JP2002177124A - じゅうたん及びその製造方法 - Google Patents
じゅうたん及びその製造方法Info
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- JP2002177124A JP2002177124A JP2000380321A JP2000380321A JP2002177124A JP 2002177124 A JP2002177124 A JP 2002177124A JP 2000380321 A JP2000380321 A JP 2000380321A JP 2000380321 A JP2000380321 A JP 2000380321A JP 2002177124 A JP2002177124 A JP 2002177124A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- carpet
- needling
- base fabric
- polyurethane
- Prior art date
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- Pending
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- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 じゅうたんの表面にこぼした水が裏面へ浸透
するのを防ぐ。 【解決手段】 基布1に、ポリウレタンシート2のよう
な弾性と不透水性とを有するシートを重ね、ポリウレタ
ンシート2を貫通させて基布1にパイル糸3をニードリ
ングによって植毛する。
するのを防ぐ。 【解決手段】 基布1に、ポリウレタンシート2のよう
な弾性と不透水性とを有するシートを重ね、ポリウレタ
ンシート2を貫通させて基布1にパイル糸3をニードリ
ングによって植毛する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基布にパイル糸をニ
ードリングによって植毛したじゅうたん、即ちタフテッ
ド・カーペット、並びにその製造方法に関するものであ
る。
ードリングによって植毛したじゅうたん、即ちタフテッ
ド・カーペット、並びにその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タフテッド・カーペットは、麻、
合成繊維等の荒い平織布からなる第1基布に、羊毛、合
成繊維等のパイル糸をニードリングによって植毛し、そ
の裏面に麻または合成繊維の平織布や、不織布等からな
る裏打層を接着し、同時にパイル糸を基布に固定してい
た。
合成繊維等の荒い平織布からなる第1基布に、羊毛、合
成繊維等のパイル糸をニードリングによって植毛し、そ
の裏面に麻または合成繊維の平織布や、不織布等からな
る裏打層を接着し、同時にパイル糸を基布に固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】じゅうたんは、板張り
の床の上に敷かれることが多いが、従来のタフテッド・
カーペットは水を遮断する性能が十分でない。従って、
幼児や愛玩動物などがじゅうたん上に小便をした場合や
水をこぼした場合、じゅうたんの表面の水分を雑巾や掃
除機などで如何に除去しても、じゅうたんの裏面に浸透
した水分までは除去することができない。この水分は、
長期間のうちに腐敗して、床面に著しい染みを作り、じ
ゅうたんを除去した際にこの染みが現れる。本発明は、
じゅうたんの表面から裏面への水物の浸透を抑制して、
床面に水分による染みが出来るのを防ぐものである。
の床の上に敷かれることが多いが、従来のタフテッド・
カーペットは水を遮断する性能が十分でない。従って、
幼児や愛玩動物などがじゅうたん上に小便をした場合や
水をこぼした場合、じゅうたんの表面の水分を雑巾や掃
除機などで如何に除去しても、じゅうたんの裏面に浸透
した水分までは除去することができない。この水分は、
長期間のうちに腐敗して、床面に著しい染みを作り、じ
ゅうたんを除去した際にこの染みが現れる。本発明は、
じゅうたんの表面から裏面への水物の浸透を抑制して、
床面に水分による染みが出来るのを防ぐものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるじゅうたん
は、従来のタフテッド・カーペットと同様に、基布とそ
の表面から裏面へニードリングによって植毛されたパイ
ル糸と、上記基布の裏面に上記パイル糸の先端部分を固
定している接着層と、この接着層を介して上記基布に接
着されている裏打層とを有する。本発明の特徴として、
上記基布の表面に自己復原性の不透水性材料のシートが
重ねられており、上記パイル糸はこのシートを貫通して
上記基布に植毛されている。
は、従来のタフテッド・カーペットと同様に、基布とそ
の表面から裏面へニードリングによって植毛されたパイ
ル糸と、上記基布の裏面に上記パイル糸の先端部分を固
定している接着層と、この接着層を介して上記基布に接
着されている裏打層とを有する。本発明の特徴として、
上記基布の表面に自己復原性の不透水性材料のシートが
重ねられており、上記パイル糸はこのシートを貫通して
上記基布に植毛されている。
【0005】上述のシートの材料としては、例えばゴム
のように、応力を与えると歪み、応力を除去すると直ち
に復原する材料と、例えば軟質塩化ビニール樹脂のよう
に、応力を除去しても直ちに復原せず、徐々に時間をか
けて復原する材料とがあるが、本発明にはその何れも使
用することができる。
のように、応力を与えると歪み、応力を除去すると直ち
に復原する材料と、例えば軟質塩化ビニール樹脂のよう
に、応力を除去しても直ちに復原せず、徐々に時間をか
けて復原する材料とがあるが、本発明にはその何れも使
用することができる。
【0006】そして、上述のような基布に不透水性材料
のシートが重ねられているじゅうたんは、基布の上に上
記シートを重ね、このシートを貫通してパイル糸を基布
にニードリングによって植毛することによって得られ
る。上記シートがゴム様の弾性を有する場合は、ニード
リングの針を抜くや否や、ニードリングによってシート
に生じた孔が収縮してパイル糸の根部を絞付け、上記シ
ートが軟質塩化ビニールのように復原に時間を要する場
合は、ニードリングの針を抜いてから或る時間を経過す
るうちに針孔が収縮してパイル糸を絞付ける。このよう
に基布が不透水のシートで覆われ、このシートの孔はパ
イル糸を絞付けた状態になっているので、じゅうたんの
上面から下面へ水分が浸透するのを防ぐことができる。
のシートが重ねられているじゅうたんは、基布の上に上
記シートを重ね、このシートを貫通してパイル糸を基布
にニードリングによって植毛することによって得られ
る。上記シートがゴム様の弾性を有する場合は、ニード
リングの針を抜くや否や、ニードリングによってシート
に生じた孔が収縮してパイル糸の根部を絞付け、上記シ
ートが軟質塩化ビニールのように復原に時間を要する場
合は、ニードリングの針を抜いてから或る時間を経過す
るうちに針孔が収縮してパイル糸を絞付ける。このよう
に基布が不透水のシートで覆われ、このシートの孔はパ
イル糸を絞付けた状態になっているので、じゅうたんの
上面から下面へ水分が浸透するのを防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】上述の自己復原性の不透水材料シ
ートとしては、天然または合成ゴム、シリコーンゴム、
ポリウレタン、塩化ビニール等を使用することができる
が、ポリウレタンの厚さ0.02〜0.1mmのものが
最も適し、中でも厚さ0.03〜0.05mmのものが
最も優れている。
ートとしては、天然または合成ゴム、シリコーンゴム、
ポリウレタン、塩化ビニール等を使用することができる
が、ポリウレタンの厚さ0.02〜0.1mmのものが
最も適し、中でも厚さ0.03〜0.05mmのものが
最も優れている。
【0008】
【実施例】図1において、基布1にポリウレタンシート
2が重ねられ、パイル糸3はポリウレタンシート2を貫
通して基布1に、ニードリングによって植毛される。基
布1の裏面には接着層4が塗布され、これにより裏打層
5を貼合わされる。
2が重ねられ、パイル糸3はポリウレタンシート2を貫
通して基布1に、ニードリングによって植毛される。基
布1の裏面には接着層4が塗布され、これにより裏打層
5を貼合わされる。
【0009】上述のポリウレタンシート2は、ニードリ
ングの際に穿孔され、かつパイル糸3が貫通するが、ニ
ードリングの針が抜去されると、孔は弾力によって収縮
し、パイル糸の根本を圧迫する。その結果、じゅうたん
上に水分をこぼしても、水分はポリウレタンシート2に
よって遮断されるので、基布の裏面へは浸透しない。よ
って、雑巾や掃除機などでじゅうたん上の水分を除去す
れば、水分による床面の汚染を防止できる。
ングの際に穿孔され、かつパイル糸3が貫通するが、ニ
ードリングの針が抜去されると、孔は弾力によって収縮
し、パイル糸の根本を圧迫する。その結果、じゅうたん
上に水分をこぼしても、水分はポリウレタンシート2に
よって遮断されるので、基布の裏面へは浸透しない。よ
って、雑巾や掃除機などでじゅうたん上の水分を除去す
れば、水分による床面の汚染を防止できる。
【0010】なお、裏打層は、敷かれたじゅうたんに皺
やひずみが出来るのを防ぐためのもので、ジュート平織
布、ポリプロピレン平織布などが多く用いられている
が、不織布やフェルトを用いてもよい。
やひずみが出来るのを防ぐためのもので、ジュート平織
布、ポリプロピレン平織布などが多く用いられている
が、不織布やフェルトを用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によるじゅうたん
は、基布の上面が不透水性のシートで覆われ、植毛時に
このシートに生じた孔はシートの自己復原性によって収
縮し、その孔縁がパイル糸を絞付けた状態になっている
ので、じゅうたんの表面から裏面への水分の浸透を阻止
することができる。
は、基布の上面が不透水性のシートで覆われ、植毛時に
このシートに生じた孔はシートの自己復原性によって収
縮し、その孔縁がパイル糸を絞付けた状態になっている
ので、じゅうたんの表面から裏面への水分の浸透を阻止
することができる。
【図1】本発明の実施したじゅうたんの拡大断面図であ
る。
る。
1 基布 2 自己復原性不透水性材料シート 3 パイル糸 4 接着層 5 裏打層
Claims (8)
- 【請求項1】 基布と、その表面から裏面へニードリン
グによって植毛されたパイル糸と、上記基布の裏面に上
記パイル糸の先端部分を固定している接着層と、この接
着層を介して上記基布に接着されている裏打層とを有
し、上記基布の表面には自己復原性の不透水性材料のシ
ートが重ねられ、上記パイル糸はこのシートを貫通して
上記基布に植毛されていることを特徴とするじゅうた
ん。 - 【請求項2】 請求項1において、上記シートはポリウ
レタンシートであることを特徴とするじゅうたん。 - 【請求項3】 請求項2において、上記ポリウレタンシ
ートの厚さは0.02〜0.1mmであることを特徴と
するじゅうたん。 - 【請求項4】 請求項2において、上記ポリウレタンシ
ートの厚さは0.03〜0.05mmであることを特徴
とするじゅうたん。 - 【請求項5】 基布にその表面から裏面へ向けてニード
リングによってパイル糸を植毛し、上記基布の裏面に接
着剤を塗布して裏打層を貼着する工程を有し、上記ニー
ドリングに先行して上記基布の表面に自己復原性の不透
水材料のシートを重ね、このシートを貫通させて上記ニ
ードリングを実施することを特徴とする請求項1に記載
したじゅうたんの製造方法。 - 【請求項6】 請求項5において、上記シートはポリウ
レタンシートであることを特徴とするじゅうたんの製造
方法。 - 【請求項7】 請求項6において、上記ポリウレタンシ
ートの厚さは0.02〜0.1mmであることを特徴と
するじゅうたんの製造方法。 - 【請求項8】 請求項6において、上記ポリウレタンシ
ートの厚さは0.03〜0.05mmであることを特徴
とするじゅうたんの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380321A JP2002177124A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | じゅうたん及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380321A JP2002177124A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | じゅうたん及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002177124A true JP2002177124A (ja) | 2002-06-25 |
Family
ID=18848530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000380321A Pending JP2002177124A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | じゅうたん及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002177124A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102783893A (zh) * | 2012-09-06 | 2012-11-21 | 郑州华德永佳地毯有限公司 | 地毯的二次制造工艺 |
CN110093731A (zh) * | 2018-01-30 | 2019-08-06 | 上海卡比特家饰地毯有限公司 | 一种簇绒地毯 |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380321A patent/JP2002177124A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102783893A (zh) * | 2012-09-06 | 2012-11-21 | 郑州华德永佳地毯有限公司 | 地毯的二次制造工艺 |
CN102783893B (zh) * | 2012-09-06 | 2013-12-18 | 郑州华德永佳地毯有限公司 | 地毯的二次制造工艺 |
CN110093731A (zh) * | 2018-01-30 | 2019-08-06 | 上海卡比特家饰地毯有限公司 | 一种簇绒地毯 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030107 |