JP2003047591A - 内視鏡用光源ユニット - Google Patents

内視鏡用光源ユニット

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JP2003047591A
JP2003047591A JP2001237592A JP2001237592A JP2003047591A JP 2003047591 A JP2003047591 A JP 2003047591A JP 2001237592 A JP2001237592 A JP 2001237592A JP 2001237592 A JP2001237592 A JP 2001237592A JP 2003047591 A JP2003047591 A JP 2003047591A
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Kazushige Tanaka
千成 田中
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Pentax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のLEDから射出される光をライトガイ
ドによりスコープの先端まで導き、観察部位を照射する
光源ユニットにおいて、白色照明光における色分布の発
生を防止する。 【解決手段】 複数のLED232を放物面である取り
付け面231Pに同心円状に取り付ける。取り付け面2
31Pをその中心軸線231Cがライトガイドの入射端
面の中心軸線と一致するよう、ライトガイドの入射端面
に対向させる。1つの同心円上に配設されるLED23
2から射出され入射端面に入射する光における赤色、緑
色、青色の照度の比率と、他の同心円上に配設されるL
ED232から射出され入射端面に入射する光における
同照度の比率が略同一となるよう、LED232を配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を挿通する
ライトガイドファイバーバンドルにより光源の射出光を
内視鏡の先端部まで導き、先端部の前方を照射するよう
構成される内視鏡に用いられる光源に関する。
【0002】
【従来の技術】ファイバースコープや電子内視鏡等の内
視鏡は、挿入部を体内に挿入し体内を観察する医療器具
である。体内は外部から遮蔽されているため、観察する
ためには照明光を照射しなければならない。そのため、
内視鏡が接続される光源装置や画像信号処理ユニット内
には光源が設けられる。内視鏡がこれらの装置に接続さ
れると、内視鏡の挿入部内を挿通するライトガイドファ
イバーバンドル(以後ライトガイドと略称する)の入射
端が光源と光学的に接続される。光源の出射光はライト
ガイドにより内視鏡の挿入部先端まで導かれ、挿入部先
端においてライトガイドと組み合わせて設けられる照明
光学系を介して、前方に照明光として照射される。
【0003】近年、上述の光源として半導体発光素子
(LED)を用いたものが提案されている。キセノンラ
ンプやハロゲンランプを光源に用いる場合に生じる、放
電に起因するノイズによる弊害や、放電管を制御するた
めの所定の回路ブロックを必要とするため光源装置全体
が大型化する等の問題を解消するためのである。LED
単体の光量はキセノンランプ等に比べると低く、観察部
位に十分な光量を有する照明光を照射するためには複数
のLEDが用意される。このような光源には、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)各色のLEDをそれぞ
れ複数設け、各LEDの射出光が混色され全体として白
色光が供給されるタイプのものがある。
【0004】LEDの射出光は略平行光である。したが
って、複数のLEDからの出射光を効率よく利用するた
め、LEDを保持する保持部材とライトガイド入射端と
の間に集光光学系を介在させたり、LED保持板におけ
る取り付け位置とライトガイドの入射端との相対的位置
関係に応じてそれぞれのLEDの取り付け角度を適宜調
節する等の工夫が施される。すなわち、各LEDから出
射された光のライトガイドへの入射角度はそれぞれのL
EDの位置に応じて調節される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ライトガイ
ドは複数の光ファイバーを束ねたファイバーバンドルと
して構成されており、各光ファイバーへの入射光は光フ
ァイバーの内壁面で反射をくりかえしながら出射端へ導
かれ、出射する。すなわち、光ファイバーは角度依存特
性を有しており、光ファイバーの入射端における光の入
射角度は出射端から出射される際にもある程度維持され
る。RGB各色のLEDを用いて白色光を供給するタイ
プの光源の場合、光ファイバーの角度依存特性により、
各LED配列の態様によっては出射光に色分布が生じる
こととなってしまう。内視鏡を用いた診察では、観察部
位の色相により病変の発生の有無が判断される。したが
って、観察部位に照射される照明光にこのような予期し
ない色分布が発生すると正確な診察が行えないという問
題がある。
【0006】本発明は以上の問題を解決するものであ
り、RGBの3原色に対応する光を射出する複数のLE
Dを用いて照明光を供給する内視鏡用光源ユニットにお
いて、観察に適した照明光を供給する光源を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内視鏡用光
源ユニットは、所定の三原色に対応する光をそれぞれ射
出する複数の半導体発光素子と、複数の半導体発光素子
を保持する保持部材とを備え、複数の半導体発光素子の
射出光が内視鏡のスコープを挿通するライトガイドファ
イバーバンドルの入射端面に導かれ、このライトガイド
ファイバーバンドルの出射端から出射されて観察部位を
照射するよう構成され、複数の半導体発光素子のそれぞ
れの射出光が入射端面に入射するよう、保持部材におけ
る複数の半導体発光素子の配設位置と入射端面との相対
的位置関係に基づいて射出光の入射端面に対する入射角
度が規定されている内視鏡用光源ユニットにおいて、射
出光のうち入射端面の中心軸線に対して同一の角度で入
射する光における三原色の各色の照度の比率が、射出光
のうち入射端面の中心軸線に対して該同一の角度と異な
る角度で入射端面に入射する光における三原色の各色の
照度の比率と略同一であることを特徴とする。
【0008】好ましくは、射出光が入射端面の中心軸線
に対して同一の角度で入射する光を射出する複数の半導
体発光素子において、三原色毎の個数を定めることによ
り、各色の照度の比率が定められる。
【0009】好ましくは、射出光が入射端面の中心軸線
に対して同一の角度で入射する光を射出する複数の半導
体発光素子において、三原色の色毎に複数の半導体発光
素子の駆動電流を制御することにより、各色の照度の比
率が定められてもよい。
【0010】好ましくは、上述の三原色の各色の照度の
比率は可変である。
【0011】複数の半導体発光素子のうち、所定の三原
色のうち第1の色に相当する色を射出する第1の半導体
発光素子の単体の射出光の照度と、所定の三原色のうち
第2の色に相当する色を射出する第2の半導体発光素子
の単体の射出光の照度と、所定の三原色のうち第3の色
に相当する色を射出する第3の半導体発光素子の単体の
射出光の照度との比率がX:Y:Zであり、複数の半導
体発光素子の射出光のうち入射端面の中心軸線に対して
同一の角度で入射する光における三原色の第1、第2お
よび第3の色の照度の比率がa:b:cであるとき、第
1の半導体発光素子の個数αと、第2の半導体発光素子
の個数βと、第3の半導体発光素子の個数γは、好まし
くは以下の関係を有する。 α:β:γ=a/X:b/Y:c/Z
【0012】三原色の各色の照度の比率が同率である場
合、選択的に、複数の半導体発光素子のうち、入射端面
の中心に対応する位置に設けられる半導体発光素子の射
出光は白色であってもよい。
【0013】以上のように、本発明によれば、ライトガ
イドの入射端面への入射角が同一である光において、三
原色の各色の照度の比率が所定の比率に定められ、入射
角が異なる光においても同様の比率に定められる。した
がって、ライトガイドから出射される照明光において、
予期しない色分布が生じることがない。
【0014】また、保持部材のスペースの制約上、半導
体発光素子の個数を調節することによりライトガイドの
入射端面の入射光における三原色の各色の照度の比率を
所定の比率に一致させられない場合であっても、各半導
体発光素子の駆動電流を制御する構成とすれば、各色の
照度の比率を微調整することができ、この比率を所定の
値に一致させることができる。したがって、より高精度
な照明光の調節が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明に係る実施形態が
適用される電子内視鏡のブロック図である。スコープ1
0は可撓性導管(可撓管)を有し、画像信号処理ユニッ
ト20に着脱自在に接続される。スコープ10の先端側
には、対物光学系とCCDイメージセンサを組み合わせ
て構成される撮像センサ11が設けられる。スコープ1
0内にはライトガイド12が挿通されており、その出射
端は、スコープ10の先端まで延びている。
【0016】画像信号処理ユニット20のシステムコン
トローラ21は電子内視鏡を全体的に制御するマイクロ
コンピュータである。即ち、システムコントローラ21
は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行
するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メ
モリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/
読出し自在なメモリ(RAM)から成る。
【0017】スコープ10を画像信号処理ユニット20
に接続すると、撮像センサ11はスコープ10内に設け
られたCCD回路(図示せず)を介して画像信号処理ユ
ニット20の映像信号処理回路22に接続される。ライ
トガイド12の入射端は画像信号処理ユニット20内に
設けられた光源ユニット23に光学的に接続される。光
源ユニット23の詳細は後述する。ライトガイド12の
入射端近傍には、入射端に対応するよう、絞りユニット
(図示せず)が設けられる。スコープ10の先端のライ
トガイド12の出射端には配光光学系13が配設され
る。
【0018】画像信号処理ユニット20にはフロントパ
ネル24が設けられ、このフロントパネル24には種々
の表示灯や種々のスイッチが設けられる。電源スイッチ
(SW)241により画像信号処理ユニット20の主電
源(図示せず)のON/OFFが切替えられ、点灯スイ
ッチ(SW)242により光源ユニット23の点灯が制
御される。また、色調整ボタン243により、光源ユニ
ット23の射出光の色微調整を行うことができる。
【0019】点灯SW242からの信号に基づいてシス
テムコントローラ21は光源電力供給回路25に制御信
号を出力する。システムコントローラ21からの制御信
号に従い、光源電力供給回路25により光源ユニット2
3への給電が適宜制御される。尚、光源電力供給回路2
5はプラグ(図示せず)を介して商用電源に接続されて
いる。
【0020】上述のように、撮像センサ11から読み出
された画素信号はCCDドライバを介して映像信号処理
回路22に送られる。CCDドライバから送られてきた
アナログ画素信号は、プロセス回路ブロック220にお
いて増幅、ガンマ補正等の所定の画像処理が施され、映
像信号処理回路22のA/D変換回路221でデジタル
画素信号に変換される。デジタル画素信号は、信号処理
回路222において水平同期信号及び垂直同期信号等が
付加され、カラーデジタルビデオ信号が生成される。
【0021】カラーデジタルビデオ信号は、ノイズリダ
クション等の処理が施された後、D/A変換回路223
でそれぞれカラーアナログビデオ信号に変換される。出
力回路224において、RGBのカラーアナログビデオ
信号から、輝度信号(Y信号)と色信号(C信号)に分
けて伝送されるSビデオ信号(Y/C信号)が生成され
る。Sビデオ信号は、画像信号処理ユニット20に接続
された外部のTVモニタ30に伝送される。TVモニタ
30では伝送されたSビデオ信号がRGB信号に復元さ
れ、画面上に画像が表示される。
【0022】尚、A/D変換器221、D/A変換回路
223における変換のタイミング、水平同期信号、垂直
同期信号の生成等はタイミングコントローラ26により
制御される。
【0023】図2は光源ユニット23とライトガイド1
2を示す図である。図2において、光源ユニット23の
保持板231は、その中心を含み厚み方向に沿って切断
した断面が示されている。平板状の保持板231の取り
付け面231Pは、凹状曲面の放物面を呈する。図3
は、保持板231を取り付け面231Pから示す平面図
である。図3に示すように、取り付け面231Pの全面
にわたって、複数のLED232(発光素子)が半田付
けにより取り付けられており、取り付け面231Pの中
心に直交する軸線231Cを中心として同心円状に配設
される。LED232には、射出光がそれぞれ赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)である3つのタイプの
ものが用いられ、取り付け面231Pには、この3つの
タイプのLED232が取り混ぜて配設される。尚、図
2においては、切断面における構成を明示するため一部
のLED232は省略されている。
【0024】保持板231の取り付け面231Pは、ラ
イトガイド12の入射端面12Pに対向し、かつ入射端
面12Pの中心12Cは軸線231C上に位置する。ま
た、複数のLED232の射出光がライトガイド12の
入射端面12Pに入射するよう、ライトガイド12と保
持板231は所定の距離をおいて配設される。
【0025】上述のように、入射端面12Pの中心12
Cは取り付け面231Pの中心に直交する軸線231C
上に位置している。したがって、1つの同心円上に配設
される複数のLED232の射出光の入射端面12Pへ
の入射角度はそれぞれ同一であり、異なる同心円上に配
設されるLED232の射出光の入射端面12Pへの入
射角度はそれぞれ異なる。換言すれば、軸線231Cか
ら同一の距離に配設されるLED232の射出光の入射
端面12Pへの入射角度は同一であり、軸線231Cか
ら異なる距離に配設されるLED232の射出光の入射
角度は異なる。
【0026】本実施形態において、複数のLED232
は、径の異なる10個の同心円上に配設される。尚、説
明の便宜上、同一の円周上に配設されるLED232の
グループをPn(n=1〜10)として総称する。図3
に示すように、例えばグループP1には半径の最も小さ
い円周上に配設されるLED232が含まれ、グループ
P10には半径の最も大きい円周上に配設されるLED
232が含まれる。
【0027】図4は、光源電力供給回路25の詳細を示
すブロック図である。光源電力供給回路25は、上述の
グループPnに対応する回路ブロックSn(n=1〜1
0)から成る。さらに、それぞれの回路ブロックSn
は、対応するグループPnに含まれるLED232のう
ち、射出光の色毎に独立した回路SnR、SnG、Sn
B(n=1〜10)から成る。例えば、回路ブロックS
3の回路S3Rは、グループP3に含まれるLED23
2のうち射出光が赤色であるLED232に接続されて
おり、回路S3Gは、グループP3に含まれるLED2
32のうち射出光が緑色であるLED232に接続され
ており、回路S3Bは、グループP3に含まれるLED
232のうち射出光が青色であるLED232に接続さ
れており、システムコントローラ21から出力される制
御信号に基づいて、それらのLED232の駆動電流が
制御される。このような回路構成により、グループPn
のそれぞれにおいて射出光の色毎に、駆動電流を制御す
ることが可能となる。
【0028】本実施形態において、グループP1〜P1
0のそれぞれに含まれるLED232から射出されライ
トガイド12の入射端面12Pに入射する光における三
原色(R、G、B)の各色の照度の比率が、いずれのク
ループにおいても所定の比率となるよう、グループP1
〜P10内における射出光の色毎のLED232の個数
は規定される。換言すれば、ライトガイド12の入射端
面12Pの中心軸線(軸線231Cに一致)に対して同
一の角度で入射する光における三原色の各色の照度の比
率が、入射端面12Pの中心軸線に対して該角度と異な
る角度で入射端面12Pに入射する光における三原色の
各色の照度の比率と同一となるよう、各グループP1〜
P10内における射出光の色毎のLED232の個数は
規定される。
【0029】具体的には、射出光が赤色のLED23
2、緑色のLED232、青色のLED232の単体で
の照度の比率をX:Y:Zとし、複数のLED232か
らの射出光のうちライトガイド12の入射端面12Pの
中心軸線に対して同一角度で入射する光におけるRGB
の照度の比率をa:b:cに一致させたいとき、射出光
が赤色のLED232、緑色のLED232、青色のL
ED232の個数をそれぞれα、β、γとすると、これ
らの比率は以下のように表される。
【0030】α:β:γ=a/X:b/Y:c/Z
【0031】本実施形態では、白色光を供給すべく、上
述の照度の比率(a:b:c)が1:1:1となるよ
う、射出光の色毎のLED232の個数は規定される。
【0032】表1は、射出光が赤色のLED232、緑
色のLED232、青色のLED232の単体での照度
の比率(X:Y:Z)が2:6:1である場合に、光源
ユニット23から出射されライトガイド12の入射端面
12Pに入射する光におけるRGBの照度の比率(a:
b:c)を1:1:1に一致させるための、取り付け面
231P上の同一の円周上における個数配分の一例を示
す表である。尚、本実施形態では、LED232として
直径が約3mm(ミリメートル)の発光素子が用いられ
る。
【0033】
【表1】
【0034】本実施形態においては白色光を供給すべ
く、入射端面12Pの入射光におけるRGBの照度の比
率(a:b:c)を1:1:1としているがこれに限る
ものではない。例えば、表2に示すように、入射端面1
2Pの入射光におけるRGBの照度の比率を1:1.
4:1.2とすることも可能である。
【0035】
【表2】
【0036】表1および表2に示されるように、LED
232の配設個数は保持板231の取り付け面231P
のスペースの制約を受けるため、上述の照度の比率を一
致させられない場合がある。したがって、光源電力供給
回路25を図4に示すように構成し、LED232の駆
動電流を各グループP1〜P10に含まれるLED23
2を各色毎に制御することにより、各グループP1〜P
10毎の上述の各色の照度の比率(a:b:c)が微調
整され、1:1:1若しくは1:1.4:1.2の比率
に一致させることが可能となる。
【0037】本実施形態においては、LED232単体
の射出光におけるRGB各色の照度の比率(X:Y:
Z)と、各グループP1〜P10内における実際の個数
の比率(α:β:γ)と、ライトガイド12の入射端面
12Pへの入射光におけるRGBの照度の比率(a:
b:c)に基づいて、それぞれのグループP1〜P10
における各色毎のLED232の駆動電流を供給するよ
うプログラムされたアプリケーションがシステムコント
ローラ21のROMに格納されており、光源電力供給回
路25は、このアプリケーションに基づいて制御され
る。
【0038】また、入射端面12Pの入射光におけるR
GBの照度の比率は、操作パネル24の色調整ボタン2
43(図1参照)を操作することにより、変更可能であ
る。色調整ボタン24が操作されると、RGBいずれか
の成分を増加、若しくは減少させる指令がシステムコン
トローラ21に入力される。すなわち、ライトガイド1
2の入射端面12Pへの入射光におけるRGBの照度の
比率を変更する指令がシステムコントローラ21に入力
される。その結果、上述のアプリケーションにより、グ
ループP1〜P10のそれぞれの各色毎のLED232
の駆動電流が調節される。
【0039】尚、複数のLED232の取り付けの構成
は、図2に示すものには限られない。例えば、図5およ
び図6に示すように、例えば、矩形の保持部材301の
平面部301Pに、保持板301の中心を含み平面部3
01Pに直交する軸線301Cを中心として同心円状に
複数の環状段部311〜319を形成し、これら環状段
部311〜319のそれぞれにLED232を取り付け
る構成としてもよい。複数の環状段部311〜319
は、それぞれの頂点を結ぶ線L1がライトガイド12の
入射端面12Pに対して略平行となるよう、形成され
る。保持板301は、上述の保持板231と同様、平面
部301Pがライトガイド12の入射端面12Pに対向
し、かつ入射端面12Pの中心12Cが軸線301C上
に位置するよう、配設される。尚、図5において、切断
面における構成を明示するため一部のLED232は省
略されている。
【0040】各環状段部311〜319毎に入射端面1
2Pに対する傾斜角度は異なる。すなわち、同一の環状
段部に配設されるLED232の射出光の入射端面12
Pに対する入射角度は同一であり、異なる環状段部に配
設されるLED232の射出光の入射端面12Pに対す
る入射角度は異なる。したがって、LED232の駆動
制御は環状段部311〜319のそれぞれにおいて各色
毎に制御される。
【0041】また、図7に示す光学ユニット400よう
に、環状段部411〜418を形成してもよい。すなわ
ち、環状段部411〜418は、保持部材401の取り
付け面401Pにおいて、保持板401の中心を含み取
付け面401Pに直交する軸線401Cを中心として同
心円状に設けられ、かつ各環状段部の頂点を結ぶ線が曲
線L2となるよう形成される。保持板401は、LED
232が配設される取付け面401Pが、ライトガイド
12の入射端面12Pに対向し、かつ入射端面12Pの
中心12Cが軸線401C上に位置するよう、配設され
る。ライトガイド12は、入射端面12Pが曲線L2と
曲線L2の曲率中心CCとの間に位置するよう、配設さ
れる。
【0042】さらに、図8に示すように、平板と放物面
鏡とを組み合わせてライトガイドの入射端面にLEDの
射出光を導く構成としてもよい。複数のLED232
は、平板状の保持板531の平面部531Aに半田付け
により取り付けられ、放物面鏡533は、反射面である
凹状曲面の放物面533Aに複数のLED232からの
射出光が入射するよう、保持板531に対向して配設さ
れる。図9は保持板531を放物面鏡533側から示す
正面図である。保持板531は円板状を呈しており、そ
の中心には孔531Bが形成される。尚、保持板531
の構成を明示するため図9においてLED232は省略
されているが、実際には平面部531Aの全域にわたっ
て、孔531Bを中心として同心円状に配設される。保
持板531と放物面鏡533は、放物面鏡533の放物
面533Aの中心軸R上に保持板531の孔531Bの
中心が位置するよう、互いに配設される。
【0043】図8に示すように、保持板531の孔53
1Bには入射端が放物面鏡533側を向くようライトガ
イド12が挿通している。ライトガイド12は、その入
射端面に放物面533Aの中心軸Rが交差し、かつ入射
端面が放物面鏡533の焦点近傍に位置するよう配設さ
れる。保持板531の平面部531Aは、放物面鏡53
3の放物面533Aを中心軸Rに垂直な面で切断して得
られる円のうち直径が最大の円と略同一の直径を有す
る。従って、平面部531Aにおいて孔531Bを除く
全領域に取り付けられるLED232の射出光が全て放
物面鏡533の放物面533Aにより反射され、ライト
ガイド12の入射端に導かれる。
【0044】また、放物面鏡を図10に示すように構成
してもよい。上述のように保持板531の中心にはライ
トガイド12を挿通させるための孔531Bが形成され
ているため、保持板531の平面部531AにはLED
232が取り付けられない領域がある。すなわち、放物
面鏡637の放物面637AにはLED232の射出光
が入射しない領域が存在する。そこで、図10に示すよ
うに、放物面637AのLED232の射出光が入射し
ない領域において、ライトガイド12の入射端面に対向
する位置に白色LED700を配設する。白色LED7
00は、図11に示すように、複数配設してもよい。
【0045】さらに、図12および13に示すように、
平板状の保持部材801にLED232を配設し、保持
部材801とライトガイド12との間に、集光レンズ
(図12参照)若しくはフレネルレンズ(図13参照)
を介在させ、LED232の射出光をライトガイド12
の入射端面に集光させる構成としてもよい。尚、上述の
他の光源ユニットと同様、保持部材801においてLE
D232は保持部材801の中心を中心として同心円状
に配設されることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スコー
プの先端までライトガイドにより照明光を導き、前方に
照射するよう構成される内視鏡用光源ユニットにおい
て、光源から射出されライトガイドに入射する光におけ
る三原色の照度の比率は、その入射角に左右されず所定
の比率に定められる。したがって、ライトガイドの出射
端から出射される照明光における予期しない色分布の発
生が防止され、内視鏡による観察に適した照明光が供給
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態が適用される電子内視鏡
のブロック図である。
【図2】光源ユニットとライトガイドを示す一部断面図
である。
【図3】LEDの保持板の取り付け面におけるLEDの
配置を模式的に示す図である。
【図4】LEDに供給する駆動電流を制御するための回
路構成を示す図である。
【図5】保持板に環状断面を形成してLEDを取り付け
る構成を有する光源ユニットとライトガイドを示す一部
断面図である。
【図6】図5の光源ユニットにおけるLEDの配置を模
式的に示す図である。
【図7】保持板に環状断面を形成してLEDを取り付け
る他の構成を有する光源ユニットとライトガイドを示す
一部断面図である。
【図8】平面状の保持板にLEDを取り付け、放面鏡と
組み合わせて構成される光源ユニットとライトガイドを
示す一部断面図である。
【図9】図8の保持板の正面図である。
【図10】図8の放面鏡の中心に白色LEDが配設され
た光源ユニットとライトガイドを示す一部断面図であ
る。
【図11】図8の放面鏡の中心に複数の白色LEDが配
設された光源ユニットとライトガイドを示す一部断面図
である。
【図12】平面状の保持板にLEDを取り付け、ライト
ガイドとの間に集光レンズが介在させられた光源ユニッ
トとライトガイドを示す一部断面図である。
【図13】平面状の保持板にLEDを取り付け、ライト
ガイドとの間にフレネルレンズが介在させられた光源ユ
ニットとライトガイドを示す一部断面図である。
【符号の説明】
10 スコープ 12 ライトガイドファイババンドル 20 画像信号処理ユニット 21 システムコントローラ 22 画像信号回路 23 光源ユニット 24 フロントパネル 25 光源電力供給回路 30 TVモニタ 231 保持板 232 白色LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の三原色に対応する光をそれぞれ射
    出する複数の半導体発光素子と、 前記複数の半導体発光素子を保持する保持部材とを備
    え、 前記複数の半導体発光素子の射出光が内視鏡のスコープ
    を挿通するライトガイドファイバーバンドルの入射端面
    に導かれ、このライトガイドファイバーバンドルの出射
    端から出射されて観察部位を照射するよう構成され、 前記複数の半導体発光素子のそれぞれの射出光が前記入
    射端面に入射するよう、前記保持部材における前記複数
    の半導体発光素子の配設位置と前記入射端面との相対的
    位置関係に基づいて前記射出光の前記入射端面に対する
    入射角度が規定されている内視鏡用光源ユニットにおい
    て、 前記射出光のうち前記入射端面の中心軸線に対して同一
    の角度で入射する光における前記三原色の各色の照度の
    比率が、前記射出光のうち前記入射端面の中心軸線に対
    して前記同一の角度と異なる角度で前記入射端面に入射
    する光における前記三原色の各色の照度の比率と略同一
    であることを特徴とする内視鏡用光源ユニット。
  2. 【請求項2】 前記射出光が前記入射端面の中心軸線に
    対して同一の角度で入射する光を射出する前記複数の半
    導体発光素子において、前記三原色毎の個数を定めるこ
    とにより、前記三原色の各色の照度の比率が定められる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記射出光が前記入射端面の中心軸線に
    対して同一の角度で入射する光を射出する前記複数の半
    導体発光素子において、前記三原色毎に前記複数の半導
    体発光素子の駆動電流を制御することにより、前記三原
    色の各色の照度の比率が定められることを特徴とする請
    求項1に記載の内視鏡用光源ユニット。
  4. 【請求項4】 前記三原色の各色の照度の比率は可変で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の内視鏡用光源ユニット。
  5. 【請求項5】 前記複数の半導体発光素子のうち、前記
    所定の三原色のうち第1の色に相当する色を射出する第
    1の半導体発光素子の単体の射出光の照度と、前記所定
    の三原色のうち第2の色に相当する色を射出する第2の
    半導体発光素子の単体の射出光の照度と、前記所定の三
    原色のうち第3の色に相当する色を射出する第3の半導
    体発光素子の単体の射出光の照度との比率がX:Y:Z
    であり、前記複数の半導体発光素子の射出光のうち前記
    入射端面の中心軸線に対して同一の角度で入射する光に
    おける前記三原色の前記第1、第2および第3の色の照
    度の比率がa:b:cであるとき、 前記第1の半導体発光素子の個数αと、前記第2の半導
    体発光素子の個数βと、前記第3の半導体発光素子の個
    数γが以下の関係を有することを特徴とする請求項2ま
    たは4に記載の内視鏡用光源ユニット。 α:β:γ=a/X:b/Y:c/Z
  6. 【請求項6】 前記三原色の各色の照度の比率が同率で
    ある場合、前記複数の半導体発光素子のうち、前記入射
    端面の中心に対応する位置に設けられる半導体発光素子
    の射出光は白色であることを特徴とする請求項1に記載
    の内視鏡用光源ユニット。
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