JP2002177218A - 電子内視鏡用光源ユニット - Google Patents

電子内視鏡用光源ユニット

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JP2002177218A
JP2002177218A JP2000383204A JP2000383204A JP2002177218A JP 2002177218 A JP2002177218 A JP 2002177218A JP 2000383204 A JP2000383204 A JP 2000383204A JP 2000383204 A JP2000383204 A JP 2000383204A JP 2002177218 A JP2002177218 A JP 2002177218A
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endoscope
source unit
light
leds
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English (en)
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Tetsuya Utsui
哲也 宇津井
Kazushige Tanaka
千成 田中
Masafumi Shimada
雅史 島田
Junji Usami
準二 宇佐美
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDを光源に用いた内視鏡用光源ユニット
において、撮影に十分な光量の照明光を得る。 【解決手段】 中空の回転楕円体であるユニット本体3
1の一方の焦点Pに近い長軸上の頂点部に内視鏡のライ
トガイド14を挿入するための開口33を設ける。ユニ
ット本体31の内周面Sを鏡面加工する。LED32a
〜32c、及びLED32i〜32kをもう一方の焦点
Qに向けてユニット本体31内に設ける。LED32d
〜32hを焦点Pに向けてユニット本体31内に設け
る。ライトガイド14を回転楕円体の長軸に沿って開口
33からユニット本体31内に挿入する。焦点P付近に
内視鏡のライトガイド14の入射端14aを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の照明用光
源装置に関し、特にLEDを用いた電子内視鏡用光源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の照明用の光源としては、キセノ
ンランプやハロゲンランプなどが一般に用いられてい
る。しかし、キセノンランプやハロゲンランプには消費
電力が大きく寿命が短いという問題がある。これらの問
題に対して近年ではキセノンランプやハロゲンランプに
比べ、遥かに消費電力が低く寿命の長いLEDを内視鏡
の照明用の光源に用いることが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、LEDは出力
が小さいため撮影のための光量を十分に確保することが
困難である。
【0004】本発明は、LEDを光源に用いた内視鏡用
光源ユニットであり、撮影に十分な光量の照明光が得ら
れる内視鏡用光源ユニットを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡用光
源ユニットは、光の射出方向に指向性を有する複数のL
EDからなる第1のLED群と、中空の回転楕円体であ
って、その長軸上の一方の頂点に内視鏡のライトガイド
の入射端を挿入するための開口が設けられたユニット本
体とを備え、第1のLED群に含まれるLEDの各々
が、ユニット本体の内周面に対する第1及び第2の焦点
のうち、一方の頂点から遠い位置にある第2の焦点に向
けられ、内周面が光を鏡面反射することを特徴としてい
る。
【0006】第1のLED群は例えば、内周面に配置さ
れており、第1のLED群は、第1の焦点と、上記一方
の頂点に対する長軸上の他方の頂点との間にある長軸に
垂直な所定の平面よりも、第1の焦点側にあることが好
ましい。また、内視鏡用光源ユニットは例えば、複数の
上述したLEDからなる第2のLED群を備える。この
とき第2のLED群に含まれるLEDの各々は、第1の
焦点に向けられているとともに、第2のLED群は、第
1の焦点と、上記一方の頂点に対する長軸上の他方の頂
点との間にある長軸に垂直な所定の平面よりも、上記一
方の頂点に対して他方の頂点側にあることが好ましい。
このとき、第1の焦点を頂点とし所定の平面と内周面と
の交線を含む円錐面において、円錐面の母線と円錐面の
回転軸とがなす角が、ライトガイドの入射端における最
大入射角以下となるように所定の平面の位置が決定され
ることが好ましい。これにより、ライトガイドの入射端
に対する第1のLED群からの光の入射角を小さく保つ
ことができ、より効率的に第1のLED群の光をライト
ガイドに供給できる。また、第2のLED群は、例えば
内周面に配置されている。
【0007】内視鏡用光源ユニットは、例えば第1のL
ED群のLEDから射出される光のうち、LEDの指向
性の方向とは異なる方向へ拡散する光を第1の焦点に向
けて反射するための反射鏡を備える。これにより、拡散
する光も照明光として用いることが可能となり、より効
率のよい内視鏡用光源ユニットが得られる。
【0008】ユニット本体は好ましくは、長軸とライト
ガイドの軸が一致するように配置され、内視鏡用光源ユ
ニットは、ユニット本体を長軸に沿って移動するための
位置調整手段を備える。このとき、第1の焦点に集光さ
れるLEDによる光束の全てが入射端の端面全体から入
射されるように位置調整手段は制御されることが好まし
い。また、位置調整手段は好ましくは、ライトガイドの
径の太さに対応して駆動される。このとき、径の太さに
関する情報が内視鏡のメモリに記録されており、位置調
整手段がこの情報に基づいて制御されることが好まし
い。これにより、ライトガイドの径の太さが異なる内視
鏡を用いても、常に好適にLEDの光をライトガイドに
供給することが可能となる。
【0009】更に、本発明の内視鏡用光源ユニットは、
光の射出方向に指向性を有する複数のLEDと、回転楕
円面の一部をなし回転楕円面の1つの頂点を中心とする
凹面反射板とを備え、LEDが回転楕円体面の頂点に近
い焦点に向けられ、内視鏡のライトガイドが回転楕円面
の長軸に沿い、ライトガイドの端面が上述の焦点とは異
なる焦点から所定の位置に配されることを特徴としてい
る。
【0010】また更に、本発明の内視鏡用光源ユニット
は、複数のLEDからなる第3のLED群と、中空の回
転楕円体であって、その長軸上の一方の頂点に内視鏡の
ライトガイドの入射端を挿入するための開口が設けられ
たユニット本体とを備え、第3のLED群に含まれるL
EDの各々が、ユニット本体の内周面に対する第1及び
第2の焦点のうち、上記一方の頂点から遠い位置にある
第2の焦点に設けられ、内周面が光を鏡面反射すること
を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
である電子内視鏡装置(電子内視鏡及び映像信号処理装
置)の回路構成を概略示すブロック図である。
【0012】映像信号処理装置(プロセッサ)20に
は、電子内視鏡10がコネクタ部11を介して着脱自在
に接続される。電子内視鏡10の挿入部先端には、撮像
レンズ(対物レンズ)12及びCCD13が配置されて
おり、CCD13では、撮像レンズ12を介して被写体
の映像が検出される。CCD13で検出された映像は、
プロセッサ20内に設けられた映像信号処理回路21へ
画像信号として送られ、例えば、クランプ処理、エンハ
ンス処理、ガンマ補正や各種フィルタ処理が施される。
その後画像信号は、例えばNTSC方式のビデオ信号と
してプロセッサ20の外部に設けられたテレビモニタ4
0へ出力される。
【0013】CCD13は、プロセッサ20に設けられ
たCCD駆動回路22により駆動制御され、CCD駆動
回路22は、タイミングコントロール回路23において
生成されるタイミングパルスに基づいて制御される。ま
た、タイミングコントロール回路23は、システムコン
トロール24により制御される。
【0014】光源ユニット30は、内周面が鏡面加工さ
れた中空の回転楕円体であり、その内周面には、多数の
LED(図示2参照)が配置されている。中空の回転楕
円体内に設けられたLEDの光は、直接あるいは回転楕
円体内の鏡面加工された回転楕円面に反射されて、中空
の回転楕円体内に挿入されたライトガイド14の入射端
14aに入射される。ライトガイド14は、極細な光フ
ァイバを多数束ねたものであり、ライトガイド14に入
射された光は、内視鏡先端部の射出端14bから被写体
へ照射される。なお光源ユニット30におけるLEDの
発光動作はLED制御回路25により制御される。
【0015】また、光源ユニット30は、回転楕円体内
に挿入されたライトガイド14の軸方向(矢印A方向)
に並進的に移動できるように支持されており、その運動
はステッピングモータ26により駆動される。ステッピ
ングモータ26の運動は、ステッピングモータ駆動回路
27により制御され、ステッピングモータ駆動回路27
はシステムコントロール回路24により制御される。
【0016】システムコントロール回路24には、操作
パネル28が接続されており、システムコントロール回
路24は、操作パネル28からの信号指令に基づいて制
御される。また、電子内視鏡10のコネクタ部11に
は、例えばEEPROMなどのメモリ15が設けられて
おり、コネクタ部11がプロセッサ20に接続される
と、メモリ15はシステムコントロール回路24に電気
的に接続され、メモリ15に記録されたデータはシステ
ムコントロール回路24により読み出し可能となる。
【0017】次に図2を参照して、本発明の第1の実施
形態の光源ユニット30について説明する。図2は第1
の実施形態の光源ユニット30を回転楕円体の回転軸を
通る面で切断したときの断面図である。
【0018】光源ユニット30は、中空の回転楕円体の
形状をしたユニット本体31と複数の指向性を有するL
ED(本図では1例として、32a〜32kが図示され
ている)からなる。ユニット本体31には、その長軸上
の一方の頂点(図では左の頂点)を中心に所定の大きさ
の開口33が設けられており、ライトガイド14は、開
口33を通り長軸に沿ってユニット本体31の中に導か
れる。ユニット本体31の内周面Sには、鏡面加工が施
されてあるとともに多数のLED(32a〜32k等)
が設けられている。
【0019】点P、Qは回転楕円面であるユニット本体
31の内周面Sの焦点であり、例えば回転楕円体の長軸
に垂直な平面πよりも焦点P(第1の焦点)側にあるL
ED32a〜32c及びLED32i〜32k(第1の
LED群)は、その指向方向が焦点Q(第2の焦点)に
向けて配置されている。したがって、LED32a〜3
2c、32i〜32kの光の多くは、焦点Qを通り内周
面Sで反射され焦点Pに集光される。ライトガイド14
の入射端14aの位置は、焦点Pに略一致するように配
置されているため、LED32a〜32c、32i〜3
2kからの光は入射端14aからライトガイド14へ入
射される。一方、平面πに対し焦点Pとは反対側にある
LED32d〜32h(第2のLED群)は、その指向
方向がそれぞれ焦点Pに直接向けて配置されている。し
たがって、LED32d〜32hから照射された光は、
直接入射端14aからライトガイド14へ入射される。
入射端14aから入射されたLED32a〜32kの光
は、ライトガイド14に沿って電子内視鏡の挿入部先端
まで伝送され射出端14bから拡散光として照射され
る。なお、LED32d〜32hは、LED32a〜3
2c、32i〜32kの光の内周面Sでの反射を妨げな
いように配置されている。
【0020】なお、平面πは、図3に示されるように、
焦点Pを頂点とし、線分PQを回転軸とした頂角θの円
錐が内周面Sと交わる点を含む平面である。角θは、ラ
イトガイド14の入射端14aに光が入射可能な範囲、
あるいは入射に適した範囲に対応する。すなわち、角θ
/2は、入射端14aに光が入射可能な最大入射角、ま
たは最大入射角以下の入射に適した角度である。なお、
角θ/2が最大入射角のとき、角θはライトガイド14
の開口数NA(numerical aperture)と、 NA=n0・sin(θ/2) の関係にある。ここで、n0は入射媒質の屈折率であ
り、入射媒質が空気のときn0=1である。開口数NA
は、ライトガイド14に用いられるファイバーの材質に
応じて0.2〜1の間の値をとるので、角θはファイバ
ーの材質に応じて約23°〜180°の範囲の値とな
る。
【0021】次に図4〜図7を参照してステップモータ
29を用いた光源ユニット30の位置調整機構について
説明する。
【0022】図4は、位置調整機構を備えた光源ユニッ
ト30の断面を模式的に表している。中空の回転楕円体
であるユニット本体31は支持部材Rに固定され支持さ
れている。支持部材Rには雌ネジ部Bが設けられてお
り、この雌ネジ部BにはウォームギアWが挿通される。
ウォームギアWの軸Tはライトガイド14の軸と平行に
配置されており、ウォームギアWの一方の端はステッピ
ングモータ26の軸に結合されている。
【0023】ステッピングモータ26が正転するとウォ
ームギアWと雌ネジ部Bとの噛み合いにより、支持部材
Rは図の例えば左方向へ移動する。これにより支持部材
Rに支持された光源ユニット30は左へ移動し、ライト
ガイド14の入射端14aは相対的にユニット本体31
の焦点Qに近づく。一方、ステッピングモータ26が反
転すると、支持部材Rすなわち光源ユニット30は図の
右方向へ移動し、ライトガイド14の入射端14aは相
対的に焦点Qから遠ざかる。
【0024】図5に示されるように、光源ユニット30
は、焦点Pに向かって集光される光束LBの入射端14
aにおける断面SPが入射端14aの端面と一致すると
きに最も効果的に照明光を体腔または内蔵の内腔に伝送
・照射することができる。すなわち、図6のようにライ
トガイド14の径が細く、光束LBの入射端14aにお
ける断面SPが入射端14aの端面よりも大きいと、光
束LBの一部が入射端14aからライトガイド14へ入
射されないので、図5に示される配置に比べ、観察対象
となる体腔または内蔵の内腔に伝送される光量が減少す
る。一方、図7に示されるように、ライトガイド14の
径が太く、光束LBの入射端14aにおける断面SPが
入射端14aの端面よりも小さいと、光束LBは全てラ
イトガイド14に入射されるが、光束LBが入射される
領域は入射端14aの中心部付近の領域に限定されてし
まう。ライトガイド14は、極細な多数の光ファイバの
束(ファイバ・バンドル)からなるので、光束LBが入
射する領域が入射端14aの中心部付近の領域に限られ
ることは、この領域にある光ファイバのみに光束LBが
入射し、それ以外の領域(外縁部よりの領域)にある光
ファイバには光が入射しないこととなる。このとき射出
端14bにおいても、中心部付近の光ファイバのみから
光が照射されることとなるため光の照射される領域が狭
くなる。したがって、径の異なるライトガイドを用いる
ときには、図5のような配置となるように、光源ユニッ
ト30の位置を調整する必要がある。
【0025】例えば、図6の場合には、入射端14aの
位置における光束LBの断面が小さくなり入射端14a
の端面と一致するように、図4において焦点Pの位置を
右に移動する。すなわち光源ユニット30を上述のステ
ッピングモータ26を用いた位置調整機構により左に移
動する。また、図7の場合には、入射端14aの位置に
おける光束LBの断面が大きくなり、入射端14aの端
面と一致するように、図4において焦点Pの位置を左へ
移動する。すなわち、光源ユニット30を左へ移動す
る。
【0026】図8は、本実施形態における光源ユニット
30に対する位置調整動作のプログラムのフローチャー
トである。
【0027】電子内視鏡は、その種類毎にライトガイド
ケーブルの太さが異なるので、接続される内視鏡ごと
に、光源ユニット30の位置を調整する必要がある。本
実施形態の電子内視鏡は、例えばEEPROMからなる
メモリ15をコネクタ部11(図1参照)に備えてお
り、このメモリ15には、ライトガイドの径の太さに関
連した情報を含む内視鏡に関する情報(内視鏡データ)
が記録されている。
【0028】プロセッサの電源が投入されると、ステッ
プ101において、光源ユニット30の位置の初期化が
行われ、光源ユニット30は、上述したステッピングモ
ータ26を用いた位置調整機構により、所定の位置に自
動設定される。ステップ102では、内視鏡が接続され
るまで待機状態をとり、内視鏡が接続されると、処理は
ステップ103に移る。ステップ103では接続された
内視鏡に内視鏡データが記録されているか否かが判定さ
れる。内視鏡データが記録されているときには、ステッ
プ104において、内視鏡データのライトガイドの径に
関する情報から、光源ユニットの適正な位置を割り出
し、ステッピングモータ26を駆動して、その位置を設
定する。これによりこの処理は終了する。一方、ステッ
プ103において、内視鏡データが記録されていないと
判定されると、光源ユニット30の位置は初期位置に保
たれたまま、この処理は直ちに終了する。
【0029】以上のように、第1の実施形態によれば、
回転楕円体の鏡面処理を施した内周面に多数のLEDを
配置し、これらの光を回転楕円体の一方の焦点に集光さ
せることにより、LEDを用いた光源において十分大き
な発光出力を得ることができる。また、ライトガイドの
径の太さに応じて光源ユニットのライトガイドの入射端
に他する相対的な位置を調整できるので、ライトガイド
により常に効率よく照明光を体腔または内蔵の内腔内に
伝送・照射できる。
【0030】図5〜図6を参照した説明では、ライトガ
イドの径の太さに応じて光源ユニットの位置が調整され
たが、光源ユニットの位置の調整は、光源ユニットに挿
入されるライトガイドケーブルの長さに対応して行われ
てもよい。
【0031】次に図9〜図11を参照して、本発明の第
2〜第4の実施形態における光源ユニット30について
説明する。図9〜図11はそれぞれ第2〜第4の実施形
態の光源ユニット30の断面図である。第2〜第4の実
施形態は、第1の実施形態とLEDの配置が異なるが、
その他の点では第1の実施形態と同様である。以下、各
実施形態について第1の実施形態から異なる部部につい
て説明する。
【0032】第2の実施形態の光源ユニット30Aは、
第1の実施形態のユニット本体31(図2参照)の内周
面Sから、平面πに対し焦点Pとは反対側に設けられた
LED(32d〜32h)を取り除いた構造をしてい
る。すなわち、光源ユニット30’に設けられたLED
の光は全て、鏡面加工された回転楕円体の内周面Sで反
射された後、入射端14aよりライトガイド14へ入射
される。これにより、第2の実施形態でも第1の実施形
態と同様の効果が得られる。また第2の実施形態の光源
ユニット30Aでは、回転楕円体の中心よりも焦点Q側
に設けられたLED(32d〜32h)の取付けを行わ
ないので、第1の実施形態よりも簡略かつ低コストで製
造することができる。
【0033】第3の実施形態の光源ユニット30Bは、
第1の実施形態の光源ユニット30の内周面Sに反射鏡
33a、33kを設けた構造をしている。光源ユニット
30B内に設けられたLED(32a〜32k)から射
出される光は、LEDの持つ指向特性により、その大部
分はLEDが向けられた方向に射出されるが、一部の光
は放射状に拡散して放射される。しかし、ユニット本体
31の内周面Sは、焦点Qを通る光を焦点Pへ反射する
が、焦点Qを通らない光は焦点Pへ反射されないので、
内周面Sの反射だけでは、このような光はライトガイド
14に入射されず照明光としては用いられない。反射鏡
33a、33kは、それぞれLED32a、32kから
射出された光のうち、LEDの方向とは違う方向へ射出
された光の一部をそれぞれ焦点Pに向け反射させるため
の反射鏡である。図10に例示された反射鏡33a、3
3kではそれぞれ3つの反射面が設けられている。
【0034】以上のように、第3の実施形態においても
第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、反射
鏡33a、33kにより、より多くの光をライトガイド
14へ供給できる。
【0035】第4の実施形態の光源ユニット30Cで
は、LEDはユニット本体31の内周面には設けられて
いない。複数のLEDは、焦点Qの回りに球状にLED
光源35として配置されている。LED光源35はユニ
ット本体31の焦点Qに近い頂点から長軸に沿って延び
る光源支持部材34により支持される。LED光源35
から照射される光は、略焦点Qから四方へ放射される光
に対応するので、それぞれの光は鏡面加工が施された内
周面Sで焦点Pに向けて反射される。
【0036】以上により、第4の実施形態においても、
第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】なお、第1〜第4の実施形態において、L
EDは回転楕円体の内周面に配置されていたが、例えば
図3において、平面πよりも右側の回転楕円面のみ反射
面として残し、平面πよりも左側のLEDは他の支持部
材により焦点Qに向けて支持されていてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、LED
を光源に用いた内視鏡用光源ユニットにおいて、撮影に
十分な光量の照明光が得られる内視鏡用光源ユニットが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である電子内視鏡装置
(電子内視鏡及びプロセッサ)の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施形態における回転楕円体型の光源ユ
ニットの断面を模式的に表す図である。
【図3】図2の平面πの位置について説明する図であ
る。
【図4】本実施形態における位置調整機構を模式的に表
す図である。
【図5】位置調整機構により適切な位置に光源ユニット
が配置されたときのライトガイドの入射端と光束との関
係を示す図である。
【図6】光源ユニットの配置が図5に示された状態で、
ライトガイドの径が細くなったときのライトガイドの入
射端と光束との関係を示す図である。
【図7】光源ユニットの配置が図5に示された状態で、
ライトガイドの径が太くなったときのライトガイドの入
射端と光束との関係を示す図である。
【図8】本実施形態における位置調整動作のプログラム
のフローチャートである。
【図9】第2の実施形態における光源ユニットの断面を
模式的に表す図である。
【図10】第3の実施形態における光源ユニットの断面
を模式的に表す図である。
【図11】第4の実施形態における光源ユニットの断面
を模式的に表す図である。
【符号の説明】
14 ライトガイド 14a 入射端 30 光源ユニット 31 ユニット本体 32a〜32c、32i〜32k LED(第1のLE
D群) 32d〜32h LED(第2のLED群) S 内周面 P 内周面の焦点(第1の焦点) Q 内周面の焦点(第2の焦点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 雅史 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 宇佐美 準二 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 CA04 4C061 GG01 QQ07 QQ09 RR02 RR11 RR17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の射出方向に指向性を有する複数のL
    EDからなる第1のLED群と、 中空の回転楕円体であって、その長軸上の一方の頂点に
    内視鏡のライトガイドの入射端を挿入するための開口が
    設けられたユニット本体とを備え、 前記第1のLED群に含まれるLEDの各々が、前記ユ
    ニット本体の内周面に対する第1及び第2の焦点のう
    ち、前記一方の頂点から遠い位置にある第2の焦点に向
    けられ、前記内周面が光を鏡面反射することを特徴とす
    る内視鏡用光源ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1のLED群が、前記内周面に配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡
    用光源ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1のLED群が、前記第1の焦点
    と前記一方の頂点に対する前記長軸上の他方の頂点との
    間にある前記長軸に垂直な所定の平面よりも、前記第1
    の焦点側にあることを特徴とする請求項1に記載の内視
    鏡用光源ユニット。
  4. 【請求項4】 光の射出方向に指向性を有する複数のL
    EDからなる第2のLED群を備え、前記第2のLED
    群に含まれるLEDの各々が、前記第1の焦点に向けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光
    源ユニット。
  5. 【請求項5】 前記第2のLED群が、前記第1の焦点
    と前記一方の頂点に対する前記長軸上の他方の頂点との
    間にある前記長軸に垂直な所定の平面よりも、前記一方
    の頂点に対して他方の頂点側にあることを特徴とする請
    求項4に記載の内視鏡用光源ユニット。
  6. 【請求項6】 前記第2のLED群が、前記内周面に配
    置されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡
    用光源ユニット。
  7. 【請求項7】 前記第1の焦点を頂点とし前記所定の平
    面と前記内周面との交線を含む円錐面において、前記円
    錐面の母線と前記円錐面の回転軸とがなす角が、前記ラ
    イトガイドの入射端における最大入射角以下となるよう
    に前記所定の平面の位置が決定されることを特徴とする
    請求項3又は請求項5に記載の内視鏡用光源ユニット。
  8. 【請求項8】 前記第1のLED群のLEDから射出さ
    れる光のうち、前記LEDの指向性の方向とは異なる方
    向へ拡散する光を前記第1の焦点に向けて反射するため
    の反射鏡を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内
    視鏡用光源ユニット。
  9. 【請求項9】 前記ユニット本体が、前記長軸と前記ラ
    イトガイドの軸が一致するように配置され、前記ユニッ
    ト本体を前記長軸に沿って移動するための位置調整手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光
    源ユニット。
  10. 【請求項10】 前記第1の焦点に集光される前記LE
    Dによる光束の全てが前記入射端の端面全体から入射さ
    れるように前記位置調整手段が制御されることを特徴と
    する請求項9に記載の内視鏡用光源ユニット。
  11. 【請求項11】 前記位置調整手段が前記ライトガイド
    の径の太さに対応して駆動されることを特徴とする請求
    項9に記載の内視鏡用光源ユニット。
  12. 【請求項12】 前記径の太さに関する情報が内視鏡の
    メモリに記録されており、前記位置調整手段が前記情報
    に基づいて制御されることを特徴とする請求項11に記
    載の内視鏡用光源ユニット。
  13. 【請求項13】 光の射出方向に指向性を有する複数の
    LEDと、 回転楕円面の一部をなし前記回転楕円面の1つの頂点を
    中心とする凹面反射板とを備え、 前記LEDが前記回転楕円体面の前記頂点に近い焦点に
    向けられ、内視鏡のライトガイドが前記回転楕円面の長
    軸に沿い、前記ライトガイドの端面が前記焦点とは異な
    る焦点から所定の位置に配されることを特徴とする内視
    鏡用光源ユニット。
  14. 【請求項14】 複数のLEDからなる第3のLED群
    と、 中空の回転楕円体であって、その長軸上の一方の頂点に
    内視鏡のライトガイドの入射端を挿入するための開口が
    設けられたユニット本体とを備え、 前記第3のLED群に含まれるLEDの各々が、前記ユ
    ニット本体の内周面に対する第1及び第2の焦点のう
    ち、前記一方の頂点から遠い位置にある第2の焦点に設
    けられ、前記内周面が光を鏡面反射することを特徴とす
    る内視鏡用光源ユニット。
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