JP2002176208A - 圧電トランスの実装構造 - Google Patents

圧電トランスの実装構造

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JP2002176208A
JP2002176208A JP2000374429A JP2000374429A JP2002176208A JP 2002176208 A JP2002176208 A JP 2002176208A JP 2000374429 A JP2000374429 A JP 2000374429A JP 2000374429 A JP2000374429 A JP 2000374429A JP 2002176208 A JP2002176208 A JP 2002176208A
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transformer element
piezoelectric
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Takeshi Yamaguchi
健 山口
Hiroshi Nakatsuka
宏 中塚
Katsu Takeda
克 武田
Katsunori Moritoki
克典 守時
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電トランスの大出力化に伴う振動速度の増
加に対して、振動阻害の影響の少ない実装構造を提供す
る。 【解決手段】 支持体の長さを素子長さの10%以上3
0%以下とし、厚さを素子厚さの10%以上とする。ま
た出力電極部と外部端子との接続部には、圧電トランス
の長手方向の振動に応じて振動する振動面と、出力電極
部と接着される第1の接着面及と外部端子と接着される
第2の接続面で構成される継ぎ手95を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降圧回路素子で
ある圧電トランス素子において、特に実装構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】当初、高圧電源用の昇圧トランスとして
開発が進められた圧電トランスは、圧電セラミック材料
の破壊強度等の材料的制約により、製品化が進められて
いなかった。ところが、近年の高強度圧電セラミック材
料開発の進展と共に、ノート型パーソナルコンピュータ
や、携帯端末等の携帯用情報機器の小型化、薄型化の要
求の高まりにより、これらの機器に搭載される液晶のバ
ックライトのインバータ電源用昇圧トランスとして、再
び注目されている。
【0003】例えば、液晶バックライト用インバータ
は、バックライト光源として利用される冷陰極蛍光管の
点灯電源に用いられている。このようなインバータで
は、電池等による3Vから20V程度の直流電圧から、
電圧として点灯開始時の1kVrmsから2kVrm
s、定常点灯時の500Vrmsから1kVrms程
度、周波数として40kHzから150kHz程度の高
周波高電圧への変換が必要とされている。現在、バック
ライト用インバータに用いられている電磁方式巻きトラ
ンスは、特殊形状のコアによる横型構造のトランスを用
いることにより薄型化に対応している。しかし、数kV
rmsという高電圧に対する絶縁耐圧を確保するため、
小型化、薄型化に限界があった。また、コアの材質によ
る損失による変換効率の低下や、小型・薄型化のため限
られた形状で高昇圧を実現するために巻き線数をかせぐ
必要があることから、細い銅線を用いるために巻き線損
失の増大による変換効率の低下という欠点がある。
【0004】これに対して、圧電トランスは、チタン酸
ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電セラミック材料、或い
は、オニブ酸リチウム等の圧電結晶材料に、入力側及び
出力側の電極を形成して、入力側電極に圧電トランス素
子の共振周波数近傍の交流電圧を印加することにより圧
電トランス素子を機械的に振動させ、この機械的振動を
圧電効果によって高電圧に変換し、出力側電極から取り
出すものである。このような圧電トランスは、電磁トラ
ンスよりも小型化、薄型化が可能であり、高い変換効率
を実現することができる。
【0005】昇圧型の圧電トランス素子の基本的な構造
は、図27に示すようなローゼン型構造である。図27
で、340は入力電極、341は、コモン電極であり、
342は出力電極部である。350、351、352
は、リード線である。このように構成された圧電トラン
ス素子300の分極方向は、矢印360に示す方向であ
る。昇圧比は、入出力電極の電極面積や電極間の距離に
より設計される。さらに昇圧比を大きくするため、内部
電極を配置した積層構造として設計されるのが一般的で
ある。図28に圧電トランス素子の従来の実装構造を示
す。図28において、300は図27に示す圧電トラン
ス素子、370aは、ケース、370bはケース蓋、3
80は支持体である。圧電トランス素子300は、ケー
ス370aに挿入され、シリコン等を主成分とする比較
的軟性を示す材料からなる接着剤である支持体380を
介してケース370bに支持される。更に、圧電トラン
ス素子300が挿入されたケース370aは、ケース蓋
370bにより圧封されている。
【0006】一般に、入力側及び出力側電極と外部電極
との電気的接続にはリード線が用いられ、これらを半田
付けすることにより行われる。特に、入力側電極と外部
電極との電気的接続は、矩形板に励振される長手方向へ
伸縮する機械的振動が阻害されることのないよう、振動
の節部近傍で行われる。また、圧電トランス素子の支持
は、シリコン等を主成分とする比較的軟性を示す材料か
らなる接着剤を用いて、電気的接続と同様に、長手方向
の振動の節部近傍で行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電トランスの
実装構造では、リード線が圧電トランス素子に励振され
る機械的振動以外の振動により、うなり音が発生した
り、これらの振動によりリード線が外れるという課題を
有していた。
【0008】更に、前記のような比較的軟性を示す材料
からなる弾性体を用いた支持方法では、圧電トランスと
支持体との接触面積が広いことや、圧電トランス素子を
支持体で支持するための圧力が大きすぎることが、圧電
トランス素子の振動を減衰させる要因となってしまう。
これにより圧電トランス素子の長手方向の振動に対する
機械的品質係数Qmが低下し、所定の出力を得ることが
できないという課題も有していた。
【0009】一方、圧電トランス素子を弾性体で支持す
るための圧力が小さすぎると、振動や衝撃による圧電ト
ランス素子の位置ずれが発生し、確実な支持ができない
という問題が生じる。更に、所定の圧力で支持するため
には、外装ケースに所定の強度が必要となり、これが小
型化に対する阻害要因となる。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために、圧
電トランス素子の特性劣化が少なく、外部からの衝撃に
強く、更に、可聴雑音が少なく、圧電トランス素子に設
けられた電極の外部への電極取り出しの外れや接触不良
を防止し、且つ作成が容易な圧電トランス素子の実装構
造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、 (1) サポートと、所定の厚さと長手方向の所定の長
さを有すると共に、該長手方向に平行な一対の側面と、
対向する一対の平面を有する矩形の圧電体と、該圧電体
の一部に形成した入力電極部と、該圧電体の別の一部に
形成した出力電極部からなり、入力電極部に交流電圧を
印加することにより、前記圧電体に伸縮する機械的振動
を励振し、該機械的振動を電圧に変換し、該変換された
電圧を前記出力電極部から出力する圧電トランス素子
と、所定の厚さと所定の長さを有し、前記圧電体の一対
の平面とサポートの間に配設し、前記圧電トランス素子
を前記サポートに保持する支持体と、前記サポートに配
設され、前記出力電極部及び入力電極部のそれぞれと電
気的に接続する第1接続部及び第2接続部を有し、前記
支持体の長さが、前記圧電トランス素子の長手方向の長
さの10%以上で、かつ30%以下であることを特徴と
する。
【0012】(2) 前記入力電極部は、前記圧電体の
一部の近傍において、前記積層された少なくとも1つの
圧電体層の上平面と下平面のそれぞれに形成した一対の
層状電極からなり、前記出力電極は、前記圧電体の別の
一部の近傍において、前記積層された少なくとも1つの
圧電体層の上平面と下平面のいずれか一方に形成した層
状電極からなることを特徴とする。
【0013】(3) 前記入力電極部は、前記圧電体の
大略中央に形成されることを特徴とする。 (4) 前記出力電極部は前記圧電体の大略両端に形成
されることを特徴とする。 (5) 前記平面に接する支持体は、前記平面の長手方
向に大略中央で接していることを特徴とする。 (6) 前記支持体の長さは、前記入力電極部の長さ以
下であることを特徴とする。
【0014】(7) 前記支持体の厚さは、前記圧電ト
ランス素子の厚さの10%以上であることを特徴とす
る。 (8) 前記第2の接続部が、前記機械的振動に応じて
振動する振動面と、前記出力電極部に接続される第1の
接続面と、前記外部端子に接続される第2の接続面から
なることをを特徴とする。 (9) 前記第1の接続面及び第2の接続面の厚さが、
前記振動面の厚さに比べ、厚いことを特徴とする。 (10) 前記第2の接続面上に第1の接続面が投影さ
れた投影面内に孔を有することを特徴とする。 (11) 前記第1の接続面に細孔を有することを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。 (実施の形態1)本発明における実施の形態1について
図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に
用いる圧電トランス素子の斜視図である。図1におい
て、11は第1の入力電極部、12は第2の入力電極
部、13は第1の出力電極部、14は第2の出力電極
部、10は圧電トランス素子である。21は圧電体であ
る。圧電体21は、圧電性を有する材料からなる層と内
部電極層からなる積層体であり、図1に示すような矩形
状に形成されている。図2(a)は、図1のA−A線に
沿った長手方向及び厚さ方向に対して垂直な断面を示す
斜視図であり、圧電体21は、積層された圧電体層21
a〜gから構成されている。圧電体21には、更に、図
1に示すように、第1の入力電極11と第2の入力電極
部12と第1の出力電極部13と第2の出力電極部14
が形成され、圧電トランス素子10を形成している。
【0016】図2(a)において、第1の入力電極部1
1は、層状電極11a〜cから構成され、層状電極11
a〜cの一端部が、積層された圧電体21の長手方向に
対して平行な一対の側面の一方に、露出するように形成
されている。一方、第2の入力電極は、層状電極12a
〜cから構成され、層状電極12a〜cの一端部が、圧
電体21の前記側面の他方に、露出するように形成され
ている。更に、層状電極11aと層状電極12aは、圧
電体層20bを挟んで対向して形成されている。同様
に、層状電極12aと層状電極11bは、圧電体層20
cを挟み、層状電極11bと層状電極12bは、圧電体
層20dを挟み、層状電極12bと層状電極11cは圧
電体層20eを挟み、層状電極11cと層状電極12c
は、圧電体層fを挟み、それぞれ対向して形成されてい
る。このように形成された第1の入力電極部11と第2
の入力電極部12に電圧を印加した場合、対向する層状
電極間の分極方向は、矢印31に示す通り、圧電トラン
ス素子10の厚さ方向に互いに逆向きとなっている。
【0017】図2(b)は、図1のB−B線に沿った長
手方向及び厚さ方向に対して垂直な断面を示す斜視図で
ある。なお、図2(b)は、第1の出力電極部13近傍
を示すものであるが、第2の出力電極部14においても
同様の構成を有する。図2(b)において、第1の出力
電極部13は、層状電極13a〜fから構成され、層状
電極13a〜fの端部が、積層された圧電体21の長手
方向に対して平行な一対の側面の少なくとも一方に、露
出するように形成されている。同様に、第2の出力電極
部14は、層状電極14a〜fから構成され、層状電極
13a〜fの端部が、積層された圧電体21の長手方向
に対して平行な一対の側面の少なくとも一方に、露出す
るように形成される。(図1、2では、第1の入力電極
部11が形成された側面に露出している。)更に、層状
電極13a、14aは、圧電体層21aの下平面に形成
されている。同様に、層状電極13b、14bは、圧電
体層21bの下平面に形成され、層状電極13c、14
cは、圧電体層21cの下平面に形成され、層状電極1
3d、14dは、圧電体層21dの下平面に形成され、
層状電極13e、14eは、圧電体層21eの下平面に
形成され、層状電極13f、14fは、圧電体層21f
の下平面に形成されている。或いは、圧電体21におけ
る各圧電体層の上平面に各層状電極が形成されている。
つまり、圧電体層21a〜gの対向する一対の上平面と
下平面のいずれか一方に層状電極が形成されていればよ
い。
【0018】なお、以上のように構成された圧電トラン
ス素子10の第1の入力電極部11と出力電極部13及
び第1の入力電極部11と出力電極部14の間に所定の
電圧が印加された際の分極方向は、矢印30に示すよう
に圧電トランス素子10の長手方向となっている。ま
た、本実施の形態における圧電トランス素子10の層数
は、これに限定されないことは言うまでもない。
【0019】以上のように構成された圧電トランス素子
10の動作を以下に示す。第1の入力電極部11と第2
の入力電極部12との間に圧電トランス素子10の共振
周波数近傍の交流電圧を印加すると、圧電トランス素子
10には、長手方向の機械的振動が励振される。この振
動が、圧電効果により第1の入力電極部11と出力電極
部13との間、及び第1の入力電力部11と出力電極部
14との間に電荷を発生させ、入出力電極部間のインピ
ーダンス比により電圧が昇圧される。なお、本実施の形
態では、圧電トランス素子10に、振動変位が圧電トラ
ンス素子10中央部で最小となり、端部で最大となるλ
/2モードの中央駆動型圧電トランスを用いるが、これ
に限定されないことは言うまでもない。図3に圧電トラ
ンス素子10の振動変位を示す。また、圧電トランス素
子10の長手方向の振動は、図4に示すとおり、長手方
向の伸長と収縮を繰り返す振動である。図4(a)は伸
長時の側面図であり、図4(b)は収縮時の側面図を示
す。また、図4(a)、(b)において、振動が停止状
態の圧電トランス素子10を点線で示している。
【0020】以上のように構成された圧電トランス素子
10の本実施の形態における実装構造を図5に示す。図
5(a)は、実施の形態1を示す圧電トランスの実装構
造の斜視図であり、図5(b)は側面図である。1は、
圧電トランス素子10の本実施の形態の実装構造、15
はサポートであるプリント基板、16は支持体、17a
〜bは入力用の外部端子、17c〜dは出力用の外部端
子、18a〜bは、入力用のリード線、18c〜dは出
力用のリード線である。圧電トランス素子10は、Si
ゴム等の比較的軟性を示す材質からなる支持体16を介
してプリント基板15に支持固定されている。更に、支
持体16は、図5(b)に示すように、圧電トランス素
子10の中央から長手方向に対称な長さになるように圧
電トランス素子10に接着されている。ここで、支持体
16の長手方向の長さをbとし、圧電トランス素子10
の長手方向の長さをlとする。(以下、圧電トランス素
子10及び支持体16の長手方向の長さを、単に長さと
略す。)また、第1の入力電極部11と外部端子17a
は、リード線18aにより接続され、第2の入力電極部
12と外部端子17bは、リード線18bにより接続さ
れている。更に、第1の出力電極部13と外部端子17
cは、リード線18cにより接続され、第2の入力電極
部14と外部端子17dは、リード線18dにより接続
されている。リード線18a〜dの接続は、例えば、半
田付けにより行われる。
【0021】このように実装された圧電トランス素子1
0は、上述のとおり動作するが、ここで、長さbを変化
させ、その変化に対する圧電トランス素子10による長
手方向振動の機械的品質係数Qm値の計測結果を図6に
示す。図6において、横軸は、長さlに対する長さbの
比を表している。図6に示すとおり、長さbが長くなる
に従い機械的品質係数Qm値は単調減少することがわか
るが、これは、長さbが圧電トランス1の振動阻害の程
度に影響しているためである。
【0022】このような条件下で、圧電トランス素子1
0の出力を増大させた場合の長さbの変化に対する効率
及び圧電トランス素子10の温度上昇の最大値を図7に
示す。なお、図7における実線が長さbの変化に対する
効率を表し、破線が長さbの変化に対する温度上昇の最
大値を表す。図7において、b/l>0.2の領域で振
動ロス成分の大きさが顕著になり単調な効率低下を招
く。しかしながら、振動ロス成分による発熱は、支持体
16により放熱されるため、温度上昇の最大値はb/l
<0.3の領域では変化しない。従って、支持体16の
長さが圧電トランス素子10の長さに対して30%以下
であれば、多少の効率低下を招くものの、圧電トランス
素子10を安定して駆動できる。
【0023】一方、支持体16が圧電トランス素子10
の長さの10%未満である場合、落下試験時に圧電トラ
ンス素子10と支持体16を介した基板15との間で一
部はがれが発生する。従って、はがれを防止する観点か
ら、支持体16の長さは圧電トランス素子10の長さの
10%以上にすることが好ましい。これにより、圧電ト
ランス素子10および電極接続部を外部衝撃から保護で
きるという効果が期待できる。
【0024】以上のように本実施の形態によれば、支持
体16の全長を圧電トランス素子10の全長の10%以
上30%以下とすることにより、圧電トランス素子10
の特性を劣化させることなく、耐衝撃性のある圧電トラ
ンス素子の実装構造1を実現することが可能となる。
【0025】また、b/l<0.2の効率低下の見られ
ない領域は、図8に示すように、長さbが第1の入力電
極部11及び第2の入力電極部12の長手方向の長さl
1以下となる場合である。この場合、出力側の電気―機
械結合係数が変化しないため、振動ロスによる効率低下
がほどんど見られない。従って、圧電トランス素子10
の大出力化において、さらに高効率で安定した駆動が可
能である。
【0026】なお、本実施の形態では圧電トランス素子
10をサポートであるプリント基板15上に直接実装し
た構成について説明したが、サポートとして船型筐体を
用いた構成であっても、同様の効果が得られることは言
うまでもない。また、本実施の形態では、リード線18
a〜dを用いて電気的接続を行う構成としたが、導電性
接着剤等他の方式とした構成でも、同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0027】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて図面を参照しながら説明する。図9は、実施の形
態2を示す圧電トランスの実装構造の側面図で、構成は
図1、図2、図5と同様である。図9において、圧電ト
ランス素子10の厚さをT、支持体16の厚さをtとす
る。
【0028】ここで、長さbを所定の長さで固定し、厚
さtを変化させ、この変化に対する圧電トランス1の大
出力時の効率及び、圧電トランス素子10の温度上昇の
最大値を図10に示す。なお、横軸は、Tに対するtの
比率である。また、前記比率に対する圧電トランス素子
10の大出力時の効率を実線で示し、前記比率に対する
圧電トランス素子10の温度上昇の最大値を破線で示し
ている。t/Tが小さい領域、即ち、支持体16の厚さ
が薄い領域では、Siゴム等の比較的軟性を示す材質か
らなる支持体16の弾性効果が表われず、形状効果によ
り支持体16は硬性を示す。従って、効率は相対的に低
い値を示す。また、この領域における温度上昇の最大値
は、支持体16の厚さtが薄いことにより放熱効果が期
待できないため、相対的に高い値を示す。ここで、支持
体16の厚さtを増加させていくと、形状効果により硬
性を示していた支持体16に、その材質が有する軟性に
よる弾性効果が表われる。従って、効率を示す実線は徐
々に上昇する。また、それに伴い、厚さtによる放熱効
果から、温度上昇の最大値を示す点線は徐々に下降す
る。厚さtを更に増加させていくと、まず、温度上昇の
最大値が相対的に低い値で一定となる領域が表われる。
更に、支持体16の厚さtを増加させていくと、効率が
比較的高い値で一定となる領域が表われる。ここで、圧
電トランス素子の実装構造1の効率のみを考慮すると、
支持体16の厚さtは、効率が最大となる厚さであるこ
とが好ましい。一方、実装構造の低背化を考慮すると、
支持体16の厚さtは薄いほうが好ましい。更に、圧電
トランス1の安定駆動を考慮すると、温度上昇の最大値
は、相対的に低い値で安定していることが好ましい。こ
れらの観点を総合的に考慮すると、t/Tの限界値は
0.1となる。t/T=0.1の際、圧電トランス1の
効率は、多少低下するが、温度上昇の最大値は、低い値
で一定となる領域にある。従って、圧電トランス素子の
実装構造1における効率特性の劣化を低減しながら安定
した駆動が可能となる。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、支持
体16の厚さを圧電トランス素子10の厚さの10%以
上とすることにより、圧電トランス素子の実装構造1に
おいて効率特性の劣化が少なく、かつ低背化を考慮した
実装構造を実現できる。
【0030】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて図面を参照しながら説明する。図11は実施の形
態3を示す圧電トランスの実装構造の斜視図である。図
11において、90は圧電トランス素子、91はサポー
トである筐体、92は第1の入力電極部、192は第2
の入力電極部、93は第1の出力電極部、94は、第2
の出力電極部、193は第3の出力電極部、194は第
4の出力電極部、95、195、295、395は継ぎ
手、96、196は貫通孔、97、197は、入力用外
部端子、98、99、198,199は出力用外部端子
である。100は、圧電トランス素子90の本実施の形
態における実装構造である。16は支持体であり、実施
の形態1及び2における支持体と同様のものである。圧
電トランス素子90は、出力を圧電トランス素子90の
長手方向左右両側より取り出す構造としていること以外
は、実施の形態1および2の圧電トランス素子10と同
様の構造を有する。筐体91の側壁部91aには、第1
の入力電極部92と対応した位置に外部端子97が設け
られ、第2の入力電極部192と対応した位置に外部端
子197が設けられている。第1の出力電極部93、第
3の入力電極部193と対応した位置に外部端子98、
198が設けられている。第2の出力電極部94、第4
の電極部194と対応した位置に外部端子99、199
が設けられている。
【0031】継ぎ手95、195、295、395は、
図12に示すように、金属箔をコの字型に折り曲げた構
造体である。なお、図12では、継ぎ手95のみが示さ
れているが、継ぎ手195、295、395においても
同様の構成を有する。出力95aは、第1の出力電極部
93に接続するための第1の接続面であり、95bは、
出力用外部端子98に接続するための第2の接続面であ
る。95cは、圧電トランス素子90の長手方向に対し
て垂直であり、圧電トランス素子90の長手方向の振動
に応じて振動する振動面である。同様に、継ぎ手195
は、第2の出力電極部94に接続するための第1接続面
195aと、出力用外部端子99に接続するための第2
の接続面195bと、圧電トランス素子90の長手方向
に対して垂直であり、圧電トランス素子90の長手方向
の振動に応じて振動する振動面195cから構成され
る。継ぎ手295は、第3の出力電極部193に接続す
るための第1接続面295aと、出力用外部端子198
に接続するための第2の接続面295bと、圧電トラン
ス素子90の長手方向に対して垂直であり、圧電トラン
ス素子90の長手方向の振動に応じて振動する振動面2
95cから構成される。継ぎ手395は、第4の出力電
極部194に接続するための第1接続面295aと、出
力用外部端子199に接続するための第2の接続面29
5bと、圧電トランス素子90の長手方向に対して垂直
であり、圧電トランス素子90の長手方向の振動に応じ
て振動する振動面295cから構成される。つまり、継
ぎ手95を介して第1の出力電極93と外部電極98が
接続され、継ぎ手195を介して第2の出力電極部94
と外部電極99が接続され、継ぎ手295を介して第3
の出力電極部193と外部電極198が接続され、継ぎ
手395を介して第4の出力電極194と外部電極19
9が接続される。なお、図11では、継ぎ手95、19
5、295、395を圧電トランス素子90側にのみ接
続した状態で示している。また、第1の入力電極部92
と外部端子97との電気的接続は、第1の入力電極部9
2と外部端子97を直接接着することにより行われてい
る。同様に、第2の入力電極部192と外部端子197
との電気的接続は、第2の入力電極部192と外部端子
197を直接接着することにより行われている。このと
き、第1の入力電極部92及び第2の入力電極部192
と外部端子97及び外部端子197の接着は、それぞれ
貫通孔96、196に導電性接着剤を注入することによ
り行われる。更に、筐体91の底面に、Siゴムシート
やSiゴム接着剤をからなる支持体16が設けられてい
る。この支持体16を介して圧電トランス素子90が筐
体91に固定されている。なお、電気的接続が必要な接
着には、導電性接着剤が用いられる。以上のように構成
された圧電トランス素子90の実装構造100の上面図
を図13に示す。
【0032】ここで、図13に示すように実装された圧
電トランス素子90が駆動した際の出力部の一部拡大図
を図14に示す。なお、継ぎ手95の厚さをt’とす
る。本発明の構造では、圧電トランス素子90の長手方
向の振動に伴い、継ぎ手95の振動面95cが第2の接
続部95bを固定端として振動する。(図14では誇張
して示している。)圧電トランス素子90の振動速度が
増加するに従い、それに伴う振動面95cの運動エネル
ギーが大きくなり、これが振動ロスにつながる。つま
り、継ぎ手95の厚さt’が振動に対する負荷となり、
圧電トランス素子90の振動に大きく影響する。そこ
で、振動に対する負荷を低減するため、継ぎ手95の厚
さt’を薄肉化する。これにより、圧電トランス素子9
0の振動阻害の影響を低減することが可能となり、振動
速度増加を伴う大出力時においても、高効率化を実現す
ることができる。なお、継ぎ手195、295、395
も同様に薄肉化することは言うまでもない。
【0033】また、振動阻害の影響をさらに低減するた
め、継ぎ手95の振動面95cの形状を、図15(a)
に示すように圧電トランス素子90の厚さ方向に小さく
したり、図15(b)に示すように孔を有する構造とし
てもよい。更に、継ぎ手95を図16(a)に示す形状
とし、図16(b)に示すような実装構造としてもよ
い。
【0034】なお、本実施の形態において、圧電トラン
ス素子90の出力を圧電トランス素子90の長手方向左
右両側より取り出す構造としているが、実施の形態1と
同様、圧電トランス素子90の出力を片側のみとする構
造であってもよいことは言うまでもない。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、各出
力電極部と外部端子の接続を、出力電極に接続される第
1の接続面と外部端子に接続される第2の接続面と圧電
トランス素子10の長手方向に垂直で、圧電トランス素
子10の振動に応じて振動する振動面から構成される継
ぎ手により行う。これにより、圧電トランス素子の実装
構造100の大出力化に伴う圧電トランス素子90の振
動速度の増加に対して、振動阻害の影響を低減すること
ができ、圧電トランス素子の実装構造100において特
性劣化が少ない実装構造を実現することができる。
【0036】次に、本発明の実施の形態3における圧電
トランス100の実装構造の実装方法について図面を参
照しながら説明する。筐体91に、まず、図17に示す
ように入力用外部端子97、197出力用外部端子9
8、99、198、199を側壁部91aに圧入し、形
成する。圧電トランス素子90の第1の入力電極部92
と接続する入力用外部端子97は、例えば、バネ用りん
青銅材のような弾性的な金属板の一部を筐体91の側壁
部91aの所定位置に圧入し、図18に示すように圧入
されていない部分を筐体91の内側に折り曲げる。また
は、予め図18に示すような形状を有する弾性的な金属
板を圧入してもよい。この時、側壁部91aにおける所
定の位置とは、筐体91に圧電トランス素子90を挿入
した際、入力用外部端子97と第1の入力電極部92が
接続可能である位置であることは言うまでもない。ここ
で、入力外部端子97の側壁部91aに圧入された部分
を固定部97aとし、筐体91の内側に折り曲げられ、
第1の入力電極部92と接続される部分を電気接続部9
7bとする。次に、側壁部91aの第1面91bから、
外部端子97の固定部97a、側壁部91aの第2面9
1c、電気接続部97bまでを貫通する貫通孔96を形
成する。あるいは、外部端子97と側壁部91aに予め
貫通孔96を形成し、後に位置合わせしてもよい。この
貫通孔96には、外部端子97と、入力電極部92を接
続するために、導電性接着剤を注入する。こうすること
により、外部端子97と第1の入力電極部92の接続が
更に安定し好ましい。また、同様に固定部197aと電
気接続部197bからなる入力用外部端子197と、貫
通孔196を形成し、電気接続部197bと第2の入力
電極部192を、貫通孔196に導電性接着剤を注入す
ることにより接続する。
【0037】出力用外部端子98、99、198、19
9は、例えば、コの字形状の金属片を図17に示すよう
に側壁部91aに圧入して形成する。次に、図19に示
すようなコの字型の形状を有する金属箔の継ぎ手95、
195、295、395を形成する。この時、図19に
示すとおり第2の接続面95bの面積を第1の接続面9
5aの面積より大きく形成してもよい。第2の接続面9
5bを出力用外部端子98と接続すれば、接着強度が向
上し好ましい。また、作業性の向上を図ることも可能と
なる。このような継ぎ手95は、出力用外部端子98に
導電性接着剤を介して接続される。なお、継ぎ手19
5、295、395についても同様であることは言うま
でもない。
【0038】一方、圧電トランス素子90では、実施の
形態1及び2に示した形状のSiゴムシートを接着し、
第1の出力電極部93、第2の出力電極部94、第3の
出力電極部193及び第4の出力電極部194に導電性
接着剤を塗布する。その後、筐体91の底面にSiゴム
シートが接着するように、圧電トランス素子90を筐体
91に挿入する。圧電トランス素子90を筐体91に挿
入した状態の上面図を図20に示す。
【0039】ここで、継ぎ手95の厚さが薄い場合、図
21に示すように圧電トランス素子90の挿入により継
ぎ手95が屈曲し、第1の出力電極部93との接着を適
正に行うことができない場合がある。そこで、図22に
示すように、第1の接着面95aおよび第2の接着面9
5bの厚さt1を厚くし(300μm程度)、振動面9
5bの厚さt2を薄く(数十μm程度)してもよい。な
お、継ぎ手195、295、395についても同様とす
ることは言うまでもない。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、第1
の接着面および第2の接着面の厚さを厚くし、振動面の
厚さを薄くしたコの字型の継ぎ手を用いることにより、
各出力電極部において接続が安定し、実施の形態3にお
ける圧電トランス100の実装構造を作製しやすくする
ことができる。
【0041】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、
実施の形態3における圧電トランス素子90の実装構造
100における他の実装方法であり、その時用いる継ぎ
手95の構成を図23に示す。なお、継ぎ手195、2
95、395についても同様の構成であることは言うま
でもない。95aは、第1の接着面であり、95bは、
第2の接着面、95cは振動面である。継ぎ手95に
は、更に第2の接着面95bにおける第1の接着面95
aの投影面95dに孔95eが形成されている。
【0042】上記構造の継ぎ手95を用いることによ
り、継ぎ手95と圧電トランス素子90の第1の出力電
極部93との接着を、図24に示す治具200を用いて
行うことができる。圧電トランス素子90を筐体91に
挿入後、治具200側面より細棒210を孔95eに差
し込み、第1の接着面95aを押さえた状態で導電性接
着剤を硬化させる。これにより、安定した接着が可能と
なる。導電性接着剤が完全硬化すれば、細棒210を抜
き取る。なお、継ぎ手195と第2の出力電極部94、
継ぎ手295と第3の出力電極部193、継ぎ手395
と第4の出力電極部194の接続も同様に行うことは言
うまでもない。。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、第2
の接着面における第1の接着面の投影面に孔を有する構
造の継ぎ手とすることにより、各出力電極部の第1の接
着面への接着時の仮止めを簡単な治具200、210を
用いて行うことが可能である。従って、出力電極部にお
いて接続が安定し、圧電トランス素子の実装構造100
を作製しやすくすることができる。
【0044】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
ついて図面を参照しながら説明する。本実施の形態は、
実施の形態3における圧電トランス素子90の実装構造
における他の実装方法であり、その時用いる出力電気接
続部95の構成を図25に示す。なお、継ぎ手195、
295、395についても同様の構成であることは言う
までもない。図25で、95aは、第1の接着面であ
り、95bは、第2の接着面、95cは振動面である。
第1の接着面95aには細孔部95fが設けられてい
る。
【0045】上記構造の継ぎ手95を用いることによ
り、図26に示すように導電性接着剤230の塗布を、
圧電トランス素子90を筐体91へ挿入した後に行うこ
とができる。また細孔部95fを設けることにより、十
分な接着面積が得られ、接着強度が得られる。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、第1
の接着面に細孔部を有する構造の継ぎ手とすることによ
り、圧電トランス素子90を筐体91に挿入した後、導
電性接着剤を塗布することができ、圧電トランス素子の
実装構造100を作製しやすくすることができる。
【0047】
【発明の効果】(1)以上のように本発明によれば、支
持体の長さを圧電トランス素子の長手方向の長さの10
%以上30%以下とすることにより、支持体による圧電
トランスの振動阻害の影響を低減することができる。そ
の結果、圧電トランスの特性劣化を低減することが可能
となり、かつ外部衝撃に強い実装構造を実現できる。
【0048】(2)また、支持体の長さを圧電トランス
素子の入力電極の長さ以下とすることにより、支持体に
よる出力側の電気−機械結合係数の低下がなくなるた
め、圧電トランス素子の振動阻害の影響が極めて小さく
なり、圧電トランスの高効率化を実現できる。
【0049】(3)また、支持体の厚さを圧電トランス
素子の厚さの10%以上とすることにより、振動阻害の
影響を低減でき、特性劣化が少なく、かつ小型の実装構
造を実現できる。
【0050】(4)さらに、圧電トランス素子の出力電
極の外部取り出し構造を、圧電トランス素子の長手方向
の振動に応じて振動する振動面と出力電極及び外部端子
との接続面からなる構造とすることにより、圧電トラン
ス素子の振動阻害に対して前記振動面の厚さが支配的に
なるため、圧電トランス素子の振動速度の増加に対する
振動阻害の影響を低減でき、大出力用圧電トランス素子
の実装構造を実現できる。
【0051】(5)また、出力電極との接続面及び外部
端子との接続面の厚さを厚く、振動面の厚さを薄くする
出力電極の外部取り出し構造とすることにより、出力電
極部の接続が安定し、簡単な方法で実装構造を実現する
ことができる。
【0052】(6)また、外部端子との接続面に出力電
極部との接続面を投影した面に孔を有する構造とするこ
とにより、出力電極部の接着において治具による仮止め
が可能となり、出力電極部の接続が安定し、簡単な方法
で実装構造を実現することができる。
【0053】(7)また、出力電極部との接続面に細孔
部を有することにより、圧電トランス素子を筐体に挿入
した後の導電性接着剤塗布が可能となり、出力電極部の
接続が安定し、簡単な方法で実装構造を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる圧電トランス素子を示す斜視
【図2】 (a)は、図1のA−A線に沿った圧電トラ
ンス素子の長手方向及び厚さ方向に垂直な断面を示す斜
視図であり、(b)は、図1のB−B線に沿った圧電ト
ランス素子の長手方向及び厚さ方向に垂直な断面を示す
斜視図
【図3】 実施の形態1における圧電トランスの長手方
向の振動変位を示した図
【図4】 (a)は、圧電トランス素子の伸長時を示す
側面図であり、(b)は、圧電トランス素子の収縮時を
示す側面図
【図5】 (a)は、実施の形態1における圧電トラン
スの実装構造を示す図であり、(b)は、実施の形態1
における圧電トランスの実装構造側面図
【図6】 実施の形態1における圧電トランスの支持体
の長さに対する長手方向振動の機械的品質係数Qmの大
きさを示した図
【図7】 実施の形態1における支持体長さに対する効
率及び温度上昇の最大値を示す図
【図8】 実施の形態1における圧電トランス素子の実
装構造側面図
【図9】 実施の形態2における圧電トランス素子の実
装構造側面図
【図10】 実施の形態2における支持体厚さに対する
効率及び温度上昇の最大値を示す図
【図11】 実施の形態3における圧電トランス素子の
実装構造を示した図
【図12】 実施の形態3における継ぎ手の形状を示す
【図13】 実施の形態3における圧電トランス素子の
実装構造上面図
【図14】 実施の形態3における圧電トランス素子駆
動時の継ぎ手の振動状態を示す図
【図15】 (a)、(b)は、実施の形態3における
継ぎ手の他の形状を示す図
【図16】 (a)は実施の形態3における継ぎ手の他
の形状を示す図であり、(b)は、実施の形態3におけ
る他の継ぎ手を用いた実装構造を示す図
【図17】 実施の形態3における筐体部品を示す図
【図18】 実施の形態3における筐体部品の入力用外
部端子の断面図
【図19】 実施の形態3における継ぎ手の他の形状を
示す図
【図20】 実施の形態3における圧電トランス素子の
実装構造上面図
【図21】 実施の形態3における継ぎ手の不良の状態
を示す図
【図22】 実施の形態3における継ぎ手の各面の厚さ
を示す図
【図23】 実施の形態4における継ぎ手を示す図
【図24】 実施の形態4における出力電極部を外部端
子に接続する際の断面図
【図25】 実施の形態5における継ぎ手を示す図
【図26】 実施の形態5における出力電極部と外部端
子の接続を示す図
【図27】 従来の圧電トランス素子の構造を示す図
【図28】 従来の圧電トランス素子の実装構造を示す
【符号の説明】
10、90、300 圧電トランス素子 11、12、92、192、340 入力電極部 13,14、93、94、193、194、342 出
力電極部 11a〜11c、12a〜12c、13a〜f、14a
〜f 層状電極 15 プリント基板 16、100、380 支持体 17a〜17d 外部端子 18a〜d、350、351、352 リード線 21 圧電体 21a〜g 圧電体層 30 長手方向の分極方向を示す矢印 31 厚さ方向の分極方向を示す矢印 91 筐体 91a 筐体側壁部 91b 筐体側壁部の第1面 91c 筐体側壁部の第2面 95 継ぎ手 95a 第1の接着面 95b 第2の接着面 95c 振動面 95d 第1の接着面を投射した面 95e 孔 95f 細孔部 96、196 貫通孔 97、197 入力用の外部端子 98、99、198、199 出力用の外部端子 97a、197a 外部端子の固定部 97b、197b 入力用外部端子の電気接続部 200 固定治具 210 仮止め治具 230 導電性接着剤 341 コモン電極部 370a ケース 370b ケース蓋 l 圧電トランス素子の長さ b 支持体の長さ l1 入力電極部の長さ T 圧電トランス素子の厚さ t 支持体の厚さ t‘ 出力電気接続部振動面の厚さ t1 第1の接着面の厚さ t2 振動面の厚さ t3 第2の接着面の厚さ
フロントページの続き (72)発明者 武田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 守時 克典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サポートと、 所定の厚さと長手方向の所定の長さを有すると共に、該
    長手方向に平行な一対の側面と、対向する一対の平面を
    有する矩形の圧電体と、該圧電体の一部に形成した入力
    電極部と、該圧電体の別の一部に形成した出力電極部か
    らなり、入力電極部に交流電圧を印加することにより、
    前記圧電体に伸縮する機械的振動を励振し、該機械的振
    動を電圧に変換し、該変換された電圧を前記出力電極部
    から出力する圧電トランス素子と、 所定の厚さと所定の長さを有し、前記圧電体の一対の平
    面とサポートの間に配設し、前記圧電トランス素子を前
    記サポートに保持する支持体と、 前記サポートに配設され、前記出力電極部及び入力電極
    部のそれぞれと電気的に接続する第1接続部及び第2接
    続部を有し、 前記支持体の長さが、前記圧電トランス素子の長手方向
    の長さの10%以上で、かつ30%以下であることを特
    徴とする圧電トランス素子の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記入力電極部は、 前記圧電体の一部の近傍において、前記積層された少な
    くとも1つの圧電体層の上平面と下平面のそれぞれに形
    成した一対の層状電極からなり、 前記出力電極は、 前記圧電体の別の一部の近傍において、前記積層された
    少なくとも1つの圧電体層の上平面と下平面のいずれか
    一方に形成した層状電極からなることを特徴とする請求
    項1に記載の圧電トランス素子の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記入力電極部は、前記圧電体の大略中
    央に形成されることを特徴とする請求項1に記載の圧電
    トランス素子の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記出力電極部は、前記圧電体の大略両
    端に形成されることを特徴とする請求項1に記載の圧電
    トランス素子の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記平面に接する支持体は、前記平面の
    長手方向に大略中央で接していることを特徴とする請求
    項1に記載の圧電トランス素子の実装構造。
  6. 【請求項6】 前記支持体の長さは、前記入力電極部の
    長さ以下であることを特徴とする請求項1に記載の圧電
    トランス素子の実装構造。
  7. 【請求項7】 前記支持体の厚さは、前記圧電トランス
    素子の厚さの10%以上であることを特徴とする請求項
    1に記載の圧電トランス素子の実装構造。
  8. 【請求項8】 前記第2の接続部が、前記機械的振動に
    応じて振動する振動面と、前記出力電極部に接続される
    第1の接続面と、前記外部端子に接続される第2の接続
    面からなることをを特徴とする圧電トランス素子の実装
    構造。
  9. 【請求項9】 前記第1の接続面及び第2の接続面の厚
    さが、前記振動面の厚さに比べ、厚いことを特徴とする
    請求項8記載の圧電トランス素子の実装構造。
  10. 【請求項10】 前記第2の接続面上に第1の接続面が
    投影された投影面内に孔を有することを特徴とする請求
    項8記載の圧電トランス素子の実装構造。
  11. 【請求項11】 前記第1の接続面に細孔を有すること
    を特徴とする請求項8記載の圧電トランス素子の実装構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251815A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Taiheiyo Cement Corp 電子部品搭載基板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008251815A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Taiheiyo Cement Corp 電子部品搭載基板

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