WO2020071139A1 - 医療用観察システム、医療用光源装置、及び医療用照明方法 - Google Patents

医療用観察システム、医療用光源装置、及び医療用照明方法

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Abstract

本技術の一形態に係る医療用観察システムは、光源と、光学部材と、第1の導光体と、撮像素子とを具備する。前記光源は、各々が光を出射する複数の発光素子を有する。前記光学部材は、前記複数の発光素子から出射された光を反射し、第1の領域に入射するように配置される。前記第1の導光体は、前記第1の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する。前記撮像素子は、前記導光された光を術野に照射し、被写体から反射された光を撮像する。

Description

医療用観察システム、医療用光源装置、及び医療用照明方法
 本技術は、医療用の観察に用いられる医療用観察システム、医療用光源装置、及び医療用照明方法に関する。
 従来、内視鏡装置や顕微鏡装置等の生体組織を観察する観察装置の光源が開発されている。最近では、このような医療用の観察装置の光源として、従来から用いられていたランプ光源に代えて、LD(Laser Diode)等の発光素子が用いられる機会が増えてきている。
 例えば、特許文献1には、術野を観察する観察装置に用いられる照明装置が記載されている。この照明装置には、光の3原色に対応する光を出射する3つのレーザ光源が設けられる。各レーザ光源から出射されたレーザ光は、各波長帯域の光を反射する3つのダイクロイックミラーにより1つの光束として合波される。合波された光束は、各レーザ光の発散角を統一して照射時の色むら等を低減する拡散部材を通過する。拡散部材を通過した光束は、他の白色光と合波され、集光レンズを介してライトガイドに集光される。(特許文献1の明細書段落[0027][0037][0039][0046][0077]図1等)。
特開2016-120104号公報
 このように、複数の発光素子が設けられた構成では、光の合波や集光等に用いられる光学系が増えることで装置サイズが大きくなる可能性がある。このため、装置サイズを小さくするとともに、良好な観察を実現する技術が求められている。
 以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、装置サイズを小さくするとともに、良好な観察を実現する医療用観察システム、医療用光源装置、及び医療用照明方法を提供することにある。
 上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る医療用観察システムは、光源と、光学部材と、第1の導光体と、撮像素子とを具備する。
 前記光源は、各々が光を出射する複数の発光素子を有する。
 前記光学部材は、前記複数の発光素子から出射された光を反射し、第1の領域に入射するように配置される。
 前記第1の導光体は、前記第1の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する。
 前記撮像素子は、前記導光された光を術野に照射し、被写体から反射された光を撮像する。
 この医療用観察システムでは、複数の発光素子から出射された光が、光学部材により反射され、第1の領域に入射する。第1の領域に入射した光は、第1の領域に配置された第1の導光体の入射端に入射し、出射端に導光される。導光された光は、術野に照射され、被写体から反射された光が撮影される。このように、光を反射することで集光に必要な距離を短くすることが可能となる。また導光体により集光された光はそのまま均一化される。これにより装置サイズを小さくするとともに、良好な観察を実現することが可能となる。
 前記第1の導光体は、前記出射端から出射される光の前記出射端における輝度分布を均一化してもよい。
 これにより、均一な輝度分布を持った光を出射することが可能となる。この結果、輝度むらが抑制された光を照射することが可能となり、良好な観察を実現することが可能となる。
 前記複数の発光素子は、所定の軸の周りに配置されてもよい。この場合、前記光学部材は、前記複数の発光素子に対向して配置され、前記複数の発光素子から出射された光を反射して前記所定の軸上の第2の領域に向けて集光する第1の反射部を有してもよい。
 これにより、複数の発光素子から出射された光を折り返して集光することが可能となり、装置サイズを小さくすることが可能となる。
 前記複数の発光素子は、前記所定の軸と平行に光を出射してもよい。
 これにより、複数の発光素子からは互いに平行な光が出射されることになり、複数の発光素子から出射された光を容易に集光することが可能となる。
 前記第1の反射部は、放物面ミラー及び自由曲面ミラーの少なくとも一方を含んでもよい。
 これにより、例えば集光の精度を向上することが可能となる。この結果、光の集光効率が向上し明るい光を照射することが可能となり、良好な観察を実現することが可能となる。
 前記自由曲面ミラーは、複数の分割ミラーにより構成されてもよい。
 例えば各分割ミラーの角度等を調整することで、集光の精度を十分に向上することが可能となる。また分割ミラーを用いることで、装置サイズを抑制することが可能となる。
 前記第2の領域は、前記第1の領域であってもよい。
 これにより、第1の反射部で反射された光は第1の導光体に直接集光される。この結果、部品点数を抑えることが可能となり、製造コストを抑制することが可能となる。
 前記光学部材は、前記第1の反射部に対向して配置され、前記第1の反射部から前記第2の領域に向かう光を前記第1の領域に向けて反射する第2の反射部を有してもよい。
 例えば、第2の反射部を調整することで、集光効率を向上させることが可能となる。この結果、明るい光を照射することが可能となり、良好な観察を実現することが可能となる。
 前記第2の反射部は、放物面ミラー、平面ミラー、及び自由曲面ミラーの少なくとも1つを含んでもよい。
 これにより、集光の精度を十分に向上することが可能となり、明るい観察像等を容易に得ることが可能となる。
 前記複数の発光素子は、互いに異なる波長域の光を出射する複数種類の発光素子を含んでもよい。
 これにより、観察部位に照射される光の色等を容易に調整することが可能となり、高品質な観察像等を得ることが可能となる。この結果、良好な観察を実現することが可能となる。
 前記複数の発光素子は、赤色光を出射する発光素子、緑色光を出射する発光素子、及び青色光を出射する発光素子の少なくとも1つを含んでもよい。
 これにより、白色光を出射することが可能となり、例えば各グループの出力を制御することで、白色光の色合いが調整され、十分に高品質な観察像等を得ることが可能となる。
 前記複数の発光素子は、赤外光を出射する発光素子、及び紫外光を出射する発光素子の少なくとも1方を含んでもよい。
 これにより、例えば蛍光体を励起する励起光等を出射することが可能となる。この結果、観察部位の蛍光観察等が可能となり、詳細な観察を実現することが可能となる。
 前記複数の発光素子は、同一種類の発光素子のうち少なくとも1つの発光素子が、当該発光素子から出射された光の前記入射端に対する入射角が所定の範囲に含まれるように配置されてもよい。
 これにより、例えば各波長域の光が集光された際のビーム形状の偏り等を軽減することが可能となる。この結果、出射端での輝度分布等を十分に均一化することが可能となる。
 前記複数の発光素子は、レーザダイオードを含んでもよい。
 これにより、例えば細い導光体に対しても高い集光効率で光を集光することが可能となり、侵襲性が低く明るい観察が可能な観察装置等を実現することが可能となる。
 前記複数の発光素子は、同一の放熱板上に配置されてもよい。
 これにより、各発光素子を容易に冷却することが可能となる。この結果、装置の信頼性を容易に向上することが可能となる。
 前記医療用観察システムは、さらに、観察対象まで光を導光する第2の導光体と、前記第1の導光体の出射端から出射する光を前記第2の導光体の入射端に接続するリレー光学系とを具備してもよい。
 これにより、第1の導光体により均一化された光を、観察部位まで適正に導光することが可能となる。この結果、観察部位を良好に観察することが可能となる。
 前記第1の導光体の出射端の面積は、前記第2の導光体の入射端の面積よりも小さくてもよい。
 これにより、第1の導光体により均一化された光を、効率よく導光することが可能となる。この結果、明るく輝度むらのない光を照射して観察部位を観察することが可能となる。
 前記医療用観察システムは、顕微鏡システム、又は内視鏡システムとして構成されてもよい。
 これにより、患者の術野等を適正に観察することが可能となる。
 本技術の一形態に係る医療用光源装置は、光源と、光学部材と、導光体とを具備する。
 前記光源は、各々が光を出射する複数の発光素子を有する。
 前記光学部材は、前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射するように配置される。
 前記導光体は、前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する。
 本技術の一形態に係る医療用照明方法は、複数の発光素子の各々から光を出射させることを含む。
 前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射させる。
 前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有する導光体により、前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する。
 以上のように、本技術によれば、装置サイズを小さくするとともに、良好な観察を実現することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る医療用観察システムの構成例を示す模式図である。 レーザダイオードの配置の一例を示す模式図である。 内部ライトガイドの端面の輝度分布の一例を示す模式図である。 光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。 光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。 光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。 光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。 光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。 他の実施形態に係る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 他の実施形態に係る顕微鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
 以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
 [医療用観察システムの構成]
 図1は、本技術の一実施形態に係る医療用観察システムの構成例を示す模式図である。医療用観察システム100は、例えば患者の患部等を観察するための顕微鏡システムや内視鏡システム等の観察システムとして構成される。医療用観察システム100から出射された光(以下、照射光1と記載する)は、施術者の観察対象2となる患者の患部等の術野に照射される。なお、本開示において術野とは、手術等の医療行為の対象領域の他に、生体組織等を観察する際の観察視野等も含まれる。例えば撮像素子40等を用いて、照射光1が照射された観察対象2を被写体として撮影することで、観察対象2の状態が観察される。
 医療用観察システム100は、光源ユニット10と、リレー光学系30と、外部ライトガイド31と、照明光学系32と、撮像素子40とを有する。
 光源ユニット10は、照射光1となる光を生成して光軸3に沿って出射する。図1には、光軸3を含む面で切断された光源ユニット10の断面図が模式的に図示されている。以下では、照射光1となる光が出射される側を、光源ユニット10の前側と記載し、その反対側を光源ユニット10の後ろ側と記載する。
 また、光軸3が延在する方向を光源ユニット10の前後方向(Z方向)と記載し、図1の断面(紙面)に垂直な方向を光源ユニット10の横方向(X方向)と記載する。また前後方向及び横方向に垂直な方向(図中の上下方向)を光源ユニット10の縦方向(Y方向)と記載する。
 光源ユニット10は、光源11と、光学部材12と、内部ライトガイド13とを有する。本実施形態では、光源ユニット10は、医療用光源装置に相当し、光軸3は、所定の軸に相当する。また光源ユニット10により、本実施形態に係る医療用照明方法が実現される。
 光源11は、放熱部14と、複数のレーザダイオード(LD:Laser Diode)15とを有する。本実施形態では、放熱部14は、放熱板に相当し、複数のレーザダイオード15は、複数の発光素子に相当する。
 放熱部14は、複数のレーザダイオード15で発生する熱を放熱する部材である。放熱部14は、平面形状が正方形の平板形状であり、一方の面に複数のレーザダイオード15が配置される配置面16が設けられる。すなわち放熱部14は、レーザダイオード15を支持する支持部材として機能するとも言える。
 配置面16の中心部には正方形の開口部17が設けられる。また放熱部14は、配置面16の中心(開口部17の中心)で光軸3と直交するように配置される。なお、配置面16は、放熱部14(光源ユニット10)の後側となる面である。
 放熱部14は、例えば銅、アルミ、グラファイトシート、窒化アルミ等の熱伝導率の比較的高い熱伝導材料を用いて構成される。放熱部14の具体的な構成は限定されない。例えばエポキシ基板やプラスチック基板等の樹脂性の基板と熱伝導材料とを組み合わせて、放熱部14が構成されてもよい。また配置面16とは反対側の面に放熱用のフィン(ヒートシンク)等が設けられてもよい。
 複数のレーザダイオード15は、各々がレーザ光を出射する発光素子である。各レーザダイオード15は、放熱部14の配置面16に配置される。このように、複数のレーザダイオード15は、同一の放熱部14上に配置される。これにより、各レーザダイオード15を効率的に冷却することが可能となる。
 なお、レーザ光が出射される出射側は、放熱部14(配置面16)とは反対側、すなわち光源ユニット10の後側に向けられる。従って、各レーザダイオード15は、光源ユニット10の後側に向けてレーザ光を出射することになる。
 本実施形態では、複数のレーザダイオード15は、光軸3と平行にレーザ光を出射する。すなわち配置面16からは光源ユニット10の後側に向けて、互いに平行な複数のレーザ光が出射されることになる。なお、本開示において、平行とは、実質的に平行であることを含む。例えば、後述する光学部材12によるレーザ光の集光が適正に実行可能となるような角度範囲で出射されたレーザ光は、互いに平行なレーザ光に含まれる。
 図1に示す例では、光源ユニット10の後側に向けてレーザ光を出射する2つのレーザダイオード15が模式的に図示されている。もちろんレーザダイオード15の数は限定されず、例えば医療用観察システム100の用途等に応じて、あるいは所望の光量(輝度)が実現可能となるように、必要な数のレーザダイオード15が適宜用いられてよい。
 図2は、レーザダイオード15の配置の一例を示す模式図である。図2A及び図2Bには、光源ユニット10の後側から見た配置面16(放熱部14)が模式的に図示されている。なお、中央の正方形の開口部17には、後述する内部ライトガイド13が配置される。
 図2Aに示す例では、8個のレーザダイオード15が、光軸3を中心に同心円状に配置される。このように、同心円状にレーザダイオード15を配置することで、各レーザ光が通過する光路の特性(例えば各部への入射角や反射角等)を揃えることが可能となる。この点については、後に詳しく説明する。
 本実施形態では、複数のレーザダイオード15として、互いに異なる波長域の光を出射する複数種類のレーザダイオード15が用いられる。図2Aには、種類の異なるレーザダイオード15が、互いに異なる色でそれぞれ示されている。各レーザダイオード15は、図示しないコントローラ等により、互いに独立して駆動される。すなわち、波長域の異なるレーザ光の出力を、それぞれ独立に制御することが可能である。
 本実施形態では、赤色光を出射するレーザダイオード15R、緑色光を出射するレーザダイオード15G、及び青色光を出射するレーザダイオード15Bが用いられる。このように、光の3原色であるRGBの各色光を出射するレーザダイオード15R~Bを用いることで、白色光を生成することが可能である。これにより、白色光(照射光1)を観察対象2に照射して、観察対象2の可視光観察等を行うことが可能となる。
 赤色光を出射するレーザダイオード15Rとしては、例えばGaInP量子井戸構造レーザダイオード等が用いられる。また緑色光を出射するレーザダイオード15Gとしては、例えばGaInN量子井戸構造レーザダイオード等が用いられる。また青色光を出射するレーザダイオード15Bとしては、例えばGaInN量子井戸構造レーザダイオード等が用いられる。この他、赤色光、緑色光、及び青色光を出射可能な任意のレーザダイオード15が用いられてよい。
 また本実施形態では、赤外光を出射するレーザダイオード15IRと、紫外光を出射するレーザダイオード15UVとが用いられる。例えば赤外光を観察対象2に照射することで、観察対象2の赤外線画像等を撮影することが可能となり、観察対象2の表面のみならず内部の状態等を詳細に観察することが可能となる。
 また例えば、紫外光を用いることで蛍光マーカ等を励起することが可能となる。これにより、蛍光マーカ等から放出される蛍光を検出することが可能となり、病変部を容易に識別することが可能となる。なお、このような蛍光イメージングは、蛍光マーカ等の種類に応じて、紫外光以外の光(RGBの各単色光や、赤外光等)を用いて行うことも可能である。
 赤外光を出射するレーザダイオード15IRとしては、例えばGaAlAs系やGaAs系のレーザダイオード等が用いられる。また、紫外光を出射するレーザダイオード15UVとしては、例えばGaN系のレーザダイオード等が用いられる。この他、赤外線や紫外線等の不可視領域の光を出射する任意のレーザダイオード15が用いられてよい。
 図2Aに示す例では、2つの赤色光用のレーザダイオード15Rと、3つの緑色光用のレーザダイオード15Gとが配置される。また、青色光用、赤外光用、及び紫外光用のレーザダイオード15B、15IR、及び15UVがそれぞれ1つ配置される。各色(波長域)のレーザダイオード15を設ける個数等は限定されない。例えば所望の照射光1の強度や色等を実現することが可能となるように、各種のレーザダイオード15の個数等が設定されてよい。また例えば、各レーザダイオード15の出力特性等に応じて、用いられる個数等が設定されてもよい。
 図2Bに示す例では、12個のレーザダイオード15が、光軸3を基準に格子状に配置される。具体的には、光軸3(開口部17)を挟んで配置面16の一方の領域(図中の上側)と他方の領域(図中の下側)にそれぞれ6個のレーザダイオード15が配置される。各領域では、6個のレーザダイオード15が、横方向(X方向)に3個、縦方向(Y方向)に2個並ぶように、2×3の格子状に配置される。以下では、図中左下の配置位置を(X,Y)=(1,1)として、各レーザダイオード15の配置を説明する。この場合、右上の配置位置は、(X,Y)=(3,4)となる。
 下側の領域には、3個の赤色光用のレーザダイオード15Rと、2個の青色光用のレーザダイオード15Bと、1個の紫外光用のレーザダイオード15UVとが配置される。レーザダイオード15Rは、配置位置(1,1)、(1,2)、及び(3、1)に配置される。またレーザダイオード15Bは、配置位置(2,1)及び(2,2)に配置される。またレーザダイオード15UVは、配置位置(3,2)に配置される。
 上側の領域には、4個の緑色光用のレーザダイオード15Gと、2個の赤外光用のレーザダイオード15IRとが配置される。レーザダイオード15Gは、配置位置(1,3)、(1,4)、(2,3)、及び(2、4)に配置される。またレーザダイオード15IRは、配置位置(3,3)及び(3,4)に配置される。
 この配置では、各色のレーザダイオード15のうち少なくとも1つは外側の配置位置、(内側の配置位置(2,2)及び(2,3)以外の配置位置)に配置されることになる。これにより、各レーザ光が通過する光路の特性を揃えることが可能となっている。
 格子状にレーザダイオード15を配置することで、例えば各レーザダイオード15を容易に密集させることが可能となる。これにより、搭載可能なレーザダイオード15の個数が増大し、出力強度(照射光1の輝度)等を向上することが可能である。また領域を分けてレーザダイオード15を配置することが容易となる。これにより、例えば放熱部14に用いられる熱伝導材料等の使用量を減らすことが可能となり、装置を軽量化することが可能となる。
 このように、本実施形態では、複数のレーザダイオード15が光軸3の周りに配置される。光軸3の周りにレーザダイオード15を3次元的に配置することで、例えば光軸3を基準に対称な光学系等を容易に構成することが可能となり、多数のレーザダイオード15を容易に配置することが可能となる。また後述するように、各レーザ光の光路を共通の光学系を用いて制御することが可能となり、構成をシンプルにすることが可能である。
 なお、図2A及び図2Bを参照して説明した配置例は、あくまで一例であって、本技術はこれに限定されるわけではない。すなわち各レーザダイオード15の配置位置や、用いられる個数等は適宜設定されてよい。例えば、使用されるレーザダイオード15の種類や数、あるいは光源ユニット10に要求されるサイズや機能等に応じて、任意の配置が採用されてもよい。
 図1に戻り、光学部材12は、複数のレーザダイオード15から出射された光を反射し、集光領域4に入射するように配置される。すなわち、光学部材12は、集光領域4に集まるように各レーザ光を反射するとも言える。なお集光領域4とは、例えば各レーザ光が集められる集光スポットである。本実施形態では、集光領域4は、光源ユニット10の前後方向(Z方向)に直交する平面(XY平面)上の領域として、光軸3上の所定の位置に設定される。本実施形態では、集光領域4は、第1の領域に相当する。
 光学部材12は、リフレクタ50を有する。リフレクタ50は、放物面ミラーであり、凹状の反射面51を有する。なお本開示において、放物面ミラーとは、反射面の少なくとも一部の断面形状が放物線を用いて構成されているミラー(リフレクタ)である。
 本実施形態では、反射面51は、所定の放物線を当該放物線の軸を中心軸として回転させた凹状の回転放物面として構成される。すなわち、リフレクタ50は、凹状の放物面を反射面51とする回転対称な放物面ミラーとなる。
 リフレクタ50は、反射面51を光源11の配置面16(複数のレーザダイオード15の出射側)に向けて、反射面51の中心軸が光軸3と一致するように配置される。従って、図1に示すように、反射面51の光軸3を含む断面形状は、配置面16側(光源ユニット10の前側)に開いた放物線形状となる。
 上記したように、本実施形態では、各レーザダイオード15から光軸3と平行にレーザ光が出射される。すなわち、反射面51には、中心軸(光軸3)と平行なレーザ光が入射することになる。図1には、光軸3を含む断面(YZ面)でのレーザ光の光路が矢印を用いて模式的に図示されている。
 中心軸と平行に入射したレーザ光は、回転放物面である反射面51の焦点P(断面を構成する放物線の焦点P)に向けて反射される。すなわち、各レーザ光は、反射面51により反射されて、焦点Pに向けて集光されるともいえる。なお、反射面51の焦点Pは、光軸3上の点である。
 また各レーザ光は、焦点Pにおいて有限のスポットサイズで集光されることになる。すなわち、焦点Pでは、各レーザ光が一定の領域に集光された状態が実現される。以下では、反射面51により、各レーザ光が集光される領域(スポット)を焦点領域5と記載する。
 このように、リフレクタ50は、複数のレーザダイオード15に対向して配置され、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光を反射して、光軸3上の焦点領域5に向けて集光する。本実施形態では、リフレクタ50は、第1の反射部に相当し、焦点領域5は、第2の領域に相当する。またリフレクタ50は、反射板の一例である。
 また本実施形態では、リフレクタ50の焦点Pである焦点領域5が、集光領域4となる。すなわち、リフレクタ50は、複数のレーザダイオード15から出射された光を反射してXY平面上の集光領域4(焦点領域5)向けて集光するとも言える。なお、リフレクタ50として放物面ミラーを用いる場合に限定されず、例えば集光領域4に集光可能な任意の形状のミラーが用いられてよい。例えば、リフレクタ50として自由曲面ミラー等が用いられてもよい。自由曲面ミラーは、例えば光路シミュレーション等を用いて適宜設計される。あるいは、各レーザ光を集光する際の収差等が補正されるように、自由曲面ミラーが構成されてもよい。この他、リフレクタ50(反射面51)の形状は限定されない。
 リフレクタ50の具体的な構成は限定されない。例えば、リフレクタ50を構成する材料として、アクリル等の樹脂、ガラス、金属等の任意の材料が用いられてよい。例えばこれらの材料に対して、所定の表面粗さとなるような鏡面加工を材料表面に施すことによりリフレクタ50が構成される。この他、例えば加工精度や生産性等に応じて任意の材料が用いられてよい。
 また例えばリフレクタ50の反射面51には、アルミや銀等の薄膜を用いた高反射率コーティング等が施されてもよい。これにより反射面51に入射したレーザ光を高い効率で反射することが可能となる。また反射面51の表面には、SiO2膜や重合膜等の薄膜を用いた保護コーティング等が適宜施されてよい。この他、高反射コーティング及び保護コーティング等の材質等は限定されない。
 内部ライトガイド13は、集光領域4に配置され、入射する光を均一化して出射するロッドインテグレータである。内部ライトガイド13は、入射端18と、導光部19と、出射端20とを有する。本実施形態では、内部ライトガイド13として、端面形状が正方形の角柱型のロッドインテグレータが用いられる。従って、内部ライトガイド13は、一方向に延在する直方体状の長手部材となる。
 入射端18は、内部ライトガイド13の一方の端に設けられた正方形の端面である(図3A参照)。導光部19は、入射端18から入射した光を導光する。導光部19の内部では、4つの側面による光の全反射等が複数回繰り返されて光が導光される。出射端20は、入射端18とは反対側の正方形の端面である(図3B参照)。出射端20からは、導光部19を通過した光が出射される。以下では、入射端18の中心と出射端20の中心とを通る軸を、内部ライトガイド13の中心軸と記載する。本実施形態では、中心軸は、入射端及び出射端を通過する導光軸に相当する。
 図1に示すように、内部ライトガイド13は、当該内部ライトガイド13の中心軸が、光軸3と一致するように、入射端18をリフレクタ50に向けて配置される。従って、上記したリフレクタ50(反射面51)の中心軸と、内部ライトガイド13の中心軸(導光軸)とを一致させた場合の軸が、光源ユニット10の光軸3となるとも言える。
 内部ライトガイド13の入射端18は、光学部材12により集光された光が入射する端面であり、集光領域4に配置される。すなわち、リフレクタ50の焦点P(焦点領域5)が、入射端18と一致するように、内部ライトガイド13とリフレクタ50とのZ方向の距離が設定される。従って、光学部材12(リフレクタ50)による集光領域4は、入射端18に設定されるとも言える。この結果、第1のリフレクタ50により反射されたレーザ光は、入射端18上の集光領域4に集光されることになる。このように、リフレクタ50は、複数のレーザダイオード15から出射された光を反射し、入射端18に集光するように配置される。従って、本実施形態では、各レーザ光が、リフレクタ50のみを使用して内部ライトガイド13の入射端18に集光されることになる。これにより、例えばレーザ光を集光するために必要となる部品点数を抑えることが可能となり、装置サイズをコンパクトにすることや、装置コストを抑えることが可能である。
 なお、必ずしも入射端18と焦点Pとを一致させる配置に限定されるわけではない。例えば、集光精度が十分に高く集光スポットが十分に小さい場合や、入射端18の面積が十分に大きいような場合には、焦点Pとの位置が多少ずれた場合であっても、各レーザ光を入射端18上に適正に集光することが可能となる。このように、入射端18は、例えば所望の集光効率等が発揮可能な範囲で、第1のリフレクタ50の焦点Pの近傍に配置されてもよい。すなわち、入射端18と焦点Pとを一致させることは、入射端18と焦点Pとを実質的に一致させる場合を含む。
 内部ライトガイド13は、入射端18から入射した光を出射端20に導光する。例えば入射端18に集光されたレーザ光は、入射端18から導光部19に入射し、導光部19内部での全反射を繰り返して出射端20に向けて導光され、出射端20から出射される。内部ライトガイド13では、導光部19での全反射が繰り返されることで、均一な光を出射することが可能となる。このように、内部ライトガイド13は、入射端18に入射する集光されたレーザ光を均一化して出射端20から出射する。内部ライトガイド13の動作については、図3等を用いて後に詳しく説明する。本実施形態では、内部ライトガイド13は、第1の導光体に相当する。
 内部ライトガイド13は、例えば、石英ロッドやガラスロッド等を用いて構成される。また、各端面(入射端18及び出射端20)の面積は、例えばリフレクタ50の集光精度や、後述する外部ライトガイド31の端面の面積等に応じて、適宜設定される。また導光部19の長さは、全反射の回数(均一化の精度)等に応じて適宜設定される。
 この他、内部ライトガイド13の材質・形状等の具体的な構成は限定されない。例えば正方形の断面に限定されず、任意の多角形状の断面を有するロットインテグレータが用いられてもよい。また、テーパ型のロッドインテグレータ等が用いられてもよい。あるいは、長手方向の側面にクラック等を防ぐためのコーティング等が設けられてもよい。
 リレー光学系30は、光源ユニット10の内部ライトガイド13から出射された光を、後段の外部ライトガイド31に接続する光学系である。具体的には、内部ライトガイド13の出射端20から出射する光が外部ライトガイド31の入射端33に接続される。リレー光学系30としては、例えば内部ライトガイド13から出射された光を再び集光するような光学系が用いられる。
 リレー光学系30の具体的な構成は限定されず、例えば、上記した外部ライトガイド31への接続の他に任意の光学処理が実行されてよい。例えば光の拡散角を統一するための拡散素子、光を平行化するためのコリメート光学系、偏光方向を制御ための偏光制御素子等が設けられてもよい。また、内部ライトガイド13から出射された光と、他の光源により生成された光とを合波するための合波光学系等が設けられてもよい。この場合、合波された光が外部ライトガイド31に集光される。この他、任意の光学素子・光学系が設けられてよい。
 外部ライトガイド31は、観察対象2まで光を導光する。外部ライトガイド31としては、例えば複数の光ファイバーを束ねたバンドルファイバー等が用いられる。バンドルファイバーは、曲げ可能に構成されており、内視鏡(軟性内視鏡や硬性内視鏡等)や手術用顕微鏡等の観察装置の筐体内に配置される。もちろん、観察装置の種類に応じて、バンドルファイバー以外のライトガイド等が適宜用いられてよい。
 外部ライトガイド31は、入射端33と、出射端34とを有する。入射端33及び出射端34は、例えば複数の光ファイバーの断面で構成される。外部ライトガイド31は、出射端34が観察対象2に向けられる側(例えば内視鏡の先端側)となるように、配置される。外部ライトガイド31の入射端33には、リレー光学系30を通過した光が集光される。入射端33に入射した光は、各光ファイバーを通過して出射端34から出射される。
 本実施形態では、内部ライトガイド13の出射端20の面積は、外部ライトガイド31の入射端の面積よりも小さくなるように構成される。すなわち内部ライトガイド13の導波路の断面サイズに対して、外部ライトガイド31の導波路の断面サイズが大きくなるように、各ライトガイドが構成される。
 これにより、内部ライトガイド13から外部ライトガイド31に接続する際の光の漏れ等を十分に抑制することが可能となり、各ライトガイドのカップリングを大幅に向上することが可能となる。この結果、観察対象2に照射される照射光1の輝度が低下するといった事態を回避することが可能となる。
 照明光学系32は、観察対象2に光を照射する光学系である。照明光学系32は、レンズ・絞り等の光学素子を用いて構成され、例えば内視鏡の先端等に設けられる。図1では、照明光学系が凸レンズを用いて模式的に図示されている。外部ライトガイド31の出射端34から出射された光は、照明光学系32を通過して照射光1として観察対象2に照射される。照明光学系32の具体的な構成は限定されない。例えば観察対象2を適正に観察することが可能となるように、出射される光を拡大あるいは縮小して照射する任意の光学系が用いられてよい。
 撮像素子40は、医療用観察システム100の観察対象2である術野を撮影する。例えば、観察対象2には、内部ライトガイド13(光源ユニット10)から出射された光が、外部ライトガイド31や照明光学系32等を介して照射される。撮像素子40は、この光を照明光として、観察対象2の術野を撮影する。このように、撮像素子40は、内部ライトガイド13の出射端20に導光された光を術野に照射し、被写体から反射された光を撮像する。
 撮像素子40としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサ等のイメージセンサを用いたデジタルカメラ等が用いられる。あるいは、赤外線カメラや紫外線カメラといった可視域外の光を撮像可能なカメラ等が用いられてもよい。なお、撮像素子40に光を導光する方法等は限定されない。例えば照射系と共通の光学系を用いて、撮影用の反射光等が導光されてもよいし、術野の近くに撮像素子40を配置して、直接撮影を行うような構成が採用されてもよい。この他、システムの種類等に応じて、撮像素子40が適宜構成されてよい。
 図3は、内部ライトガイド13の端面の輝度分布の一例を示す模式図である。図3A及び図3Bには、内部ライトガイド13の入射端18及び出射端20の輝度分布がグレースケールを用いて模式的に図示されている。
 上記したように、本実施形態では、リフレクタ50(反射面51)により反射された複数のレーザ光が、入射端18に集光される。図3Aには、入射端18に集光された3つのレーザ光のスポット6(スポット6a、6b、及び6c)が模式的に図示されている。実際には、入射端18には複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光による複数のスポット6が構成される。本実施形態では、リフレクタ50は、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光の各スポット6が、入射端18の端面上で重なるように配置される。
 図3Aに示すように、入射端18では、スポット6a~6cが重なった状態が実現される。すなわち、各スポット6a~6cが重なった部分では、別々のレーザダイオード15から出射されたレーザ光が合波されているとも言える。例えば、スポット6a~6cが、それぞれ赤色光、緑色光、及び青色光を出射するレーザダイオード15R、15G、及び15Bのスポット6であったとする。この場合、各スポット6a~6cが重なった部分では、赤色光、緑色光、及び青色光が合波され、白色光が生成されることになる。
 このように、図1に示すリフレクタ50を用いることで、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光を、入射端18(集光領域4)上に直接合波することが可能となる。すなわち、複数のレーザダイオード15の光出力が1つのリフレクタにより、一度に合波されることになり、少ない部品で白色光等を生成することが可能となる。つまり、本実施形態では、各レーザ光を順次合波するのではなく、各レーザ光が合波された白色光を単体のリフレクタ50を用いて一度に合成することが可能である。これにより、装置サイズを小さくするとともに、部品点数を抑えて装置コストを抑制することが可能となる。
 また、各レーザ光は、反射により集光される。反射による集光では、レーザ光の進行方向を任意の方向に向けて容易に変化させることが可能である。このため、集光に要する距離が大幅に短くなり、例えば内部ライトガイド13とリフレクタ50との距離を十分に短くすることが可能となる。この結果、光源ユニット10の前後方向(Z方向)のサイズを十分に小さくすることが可能となり、装置サイズを十分に小さくすることが可能である。
 リフレクタ50により反射された各レーザ光は、入射端18に対して、互いに異なる方向から入射する。例えば、各レーザ光の進行方向である光軸は、入射端18に対する入射角や方位角等が互いに異なる。このように、光学部材12は、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光を反射し、反射されたレーザ光の各光軸が互いに異なる方向から入射端に入射するように配置される。
 このように、各レーザ光を異なる方向から入射させることが可能であるため、例えばレーザダイオード15の個数が増えた場合(図4等参照)や、レーザダイオード15の間隔が狭い場合(図5等参照)であっても、各レーザ光の光路を妨げることなく、入射端18に対して適正に集光することが可能である。これにより、高輝度な光源ユニットを構成することや、装置サイズを小さくすることが可能となる。
 また、レーザダイオード15は、ランプ光源やLED光源等の他の光源と比べ、発光点のサイズや光の放射角が小さい。このため、各レーザ光が集光されるスポット6のサイズは小さく、より小さい領域に各波長域の光を集めることが可能である。このため、例えば入射端18の面積が小さい場合であっても、効率よく光を導入することが可能となる。
 なお、入射端18に集光された各レーザ光のスポット6a~6cは、完全に重なるとは限らない。例えば図3Aでは、スポット6aは、入射端18において縦方向(Y方向)に長い楕円形状であり、スポット6bは、横方向(X方向)に長い楕円形状であり、スポット6cは、図中の左下から右上にかけて斜め方向に長い楕円形状である。
 この結果、例えば、入射端18には、スポット6aの光だけが入射する領域や、スポット6a及び6bの光が入射する領域等が発生する。これらの領域では、白色光が生成される領域と比べて、輝度や色に違いが生じる。このように、入射端18において各レーザ光が合波された状態では、輝度むらや色むら等が発生することが考えられる。
 一般に、レーザダイオード15の種類によって、レーザ光の放射角(ビームの広がり角)や、発光点(ストライプ幅)のサイズが異なる。このため、異なる種類のレーザダイオード15からは、異なるビーム形状のレーザ光が出射される。この結果、例えば種類の異なるレーザダイオード15から出射されたレーザ光のスポット6は、互いに異なる形状となる。なおレーザ光のビーム形状は、同じ種類の素子であっても、固体差や動作環境等により、ビーム形状に差ができる場合もある。
 また例えば、円形のビーム形状を持ったレーザ光であっても、入射端18に斜めに入射することで、楕円形状のスポット6を形成する。この入射時の変形の割合は、入射端18に対する入射角が大きいほど、大きくなる。なお入射角とは、レーザ光の入射方向(光路)と入射端18の法線方向(光軸3に平行な方向)との間の角度である。このように、レーザ光の入射端18に対する入射角の違いによっても、スポット6の形が変化することが考えられる。
 入射端18(集光領域4)に集光された光は、内部ライトガイド13に入射する。例えばスポット6aを形成するレーザ光が、ある入射角で入射端18に入射したとする。このレーザ光は、内部ライトガイド13の4つの側面による全反射を複数回繰り返しながら、出射端20に向けて導光される。この内部ライトガイド13、すなわち導光部19(導波路)を導波する際に、多重反射により出射端にスポット像が複数発生し、重ね合わせ効果により、レーザ光が均一化される。同様に、他のスポット6を形成するレーザ光も、出射端20に向かう間に均一化される。
 この結果、図3Bに示すように、出射端20からは、輝度分布の均一な光が出射される。すなわち、内部ライトガイド13は、出射端20から出射される光の出射端20における輝度分布を均一化する。このように、内部ライトガイド13は、入射端18でのスポット6の形状がそれぞれ違った場合であっても、導波するうちに均一化して、出射端20での各レーザ光のスポット6を、内部ライトガイド13の端面形状に揃った形状に変化させる効果を発揮する。
 これにより、例えばRGBの各色光が入射端18に入射する場合には、出射端20から、色むらの無い、高品質な白色光を出射することが可能となる。すなわち、内部ライトガイド13は、出射端20において、各波長域の光を均一に合波するとも言える。この結果、例えば観察対象2を精度よく照明することが可能となり、高品質な観察像を撮影するといったことが可能となる。
 また内部ライトガイド13(導光部19)の内部で発生する全反射の回数が多いほど、出射端20での輝度分布の均一性が向上する。本実施形態では、リフレクタ50を用いることで、入射端18に対する入射角を大きくすることが可能である。この結果、内部ライトガイド13の内部での反射の回数が増加し、輝度分布の均一性を高めることが可能となる。あるいは、レーザ光の入射角が大きいため、例えば比較的短い内部ライトガイド13を用いた場合であっても、十分な均一性を確保することが可能である。従って、許容される範囲で内部ライトガイド13の長さを抑制することが可能となり、装置サイズを小さくすることが可能である。
 なお、出射端20から出射される光の出射方向(出射角)は、入射端18に入射する際の各レーザ光の入射角に依存する。ここで出射角とは、光の出射方向と出射端20の法線方向との間の角度である。例えば小さい入射角で入射した光成分(レーザ光)は、小さい出射角で出射される光となる。逆に大きい入射角で入射した光成分は、大きい出射角で出射される。
 例えば赤色のレーザ光が、小さい角度で入射するように偏っていた場合、出射端20から出射される光のうち、出射角が小さく光軸3に近い方向に出射する光は、赤色に偏る可能性がある。このように、ある色(波長域)のレーザ光の入射方向が偏っていると、その偏りに応じた出射方向の偏りが発生する場合があり得る。
 本実施形態では、図2A及び図2Bを参照して説明したように、各波長域のレーザ光の光路の特性が揃うように、それぞれの種類のレーザダイオード15が配置される。
 例えば、図2Aでは、5種類のレーザダイオード15(レーザダイオード15R、15G、15B、15IR、及び15UV)が、それぞれ同じ円上の配置位置に配置される。この結果、各波長域のレーザ光の入射端18に対する入射角は、いずれのレーザ光の光路においても略等しくなる。この結果、出射端20から出射される光の波長域ごとの角度の偏り等を十分に抑制することが可能となる。
 また、図2Bでは、5種類のレーザダイオード15のうち、少なくとも1つは、格子状の配置位置の外側の配置位置に配置される。これにより、各波長域のレーザ光のうち、少なくとも1つについては、入射端18に対する入射角を一定の角度範囲に収めることが可能となる。この結果、入射角の偏りが緩和され、出射端20から出射される光の波長域ごとの角度の偏りを抑制することが可能となっている。
 このように、本実施形態では、複数のレーザダイオード15は、同一種類のレーザダイオード15のうち少なくとも1つのレーザダイオード15が、当該レーザダイオードから出射された光の入射端18に対する入射角が一定の角度範囲に含まれるように配置される。
 一定の角度範囲は、例えば、出射端20での出射方向の偏りが許容される範囲に収まるような角度範囲である。例えば白色光の照射が適正に実行可能となるように、一定の角度範囲が適宜設定される。本実施形態では、一定の角度範囲は、所定の範囲に相当する。
 なお、内部ライトガイド13(出射端20)から出射される光の出射方向の偏り等は、例えばリレー光学系30に拡散素子等を設けることで抑制することが可能である。これにより、色むらの無い高品質な白色光等を供給することが可能である。
 図4~図8は、光源ユニットの他の構成例を示す模式図である。図4~図8に示す各光源ユニット110~510から出射された光は、リレー光学系30を介して外部ライトガイド31に入射され、照明光学系32から照射光1として、観察対象2に照射される。なお、図4~図8では、レーザダイオード15が配置される放熱部の図示が省略されている。
 図4に示すように、光源ユニット110は、複数のレーザダイオード15を含む光源111と、リフレクタ150を含む光学部材112と、内部ライトガイド113とを有する。光学部材112(リフレクタ150)、及び内部ライトガイド113は、例えば図1に示す光源ユニット10の光学部材12及び内部ライトガイド13と同様に構成される。
 光源ユニット110では、光軸3を含む断面において、4つのレーザダイオード15が配置される。これは、例えば図1に示す光源ユニット10と比べて、レーザダイオード15の個数を増加した場合の構成例である。
 図4に示すように、光源ユニット110では、複数のレーザダイオード15が、光軸3の周りにリフレクタ150に向けて配置される。すなわち、複数のレーザダイオード15は、内部ライトガイド113の導光軸の周りに配置されるとも言える。また複数のレーザダイオード15は、光軸3と平行に光源ユニット110の後方に向けてレーザ光を出射する。従って、リフレクタ150には、光軸3に平行な複数のレーザ光が入射する。リフレクタ150により反射されたレーザ光は、集光領域4、すなわち内部ライトガイドの入射端118に向けて集光される。
 このように、光軸3の周りにレーザダイオード15を増やした場合であっても、各レーザ光を入射端118に向けて容易に集光することが可能となる。これにより、例えばレーザダイオード15R~15Bを増設することによる白色光の高輝度化や、赤外光や紫外光等を出射するレーザダイオード15IR及び15UV等を追加することによる多機能化等を容易に実現することが可能となる。
 図5に示すように、光源ユニット210は、光源211と、光学部材212と、内部ライトガイド213とを有する。内部ライトガイド213は、例えば図1に示す内部ライトガイド13と同様に構成される。光源211は、複数のレーザダイオード15を有する。光源211では、例えば図4に示す光源ユニット110の光源111と比べて、各レーザダイオード15の配置間隔が短く密集して配置された構成となっている。
 光学部材212は、リフレクタ250を有する。リフレクタ250は、複数の分割ミラー260により構成される。光源ユニット210では、リフレクタ250として、自由曲面ミラーが用いられる。すなわち、複数の分割ミラー260により構成された自由曲面ミラーが、リフレクタ250として用いられる。
 ここで、自由曲面ミラーとは、反射面が自由曲面により構成されたミラーである。自由曲面ミラー(リフレクタ250)は、例えば光軸3に平行に入射したレーザ光を反射して、光軸3上の焦点領域5に光を集光するように設計される。このような自由曲面は、例えば光路シミュレーション等を用いて設計することが可能である。
 複数の分割ミラー260は、それぞれ反射面251を有し、当該反射面251をレーザ光の出射側に向けて複数のレーザダイオード15にそれぞれ対向して配置される。図5では、4個のレーザダイオード15の各々に対向して配置された4個の分割ミラー260の断面が模式的に図示されている。各分割ミラー260の反射面251には、それぞれ対応するレーザダイオード15から出射されたレーザ光が入射する。
 なお、1個のレーザダイオード15に対して、1個の分割ミラー260が配置される場合に限定されない。例えば1個の分割ミラー260により、2個以上のレーザダイオード15から出射されたレーザ光が反射されるような構成が採用されてもよい。
 分割ミラー260の反射面251としては、例えば入射するレーザ光を焦点領域5に向けて反射することが可能な曲面あるいは平面等が用いられる。これらの反射面251により、非連続な自由曲面が構成される。このように、光源ユニット210では、非連続で独立した分割ミラー260により、自由曲面ミラーが構成される。
 複数のレーザダイオード15から光軸3に平行に出射されたレーザ光は、各分割ミラー260により反射されて、自由曲面の焦点領域5(集光領域4)に集光される。集光された光は、焦点領域5に配置された内部ライトガイド213の入射端218に入射する。
 光源ユニット210では、例えば各分割ミラー260の角度や位置等を適宜調整することで、入射端218に集光されるレーザ光のスポット6の位置や形状等を調整することが可能である。これにより、例えば各レーザ光が集光される範囲を小さくすることが可能となり、細い内部ライトガイド213に対しても効率よくレーザ光を導入することが可能となる。
 また分割ミラー260を用いることで、例えばリフレクタ250(自由曲面ミラー)を小さく構成することが可能となる。これにより、例えば隣接するレーザダイオード15の配置間隔をより近接させることが可能であるため、光源ユニット210をよりコンパクトに設計することが可能となる。
 図6に示すように、光源ユニット310は、光源311と、光学部材312と、内部ライトガイド313とを有する。内部ライトガイド313は、例えば図1に示す内部ライトガイド13と同様に構成される。以下では、内部ライトガイド313の入射端318及び出射端320が設けられる側を、光源ユニット310の後側及び前側として説明を行う。
 光源311は、複数のレーザダイオード15を有する。複数のレーザダイオード15は、光軸3と平行に光源ユニット310の前側に向けてレーザ光を出射する。
 光学部材312は、第1のリフレクタ350及び第2のリフレクタ370を有する。第1のリフレクタ350は、回転対称な放物面ミラーであり、第1の反射面351を有する。第1のリフレクタ350は、例えば図1を参照して説明したリフレクタ50と同様に構成される。第1のリフレクタ350は、第1の反射面351をレーザダイオード15の出射側(光源ユニット310の後側)に向けて、中心軸と光軸3とが一致するように配置される。
 なお、第1のリフレクタ350の中央部分、すなわち光軸3と交差する部分には、開口部352が設けられる。開口部352は、例えば正方形状の貫通孔であり、内部ライトガイド313が挿入される。開口部352に挿入された内部ライトガイド313は、その中心軸と光軸3とが一致するように、配置される。なお、内部ライトガイド313の入射端318は、第1のリフレクタ350の焦点領域5よりも前側の位置に配置される。
 第2のリフレクタ370は、第1のリフレクタ350に対向して配置される。図6に示す例では、第2のリフレクタ370は、複数の分割ミラー380を用いて構成される。複数の分割ミラー380は、それぞれ反射面381を有する。以下では、第2のリフレクタ370を構成する分割ミラー380及びその反射面381を、第2の分割ミラー380及び第2の反射面381と記載する。本実施形態では、第2のリフレクタ370は、第2の反射部に相当する。
 第2の分割ミラー380は、第2の反射面381に対して第1のリフレクタ350により反射されたレーザ光が入射するように配置される。すなわち、第2の分割ミラー380(第2のリフレクタ370)は、第1のリフレクタ350により反射され焦点領域5に向けて集光されるレーザ光の光路上に配置される。
 また第2の分割ミラー380は、入射したレーザ光を内部ライトガイド313の入射端318(集光領域4)に向けて反射するように構成される。従って、第1のリフレクタ350(放物面ミラー等)で反射されたレーザ光は、第2の分割ミラー380で反射されたのちに、内部ライトガイド313の入射端318に集光される。
 第2の分割ミラー380としては、例えば平面ミラーが用いられる。この場合、第2の反射面381は、平面状の反射面となる。平面ミラーを用いることで、例えば焦点領域5に向けて集光されるレーザ光の光路をそのまま折り返すことが可能である。また第2の分割ミラー380として、放物面ミラーや、自由曲面ミラー等が用いられてもよい。これにより、例えば入射するレーザ光を集光領域4に向けて改めて集光するといったことが可能となり、高い集光効率を発揮することが可能となる。
 なお、第2のリフレクタ370は、分割されていないミラーにより構成されてもよい。すなわち、第2のリフレクタ370として、単一の平面ミラー、放物面ミラー、自由曲面ミラー等が用いられてもよい。この場合であっても、第2のリフレクタ370を適宜構成することで、レーザ光を内部ライトガイド313の入射端318に適正に集光することが可能である。この他、第2のリフレクタ370の具体的な構成は限定されない。
 このように、光源ユニット310では、第2のリフレクタ370により、第1のリフレクタ350から焦点領域5に向かうレーザ光が集光領域4に向けて反射される。第2のリフレクタ370を用いて、レーザ光の光路を折り返すことで、例えば集光に要する距離を十分に短くすることが可能となる。この結果、装置サイズを十分に小さくすることが可能となる。
 また例えば、第2のリフレクタの位置や角度等を適宜調整することで、集光領域4(内部ライトガイド313の入射端318)に対する集光位置を調整することが可能となる。この結果、内部ライトガイド313に入射するレーザ光の量を増大させることが可能となり、光学利用効率を高めることが可能となる。また、集光位置の微調整が可能であるため、より細い内部ライトガイド313に対しても適正にレーザ光を導入することが可能となる。
 図7に示すように、光源ユニット410は、光源411と、光学部材412と、内部ライトガイド413とを有する。内部ライトガイド413は、例えば図1に示す内部ライトガイド13と同様に構成される。光源411は、複数のレーザダイオード15を有する。複数のレーザダイオード15は、光軸3と平行に光源ユニット410の前側に向けてレーザ光を出射する。
 光学部材412は、第1のリフレクタ450及び第2のリフレクタ470を有する。第1のリフレクタ450は、複数の分割ミラー460(第1の分割ミラー460)を含む自由曲面ミラーであり、第1の反射面451を有する。第1のリフレクタ450は、例えば図5を参照して説明したリフレクタ250と同様に構成される。第1のリフレクタ450は、第1の反射面451をレーザダイオード15の出射側(光源ユニット410の後側)に向けて、中心軸と光軸3とが一致するように配置される。
 また第1のリフレクタ450の中心部分には、光軸3に沿って内部ライトガイド413が配置される。なお、内部ライトガイド413の入射端418は、第1のリフレクタ450の焦点領域5よりも前側の位置に配置される。
 第2のリフレクタ470は、複数の第2の分割ミラー480により構成される。第2のリフレクタ470は、第2の分割ミラー480の第2の反射面481を第1の反射面451に向けて、焦点領域5に向けて集光されるレーザ光の光路上に配置される(図5参照)。また第2のリフレクタ470は、入射したレーザ光を内部ライトガイド413の入射端418(集光領域4)に向けて反射するように構成される。
 このように、第1のリフレクタ450として自由曲面ミラーを用いた構成であっても、第2のリフレクタ470を設けることで、内部ライトガイド413の入射端418に向けてレーザ光を折り返して集光することが可能である。自由曲面ミラーを用いることで、光源ユニット410の横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)のサイズを小さくすることが可能である。また第2のリフレクタ470を用いることで、前後方向(Z方向)のサイズを小さくすることが可能である。これにより、装置サイズを大幅に小さくすることが可能となる。
 また図7に示す例では、第1のリフレクタ450が第1の分割ミラー460を用いて構成される。これにより、例えば第1の分割ミラー460及び第2の分割ミラーを適宜調整することで、入射端418におけるレーザ光の集光位置等を詳細に制御することが可能となる。この結果、各レーザダイオード15から出射されたレーザ光を非常に効率よく内部ライトガイド413に導入することが可能となり、光学利用効率を大幅に向上することが可能となる。
 図8に示すように、光源ユニット510は、光源511と、光学部材512と、内部ライトガイド513とを有する。光源511及び内部ライトガイド513は、例えば図4に示す光源111及び図1に示す内部ライトガイド13と同様に構成される。
 光学部材512は、リフレクタ550と、レンズ部560とを有する。リフレクタ550は、回転対称な放物面ミラーであり、反射面551を有する。リフレクタ550は、例えば図1等を参照して説明したリフレクタ50と同様に構成される。すなわち、リフレクタ550は、反射面551をレーザダイオード15の出射側(光源ユニット510の前側)に向けて、中心軸と光軸3とが一致するように配置される。
 例えば、複数のレーザダイオード15から光源ユニット510の後側に向けて光軸3と平行に出射されたレーザ光は、リフレクタ550の反射面551により、反射面551の前側に位置する内部ライトガイド513の入射端518(集光領域4)に向けて反射される。より詳しくは、各レーザ光は、入射端518の近傍に設定されたリフレクタ550の焦点領域(図示省略)に向けて集光される。
 レンズ部560は、集光領域4に向けて反射されたレーザ光の光路に配置される。すなわち、レンズ部560は、リフレクタ550及び入射端518の間の光軸3上に、各レーザ光が入射するように配置される。
 レンズ部560は、リフレクタ550から集光領域4に向けて反射されたレーザ光を集光領域4に集光する。例えば、図8に示すように、レンズ部560には、リフレクタ550により反射された複数のレーザ光が放射状に入射する。レンズ部560は、このようなレーザ光を集光領域4である内部ライトガイド513の入射端518に集光するように適宜構成される。
 図8には、レンズ部560として単一のレンズが模式的に図示されている。これに限定されず、例えばレンズを含む複数の光学素子を用いてレンズ部560が構成されてもよい。
 レンズ部560は、典型的には、集光レンズ等を用いて構成される。この場合、レンズ部560の焦点を含む領域が、集光領域4となる。すなわち、内部ライトガイド513の入射端518は、レンズ部560の焦点位置と一致するように配置される。これにより、例えば入射端518に集光されるレーザ光のスポット6のサイズ等をより小さくすることが可能となる。あるいは、入射端518に入射する際の各レーザ光の入射角等を制御することが可能となる。
 なお図8に示す光源ユニット510は、例えば図4を参照して説明した光源ユニット110の構成に、レンズ部560を追加した構成となっている。例えば図1、図5~図7等を参照して説明した、光源ユニット10、210、310、410等において、例えば各内部ライトガイドの入射端の近傍にレンズ部560が設けられてもよい。この場合、レンズ部560の特性(焦点位置)等に応じて、入射端の位置等を適宜調整される。これにより、レンズ部560を用いてレーザ光の集光効率等を容易に向上することが可能である。
 図1、及び図4~図8を参照して説明したように、本実施形態では、リフレクタ、分割ミラー、レンズ部等の、1以上の光学素子を含む光学部材が構成される。また光学部材は、複数のレーザダイオードから出射されたそれぞれのレーザ光が、互いに同数の光学素子を通過するように配置される。すなわち、各レーザダイオードから出射された全てのレーザ光は、発光されてから集光されるまで、同じ数(同じ種類)の光学素子を通過する。従って、各レーザ光は互いに特性の同じ光路を通過して合波されることになり、高品質な白色光等を容易に生成することが可能である。
 また、例えば各レーザ光を順次合波して白色光を合成するといった構成と比較して、少ない部品点数で、全てのレーザ光を一度に合波することが可能である。これにより、装置コストや装置サイズを抑制するとともに、メンテナンス等の容易な光源ユニット等を実現することが可能である。
 以上、本実施形態に係る医療用観察システム100では、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光が、光学部材により反射されて集光領域4に集光される。集光されたレーザ光は、集光領域4に配置された内部ライトガイドの入射端に入射し、出射端から均一化されて出射される。このように、レーザ光を反射することで集光に必要な距離を短くすることが可能となる。また内部ライトガイドにより集光されたレーザ光はそのまま均一化される。これにより装置サイズを小さくするとともに、良好な観察を実現することが可能となる。
 内視鏡や顕微鏡等の観察装置の光源として、ランプ光源(キセノンランプやハロゲンランプ)や白色LED等を用いることが考えられる。これらの光源は、いずれも発光点サイズが大きく放射角が広いことが知られている。これは光源側のエタンデュー(光束の面積と光の広がり角(立体角)の積)が大きいことを意味する。例えば光源側のエタンデューが大きい場合、その光源の光を取り込む光学系において、取り込むことのできない光の割合が増加する可能性がある。このため、所定のサイズのライトガイド等に効率よく集光させることが困難となる場合がある。
 また光源からの光をライトガイド等へ集光する方法として、レンズ集光系を用いる方法が考えられる。レンズ集光系を用いた場合、光の光路を急激に変化させるといったことは難しく、集光させるために距離が必要となる。また光源の数が増えると、集光レンズの数が増加する、あるいは集光レンズ自体のサイズが増大するといった事態を招く恐れがあり、結果として全体のサイズが大きくなってしまう場合があり得る。
 本実施形態では、複数のレーザダイオード15から出射されたレーザ光が、光学部材の放物面ミラー(リフレクタ)等を用いて反射されることにより、内部ライトガイドの入射端(集光領域4)に集光される。これにより、レーザ光の光路等を任意に変化させることが可能となり、短い距離で各レーザ光を集光することが可能となる。この結果、光源ユニットのサイズを十分に小さくすることが可能となる。
 またレーザダイオード15は、図3A等を用いて説明したように、発光点サイズが小さく、放射角が狭い光源である。すなわち、レーザダイオード15は、エタンデューが小さい光源であると言える。このためレーザダイオード15を用いることで、ビーム(スポット)の広がり等が十分に小さい状態で、レーザ光を集光することが可能となり、内部ライトガイドに対する集光効率を十分に高めることが可能である。
 本実施形態では、内部ライトガイドを用いて各波長域のレーザ光の輝度分布が均一化される。これにより、レーザダイオード15の種類に応じたビーム形状の違いによる白色光の色むら等を十分に抑制することが可能となる。この結果、観察対象2を適正に照明することが可能となり、良好な観察を実現することが可能となる。
 例えば内視鏡等を用いた観察は、医療の分野において、術式技術の発展に伴い急速に普及しており、多くの診療分野において重要な観察手段となっている。このような内視鏡観察装置は、軟性鏡・硬性鏡のいずれであっても、患者への低侵襲性が求められている。例えば、患者と直に触れるスコープ部分の細型化や小型化がすすめられている。
 本実施形態では、レーザ光を反射して集光することにより、十分に細い内部ライトガイドに対しても、高い集光効率でレーザ光が導入される。また内部ライトガイドにより、輝度分布の均一な光が生成される。これにより、十分に細い内部ライトガイドから、高輝度かつ輝度分布の均一な光を出射することが可能である。
 また内部ライトガイドの出射端のサイズは、外部ライトガイド31の入射端33のサイズと比べて、小さく設定される。これにより、細い外部ライトガイド31(バンドルファイバー等)に光を導入する場合であっても、良好なカップリングを図ることが可能である。この結果、侵襲性の低い細型の内視鏡等に用いられるようなライトガイドに対しても、効率よく光を導光することが可能となる。これにより、低侵襲性でありながら、高品質な観察像を撮影するといった、十分に良好な観察を実現することが可能となる。
 <その他の実施形態>
 本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
 上記では、内部ライトガイドとして、石英ロッドやガラスロッド等のロッドインテグレータが用いられた。これに限定されず、入射した光を均一化して出射する任意の光学素子が内部ライトガイドとして用いられてよい。
 例えば内部ライトガイドとして光ファイバーが用いられてもよい。これにより、例えば内部ライトガイドを曲げ可能に構成することが可能となり、後段の光学系との接続を容易にすることが可能である。また例えば、角筒状の内面に反射面を有する中空ミラー等が内部ライトガイドとして用いられてもよい。中空ミラー等を用いることで、装置の軽量化を図ることが可能である。
 上記では、各レーザダイオードから光軸に平行にレーザ光が出射された。これに限定されず、各レーザ光の出射方向は任意に設定されてよい。例えば光軸を中心に発散・収束するように複数のレーザ光が出射されてもよい。このような構成であっても、自由曲面ミラー等を用いて光学部材(リフレクタ等)を適宜構成することで、所望の集光領域にレーザ光を集光することが可能である。例えばこのような構成が採用されてもよい。
 図2A及び図2Bでは、複数のレーザダイオードとして、赤色光、緑色光、青色光、赤外光、及び紫外光を出射する5種類のレーザダイオードが用いられた。これに限定されず、例えば1種類のレーザダイオードを用いて光源が構成されてもよい。このような場合であっても、多数のレーザダイオードから出射されたレーザ光を効率的に内部ライトガイドに集光させることが可能であり、明るく輝度むらが抑制された単色の照射光等を容易に生成することが可能である。
 また赤色光、緑色光、及び青色光を出射するレーザダイオードを搭載し白色光を出射する構成や、赤外光、及び紫外光を出射するレーザダイオードを搭載し特殊観察用の照射光を生成する構成等が用いられてよい。この他、医療用光源ユニットの用途に応じて、各種類のレーザダイオードを任意に組み合わせた構成が採用されてよい。
 またレーザダイオード以外の発光素子が用いられてもよい。例えばレーザダイオードに代えてLED素子等を用いることが可能である。この場合、赤色光、緑色光、青色光、赤外光、及び紫外光等を出射可能なLED素子が、適宜用いられる。あるいは白色光を出射可能な白色LED等が用いられてもよい。このようにLED素子が用いられる場合であっても、内部ライトガイドの入射端に対して効率よく光を集光することが可能である。
 図9は、他の実施形態に係る内視鏡手術システム5000の概略的な構成の一例を示す図である。図9では、術者(医師)5067が、内視鏡手術システム5000を用いて、患者ベッド5069上の患者5071に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム5000は、内視鏡5001と、その他の術具5017と、内視鏡5001を支持する支持アーム装置5027と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート5037と、から構成される。
 内視鏡手術では、腹壁を切って開腹する代わりに、トロッカ5025a~5025dと呼ばれる筒状の開孔器具が腹壁に複数穿刺される。そして、トロッカ5025a~5025dから、内視鏡5001の鏡筒5003や、その他の術具5017が患者5071の体腔内に挿入される。図示する例では、その他の術具5017として、気腹チューブ5019、エネルギー処置具5021及び鉗子5023が、患者5071の体腔内に挿入されている。また、エネルギー処置具5021は、高周波電流や超音波振動により、組織の切開及び剥離、又は血管の封止等を行う処置具である。ただし、図示する術具5017はあくまで一例であり、術具5017としては、例えば攝子、レトラクタ等、一般的に内視鏡下手術において用いられる各種の術具が用いられてよい。
 内視鏡5001によって撮影された患者5071の体腔内の術部の画像が、表示装置5041に表示される。術者5067は、表示装置5041に表示された術部の画像をリアルタイムで見ながら、エネルギー処置具5021や鉗子5023を用いて、例えば患部を切除する等の処置を行う。なお、図示は省略しているが、気腹チューブ5019、エネルギー処置具5021及び鉗子5023は、手術中に、術者5067又は助手等によって支持される。
 支持アーム装置5027は、ベース部5029から延伸するアーム部5031を備える。図示する例では、アーム部5031は、関節部5033a、5033b、5033c、及びリンク5035a、5035bから構成されており、アーム制御装置5045からの制御により駆動される。アーム部5031によって内視鏡5001が支持され、その位置及び姿勢が制御される。これにより、内視鏡5001の安定的な位置の固定が実現され得る。
 内視鏡5001は、先端から所定の長さの領域が患者5071の体腔内に挿入される鏡筒5003と、鏡筒5003の基端に接続されるカメラヘッド5005と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒5003を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡5001を図示しているが、内視鏡5001は、軟性の鏡筒5003を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。また、内視鏡5001は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
 CCU5039は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡5001及び表示装置5041の動作を統括的に制御する。表示装置5041は、CCU5039からの制御により、当該CCU5039によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
 光源装置5043は、例えば図1に示す医療用観察システム100を用いて構成される。すなわち、光源装置5043には、光源ユニット10、リレー光学系30、外部ライトガイド31等が含まれる。また光源ユニット10の各レーザダイオード15を個別に制御するコントローラ等が、光源装置5043として設けられる。なお、照明光学系32は、内視鏡5001の先端に設けられた対物レンズ等により構成される。
 また光源装置5043は、カート5037とは異なる場所に設けられてもよい。例えば、支持アーム装置5027のベース部5029内に、光源ユニット10やリレー光学系30が設けられてもよい。この場合、軟性の外部ライトガイド31がアーム部5031の内部や近傍を通って、内視鏡5001の先端部まで導入される。また例えば、光源装置5043が、別の筐体内に構成され、外部ライトガイド31を介して内視鏡5001と接続されてもよい。
 アーム制御装置5045は、例えばCPU等のプロセッサによって構成され、所定のプログラムに従って動作することにより、所定の制御方式に従って支持アーム装置5027のアーム部5031の駆動を制御する。入力装置5047は、内視鏡手術システム5000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置5047を介して、内視鏡手術システム5000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。入力装置5047としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、スイッチ、フットスイッチ5057及び/又はレバー等が適用され得る。
 処置具制御装置5049は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具5021の駆動を制御する。気腹装置5051は、内視鏡5001による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者5071の体腔を膨らめるために、気腹チューブ5019を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ5053は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ5055は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
 図10は、他の実施形態に係る顕微鏡手術システム5300の概略的な構成の一例を示す図である。図10では、術者5321が、顕微鏡手術システム5300を用いて、患者ベッド5323上の患者5325に対して手術を行っている様子を概略的に示している。
 顕微鏡装置5301は、観察対象(患者の術部)を拡大観察するための顕微鏡部5303と、顕微鏡部5303を先端で支持するアーム部5309と、アーム部5309の基端を支持するベース部5315と、を有する。
 また顕微鏡装置5301には、本技術に係る医療用観察システム100から、照射用の光が提供される。例えば、ベース部5315の内部や周辺に光源ユニット10及びリレー光学系30等が設けられる。外部ライトガイド31は、例えばアーム部5309に沿って顕微鏡部5303まで導入される。なお、医療用観察システム100は、別の筐体内に構成されてもよい。
 図10に示すように、手術時には、顕微鏡手術システム5300を用いて、顕微鏡装置5301によって撮影された術部の画像が、手術室の壁面に設置される表示装置5319に拡大表示される。表示装置5319は、術者5321と対向する位置に設置されており、術者5321は、表示装置5319に映し出された映像によって術部の様子を観察しながら、例えば患部の切除等、当該術部に対して各種の処置を行う。
 外部ライトガイド31から出射された光は、顕微鏡部5303に設けられた照明光学系32から術部に向けて照射される。これにより、例えば色むらの抑制された明るい白色光等が術部に照射され、高品質な手術画像等を撮影することが可能となる。
 以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
 なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)各々が光を出射する複数の発光素子を有する光源と、
 前記複数の発光素子から出射された光を反射し、第1の領域に入射するように配置された光学部材と、
 前記第1の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する第1の導光体と、
 前記導光された光を術野に照射し、被写体から反射された光を撮像する撮像素子と
 を具備する医療用観察システム。
(2)(1)に記載の医療用観察システムであって、
 前記第1の導光体は、前記出射端から出射される光の前記出射端における輝度分布を均一化する
 医療用観察システム。
(3)(1)又は(2)に記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、所定の軸の周りに配置され、
 前記光学部材は、前記複数の発光素子に対向して配置され、前記複数の発光素子から出射された光を反射して前記所定の軸上の第2の領域に向けて集光する第1の反射部を有する
 医療用観察システム。
(4)(3)に記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、前記所定の軸と平行に光を出射する
 医療用観察システム。
(5)(3)又は(4)に記載の医療用観察システムであって、
 前記第1の反射部は、放物面ミラー及び自由曲面ミラーの少なくとも一方を含む
 医療用観察システム。
(6)(5)に記載の医療用観察システムであって、
 前記自由曲面ミラーは、複数の分割ミラーにより構成される
 医療用観察システム。
(7)(3)から(6)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記第2の領域は、前記第1の領域である
 医療用観察システム。
(8)(3)から(6)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記光学部材は、前記第1の反射部に対向して配置され、前記第1の反射部から前記第2の領域に向かう光を前記第1の領域に向けて反射する第2の反射部を有する
 医療用観察システム。
(9)(8)に記載の医療用観察システムであって、
 前記第2の反射部は、放物面ミラー、平面ミラー、及び自由曲面ミラーの少なくとも1つを含む
 医療用観察システム。
(10)(1)から(9)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、互いに異なる波長域の光を出射する複数種類の発光素子を含む
 医療用観察システム。
(11)(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、赤色光を出射する発光素子、緑色光を出射する発光素子、及び青色光を出射する発光素子の少なくとも1つを含む
 医療用観察システム。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、赤外光を出射する発光素子、及び紫外光を出射する発光素子の少なくとも1方を含む
 医療用観察システム。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、同一種類の発光素子のうち少なくとも1つの発光素子が、当該発光素子から出射された光の前記入射端に対する入射角が所定の範囲に含まれるように配置される
 医療用観察システム。
(14)(1)から(13)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、レーザダイオードを含む
 医療用観察システム。
(15)(1)から(14)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記複数の発光素子は、同一の放熱板上に配置される
 医療用観察システム。
(16)(1)から(15)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、さらに、
 観察対象まで光を導光する第2の導光体と、
 前記第1の導光体の出射端から出射する光を前記第2の導光体の入射端に接続するリレー光学系とを具備する
 医療用観察システム。
(17)(16)に記載の医療用観察システムであって、
 前記第1の導光体の出射端の面積は、前記第2の導光体の入射端の面積よりも小さい
 医療用観察システム。
(18)(1)から(17)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 顕微鏡システム、又は内視鏡システムとして構成される
 医療用観察システム。
(19)(1)から(18)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記光学部材は、前記第1の領域に向けて反射された光を前記第1の領域に集光するレンズ部を含む
 医療用観察システム。
(20)(1)から(19)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記入射端は、前記第1の領域に配置される
 医療用観察システム。
(21)(20)に記載の医療用観察システムであって、
 前記光学部材は、前記複数の発光素子から出射された光を反射し、前記入射端に集光するように配置された反射板を有する
 医療用観察システム。
(22)(21)に記載の医療用観察システムであって、
 前記反射板は、前記複数の発光素子から出射された光の各スポットが、前記入射端の端面上で重なるように配置される
 医療用観察システム。
(23)(21)又は(22)に記載の医療用観察システムであって、
 前記反射板は、放物面ミラー及び自由曲面ミラーのいずれか一方である
 医療用観察システム。
(24)(1)から(23)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記光学部材は、前記複数の発光素子から出射された光を反射し、前記反射された光の各光軸が互いに異なる方向から前記入射端に入射するように配置される
 医療用観察システム。
(25)(1)から(24)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記光学部材は、1以上の光学素子を含み、前記複数の発光素子から出射されたそれぞれの光が、互いに同数の前記光学素子を通過するように配置される
 医療用観察システム。
(26)(1)から(27)のうちいずれか1つに記載の医療用観察システムであって、
 前記第1の導光体は、前記入射端及び前記出射端を通過する導光軸を有し、
 前記複数の発光素子は、前記導光軸の周りに配置される
 医療用観察システム。
(27)各々が光を出射する複数の発光素子を有する光源と、
 前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射するように配置された光学部材と、
 前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する導光体と
 を具備する医療用光源装置。
(28)複数の発光素子の各々から光を出射させ、
 前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射させ、
 前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有する導光体により、前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する
 医療用照明方法。
(29)各々が光を出射する複数の発光素子を有する発光手段と、
 前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射するように配置された集光手段と、
 前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する導光手段と
 を具備する医療用光源装置。
 3…光軸
 4…集光領域
 5…焦点領域
 10、110、210、310、410、510…光源ユニット
 11、111、211、311、411、511…光源
 12、112、212、312、412、512…光学部材
 13、113、213、313、413、513…内部ライトガイド
 15、15R、15G、15B、15IR、15UV…レーザダイオード
 18、118、218、318、418、518…入射端
 20、320…出射端
 30…リレー光学系
 31…外部ライトガイド
 40…撮像素子
 50、150、250、550…リフレクタ
 350、450…第1のリフレクタ
 370、470…第2のリフレクタ
 460…レンズ部
 100…医療用観察システム

Claims (20)

  1.  各々が光を出射する複数の発光素子を有する光源と、
     前記複数の発光素子から出射された光を反射し、第1の領域に入射するように配置された光学部材と、
     前記第1の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する第1の導光体と、
     前記導光された光を術野に照射し、被写体から反射された光を撮像する撮像素子と
     を具備する医療用観察システム。
  2.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記第1の導光体は、前記出射端から出射される光の前記出射端における輝度分布を均一化する
     医療用観察システム。
  3.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、所定の軸の周りに配置され、
     前記光学部材は、前記複数の発光素子に対向して配置され、前記複数の発光素子から出射された光を反射して前記所定の軸上の第2の領域に向けて集光する第1の反射部を有する
     医療用観察システム。
  4.  請求項3に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、前記所定の軸と平行に光を出射する
     医療用観察システム。
  5.  請求項3に記載の医療用観察システムであって、
     前記第1の反射部は、放物面ミラー及び自由曲面ミラーの少なくとも一方を含む
     医療用観察システム。
  6.  請求項5に記載の医療用観察システムであって、
     前記自由曲面ミラーは、複数の分割ミラーにより構成される
     医療用観察システム。
  7.  請求項3に記載の医療用観察システムであって、
     前記第2の領域は、前記第1の領域である
     医療用観察システム。
  8.  請求項3に記載の医療用観察システムであって、
     前記光学部材は、前記第1の反射部に対向して配置され、前記第1の反射部から前記第2の領域に向かう光を前記第1の領域に向けて反射する第2の反射部を有する
     医療用観察システム。
  9.  請求項8に記載の医療用観察システムであって、
     前記第2の反射部は、放物面ミラー、平面ミラー、及び自由曲面ミラーの少なくとも1つを含む
     医療用観察システム。
  10.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、互いに異なる波長域の光を出射する複数種類の発光素子を含む
     医療用観察システム。
  11.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、赤色光を出射する発光素子、緑色光を出射する発光素子、及び青色光を出射する発光素子の少なくとも1つを含む
     医療用観察システム。
  12.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、赤外光を出射する発光素子、及び紫外光を出射する発光素子の少なくとも1方を含む
     医療用観察システム。
  13.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、同一種類の発光素子のうち少なくとも1つの発光素子が、当該発光素子から出射された光の前記入射端に対する入射角が所定の範囲に含まれるように配置される
     医療用観察システム。
  14.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、レーザダイオードを含む
     医療用観察システム。
  15.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     前記複数の発光素子は、同一の放熱板上に配置される
     医療用観察システム。
  16.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、さらに、
     観察対象まで光を導光する第2の導光体と、
     前記第1の導光体の出射端から出射する光を前記第2の導光体の入射端に接続するリレー光学系とを具備する
     医療用観察システム。
  17.  請求項16に記載の医療用観察システムであって、
     前記第1の導光体の出射端の面積は、前記第2の導光体の入射端の面積よりも小さい
     医療用観察システム。
  18.  請求項1に記載の医療用観察システムであって、
     顕微鏡システム、又は内視鏡システムとして構成される
     医療用観察システム。
  19.  各々が光を出射する複数の発光素子を有する光源と、
     前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射するように配置された光学部材と、
     前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有し前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する導光体と
     を具備する医療用光源装置。
  20.  複数の発光素子の各々から光を出射させ、
     前記複数の発光素子から出射された光を反射し、所定の領域に入射させ、
     前記所定の領域に配置され、入射端と前記入射端とは反対側の出射端とを有する導光体により、前記入射端から入射した光を前記出射端に導光する
     医療用照明方法。
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