JP2002175129A - 時刻整合機能を持つコンピュータ及びネットワークシステム - Google Patents

時刻整合機能を持つコンピュータ及びネットワークシステム

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JP2002175129A
JP2002175129A JP2000373331A JP2000373331A JP2002175129A JP 2002175129 A JP2002175129 A JP 2002175129A JP 2000373331 A JP2000373331 A JP 2000373331A JP 2000373331 A JP2000373331 A JP 2000373331A JP 2002175129 A JP2002175129 A JP 2002175129A
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time
unit
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network
computer
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Hiroki Tsunoda
広樹 角田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムでシステム時刻を整合
するために、オペレーティングシステム3が管理するO
S時刻を変更すると、ファイルのタイムスタンプが不正
当になり、通知されるタイマー時刻が狂うという問題を
解消する。 【解決手段】 ネットワークを構成する各ユニット(コ
ンピュータ1)に、システム時刻が通知されたとき、O
S時刻を変更しないで、システム時刻とOS時刻との差
分値を保存する差分値保存手段4と、アプリケーション
からシステム時刻が要求されたとき、OS時刻に差分値
を加算して返すシステム時刻演算手段5を設ける。ユニ
ットが時計マスタユニットとなったとき、基準時刻取得
手段11でネットワークの外部からシステム時刻を取得
させ、これを他のユニットに送信させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの時
刻合わせ、特にネットワーク接続された複数のコンピュ
ータの時刻整合を、オペレーティングシステムの時間管
理に悪影響を与えないで行なえるようにした時刻整合機
能を持つコンピュータ及びネットワークシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】水処理施設、交通管制センター、電力系
統設備等で用いられる監視制御システムは、一般に、ワ
ークステーション等のコンピュータからなるユニットを
複数台接続してネットワークシステムを構築している。
【0003】各ユニットは、内蔵時計が計時しオペレー
ティングシステムで管理されるOS時計(オペレーティ
ングシステムがUNIX(登録商標)の場合はUNIX
時計)を持ち、このOS時刻をアプリケーションからの
時刻要求に対して返す。アプリケーションは、これによ
って時間管理を行なう。
【0004】内蔵時計の精度はユニット毎に異なってい
るので、時間の経過と共に、各ユニットのOS時刻のバ
ラつきが発生し、各ユニットで動作するアプリケーショ
ン間の時刻整合が取れなくなる。このため、従来は、最
も時計精度の高いユニットを時計マスタユニットとして
定め、この時計マスタユニットから、他のユニットに、
自己のOS時刻をシステム時刻として定期的に送信さ
せ、他のユニットでは、これに合わせて自己のOS時計
(内蔵時計)を修正することにより時刻整合を行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の時刻整合方
式では、オペレーティングシステムが、ファイルのタイ
ムスタンプ作成、タイマー制御、タスク管理等に使用し
ているOS時刻が、連続性なく修正されることになり、
次のような不具合が生じる。
【0006】(1) ファイル作成時に付けられるタイ
ムスタンプが、作成順とは異なる時刻順に付けられる場
合が生じる。これは、例えば、修正前に作成されたファ
イルのタイムスタンプが9:01であるのに対して、O
S時刻の修正後に作成されたファイルのタイムスタンプ
が、8:59と古い時刻になるような場合である。この
場合、タイムスタンプの時系列に従って行っているファ
イル管理に問題を生じさせる。(2) OS時刻を基準
に設定しているタイマーが、OS時刻の修正により正常
に動作しなくなる。これはタイムアップ時間に長短の変
動が生じたり、修正が設定時刻を飛び越えた値で行われ
るためにタイムアップしなくなる問題である。(3)
OS時刻に基づいてオペレーティングシステムが行って
いるタスク管理が正常に行なえなくなる。
【0007】そこで、本発明は上記OS時刻の変更によ
る不具合を生じさせないで、各ユニットのシステム時刻
の整合を行なえるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る時刻の整合機能を持つコンピュータは、内蔵時計が計
時した時刻をOS時刻としてオペレーティングシステム
で使用するコンピュータにおいて、時刻整合のためのシ
ステム時刻が外部から入力されたとき、システム時刻と
OS時刻との差分値を保存する差分値保存手段と、アプ
リケーションからシステム時刻の要求があったとき、O
S時刻に前記差分値を加算して返すシステム時刻演算手
段を有し、OS時刻に変更を加えないでオペレーティン
グシステムで用いる一方、アプリケーションに時刻整合
したシステム時刻を与えることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2にかかる発明は、請求項
1に記載した時刻整合機能を持つコンピュータに、シス
テム時刻を標準時刻に対して所定時間だけシフトさせる
ためのシフト値の記憶部と、外部から入力された標準時
刻に、このシフト値を加算して差分値保存手段で用いる
ためのシステム時刻を作成するシフト値の加算手段を加
え、システム時刻を標準時刻とは別に管理できるように
したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3にかかる時刻整合機能を
持つネットワークシステムは、請求項1に記載したコン
ピュータをユニットとして複数台接続して構築されたネ
ットワークシステムにおいて、システム時刻の整合を図
るようにしたもので、全ユニットの中から1つ選ばれる
時計マスタユニットが、システム時刻をネットワークの
外部から取得する基準時刻取得手段と、自己のOS時刻
に差分値を加算して作成したシステム時刻を他のユニッ
トに送信する送信手段を有することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4にかかる時刻整合機能を
持つネットワークシステムは、請求項2に記載したコン
ピュータからなるユニットを、複数台接続して構築され
たネットワークシステムにおいて、標準時刻の整合を図
るようにしたもので、全ユニットの中から1つ選ばれる
時計マスタユニットが、標準時刻をネットワークの外部
から取得する基準時刻取得手段と、自己のOS時刻に差
分値を加算しシフト値を減算して作成した標準時刻を他
のユニットに送信する送信手段を有することを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項5にかかる発明は、請求項
3又は4に記載した時刻整合機能を持つネットワークシ
ステムにおいて、時計マスタユニットの一時的な停止に
対して、時計マスタユニットの代替によりシステム時刻
又は標準時刻の継続性を確保したものである。この発明
は、ネットワークシステムを構成する各ユニットが、時
計マスタユニットとなる優先順位の記憶部と、現在の時
計マスタユニットが動作を停止したとき、自ユニットが
現在の時計マスタユニットに対して次の優先順位を持つ
ことを条件に時計マスタユニットとしての動作を送信手
段に開始させ、停止から復旧した自ユニットが、現在の
時計マスタユニットよりも上位の優先順位を持つとき、
現在の時計マスタユニットから送られた時刻で差分値を
作成保存した後、これに代わって時計マスタユニットと
しての動作を送信手段に開始させる時計マスタ動作決定
手段を持つことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を実施するための
コンピュータ1の要部構成を示す。図において、2はO
S時刻を計時する内蔵時計、3は内蔵時計2を管理する
オペレーティングシステムである。4は差分値保存手段
で、時刻整合のためのシステム時刻が外部から入力され
たとき、システム時刻とOS時刻との差分値を、例えば
差分値ファイル4aの形で保存する。5はシステム時刻
演算手段で、アプリケーション6からシステム時刻の要
求があったとき、OS時刻に前記差分値を加算して返
す。
【0014】上記差分値保存手段4は、例えば外部から
システム時刻が入力されることによって起動し、オペレ
ーティングシステム3からOS時刻を取得して、その差
分値を演算して求め、差分値ファイル4aに保存するプ
ログラムとして構成される。
【0015】また、上記システム時刻演算手段5は、例
えば、アプリケーション内に組み込まれる時刻の取得関
数を変更することにより構成される。これは具体的には
次のようにして行われる。そのアプリケーション6で時
刻を取得するために使用されている関数がtimeであ
るとき、これと同一の呼び出し規則を持ち、OS時刻を
オペレーティングシステム3から取得し、差分値ファイ
ル4aから読み取った差分値を加算して返す関数を作成
する。作成した関数に、ztime等の、前記time
とは異なる名前を付けておく。次に、アプリケーション
6のソースコード中のtimeという関数名をztim
eにリネームし、再コンパイルする。これによって、ア
プリケーション6に、上記システム時刻演算手段5が組
み込まれた形になり、差分値で修正されたシステム時刻
を使用するようになる。
【0016】図1の構成では、時刻整合のためのシステ
ム時刻がコンピュータ1に入力されたとき、システム時
刻とOS時刻との差分値を保存しておき、内蔵時計2が
計時しているOS時刻に変更を加えないで、オペレーテ
ィングシステム3の使用を継続させる。これによってO
S時刻の連続性は保たれ、オペレーティングシステム3
が行なうタイムスタンプ作成、タイマー制御、タスク管
理における従来の問題が解消される。一方、アプリケー
ション6からのシステム時刻の要求に対しては、システ
ム時刻演算手段5によって、OS時刻に差分値を加算し
てシステム時刻を返す。これによってアプリケーション
で使用するシステム時刻の整合性が保たれる。
【0017】上記コンピュータ1におけるデータの流れ
を図2に示す。図2(a)は、外部からシステム時刻が
入力されたときOS時刻との差分値を差分値ファイルに
保存する処理を表している。図2(b)はアプリケーシ
ョンからシステム時刻の要求があったとき、OS時刻に
差分値を加算して返す処理を示している。
【0018】工場内でサマータイムを採用するときは、
工場内のコンピュータのシステム時刻を標準時刻と異な
らせる必要がある。この場合でも、工場外との整合のた
めにシステム時刻とは別に標準時刻を持つ必要がある。
これは、アプリケーションをデバッグするとき、テスト
用データを正規データと区別するため、このアプリケー
ションをインストールしたコンピュータのシステム時刻
を他のコンピュータと異ならせる場合にも必要になる。
【0019】これに対応するための構成を図3に示す。
図3のコンピュータ7は、図1の構成のコンピュータ1
に、システム時刻を標準時刻に対して所定時間だけシフ
トさせるためのシフト値の記憶部8と、外部から入力さ
れた標準時刻に、シフト値を加算してシステム時刻を作
成するシフト値の加算手段9と、システム時刻からシフ
ト値を減算して標準時刻を作成する標準時刻演算手段1
0を加えたものである。
【0020】この構成において、サマータイムを採用す
るため、例えばシステム時刻を、標準時刻よりも1時間
だけ進めるときは、シフト値の記憶部8に、−1時間と
いう値を設定する。このとき、外部から時刻整合のため
の標準時刻が入力されると、シフト値の加算手段9によ
ってシフト値が加算され、標準時刻よりも1時間早い時
刻がシステム時刻として差分値保存手段4に入力され、
このシステム時刻を基準に差分値が作成される。アプリ
ケーション6がシステム時刻演算部4から取得するシス
テム時刻は、標準時刻よりも1時間進んだ時刻になる。
アプリケーション6が、工場外との整合を取るために標
準時刻を必要とするときは、標準時刻演算手段10に要
求して、システム時刻からシフト値を減算した標準時刻
を取得することができる。
【0021】シフト値を用いる図3のコンピュータ7に
おけるデータの流れを図4に示す。図4(a)は、外部
から標準時刻が入力されたときにシステム時刻を作成し
た後に、差分値を作成保存する処理、図4(b)はアプ
リケーションからシステム時刻又は標準時刻の要求があ
ったときに、これを返す処理を示している。
【0022】以上の実施形態は、システム時刻の整合を
コンピュータ単体で行なう場合の構成についてのもので
あった。監視制御システムは、上記コンピュータ1
(7)をユニットとして複数台用い、図5に示すように
ネットワーク接続して構築される。このようなネットワ
ークシステムにおける時刻整合は、時計マスタユニット
として選ばれたユニットが、ネットワーク外から標準時
刻(システム時刻)を取得し、これをネットワークの他
のユニットに送信することによりって行われる。また、
時計マスタユニットが停止することもあるので、時刻整
合が連続して行われるように、各ユニットに時計マスタ
ユニットとなる優先順位を定め、動作中のユニットで最
上位のものが時計マスタユニットとなる仕組みを作る。
【0023】上記ネットワークにおける時刻整合のため
に用いるコンピュータ(ユニット)は、図1の構成のコ
ンピュータ1を用いる場合は図6に示すように構成され
る。
【0024】図6は、図1のコンピュータ1に、システ
ム時刻を外部から取得する基準時刻の取得手段11、シ
ステム時刻を他のユニットに送信する送信手段12、時
計マスタユニットとなる優先順位の記憶部13、自ユニ
ットが時計マスタユニットとなるか否かを決定する時計
マスタ動作決定手段14を付加したものである。
【0025】基準時刻の取得手段11は、自ユニットが
時計マスタユニットとなっているときネットワークの外
部にあるGPS、FM放送の時報、NTPサーバ等から
標準時刻をシステム時刻として取得する。送信手段12
は、自ユニットが時計マスタユニットとなっていると
き、設定された送信時刻毎にシステム時刻演算手段5に
作成させたシステム時刻を他のユニットに送信する。
【0026】優先順位の記憶部13への優先順位の設定
は、各ユニットの時計精度の高さに従って行なわれる。
【0027】時計マスタ動作決定手段14は、ネットワ
ーク内で動作中のユニットで最上位の優先順位を持つと
いう条件で、自ユニットが時計マスタユニットとなるか
否かを判断して、送信手段12に通知する。この判断
は、現在の時計マスタユニットが動作を停止したとき、
及び自ユニットが停止から復旧したときに行われる。
【0028】現在の時計マスタユニットが動作を停止し
たことの検出は、そのユニットからの停止の通知があっ
たこと、又は、時計マスターユニットからシステム時刻
が一定時間送られてこないことを検出して行なう。停止
が検出されたとき、他のユニットとの交信によって自己
の優先順位が現在動作中のユニットの中で最上位である
ことを確認し、送信部12に時計マスタユニットとして
の動作を開始させる。
【0029】自ユニットが停止から復旧したときは、現
在の時計マスタユニットよりも上位の優先順位を持つと
いう条件で、送信部12に時計マスタユニットとしての
動作を開始させる。これは、現在の時計マスタユニット
からシステム時刻を受け取って差分値を保存し、現在の
時計マスターユニットに代替動作を通知した後に行われ
る。
【0030】図6のコンピュータ1におけるデータの流
れは図7〜図9に示すようになる。図7はネットワーク
内におけるシステム時刻の整合処理を示すもので、時計
マスタユニットはOS時刻と差分値に基づいてシステム
時刻を作成し、これを送信手段12により、送信時刻毎
に他のユニットに送信する。これを受けた他のユニット
は差分値を作成保存する。
【0031】図8はネットワークの外部から標準時刻を
システム時刻として取得して行なう、システム時刻の変
更処理を示すもので、時計マスタユニットは、自己の差
分値保存手段4に差分値を保存させると共に、このシス
テム時刻を他のユニットに送信する。他のユニットは差
分値を作成保存する。
【0032】図9は各ユニットにおいて行われるアプリ
ケーションへのシステム時刻の通知処理を示すもので、
アプリケーションから要求があったとき、OS時刻と差
分値に基づいて作成したシステム時刻をアプリケーショ
ンに返す。
【0033】図5のネットワークで、標準時刻に対して
シフトしたシステム時刻を用いる場合は、図3に示すコ
ンピュータ7に、図10に示すように、基準時刻の取得
手段11、送信手段12、優先順位の記憶部13、時計
マスタ動作決定手段14を付加する。これらは図6で付
加されたものと同一のものである。図10は、ユニット
間の時刻整合を標準時刻で行う。図6の構成ではシステ
ム時刻でユニット間の時刻整合を行なっているが、この
システム時刻は標準時刻であるので、図10のコンピュ
ータ7と図6のコンピュータ1は実質的に同一の時刻整
合を行うことになる。
【0034】図10のコンピュータ1におけるデータの
流れは図11〜図13に示すようになる。図11はネッ
トワーク内における標準時刻の整合処理を示すもので、
時計マスタユニットはOS時刻、差分値、及びシフト値
に基づいて標準時刻を作成し、これを送信時刻毎に他の
ユニットに送信する。これを受けた他のユニットはシフ
ト値を加算してシステム時刻を作成し、さらに、こシス
テム時刻からOS時刻を減算して差分値を作成保存す
る。
【0035】図12はネットワークの外部から標準時刻
を取得して行なう、標準時刻の変更処理を示すもので、
時計マスタユニットは、標準時刻にシフト値を加算して
システム時刻を作成し、さらに、このシステム時刻から
OS時刻を減算して差分値を作成保存する、さらに、取
得した標準時刻を他のユニットに送信する。他のユニッ
トは、システム時刻を作成した後に、差分値を作成保存
する。
【0036】図13は各ユニットにおいて行われるシス
テム時刻及び標準時刻のアプリケーションへの通知処理
を示すもので、アプリケーションから要求があったと
き、OS時刻と差分値に基づいて作成したシステム時
刻、又はをシステム時刻とシフト値から作成した標準時
刻をアプリケーションに返す。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、システム時
刻とOS時刻の差分値を用いることにより、OS時刻を
変更しないで、アプリケーションに通知するシステム時
刻の整合を行うので、OS時刻の変更に伴う不具合を解
消できる、すなわち、ファイルのタイムスタンプが正当
なものになってファイルのバージョン管理がし易くな
る。システム時刻が変更されてもタイマー通知時間は変
化しないといった効果が得られる。
【0038】本発明の請求項2にかかる発明は、システ
ム時刻を標準時刻に対してシフトさせたコンピュータに
おいて請求項1の効果を得ることができる。
【0039】本発明の請求項3にかかる発明は、請求項
1のコンピュータをネットワーク接続して構築したシス
テム全体で、請求項1の効果を得ることができる。
【0040】本発明の請求項4にかかる発明は、請求項
2のコンピュータをネットワーク接続して構築したシス
テム全体で、請求項2の効果を得ることができる。
【0041】本発明の請求項5にかかる発明は、請求項
3又は4に記載した時刻整合機能を持つネットワークシ
ステムにおいて、時計マスタユニットの一時的な停止に
対して、時計マスタユニットの代替によりシステム時刻
(標準時刻)の連続性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すコンピュータの要
部構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のコンピュータにおけるデータの流れを
示す図で。(a)は、外部からシステム時刻が送信され
たときの処理、(b)はアプリケーションにシステム時
刻を返す処理を示す。
【図3】 システム時刻を標準時刻に対してシフトさせ
た本発明の他の実施形態を示すコンピュータの要部構成
を示すブロック図である。
【図4】 図3のコンピュータにおけるデータの流れを
示す図で。(a)は、外部から標準時刻が送信されたと
きの処理、(b)はアプリケーションにシステム時刻又
は標準時刻を返す処理を示す。
【図5】 図1又は図3のコンピュータをユニットとし
て複数台接続して構築されるネットワークシステムの概
念図である
【図6】 図5のネットワークシステムで用いるために
図1のコンピュータに、時計マスタユニットとして動作
するための手段と、時計マスタユニットになるか否かを
判断する手段を付加したコンピュータの構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 図6のコンピュータにおいて、ネットワーク
内におけるシステム時刻の整合処理を行なうときのデー
タの流れを示す図である。
【図8】 図6のコンピュータにおいて、ネットワーク
の外部から取得して、システム時刻の変更処理を行なう
ときのデータの流れを示す図である。
【図9】 図6のコンピュータにおいて行われるアプリ
ケーションへのシステム時刻の通知処理のデータの流れ
を示す図である。
【図10】 図5のネットワークシステムで用いるため
に図3のコンピュータに、時計マスタユニットとして動
作するための手段と、時計マスタユニットになるか否か
を判断する手段を付加したコンピュータの構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 図10のコンピュータにおいて、ネットワ
ーク内における標準時刻の整合処理を行なうときのデー
タの流れを示す図である。
【図12】 図10のコンピュータにおいて、ネットワ
ークの外部から取得して、標準時刻の変更処理を行なう
ときのデータの流れを示す図である。
【図13】 図10のコンピュータにおいて行われるア
プリケーションへの標準時刻又はシステム時刻の通知処
理のデータの流れを示す図である。
【符号の説明】
1,7 コンピュータ(ユニット) 2 内蔵時計 3 オペレーティングシステム 4 差分値保存手段 4a 差分値ファイル 5 システム時刻演算手段 6 アプリケーション 8 シフト値の記憶部 9 シフト値の加算手段 10 標準時刻演算手段 11 基準時刻の取得手段 12 送信手段 13 優先順位の記憶部 14 時計マスタ動作決定手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵時計が計時した時刻をOS時刻とし
    てオペレーティングシステムで使用するコンピュータに
    おいて、 時刻整合のためのシステム時刻が外部から入力されたと
    き、システム時刻とOS時刻との差分値を保存する差分
    値保存手段と、アプリケーションからシステム時刻の要
    求があったとき、OS時刻に前記差分値を加算して返す
    システム時刻演算手段を有することを特徴とする時刻整
    合機能を持つコンピュータ。
  2. 【請求項2】 システム時刻を標準時刻に対して所定時
    間だけシフトさせるためのシフト値の記憶部と、外部か
    ら入力された標準時刻に、このシフト値を加算して差分
    値保存手段で用いるためのシステム時刻を作成するシフ
    ト値の加算手段を備えることを特徴とする請求項1に記
    載した時刻整合機能を持つコンピュータ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載したコンピュータからな
    るユニットを、複数台接続して構築されたネットワーク
    システムにおいて、 全ユニットの中から1つ選ばれる時計マスタユニット
    が、システム時刻をネットワークの外部から取得する基
    準時刻取得手段と、自己のOS時刻に差分値を加算して
    作成したシステム時刻を他のユニットに送信する送信手
    段を有することを特徴とする時刻整合機能を持つネット
    ワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載したコンピュータからな
    るユニットを、複数台接続して構築されたネットワーク
    システムにおいて、 全ユニットの中から1つ選ばれる時計マスタユニット
    が、標準時刻をネットワークの外部から取得する基準時
    刻取得手段と、自己のOS時刻に差分値を加算しシフト
    値を減算することにより作成した標準時刻を他のユニッ
    トに送信する送信手段を有することを特徴とする時刻整
    合機能を持つネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークシステムを構成する各ユニ
    ットが、時計マスタユニットとなる優先順位の記憶部
    と、現在の時計マスタユニットが動作を停止したとき、
    現在の時計マスタユニットに対して自ユニットが次の優
    先順位を持つことを条件に、時計マスタユニットとして
    の動作を送信手段に開始させ、停止から復旧した自ユニ
    ットが、現在の時計マスタユニットよりも上位の優先順
    位を持つとき、現在の時計マスタユニットから送られた
    時刻で差分値を作成保存した後、これに代わって時計マ
    スタユニットとしての動作を送信手段に開始させる時計
    マスタ動作決定手段を持つことを特徴とする請求項3又
    は4に記載した時刻整合機能を持つネットワークシステ
    ム。
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