JP2002176271A - 筐体補強装置 - Google Patents

筐体補強装置

Info

Publication number
JP2002176271A
JP2002176271A JP2000374646A JP2000374646A JP2002176271A JP 2002176271 A JP2002176271 A JP 2002176271A JP 2000374646 A JP2000374646 A JP 2000374646A JP 2000374646 A JP2000374646 A JP 2000374646A JP 2002176271 A JP2002176271 A JP 2002176271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
quenched steel
steel plates
reinforcing device
quenched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000374646A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Murai
重之 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conlux Co Ltd filed Critical Nippon Conlux Co Ltd
Priority to JP2000374646A priority Critical patent/JP2002176271A/ja
Publication of JP2002176271A publication Critical patent/JP2002176271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】筐体の広範囲な領域を、小さなサイズの焼き入
れ鋼板を使用して補強することができる筐体補強装置を
提供する。 【解決手段】筐体3の表面3aあるい裏面に、各周縁4
aが互いに補間して埋め合わせることができる凹凸部4
c、4bを形成した複数枚の焼き入れ鋼板4を貼着する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機等を
構成する機器筐体が外部から損傷を受けることを防止す
るようにした筐体補強装置に関し、特に機械的強度の高
い焼き入れ鋼板を使用して機器筐体を補強するようにし
た筐体補強装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動販売機等の機器筐体内に
は、販売商品の他に硬貨処理装置、あるいは紙幣処理装
置等の金銭を一時保留する各種装置が装着されているこ
とから、電動工具(例えばジグソー)等によりこれら自
動販売機等を構成する機器筐体が破壊され、その中から
金品等を盗むという犯罪行為を受けやすい傾向がある。
【0003】そこで、このような盗難等の犯罪行為から
自動販売機等の機器を有効保護するため、従来から、機
器筐体を構成する金属板の板厚を厚く形成することや、
特に、電動工具のジグソーによっても切断が極めて困難
な機械的強度の高い焼き入れ鋼板を使用して筐体を補強
することが考えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の機器筐体の補強対策として、機器筐体を構成する金
属板の板厚を厚くしたり、またその材質をステンレス鋼
に変更しても、特に電動工具のジグソーを使用した場合
はその破壊を防止することが困難であることが判明し
た。
【0005】また、電動工具のジグソーによっても切断
が極めて困難な機械的強度の高い焼き入れ鋼板を使用し
て筐体を補強する場合であっても、この焼き入れ鋼板の
使用には以下に述べるような困難な事情がある。
【0006】即ち、この焼き入れ鋼板を製造するに当た
っては、その焼き入れ処理時に鋼板が反り返ってしまう
ので、この反りの修正処理を後工程で焼き入れ鋼板に施
さねば、この焼き入れ鋼板そのものを筐体の補強板とし
て使用、つまり取り付けることができないばかりでな
く、その反りの修正処理工程により鋼板の反りを修正す
ることができる領域も極めて狭く、従って、小さいサイ
ズの焼き入れ鋼板しか補強板として使用することができ
ない現実がある。
【0007】このため焼き入れ鋼板を使用して機器筐体
の補強を図る場合には、補強領域にも制限が設けられ、
筐体の広範囲な領域を焼き入れ鋼板により補強すること
ができない難点があった。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑み、機器筐
体の広範囲な領域を、小さなサイズの焼き入れ鋼板を使
用して補強することができる筐体補強装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、自動販売機等の機器筐体の表面あ
るいは裏面に焼き入れ鋼板を貼着して筐体の補強を図る
ようにした筐体補強装置において、前記焼き入れ鋼板の
周縁に互いに補間して埋め合わせることができる凹凸部
を形成するとともに、該焼き入れ鋼板を複数枚前記機器
筐体の表面あるいは裏面に貼着する際に、該複数枚の焼
き入れ鋼板の各凹凸部が互いに補間して埋め合わされる
ように配列している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる筐体補強
装置の一実施例を詳述する。
【0011】図1はこの発明に係わる筐体補強装置1を
示す概念斜視図である。
【0012】この筐体補強装置1は、テレホンカードを
販売するカード自動販売機2などの機器筐体3の表面3
aに貼着され、この表面3aを覆う互いに所定のピッチ
で配列された複数枚の焼き入れ鋼板4と、この所定のピ
ッチで配列された複数枚の焼き入れ鋼板4の全体を覆う
金属板の化粧板5とから構成されている。
【0013】そして複数枚の各焼き入れ鋼板4は、その
各周縁4aが互いに補間して埋め合わせることのができ
るような凹凸形状、すなわち実施例では矩形状の凸部4
bと矩形状の凹部4cが形成されている。
【0014】なお、この一枚の焼き入れ鋼板4のサイズ
は、焼き入れ処理の際に発生する反りが後工程により修
正可能であるサイズ、具体的にはA4サイズ(210ミ
リ×297ミリ)よりも小さいサイズに形成されてい
る。
【0015】このような各周縁4aが互いに補間して埋
め合わせることのができる凹凸形状に形成された複数枚
の焼き入れ鋼板4は、図1に示すように、複数枚の焼き
入れ鋼板4の周縁の凹凸形状4b、4cが互いに補間し
て埋め合わされるように配列され、機器筐体3の表面3
aに貼着される。
【0016】なお、この複数枚の焼き入れ鋼板4および
化粧板5を機器筐体3の表面3aに貼着する手段として
は、実施例では、外部から回すことのできない丸頭角根
ボルト6を使用する。
【0017】そして、各焼き入れ鋼板4に形成された嵌
挿孔4dおよび、この嵌挿孔4dと対向する位置の化粧
板5に形成された嵌挿孔5a及び機器筐体3の表面3a
に穿設された嵌挿孔3b内に前記丸頭角根ボルト6を嵌
挿させ、機器筐体3の裏面から図示せぬナットで螺着す
ると、当該丸頭角根ボルト6により、図2で示すよう
に、機器筐体3の表面3aに複数枚の焼き入れ鋼板4
(図示せず)が貼着され、さらにその表面が化粧板5に
より覆われることとなる。
【0018】次に、上述した筐体補強装置1の作用を説
明する。
【0019】図3は、機器筐体3の表面3aに、複数枚
の焼き入れ鋼板4の周縁の凹凸部4b、4cが互いに補
間して埋め合わされるように配列して貼着した状態を示
す図である。なお、図2では、これら複数枚の焼き入れ
鋼板4の表面を覆う化粧板5の図示は省略されている。
【0020】この図3で示すように、機器筐体3の表面
3aを、複数枚の焼き入れ鋼板4の周縁の凹凸部4b、
4cが互いに補間して埋め合わされるように配列する
と、機器筐体3の広範囲な領域である表面3aが、複数
枚の小さいサイズの焼き入れ鋼板4により覆われるた
め、図示せぬジグソー等の電動工具が当てられても、補
強された焼き入れ鋼板4により機器筐体3の切断は不可
能となる。
【0021】また仮に、複数枚の複数枚の焼き入れ鋼板
4の継ぎ目10に沿って図示せぬジグソー等の電動工具
が当てられても、その継ぎ目10の延長線状には、互い
に補間して埋め合わされた焼き入れ鋼板4の凹凸部4
b、4cの部分が確実に位置するため、この焼き入れ鋼
板4の凹凸部4b、4cの部分により、ジグソー等の電
動工具による切断が停止され、機器筐体3の切断が免れ
ることとなる。
【0022】なお、上述した複数枚の焼き入れ鋼板4の
継ぎ目10は、図2で示す化粧板5により覆われている
ため、その継ぎ目10を発見することは極めて困難であ
ることは言うまでもない。
【0023】なお、上記実施例では、図1で示すよう
に、機器筐体3の左側面となる表面3aのみを複数枚の
焼き入れ鋼板4と化粧板5からなる筐体補強装置1で覆
って補強する場合を示したが、この発明は上記実施例に
限定されることなく、機器筐体3の背面、右側面、及び
扉となる正面を上述した筐体補強装置1で覆って、補強
するようにしても良く、また、機器筐体3の表面だけで
なく、機器筐体3の裏面(内側)に複数枚の焼き入れ鋼
板4を貼着して補強するようにしても良い。
【0024】なお、複数枚の焼き入れ鋼板4を機器筐体
3の裏面(内側)に貼着すると、その継ぎ目10(図
3)は筐体3の外側から確認できないから、この場合は
化粧板5の使用を省略しても構わない。また機器筐体3
の裏面(内側)に複数枚の焼き入れ鋼板4を貼着する場
合は、丸頭角根ボルト6を使用することなく、単に通常
のボルトの雄ネジ部みを機器筐体3の裏面に溶着し、そ
のボルトに焼き入れ鋼板4を嵌挿させて、後はナットで
締め付ければ良い。
【0025】また上記実施例では、凹凸部4b、4cの
形状を矩形状に形成したが、この凹凸部の形状は三角、
円弧等の各種の形状を用いても良く、実施例の形状に限
定されないことは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では機器
筐体の表面あるい裏面に、各周縁が互いに補間して埋め
合わせることのができる凹凸部が形成された複数枚の焼
き入れ鋼板を貼着したから、機器筐体表裏面の広範囲な
領域を、焼き入れ処理の際に発生する反りが修正可能で
あるサイズの小さい複数枚の焼き入れ鋼板により覆うこ
とができ、このため電動工具(例えばジグソー)等によ
る機器筐体の破壊を可及的に阻止することができる。
【0027】また、複数枚の焼き入れ鋼板は、その周縁
の凹凸部が互いに補間して埋め合わされるように配列さ
れているから、仮に複数枚の焼き入れ鋼板の継ぎ目に沿
ってジグソー等の電動工具が当てられた場合であって
も、その継ぎ目の延長線状には互いに補間して埋め合わ
された焼き入れ鋼板の凹凸部分が確実に位置するので、
この凹凸部分により、ジグソー等の電動工具による切断
が停止され、機器筐体の破壊を可及的に阻止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる筐体補強装置の概念斜
視図。
【図2】図2はこの発明に係わる筐体補強装置を機器筐
体に装着した状態を示す概念斜視図。
【図3】図3は、この発明に係わる筐体補強装置の主要
部を示す平面図。
【符号の説明】
1…筐体補強装置 3…機器筐体 4…焼き入れ鋼板 4b、4c…凹凸部 5…化粧板 6…丸頭角根ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機等の機器筐体の表面あるいは裏
    面に焼き入れ鋼板を貼着して筐体の補強を図るようにし
    た筐体補強装置において、 前記焼き入れ鋼板の周縁に互いに補間して埋め合わせる
    ことができる凹凸部を形成するとともに、該焼き入れ鋼
    板を複数枚前記機器筐体の表面あるいは裏面に貼着する
    際に、該複数枚の焼き入れ鋼板の各凹凸部が互いに補間
    して埋め合わされるように配列したことを特徴とする筐
    体補強装置。
  2. 【請求項2】前記複数枚の焼き入れ鋼板はボルトを介し
    て前記機器筐体の裏面に貼着されることを特徴とする請
    求項1記載の筐体補強装置。
  3. 【請求項3】前記機器筐体の表面に配列された複数枚の
    焼き入れ鋼板の表面を化粧板で覆うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の筐体補強装置。
  4. 【請求項4】前記複数枚の焼き入れ鋼板と前記化粧板は
    丸頭角根ボルトを介して前記機器筐体の表面に貼着され
    ることを特徴とする請求項3記載の筐体補強装置。
JP2000374646A 2000-12-08 2000-12-08 筐体補強装置 Pending JP2002176271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374646A JP2002176271A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 筐体補強装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374646A JP2002176271A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 筐体補強装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002176271A true JP2002176271A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18843796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000374646A Pending JP2002176271A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 筐体補強装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002176271A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542884A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 チャーノマス,モンロー 物品払出し装置
JP2009276944A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542884A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 チャーノマス,モンロー 物品払出し装置
JP2009276944A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2709196C (en) Wear part for a bucket to a loading or digging machine, fastening unit therefore and wear part system, bucket and loading or digging machine
JP2922340B2 (ja) 道路表面平坦化装置
JP2002176271A (ja) 筐体補強装置
CA3034047C (en) Tool in a tool holder for mulchers/grinders
AU5627599A (en) Countermeasure method in an electronic component using a secret key cryptographic algorithm
EP1184819A2 (en) Anti-theft device
AU6348699A (en) Countermeasure method in an electronic component using a secret key cryptographic algorithm
CN102284457B (zh) 清洗系统
CN217668893U (zh) 一种防碰伤限位装料治具
JP3322373B2 (ja) クロ−ラ用芯金
JPS5823392Y2 (ja) クラツシヤ−のジヨ−プレ−ト
JPH05151876A (ja) 回路遮断器の端子装置
JPH0647299A (ja) 衝撃式破砕機
JP3979627B2 (ja) カッタビット及び破砕機
JP4682620B2 (ja) 表示装置構造
JP5532441B2 (ja) 耐摩耗性部材の取付構造及び耐摩耗性部材の製造方法
JP3039790U (ja) 溶接アーム破断誘発アタッチメント
JPS6315395Y2 (ja)
USD408261S (en) Security padlock with J-rod
JP3997993B2 (ja) 自動販売機の扉ヒンジ装置
Mikhalenko et al. Experimental determination of relief factor at stiffening ribs forming
JPH10314416A (ja) パチンコ機の基板蓋取付構造
JPH0336595Y2 (ja)
JP2005261615A (ja) 遊技機
JP2004081646A (ja) 回路基板収納ボックス用ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070918