JPH04315523A - 放電加工機の加工液供給装置 - Google Patents

放電加工機の加工液供給装置

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JPH04315523A
JPH04315523A JP10848091A JP10848091A JPH04315523A JP H04315523 A JPH04315523 A JP H04315523A JP 10848091 A JP10848091 A JP 10848091A JP 10848091 A JP10848091 A JP 10848091A JP H04315523 A JPH04315523 A JP H04315523A
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工機に設けられ
た加工液供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工具となる電極と被加工物との
間に直接放電を発生させて、放電に伴う熱的作用(蒸発
、溶融)と、力学的作用(放電、衝撃圧力)によって被
加工物を除去加工する装置として、放電加工機はすでに
知られている。この種の放電現象を利用した加工機とし
ては、例えば主に形彫放電加工機とワイヤ放電加工機と
が知られており、水系或いは油系の加工液が貯留された
加工槽内に被加工物を設置固定し、その上方より電極を
有した加工ユニットにより放電加工を行なう。そして、
必要に応じて、例えば加工槽を移動させることにより被
加工物と電極との間に相対移動を生じさせて、所定の加
工を施す。ところで、加工にともなって微細な加工屑が
発生するが、この加工屑は安定な放電現象の妨げとなっ
て加工精度に良くない影響を与えることから、加工槽内
の加工液は、放電加工機に並設して設置された加工液供
給装置との間において常に循環され、加工屑が排除され
ている。特に、加工初期において行なわれる荒加工にお
いては、主に水系の加工液が使用されて、発生する加工
屑ないし金属スラッジの粒径も比較的大きなものとなる
。従って、水系の加工液供給装置には、加工液を貯留す
る加工液槽の前段に、粒径の大きなチップ状の加工屑を
磁石の作用で除去する加工屑分離槽を設けている。
【0003】ここで、図9に基づいて従来の放電加工機
の加工液供給装置の加工屑分離槽の説明をすると、この
加工屑分離槽2は、加工液4を貯留する水系加工液貯留
槽6の上方に設置されており、放電加工機の加工槽から
加工屑含有加工液が流入している。この加工屑分離槽2
内においては、加工屑の一部は沈殿して加工屑堆積部8
を形成し、残りは加工液中に浮遊して加工屑浮遊部10
を形成する。そして、内部に磁石12の収容された、例
えばステンレススチール製の回転ドラム14をモータ1
8により回転することにより加工屑浮遊部10中の加工
屑を上記回転ドラム14の表面に吸着させ、この吸着層
を絞りロール16へ通過させることにより加工液を絞り
出している。そして、加工液が絞り出されて比較的硬く
なった加工屑層をかき板20によりかき取り、チップボ
ックス22内へ集めていた。また加工屑浮遊部10の加
工液は、底部に設けた液出口24より上記水系加工液貯
留槽6内へ落下しており、この貯留槽6内の加工液は、
フィルタ等を通過した後、再度、放電加工機側へ供給さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置にあっては、加工屑堆積部8に堆積する加工屑が多く
なり過ぎると、堆積物が底部を通ってそのまま液出口2
4から水系加工液貯留槽6内へ落下し、加工屑を十分に
除去できないという問題があった。特に、処理能力が劣
化すると、系全体の加工屑が増加し、ひいては放電加工
性能の劣化を生ずる場合もあった。また、絞りロール1
6により水分が除去された加工屑は回転ドラム14の表
面から比較的剥離しにくくなっているので、かき板20
と回転ドラム14との接触部に加工屑の堆積24が形成
され、加工屑のチップボックス22側への排出の障害と
なる場合があった。特に、放電加工により発生した金属
性加工屑は、回転ドラム14を停止している間に固まっ
てとれなくなる傾向にあり、かき板20の先端部を損傷
する場合もあった。更に、加工屑のチップボックス22
側への排出の障害は、系全体の加工屑の増大を招くと言
う不都合もあった。本発明は、以上のような問題点に着
目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。 本発明の目的は、回転ドラムへの加工屑の吸着を促進さ
せると同時に、加工屑の回転ドラムからの剥離を容易に
行なうことができる加工液供給装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上記問題
点を解決するために、放電加工機から排出される加工屑
含有加工液を加工屑分離槽内へ導入し、前記分離槽内の
加工屑を磁石を収容した回転ドラムによって分離すると
共に、加工屑の分離された加工液を加工液槽内へ貯留し
、前記加工液槽内の加工液を前記放電加工機へ循環供給
するようになした放電加工機の加工液供給装置において
、前記加工屑分離槽内に沈殿する加工屑を攪拌する沈殿
物攪拌手段を備えるようにしたものである。第2の発明
は、上記問題点を解決するために、放電加工機から排出
される加工屑含有加工液を加工屑分離槽内へ導入し、前
記分離槽内の加工屑を磁石を収容した回転ドラムによっ
て分離すると共に、加工屑の分離された加工液を加工液
槽内へ貯留し、前記加工液槽内の加工液を前記放電加工
機へ循環供給するようになした放電加工機の加工液供給
装置において、前記磁石を有する回転ドラムにより分離
された加工屑を貯留しつつこれに含まれる加工液を分離
して前記加工液槽へ戻すための加工屑排出槽を備えるよ
うにしたものである。
【0006】
【作用】第1の本発明は、以上のように構成したので、
加工屑分離槽内に加工屑がある程度沈殿すると、沈殿物
攪拌手段が駆動して沈殿物が再度、加工液中に浮遊する
こととなり、この結果、加工屑浮遊部の加工屑量が増加
し、この加工屑の回転ドラムへの吸着が促進される。従
って、加工屑の排出が効率的に行われる。第2の本発明
は、以上のように構成したので、上記回転ドラムの表面
に吸着した加工屑は、絞りローラにかけられることなく
加工液を多量に含んだ状態で上記加工屑排出槽に貯留さ
れ、ここで分離した加工液はこの加工屑排出槽から下方
に位置する加工液槽へ落下していくことになる。従って
、加工屑は多量の加工液を含んでいるので、かき板によ
り容易にドラムからかき取られることになり、回転ドラ
ムに障害が生じることがない。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る加工液供給装置の一実
施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に
係る加工液供給装置の要部を示す断面図、図2は、本発
明に係る加工液供給装置と放電加工機との関係を示す概
略全体図である。図示するごとく放電加工機26は、ベ
ッド28上にYテーブル30、Xテーブル32を介して
設置された加工槽34を有しており、この中に被加工物
36を固定すると共に、加工液38を満たし、電極40
を上下動させつつ放電加工を行なうようになっている。 そして、このような放電加工機26に並設させて本発明
に係る加工液供給装置42が設けられる。尚、従来装置
と同一部分については同一符号を付す。本実施例におい
ては、水系の加工液と油系の加工液とを兼用する供給装
置について説明する。この加工液供給装置は、加工液槽
として比較的加工屑を多く含む加工液を貯留する加工液
貯留槽44と清浄な加工液を貯留する加工液供給槽46
とを有し、上記加工液貯留槽44は、2つの槽、すなわ
ち水系加工液槽48と油系加工液槽50により構成され
、また、上記加工液供給槽46は、2つの槽すなわち清
浄油系加工液槽52と清浄水系加工液槽54により構成
されている。
【0008】上記放電加工機26の加工槽34の底部か
ら排出される加工液は、バルブ56を介して2つに分岐
され、一方はバルブ58を介して上記油系加工液槽50
内へ導入され、他方はバルブ760を介して本発明の特
長とする加工屑分離槽62を介して上記水系加工液槽4
8内へ導入されるようになっている。この水系加工液槽
48内の加工液の一部は、その吸込口が槽内下部に位置
され、途中にポンプ66を介設した配管65により上記
加工屑分離槽62へ循環するように構成されている。ま
た更に、上記水系加工液槽48内には、大きめの加工屑
を吸い込みやすいようにその吸込口が槽内下部に位置さ
れ、途中にポンプ68及びケイソウ土が充填されたフィ
ルタ70を介設した配管72が設けられ、その突出口は
前記清浄水系加工液槽54内へ導入されている。そして
、上記油系加工液槽50と清浄油系加工液槽52との間
には、途中にポンプ74及びフィルタ76を介設した配
管78が設けられている。また、小さめの二重構造にな
された水油分離装置80には、途中にポンプ82及びフ
ィルタ84を介設してその吸込口が上記水系加工液槽4
8内の上部に位置された配管86と、途中にポンプ88
とフィルタ90を介設してその吸込口が上記油系加工液
槽50内へ位置された配管92が接続されており、分離
した水系加工液と油系加工液とをそれぞれもとに戻すよ
うに構成されている。
【0009】一方、上記清浄水系加工液槽54からは、
ポンプ94及び切換用のバルブ96を介して清浄な水系
の加工液を、また上記清浄油系加工液槽52からは、ポ
ンプ98及び切換用のバルブ100を介して清浄な油系
の加工液を、それぞれ前記放電加工機26の加工槽34
内及び電極40の近傍へ供給するように構成されている
。このように構成された加工液供給装置において、図1
に示す如く放電加工機から排出される加工屑含有加工液
を一時導入する上記加工屑分離槽62は、加工屑の分離
された水系の加工液を貯留する加工液槽としての上記水
系加工液槽48の上方に位置されている。この加工屑分
離槽62の導入口102側には、導入された加工屑含有
加工液中の過剰な加工屑を一時的に沈殿堆積させるため
の沈殿凹部104が形成されている。この分離槽2内の
中央部には、例えばステンレススチール等により筒体状
に形成された回転ドラム14が駆動手段、例えばモータ
18により回転自在に設けられている。そして、この上
記回転ドラム14内には、このドラムの内壁面に近接さ
せて、その回転方向に沿って配列された複数の磁石12
が収容されると共に、この磁石12は分離槽62側が固
定的に取付けられ、上記回転ドラム14のみが回転して
その外側表面に磁力により金属片よりなる加工屑を吸着
し得るようになっている。この分離槽62の他端の底部
には、加工屑の分離された加工液を下方に位置する上記
水系加工液槽48内へ落下させる液出口24が形成され
ている。
【0010】一方、上記回転ドラム14の一側には、そ
の先端が上記回転ドラム14の表面に接触されて下端が
斜め下方に位置された、例えばステンレススチールより
なるかき板20が回転ドラム14の長手方向に沿って設
けられており、ドラム表面に吸着堆積した加工屑をかき
取るようになっている。そして、このかき板20の下端
部には、かき取られた上記加工屑を貯留しつつこれに含
まれる加工液を分離するための本発明の第2発明の特長
とする加工屑排出槽108が設けられている。特に、本
実施例においては、上記加工屑排出槽108は、上記水
系加工液槽4の上方に位置されており、上記加工屑排出
槽108にて分離した加工液を側壁に設けた流出口11
0から水系加工液槽4内へ自然落下させるように構成さ
れている。尚、この加工屑排出槽108を上記水系加工
液槽48の上方に設置しない場合には、上記流出口11
0と水系加工液槽48との間に配管等を施して、分離し
た加工液を配管内へ自然流下させるようにしてもよい。
【0011】一方、上記加工屑分離槽62には、この槽
内に沈澱した加工屑を攪拌するための本発明の第1発明
の特長とする沈殿物攪拌手段112が設けられている。 具体的には、この攪拌手段112は、上記分離槽62内
と水系加工液槽48内とを連絡して、途中に前記ポンプ
66を介設した前記配管65よりなり、この配管65の
吸込口114は槽内の大きめの加工屑を吸い込みやすい
ように槽内下部に位置されており、また、排出口116
は上記分離槽60内の上記沈殿凹部104へ臨ませて設
けられて、加工液の噴出圧力で沈殿物を攪拌するように
構成されている。そして、上記沈殿凹部104内の所定
の高さの所には、例えば回転式のトルクセンサ120が
設けられており、沈殿物が所定量生成されるとその旨を
検知するようになっている。そして、このトルクセンサ
120の出力は、制御部120へ出力され、制御部12
0は、この出力値に基づいて前記攪拌手段112のポン
プ66を駆動し得るように構成されている。尚、上記実
施例において、水系の加工液は、加工によりイオン化す
るので、比抵抗値を適正に維持するためのイオン交換樹
脂を有する純水器(図示せず)が前記清浄水系加工液槽
54に設けられている。また、加工液は、加工による熱
で温度が上昇することから、これを所定の温度に維持す
るために、加工液供給槽46には水系、油系を問わず冷
却装置(図示せず)が設けられている。更に、水、油切
換用のバルブ、例えば58、60、96、100として
三方弁を用いてもよいのは勿論である。
【0012】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、油系の加工液が使用され
ている場合には、比較的仕上げ加工に近いことから加工
屑は小さく、放電加工機26の加工槽34から排出され
た加工屑含有加工液は、油系加工液槽50へ送られて貯
留される。この槽50内の加工液は、次にポンプ74、
フィルタ76を介して加工屑が除去されて清浄化された
後、清浄油系加工液槽52内に貯留される。そして、こ
の槽52内の清浄加工液は、ポンプ98、バルブ100
を介した後、再び前記加工機26へ向けて供給循環され
る。また、水系の加工液が使用されている場合には、荒
加工が多いことから加工屑は比較的大きく、放電加工機
26の加工槽34から排出された加工屑含有加工液は、
本発明の特長である加工屑分離槽62へ送られ、ここで
比較的大きな加工屑が除去された後、水系加工液槽48
へ貯留される。この槽48内の加工液は、次に、配管6
4を介してポンプ68に吸い上げられてフィルタ70を
経て清浄化された後、清浄水系加工液槽54内に貯留さ
れる。そして、この槽54内の清浄加工液は、ポンプ9
4、バルブ96を介した後、再び前記加工機26へ向け
て供給循環される。また、水油分離装置は、水系加工液
槽48内に混入する油分及び油系加工液槽50内に混入
する水分を吸い上げてこれらを分離してもとに戻すよう
に作用する。
【0013】以上にような水系の加工液の循環系におい
て、加工屑分離槽62内へ導入された加工屑含有加工液
は加工屑浮遊部10を形成し、この中の金属加工屑はこ
の槽内で回転する回転ドラム14の表面に磁石12によ
る磁力の作用で付着する。そして、回転ドラム14の回
転にともなって搬送され、かき板20によりドラム表面
からかき取られ、加工屑槽108へ導入される。ドラム
表面から付着した加工屑をかき取るに際して、従来装置
と異なり、加工屑は絞りローラにかけられていないこと
から、加工屑中には比較的多くの加工液が含まれており
、従って、軟らかいので容易にかき取られる。従って、
このかき板20とドラム14との接触部に加工屑が堆積
することがない。また、絞りローラも不要となる。 また、加工屑排出槽108に加工屑が貯留されるに従っ
て、従来装置の場合と比較して水分を比較的多く含んだ
加工屑から加工液は分離するが、この分離した加工液は
、排出槽108の側壁に設けた流出口110から、下方
に位置する水系加工液槽48内へ自然落下していく。 そして、含有加工屑が除去された加工液も、この分離槽
62の底部に設けた液出口24から、上記水系加工液槽
48内へ自然落下していく。
【0014】一方、加工の進行に従って、多量の加工屑
が発生すると分離槽62内の沈殿凹部104には加工屑
が沈殿堆積する傾向となる。この部分に設けられている
トルクセンサ120は、図3に示す如く沈殿物130が
少ないときには回転しているが、図4に示す如く沈殿物
130が多くなると回転が低速になり、或いは停止する
。沈殿物の増加を示すこの信号は制御部122へ伝送さ
れ、これに応じて沈殿物攪拌手段112を駆動する。 すなわちポンプ66を駆動することにより水系加工液槽
48内の加工液を、配管65を介して沈殿凹部104に
沈澱する加工屑に噴射してこれを攪拌し、浮遊部10へ
移行させる。従って、浮遊部10の加工屑の含有量が増
加するので回転ドラム14の表面へ吸着される加工屑が
増加して吸着が促進され、加工屑の排出量が増大するこ
とになる。また、配管65の吸込口114は、水系加工
液槽48の底部に位置されているので、ここに沈澱する
加工屑を再度、加工屑分離槽62へ導入することができ
、加工屑の回収効率を向上させることができる。
【0015】尚、上記実施例にあっては、沈殿物攪拌手
段112として配管65とこれに介設したポンプ66に
より構成したが、沈殿物を攪拌し得るものならばどのよ
うな構成でもよく、例えば図5に示す如くコンプレッサ
132からバルブ143を介して圧搾空気を供給して沈
殿凹部104の沈殿物130を攪拌してもよいし、図6
に示す如く超音波発信器136からの超音波により沈殿
凹部104に設けた振動子138を振動させて沈殿物1
30を攪拌してもよいし、図7に示す如く沈殿凹部10
4に回転羽根140を設けてこれをモータ142により
回転させて沈殿物130を攪拌してもよいし、更には図
8に示す如く沈殿凹部104の下方にモータ144によ
り回転するマグネット146を設け、これを回転するこ
とにより沈殿物130を攪拌するようにしてもよい。 尚、上記実施例にあっては、水系の加工液と油系の加工
液とを切替え使用する水油兼用型の放電加工機について
説明したが、水系の加工液を使用するものならばどのよ
うな放電加工機にも適用することができるのは勿論であ
る。また、本実施例にあっては、回転ドラムと磁石とは
分離した構造となっているが、これらが固定されて一体
的に回転するようにした構造の装置にも適用できる。ま
た、上記実施例にあっては第1発明の特長とする沈殿物
攪拌手段112と第2発明の特長とする加工屑排出槽1
08を共に設けた場合について説明したが、これに限定
されず、これらのいずれか一方のみを設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば次のよう
な優れた作用効果を発揮することができる。第1の発明
によれば、沈澱した加工屑を攪拌することにより、回転
ドラムへの吸着を促進させることができ、従って、加工
屑の排出効率を向上させることができる。また、加工屑
の排出効率を向上できるので、加工液に含まれる加工屑
が過度に増加することがなく、加工精度の劣化を防止す
ることができる。第2発明によれば、回転ドラムに吸着
した加工屑を容易にかきとることができるので、かき板
の損傷を防止でき、また、かき板の接触部における加工
屑の固着に起因するかき板の損傷も防止でき、長寿命化
を図ることができる。従って、上記した理由により、加
工屑の系全体からの排出効率を大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる加工液供給装置の要部を示す断
面図である。
【図2】本発明に係る加工液供給装置と放電加工機との
接続状態を示す図である。
【図3】本発明で使用するトルクセンサの動作を説明す
るための図である。
【図4】本発明で使用するトルクセンサの動作を説明す
るための図である。
【図5】本発明で使用する沈殿物攪拌手段の第1の変形
例を示す図である。
【図6】本発明で使用する沈殿物攪拌手段の第2の変形
例を示す図である。
【図7】本発明で使用する沈殿物攪拌手段の第3の変形
例を示す図である。
【図8】本発明で使用する沈殿物攪拌手段の第4の変形
例を示す図である。
【図9】従来の加工液供給装置の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
4      加工液 12    磁石 14    回転ドラム 20    かき板 26    放電加工機 34    加工槽 48    水系加工液槽(加工液槽)62    加
工屑分離槽 64    配管 65    配管 66    ポンプ 108  加工屑排出槽 112  沈殿物攪拌手段 120  トルクセンサ 122  制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  放電加工機から排出される加工屑含有
    加工液を加工屑分離槽内へ導入し、前記分離槽内の加工
    屑を磁石を収容した回転ドラムによって分離すると共に
    、加工屑の分離された加工液を加工液槽内へ貯留し、前
    記加工液槽内の加工液を前記放電加工機へ循環供給する
    ようになした放電加工機の加工液供給装置において、前
    記加工屑分離槽内に沈殿する加工屑を攪拌する沈殿物攪
    拌手段を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液供
    給装置。
  2. 【請求項2】  放電加工機から排出される加工屑含有
    加工液を加工屑分離槽内へ導入し、前記分離槽内の加工
    屑を磁石を収容した回転ドラムによって分離すると共に
    、加工屑の分離された加工液を加工液槽内へ貯留し、前
    記加工液槽内の加工液を前記放電加工機へ循環供給する
    ようになした放電加工機の加工液供給装置において、前
    記磁石を有する回転ドラムにより分離された加工屑を貯
    留しつつこれに含まれる加工液を分離して前記加工液槽
    へ戻すための加工屑排出槽を備えたことを特徴とする放
    電加工機の加工液供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5767473A (en) * 1993-10-08 1998-06-16 Sodick Co., Ltd. Method and apparatus for electrical discharge machining with an adsorption device and agitator in the work tank
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