JP2009279309A - 内視鏡光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのレーザー光源によって励起光と白色光の両方を照射する。
【解決手段】内視鏡システム10は、プロセッサ20と内視鏡11とを備える。プロセッサ20に、レーザー光を発するためのレーザー光源21を設ける。内視鏡11にはライトガイド15を挿入する。レーザー光源21とライトガイド15の入射端の間におけるレーザー光の光路上に、波長変換部材27を配置する。レーザー光源21からのレーザー光は、波長変換部材27で波長変換されて、白色光としてライトガイド15を介して内視鏡11の先端部11aから出射する。波長変換部材27はモータ29によって移動させられ、レーザー光の光路から退避可能である。波長変換部材27が光路から退避した場合、レーザー光源21からのレーザー光は、波長変換部材27で波長変換されずに、励起光として内視鏡11の先端部11aから出射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体内の蛍光物質を励起するための励起光と、生体を可視帯域の波長で照明するための通常光とを出射することが可能な内視鏡光源装置に関する。
紫外光や青色光等の特定波長の励起光を、生体に照射すると生体内組織が自家蛍光を発することが知られている。自家蛍光の発光強度は、正常組織の方が病変組織より強く、この自家蛍光の特性を利用した自家蛍光内視鏡システムが広く使用されている。
自家蛍光内視鏡システムでは、可視帯域の波長を有する通常光を照射し生体を観察する通常光画像観察と、励起光を照射し生体が発する自家蛍光を観察する蛍光画像観察とが切り換えられるようになっている。そして、医師等の使用者は、通常光画像と、蛍光画像の両方を参照しつつ、病変組織を発見する。
近年、通常光の光源として、キセノンランプやハロゲンランプに代えて、青色レーザー
を用いることが検討されつつある。青色レーザーを用いる場合、青色レーザー光源から発した光を波長変換して白色光を得るために、波長変換部材が必要とされる。波長変換部材は、例えば、レーザー光源と、レーザー光を内視鏡先端部まで導くライトガイドの間や、ライトガイドの先端部に配置されることが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−205195号公報
しかしながら、従来の自家蛍光内視鏡システムでは、励起光と通常光を発するための光源は、別々に設けられており、例えば特許文献1においても、青色レーザー光源は自家蛍光観察に使用される照明光のみを照射する構成となっている。そのため、従来の自家蛍光内視鏡システムでは、光源装置に通常光画像用の光源と、自家蛍光画像用の光源を設けなければならず、光源装置の構成が複雑になっている。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて成されてものであり、光源装置内に2つの光源を設けなくとも、通常光画像観察と自家蛍光画像観察のいずれも行うことができる内視鏡用光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内視鏡光源装置は、レーザー光を出射し、そのレーザー光を内視鏡に挿入されたライトガイドの入射端から入射して出射端から出射させるレーザー光源と、レーザー光源と上記ライトガイドの入射端の間におけるレーザー光の光路上に配置し、レーザー光の少なくとも一部を波長変換する波長変換部材と、波長変換部材を光路から退避するように移動させる移動手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る内視鏡光源装置は、さらに入射端の径を識別する識別手段をさらに備えていても良い。そして、その識別された径に応じて、入射端におけるレーザー光のビーム径を変化させることが好ましい。
波長変換部材の光路上における位置を、光路に沿う方向に変位させることによって、上記ビーム径を変化させることが好ましい。但し、レーザー光源と入射端の間におけるレーザー光の光路上に、レーザー光を集光するための集光光学系が設けられる場合、集光光学系の少なくとも一部の光路上における位置を、光路に沿う方向に変位させることによって、ビーム径を変化させても良い。
内視鏡は、内視鏡光源装置に着脱自在に取り付け可能であると共に、内視鏡には径に関するデータを格納しているメモリが設けられていたほうが良く、上記識別手段は、そのデータを読み出すことによって径を識別することが好ましい。
例えば、レーザー光源からのレーザー光は、第1の集光光学系で集光されて波長変換部材に入射されると共に、波長変換部材から出射される光は、第2の集光光学系で集光されて入射端に入射される。例えば、レーザー光源は、生体組織に照射されると蛍光を発光させる励起光を照射すると共に、波長変換部材は、励起光を波長変換して白色光を出射する。
本発明に係る内視鏡光源装置は、レーザー光を照射し、そのレーザー光を内視鏡に挿入されたライトガイドの入射端から入射して出射端から出射するレーザー光源と、入射端の径を識別する識別手段とを備え、前記識別された径に応じて、前記入射端における前記レーザー光のビーム径を変化させることを特徴とする。
以上のように、本発明においては、波長変換部材を移動させることによって、単一のレーザー光源から通常光と励起光の両方を出射することが可能になる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡システムのブロック図である。図1に示すように、内視鏡システム10は、プロセッサ20、内視鏡11及びモニタ50で構成される。プロセッサ20は、内視鏡11で得られた画像信号を処理するための装置として使用されると共に、レーザー光源21が設けられ、光源装置としても使用される。プロセッサ20にはコネクタ22が設けられており、内視鏡11は、コネクタ22を介してプロセッサ20に接続される。本実施形態では、レーザー光源21はレーザーダイオードから成る。
内視鏡11は、体内に挿入させられて体内を観察するためのスコープであって、その先端部11aには、配光レンズ12、及び対物レンズ13が配設される。先端部11aにおいて、対物レンズ13の光軸後方には、撮像素子14が配設される。撮像素子14は、内視鏡11内に設けられた撮像素子駆動回路16から出力される撮像素子駆動信号によって駆動が制御されている。
プロセッサ20は、システムコントローラ23及びタイミングコントローラ24を備える。システムコントローラ23は、内視鏡システム10全体の動作制御を行う。タイミングコントローラ24は、後述する各処理回路や駆動回路等へ駆動の同期をとるための制御信号を出力する。
内視鏡11は、その内部に挿入され、光ファイバーバンドルから構成されるライトガイド15を備える。ライトガイド15の一方の端部(出射端15B)は、配光レンズ12の光軸後方に配置されている。また、内視鏡11がプロセッサ20に接続されると、ライトガイド15の他方の端部(入射端15A)は、プロセッサ20内部に配置され、レーザー光源21に光学的に接続されることとなる。
レーザー光源21はプロセッサ20内のレーザー駆動回路25によって駆動させられる。レーザー光源21と入射端15Aの間におけるレーザー光源21の光路上には、レーザー光源21側から順に第1の集光光学系26(第1の集光レンズ)、波長変換部材27、第2の集光光学系28(第2の集光レンズ)が配置されている。波長変換部材27は、蛍光体から成る板状の部材であって、ステッピングモータ等から成るモータ29によって移動させられる。波長変換部材27は、モータ29によって光路から退避させられ、若しくは退避させられた後、再度光路上に配置されるように移動させられることが可能であり、さらには光路に沿う方向に移動させられることも可能である。なお、波長変換部材27を移動させるための手段としては、モータ29の代わりに圧電素子等他の公知の移動手段が使用されても良い。
レーザー光源21から発するレーザー光としては、例えば、ピーク波長が400〜500nmの青色光若しくは紫色光が使用される。以下の説明では、図2に示すように、ピーク波長が408nmの青色光である例を示す。
レーザー光源21から発したレーザー光は、第1の集光光学系26で集光されて、波長変換部材27に入射される。そして図3に示すように、レーザー光は波長変換部材27において、一部の光が吸収されて上記ピーク波長(408nm)より長い波長を持つ光(700nmまでの光、例えば黄色光)に変換され、その他の光が波長変換されずに波長変換部材27を透過する。これにより、波長変換された光と波長変換されなかった光が合成されて、白色光として波長変換部材27から出射される。その白色光は、第2の集光光学系28で再び集光されてライトガイド15の入射端15Aに入射される。ライトガイド15に入射された光は、その内部を伝播して出射端15Bから出射し、そして配光レンズ12を介して内視鏡11の先端部11aから出射される。
内視鏡11には、スイッチ30が設けられており、スイッチ30が操作されることによって、各種指示信号がシステムコントローラ23に入力され、システムコントローラ23は指示信号に基づいて内視鏡システム10の動作を制御する。システムコントローラ23は、例えばスイッチ30からの指示信号によって、観察モードを切り替える。
観察モードが通常光画像観察モードである場合、上述したように波長変換部材27がレーザー光の光路上に配置されることにより、通常光(白色光)が内視鏡11の先端部11aから出射され、通常光画像観察が行われる。一方、観察モードが通常光画像観察モードから蛍光画像観察モードに切り替えられると、レーザー光源21の光路から波長変換部材27がモータ29によって退避させられる。そして蛍光画像観察モードでは、レーザー光源21から発した青色光は、波長変換部材27を通らずに、第1及び第2の集光光学系26、28で集光された後、ライトガイド15を介して、青色光(励起光)として内視鏡11の先端部11aから出射され、蛍光画像観察が行われる。
先端部11aから出射された白色光は、生体内の患部(被写体)に照射され、被写体から反射した光が、対物レンズ13を介して、被写体像として撮像素子14の受光面に受光される。一方、先端部11aから出射された青色光は、生体内の患部(被写体)に照射され、生体組織では青色光によって被写体が励起され、励起された被写体が自家蛍光を発する。その自家蛍光は、対物レンズ13を介して、蛍光像として撮像素子14の受光面に受光される。なお、生体内で反射された励起光は、先端部11aに設けられた不図示の励起光カットフィルタによってカットされ、撮像素子14には受光されない。
撮像素子14では被写体像又は蛍光像が光電変換され、アナログ画像信号が出力される。アナログ画像信号はプロセッサ20内の初段映像信号処理回路33でA/D変換され、その他所定の映像処理が施される。白色光の照射により得られ、映像処理が施された画像信号は、通常光画像の画像情報として、映像信号処理ブロック34の通常光画像処理回路35に入力され、通常光画像に応じた画像処理が施される。青色光の照射により得られ、映像処理が施された画像信号は、蛍光画像の画像情報として映像信号処理ブロック34の蛍光画像処理回路36に入力され、蛍光画像に応じた所定の画像処理が施される。蛍光画像処理回路36又は通常光画像処理回路35で画像処理された映像信号は、映像信号処理ブロック34の切替回路37に入力される。
切替回路37では、観察モードに応じて、後段映像信号処理回路38に入力される画像信号が切り替えられる。観察モードが通常光画像観察モードである場合、白色画像処理回路35からの画像信号が後段映像信号処理回路38に入力される。観察モードが蛍光画像観察モードである場合、蛍光画像処理回路36からの画像信号が後段映像信号処理回路38に入力される。
後段映像信号処理回路38では、入力された画像信号が、RGB形式、Y/C形式、ビデオ形式、HDMI形式の信号に変換されて出力される。モニタ50は、これら各信号のうち、画像表示可能な信号を画像として表示する。なお、通常光画像観察モードである場合、モニタ50には通常光画像が表示される一方、蛍光画像観察モードである場合、モニタ50には蛍光画像が表示される。
内視鏡11には、EEPROM等から成るメモリ17が設けられており、メモリ17にはその内視鏡11に設けられたライトガイド15の入射端15Aの径に関するデータが格納されている。システムコントローラ23は、内視鏡11がプロセッサ20に接続されると、その径に関するデータをメモリ17から読み出す。システムコントローラ23は、読み出したデータから、プロセッサ20に接続された内視鏡11が備えるライトガイド15の入射端15Aの径を識別する。その後、システムコントローラ23はモータ29を用いて、識別した径に応じて、光路上にある波長変換部材27を、レーザー光の光路に沿う方向に移動させ、径の大きさに応じた位置に波長変換部材27を配置させる。
なお、メモリ17には、内視鏡11に設けられた撮像素子14に関するデータ等その他の内視鏡11に関する各種データも格納されている。そして、その各種データも内視鏡11がプロセッサ20に接続されると読み出されて、内視鏡システム10はそのデータに基づいて制御される。
図4、5は、ライトガイドの径に応じて配置される波長変換部材27の位置を示すための模式図である。内視鏡11がプロセッサ20に接続されたとき、ライトガイド15の入射端15Aの径Wが相対的に小さいと識別された場合、図4に示すように波長変換部材27は第1の集光光学系26の焦点位置Cに配置され、或いは焦点位置Cよりも入射端15A側であって、その焦点位置Cに相対的に近い位置に配置される。これにより、波長変換部材27におけるレーザー光の輝点が小さくなるため、第2の集光光学系28で集光された光は、入射端15Aにおいてそのビーム径Rが相対的に小さくなる。したがって、入射端15Aにおけるビーム径Rは、相対的に小径な入射端15Aの径Wに対応した大きさとなる。
一方、ライトガイド15の入射端15Aの径Wが相対的に大きいと判別されると、図5に示すように、波長変換部材27は、第1の集光光学系26の焦点位置Cよりも入射端15A側であって、焦点位置Cから相対的に遠い位置に配置され、波長変換部材27におけるレーザー光の輝点が大きくなる。したがって、第2の集光光学系28で集光された光は、入射端15Aにおいてそのビーム径Rが相対的に大きくなり、これにより、入射端15Aにおけるビーム径Rは、相対的に大径な入射端15Aの径Wに対応した大きさとなる。
本実施形態では、光源としてレーザー光源21が使用され、光源の光束径が非常に細い(例えば数ミクロン程度)。したがって、その細い光束径のままライトガイド15に光学的に接続されると、ファイバーバンドルから成るライトガイド15の全てのファイバーが有効に利用されず光伝送効率が悪い。しかしながら、本実施形態では、入射端15Aにおける光(白色光)のビーム径Rが、入射端15Aの径Wに対応した大きさに調整され、ライトガイド15の多数のファイバーがロスなく使用されるので、入射光を効率良く伝送することが可能である。
また、本実施形態では、上述したように、波長変換部材27を変位させることによって、通常光と、励起光の両方を、1つの光源によって提供することができるので、プロセッサ20の構成を簡素化することができる。
なお、励起光が先端部11aから出射される場合、波長変換部材27はレーザー光の光路から退避されるが、励起光照射後、白色光が出射される場合、波長変換部材27は退避される前の位置に戻される。すなわち、本実施形態では、同じ内視鏡11が接続されている限り、白色光が照射されるときの波長変換部材27の配置位置は同じである。また、波長変換部材27は、光路に沿う方向に移動させられるとき、光路上に配置されずにレーザー光の光路から退避させられた状態で移動させられても良い。
本実施形態においては、内視鏡11から白色光が照射される時に、入射端15Aにおけるビーム径Rを変化させることができる一方、励起光が照射される時においては、入射端15Aにおけるビーム径Rを変化させることはできない。しかし、励起光が照射される時においても、入射端15Aにおけるビーム径も変化させても良い。この場合白色光の入射端15Aにおけるビーム径Rは、上述したように波長変換部材27を移動させて変位させる一方、励起光の入射端15Aにおけるビーム径Rは、第1及び第2の集光光学系26、28の少なくとも一部のレンズの光路上における位置を、光路に沿って変位させることによって変化させることが好ましい。
なお、レーザー光源21から出射されるレーザー光は、青色光若しくは紫色光に限らず、ピーク波長がこれらの光よりさらに短い紫外光であっても良い。但し、その場合も、レーザー光から出射した光は、波長変換部材27で一部又は全部が波長変換されて、波長変換部材27からは白色光が出射される。
勿論、白色光照射時及び励起光照射時のいずれにおいても、入射端15Aにおけるビーム径Rを変化させるために、波長変換部材27を変位させずに、第1及び第2の集光光学系26、28の少なくとも一部のレンズの位置を変位させても良い。
図6、7は、本発明の第2の実施形態における波長変換部材の構成を示すための図である。第1の実施形態においては、レーザー光源21から発せられたレーザー光は、第1の集光光学系26を介して波長変換部材27に入射されたが、本実施形態においてはレーザー光源21から発したレーザー光は、集光光学系を介さずに、直接波長変換部材27に入射される。
さらに本実施形態においては、プロセッサ20の内部には、波長変換部材27を支持するためのターレット51が設けられている。ターレット51は、軸Xを中心に回転可能な円板形状を呈しており、レーザー光源21の出射端は、その軸Xから所定距離離れた位置に対向するように設けられる。そして、ターレット51において、軸Xから上記所定距離離れた位置には、第1及び第2の孔52A、52Bが軸Xを挟みこむように穿設されている。第1の孔52Aの内部には、波長変換部材27が嵌め込まれていると共に、第2の穴52Bは何も嵌め込まれずに空隙となっている。ターレット51は、ステッピングモータから成るモータ29によって回転させられる。
本実施形態においては、観察モードが切り替えられると、モータ29によってターレット51が軸Xを中心に回転させられる。そして、観察モードが通常光画像観察モードである場合、レーザー光源21の出射端は、第1の孔52A、すなわち波長変換部材27に対向させられる。そして、レーザー光源21からのレーザー光は、波長変換部材27、ライトガイド15を介して、内視鏡11の先端部11a(図1参照)から白色光として出射される。
一方、観察モードが蛍光画像観察モードである場合、レーザー光源21の出射端は、第2の孔52Bに対向させられる。したがって、レーザー光源21からのレーザー光は、波長変換部材27を介さずにライトガイド15に入射され、内視鏡11の先端部11aから励起光として出射される。
以上のように、本実施形態では、第1及び第2の集光光学系26、28が設けられないので、プロセッサ20の構成をさらに簡素化することができる。
図8は、第3の実施形態に係る光源装置を示すための模式図である。第1の実施形態においては、レーザー光源21は1つしか設けられなかったが、本実施形態では、レーザー光源として第1及び第2のレーザー光源21A、21Bが設けられる。
本実施形態では、第1のレーザー光源21Aの出射端には、波長変換部材27が取り付けられている。したがって、第1のレーザー光源21Aから発せられた青色光は、波長変換部材27に入射され、そこで波長変換されて、波長変換部材27から白色光として出射される。一方、第2のレーザー光源21Bの出射端には、波長変換部材27が設けられず、第2のレーザー光源21Bから出射した光は、青色光(励起光)として使用される。
第1及び第2のレーザー光源21A、21Bの出射端は共に、光路に直交する方向にスライド移動可能な支持部材60に取り付けられている。第1及び第2のレーザー光源21A、21Bの出射端は支持部材60と共にスライド移動可能である。
ライトガイド15の入射端15Aに対向する位置には、集光光学系61が設けられている。観察モードが通常光画像観察モードである場合、第1及び第2のレーザー光源21A、21Bが支持部材60とともに適宜移動させられて、第1のレーザー光源21Aのレーザー光の光路上に、集光光学系61が配置される。そして、第1のレーザー光源21Aから発せられたレーザー光が、波長変換部材27及び集光光学系61を介して入射端15Aに入射される。これにより、本実施形態でも通常光画像観察モードでは、レーザー光は、白色光として内視鏡11の先端部11a(図1参照)から出射される。
一方、観察モードが蛍光画像観察モードである場合、第1及び第2のレーザー光源21A、21Bが支持部材60と共に適宜変位されて、第2のレーザー光源21Bのレーザー光の光路上に、集光光学系61が配置される。そして、第2のレーザー光源21Bから発せられたレーザー光は、集光光学系61を介して入射端15Aに入射される。これにより、蛍光画像観察モードでは、第2のレーザー光源21Bから発せられたレーザー光が、励起光として内視鏡11の先端部11a(図1参照)から出射される。
以上のように、本実施形態では、第1及び第2のレーザー光源21A、21Bの出射端を変位させることによって、1つのライトガイド15から白色光及び励起光の両方を出射することが可能になる。なお、本実施形態では、ライトガイド15の入射端15Aの径Wに応じて、レーザー光のレーザー径Rを変化させる場合、集光光学系61を変位させれば良い。
第1の実施形態に係る内視鏡システムを示すためのブロック図である。 レーザー光源から発せされるレーザー光の発光特性を示すグラフである。 波長変換部材で波長変換されたレーザー光の発光特性を示すグラフである。 ライトガイドの入射端の径が相体的に小さいときの波長変換部材の位置を示すための模式的な側面図である。 ライトガイドの入射端の径が相体的に大きいときの波長変換部材の位置を示すための模式的な側面図である。 第2の実施形態における波長変換部材の構成を示すための模式的な側面図である。 第2の実施形態における波長変換部材の構成を示すための模式的な斜視図である。 第3の実施形態におけるレーザー光源の構成を示すための模式的な側面図である。
符号の説明
10 内視鏡システム
11 内視鏡
15 ライトガイド
15A 入射端
17 メモリ
20 プロセッサ(内視鏡光源装置)
21 レーザー光源
23 システムコントローラ(識別手段)
26 第1の集光光学系
27 波長変換部材
28 第2の集光光学系
29 モータ(移動手段)
R ビーム径
W 入射端の径

Claims (8)

  1. レーザー光を出射し、そのレーザー光を内視鏡に挿入されたライトガイドの入射端から入射して出射端から出射させるレーザー光源と、
    前記レーザー光源と前記入射端の間におけるレーザー光の光路上に配置し、前記レーザー光の少なくとも一部を波長変換する波長変換部材と、
    前記波長変換部材を前記光路から退避するように移動させる移動手段と
    を備える内視鏡光源装置。
  2. 前記入射端の径を識別する識別手段をさらに備え、
    前記識別された径に応じて、前記入射端における前記レーザー光のビーム径を変化させることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
  3. 前記波長変換部材の前記光路上における位置を、前記光路に沿う方向に変位させることによって、前記ビーム径を変化させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡光源装置。
  4. 前記レーザー光源と前記入射端の間におけるレーザー光の光路上には、前記レーザー光を集光するための集光光学系が設けられ、
    前記集光光学系の少なくとも一部の前記光路上における位置を、前記光路に沿う方向に変位させることによって、前記ビーム径を変化させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡光源装置。
  5. 前記内視鏡は、内視鏡光源装置に着脱自在に取り付け可能であると共に、前記内視鏡には前記径に関するデータを格納しているメモリが設けられ、
    前記識別手段は、前記データを読み出すことによって前記径を識別することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡光源装置。
  6. 前記レーザー光源からのレーザー光は、第1の集光光学系で集光されて前記波長変換部材に入射されると共に、前記波長変換部材から出射される光は、第2の集光光学系で集光されて前記入射端に入射されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
  7. 前記レーザー光源から出射されるレーザー光は、生体組織に照射されると蛍光を発光させる励起光であると共に、前記波長変換部材は、前記励起光を波長変換して白色光を出射することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
  8. レーザー光を照射し、そのレーザー光を内視鏡に挿入されたライトガイドの入射端から入射して出射端から出射するレーザー光源と、
    前記入射端の径を識別する識別手段とを備え、
    前記識別された径に応じて、前記入射端における前記レーザー光のビーム径を変化させることを特徴とする内視鏡光源装置。



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