JP2002176051A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002176051A
JP2002176051A JP2000370855A JP2000370855A JP2002176051A JP 2002176051 A JP2002176051 A JP 2002176051A JP 2000370855 A JP2000370855 A JP 2000370855A JP 2000370855 A JP2000370855 A JP 2000370855A JP 2002176051 A JP2002176051 A JP 2002176051A
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water vapor
oxidizing
silicon
gas
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Naoto Nakamura
直人 中村
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒を用いずに選択酸化する。 【解決手段】 パイロジェニック酸化装置10の外部燃
焼装置30の水素ガスノズル40への水素ガス45の流
量に比べて少ない流量の酸素ガス39を酸素ガスノズル
34に流して水蒸気46を生成し、この水蒸気46を水
素ガス45と共にパイロジェニック酸化装置10のプロ
セスチューブ11の処理室12にガス導入管17を通じ
て供給することにより、タングステン膜が形成されたウ
エハ1のシリコンを選択酸化させる。 【効果】 水蒸気と水素ガスの比により、タングステン
については還元反応を、シリコンについては酸化反応を
起こさせることができるため、触媒を使用しないで、タ
ングステン膜を酸化させずにシリコンだけを選択酸化さ
せることができ、タングステン膜が形成されたウエハの
選択酸化工程のコストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、酸化膜形成技術に係り、例えば、タ
ングステン(W)を酸化させずにシリコン(Si)を酸
化させる選択酸化工程に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造方法において、半導体
素子を含む半導体集積回路が作り込まれる半導体ウエハ
(以下、ウエハという。)に形成されたタングステンを
酸化させずにウエハのシリコン(サブストレート)また
はウエハ(サブストレート)の上に形成されたシリコン
を酸化させる選択酸化工程(方法)が実施されることが
ある。この選択酸化方法に使用される選択酸化装置とし
て、触媒(例えば、白金や白金・ルテニウムを主成分と
する触媒)を用いて水素(H2 )と酸素(O2 )とを化
学反応させて水蒸気(H2 O)を生成し、この水蒸気を
ウエハに接触させて選択酸化するものがある。この触媒
を用いた選択酸化装置によれば、燃焼熱の影響を抑制す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、触媒を使用し
た選択酸化装置においては、触媒の価格が高価であるた
め、半導体装置の製造方法のコストが増加するという問
題点がある。
【0004】本発明の目的は、触媒を用いずに選択酸化
することができる半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、表面の一部に金属膜が形成された基板に
水蒸気を含むガスを接触させて基板の表面を酸化する半
導体装置の製造方法において、前記水蒸気は水素ガス雰
囲気の中に酸素ガスを、水素ガスに対する酸素ガスの流
量が前記水蒸気を生成するのに必要な水素ガスに対する
酸素ガスの流量比よりも小さくなるように流して燃焼さ
せて生成されることを特徴とする。
【0006】前記した手段によれば、水素ガスの流量に
比べて少ない流量の酸素ガスを流して水蒸気を生成し表
面の一部に金属膜が形成された基板を酸化することによ
り、金属膜を酸化させずに基板を酸化させることができ
るため、触媒を使用した選択酸化方法に比べてコストを
大幅に低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0008】本実施の形態において、本発明に係る半導
体装置の製造方法は、表面の一部に金属膜としてのタン
グステン膜が形成された基板としてのウエハにタングス
テン膜を酸化させずにウエハのシリコン(サブストレー
ト)またはウエハ(サブストレート)の上に形成された
シリコンを酸化させる選択酸化工程を備えており、この
選択酸化工程は図1に示されているパイロジェニック
(pyrogenic)酸化装置が使用されて実施され
る。
【0009】図1に示されているパイロジェニック酸化
装置10はバッチ式縦形ホットウォール形熱処理装置と
して構成されており、石英ガラスが使用されて上下両端
が開口した円筒形状に一体成形されたプロセスチューブ
11を備えている。プロセスチューブ11は中心線が垂
直になるように縦に配されて筐体(図示せず)に支持さ
れている。プロセスチューブ11の筒中空部は処理室1
2を形成しており、処理室12は複数枚のウエハ1を同
心的に整列させた状態で保持したボート21が搬入され
るようになっている。プロセスチューブ11の下端開口
はウエハ1群を保持したボート21を搬入搬出するため
の炉口13を構成している。プロセスチューブ11の側
壁の下部には排気管14が処理室12に連通するように
接続されており、排気管14の他端には水素(H2 )ガ
スを燃焼させるための燃焼装置(図示せず)が接続され
ている。
【0010】プロセスチューブ11の上端開口には分散
板15が載置されて被せられており、分散板15には複
数個の流通孔16がガスを処理室12の全体に分散させ
るように配置されて厚さ方向に開設されている。プロセ
スチューブ11の外側にはガス導入管17が敷設されて
おり、ガス導入管17はプロセスチューブ11の一部に
沿って上下方向に延在した状態になっているとともに、
分散板15の上方を被覆した状態になっている。ガス導
入管17の下端部には水素と酸素とから生成された水蒸
気(H2 O)を含むガスを供給するためのガス供給装置
としての外部燃焼装置30が接続されている。
【0011】プロセスチューブ11の外部にはヒータユ
ニット18がプロセスチューブ11を包囲するように同
心円に設備されており、ヒータユニット18は筐体に支
持されることにより垂直に据え付けられた状態になって
いる。ヒータユニット18は処理室12内を全体にわた
って均一または所定の温度分布に加熱するように構成さ
れている。
【0012】プロセスチューブ11の真下にはプロセス
チューブ11の外径と略等しい円盤形状に形成されたキ
ャップ19が同心的に配置されており、キャップ19は
送りねじ機構によって構成されたエレベータ(一部のみ
が図示されている。)20によって垂直方向に昇降され
るようになっている。キャップ19はエレベータ20に
よって上昇された状態において、プロセスチューブ11
の下端面にシールリング19aを挟んで密着することに
より、処理室12を気密シールするようになっている。
キャップ19の中心線上にはボート21が垂直に立脚さ
れて支持されている。
【0013】ボート21は上下で一対の端板22、23
と、両端板22、23間に架設されて垂直に配設された
複数本(本実施の形態では三本)の保持部材24とを備
えており、各保持部材24に長手方向に等間隔に配され
て互いに同一平面内において開口するようにそれぞれ刻
設された複数条の保持溝25間にウエハ1が挿入される
ことにより、複数枚のウエハ1を水平にかつ互いに中心
を揃えた状態に整列させて保持するように構成されてい
る。なお、1バッチのウエハの処理枚数は、100〜1
50枚程度である。
【0014】ボート21の下側端板23の下には断熱キ
ャップ部26が形成されており、断熱キャップ部26の
下面には断熱キャップ部26の外径よりも若干だけ大径
の円板形状に形成されたベース27が水平に設けられて
いる。ボート21はベース27がキャップ19の上面に
当接されて着脱自在に固定されることによって、キャッ
プ19の上に据え付けられている。
【0015】外部燃焼装置30は石英ガラスによって形
成された燃焼チューブ31を備えており、燃焼チューブ
31の中空部によって燃焼室32が形成されている。燃
焼チューブ31のプロセスチューブ11側には送出管3
3の一端が燃焼室32に連通するように接続されてお
り、送出管33の他端はプロセスチューブ11のガス導
入管17に接続されている。燃焼チューブ31の送出管
33と反対側にはいずれも石英ガラスによって形成され
た酸素ガスノズル34および水素ガスノズル40が互い
に近接して設けられている。酸素ガスノズル34には酸
素ガス供給路35が接続されており、酸素ガス供給路3
5はマスフローコントローラ36およびコック37を介
して酸素ガス供給源38に接続されている。水素ガスノ
ズル40には水素ガス供給路41が接続されており、水
素ガス供給路41はマスフローコントローラ42および
コック43を介して水素ガス供給源44に接続されてい
る。燃焼チューブ31の外側には容器51によって被覆
されたヒータ52が設置されており、ヒータ52は燃焼
室32の内部を加熱するようになっている。
【0016】外部燃焼装置30のマスフローコントロー
ラ36、42、コック37、43およびヒータ52は、
コンピュータによって構築されたコントローラによって
パイロジェニック酸化装置10のヒータユニット18等
と共に制御されるようになっている。
【0017】次に、前記構成に係るパイロジェニック酸
化装置10による選択酸化工程を説明する。
【0018】シリコンの一部にタングステン膜(いずれ
も図示せず)が形成された選択酸化すべきウエハ1が、
キャップ19に支持されたボート21へウエハ移載装置
(図示せず)によってチャージング(移載)されると、
図1に示されているように、ボート21はエレベータ2
0によって上昇されて、プロセスチューブ11の処理室
12にローディング(搬入)される。ボート21が予め
設定された上限に達すると、キャップ19の上面の外周
辺部がプロセスチューブ11の下面にシールリング19
aを挟んで着座した状態になってプロセスチューブ11
の下端開口をシール状態に閉塞するため、処理室12は
気密に閉じられた状態になる。
【0019】処理室12の温度が予め設定された選択酸
化の処理温度である750℃にヒータユニット18によ
って上昇されると、外部燃焼装置30において酸素ガス
39が酸素ガスノズル34へ1SLM(スタンダード・
リットル毎分)供給され、水素ガス45が水素ガスノズ
ル40へ10SLM供給される。燃焼室32の温度が水
素ガス45の燃焼温度以上にヒータ52によって加熱さ
れると、酸素ガスノズル34から吹き出される酸素ガス
39と水素ガスノズル40から吹き出される水素ガス4
5とが燃焼反応するため、水蒸気(H2 O)46が生成
される。この際、酸素ガス39の流量は水素ガス45の
流量に比べて「1/10」に設定されているため、水蒸
気の生成量は酸素ガス39の流量に依存することにな
り、水蒸気と水素ガスとの比〔H2 O/H2 〕は略「1
/10」(やや大きめ)になる。
【0020】燃焼室32で生成された水蒸気46は水素
ガス45と共に処理ガスすなわち酸化ガスとして送出管
33からガス導入管17へ送り出され、ガス導入管17
によってプロセスチューブ11の処理室12へ導入さ
れ、分散板15によって全体にわたって均等に分散され
る。酸化種である水蒸気46を含む酸化ガスの導入時間
すなわち酸化ステップの処理時間は30分〜120分で
ある。また、処理室12の圧力は常圧(大気圧)であ
る。
【0021】酸化種である水蒸気46を含む水素ガス4
5が処理室12で分散されてウエハ1に接触すると、ウ
エハ1のシリコンは、Si+2H2 O→SiO2 +2H
2 、の反応により酸化される。しかし、処理室12に導
入される水蒸気と水素ガスとの比〔H2 O/H2 〕が略
「1/10」に設定され、かつ、処理室12の温度が7
50℃に設定されていると、図2によって次に説明する
ように、タングステンは酸化されずに還元される。
【0022】すなわち、図2はシリコンおよびタングス
テンの還元と酸化との関係を示すグラフであって、縦軸
には水蒸気と水素ガスとの比〔H2 O/H2 〕が取ら
れ、横軸には温度が取られている。図2において、Aの
領域においてはタングステンの酸化反応〔W+3H2
→WO3 +3H2 〕が起こり、Bの領域においてはタン
グステンの還元反応〔W+3H2 O←WO3 +3H2
と、シリコンの酸化反応〔Si+2H2 O→SiO2
2H2 〕とが起こり、Cの領域においてはシリコンの還
元反応〔Si+2H2 O←SiO2 +2H2 〕が起こっ
ている。
【0023】図2によれば、水蒸気と水素ガスとの比
〔H2 O/H2 〕が「1=100 」の場合において、処
理温度を750℃とすると、タングステンの酸化反応が
ぎりぎりに起こり、750℃よりも低い温度とすると、
タングステンが確実に酸化してしまい、750℃よりも
高い温度とすると、タングステンについては還元反応だ
けが起こり、シリコンについては酸化反応だけが起こる
ことが理解される。また、水蒸気と水素ガスとの比〔H
2 O/H2 〕が「1/10=10-1」の場合であって、
かつ、処理温度が750℃である場合においては、タン
グステンについては還元反応だけが起こり、シリコンに
ついては酸化反応だけが起こることが理解される。
【0024】なお、水蒸気と水素ガスとの比〔H2 O/
2 〕が「1/10」の場合においては、処理温度を3
00℃以上に設定すれば、タングステンを酸化させずに
シリコンだけを酸化させることができる。他方、処理温
度を約750℃以上に設定した場合には、水蒸気と水素
ガスとの比〔H2 O/H2 〕を「1」よりも小さく設定
することにより、タングステン膜を酸化させずにシリコ
ンだけを酸化させることができる。
【0025】ここで、図3は、水蒸気が酸化ガス(水蒸
気+水素ガス)に占める割合の百分率〔H2 O/(H2
O+H2 )×100。以下、水蒸気率という。〕毎の酸
化膜厚さと酸化時間の特性を示すグラフであり、縦軸は
酸化膜厚さ(nm)を、横軸は酸化時間(分)を示して
いる。図3において、直線aは水蒸気率が「15%」、
直線bは水蒸気率が「10%」、直線cは水蒸気率が
「5%」、直線dは水蒸気率が「1%」の場合である。
なお、処理温度はいずれも750℃である。
【0026】図3によれば、酸化膜の厚さの増加は処理
時間に比例することが理解される。また、水蒸気率が大
きい程、酸化膜は短い処理時間で増加することが理解さ
れる。処理温度が750℃であると、水蒸気率が「10
%」すなわち水蒸気と水素ガスとの比〔H2 O/H2
が略「1/10」の場合には、酸化膜の厚さは約100
分で5nmになることが理解される。
【0027】図4は水素ガスおよび酸素ガスの供給シー
ケンスを示すグラフであり、縦軸は供給流量(SLM)
を、横軸は時間をそれぞれ示している。図4において、
(a)は外部燃焼装置へ10SLMの酸素ガスが流され
ている状態で、10SLMの水素ガスが流される場合を
示し、(b)は10SLMの水素ガスが流されている状
態で、1SLMの酸素ガスが流される場合を示してお
り、(b)が本実施の形態の場合に相当する。すなわ
ち、(b)の場合は水素雰囲気中に少量の酸素ガスが供
給される場合を示している。
【0028】以上の酸化ステップの時間が経過すると、
ボート21を保持したキャップ19がエレベータ20に
よって下降されることにより、ボート21がプロセスチ
ューブ11の処理室12からアンローディング(搬出)
される。その後、酸化膜を形成されたウエハ1はボート
21からウエハ移載装置(図示せず)によってディスチ
ャージングされる。
【0029】以降、前述したステップが繰り返されて複
数枚のウエハ1がパイロジェニック酸化装置10によっ
てバッチ処理されて行く。
【0030】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0031】1) 処理温度を750℃に設定し水蒸気と
水素ガスとの比を略「1/10」に設定してウエハを酸
化することにより、タングステン膜を酸化させずにシリ
コンだけを選択酸化させることができる
【0032】2) 前記1)により、タングステン膜が形成
されたウエハのシリコンの選択酸化工程において触媒を
使用しないで済むため、タングステン膜を形成されたウ
エハの選択酸化工程のランニングコストひいては半導体
装置の製造方法全体のランニングコストを低減すること
ができる。
【0033】3) 外部燃焼装置への酸素ガスの流量と水
素ガスの流量との比を「1/10」に設定することによ
り、水蒸気と水素との比を略「1/10」に容易に設定
することができるとともに、既存の外部燃焼装置をその
まま使用することができるため、タングステン膜が形成
されたウエハの選択酸化工程のイニシャルコストおよび
ランニングコストひいては半導体装置の製造方法全体の
イニシャルコストおよびランニングコストをより低減す
ることができる。
【0034】4) 酸化種を水素燃焼法(パイロジェニッ
ク法)によって生成することにより、プロセスチューブ
の処理室への導入水蒸気量を精密に制御することができ
るため、安定した酸化速度を得ることができ、酸化膜を
再現性良く成長させることができる。
【0035】5) 酸化種として水蒸気を使用することに
より、速い酸化膜成長速度を得ることができるため、厚
い酸化膜を形成することができる。
【0036】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0037】例えば、外部燃焼装置は図5に示されてい
るものを使用してもよい。図5に示された外部燃焼装置
が前記実施の形態と異なる点は、点火装置53が設置さ
れている点である。すなわち、点火装置53は赤外線ラ
ンプ54と、赤外線ランプ54の外側に設置された凹面
鏡55と、シリコンチップからなる点火片56とを備え
ており、赤外線ランプ54の赤外線を凹面鏡55によっ
て点火片56に集光することにより、水素ガスを点火さ
せるように構成されている。
【0038】また、前述したように、処理温度は750
℃に設定するに限らないし、水蒸気と水素ガスとの比も
略「1/10」に設定するに限らない。さらに、外部燃
焼装置への酸素ガスの流量と水素ガスの流量との比も
「1/10」に設定するに限らず、水蒸気と水素との比
に対応して設定することができる。
【0039】前記実施の形態ではタングステン膜を形成
したウエハの選択酸化工程について説明したが、チタン
膜等の他の金属膜を形成したウエハの選択酸化工程さら
に他の酸化膜形成工程に使用することができる。
【0040】また、前記実施の形態ではバッチ式縦形ホ
ットウォール形熱処理装置を使用した場合について説明
したが、本発明はこれに限らず、バッチ式横形ホットウ
ォール形熱処理装置等の熱処理装置を使用した半導体装
置の製造方法全般に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
触媒を用いずに選択酸化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法の選択酸化工程を示す正面断面図である。
【図2】シリコンおよびタングステンの還元と酸化との
関係を示すグラフである。
【図3】水蒸気率毎の酸化膜厚さと酸化時間の特性を示
すグラフである。
【図4】水素ガスおよび酸素ガスの供給シーケンスを示
すグラフであり、(a)は比較例を示し、(b)は本実
施の形態の場合を示している。
【図5】外部燃焼装置の他の実施の形態を示す正面断面
図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(基板)、10…パイロジェニック酸化装置
(バッチ式縦形ホットウォール形熱処理装置)、11…
プロセスチューブ、12…処理室、13…炉口、14…
排気管、15…分散板、16…流通孔、17…ガス導入
管、18…ヒータユニット、19…キャップ、19a…
シールリング、20…エレベータ、21…ボート、22
…上側端板、23…下側端板、24…保持部材、25…
保持溝、26…断熱キャップ部、27…ベース、30…
外部燃焼装置(ガス供給装置)、31…燃焼チューブ、
32…燃焼室、33…送出管、34…酸素ガスノズル、
35…酸素ガス供給路、36…マスフローコントロー
ラ、37…コック、38…酸素ガス供給源、39…酸素
ガス、40…水素ガスノズル、41…水素ガス供給路、
42…マスフローコントローラ、43…コック、44…
水素ガス供給源、45…水素ガス、46…水蒸気、51
…容器、52…ヒータ、53…点火装置、54…赤外線
ランプ、55…凹面鏡、56…点火片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の一部に金属膜が形成された基板に
    水蒸気を含むガスを接触させて基板の表面を酸化する半
    導体装置の製造方法において、前記水蒸気は水素ガス雰
    囲気の中に酸素ガスを、水素ガスに対する酸素ガスの流
    量が前記水蒸気を生成するのに必要な水素ガスに対する
    酸素ガスの流量比よりも小さくなるように流して燃焼さ
    せて生成されることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077534A (ja) * 2005-03-08 2011-04-14 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体装置の製造方法、基板処理方法及び基板処理装置
US8133820B2 (en) 2006-01-06 2012-03-13 Hitachi Kokusai Electric Inc. Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2016111050A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 フェニテックセミコンダクター株式会社 炭化珪素半導体装置の製造方法、炭化珪素半導体装置及び酸化拡散装置

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