JP2002176300A - リードのコプラナリティ検出装置,電子部品状況検出装置および電子部品装着システム - Google Patents

リードのコプラナリティ検出装置,電子部品状況検出装置および電子部品装着システム

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JP2002176300A JP2000374935A JP2000374935A JP2002176300A JP 2002176300 A JP2002176300 A JP 2002176300A JP 2000374935 A JP2000374935 A JP 2000374935A JP 2000374935 A JP2000374935 A JP 2000374935A JP 2002176300 A JP2002176300 A JP 2002176300A
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    • Y10T29/49131Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. by utilizing optical sighting device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に、安価にコプラナリティを検出する装
置,電子部品状況検出装置,電子部品装着システムを提
供する。 【解決手段】 部品供給装置と配線板コンベヤとの間に
コプラナリティ検出用カメラ270を、電子部品82に
向かい、光軸が底面96に対して、電子部品82に向か
うに従って上面94から底面96に向かう向きに傾斜す
る状態で位置を固定して設け、X軸スライド106のY
軸方向においてカメラ270に対応する位置に平面光源
280を設ける。保持装置100が部品供給装置から電
子部品82を取り出し、プリント配線板へ移動する途
中、停止させ、カメラ270により電子部品82を撮像
する。電子部品82を回転させて4辺全部のリード92
を撮像し、撮像データを画像処理してコプラナリティを
検出する。リード92の曲がりが大きい電子部品82は
プリント配線板に装着されず、排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードのコプラナ
リティ検出装置,電子部品状況検出装置および電子部品
装着システムに関するものであり、特に、検出の迅速化
等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品には、本体と、その本体の側方
へ突出したリードとを備えたものがある。この種の電子
部品においては、コプラナリティ、すなわち複数のリー
ドの先端部が同一平面上に位置する度合いを検出するこ
とが必要な場合がある。例えば、電子部品をプリント配
線板に装着する場合、リードがプリント配線板に形成さ
れた回路上に載置され、接続されるのであるが、複数の
リードのうち上方へ曲がったリードがあれば、回路に接
触せず、装着不良を生ずるからである。
【0003】そのため、コプラナリティの検出には、従
来、レーザ測長器が用いられ、複数のリードの各々につ
いて先端部の高さが測定されるようにされていた。リー
ドに曲がりがあれば、その先端部の高さが変わり、位置
すべき同一平面上から外れることからコプラナリティを
検出することができるのであり、検出時には、電子部品
がレーザ側長器に対して移動させられ、複数のリードの
先端部の高さがそれぞれ測定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】しかしながら、レーザ測長器を用いる場合、種々の
問題が生ずる。例えば、電子部品が、その上面に直角な
軸線まわりに回転し、その上面および底面に平行な一平
面内においてレーザ測長器に対して傾いていれば、リー
ドの高さを検出すべく、電子部品が移動させられると
き、レーザ測長器から外れ、高さが測定されないリード
が生じ、コプラナリティを検出することができない。コ
プラナリティの検出に先立って予備検査を行い、電子部
品を底面に直角な方向から撮像し、その傾きを検出して
修正するようにすれば、全部のリードについて高さを検
出し、コプラナリティを検出することができるが、予備
検査を行う分、コプラナリティの検出に要する時間が長
くなる。例えば、保持装置により保持された電子部品の
保持装置に対する位置ずれであって、電子部品の上面に
平行な方向の位置ずれを検出することが必要である場合
には、予備検査のための撮像に位置ずれ検出のための撮
像を兼ねさせれば、時間の無駄が解消されると考えられ
る。しかしながら、コプラナリティ検出のために電子部
品を回転させる場合には、コプラナリティの検出終了
後、電子部品の回転位置を予備検査時、すなわち位置ず
れ検出時の位置に戻しても、回転位置誤差により正確に
戻らず、先に取得した電子部品の位置ずれと、実際の位
置ずれとが異なることとなり、位置ずれ検出のために再
度、撮像を行うことが必要となり、結局、コプラナリテ
ィ検出時間を短縮することができない。また、レーザ測
長器は高価であり、コプラナリティ検出コストが高くな
る問題が生ずる。
【0005】本発明は、以上の事情を背景とし、電子部
品のリードのコプラナリティ検出時間の増大と、検出コ
ストの増大との少なくとも一方の問題を解消することが
できるリードのコプラナリティ検出装置,電子部品状況
検出装置および電子部品装着システムを得ることを課題
としてなされたものであり、本発明によって、下記各態
様のリードのコプラナリティ検出装置,電子部品検出装
置および電子部品装着システムが得られる。各態様は請
求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に
応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これ
は、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、
本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが
以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべき
ではない。また、一つの項に複数の事項が記載されてい
る場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければ
ならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用
することも可能なのである。
【0006】(1)本体とその本体の側方へ突出したリ
ードとを備えた電子部品の、複数のリードが同一平面上
に位置する度合いであるコプラナリティを検出する装置
であって、電子部品の本体を、その本体の上面の側から
保持する保持装置と、その保持装置に保持された電子部
品に向かい、かつ、光軸が前記本体の底面に対して予め
設定された角度、電子部品に接近するに従って前記上面
から底面に向かう向きに傾斜する状態で配設された撮像
装置と、電子部品に対して前記撮像装置とは反対側に配
設され、前記複数のリードと光学的特性を異にする背景
を形成する背景形成装置と、前記撮像装置により撮像さ
れた前記複数のリードの先端部の像に基づいて、それら
複数のリードのコプラナリティを取得する画像処理装置
とを含むリードのコプラナリティ検出装置(請求項
1)。撮像装置は、鏡,プリズム等光の向きを変える方
向変更装置とカメラとを備えたものでもよく、カメラは
備えるが方向変更装置は備えないものでもよい。撮像装
置が方向変更装置を備える場合には、方向変更装置が電
子部品に対向する状態で配設されることとなる。撮像装
置の電子部品の底面に対する傾斜角度は、リードの先端
部が電子部品の本体と重なり合わない状態で撮像される
角度とされる。ただし、複数のリードのうち、本体の底
面に直角な方向に特に大きく曲がったものまで、それの
先端部が本体と重なり合わないようにすることは不可欠
ではない。また、先端部が本体と重なり合わないという
要件が満たされる範囲内において、できる限り小さい角
度とされることが望ましい。この角度は電子部品のリー
ドの形状,寸法によって変わるが、一般的には、2度以
上15度以下の範囲から選定されることが望ましく、3
度以上12度以下、4度以上10度以下の範囲から選定
されることがさらに望ましい。保持装置としては、例え
ば、開閉可能な把持爪により本体の側面に係合して本体
をつかむものや、負圧により本体の上面を吸着して保持
する吸着ノズル等が好適である。背景形成装置は、リー
ドの像を背景の像とは明瞭に区別して画像処理可能な背
景の像を形成する特性を有する装置であればよく、例え
ば、 (2)項に記載されているように、光放射器としても
よく、リードが光を反射するのであれば、光を吸収する
ものとしてもよい。光の反射性あるいは吸収性は、例え
ば、色あるいは材質によって異ならせることが可能であ
り、互いに明瞭に異なるリードの像と背景の像とを得る
ことが可能である。撮像装置により電子部品を撮像すれ
ば、電子部品の撮像装置側に位置する複数のリードを同
時に撮像し、その像を取得することができる。そして、
撮像装置を電子部品の底面に対して傾斜させれば、リー
ドが上方に曲がっていても、その先端部が本体やリード
の基端部側の部分と重なることなく撮像され、リードの
先端部の像を得ることができる。また、電子部品の現に
撮像されている辺とは反対側の部分からリードが側方へ
突出させられていても、それらリードを撮像しなくて済
み、撮像が予定されたリードのみを撮像することができ
る。撮像により得られたリードの像は、リードが本体の
底面に直角な方向に曲がっていれば、長さ,撮像面上に
おける像形成位置等が、曲がりがない場合とは異なり、
それによりコプラナリティを取得することができる。撮
像装置は、光軸が傾斜した状態で設けられているが、傾
斜角度は小さく、リードの曲がりを殆ど誤差なく検出す
ることができる。このように撮像装置によってリードを
撮像すれば、電子部品が傾いていても、本体に対して撮
像装置側に位置し、撮像装置と対向するリードであっ
て、撮像されるべき全部のリードを1度に撮像すること
ができ、予備検査を行うことが不可欠ではなくなる。電
子部品に傾きがないか、あってもコプラナリティの検出
に支障がないほど小さい場合には、予備検査は不要であ
るのであり、コプラナリティの検出を迅速に、かつレー
ザ測長器より安い撮像装置によって安価に行うことがで
きる。電子部品の傾きがコプラナリティの検出に支障が
あるほど大きい場合には、予備検査を行って傾きを検出
し、修正した上でコプラナリティの検出を行うことが望
ましい。電子部品の傾きが大きければ、それにより、例
えば、撮像面上におけるリードの像の形成位置が変わ
り、リードが曲がっていなくても曲がっていると判定さ
れたり、リードの像が傾いて形成され、長さを正確に取
得することができず、コプラナリティを正確に検出する
ことができない等、コプラナリティの検出に支障が生ず
るからである。この場合には、予備検査が行われ、傾き
が検出されるとともに、コプラナリティの検出に先立っ
て修正され、コプラナリティ検出時間を短縮することは
できないが、安価に検出を行うことができる。 (2)前記背景形成装置が、電子部品および前記撮像装
置に向かって光を放射する光放射器を含む(1) 項に記載
のコプラナリティ検出装置(請求項2)。光放射器は、
それ自体が光源を備えたものでもよく、別に設けられた
光源からの光に基づいて光を放射するものでもよい。後
者には例えば、光源からの光を拡散させる光拡散部材、
別に設けられた光源からの光を反射する反射器、あるい
は別に設けられた紫外線源からの紫外線を吸収して可視
光を放射する蛍光部材等が該当する。本態様によれば、
明るい背景の像の中に暗いリードの像が形成され、背景
の像と明瞭に区別して画像処理が可能なリードの像が得
られる。 (3)前記電子部品を前記上面に直角でかつその上面の
ほぼ中央を通る回転軸線のまわりに回転させる回転装置
を含む(1) 項または(2) 項に記載のコプラナリティ検出
装置。 (4)前記電子部品の前記本体の平面形状が複数の辺を
有する形状であり、前記回転装置が、それら複数の辺の
うち、前記複数のリードが設けられた辺の各々が、前記
回転軸線より前記撮像装置に近い位置において前記撮像
装置の光軸とほぼ直交する状態となる回転位置へ電子部
品を回転させるものである(3) 項に記載のコプラナリテ
ィ検出装置(請求項3)。本体の平面形状は複数の辺の
みにより画定される多角形とされることが多いが、不可
欠ではなく、辺と曲線とにより画定される形状でもよ
い。いずれにしても、辺の側方へリードが突出させられ
たものであれば、本発明に係るコプラナリティ検出装置
により検査を行うことができる。最も一般的な本体の形
状は四角形であり、4辺のすべてにリードが設けられる
場合と、互に平行な2辺にのみリードが設けられる場合
とがある。前者の場合には回転装置が電子部品を90度
ずつ少なくとも3回回転させることとなり、後者の場合
には180度少なくとも1回回転させることとなる。 (5)前記画像処理装置により取得されたコプラナリテ
ィに基づいて電子部品の合否を判定する合否判定部を含
む(1) 項ないし(4) 項のいずれかに記載のコプラナリテ
ィ検出装置(請求項4)。電子部品の合否の判定は、種
々の態様で行うことができる。例えば、複数のリードの
全部の像に基づいて基準を設定し、各リードの基準に対
するずれが設定値以内であるか否かにより行ってもよ
く、あるいは、電子部品が多角形であれば、辺毎に基準
を設定し、1つの辺に属する複数のリードの各々の基準
に対するずれが設定範囲内であるか否かの判定を行い、
全部のずれが設定範囲内であれば、さらに、辺毎に設定
された複数の基準に基づいて全体の基準を設定し、辺毎
の基準の全体の基準に対するずれが設定範囲内であるか
否かにより判定を行ってもよい。 (6)(1) 項ないし(4) 項のいずれかに記載のコプラナ
リティ検出装置と、第一撮像装置としての前記撮像装置
とは別に設けられ、前記電子部品の底面に直角な方向か
ら見た電子部品の像を撮像する第二撮像装置とを含み、
かつ、前記画像処理装置が、前記コプラナリティ取得の
ための画像処理を行う第一画像処理部の他に、前記第二
撮像装置により取得された電子部品の像に基づいてその
電子部品の前記保持装置に対する前記上面に平行な方向
の位置ずれを取得する第二画像処理部を備えた電子部品
状況検出装置(請求項5)。第二画像処理部により取得
された電子部品の保持装置に対する位置ずれは、種々の
態様で利用することが可能である。例えば、電子部品を
プリント配線板に装着するのであれば、位置ずれを修正
して、プリント配線板の正規の位置に精度良く装着する
ことができ、あるいは位置ずれが修正が不可能なほど大
きければ、その電子部品のプリント配線板への装着をや
める等の処理を行うことができるのである。本態様によ
れば、コプラナリティの検出に基づいて電子部品を取り
扱うことができる上、電子部品の保持装置に対する位置
ずれにも基づいて電子部品を取り扱うことができ、取扱
性がより向上する。 (7)前記第一撮像装置と前記第二撮像装置とが、同じ
位置にある電子部品を撮像可能な位置に設けられた(6)
項に記載の電子部品状況検出装置。第一撮像装置と第二
撮像装置とは、別の位置にある電子部品を撮像可能な位
置に設けてもよい。しかし、本態様によれば、例えば、
保持装置が第一,第二撮像装置に対して移動させられる
とともに、撮像が停止状態で行われる場合、停止回数が
1回で済み、撮像に要する時間が短くて済み、コプラナ
リティおよび位置ずれを迅速に検出することができる。 (8)第一撮像装置に先に撮像を行わせ、後に第二撮像
装置に撮像を行わせる撮像制御部を含む(6) 項または
(7) 項に記載の電子部品状況検出装置。2つの撮像装置
による撮像を同時に行って、電子部品のコプラナリティ
と位置ずれとを同時に取得してもよい。しかし、撮像に
順序を設定すれば、例えば、無駄な撮像および画像処理
を行わずに済む。例えば、本項によれば、電子部品のコ
プラナリティの検出結果を、電子部品がプリント配線板
に装着するに足るコプラナリティを有するか否かの判定
に用いるのであれば、コプラナリティが悪過ぎて電子部
品をプリント配線板に装着することができない場合に、
位置ずれ検出のための第二撮像装置による撮像を行わな
いようにすることができる。 (9)前記撮像制御部が、前記回転装置に前記電子部品
をほぼ装着姿勢まで回転させた後に前記第二撮像装置に
撮像を行わせるものである(8) 項に記載の電子部品状況
検出装置。本態様によれば、例えば、コプラナリティ検
出のために電子部品が回転装置によって回転させられる
場合でも、その回転が終了した後に電子部品がほぼ装着
姿勢まで回転させられることとなり、その姿勢はプリン
ト板に装着されるまで変わらない。したがって、電子部
品を回転装置によって回転させる場合、回転誤差が生ず
るのが普通であるが、第二撮像装置による撮像以後、電
子部品の回転により、取得した位置ずれが実際の位置ず
れと異なってしまうことがなく、第二撮像装置の撮像に
基づいて取得された位置ずれに基づいて、電子部品をプ
リント板に精度良く装着することができる。 (10)(6) 項ないし(9) 項のいずれかに記載の電子部
品状況検出装置と、前記保持装置に電子部品を供給する
部品供給装置と、プリント板を支持するプリント板支持
装置と、前記保持装置を、前記部品供給装置から前記第
一,第二撮像装置を経て前記プリント板支持装置へ移動
させ、部品供給装置から受け取った電子部品を、前記電
子部品状況検出装置により検出された位置ずれを修正し
て、前記プリント板支持装置に支持されたプリント板に
装着させる移動装置と、その移動装置の制御に、前記コ
プラナリティ検出装置により検出されたコプラナリティ
を利用するコプラナリティ利用手段とを含む電子部品装
着システム(請求項6)。プリント板は、絶縁基板に形
成されたプリント回路に電子部品が装着されていないプ
リント配線板でもよく、プリント回路に電子部品が載置
され、半田付け接合が為されて電気回路が形成されたプ
リント回路板でもよい。プリント配線板は、一部に電子
部品が載置されたものでもよい。移動装置は、保持装置
を、プリント板の表面に平行な平面内の一方向へ移動さ
せる装置としてもよく、その平面内において互いに直交
する2方向の成分を有する方向へ移動させる装置として
もよい。前者の場合、プリント板はプリント板移動装置
により、上記平面内において保持装置の移動方向と直交
する方向へ移動させられる。コプラナリティ利用手段
は、例えば、コプラナリティ検出装置により検出された
コプラナリティに応じて電子部品のプリント板への押付
荷重を制御する手段としたり、次項に記載の放棄制御手
段としたりすることができる。前者は、例えば、コプラ
ナリティが良好な電子部品の押付荷重は小さくし、コプ
ラナリティが良好ではない電子部品の押付荷重は小さく
するものとすることができる。コプラナリティの悪さを
表す数値に比例的に押付荷重を変えるものとすることも
可能であり、2段以上の段階的に変えるものとすること
もできる。 (11)前記コプラナリティ検出装置が、前記画像処理
装置により取得されたコプラナリティに基づいて電子部
品の合否を判定する合否判定部を含み、前記コプラナリ
ティ利用手段が、合否判定部により不合格と判定された
電子部品を予め定められた放棄位置において放棄させる
放棄制御手段である(10)項に記載の電子部品装着システ
ム。 (12)前記移動装置が、前記プリント板の表面に平行
なXY座標面のX軸に平行な方向に移動可能なX軸スラ
イドと、そのX軸スライドを前記X軸に平行な方向の任
意の位置へ移動させるX軸スライド移動装置と、前記X
軸スライドに、前記X軸と直交するY軸に平行な方向に
移動可能に保持されたY軸スライドと、そのY軸スライ
ドを前記Y軸に平行な方向の任意の位置へ移動させるY
軸スライド移動装置とを含み、前記保持装置が前記Y軸
スライドに保持された(10)項または(11)項に記載の電子
部品装着システム。 (13)前記Y軸スライドが前記X軸スライドに対して
移動する際における電子部品の移動軌跡上において、そ
の電子部品の像を撮像可能な位置に前記第一,第二撮像
装置が配設された(12)項に記載の電子部品装着システ
ム。本態様によれば、保持装置は、電子部品を保持した
後、プリント板へ移動する途中で必ず第一,第二撮像装
置により撮像可能な位置を通り、撮像される。したがっ
て、撮像のために遠回りすることなく、部品供給装置の
部品供給位置からプリント配線板の部品装着個所まで保
持装置を最短経路で移動させることができ、コプラナリ
ティおよび位置ずれを検出しつつ、迅速に電子部品をプ
リント板に装着することができる。あるいは、撮像のた
めの移動距離の増大を小さく抑えつつ、コプラナリティ
を検出することができる。 (14)前記背景形成装置が前記X軸スライドに取り付
けられた(13)項に記載の電子部品装着システム。背景形
成装置は、X軸スライドと共に移動し、保持装置が第一
撮像装置により撮像可能な位置に至ったとき、電子部品
に対して背景を形成し、電子部品が撮像される状態が得
られる。 (15)前記第一撮像装置のカメラが前記保持装置に保
持された電子部品を間にして前記背景形成装置とに対向
する位置に設けられた(14)項に記載の電子部品装着シス
テム。 (16)前記第二撮像装置が、前記X軸スライドに固定
されて前記保持装置に保持された電子部品と対向する方
向変更装置と、同じくX軸スライドに固定されて方向変
更装置に対向するカメラとを含む(10)項ないし(15)項の
いずれかに記載の電子部品装着システム。第二撮像装置
は、方向変更装置を有さず、電子部品と対向する位置に
設けられたカメラのみを有するものとしてもよく、ある
いは電子部品と対向する位置に設けられた方向変換装置
と、Y軸スライドに設けられたカメラとを含むものとし
てもよいが、本項によれば、例えば、方向変換装置によ
って電子部品の像を形成する像形成光の方向を変換する
ことにより、カメラの設置の自由度が高くなり、また、
Y軸スライドに撮像装置が設けられないため、軽く、慣
性が小さく、移動速度を高くすることが可能である。さ
らに、Y軸スライドにカメラのための配線を設けること
が不要となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の実施形態である電子
部品装着システムが図1,図2に示されている。図1お
よび図2において10は電子部品装着システムのベース
である。ベース10上には、回路基材の一種であるプリ
ント板たるプリント配線板12をX軸方向(図1におい
ては左右方向)に搬送する配線板コンベヤ14,プリン
ト配線板12に電子部品を装着する部品装着装置18お
よび部品装着装置18に電子部品を供給する部品供給装
置20,22等が設けられている。
【0008】本実施形態においてプリント配線板12
は、配線板コンベヤ14により水平な姿勢で搬送され、
図示を省略する停止装置によって予め定められた部品装
着位置において停止させられるとともに、ベース10の
部品装着位置に対応する部分に設けられたプリント板支
持装置たる配線板支持装置26(図5参照)により支持
される。本実施形態においてプリント配線板12は、そ
の電子部品が装着される被装着面28が水平な姿勢で支
持される。前記X軸方向は、被装着面28に平行であっ
て、本実施形態では水平なXY座標面における一方向で
ある。
【0009】配線板コンベヤ14は、図5に概略的に示
すように、一対のガイドレール30,32を備えてい
る。本実施形態において、ガイドレール30,32のう
ちの一方はベース10に位置を固定して設けられた固定
ガイドレールであり、他方は固定ガイドレールに接近,
離間可能に設けられた可動ガイドレールであり、配線板
コンベヤ14の幅(搬送方向に直角な方向の寸法)に応
じて可動ガイドレールが移動させられ、搬送幅が変更さ
れる。
【0010】一対のガイドレール30,32にはそれぞ
れ、無端の巻掛体たるコンベヤベルト34が巻き掛けら
れており、プリント配線板12はコンベヤベルト34上
に載せられ、これら1対のコンベヤベルト34が、配線
板搬送用モータ36(図10参照)を駆動源とするベル
ト駆動装置によって同期して周回させられることによ
り、プリント配線板12が水平な姿勢で搬送される。
【0011】配線板支持装置26は、本実施形態におい
ては、図5に概略的に示すように、1対のクランプ部材
40および複数の支持部材42を有する。1対のクラン
プ部材40は板状を成し、昇降台44の、配線板搬送方
向に平行な両縁にそれぞれ、配線板搬送方向に平行に立
設されており、複数の支持部材42は、昇降台44の1
対のクランプ部材40の間の部分であって、プリント配
線板12の裏面(当該電子部品装着システムにおいて電
子部品が装着される被装着面28とは反対側の面)の被
支持部に対応する位置に立設されている。
【0012】昇降台44は、昇降台駆動装置50によっ
て昇降させられる。昇降台駆動装置50は、図示の例に
おいては、駆動源として昇降用シリンダ52を備えてい
る。昇降用シリンダ52は、流体圧アクチュエータたる
流体圧シリンダの一種であり、本実施形態においてはエ
アシリンダとされている。昇降用シリンダ52は上下方
向に設けられ、ピストンロッド54が昇降台44に係合
させられている。したがって、ピストンロッド54が伸
縮させられれば、昇降台44は複数ずつのガイドロッド
56およびガイド筒58を含む案内装置60により案内
されつつ昇降させられ、クランプ部材40および支持部
材42が、プリント配線板12の被装着面22に直角な
方向に移動させられてプリント配線板12に接近,離間
させられる。1対のクランプ部材40は、プリント配線
板12をコンベヤベルト34から持ち上げて、その縁部
をガイドレール30,32にそれぞれ設けられた押さえ
部62との間に挟んでプリント配線板12をクランプ
し、支持部材42はプリント配線板12の裏面に接触
し、下方から支持する。
【0013】部品供給装置20,22は、図1に示すよ
うに、配線板コンベヤ14に対して、ベース10のXY
座標面においてX軸方向と直交するY軸方向の両側にそ
れぞれ設けられている。Y軸方向に互いに隔たって設け
られているのである。本実施形態において部品供給装置
20はフィーダ型部品供給装置とされ、部品供給装置2
2はトレイ型部品供給装置とされている。フィーダ型電
子部品供給装置20においては、多数のフィーダ70が
X軸方向に並べて設置される。各フィーダ70にはテー
ピング電子部品がセットされる。テーピング電子部品
は、キャリヤテープに等間隔に形成された部品収容凹部
の各々に電子部品が収容され、それら部品収容凹部の開
口がキャリヤテープに貼り付けられたカバーフィルムに
よって塞がれることにより、キャリヤテープ送り時にお
ける電子部品の部品収容凹部からの飛び出しが防止され
たものである。このキャリヤテープがY軸方向に所定ピ
ッチずつ送られ、カバーフィルムが剥がされるととも
に、部品供給位置へ送られる。フィーダ70により供給
される電子部品は、図示は省略するが、リードを有する
電子部品もあれば、リードを有さない電子部品もある。
【0014】また、トレイ型電子部品供給装置22は、
電子部品を部品トレイ76(図3参照)に収容して供給
する。部品トレイ76は、上下方向に配設された多数の
部品トレイ収容箱78内にそれぞれ1枚ずつ収容されて
いる。これら部品トレイ収容箱78はそれぞれ図示しな
い支持部材により支持され、コラム79(図1および図
2参照)内に設けられた昇降装置により順次部品供給位
置へ上昇させられるのであるが、部品供給位置の上方に
は後述する保持装置が電子部品を取り出すためのスペー
スを確保することが必要である。
【0015】そのため、電子部品を供給し終わった部品
トレイ収容箱78は、次の部品トレイ収容箱78が部品
供給位置へ上昇させられるのと同時に、上記スペース分
上昇させられ、上方の退避領域へ退避させられる。この
トレイ型電子部品供給装置22は、部品トレイ収容箱7
8に部品トレイ78が1枚ずつ収容されていることを除
いて、特公平2−57719号公報に記載の電子部品供
給装置と同じであり、説明は省略する。
【0016】上記のように、上方にスペースが形成され
たトレイ収容箱78内の部品トレイ76から部品装着装
置18が1個ずつ電子部品を取り出す。各部品トレイ7
6はは、マトリックス状に形成された多数の部品収容凹
部80にそれぞれ電子部品を1個ずつ収容しており、各
部品収容凹部80は、図6に示すように、電子部品82
をほぼ位置決めした状態で収容している。したがって、
部品装着装置18は、電子部品82のほぼ中央を保持
し、ほぼ正しい回転姿勢で取り出すことができる。
【0017】部品トレイ76に収容されて供給される電
子部品82は比較的大きく、例えば、図7に示すよう
に、本体90と、本体90の複数の辺ないし側面からそ
れぞれ、側方へ突出した複数のリード92とを備えたも
のとされている。複数のリード92はそれぞれ、図6に
示すように、本体90から、本体90の上面94(リー
ド92がプリント配線板12に接続される際、プリント
配線板12側とは反対側となる面)および底面96(リ
ード92のプリント配線板12への接続時にプリント配
線板12側となる面)に平行な姿勢で側方へ突出させら
れた後、底面96側へ曲げられ、更に先端部が曲げられ
て、上面94および底面96に平行に、かつ側方へ突出
させられている。本実施形態では、説明を簡単にするた
めに、本体90は平面形状が正方形状を成し、4つの辺
にそれぞれ設けられた複数のリード90の各数は等し
く、かつ長さが同じであるとする。
【0018】部品収容凹部80は上方に開口して設けら
れており、その横断面の大きさは、電子部品82を、そ
の軸線(本体90の中心を通り、上面94および底面9
6に直角な線)まわりの位置である回転位置が殆ど変わ
らず、上面94および底面96に平行な一平面内におい
て殆ど傾かず、後述するコプラナリティの検査に支障が
生ずることがない状態で保持する大きさとされている。
【0019】部品装着装置18を説明する。部品装着装
置18は、図3に示す保持装置100が互いに直交する
X軸方向とY軸方向との少なくとも一方の成分を有する
方向に直線移動して電子部品82を搬送し、プリント配
線板12の表面ないし上面である被装着面28に装着す
るものとされている。そのため、図1に示すように、ベ
ース10の配線板コンベヤ14のY軸方向における両側
にはそれぞれ、ボールねじ104がX軸方向に平行に設
けられるとともに、X軸スライド106に設けられたナ
ット108(図4には1個のみ図示されている)の各々
に螺合されており、これらボールねじ104がそれぞ
れ、X軸スライド駆動用モータ110によって回転させ
られることにより、X軸スライド106がX軸に平行な
方向の任意の位置へ移動させられる。X軸スライド10
6は、図1に示すように、フィーダ型電子部品供給装置
20から配線板コンベヤ14を越えてトレイ型電子部品
供給装置22にわたる長さを有する。なお、ベース10
上には、2つのボールねじ104の下側にそれぞれ案内
部材たるガイドレール112(図4参照)が設けられて
おり、X軸スライド106は被案部材たるガイドブロッ
ク114においてガイドレール112に摺動可能に嵌合
され、移動が案内される。以上、ナット108,ボール
ねじ104およびX軸スライド駆動用モータ110等が
X軸スライド移動装置116を構成している。
【0020】X軸スライド106上には、ボールねじ1
20(図4参照)がY軸方向に平行に設けられるととも
に、Y軸スライド122がナット124において螺合さ
れている。このボールねじ120がY軸スライド駆動用
モータ126(図1参照)によりギヤ128,130を
介して回転させられることにより、Y軸スライド122
は案内部材たる一対のガイドレール132に案内されて
Y軸方向に平行な任意の位置に移動させられる。以上、
ナット124,ボールねじ120およびY軸スライド駆
動用モータ126等がY軸スライド移動装置134を構
成し、前記X軸スライド106,X軸スライド移動装置
116およびY軸スライド122と共に移動装置136
を構成しており、保持装置100は、移動装置136に
より、プリント配線板12の被装着面28に平行な一平
面であって、水平面内の任意の位置へ移動させられる。
【0021】Y軸スライド122の垂直な側面140
に、図1および図3に示すように、保持装置100,保
持装置100を昇降させる昇降装置144,保持装置1
00をその軸線まわりに回転させる回転装置146が設
けられており、これら保持装置100等が部品装着ユニ
ットを構成している。本実施形態では、部品装着ユニッ
トは1組設けられているのであり、複数組設けてもよ
い。例えば、Y軸スライド122に複数の部品装着ユニ
ットをY軸方向に平行に1列に並べて設ける。
【0022】本実施形態の部品装着ユニットは、特開平
4−372199号公報に記載の部品装着ユニットと同
様に構成されており、簡単に説明する。Y軸スライド1
22の側面140には設けられたブロック状の支持部1
50には、図8に示すように、ナット152およびスプ
ライン部材154がそれぞれ同心にかつ上下方向に距離
を隔てた状態で、自身の軸線まわりであって、本実施形
態においては垂直軸線まわりに回転可能に支持されてお
り、ナット152には中空ロッド156の雄ねじ部15
8が螺合され、スプライン部材154には中空ロッド1
56の雄ねじ部158の下方に形成されたスプライン部
160が嵌合されている。これらナット152およびス
プライン部材154は、多数のボールを保持したボール
ナットおよびボールスプライン部材である。
【0023】ナット152は、ノズル昇降用モータ16
4,歯車166,168を含む回転駆動装置により軸線
まわりに回転させられ、それにより中空ロッド156が
軸方向に移動させられ、昇降させられる。ナット15
2,歯車166,168およびノズル昇降用モータ16
4が昇降装置144を構成しているのである。昇降装置
144は、中空ロッド156、ひいては保持装置100
をその軸線に平行な方向に移動させる移動装置でもあ
り、保持装置100をプリント配線板12の表面に直角
な方向に移動させ、プリント配線板12に接近,離間さ
せる接近・離間装置でもある。なお、ノズル昇降用モー
タ164の回転角度はエンコーダ170によって検出さ
れるようになっている。
【0024】また、スプライン部材154の支持部15
0から突出した下端部には歯車172が固定され、ノズ
ル回転用モータ174(図10参照)の出力軸に固定の
歯車に噛み合わされており、ノズル回転用モータ174
によってスプライン部材154が回転させられることに
より、中空ロッド156がその垂直な軸線まわりに回転
させられる。この際、前記ノズル昇降用モータ164も
回転させられ、ナット152がスプライン部材154と
同様に回転させられ、中空ロッド156の回転を許容す
る。それにより、保持装置100がその軸線まわりに回
転させられ、保持装置100に保持された電子部品が、
その上面94に直角でかつ上面94のほぼ中央をとおる
回転軸線であって、本実施形態においては垂直な軸線ま
わりに回転させられる。ノズル回転用モータ174の回
転角度はエンコーダ176(図10参照)により検出さ
れる。なお、中空ロッド156を昇降させるべく、ナッ
ト152が回転させられるときには、スプライン部材1
54は静止させられており、中空ロッド156の回転を
阻止するとともに、昇降を許容する。
【0025】上記中空ロッド156の下端部には、チャ
ックアダプタ180が着脱可能に、かつ抜け出し不能に
取り付けられ、チャックアダプタ180にはチャック1
82が着脱可能に、かつ抜け出し不能に取り付けられて
いる。これら3部材が吸着ノズル184を着脱可能に保
持するホルダ186を構成し、吸着ノズル184および
ホルダ186が保持装置100を構成している。
【0026】吸着ノズル184は、図9に示すように、
スリーブ190と、スリーブ190に嵌合された吸着管
192とを有している。スリーブ190はチャックアダ
プタ180に嵌合されるとともに、チャックアダプタ1
80との間に配設された圧縮コイルスプリング198
(以下、スプリング198と略称する。)によりチャッ
クアダプタ180から抜け出す向きに付勢されており、
1対の耳部200にそれぞれ設けられ、互いに同一平面
上に位置する1対の傾斜面202が、チャック182に
設けられた係合部たる1対のピン204に係合すること
により、吸着ノズル184はチャック182によって軸
方向に相対移動不能かつ相対回転不能に保持されてい
る。圧縮コイルスプリング198は、付勢手段の一種で
ある弾性部材たるばね部材である。
【0027】スリーブ190には、チャック182から
の突出端部の外周面に発光板206が嵌合固定される一
方、内周面に吸着管192が嵌合されるとともに発光板
206を貫通して下方へ突出させられている。発光板2
06は、光放射器の一種であり、吸着ノズル184によ
る電子部品の保持姿勢の検出時に紫外線を受けて可視光
線を放射するものである。
【0028】吸着ノズル184は電子部品を負圧により
吸着し、装着対象部材としてのプリント配線板12に装
着する。そのため、吸着ノズル184は、図8および図
9に示すように、中空ロッド156内に軸方向に相対移
動可能に嵌合されたパイプ210,中空ロッド156の
上端部に相対回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付け
られたフレーム212,フレーム212に取り付けられ
たニップル214等を経て図示を省略する負圧源,正圧
源および大気に接続されており、電磁方向切換弁装置
(図示省略)の切換えにより、吸着管192が負圧源,
正圧源および大気に択一的に連通させられる。吸着管1
92は、負圧の供給により、例えば電子部品82を、そ
の本体90の上面94において吸着し、正圧の供給によ
り電子部品82を開放する。本実施形態において吸着ノ
ズル184は、電子部品を水平な姿勢で吸着し、保持す
【0029】パイプ210はその自重により、図9に示
すように、ホルダ186により保持された吸着ノズル1
84のスリーブ190の上面に当接しており、吸着ノズ
ル184に連通させられるとともに、吸着ノズル184
と共に昇降させられる。本実施形態においては、パイプ
210の移動に基づいて、ホルダ186と吸着ノズル1
84との相対移動の開始を検出するようにされている。
そのため、パイプ210の上端部には、図7に示すよう
に、ドグ222が固定され、前記フレーム212の上部
には光電スイッチ226が配設されている。
【0030】光電スイッチ226はフレーム212に図
示を省略する位置調節装置を介して支持され、電子部品
の非装着時においてドグ222から上側に外れた位置に
設けられている。この光電スイッチ226は本実施形態
においては反射型であり、発光器および受光器を有し、
発光器が発する光が反射されて受光する場合にON信号
を発し、光が反射されず、受光しない場合にOFF信号
を発する。したがって、吸着ノズル184がホルダ18
6から最も長く突出した状態では、光電スイッチ226
が発する光を反射するものがなく、受光しないためOF
F信号を発するが、吸着ノズル184が僅かにホルダ1
86内に引っ込めば、ドグ222により光が反射されて
ON信号を発し、それにより吸着ノズル184とホルダ
186との相対移動の開始が検出される。本実施例にお
いては、パイプ210,ドグ222および光電スイッチ
226がホルダ186と吸着ノズル184との相対移動
の開始を検出する相対移動検出装置を構成しているので
ある。
【0031】プリント配線板12には、電子部品82を
始めとし、複数種類の電子部品が装着されるが、種類が
異なれば大きさ(横断面積と高さとの少なくとも一方)
が異なることが多く、電子部品82が大きいほど吸着管
192の直径が大きい吸着ノズル184が使用される。
そのため、吸着管192の直径が異なる複数種類の吸着
ノズル184が用意され、図示しないノズル収容装置に
収容されており、装着する電子部品の種類に応じて交換
される。吸着管192の直径が異なれば、長さも異なる
ようにすることも可能であるが、ここでは理解を容易に
するために、吸着管192の直径が異なっても、長さは
同じであることとする。
【0032】Y軸スライド122にはまた、プリント配
線板12に設けられた基準であるフィデューシャルマー
ク(以下Fマークと称する)を撮像する撮像装置たるF
マークカメラ240(図1参照)が移動不能に設けられ
ている。Fマークカメラ240は、本実施形態において
は、CCD(電荷結合素子)とレンズ系とを備えてお
り、被写体の二次元像を一挙に取得する面撮像装置たる
CCDカメラとされている。CCDは、一平面上に多数
の微小な受光素子を配列させたものであり、各受光素子
の受光状態に応じた電気信号を発生させる。Fマークカ
メラ240に対応して照明装置242が配設されてお
り、Fマークおよびその周辺を照明する。
【0033】X軸スライド106には、ちょうどX軸ス
ライド106を移動させる2つのボールねじ104にそ
れぞれ対応する位置であって、フィーダ型電子部品供給
装置20とプリント配線板12との間およびトレイ型電
子部品供給装置22とプリント配線板12との間の位置
にそれぞれ、撮像装置248が移動不能に取り付けら
れ、第二撮像装置を構成している。これら撮像装置24
8の構成は同じであり、一方の撮像装置248を代表的
に説明する。
【0034】撮像装置248は、図4に示すように、電
子部品82を撮像する部品カメラ250および方向変換
装置251を備え、方向変換装置251は、反射装置と
しての反射鏡252,254を有している。反射鏡25
2,254は、図示しないブラケットによりX軸スライ
ド106の下部に固定されており、一方の反射鏡252
は、保持装置100のY軸方向の移動経路の真下におい
て、吸着ノズル184の中心線を含む垂直面に対して約
45度傾斜させられ、それのX軸スライド106に近い
側の端部が下方に位置する反射面256を有する。
【0035】それに対して他方の反射鏡254は、X軸
スライド106を挟んだ反対側に反射鏡252の反射面
256と垂直面に対して対称に傾斜し、X軸スライド1
06に近い側の端部が下方に位置する反射面258を有
する。X軸スライド106の保持装置100が設けられ
た側とは反対側であって、前記反射鏡254の反射面2
58に対向する位置において、吸着ノズル184に保持
された電子部品を撮像する部品カメラ250が下向きに
固定されている。したがって、保持装置100が移動装
置136によって移動させられ、Y軸方向においてボー
ルねじ104に対応する位置であって、反射鏡252上
に位置する位置に至れば、部品カメラ250は電子部品
を撮像することができる。撮像装置248は、Y軸スラ
イド122がX軸スライド106に対して移動する際に
おける電子部品の移動軌跡上において、その電子部品の
像を撮像可能な位置に配設されているのである。本実施
形態において部品カメラ250は、前記Fカメラ240
と同様に、面撮像装置であって、CCDカメラとされて
いる。
【0036】反射鏡252の近傍には、図示は省略する
が、紫外線照射装置が設けられ、吸着ノズル184の発
光板206に向かって紫外線を照射するようにされてい
る。発光板206は紫外線を吸収して可視光線を放射
し、吸着ノズル184に吸着された電子部品を背後から
照明し、部品カメラ250は発光板206を明るい背景
として電子部品のシルエット像であって、回転軸線に平
行な方向から見た電子部品の像を撮像する。本実施形態
においては、発光板206および紫外線照射装置が照明
装置を構成している。
【0037】ベース10の2つのボールねじ104のう
ち、トレイ型部品供給装置22と配線板支持装置26と
の間に設けられたボールねじ104に対応する位置に
は、図1に示すように、コプラナリティ検出用カメラ2
70が図示しない支持部材により支持されて位置を固定
して設けられ、第一撮像装置を構成している。本実施形
態においてコプラナリティ検出用カメラ270は、CC
Dカメラにより構成され、多数の受光素子が一平面状に
配列された撮像面272(図14参照)を有し、電子部
品の二次元像を一挙に撮像する面撮像装置とされてい
る。
【0038】コプラナリティ検出用カメラ270は、図
1および図4に示すように、X軸方向(トレイ型部品供
給装置22と配線板コンベヤ14とが並ぶ方向と直角な
方向)において部品供給装置20,22から外れた位置
であって、部品吸着ノズル184により保持された電子
部品82に向かい、かつ、その光軸がX軸方向に平行で
あって、電子部品82の本体90の底面96に対して、
予め設定された角度、本実施形態においては6度、電子
部品82に接近するに従って、電子部品82の上面94
から底面96に向かう向きに傾斜する状態で配設されて
いる。コプラナリティ検出用カメラ270は、Y軸方向
においては、撮像装置248と同じ位置に設けられてい
るのである。
【0039】したがって、コプラナリティ検出用カメラ
270は、電子部品82がY軸方向において、トレイ型
部品供給装置22と配線板コンベヤ14との間のボール
ねじ104に対応する位置に位置する状態では、電子部
品82のX軸方向の位置を問わず、電子部品82を撮像
することができる。コプラナリティ検出用カメラ270
は、前記撮像装置248と同様に、Y軸スライド122
がX軸スライド106に対して移動する際における電子
部品の移動軌跡上において、その電子部品の像を撮像可
能な位置に設けられているのであり、本実施形態では、
撮像装置248およびコプラナリティ検出用カメラ27
0は、同じ位置、すなわち配線板コンベヤ14とトレイ
型部品供給装置22との間に設けられたボールねじ10
4の上方であって、そのボールねじ104に対応する位
置に設けられた撮像装置248の反射鏡252の上方の
位置に位置する電子部品を撮像可能な位置に設けられて
いる。電子部品82は、後述するように、トレイ型部品
供給装置22の部品供給位置からプリント配線板12の
部品装着個所へ最短の経路で移動させられ、その移動の
途中において停止させられてコプラナリティ検出用カメ
ラ270により撮像され、撮像位置は電子部品82に応
じて異なることとなるが、コプラナリティ検出用カメラ
270の焦点は、撮像時における電子部品のX軸方向の
位置に応じて合わされる。
【0040】X軸スライド106には、上下方向におい
てはY軸スライド122と撮像装置248の方向変換装
置251との間の位置であり、吸着ノズル184により
保持された電子部品82に対してコプラナリティ検出用
カメラ270とは反対側の位置であって、保持装置10
0に保持された電子部品を間にしてコプラナリティ検出
用カメラ270と対向する位置に平面光源280が固定
され、背景形成装置たる光放射器を構成している。平面
光源280は、多数の発光ダイオードが一平面状に並べ
られるとともに、拡散板によって光が拡散されるものと
され、あるいは多数の光ファイバーの各先端部が一平面
状に並べられて成るものとされ、電子部品およびコプラ
ナリティ検出カメラ270に向かって光を放射する。な
お、図2においては、コプラナリティ検出用カメラ27
0の図示は省略されている。
【0041】本電子部品装着システムは、制御手段とし
て、図10に示す制御装置300を備えている。制御装
置300は、PU302,ROM304,RAM306
およびそれらを接続するバス308を有するコンピュー
タを主体とするものである。バス308には画像入力イ
ンタフェース312が接続され、前記Fマークカメラ2
40,部品カメラ250およびコプラナリティ検出用カ
メラ270が接続されている。バス308にはまた、サ
ーボインタフェース314が接続され、X軸スライド駆
動用モータ110等の各種アクチュエータが接続されて
いる。X軸スライド駆動用モータ110等は駆動源たる
電動モータの一種であり、本実施形態ではサーボモータ
とされているが、回転角度を制御可能なモータであれば
採用可能であり、ステップモータ等を用いることもでき
る。
【0042】バス308にはまた、デジタル入力インタ
フェース318が接続され、前記エンコーダ170,1
76を始めとし、図示は省略するが、X軸スライド駆動
用モータ110等、サーボモータの回転角度を検出する
エンコーダが接続されている。バス308にはさらに、
デジタル出力インタフェース320が接続され、配線板
搬送用モータ36,昇降用シリンダ52等が接続されて
いる。上記RAM306には、図示を省略するメインル
ーチン,図11ないし図13にそれぞれフローチャート
で表す電子部品装着ルーチン,コプラナリティ検出用撮
像ルーチン等を始めとする種々の制御プログラムが記憶
させられている。なお、接続の図示は図示は省略する
が、制御装置300は各種カメラを制御する。なお、図
示は省略するが、モータ110等は駆動回路を介して駆
動され、Fマークカメラ240等は制御回路を介して制
御される。これら駆動回路および制御回路が前記コンピ
ュータと共同して制御装置300を構成している。
【0043】次に作動を説明する。電子部品をプリント
配線板12に装着する装着作業の基本的な動作は、例え
ば、特許第2824378号公報に記載されているよう
によく知られており、簡単に説明し、本発明に関連の深
い部分を詳細に説明する。プリント配線板12への電子
部品82の装着時には、プリント配線板12は配線板コ
ンベヤ14によって搬入され、図示しない停止装置によ
って部品装着位置において停止させられる。停止後、ク
ランプ部材40および支持部材42が上昇させられ、プ
リント配線板12を下方から支持するとともにクランプ
する。
【0044】その状態でFマークカメラ240が移動装
置136によって移動させられ、プリント配線板12に
設けられた基準マーク(図示省略)を撮像する。そし
て、基準マークの撮像データが画像処理され、プリント
配線板12の位置誤差が検出されるとともに、複数の部
品装着個所の各X軸,Y軸方向における位置誤差Δ
X′,ΔY′が算出される。
【0045】次いで、プリント配線板12に電子部品8
2等の電子部品(以下、電子部品と略称する)が装着さ
れる。電子部品の装着時には、保持装置100は、X軸
スライド106およびY軸スライド122の移動により
フィーダ型電子部品供給装置20またはトレイ型電子部
品供給装置22の部品供給位置へ移動して電子部品を保
持し、撮像により吸着ノズル184による電子部品の保
持位置誤差が検出され、修正してプリント配線板12に
装着する。本実施形態においては、トレイ型部品供給装
置22により供給される電子部品82については、更
に、リード92のコプラナリティが検査されるため、ト
レイ型部品供給装置22により供給される電子部品82
のプリント配線板12への装着を詳細に説明する。
【0046】電子部品82がプリント配線板12に装着
される際、複数のリード92の各先端部がそれぞれ、プ
リント配線板12の被装着面28に形成されたプリント
回路上に置かれる。したがって、複数のリード92のう
ち、上側、すなわち本体90の上面94側へ、あるいは
下側、すなわち底面96側へ大きく曲がったものがあれ
ば、電子部品82がプリント配線板12上に置かれたと
き、プリント回路に接触しないリード92あるいは過剰
に接触するリード92が生ずる。そのため、リード92
のコプラナリティが検出され、電子部品82をプリント
配線板12に装着してもよいか否かが検査される。
【0047】トレイ型部品供給装置22により供給され
る電子部品82のプリント配線板12への装着を概略的
に説明する。保持装置100は、移動装置136により
トレイ型部品供給装置22へ移動させられ、吸着ノズル
184が電子部品82を負圧により吸着する。保持装置
100は電子部品82の吸着後、プリント配線板12へ
移動させられる途中で、トレイ型部品供給装置22と配
線板コンベヤ14との間に設けられた撮像装置248の
反射鏡252上で停止させられ、まず、コプラナリティ
検出用カメラ270により撮像される。
【0048】本実施形態において電子部品82は本体9
0が平面形状が正方形状を成し、辺を4つ有するととも
に、全部の辺からそれぞれリード92が複数ずつ突出さ
せられている。したがって、1つの辺について撮像が行
われる毎に電子部品82が90度ずつ回転させられ、4
つの辺が順次、撮像回転位置に位置させられる。撮像回
転位置は、辺が、電子部品82の回転軸線よりコプラナ
リティ検出用カメラ270に近い位置において、Y軸に
ほぼ平行となり、カメラ270の光軸とほぼ直交する状
態となる位置である。4つの辺の全部についてそれぞ
れ、撮像が行われ、撮像後、全部のリード92の像デー
タが画像処理され、コプラナリティが検出される。
【0049】そして、検出された複数のリード92のコ
プラナリティに基づいて電子部品82の合否が判定され
る。複数のリード92の先端部がほぼ一平面上に位置
し、電子部品82を全部のリード92がプリント配線板
12にほぼ均一に接触した状態でプリント配線板12に
載置し、装着することができるか否かの判定が行われる
のであり、合格であれば、電子部品82は更に、部品カ
メラ250により撮像され、撮像データに基づいて吸着
ノズル184による電子部品82の保持位置誤差が検出
される。本実施形態において保持位置誤差には、電子部
品82の保持装置100に対する上面94に平行な方向
の位置ずれおよび回転軸線まわりの位置誤差である回転
位置誤差が含まれる。これらずれは電子部品82がプリ
ント配線板12に装着されるまでの間に修正され、電子
部品は正規の姿勢でプリント配線板12の正規の部品装
着個所に装着される。それに対し、リード92のコプラ
ナリティが、電子部品82をプリント配線板12に装着
することができないほど悪ければ、その電子部品82は
不合格となり、プリント配線板12に装着されず、排出
される。
【0050】フローチャートに基づいて詳細に説明す
る。図11に示す電子部品装着ルーチンにおいてはま
ず、ステップ0(以下、S0と記載する。他のステップ
についても同じ。)において、F3フラグがONにセッ
トされているか否かの判定が行われる。F3フラグはO
Nにセットされることにより、電子部品82が吸着ノズ
ル184により吸着されたことを記憶する。F3フラグ
はメインルーチンの初期設定等においてOFFにリセッ
トされており、S0の判定はNOになってS1が実行さ
れ、吸着ノズル184による電子部品82の吸着が行わ
れる。保持装置100が移動装置136により移動させ
られ、吸着ノズル184は部品トレイ76に収容された
多数の電子部品82のうち、吸着すべき電子部品82上
へ移動させられる。そして、吸着ノズル184が昇降装
置144により下降させられ、吸着管192が電子部品
82に接触させられるとともに、吸着ノズル184に負
圧が供給されて電子部品82を上面94側から吸着す
る。その後、吸着ノズル184が上昇させられて電子部
品82が部品トレイ76から取り出され、吸着ノズル1
84が移動装置136によりプリント配線板12へ移動
させられるが、移動の途中で停止させられ、電子部品8
2の撮像が行われる。
【0051】電子部品82を保持した保持装置100
は、吸着した電子部品82が収容されていた部品収容凹
部80と、プリント配線板12の部品装着個所とを結ぶ
直線に沿って部品装着個所へ移動させられるのである
が、この際、X軸スライド106の部品供給位置、すな
わち部品収容凹部80と部品装着個所との間の位置に固
定されている反射鏡252上を通過する。
【0052】部品供給位置および部品装着個所がトレイ
型部品供給装置22およびプリント配線板12のいずれ
の位置にあっても、保持装置100が部品供給位置から
部品装着個所へ移動するためには必ず、X軸スライド1
06上をY軸方向へ移動してトレイ型部品供給装置22
とプリント配線板12との間の部分を通る。したがっ
て、保持装置100は、X軸スライド106のトレイ型
部品供給装置22とプリント配線板12との間であっ
て、部品供給位置と部品装着個所との間に位置する部分
に固定されている反射鏡252上であって、Y軸方向に
おいて撮像装置248と同じ位置に設けられたコプラナ
リティ検出用カメラ270により撮像可能な位置を必ず
通り、S2が実行され、コプラナリティ検出用カメラ2
70による電子部品82の撮像が行われる。このように
電子部品82は移動途中で必ず反射鏡252上を通り、
コプラナリティ検出用カメラ270により撮像可能な位
置を通るため、本実施形態では、部品供給位置から部品
装着個所まで、移動装置136により実現可能な最も短
い距離で移動させられる。
【0053】そして、保持装置100は、吸着ノズル1
84に保持された電子部品82が反射鏡252の真上に
位置する状態で停止させられ、まず、コプラナリティ検
出用カメラ270によって電子部品82が撮像される。
カメラ270による電子部品82の撮像を図12に示す
コプラナリティ検出用撮像ルーチンに基づいて説明す
る。
【0054】コプラナリティ検出用撮像ルーチンのS2
1においては、F1フラグがONにセットされているか
否かが判定される。F1フラグは、ONにセットされる
ことにより、電子部品82のリード92が突出させられ
た辺の数であって、電子部品82について行われる撮像
の回数を数えるカウンタのカウント値Cが1にセットさ
れたこと等を記憶する。これらF1フラグ,カウンタ,
後述するF2フラグおよび前記F3フラグは、図示は省
略するが、RAM306に設けられている。F1フラグ
はメインルーチンの初期設定等においてOFFにリセッ
トされており、S21の判定はNOになってS22が実
行され、カウント値Cが1にセットされるとともに、F
1フラグおよびF3フラグがONにセットされる。
【0055】次いでS23が実行され、電子部品82の
リード92が突出させられた辺が、前記撮像回転位置に
位置するようにされる。電子部品82は、全部の辺から
リード92が突出させられており、吸着後、検出位置に
至ったとき、電子部品82を回転させなくても、リード
92が突出させられた辺が撮像回転位置にある。そのた
め、電子部品82の場合、S23では回転させられな
い。
【0056】例えば、電子部品が、複数の辺を有する
が、そのうちの一部の辺からのみリードが突出させられ
ている場合、電子部品が反射鏡252上へ至ったとき、
リードが突出させられた辺が撮像回転位置にない場合が
あり、その場合には、S23において電子部品が回転さ
せられて、リードが突出させられた辺が撮像回転位置に
位置させられるのである。S23において電子部品を回
転させるか否かは、部品トレイ76に収容された状態で
の電子部品の回転位置およびリードが突出させられた辺
等からわかる。
【0057】次いでS24が実行されてコプラナリティ
検出用カメラ270により電子部品82が撮像され、図
14に示すように、平面光源280が放つ光により形成
される明るい背景の像の中に、吸着管192,本体90
およびリード92の投影像であって、暗い像が形成され
る。コプラナリティ検出用カメラ270は、前述のよう
に、光軸が本体90の底面96に対して、上面94から
底面96に向かう向きに傾斜させられており、撮像回転
位置に位置する辺から突出させられた複数のリード92
の各々について、本体90やリード92の基端部側の部
分と重なることなく、リード92の先端部の像が形成さ
れるのであり、また、平面光源280がコプラナリティ
検出用カメラ270とは反対側から電子部品82および
カメラ270に対して光を放射しており、背景が明るい
のに対し、暗く、明るさのコントラストの大きいリード
92の像が形成される。さらに、撮像回転位置に位置す
る辺とは反対側に位置する辺から突出させられたリード
92が撮像されることがない。なお、本実施形態では、
理解を容易にするために、リード92等の撮像により得
られる像についても、リード92等と同じ符号を付すこ
ととする。
【0058】撮像後、S25が実行され、撮像が終了で
あるか否かが判定される。この判定は、本実施形態にお
いては、電子部品82のリード92が突出させられた辺
の数に等しい回数、撮像が行われたか否かにより為され
る。撮像回数はカウンタにより数えられ、電子部品82
の場合、カウント値Cが4になったか否かが判定され
る。電子部品のリードが突出させられた辺の数,各辺を
撮像回転位置に位置させるために必要な間欠回転角度お
よび装着時における電子部品の姿勢(軸線まわりの位
置)等は、電子部品の種類と対応付けてRAM306に
記憶されている。
【0059】S25の判定は、撮像が電子部品82のリ
ード92が突出させられた辺の数に等しい回数、行われ
るまでNOであり、S26が実行されてカウント値Cが
1増加させられる。次いでS27が実行され、電子部品
82が回転させられて、次にリード92が撮像される辺
が撮像回転位置に位置させられる。
【0060】本実施形態において電子部品82の本体9
0は平面形状が正方形状を成し、4つの辺を有する。し
たがって、1つの辺に設けられたリード92の撮像が終
了したならば、電子部品82は回転装置146により9
0度ずつ回転させられて、隣接する辺に設けられた複数
のリード92が撮像されるようにされる。
【0061】電子部品82のリード92が突出させられ
た辺の数に等しい回数、撮像が行われるまで、S21,
S24〜S27が繰り返し実行される。F3フラグがO
Nにセットされているため、電子部品装着ルーチンのS
0の判定はインタフェースになり、S1がスキップさ
れ、電子部品82の吸着は行われず、S2が実行され
る。また、電子部品装着ルーチンのS3においては、F
2フラグがONにセットされているか否かにより、コプ
ラナリティ検出用カメラ270による電子部品82の撮
像が終了したか否かが判定されるが、撮像が終了してい
ない状態では、S3の判定はNOになってルーチンの実
行は終了する。
【0062】コプラナリティ検出用カメラ270による
撮像が、リード92が突出させられた辺の数に等しい回
数、行われれば、S25の判定がYESになってS28
が実行され、カウンタのカウント値Cが0にリセットさ
れるとともに、F2フラグがONにセットされてルーチ
ンの実行は終了する。F2フラグは、ONにセットされ
ることにより、コプラナリティ検出用カメラ270によ
る電子部品82の撮像が終了したことを記憶する。
【0063】そのため、コプラナリティ検出用カメラ2
70による電子部品82の撮像が終了すれば、S3の判
定がYESになってS4が実行され、撮像により得られ
た全部のリード92の撮像データが画像処理される。本
実施形態においては、画像処理により、撮像面272に
形成されたリード92の像の長さ、すなわち本体90の
像から突出した部分の長さが求められる。画像処理は、
例えば、特開平8−180191号公報に記載されてい
るように、パターンマッチングの手法により行われる。
【0064】画像処理後、S5が実行され、電子部品8
2の合否の判定が行われる。この判定は、本実施形態に
おいては、4辺の各々について、複数のリード92の各
像の長さに対する外れが最も小さくなる直線である回帰
直線が最小二乗法等により求められ、回帰直線に対する
リード92の像の外れが設定値以内であるか否かにより
行われる。なお、同じ辺から突出させられた複数のリー
ド92の間隔に誤差はなく、等間隔であることとする。
【0065】リード92が、本体90の上面94側へ、
すなわち上方へ曲がっていれば、図14に示すように、
リード92の像の長さは短くなり、底面96側へ、すな
わち下方へ曲がっていれば、リード92の像の長さは長
くなる。リード92が上方へ曲がっている場合に、リー
ド92の外れ量が許容される量であるか否かを判定する
ための判定値ΔL1と、下方へ曲がっている場合に外れ
量が許容される量であるか否かを判定するための判定値
ΔL2とは、本実施形態においては等しくされている。
また、コプラナリティ検出用カメラ270は傾斜して設
けられており、その分、リード92の像の長さが長くな
り、それを考慮して判定値ΔL1,ΔL2は設定されて
いる。
【0066】電子部品82の4つの辺のうち、任意の1
辺から順に、複数のリード92の像の各々について、回
帰直線に対する外れ量,方向が求められるとともに、判
定値と比較され、リード92が上下いずれの方向へ曲が
っていても、1つでも外れ量が判定値を超えるリード9
2があれば、以後、残りのリード92についての判定は
行われず、その電子部品82はコプラナリティが悪く、
プリント配線板12への装着に不適切であって不合格と
される。
【0067】全部のリード92について外れ量が判定値
以内であれば、更に、4つの辺にそれぞれ設けられた複
数ずつのリード92により構成されるリード群同士の平
面度について、電子部品82が合格であるか否かの判定
が行われる。電子部品82をプリント配線板12に装着
する場合、本体90が、プリント配線板12に被装着面
28に対して多少傾いても、リード92がプリント配線
板12上にほぼ均等に載置されれば、回路の接続が良好
に為されるからである。この判定は、本実施形態では、
4辺の各々において求められたリード92の像の長さに
ついての回帰直線について、それら回帰直線に対する外
れが最小の仮想平面を求め、その面に対する回帰直線の
外れ量および方向を求めて判定値と比較することにより
行われる。この判定値も、ずれの方向によって2つ設定
されるが、本実施形態では同じ大きさとされている。全
部の回帰直線の外れ量がいずれも設定範囲内であり、判
定値以下であれば、電子部品82は、リード全体の平面
度についても合格とされる。それに対し、1つでも設定
範囲から外れる回帰直線があれば、不合格とされる。
【0068】リード各々および全体のコプラナリティが
いずれも良好であり、電子部品82が合格であれば、S
5の判定はYESになってS6が実行され、電子部品8
2の姿勢を変更するか否かが判定される。コプラナリテ
ィ検出用の撮像終了時における電子部品82の回転位置
と、装着時の電子部品82の回転位置(姿勢)とが同じ
であるか否かが判定されるのである。
【0069】コプラナリティ検出用の撮像が終了した状
態での電子部品82の姿勢が装着時の姿勢と同じであれ
ば、姿勢変更は不要であり、S6の判定はNOになって
S8が実行される。それに対し、コプラナリティ検出用
の撮像が終了した状態での電子部品82の姿勢が装着時
の姿勢とは異なる場合には、S6の判定がYESになっ
てS7が実行され、吸着ノズル184が回転装置146
により回転させられ、電子部品82がその回転軸線まわ
りに回転させられて、その姿勢が装着時の姿勢に変更さ
れる。
【0070】例えば、電子部品82を、吸着時とは異な
る姿勢でプリント配線板12に装着する場合、コプラナ
リティ検出のための撮像終了時の姿勢が装着時の姿勢と
同じになっていれば、姿勢変更の必要はなく、S6の判
定はNOになり、異なっていれば、S6の判定がYES
になって、S7が実行され、電子部品82の姿勢が装着
時の姿勢とされる。
【0071】また、電子部品82を吸着時と同じ姿勢で
プリント配線板12に装着する場合でも、コプラナリテ
ィ検出のための回転により、電子部品82の姿勢が吸着
時、すなわち装着時の姿勢と異なっていれば、S6の判
定がYESになって、S7が実行され、電子部品82の
姿勢が吸着時(装着時)の姿勢に戻される。
【0072】そして、S8が実行され、電子部品82が
部品カメラ250により撮像される。発光板206を明
るい背景とする電子部品82のシルエット像を形成する
光は、反射面256により水平方向に反射された後、反
射面258により上方へ反射されて部品カメラ250の
撮像面に入光し、その像形成光により電子部品82のシ
ルエット像が部品カメラ250により撮像される。
【0073】撮像後、S9が実行され、吸着ノズル18
4による電子部品82の保持位置誤差が求められる。撮
像された像のデータが画像処理されるとともに、保持位
置誤差のない正規の像のデータと比較され、位置ずれΔ
X,ΔYおよび回転位置誤差Δθが算出されるのであ
る。
【0074】上述の処理と並行して、装着ヘッド60が
プリント配線板12の部品装着個所上へ移動させられ
る。そして、S10が実行され、吸着ノズル184が下
降させられて電子部品82を被装着面28の部品装着個
所に装着する。また、F1,F2,F3フラグのリセッ
ト等の終了処理が行われる。電子部品82が部品装着個
所へ移動させられる際、保持装置100の移動距離が修
正され、電子部品82の位置ずれΔX,ΔYおよびプリ
ント配線板12の部品装着個所の水平位置誤差ΔX′,
ΔY′が修正されるとともに、電子部品82が回転させ
られて回転位置誤差Δθが修正され、電子部品82はプ
リント配線板12の部品装着個所に正しい姿勢で装着さ
れる。
【0075】装着時には、保持装置100が昇降装置1
44により下降させられ、吸着ノズル184がホルダ1
86と共に下降して電子部品82のリード92がプリン
ト配線板12に当接させられる。リード92のコプラナ
リティが検出され、合格した電子部品82であり、全部
のリード92がプリント配線板12に形成された回路上
にほぼ均一に接触した状態で載置される。ホルダ186
はこの状態から更に小距離下降させられるのであるが、
この下降はホルダ186がスプリング198を圧縮しつ
つ吸着ノズル184に対して移動することにより許容さ
れ、電子部品82がスプリング198の付勢によりプリ
ント配線板12に押し付けられる。
【0076】このようにホルダ186と吸着ノズル18
4とが相対移動するとき、ホルダ186の上端部に設け
られたフレーム212と吸着ノズル184のスリーブ1
90上に載ったパイプ210とが相対移動し、ドグ22
2が光電スイッチ226の発光器が発する光を反射し、
光電スイッチ226が発する信号がOFF信号からON
信号に変わり、相対移動の開始が検出される。
【0077】電子部品82をプリント配線板12に押し
付ける押付荷重は、吸着ノズル184とホルダ186と
の相対移動距離が大きいほど大きくなるが、本実施形態
においては、電子部品の種類に関係なく、電子部品をプ
リント配線板12に押し付ける押付荷重は一定とされて
いる。そのため、吸着ノズル184とホルダ186との
相対移動距離、すなわちスプリング198の圧縮量は一
定とされており、相対移動開始の検出後、ノズル昇降用
モータ164は、その設定された相対移動距離が得られ
る角度、回転させられる。設定された相対移動距離を得
るのに必要なノズル昇降用モータ164の回転角度は予
め設定されており、エンコーダ170により検出される
モータ164の回転角度が設定された大きさになるまで
ノズル昇降用モータ164が駆動される。ホルダ186
は、設定された押付荷重が得られるれた量だけ下降させ
られるのであり、電子部品82は所定の押付け力でプリ
ント基板96に押し付けられる。その後、吸着ノズル1
84が正圧源に連通させられ、電子部品82を解放し、
1個の電子部品82の装着が終了し、吸着ノズル184
は次に装着する電子部品を吸着すべく、上昇させられる
とともに移動させられる。
【0078】以上、リード92のコプラナリティが良好
であり、電子部品82が合格である場合を説明したが、
不合格の場合には、S5の判定がNOになってS11が
実行され、電子部品82が排出される。本実施形態で
は、図示は省略するが、ベース10上に設けられた排出
コンベヤに排出される。排出コンベヤは、保持装置10
0の移動可能領域内の位置であって、予め定められた放
棄位置たる排出位置に設けられており、保持装置100
は排出コンベヤ上へ移動させられ、吸着ノズル184が
下降させられて電子部品82を排出コンベヤ上に載置
し、解放する。
【0079】電子部品82が部品トレイ76の部品収容
凹部80に収容される場合であっても、電子部品82が
コプラナリティの検出に支障が生ずるほど傾くことがあ
る。例えば、部品収容凹部80の大きさが電子部品82
の種類,寸法等に合っておらず、過大であれば、電子部
品82が部品収容凹部80内において大きく回転してし
まうことがあるのである。そのような場合には、電子部
品82の吸着後、コプラナリティの検出に先立って電子
部品82の傾きを検査する予備検査を行う。
【0080】予備検査が必要であるか否かは、例えば、
装着される電子部品82の種類等により得られる電子部
品82の収容状態からわかり、その場合には、図13に
フローチャートで表す電子部品装着ルーチンが実行され
る。そして、S31において電子部品82の吸着が行わ
れた後、S32が実行され、予備検査が行われる。コプ
ラナリティの検出等のために電子部品82が反射鏡25
2上で停止させられた後、コプラナリティ検出用カメラ
270による撮像に先立って部品カメラ250により電
子部品82が撮像されるのである。そして、電子部品8
2の撮像データに基づいて画像処理が行われ、電子部品
82の傾きが演算されるとともに、電子部品82が回転
させられ、傾きが修正されてコプラナリティの検出に支
障がないようにされる。その後、S33以下のステップ
が前記S2以下のステップと同様に実行される。
【0081】なお、フィーダ型部品供給装置20により
供給される電子部品のプリント配線板12への装着は、
コプラナリティの検出が行われないことを除いて、トレ
イ型部品供給装置22により供給される電子部品82の
プリント配線板12への装着と同様に行われる。図示は
省略するが、図10に示す電子部品装着ルーチンのS
0,S1,S6〜S10を含むステップを含んで構成さ
れる電子部品装着ルーチンが実行され、電子部品がプリ
ント配線板12に装着される。
【0082】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、制御装置300のS5およびS36を実
行する部分が合否判定部を構成している。また、制御装
置300のS4,S35を実行する部分が第一画像処理
部を構成し、S9,S40を実行する部分が第二画像処
理部を構成し、これらが画像処理装置を構成している。
さらに、制御装置300のS2,S33およびS6ない
しS8,S37〜S39を実行する部分が撮像制御部を
構成し、S11,S42を実行する部分がコプラナリテ
ィ利用手段たる放棄制御手段を構成している。また、制
御装置300のS32を実行する部分が予備検査部およ
び傾き修正部を構成している。
【0083】上記実施形態において、電子部品をプリン
ト配線板に押し付ける押付荷重は、電子部品の種類が異
なっても一定とされていたが、電子部品の種類に応じて
異ならせてもよい。例えば、リードの数,剛性等に応じ
て異ならせるのである。13また、リードのコプラナリ
ティの度合いに応じて押付荷重を変えてもよい。
【0084】リードのコプラナリティの度合いに応じて
押付荷重を変更する場合を簡単に説明する。リードのコ
プラナリティが、電子部品のプリント配線板への装着に
支障がない程度の度合いであっても、例えば、上方へ曲
がったリードがあれば、そのリードをプリント配線板に
接触させるためには、上方への曲がりがない場合あるい
はリードが下方へのみ曲がっている場合に比較して押付
荷重を大きくし、リード92が確実にプリント配線板1
2に形成された回路に接触するようにすることが望まし
い。そのため、リードのコプラナリティを検出し、電子
部品が合格であれば、リードの像のずれ量および方向に
基づいて押付荷重を設定する。
【0085】押付荷重は、リード92が上側にのみ曲が
っているのであれば、曲がっていない場合に比較して大
きくされる。押付荷重は、例えば、曲がり量(基準に対
するずれ量)の最大値に基づいて設定してもよく、曲が
り量の平均に基づいて設定してもよい。押付荷重の変更
量は、リード92の曲がり量に比例して設定してもよ
く、段階的に設定してもよい。また、下側に曲がってい
るリード92があれば、押付荷重を大きくすれば、その
リード92がプリント配線板12に過剰に押し付けられ
ることとなるため、リード92の下側への曲がりも考慮
し、押付荷重の増加量を減らしてもよい。リード92が
下側のみに曲がっているのであれば、押付荷重を小さく
してもよく、変更しなくてもよい。
【0086】押付荷重は、例えば、上記実施形態の部品
装着装置18におけるように、電子部品82がリード9
2においてプリント配線板12に当接した後、吸着ノズ
ル184がスプリング198を圧縮しつつホルダ186
に対して移動する相対移動距離の大きさによって変える
ことができる。したがって、押付荷重が決定されたなら
ば、例えば、前記特開平4−372199号公報に記載
されているように、得るべき押付荷重,スプリング19
8のセット荷重,ばね定数,吸着ノズル184とホルダ
186とが相対移動を開始するまでの相対移動距離等に
基づいて、相対移動開始後の移動距離が演算され、その
移動に必要なノズル昇降用モータ164の回転角度が算
出される。この演算は、例えば、コプラナリティの検出
後、電子部品がプリント配線板12に装着されるまでの
間に行われ、リード92の曲がりに応じて変更された押
付荷重で電子部品82がプリント配線板12に押し付け
られ、装着される。コンピュータのコプラナリティに基
づいて押付荷重を設定する部分が押付荷重設定部を構成
し、吸着ノズル184とホルダ186との相対移動の開
始を検出する前記相対移動開始検出装置と、コンピュー
タの相対移動の開始検出および設定された押付荷重に基
づいて昇降用モータ164を制御する制御部とともに、
押付荷重制御装置ないし押付荷重変更装置を構成してい
る。
【0087】また、上記実施形態においてコプラナリテ
ィに基づく電子部品の合否の判定値は、リードが上に曲
がっている場合と下に曲がっている場合とで同じにされ
ていたが、異ならせてもよい。その場合、上に曲がって
いる場合の判定値を、下に曲がっている場合の判定値よ
り小さくすることが望ましい。リードが下側に曲がって
いる場合には、その曲がったリードをプリント配線板に
押し付ける押付荷重が曲がりがない場合より大きくなる
が、プリント配線板12に接触させ、回路に接続するこ
とができ、曲がりが大きくても支障がないことが多い
が、リードが上側に曲がっている場合には、曲がりが大
きければ、プリント配線板12に接触せず、接続不良を
生ずる恐れがあるからである。
【0088】さらに、上記実施形態においてコプラナリ
ティに基づく電子部品の合否の判定は、まず、辺毎にリ
ードの外れ量を判定値と比較し、外れ量が判定値を超え
るリードがなければ、辺同士においてリードのコプラナ
リティの度合いが検査されるようにされていたが、これ
らの判定を同時に行ってもよい。全部のリードを撮像し
た後、それらリードの像に基づいて、全部のリードに対
する外れが最も小さい仮想平面を求め、全部のリードに
ついて、仮想平面に対する外れが設定値以内であるか否
かを判定するのである。
【0089】また、フィーダ式部品供給装置20により
供給されるリード付きの電子部品についてもリードのコ
プラナリティを検出するようにしてもよい。ベース10
のフィーダ式部品供給装置20と配線板コンベヤ14と
の間に設けられたボールねじ104に対応する部分にコ
プラナリティ検出用カメラ270を設けるとともに、X
軸スライド106にコプラナリティ検出用カメラ270
と対向して平面光源280を設けるのである。このよう
にすれば、フィーダ式部品供給装置20により供給され
る電子部品についてリードのコプラナリティを検出する
場合、短い処理時間で検出することができる。フィーダ
式部品供給装置20により電子部品を供給する場合で
も、例えば、電子部品がテーピング電子部品の状態で供
給されるのであれば、電子部品は、キャリヤテープに形
成された部品収容凹部にほぼ位置決めされて収容されて
いる。そのため、電子部品が大きく傾くことがなく、部
品装着装置18は電子部品のほぼ中央を保持し、正しい
回転姿勢で取り出すことができ、予備検査を行うことな
く、電子部品を撮像してコプラナリティを検出すること
ができる。必要であれば、予備検査を行ってもよい。
【0090】あるいは、コプラナリティ検出用カメラお
よび背景形成装置を1組のみ設け、複数の部品供給装置
により供給される電子部品のリードのコプラナリティの
検出に共用するようにしてもよい。例えば、トレイ型部
品供給装置22と配線板コンベヤ14との間に設けられ
たコプラナリティ検出用カメラ270およびそのカメラ
270に対向して設けられた平面光源280を、部品供
給装置20,22に共用とする。保持装置100がフィ
ーダ式部品供給装置20から電子部品を取り出した後、
プリント配線板12に装着する前に、Y軸方向において
コプラナリティ検出用カメラ270が設けられた位置へ
移動させ、電子部品をカメラ270に撮像させ、コプラ
ナリティが検出されるようにするのである。共用のコプ
ラナリティ用検出用カメラおよび平面光源は、2つの部
品供給装置の真中の位置に設けてもよい。
【0091】また、上記実施形態において電子部品82
は、トレイ型部品供給装置22からプリント配線板12
に移動する最短経路の途中で停止させられ、コプラナリ
ティ検出用カメラ270により撮像され、撮像位置が電
子部品82が異なっていたが、X軸方向に平行な方向に
おいて予め設定された撮像位置においてコプラナリティ
検出用カメラ270により撮像されるようにしてもよ
い。例えば、部品トレイ78のX軸方向に平行な方向の
辺の中央に対応する位置を撮像位置とする。この場合に
は、カメラ270の焦点は、一定とされる。撮像位置を
一定の位置に設定すれば、電子部品82によっては、コ
プラナリティの検出のために撮像位置へ移動すべく、移
動距離が長くなることもあるが、コプラナリティ検出用
カメラ270は、Y軸方向においては、保持装置100
がトレイ型部品供給装置22からプリント配線板12へ
移動する経路の途中にあり、移動距離の増大が小さく抑
えられる。
【0092】さらに、上記実施形態においてコプラナリ
ティ検出用カメラ270は、ベース10に移動不能に取
り付けられていたが、X軸スライド106に移動不能に
設けてもよい。
【0093】さらにまた、第一,第二撮像装置は面撮像
装置に限らず、ラインセンサにより構成してもよい。ラ
インセンサは、一直線状に並べられた多数の撮像素子を
有し、被写体とを相対移動させつつ、繰り返し撮像を行
うことによって二次元像が得られる。第一撮像装置をラ
インセンサにより構成する場合、例えば、ラインセンサ
を多数の撮像素子が、電子部品の上面と交差する方向に
おいて一直線状に並ぶ状態で設け、ラインセンサと電子
部品とを、電子部品の上面に平行な方向に相対移動させ
てもよく、あるいは撮像素子を、電子部品の上面と平行
な方向において一直線状に並ぶ状態で設け、ラインセン
サと電子部品とを、電子部品の上面と直角な方向に相対
移動させてもよい。光軸を電子部品の本体の底面に対し
て傾斜させることは、面撮像装置の場合と同じである。
【0094】また、上記実施形態において撮像装置24
8および平面光源280はX軸スライド106に設けら
れ、保持装置100が部品供給装置22からプリント配
線板12へ移動する最短経路の途中で撮像が行われるよ
うにされていたが、これは不可欠ではなく、例えば、ベ
ースの保持装置の移動可能領域のいずれかに位置を固定
して設けてもよい。
【0095】さらに、電子部品が複数の辺からリードが
側方へ突出させられたものである場合、各辺毎のリード
の数は異なっていてもよく、長さも互いに異なっていて
もよい。また、本体の平面形状は矩形でもよい。
【0096】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子部品装着システム
を示す平面図である。
【図2】上記電子部品装着システムを示す側面図であ
る。
【図3】上記電子部品装着システムの部品装着装置を示
す側面図である。
【図4】上記部品装着装置を示す正面図(一部断面)で
ある。
【図5】上記電子部品装着システムの配線板支持装置を
概略的に示す側面図(一部断面)である。
【図6】上記電子部品装着システムのトレイ型部品供給
装置の部品トレイの一部を示す正面図(一部断面)であ
る。
【図7】上記部品トレイに収容された電子部品を示す平
面図である。
【図8】上記部品装着装置の部品装着ユニットを示す側
面図(一部断面)である。
【図9】上記部品装着ユニットの保持装置を示す側面断
面図である。
【図10】上記電子部品装着システムの制御装置を概略
的に示すブロック図である。
【図11】上記制御装置のコンピュータのRAMに記憶
された電子部品装着ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図12】上記コンピュータのRAMに記憶されたコプ
ラナリティ検出用撮像ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図13】上記制御装置のコンピュータのRAMに記憶
された別の態様の電子部品装着ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図14】コプラナリティ検出用カメラにより撮像され
た電子部品の像を示す図である。
【符号の説明】
12:プリント配線板 14:配線板コンベヤ 1
8:部品装着装置 20,22:部品供給装置 2
6:配線板支持装置 82:電子部品 90:本体
92:リード 94:上面 96:底面 1
00:保持装置 106:X軸スライド 116:X軸スライド移動装
置 122:Y軸スライド 134:Y軸スライド
移動装置 136:移動装置 144:昇降装置
146:回転装置 184:吸着ノズル 24
8:撮像装置 250:部品カメラ 251:方向変換装置 27
0:コプラナリティ検出用カメラ 280:平面光源
300:制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体とその本体の側方へ突出したリード
    とを備えた電子部品の、複数のリードが同一平面上に位
    置する度合いであるコプラナリティを検出する装置であ
    って、 電子部品の本体を、その本体の上面の側から保持する保
    持装置と、 その保持装置に保持された電子部品に向かい、かつ、光
    軸が前記本体の底面に対して予め設定された角度、電子
    部品に接近するに従って前記上面から底面に向かう向き
    に傾斜する状態で配設された撮像装置と、 電子部品に対して前記撮像装置とは反対側に配設され、
    前記複数のリードと光学的特性を異にする背景を形成す
    る背景形成装置と、 前記撮像装置により撮像された前記複数のリードの先端
    部の像に基づいて、それら複数のリードのコプラナリテ
    ィを取得する画像処理装置とを含むことを特徴とするリ
    ードのコプラナリティ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記背景形成装置が、電子部品および前
    記撮像装置に向かって光を放射する光放射器を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のコプラナリティ検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電子部品を前記上面に直角でかつそ
    の上面のほぼ中央を通る回転軸線のまわりに回転させる
    回転装置を含み、かつ、電子部品の前記本体の平面形状
    が複数の辺を有する形状であり、前記回転装置が、それ
    ら複数の辺のうち、前記複数のリードが設けられた辺の
    各々が、前記回転軸線より前記撮像装置に近い位置にお
    いて前記撮像装置の光軸とほぼ直交する状態となる回転
    位置へ電子部品を回転させるものであることを特徴とす
    る請求項2に記載のコプラナリティ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理装置により取得されたコプ
    ラナリティに基づいて電子部品の合否を判定する合否判
    定部を含む請求項1ないし4のいずれかに記載のコプラ
    ナリティ検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のコ
    プラナリティ検出装置と、 第一撮像装置としての前記撮像装置とは別に設けられ、
    前記電子部品の底面に直角な方向から見た電子部品の像
    を撮像する第二撮像装置とを含み、かつ、前記画像処理
    装置が、前記コプラナリティ取得のための画像処理を行
    う第一画像処理部の他に、前記第二撮像装置により取得
    された電子部品の像に基づいてその電子部品の前記保持
    装置に対する前記上面に平行な方向の位置ずれを取得す
    る第二画像処理部を備えたことを特徴とする電子部品状
    況検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子部品状況検出装置
    と、 前記保持装置に電子部品を供給する部品供給装置と、 プリント板を支持するプリント板支持装置と、 前記保持装置を、前記部品供給装置から前記第一,第二
    撮像装置を経て前記プリント板支持装置へ移動させ、部
    品供給装置から受け取った電子部品を、前記電子部品状
    況検出装置により検出された位置ずれを修正して、前記
    プリント板支持装置に支持されたプリント板に装着させ
    る移動装置と、 その移動装置の制御に、前記コプラナリティ検出装置に
    より検出されたコプラナリティを利用するコプラナリテ
    ィ利用手段とを含むことを特徴とする電子部品装着シス
    テム。
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