側面の表面に、誘電率の高い物質
でコーティングが施こしてある場合は、粒子はさらに付
着しやすくなり、粒子の付着、堆積の効率を高めること
ができる。上記の作用により、被処理液中の液中不純物
粒子が凝集粗粒化すると共に、回転円盤電極の両側面の
表面に付着、堆積する。
【0009】この回転円盤電極は、回転しながらその両
側面の一部が被処理液中に没入して、没入基側面および
没入他側面を形成する。被処理液中でこの没入基側面お
よび没入他側面の表面に付着、堆積した液中不純物は、
回転円盤電極の回転により、被処理液の液外に移動し、
不純物除去手段で回転円盤の両側面の表面から除去され
る。そして、この両側面は、回転円盤電極の回転により
再び被処理液中に没入するので、上記の作用が繰り返し
行なわれる。一方、流通路を流れる被処理液は、上記の
作用により液中不純物が除去され、排出口から排出され
る。従って被処理液を供給口から供給して流通路内を流
通させ、排出口から排出する処理を継続することによっ
て、被処理液の液中不純物の静電凝集吸着分離を連続し
て行なうことができる。
【0010】上記で説明した、被処理液の液中不純物の
静電凝集吸着分離作用は、被処理液の種類によってその
進行速度が異なる。そのため、回転円盤電極と隔壁アー
ス電極および容器アース電極との間の印加電圧の極性や
電圧値、回転円盤電極の回転速度、および、液中不純物
静電凝集吸着分離装置の供給口へ供給する被処理液の供
給量を変化させて、最も効率的な分離が行なえるよう
な、それぞれの最適値を追求することにより、被処理液
に最適な静電凝集吸着分離を行なうことができる。そこ
で、上記の液中不純物静電凝集吸着分離装置に、その供
給口へ前記被処理液を供給する供給ポンプを備えると共
に、供給ポンプによる供給量、および、回転円盤電極の
回転速度を変更可能とすることにより、静電凝集吸着分
離作用の最良条件を追求することができ、被処理液に最
適な静電凝集吸着分離を行なうことができる。
【0011】上記で説明した本発明の液中不純物静電凝
集吸着分離装置では、被処理液内の1ミクロン(μm)
以下の液中不純物にも効果があり、回転円盤電極を用い
ることで連続処理が可能である。また、回転円盤電極と
隔壁アース電極および容器アース電極との間にかける電
圧は、最高でも500Vクラスであることから、1万ボ
ルトクラスの高電圧をかける必要はなく、また、フイル
ター等の2次廃棄物となるような消耗品も使用しない。
従って、本発明の液中不純物静電凝集吸着分離装置によ
れば、被処理液内の1ミクロン(μm)以下の液中不純
物にも効果があり、且つ、連続処理が可能な、取り扱い
が容易で、地球環境汚染防止に配慮した被処理液用の液
中不純物静電凝集吸着分離装置が提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例につき、図面
に基づき詳しく説明する。図1は、本実施例の液中不純
物静電凝集吸着分離装置の縦断面説明図、図2は、同じ
く、上方から見た説明図、図3は、同じく、主たる構成
要素の関係を示した斜視図である。
【0013】図1、図2および図3において、半円筒状
の容器である容器アース電極2の容器内に、この容器の
内径(直径)よりも小さい直径の円盤状の回転円盤電極
1を複数個、等間隔に並設し、これらの回転円盤電極1
の中心に回転円盤電極回転軸11を通し、この回転円盤
電極回転軸11を、容器アース電極2の中心軸と一致さ
せて容器アース電極2の両端壁である支軸基壁25およ
び支軸他壁26の上端中央に設けた絶縁軸受21に挿着
する。この回転円盤電極1の両側面である回転円盤電極
基側面12および回転円盤電極他側面13の表面には、
図示されていないが誘電率の高い物質、例えばガラス等
でコーティングが施こされている。容器アース電極内周
壁22と、支軸基壁25および支軸他壁26とで囲まれ
た容器アース電極2の内部空間は、容器アース電極内周
壁22と同電位の隔壁アース電極7により、支軸基壁2
5および支軸他壁26と並行に仕切って空間を形成し、
被処理液8の流通路3を構成する。そして、この流通路
3に回転円盤電極1の1部を隔壁アース電極7と平行し
て緩入させる。この流通路3が、容器アース電極2の容
器アース電極内周壁22の一方の側端縁と接する付近
を、供給口4、他方の側端縁と接する付近を、排出口5
とする。この流通路3には、供給口4から供給された被
処理液8が満たされ、この被処理液8が排出口5に向か
って、即ち、図2の矢印Bの方向に流れる。従って、回
転円盤電極基側面12および回転円盤電極他側面13の
1部がこの流通路3の被処理液8内に没入し、この没入
している部分を、回転円盤電極没入基側面14および回
転円盤電極没入他側面15と称する。供給口4のそばに
は、容器アース電極2の側端縁に沿って、被処理液分配
筒31が設けられている。この被処理液分配筒31は、
供給ポンプ41により供給される被処理液8を、均等に
分配して供給口4に供給するために使用される。供給ポ
ンプ41は、被処理液分配筒31へ供給する被処理液8
の流量を、変更することができる。また排出口5のそば
には、被処理液排出筒33が設けられている。
【0014】また回転円盤電極回転軸11は、回転円盤
電極プーリ38が付設され、モータ36に付設されたモ
ータプーリとの間にかけられたタイミングベルト37に
より、減速機を備えたモータ36と連動しており、流通
路3における被処理液8の流通方向と同じ向きに、即
ち、図2の矢印Aの方向にゆっくりと回転する。この回
転は、例えば12時間で1回転する回転速度とする。こ
の回転速度は、インバータで制御されるモータ36の回
転スピードを変えることにより、変更することができ
る。また、この回転円盤電極1の間には、その表面に付
着した液中不純物9を掻き取るため、回転円盤電極回転
軸11の頂部付近から、供給口4の上方にかけて斜め下
方に緩やかに傾斜したスクレーパ6が設けられており、
このスクレーパ6の下方に凹んだV字状樋の上端縁が、
回転円盤電極基側面12または回転円盤電極他側面13
の表面に接触して、液中不純物9を掻き取る仕組となっ
ている。このスクレーパ6に続いて設けられている液中
不純物回収路34は、この掻き取られた液中不純物9を
回収するためのものである。
【0015】回転円盤電極1と隔壁アース電極7および
容器アース電極2との間には、電圧を印加するが、この
電圧の極性は、被処理液8の液中不純物9が、金属と非
金属のいずれであるかに基づいて、選択する。また、被
処理液8が油性のものである場合には、回転円盤電極1
と隔壁アース電極7および容器アース電極2との間隔1
0mmあたり、10Vから500Vの直流電圧を印加
し、被処理液8が水溶性のものである場合には、油性の
場合に比べて、ゼータ電位が低いので、回転円盤電極1
と隔壁アース電極7および容器アース電極2との間隔1
0mmあたり、1Vから50Vの直流、または、直流と
交流の重畳電圧を印加する。被処理液8が水溶性の場合
に、直流と交流の重畳電圧を印加すると、電蝕の発生お
よび酸素ガスと水素ガスの発生を防止することができ
る。
【0016】上記のような構成の本実施例の液中不純物
静電凝集吸着分離装置の作動態様は次の如くである。被
処理液8は、供給ポンプ41により被処理液分配筒31
へ供給され、この被処理液分配筒31から供給口4へ供
給され、さらに供給口4から流通路3へ供給される。こ
の供給された被処理液8は、流通路3を排出口5に向か
って流れる。この流通路3は、容器アース電極内周壁2
2と、支軸基壁25および支軸他壁26とで囲まれた容
器アース電極2の内部空間を、隔壁アース電極7により
仕切って形成され、この流通路3内には、回転円盤電極
1の1部が隔壁アース電極7と平行して没入している。
この回転円盤電極1と隔壁アース電極7および容器アー
ス電極2との間に、被処理液中の液中不純物粒子の有す
るゼータ電位を低下若しくは消失し得、かつ液中不純物
粒子が回転円盤電極1の表面に吸着し得る、液中不純物
粒子の特性に応じた大きさの電圧が印加される。
【0017】そこで、上記の電圧の印加により2つの作
用が同時に進行する。一つは、この電圧の印加により、
上述の液中不純物粒子の有するゼータ電位の低下若しく
は消失による凝集粗粒化現象である。これは、液中不純
物粒子が持つゼータ電位(界面電位)が電界によって中
和された結果生ずる現象であり、液中不純物粒子同士が
分子間力によって結合して凝集粗粒化する作用である。
1ミクロン(μm)以下の微粒子もこの凝集粗粒化によ
り粒子が大きくなる。もう一つは、電圧の印加により、
液中不純物粒子が、回転円盤電極1の電位と逆の電位に
帯電し、この帯電した液中不純物9が静電気によるクー
ロン力で、回転円盤電極没入基側面14および回転円盤
電極没入他側面15の表面に吸着される作用である。こ
のクーロン力は粒子の質量に比例し、電極間の距離の二
乗に反比例する。従って小さい粒子よりも大きい粒子の
方が帯電によるクーロン力が大きくなり、1ミクロン
(μm)以下の微粒子も凝集粗粒化により粒子が大きく
なると、回転円盤電極没入基側面14および回転円盤電
極没入他側面15の表面に付着しやすくなる。上記の両
電極間の極性および印加電圧は、これらの作用による効
果が十分得られるように設定する。また、回転円盤電極
基側面12および回転円盤電極他側面13の表面は、誘
電率の高い物質でコーティングが施こしてあるので、粒
子はさらに付着しやすくなる。上記の作用により、被処
理液中の液中不純物粒子が凝縮して粒子が大きくなると
共に、この粒子が回転円盤電極没入基側面14および回
転円盤電極没入他側面15に付着、堆積する。
【0018】この回転円盤電極1は、回転しながらその
回転円盤電極基側面12および回転円盤電極他側面13
の一部が被処理液中に没入する。そして、被処理液中で
この回転円盤電極没入基側面14および回転円盤電極没
入他側面15の表面に付着、堆積した液中不純物9は、
回転円盤電極1の回転により、被処理液8の液外に移動
し、スクレーパ6で回転円盤電極基側面12および回転
円盤電極他側面13の表面から除去される。そして、こ
の回転円盤電極基側面12および回転円盤電極他側面1
3は、回転円盤電極1の回転により再び被処理液8中に
没入するので、上記の作用が繰り返し行なわれる。一
方、流通路3を流れる被処理液8は、排出口5に到着す
るまでにその液中に含まれる液中不純物9が除去され、
排出口5から被処理液排出筒33に排出される。従って
被処理液8を供給口4から供給して流通路3内を流通さ
せ、排出口5から排出する処理を継続することによっ
て、被処理液8の液中不純物9の静電凝集吸着分離を連
続して行なうことができる。
【0019】上記で説明した、被処理液の液中不純物の
静電凝集吸着分離作用は、被処理液の種類によってその
進行速度が異なる。そのため、回転円盤電極と隔壁アー
ス電極および容器アース電極との間の印加電圧の極性や
電圧値、回転円盤電極の回転速度、および、液中不純物
静電凝集吸着分離装置の供給口へ供給する被処理液の供
給量を変化させて、最も効率的な分離が行なえるような
それぞれの最適値を追求することにより、被処理液に最
適な静電凝集吸着分離を行なうことができる。
【0020】下記の表1から表4は、本実施例の液中不
純物静電凝集吸着分離装置を用いて、加工油の被処理液
の処理を行った実験結果である。この実験では、本実施
例の液中不純物静電凝集吸着分離装置により、一定量の
加工油の被処理液について、液中不純物の静電凝集吸着
分離を3回転繰り返して行っている。但しスクレーパ6
は使用せず、本実施例の液中不純物静電凝集吸着分離装
置から取り外している。従ってこの実験は、本実施例の
液中不純物静電凝集吸着分離装置における、静電凝集作
用の効果を測定したものである。各表は、液中不純物粒
子の全粒子量に対する、異なるサイズの各粒子の量の占
める割合を表したものである。表1は処理前の、表2は
第1回目処理後の、表3は第2回目処理後の、そして表
4は第3回目処理後のデータである。尚、これらのデー
タは、測定した全ての粒径に対する原データから、各表
に記載の粒径のデータのみを抽出したものである。従っ
て、原データでは占有率の合計が100%になるが、各
表のデータでは合計が100%とならない。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】上記の実験データによれば、例えば粒径
0.1μm以下の粒子の占める割合は、処理前は28.
5%、第1回目処理後は、23.6%、第2回目処理後
は、23.3%、そして第3回目処理後は、17.8%
であり、回を重ねるごとに減少している。逆に、粒径
2.0μm、粒径3.0μm、粒径4.0μm、粒径
5.0μm以上の粒子は、処理前から第2回目処理後ま
でのデータには全く存在していなかったのが、第3回目
処理後のデータには存在している。即ち、小さい粒子は
減少し、大きい粒子は増加しており、このことから処理
時間が経過するにつれて静電凝集作用が進行しているこ
とがわかる。
【0026】前述の通り、小さい粒子よりも大きい粒子
の方が帯電によるクーロン力が大きく、回転円盤電極に
付着しやすくなる。そうすると、上記の実験データによ
れば処理の進行につれて大きい粒子が増加しており、従
って回転円盤電極への液中不純物粒子の付着も増加す
る。
【0027】上記の実験では、同時に、印加電圧の大き
さによる凝集効果を調べたが、500Vでピークに達
し、それ以上では効果が著しく落ちることが確認され
た。これは、油中におけるゼータ電位がDC500Vで
中和できることを示している。
【0028】上述のように、本実施例の液中不純物静電
凝集吸着分離装置では、被処理液内の1ミクロン(μ
m)以下の液中不純物にも効果があり、回転円盤電極を
用いることで連続処理が可能である。また、回転円盤電
極と隔壁アース電極および容器アース電極との間にかけ
る電圧は、最高でも500Vクラスであることから、1
万ボルトクラスの高電圧をかける必要はなく、また、フ
イルター等の2次廃棄物となるような消耗品も使用しな
い。従って、本実施例の液中不純物静電凝集吸着分離装
置によれば、被処理液内の1ミクロン(μm)以下の液
中不純物にも効果があり、且つ、連続処理が可能な、取
り扱いが容易で、地球環境汚染防止に配慮した被処理液
用の液中不純物静電凝集吸着分離装置が提供できる。
【0029】上記の本実施例では回転円盤電極の回転方
向は、流通路における被処理液の流通方向と同方向とし
ていたが、逆向きとしてもよい。ただしこの場合は、ス
クレーパの取り付け位置が現位置とは反対側となる。ま
た本実施例では、回転円盤電極基側面および回転円盤電
極他側面に付着した液中不純物をスクレーパにより掻き
取って除去したが、これに限られず、例えばバキューム
を使用した吸引除去による方法も考えられる。
【0030】上記の本実施例では回転円盤電極を使用し
ているが、回転円盤電極の代わりに、回転ドラム電極を
使用する方法も考えられる。しかし、液中不純物の吸着
面となる回転ドラム電極外周面の面積は、使用する容器
アース電極の容積を同一とし、回転ドラム電極の、直径
および電極間隔を回転円盤電極と同じとした場合、回転
円盤電極の表裏を合わせた面積の、約1/4しかなく、
単位時間あたりの処理流量が、回転円盤電極の場合の約
1/4にしかならない。従って、回転ドラム電極を用い
るよりも、回転円盤電極を用いた液中不純物静電凝集吸
着分離装置が推奨される。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の液中不純物静電凝集吸着
分離装置によれば、回転円盤電極と、隔壁アース電極お
よび容器アース電極との間に、被処理液中の液中不純物
粒子の有するゼータ電位を低下若しくは消失し得、且
つ、液中不純物粒子が回転円盤電極の表面に吸着し得
る、液中不純物粒子の特性に応じた大きさの電圧を印加
すると共に、回転円盤電極を回転させ、被処理液外に移
動した回転円盤外周面に付着した液中不純物を除去する
ので、被処理液内の1ミクロン(μm)以下の液中不純
物にも効果があり、回転円盤電極を用いることで連続処
理が可能な液中不純物静電凝集吸着分離装置が提供でき
る。また、フイルター等の2次廃棄物となるような消耗
品も使用しないので、取り扱いが容易で、地球環境汚染
防止に配慮した液中不純物静電凝集吸着分離装置が提供
できる。
【0032】請求項2記載の液中不純物静電凝集吸着分
離装置によれば、回転円盤電極の両側面の表面に、誘電
率の高い物質でコーティングが施こしてあるので、粒子
の付着、堆積の効率の高い液中不純物静電凝集吸着分離
装置が提供できる。
【0033】請求項3記載の液中不純物静電凝集吸着分
離装置によれば、液中不純物が、金属と非金属のいずれ
であるかに基づいて、回転円盤電極と、隔壁アース電極
および容器アース電極との間に印加する電圧の極性を選
択できるので、被処理液の特性に応じた液中不純物静電
凝集吸着分離装置が提供できる。
【0034】請求項4記載の液中不純物静電凝集吸着分
離装置によれば、被処理液が油性である場合に、回転円
盤電極と、隔壁アース電極および容器アース電極との間
隔10mmあたり、10Vから500Vの直流電圧を印
加することにより、被処理液の特性に応じた液中不純物
静電凝集吸着分離装置が提供できる。また、回転円盤電
極と隔壁アース電極および容器アース電極との間にかけ
る電圧は、最高でも500Vクラスであることから、1
万ボルトクラスの高電圧をかける必要はなく、取り扱い
が容易な液中不純物静電凝集吸着分離装置が提供でき
る。
【0035】請求項5記載の液中不純物静電凝集吸着分
離装置によれば、被処理液が水溶性である場合に、回転
円盤電極と、隔壁アース電極および容器アース電極との
間隔10mmあたり、1Vから50Vの直流、または、
直流と交流の重畳電圧を印加することにより、被処理液
の特性に応じた液中不純物静電凝集吸着分離装置が提供
できる。
【0036】請求項6記載の液中不純物静電凝集吸着分
離装置によれば、供給口に前記被処理液を供給する供給
ポンプを備えると共に、供給ポンプによる供給量、およ
び、回転円盤電極の回転速度が変更可能であるので、静
電凝集吸着分離作用の最良条件を追求することができ、
被処理液に最適な静電凝集吸着分離を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の液中不純物静電凝集吸着分離装置の
縦断面説明図
【図2】本実施例の液中不純物静電凝集吸着分離装置の
上方から見た説明図
【図3】本実施例の液中不純物静電凝集吸着分離装置の
主たる構成要素の関係を示した斜視図
【符号の説明】
1 回転円盤電極 2 容器アース電
極 3 流通路 4 供給口 5 排出口 6 スクレーパ 7 隔壁アース電極 8 被処理液 9 液中不純物 11 回転円盤電極回転軸 12 回転円盤電
極基側面 13 回転円盤電極他側面 14 回転円盤電
極没入基側面 15 回転円盤電極没入他側面 21 絶縁軸受 22 容器アース
電極内周壁 23 隔壁アース電極基側面 24 隔壁アース
電極他側面 25 支軸基壁 26 支軸他壁 31 被処理液分配筒 32 ドレン 33 被処理液排出筒 34 液中不純物
回収路 35 電源 36 モータ 37 ベルト 38 回転円盤電
極プーリ 39 モータプーリ 41 供給ポンプ A 回転円盤電極回転方向 B 被処理液流通
方向 C 液中不純物排出方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/48 C02F 1/48 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平支持された回転軸に並設された複数
    の回転円盤電極と、 前記回転軸の両端を支える両支軸壁を備えた、前記回転
    軸と同軸で略半円筒形の容器で、且つ、被処理液が満た
    された容器アース電極と、 前記容器アース電極と同電位の複数の隔壁アース電極
    と、 前記容器アース電極の内周壁と前記両支軸壁とで囲まれ
    た前記容器アース電極の内部空間が、前記隔壁アース電
    極により前記両支軸壁と並行して仕切られた空間であっ
    て、前記回転円盤電極の1部が前記隔壁アース電極と平
    行して緩入している前記被処理液の複数の流通路と、 前記流通路の入口付近に設けられ、前記流通路に前記被
    処理液を供給する供給口と、 前記流通路の出口付近に設けられ、前記流通路から前記
    被処理液を排出する排出口と、 前記回転円盤電極と、前記隔壁アース電極および前記容
    器アース電極との間に、前記被処理液の液中不純物粒子
    が凝集するようにその粒子の有するゼータ電位を低下若
    しくは消失し得、且つ、前記液中不純物粒子が前記回転
    円盤電極の両側面の表面の1部分であって、前記被処理
    液中に没入している没入両側面の表面に吸着し得る、前
    記液中不純物粒子の特性に応じた大きさの電圧を印加す
    る、電圧印加手段と、 前記回転円盤電極の回転により、その前記表面に吸着し
    て前記被処理液の液外に移動した前記液中不純物を、前
    記回転円盤電極の前記表面から除去する不純物除去手段
    と、 でなる液中不純物静電凝集吸着分離装置。
  2. 【請求項2】 前記回転円盤電極の前記両側面の前記表
    面に、誘電率の高い物質によるコーティングを施した、
    請求項1記載の液中不純物静電凝集吸着分離装置。
  3. 【請求項3】 前記液中不純物が、金属と非金属のいず
    れであるかに基づいて、前記回転円盤電極と、前記隔壁
    アース電極および前記容器アース電極との間に印加する
    電圧の極性を選択してなる、請求項1または請求項2記
    載の液中不純物静電凝集吸着分離装置。
  4. 【請求項4】 前記回転円盤電極と、前記隔壁アース電
    極および前記容器アース電極との間隔10mmあたり、
    10Vから500Vの直流電圧を印加してなる、前記被
    処理液が油性である、請求項1から請求項3のいずれか
    1項に記載の液中不純物静電凝集吸着分離装置。
  5. 【請求項5】 前記回転円盤電極と、前記隔壁アース電
    極および前記容器アース電極との間隔10mmあたり、
    1Vから50Vの直流、または、直流と交流の重畳電圧
    を印加してなる、前記被処理液が水溶性である、請求項
    1から請求項3のいずれか1項に記載の液中不純物静電
    凝集吸着分離装置。
  6. 【請求項6】 前記供給口に前記被処理液を供給する供
    給ポンプを備えると共に、前記供給ポンプによる供給
    量、および、前記回転円盤電極の回転速度を変更可能と
    してなる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の
    液中不純物静電凝集吸着分離装置。
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