JP2009254464A - 光走査型内視鏡、光走査型内視鏡プロセッサ、および光走査型内視鏡装置 - Google Patents

光走査型内視鏡、光走査型内視鏡プロセッサ、および光走査型内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】共焦点観察および通常視界観察が可能な内視鏡を細径化する。
【解決手段】光走査型内視鏡は挿入管51の先端に光供給ファイバ53、第5のフィルタ55、励起光供給光学系56、通常光供給光学系57、およびファイバ駆動部59を有する。ファイバ駆動部59は光供給ファイバ53の先端の軸方向を傾斜させる。第5のフィルタ55を光供給ファイバから出射される光の光路上に配置する。第5のフィルタ55は励起光および蛍光を透過し、それ以外の帯域の光を反射する。通常光供給光学系57を第5のフィルタ55に反射される光の光路上に配置する。通常光供給光学系57は入射する光を集光する。励起光供給光学系56を第5のフィルタ55を透過する光の光路上に配置する。励起光供給光学系56の開口数は通常光供給光学系57の開口数より大きい。励起光供給光学系56は入射する光を集光する。
【選択図】図5

Description

本発明は、共焦点観察および通常観察のいずれにも用いることが可能な光走査型内視鏡光走査型内視鏡プロセッサ、および光走査型内視鏡装置に関する。
挿入管の先端から照射する光を観察対象領域において走査しながら、瞬間的に光が照射される点における反射光などを受光して、全体の画像を形成可能な光走査型内視鏡装置が知られている(特許文献1参照)。
また、光走査型内視鏡を用いて共焦点観察を行なうことが知られている。共焦点観察によれば、例えば1mmに満たない範囲の顕微鏡的拡大観察像を得ることが可能となる。
内視鏡の挿入および体内において顕微鏡的拡大観察を行なう位置を決定するためには、通常の内視鏡の視界の画像を観察する必要がある。しかし、前述のように共焦点観察用のシステムでは極めて狭い範囲の観察対象領域を観察可能なように設計されるため、通常の内視鏡の視界を観察することが出来ない。それゆえ、共焦点内視鏡には、共焦点観察用の光供給ファイバおよび通常視界観察用の光供給ファイバを設ける必要があった。
従来の共焦点内視鏡では別々の光供給ファイバを設けるため、挿入管の細径化が困難であり、それぞれの光供給ファイバを別々に走査するための別々のプロセッサが必要なり、また、光供給ファイバを駆動するための駆動源も挿入管の先端に別々に設ける必要があるため、構成が複雑になり製造コストが増大する点が問題であった。
特表2003−535659号公報
したがって、本発明では、共焦点観察および通常視界観察が可能で細径化および構成の簡素な光走査型内視鏡および光走査型内視鏡を制御する光走査型内視鏡プロセッサの提供を目的とする。
本発明の第1の光走査型内視鏡は、基端と先端とを有し基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ第1の帯域の光を透過し第1の帯域以外の第2の帯域の光を反射する光学フィルタと、供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタを透過した光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射し光が照射された観察対象領域の一点における光を供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、第1の光学系より開口数が小さく供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタに反射された光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、第2の光学系近辺に先端が設けられ第2の光学系から出射された光が照射された観察対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路とを備えることを特徴としている。
本発明の第2の光走査型内視鏡は、基端と先端とを有し基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ第1の帯域の光を反射し第1の帯域以外の第2の帯域の光を透過する光学フィルタと、供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタに反射された光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射し光が照射された観察対象領域の一点における光を供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、第1の光学系より開口数が小さく供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタを透過した光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、第2の光学系近辺に先端が設けられ第2の光学系から出射された光が照射された観察対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路とを備えることを特徴としている。
なお、第1の帯域は生体に照射すると蛍光を発光させる励起光および前記蛍光を含む帯域であることが好ましい。
また、供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタに反射された光を光学フィルタを透過した光の光路と平行となるように反射して第2の光学系に到達させるミラーを備え、第2の光学系は光軸が第1の光学系と平行となるように配置されることが好ましい。
また、供給光伝送路はシングルモード光ファイバであることが好ましい。
また、反射光伝送路は複数設けられることが好ましい。
本発明の光走査型内視鏡プロセッサは、基端と先端とを有し基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ第1の帯域の光を透過し第1の帯域以外の第2の帯域の光を反射する光学フィルタと供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタを透過した光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射し光が照射された観察対象領域の一点における光を供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と第1の光学系より開口数が小さく供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタに反射された光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と第2の光学系近辺に先端が設けられ第2の光学系から出射された光が照射された観察対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路とを有する光走査型内視鏡の供給光伝送路の基端に第1の帯域に含まれる第1の光および第2の帯域に含まれる第2の光をそれぞれ供給する第1、第2の光源を有する光源ユニットと、供給光伝送路の先端に入射され基端に伝送された第1の帯域に含まれる第3の光を受光して第3の光の受光量を検出する拡大像受光部と、反射光伝送路の先端から基端に伝送された観察対象領域の反射光を受光して反射光の受光量を検出する通常像受光部と、駆動部に供給光伝送路から出射する光を観察対象領域に対して走査するように供給光伝送路の先端を駆動する駆動信号を送信する走査制御部と、駆動信号と拡大像受光部が受光する第3の光の受光量とに基づいて拡大画像を作成する拡大像作成部と、駆動信号と通常像受光部が受光する反射光の受光量とに基づいて通常画像を作成する通常画像作成部とを備えることを特徴としている。
なお、供給光伝送路と拡大像受光部との間に設けられ、供給光伝送路によって伝送された光の中の第3の光を透過する光学フィルタことが好ましい。
なお、第1、第2の光源はレーザ光源であることが好ましい。
本発明の光走査型内視鏡装置は、基端と先端とを有し基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ第1の帯域の光を透過し第1の帯域以外の第2の帯域の光を反射する光学フィルタと、供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタを透過した光を集光して撮影対象領域の一点に向けて出射し光が照射された観察対象領域の一点における光を供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、第1の光学系より開口数が小さく供給光伝送路の先端から出射され光学フィルタに反射された光を集光して撮影対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、第2の光学系近辺に先端が設けられ第2の光学系から出射された光が照射された撮影対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路と、供給光伝送路の基端に第1の帯域に含まれる第1の光および第2の帯域に含まれる第2の光をそれぞれ供給する第1、第2の光源を有する光源ユニットと、供給光伝送路の先端に入射され基端に伝送された第1の帯域に含まれる第3の光を受光して第3の光の受光量を検出する拡大像受光部と、反射光伝送路の先端から基端に伝送された観察対象領域の反射光を受光して反射光の受光量を検出する通常像受光部と、駆動部に供給光伝送路から出射する光を観察対象領域に対して走査するように供給光伝送路の先端を駆動する駆動信号を送信する走査制御部と、駆動信号と拡大像受光部が受光する第3の光の受光量とに基づいて拡大画像を作成する拡大像作成部と、駆動信号と通常像受光部が受光する反射光の受光量とに基づいて通常画像を作成する通常画像作成部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、第1の帯域の光および第2の帯域の光を供給するために単一の供給光伝送路を共用することにより、挿入管の細径化、構成の簡潔化、および製造コストの低減化が可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した光走査型内視鏡および光走査型内視鏡プロセッサを有する光走査型内視鏡装置の外観を概略的に示す外観図である。
光走査型内視鏡装置10は、光走査型内視鏡プロセッサ20、光走査型内視鏡50、およびモニタ11によって構成される。なお、以下の説明において光供給ファイバ(図1において図示せず)および反射光ファイバ(図1において図示せず)の先端とは光走査型内視鏡50の挿入管51の先端側に配置される端部であり、基端とは光走査型内視鏡プロセッサ20と接続されるコネクタ52に配置される端部である。光走査型内視鏡プロセッサ20は、光走査型内視鏡50、およびモニタ11に接続される。
光走査型内視鏡プロセッサ20から観察対象領域OAに照射する光が供給される。供給された光は光供給ファイバにより挿入管51の先端に伝達され、観察対象領域内の一点(符号P1参照)に向かって照射される。光が照射された観察対象領域上の一点における反射光および蛍光が、光走査型内視鏡50の挿入管51の先端から光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達される。
光供給ファイバの先端の方向が、ファイバ駆動部(図1において図示せず)により変えられる。先端の方向を変えることにより、光供給ファイバの先端から照射される光が観察対象領域上に走査される。ファイバ駆動部は、光走査型内視鏡プロセッサ20により制御される。
光走査型内視鏡プロセッサ20は、ファイバ駆動部の制御に応じて光供給ファイバの先端方向を推定する。光走査型内視鏡プロセッサ20は光供給ファイバの先端方向における反射光および蛍光を受光し、受光量に応じた画素信号を生成する。走査する領域全体の画素信号を生成することにより、1フレームの画像信号を生成する。生成した画像信号がモニタ11に送信され、画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
図2に示すように、光走査型内視鏡プロセッサ20には、光源ユニット30、受光ユニット40(通常像受光部)、スキャン駆動回路21(走査制御部)、画像信号処理回路22(拡大像作成部、通常画像作成部)、タイミングコントローラ23、およびシステムコントローラ24などが設けられる。
後述するように、光源ユニット30から観察対象領域に照射する光が光供給ファイバに供給される。スキャン駆動回路21は、ファイバ駆動部に光供給ファイバを駆動させる。光が照射された観察対象領域の反射光および蛍光が、光走査型内視鏡50により光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達される。光走査型内視鏡プロセッサ20に伝達された光は、受光ユニット40または光源ユニット30に受光される。
受光ユニット40および光源ユニット30により、受光量に応じた画素信号が生成される。画素信号は、画像信号処理回路22に送信される。画像信号処理回路22では、画素信号が画像メモリ25に格納される。観察対象領域全体に対応する画素信号が格納されると、画像信号処理回路22は画素信号に所定の信号処理を施し、1フレームの画像信号としてエンコーダ26を介してモニタ11に送信する。
光走査型内視鏡プロセッサ20と光走査型内視鏡50とを接続すると、光源ユニット30と光走査型内視鏡50に設けられる光供給ファイバ53(供給光伝送路)とが、および受光ユニット40と反射光ファイバ54(反射光伝送路)とが光学的に接続される。また、光走査型内視鏡プロセッサ20と光走査型内視鏡50とを接続すると、スキャン駆動回路21と光走査型内視鏡50に設けられるファイバ駆動部55とが電気的に接続される。
なお、光源ユニット30、受光ユニット40、画像信号処理回路22、スキャン駆動回路21、およびエンコーダ26は、タイミングコントローラ23により各部位の動作の時期が制御される。また、タイミングコントローラ23および光走査型内視鏡装置10の各部位の動作はシステムコントローラ24により制御される。また、キーボード(図示せず)などにより構成される入力部27により、使用者によるコマンド入力が可能である。
図3に示すように、光源ユニット30は、赤色光レーザ31r(第2の光源)、緑色光レーザ31g(第2の光源)、青色光レーザ31b(第2の光源)、励起光レーザ32(第1の光源)、第1〜第4のフィルタ331〜334、集光レンズ34、蛍光受光器35(拡大像受光部)、およびレーザ駆動回路36などによって構成される。
赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、青色光レーザ31bは、それぞれ、赤色光レーザービーム(第2の光)、緑色光レーザービーム(第2の光)、青色光レーザービーム(第2の光)を発する。また、励起光レーザ32は生体に照射すると蛍光(第3の光)を発光させる励起光レーザービーム(第1の光)を発する。
第1のフィルタ331は、青色光レーザ31bが発する帯域の青色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。第2のフィルタ332は、緑色光レーザ31gが発する帯域の緑色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。第3のフィルタ333は、赤色光レーザ31rが発する帯域の赤色光を反射し、他の帯域の光を透過する光学フィルタである。第4のフィルタ334は、励起光レーザ32が発する帯域の励起光を反射し、蛍光を透過する光学フィルタである。
光供給ファイバ53と光源ユニット30とが接続された状態における光供給ファイバ53の基端側の光の出射方向に集光レンズ34、第1のフィルタ331、第2のフィルタ332、第3のフィルタ333、第4のフィルタ334、および蛍光受光器35が配置される。
第1〜第4のフィルタ331〜334は光供給ファイバ53の基端側の光の出射方向に対して45°傾斜させた状態で固定されており、青色光レーザ31bが発する青色光レーザービームは第1のフィルタ331によって、緑色光レーザ31gが発する緑色光レーザービームは第2のフィルタ332によって、赤色光レーザ31rが発する赤色光レーザービームは第3のフィルタ333によって、励起光レーザ32が発する励起光レーザービームが第4のフィルタ334によって光供給ファイバ53の基端に向かって反射される。
第1のフィルタ331によって反射された青色光レーザービーム、第2のフィルタ332によって反射され第1のフィルタ331を透過した緑色光レーザービーム、第3のフィルタ333によって反射され第1、第2のフィルタ331、332を透過した赤色光レーザービーム、および第4のフィルタ334によって反射され第1〜第3のフィルタ331〜333を透過した励起光レーザービームは集光レンズ34により集光されて、光供給ファイバ53の基端に入射する。
光走査型内視鏡装置10には、肉眼での観察と同程度の視界の範囲を観察するための通常観察モードと、1mmに満たない範囲を顕微鏡的に拡大して観察するための拡大観察モードとが設けられている。
通常観察モードにおいては、青色光レーザービーム、緑色光レーザービーム、および赤色光レーザービームが混合されたビーム状の白色光が光供給ファイバ53に供給される。一方、拡大観察モードにおいては、励起光レーザービームのみが光供給ファイバ53に供給される。
赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、青色光レーザ31b、および励起光レーザ32はレーザ駆動回路36により駆動される。なお、レーザ駆動回路36は、光走査型内視鏡プロセッサ20に設けられるタイミングコントローラ23により発光と消灯の時期を制御する。
なお、後述するように、励起光レーザービームが生体組織に照射され蛍光を発するときに、発した蛍光は光供給ファイバ53により先端から基端まで伝達される。基端に伝達された蛍光は基端から出射して、集光レンズ34、第1〜第4のフィルタ331〜334を介して蛍光受光器35に到達する。
次に、光走査型内視鏡50の構成について詳細に説明する。図4に示すように、光走査型内視鏡50には、光供給ファイバ53、反射光ファイバ54、第5のフィルタ55(光学フィルタ)、励起光供給光学系56(第1の光学系)、通常光供給光学系57(第2の光学系)、ミラー58、およびファイバ駆動部59などが設けられる。
光供給ファイバ53および反射光ファイバ54は、コネクタ52から挿入管51の先端まで延設される。前述のように、光源ユニット30から出射される白色光または励起光が、光供給ファイバ53の基端に入射する。基端に入射した光は先端まで伝達され、出射される。なお、光供給ファイバ53はシングルモード光ファイバであり、基端において入射したビーム状の光をビーム状の光のまま出射する。
ファイバ駆動部59が、光供給ファイバ53の先端付近に設けられる(図5参照)。ファイバ駆動部59は圧電素子を有する。圧電素子は、光供給ファイバ53の径方向である第1、第2の径方向、すなわち光供給ファイバ53の先端の軸方向と垂直な方向に光供給ファイバ53を傾斜させる。なお、第1の径方向は図5において上下方向、第2の径方向は図5において裏表方向とする。光供給ファイバ53の傾斜量は、スキャン駆動回路21から送信されるファイバ駆動信号により調整される。
光供給ファイバ53とから出射した光は、第5のフィルタ55に到達する。第5のフィルタ55は、励起光および蛍光を透過し、それ以外の帯域の光を反射するビームスプリッタである。第5のフィルタ55は、挿入管51の軸方向に対して傾斜するように固定される。
通常観察モードにおいては、ビーム状の白色光WLが光供給ファイバ53の先端から出射され、第5のフィルタ55によって反射される。第5のフィルタ55と平行な反射面を有するミラー58によって、第5のフィルタ55に反射されたビーム状の白色光WLはさらに反射され、通常光供給光学系57に到達する。
通常光供給光学系57は集光光学系であり、基端側から入射する白色光WLを先端側の一点(図6符号P2参照)に向けて出射する。光が照射された観察対象領域OAの一点における反射光が散乱し、散乱した反射光が反射光ファイバ54の先端に入射する。
光走査型内視鏡50には複数の反射光ファイバ54が設けられる。反射光ファイバ54の先端は、通常光供給光学系57の周囲を囲むように配置される。観察対象領域OS上の一点における散乱光は、各反射光ファイバ54に入射する。
反射光ファイバ54に入射した反射光は、反射光ファイバ54の基端まで伝達される。前述のように、反射光ファイバ54は基端において受光ユニット40に接続される。反射光ファイバ54に伝達された反射光は、受光ユニット40に向かって出射する。
一方、拡大観察モードにおいては、励起光レーザービームELが光供給ファイバ53の先端から出射され、第5のフィルタ55を透過して励起光供給光学系56に到達する。
励起光供給光学系56も集光光学系であり、基端側から入射する励起光ELを先端側の一点(図7P3参照)に向けて出射する。なお、励起光供給光学系56は、顕微鏡的拡大観察が可能なように、開口数が通常光供給光学系57より大きく、焦点距離が短くなるように定められる。図5に示すように、光供給ファイバ53を傾斜させるときの焦点の移動量は、励起光供給光学系56から出射する光のほうが通常光供給光学系57から出射する光より小さくなる。
観察対象領域OAの一点に励起光が照射されると、励起光の反射光が散乱し、また生体が蛍光を発する。反射光および蛍光が、励起光供給光学系56および第5のフィルタ55を介して光供給ファイバ53の先端に入射する。
なお、励起光供給光学系56から励起光が観察対象領域上の一点に向かって照射されるが、回折限界により、照射される一点を中心とした観察対象領域上の周囲にガウス分布の強度の励起光ELが照射される(図8参照)。顕微鏡的拡大観察を行なうためには、照射される一点のみの反射光または蛍光を検出する必要がある。
そこで、本実施形態では、光供給ファイバ53の先端に対して共焦点となる一点からの反射光および蛍光のみが光供給ファイバ53の先端に入射するため、励起光が照射される点の周囲の反射光および蛍光が排除される。
光供給ファイバ53に入射した反射光および蛍光は、光供給ファイバ53の基端まで伝達される。前述のように、光供給ファイバ53は基端において光源ユニット30に接続される。光供給ファイバ53に伝達された反射光および蛍光は、光源ユニット30に向かって出射する。
次に、反射光ファイバ54から出射された反射光、および光供給ファイバ53から出射された反射光と蛍光に基づき画像を作成する動作について説明する。以下に説明するように、通常画像モードにおいて反射光ファイバ54から出射された反射光を受光ユニット40が受光することにより、通常画像が作成される。また、拡大観察モードにおいて光供給ファイバ53から出射された反射光および蛍光を光源ユニット30が受光することにより、拡大画像が作成される。
まず、通常観察モードにおける通常画像の作成について説明する。前述のように、反射光ファイバ54から受光ユニット40に反射光が出射される。図9に示すように、受光ユニット40は、コリメータレンズ41、第1、第2のビームスプリッタ42、43、赤色受光器44r、緑色受光器44g、および青色受光器44bが設けられる。
反射光ファイバ54の基端からの散乱光の出射方向に、コリメータレンズ41、第1、第2のビームスプリッタ42、43が配置される。複数の反射光ファイバ54が束ねられたバンドルから出射する光は、コリメータレンズ41により平行光として第1のビームスプリッタ42に到達する。
第1のビームスプリッタ42はコリメータレンズ41から出射する光に対して傾斜しており、青色光成分を反射して青色受光器44bに入射させる。また、第1のビームスプリッタは青色光帯域以外の成分の光を透過して、第2のビームスプリッタ43に到達させる。
第2のビームスプリッタ43は第1のビームスプリッタ43から出射する光に対して傾斜しており、緑色光成分を反射して緑色受光器44gに入射させる。また、第2のビームスプリッタ43は緑色光帯域以外の成分の光を透過して、赤色受光器44rに入射させる。
赤色受光器44r、緑色受光器44g、および青色受光器44bは光電子倍増管であって、それぞれ反射光ファイバ54により伝達された観察対象領域上の一点における散乱光の青色光成分、緑色光成分、および赤色光成分の受光量に応じた画素信号を生成する。
赤色受光器44r、緑色受光器44g、および青色受光器44bが生成した画素信号は、画像信号処理回路22に送信される。また、画像信号処理回路22には、タイミングコントローラ23からスキャン駆動回路21を制御するのに必要なタイミング信号も送信される。
画像信号処理回路22は、タイミング信号に基づいて、光が照射されている位置を推定し、推定した位置に対応する画像メモリ25のアドレスに受信した画素信号を格納する。前述のように、照射する光を観察対象領域上に走査し、それぞれの位置における反射光に基づいて、画素信号が生成され、対応する画像メモリ25のアドレスに格納される。走査始点から走査終点までの間に格納した各位置における画素信号により、観察対象領域の像に対応する画像信号が形成される。
1フレームの画像信号が生成されると、画像信号処理回路22は画像信号に所定の信号処理を施し、エンコーダ26に送信する。エンコーダ26により画像信号が符号化され、モニタ11に送信される。前述のように、モニタ11には、受信した画像信号に基づいて、通常の肉眼での視界と同程度の範囲の観察対象領域の画像が表示される。
次に、拡大画像モードにおける拡大画像の作成について説明する。前述のように光供給ファイバ53から光源ユニット30に励起光の反射光および蛍光が出射される。前述のように、光供給ファイバ53から光の出射方向には、第1〜第4のフィルタ331〜334が配置される(図3参照)。励起光の反射光は第1〜第3のフィルタ331〜333を透過するが、第4のフィルタ334により反射される。一方、蛍光は第1〜第4のフィルタ331〜334を透過して、蛍光受光器35に入射する。
蛍光受光器35は光電子倍増管であり、光供給ファイバ53に伝達された観察対象領域上の一点における励起光により発する蛍光の受光量に応じた画素信号を生成する。生成された画素信号は、画像信号処理回路22に送信される。通常画像作成のときと同様に、画像信号処理回路22には、タイミングコントローラ23からスキャン駆動回路21を制御するのに必要なタイミング信号も送信される。
通常画像作成のときと同様に、画像信号処理回路22はタイミング信号に基づいて光が照射されている位置を推定し、推定された位置に対応する画像メモリ25のアドレスに受信した画素信号を格納する。前述のように、照射する光を観察対象領域上に走査し、それぞれの位置における蛍光に基づいて、画素信号が生成され、対応する画像メモリ25のアドレスに格納される。走査始点から走査終点までの間に格納した各位置における画素信号により、観察対象領域の像に対応する画像信号が形成される。
通常画像作成のときと同様に、1フレームの画像信号が生成されると、画像信号処理回路22は画像信号に所定の信号処理を施し、エンコータ26を介してモニタ11に送信される。前述のように、モニタ11には、受信した画像信号に基づいて、極めて狭い範囲内の顕微鏡的拡大像が表示される。
以上のように、本実施形態の光走査型内視鏡によれば、単一の光供給ファイバを用いて、通常観察用の光(赤色光、緑色光、および青色光)および拡大観察用の光(励起光)を光走査型内視鏡プロセッサから挿入管51の先端まで伝達可能である。別々の光供給ファイバを用いる必要が無いため、挿入管51の細径化、構成の簡潔化、および製造コストの低減化が可能である。また、照射光を走査せるためのファイバの駆動も別々に制御する必要が無いため、制御装置(プロセッサ)の構成の簡潔化および制御装置の製造コストの低減化が可能である。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサによれば、本実施形態の光走査型内視鏡50に拡大観察に必要な光(励起光)と通常観察に必要な光(赤色光、緑色光、および青色光)を供給可能であり、また、光走査型内視鏡50から伝達される反射光または蛍光に基づいて、通常画像に相当する画像信号および拡大画像に相当する画像信号を作成可能である。
なお、本実施形態の光走査型内視鏡および光走査型内視鏡プロセッサでは、励起光を用いて発する蛍光により共焦点観察を行なう構成であるが、通常観察を行なうための光とは帯域の異なる光を用いて、その反射光により共焦点観察を行なってもよい。ただし、本実施形態のように顕微鏡的拡大画像を作成するためには、短波長の光を照射して共焦点観察を行なうことが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、第5のフィルタ55は励起光および蛍光を透過し、赤色光レーザ31r、緑色光レーザ31g、および青色光レーザ31bから出射される赤色光、緑色光、および青色光を反射する構成であるが、逆であってもよい。
すなわち、励起光および蛍光が反射され、赤色光、緑色光、および青色光が透過される光学フィルタを第5のフィルタとして用いてもよい。ただし、この場合、第5のフィルタを透過した赤色光、緑色光、および青色光の光路上に通常光供給光学系57が配置され、第5のフィルタおよびミラーに反射された励起光の光路上に励起光供給光学系56が配置される必要がある。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、励起光供給光学系56と通常光供給光学系57との光軸が平行になるように配置される構成であるが、異なっていてもよい。ただし、通常画像の観察時に通常画像中の一部について拡大観察を行なうことが望まれており、通常観察モードおよび拡大観察モードにおける観察方向を同じにするために、両光学系56、57の光軸が平行となるように配置することが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、光供給ファイバ53はシングルモード光ファイバであるが、他の種類の光ファイバであってもよい。ただし、光走査型内視鏡および共焦点型内視鏡では観察対象領域に対して照射される光の集光径を小さくすることが好ましく、そのためには光供給ファイバ53にシングルモード光ファイバを用いることが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡では、複数の反射光ファイバ54が設けられる構成であるが、単数であっても構わない。ただし、反射光の検出感度を高くするためには、多数の反射光ファイバ54を設けることが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、通常観察モードにおいて赤色光、緑色光、および青色光を混合した白色光が光走査型内視鏡50に供給される構成であるが、どのような帯域の光を照射してもよい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、赤色光、緑色光、青色光、および励起光を出射する光源にレーザを用いる構成であるが、他の種類の光源を用いてもよい。ただし、前述のように、観察対象領域に対して照射される光の集光性を小さくすることが好ましく、強い指向性を有する光を出射するためにレーザを用いることが好ましい。
また、本実施形態の光走査型内視鏡プロセッサでは、赤色受光器44r、緑色受光器44g、青色受光器44b、および蛍光受光器35は光電子倍増管であるが、受光量に応じた受光量を検出する受光器を用いてもよい。例えば、フォトダイオードも適用可能である。
本発明の一実施形態を適用した光走査型内視鏡および光走査型内視鏡プロセッサを有する光走査型内視鏡装置の外観を概略的に示す外観図である。 光走査型内視鏡プロセッサの内部構成を概略的に示すブロック図である。 光源ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 光走査型内視鏡の内部構成を概略的に示すブロック図である。 光走査型内視鏡の挿入管先端の内部構造を示す挿入管の軸方向に沿った断面図である。 通常光供給光学系から光が出射する状態を説明するための図である。 励起光供給光学系から光が出射する状態を説明するための図である。 励起光供給光学系から出射された励起光の焦点付近における励起光の照射強度を示すグラフである。 受光ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。
符号の説明
10 光走査型内視鏡装置
20 光走査型内視鏡プロセッサ
22 画像信号処理回路
25 画像メモリ
30 光源ユニット
31r、31g、31b 赤色光レーザ、緑色光レーザ、青色光レーザ
32 励起光レーザ
331〜334 第1〜第4のフィルタ
35 蛍光受光器
40 受光ユニット
42 第1のビームスプリッタ
43 第2のビームスプリッタ
44r、44g、44b 赤色受光器、緑色受光器、青色受光器
50 光走査型内視鏡
53 光供給ファイバ
54 反射光ファイバ
55 第5のフィルタ
56 励起光供給光学系
57 通常光供給光学系
59 ファイバ駆動部

Claims (10)

  1. 基端と先端とを有し、基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、
    前記供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に、前記供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、
    前記供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ、第1の帯域の光を透過し、前記第1の帯域以外の第2の帯域の光を反射する光学フィルタと、
    前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタを透過した光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射し、光が照射された前記観察対象領域の一点における光を前記供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、
    前記第1の光学系より開口数が小さく、前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタに反射された光を集光して前記観察対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、
    前記第2の光学系近辺に先端が設けられ、前記第2の光学系から出射された光が照射された前記観察対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路とを備える
    ことを特徴とする光走査型内視鏡。
  2. 基端と先端とを有し、基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、
    前記供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に、前記供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、
    前記供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ、第1の帯域の光を反射し、前記第1の帯域以外の第2の帯域の光を透過する光学フィルタと、
    前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタに反射された光を集光して観察対象領域の一点に向けて出射し、光が照射された前記観察対象領域の一点における光を前記供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、
    前記第1の光学系より開口数が小さく、前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタを透過した光を集光して前記観察対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、
    前記第2の光学系近辺に先端が設けられ、前記第2の光学系から出射された光が照射された前記観察対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路とを備える
    ことを特徴とする光走査型内視鏡。
  3. 前記第1の帯域は、生体に照射すると蛍光を発光させる励起光および前記蛍光を含む帯域であることを特徴とする請求項1に記載の光走査型内視鏡。
  4. 前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタに反射された光を、前記光学フィルタを透過した光の光路と平行となるように反射して、前記第2の光学系に到達させるミラーを備え、
    前記第2の光学系は、光軸が前記第1の光学系と平行となるように配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の光走査型内視鏡。
  5. 前記供給光伝送路は、シングルモード光ファイバであることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の光走査型内視鏡。
  6. 前記反射光伝送路は、複数設けられることを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の光走査型内視鏡。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の光走査型内視鏡の前記供給光伝送路の基端に、前記第1の帯域に含まれる第1の光および前記第2の帯域に含まれる第2の光をそれぞれ供給する第1、第2の光源を有する光源ユニットと、
    前記供給光伝送路の先端に入射され基端に伝送された前記第1の帯域に含まれる第3の光を受光して、前記第3の光の受光量を検出する拡大像受光部と、
    前記反射光伝送路の先端から基端に伝送された前記観察対象領域の反射光を受光して、前記反射光の受光量を検出する通常像受光部と、
    前記駆動部に、前記供給光伝送路から出射する光を前記観察対象領域に対して走査するように前記供給光伝送路の先端を駆動する駆動信号を送信する走査制御部と、
    前記駆動信号と前記拡大像受光部が受光する前記第3の光の受光量とに基づいて拡大画像を作成する拡大像作成部と、
    前記駆動信号と前記通常像受光部が受光する反射光の受光量とに基づいて通常画像を作成する通常画像作成部とを備える
    ことを特徴とする光走査型内視鏡プロセッサ。
  8. 前記供給光伝送路と前記拡大像受光部との間に設けられ、前記供給光伝送路によって伝送された光における前記第3の光を透過する光学フィルタを備えることを特徴とする請求項7に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
  9. 前記第1、第2の光源はレーザ光源であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の光走査型内視鏡プロセッサ。
  10. 基端と先端とを有し、基端および先端に入射する光をそれぞれ先端および基端に伝送する供給光伝送路と、
    前記供給光伝送路の先端の軸方向と垂直な方向に、前記供給光伝送路の先端を駆動する駆動部と、
    前記供給光伝送路の先端側において先端から出射する光の光路上に設けられ、第1の帯域の光を透過し、前記第1の帯域以外の第2の帯域の光を反射する光学フィルタと、
    前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタを透過した光を集光して撮影対象領域の一点に向けて出射し、光が照射された前記観察対象領域の一点における光を前記供給光伝送路の先端に入射させる第1の光学系と、
    前記第1の光学系より開口数が小さく、前記供給光伝送路の先端から出射され前記光学フィルタに反射された光を集光して前記撮影対象領域の一点に向けて出射する第2の光学系と、
    前記第2の光学系近辺に先端が設けられ、前記第2の光学系から出射された光が照射された前記撮影対象領域の一点における反射光を先端から基端に伝送する反射光伝送路と、
    前記供給光伝送路の基端に、第1の帯域に含まれる第1の光および第2の帯域に含まれる第2の光をそれぞれ供給する第1、第2の光源を有する光源ユニットと、
    前記供給光伝送路の先端に入射され基端に伝送された前記第1の帯域に含まれる第3の光を受光して、前記第3の光の受光量を検出する拡大像受光部と、
    前記反射光伝送路の先端から基端に伝送された前記観察対象領域の反射光を受光して、前記反射光の受光量を検出する通常像受光部と、
    前記駆動部に、前記供給光伝送路から出射する光を前記観察対象領域に対して走査するように前記供給光伝送路の先端を駆動する駆動信号を送信する走査制御部と、
    前記駆動信号と前記拡大像受光部が受光する前記第3の光の受光量とに基づいて拡大画像を作成する拡大像作成部と、
    前記駆動信号と前記通常像受光部が受光する反射光の受光量とに基づいて通常画像を作成する通常画像作成部とを備える
    ことを特徴とする光走査型内視鏡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015027470A (ja) * 2014-08-25 2015-02-12 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

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