JP2004152120A - 正確な時刻機能を持つコンピュータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンピュータシステムに対してより正確なシステムの時刻機能を提供する
【解決手段】高精度な時刻を保持するための高精度なクロック発振器を搭載し、時刻情報の書き込みおよび読み出し機能を搭載したインタフェース接続型の高精度クロック搭載デバイスを搭載したコンピュータシステム。前記のコンピュータシステムに、NTPサーバから時刻を受信し高精度クロック搭載デバイスに対する時刻修正を定期的に行うクロックデーモンソフトウェアを実装。さらに、高精度クロック搭載デバイスから時刻を読み出し、OSクロックとRTCの時刻修正を定期的に行う機能を合わせて実装。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、正確な時刻機能をもつコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット/イントラネットなどネットワーク上において、サーバコンピュータやクライアントコンピュータが相互に連携したシステム運用の発達や、インターネットなどのネットワークを介した商取引や手続き等(売買/オークション/各種申請etc)に関するの技術発達が著しい状況である。これら、コンピュータシステムによるネットワークを介した取引等では、取引の信頼性を高めるための技術(認証/暗号/不正検知/高可用性)が進歩している。
【0003】
このような状況のなかで、コンピュータシステム同士の高度な連携や、取引の存在自体の証明のために、コンピュータシステムのもつ時刻機能(時計)をより正確なものに保つための技術も求められている。
【0004】
現在、市場で販売されているコンピュータシステムの多くは、オペレーティングシステムで取り扱う時計機能について、マザーボードに実装されているリアルタイムクロック(RTC)の時刻を使用している(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
従来のコンピュータシステムの構造を図4に示す。
【0006】
図4は、コンピュータシステム400が、内蔵されているネットワークインタフェース402を介してインターネット451に接続されている状態を示すものである。また、このインターネット接続を示す図は概略であり、本発明を説明するために必要な部分のみ図示したものであるため、本来のインターネット接続に必要であるネットワーク機器などについては省略したものである。
【0007】
コンピュータシステム400は、マザーボード401を搭載している。また、このコンピュータシステム400は、本来、マザーボード以外にも外部記憶装置/電源ユニット/入力機器(キーボードやマウス)/出力装置(モニタ)などが搭載されているが、本発明の説明を行う上で不要であるため図示しない。
【0008】
マザーボード401は、マイクロプロセッサ(図示しない)やメモリ(図示しない)や各種コントローラ(図示しない)等で構成されたマイクロプロセッサブロック403を搭載する。マイクロプロセッサブロック403はオペレーティングシステムの実行や、各種アプリケーションプログラムの実行などを行うブロックである。
【0009】
ネットワークインタフェース402は、マイクロプロセッサブロック403の制御のもと、ネットワークインタフェースとしてインターネット451への接続を行い、コンピュータシステム400と外部のコンピュータシステム(図示しない)とがデータ通信を行うための機能を有する。
【0010】
RTC404は、リアルタイムクロック(Real Time Clock)の略称である。RTC404は、時刻機能を有する。
【0011】
クロック発振器A405は時刻用のクロック信号を生成し、RTC404に対してクロック信号を供給している。ここで、クロック発振器A405は、通常、高い時刻精度を実現することを念頭に設計されていないため、実質的な時刻精度は月差4〜5分程度である。
【0012】
クロック発振器B407は、マイクロプロセッサ用のクロック信号を生成し、マイクロプロセッサブロック403に対してクロック信号を供給している。インタフェース406は、一般的なコンピュータシステムとして装備されている汎用インタフェースを示す。
【0013】
図4のなかの外部NTPサーバ452は、コンピュータシステム400と同様にインターネット451へ接続されているコンピュータシステムである。外部NTPサーバ452は、一般的に、世界的に基準となる時刻を常に保持し、インターネットを介してNTP通信(ネットワークタイムプロトコル:NetworkTime Protocol)による時刻配信を行うサーバである。コンピュータシステム400は、外部NTPサーバ452とのNTP通信を行い時刻情報を受信するための手段(主としてソフトウェア)が搭載されているものとする。
【0014】
ここで、従来のコンピュータシステムにおける時刻合わせ方法について説明する。
【0015】
コンピュータシステム400は、コンピュータシステムの市場において一般的に使用されているものである。これらは、コンピュータシステム上でオペレーティングシステム(Windows、UNIX等、以下OSと呼ぶ)が稼働している。これらOSは、起動時にRTC404から時刻情報を読み出し、OS上で管理するOSクロックの時刻あわせを行う。これ以後、コンピュータシステムのOSをベースに稼働するアプリケーションソフトウェアは、主にOSクロックの時刻を使用する。このOSクロックはRTC404用のクロック源であるクロック発振器A405とは別のクロック発振器B407のクロック信号にて時刻を保持している。一般的なコンピュータシステムでは、このOSクロックは、前記のRTC404の時刻よりも時刻精度が悪いとされている。
【0016】
コンピュータシステム400では、コンピュータシステムのOSクロックの精度を高めるため、次に挙げる手段を用いてコンピュータ外部から正確な時刻データを定期的に入手し、OSクロックやRTCの時刻調整を行っている。
・NTPサーバとの通信による標準時刻合わせ
・GPS衛星電波を受信することよる標準時刻合わせ
・基準時刻電波を受信することによる標準時刻合わせ
・その他、時刻配信サービスによる標準時刻合わせ
この中で、一般的に、NTPサーバとの通信による標準時刻合わせが最も汎用的で低コストで実現可能であるため、広く利用されている。NTP通信による時刻合わせフローの例を図5に示す。
【0017】
図5の中の、フロー501により、NTPサーバから時刻情報を受信する。次にフロー502により、OSクロックをNTPから受信した時刻に会わせる処理を行う。次に、フロー503によりRTCをNTPから受信した時刻に会わせる処理を行う。このときの具体的な処理方法についての詳細は、使用するオペレーティングシステムによって異なるが、概ね図5に示す手順となっている。
【0018】
ここで例えば、コンピュータシステムのOSクロックの設計的な時計精度が実質200ppm(月差約9分)だとした場合、このOSクロックを常時、標準時刻に対して0.1秒以下の誤差に押さえたい場合は、計算上約10分に一回のNTP時刻あわせ処理が必要であるが、実際には安全を見て1分に一回程度実施している。
【0019】
【特許文献1】
特開平3−210618号公報(第2―3頁、第1図)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、前記の従来技術に示したとおりNTPサーバとの通信による標準時刻合わせが最も汎用的で低コストな実現方法であるが、前記に示したとおりコンピュータシステムのクロック(特にOSクロック)は非常に時刻精度が低いため、NTPサーバによる時刻合わせを行うにしても、前記に示したとおり1分に一回の時刻合わせが必要である。
【0021】
これに対して、インターネット上のNTPサーバはその稼働状態が利用者に対して常に通信状態を正常に保つことに関して何ら保証されるものは無く、メンテナンスや障害等により不定期に何ら事前通知なしにダウンする可能性がある。NTPサーバのダウン中は、当然、コンピュータシステムはNTPサーバに対するアクセスが出来なくなり、時刻合わせが出来なくなる。こ能な状況では、前記のような1分に一回の時刻あわせを必要とするコンピュータシステムを用いていては、正確な時刻を保つことは到底難しい。またこのような状態を回避するため、インターネット上の複数のNTPサーバを同時に参照して、通信可能なNTPサーバを利用するという手法も考えられるが、如何様にしてもNTPサーバによる時刻合わせ環境を完全に保証された状態で利用することは困難と考えられる。
【0022】
本発明は、このような現状の状況下においても、コンピュータシステムに対してより正確なシステムの時刻機能を提供することを課題としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、高精度な時刻を保持するための高精度なクロック発振器を搭載し、時刻情報の書き込みおよび読み出し機能を搭載したインタフェース接続型の高精度クロック搭載デバイスを搭載したコンピュータシステムとした。ここで、高精度クロック搭載デバイスとコンピュータシステムの接続を行うためのインタフェースは、双方向のデータ送受信が可能なインタフェースならば特段の指定はなく、汎用的なインタフェース規格の多くが使用可能である。例として、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)、USB(Universal Serial Bus)、SCSI(Small Computer System Interface)、IDE(Integrated Drive Electronics)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、パラレルインタフェース、シリアルインタフェースなどが挙げられる。また、この高精度クロックデバイスは、コンピュータシステムの電源オフの間にも時刻情報を保持するためのバックアップ電源(電池など)を実装する。
【0024】
また、前記のコンピュータシステムに、NTPサーバから時刻を受信し高精度クロック搭載デバイスに対する時刻修正を定期的に行うクロックデーモンソフトウェアを実装する。
【0025】
また、前記のクロックデーモンの機能に対して、高精度クロック搭載デバイスから時刻を読み出し、OSクロックとRTCの時刻修正を定期的に行う機能を合わせて実装する。
【0026】
また、クロックデーモンは、前記の高精度時刻搭載デバイスにバックアップ電源が搭載されていない場合の処理として、コンピュータシステム起動時に最初にNTPサーバから受信した時刻データを高精度クロック搭載デバイスのRTCへ書き込む処理を追加する形態としても良い。
【0027】
本発明では、ネットワークを介してサーバに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続された第1のリアルタイムクロックと、前記第1のリアルタイムクロックに接続され、時刻用のクロック信号を発生する第1の発信器と、前記プロセッサに接続された第2のリアルタイムクロックと、前記第2のリアルタイムクロックに接続され、前記第1の発信器より精度の高い時刻用のクロックを発生する第2の発信器を有するコンピュータシステムとした。
【0028】
本発明ではさらに、前記第1のリアルタイムクロックの時刻あわせを定期的に行う第1のタイマと前記第1のリアルタイムクロックの時刻あわせを定期的に行う第2のタイマを起動し、前記第1のタイマのキャリを検出した場合、前記第2の発信器から発生する時刻情報から前記第1の発信器から発生する時刻情報を修正し、前記第1のタイマを初期化し、前記第1のタイマのキャリを検出しない場合、前記第2のタイマのキャリを検出し、前記サーバから時刻情報を受信し、前記第2の発信器の時刻情報を修正することとした。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコンピュータシステムの好適な実施例を図をもとに説明する。
【0030】
図1に本発明のコンピュータシステムを示す。
【0031】
図2に本発明のコンピュータシステム上で動作するクロックデーモンの動作フローを示す。
【0032】
本発明は、高精度クロック搭載デバイスを搭載しかつ、高精度クロック搭載デバイスを利用するために必要な機能を実装したクロックデーモンソフトウェアを搭載したコンピュータとして構成する。
【0033】
図1に示すコンピュータシステム100は、マザーボード401と高精度クロックデバイス121を搭載している。このコンピュータシステム400は、本来、マザーボード以外にも外部記憶装置/電源ユニット/入力機器(キーボードやマウス)/出力装置(モニタ)などが搭載されているが、本発明の説明を行う上で不要であるため図示しない。また、マザーボード401およびその内容、インターネット451および、外部NTPサーバ452は前述の従来の技術の章で説明したものと全く同じ構成であるため説明を省略する。
【0034】
高精度クロックデバイス121は、インタフェース126を搭載するが、このインタフェースの仕様は、接続するマザーボードのインタフェースと同じ規格であることが要件となる。高精度クロックデバイス121とマザーボード401は、このインタフェースを介して時刻情報のやりとりを行っている。
【0035】
高精度クロック発振器123は、通常の水晶クロック発振器よりも高い精度をもつ温度保証型水晶発振器(TCXO)を搭載し、マザーボード401に搭載されているクロック発振器A405の10〜100分の1程度の誤差を実現できるものである。 RTC122は、高精度クロック発振器123からクロック信号の供給を受けて時刻を保持するため、マザーボード401に搭載されているRTC404に比較して10〜100分の1程度の高い時刻精度を持っている。
【0036】
電源回路124は、高精度クロックデバイス121の動作に必要な電源を供給している。ここでは、インタフェース126を介してマザーボード401から電源の供給を受ける形態となっている。また、高精度クロックデバイスのもつ時刻機能をコンピュータシステム100の電源オフ中にも保持するため、バックアップ電池125を搭載する。
【0037】
上記の各機能ブロックを構成することで、マザーボード401は、インタフェース406を介することで高精度クロック搭載ボードのもつ時刻情報に対する書き込みおよび読み出しが出来るようになっている。このコンピュータシステム100に対して、図2に示す処理動作を実装したクロックデーモンソフトウェアを稼働することで、高精度な時刻機能を持ったコンピュータシステムを実現する。これらの動作を説明する。
【0038】
まず、図2のフロー201により、コンピュータシステム100の電源が投入され、システムが起動を開始する。そして、次のフロー202によりコンピュータシステム100上でOSが起動する。このOS起動により、予めインストールさているクロックデーモンが、フロー203により起動する。フロー204移行は、クロックデーモンソフトウェアの動作フローとなる。ここで、OSはクロックデーモンの動きとは別に本来の起動手順を継続し起動を完了するものとする。
【0039】
クロックデーモンは、フロー204により、タイマ1およびタイマ2を起動する。ここで、タイマ1は高精度クロックデバイス121に搭載されているRTC122の時刻あわせを定期的に行うためのタイマであり、仮に1時間程度の設定値とする。タイマ2は、OSクロックおよびマザーボードのRTC405の時刻合わせを定期的に行うためのタイマであり、仮に1分程度の設定とする。
【0040】
次に、クロックデーモンの処理は、タイマ1およびタイマ2のキャリを検出するループ処理となる(フロー205,フロー206)。ここで、フロー205に従い、タイマ1のキャリを検出した場合は、フロー207へ移行し、高精度クロックから時刻データを読み出す。読み出しの際は、図1のマイクロプロセッサブロック403からインタフェース406を介し、高精度クロックデバイス121に搭載されているRTC122の持っている時刻データを読み出す。次に、フロー208に従い、OSで保持している時刻(OSクロック)を高精度クロックデバイスから読み出した時刻データに合わせる処理を行う。この処理の詳細は、OSに搭載されている標準的なアプリケーションインタフェースで可能である。
【0041】
次に、フロー209でも同様に、マザーボードに搭載されているRTC404を高精度クロックデバイスから読み出した時刻データに合わせる処理を行う。この処理の詳細も、前記同様にOSに搭載されている標準的なアプリケーションインタフェースで可能である。次に、フロー210に下が、タイマ1を初期化して再びクロックデーモンの処理は、タイマ1およびタイマ2のキャリを検出するループ処理となる(フロー205,フロー206)。
【0042】
一方、フロー206に従い、タイマ2のキャリを検出した場合、フロー211に移行し、NTPサーバからの時刻情報の受信を行う。このとき、図1のマイクロプロセッサブロックはネットワークインタフェースブロック402を制御し、インターネット451を介して同じくインターネット451に接続されている外部NTPサーバ452へのNTP通信を行い、時刻情報を受信する。次に、フロー212に従い高精度クロックデバイス121に搭載されているRTC122の時刻を外部NTPサーバ452から得た時刻に合わせる。このとき、図1のマクロプロセッサブロック403は、インタフェース406を介して高精度クロックデバイス121に搭載されているRTC122に対して時刻情報の書き込み処理を行う。次に、フロー213に従い、タイマ2の初期化を行い、再びクロックデーモンの処理は、タイマ1およびタイマ2のキャリを検出するループ処理となる(フロー205,フロー206)。
【0043】
次に、図1の高精度クロックコンピュータシステム100に搭載されている高精度クロックデバイス121について、高精度クロックデバイスの時刻情報を保持するためのバックアップ電池125が、仮に搭載されていない場合について説明する。この場合の実施例としては、クロックデーモンの動作フロー処理の追加を必要とする。
【0044】
図3では、点線枠に示す処理301が、前記の図2に示すクロックデーモンの動作フローに対して新たに追加されたものとなる。ここで、図2と共通部分についての処理フロー(フロー201〜フロー213)は、図2の説明内容を全く同様の機能であるため、説明を省略する。
【0045】
図1の構成からバックアップ電池125を省略した場合、コンピュータシステム100は、電源オフ中に高精度クロックデバイスの時刻情報を保持することが出来ないため、コンピュータシステム起動時は時刻情報が使用できない。そのため、クロックデーモンの起動時、まず最初に図3のフロー302に従いNTPサーバから時刻情報を受信する。ここで、NTPサーバから何らかの原因で時刻情報を受信出来ないままクロックデーモンが次の処理フローに移行してしまうことを避けるため、フロー303により、正しくNTP通信が成功したかを確認し、もしNTP処理が成功しなかった場合は、後段の処理フローに進まず再びフロー302へ移行することでNTP処理による時刻情報受信をリトライする処理ループとなる。フロー303により、NTP通信が成功し時刻情報の受信が出来た場合は、スロー304へ移行し高精度クロックデバイスのRTC122に対してNTPサーバーより受信した時刻情報を書き込む。以後、フロー204へ移行し、図2で説明した処理フローと同様の動作を行い、高精度クロックコンピュータシステムを実現する。
【0046】
このように構成することで、従来の技術では一分に一回程度の頻度を要したNTPサーバとの通信が、時刻の高精度化によって10〜100倍程度の改善により本実施例では一時間に一回のNTP通信頻度で同性能を発揮出来るようになる。
【0047】
【発明の効果】
本発明のコンピュータシステムによれば、既存のコンピュータシステムに対して、大規模な変更を加えることなく、より正確な時計精度によるコンピュータシステムを構築できると言える。実際に既存のコンピュータシステム(ネットワークコンピュータ、サーバ装置など)に対して本発明のコンピュータシステムの構成を取り入れることで、運用状況に対して非常に少ない効率的な変更作業で高精度な時刻機能を組み込むことが可能になる。
【0048】
また本発明の対案として、コンピュータシステムに搭載されているマザーボードを、高精度なRTCクロックを搭載したものに変更するという手段も考えられるが、現時点でこのようなマザーボードは一般的に市場で多くは流通しておらず、仮に新規に開発するにしても多種多様なマザーボード製品全てに対応する事は、開発費/導入コストの観点から難しい。このような方法では、コンピュータシステムのマザーボードの入れ替える作業となるが、これは場合によってオペレーティングシステム自体のインストールのやり直しを伴うため、非常に手間であり危険も伴う。
【0049】
上記の点から、本発明の優位性が高いと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータシステムの実施例を示す図である。
【図2】クロックデーモンの動作を示すフローチャートである。
【図3】クロックデーモンの動作を示すフローチャートである。
【図4】従来のコンピュータシステムを示す図である。
【図5】NTP通信による時刻合わせを示す図である。
【符号の説明】
100 高精度クロックコンピュータシステム
121 高精度クロックデバイス
122 RTC(リアルタイムクロック)
123 高精度クロック発振器
124 電源回路
125 バックアップ電池
126 インタフェース
201 システム電源起動処理
202 オペレーティングシステム起動処理
203 クロックデーモン起動処理
204 タイマ1起動/タイマ2起動処理
205 タイマ1キャリ検出処理
206 タイマ2キャリ検出処理
207 高精度クロックから時刻を読み出す処理
208 OSクロックを修正処理
209 マザーボードRTCを修正処理
210 タイマ1初期化処理
211 NTPサーバから時刻を受信処理
212 高精度クロックRTCを修正処理
213 タイマ2初期化処理
301 図2に対する追加処理フロー
302 NTPサーバから時刻を受信処理
303 NTP通信処理成功検出処理
304 高精度クロックRTCを修正処理
400 コンピュータシステム
401 マザーボード
402 ネットワークインタフェース
403 マイクロプロセッサブロック
404 RTC(リアルタイムクロック)
405 クロック発振器
406 インタフェース
501 NTPサーバから時刻受信処理
502 OSクロック修正処理
503 RTCを修正処理

Claims (7)

  1. ネットワークを介してサーバに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続された第1のリアルタイムクロックと、
    前記第1のリアルタイムクロックに接続され、時刻用のクロック信号を発生する第1の発信器と、
    前記プロセッサに接続された第2のリアルタイムクロックと、
    前記第2のリアルタイムクロックに接続され、前記第1の発信器より精度の高い時刻用のクロックを発生する第2の発信器を有するコンピュータシステム。
  2. 前記第1のリアルタイムクロックの時刻あわせを定期的に行う第1のタイマと前記第1のリアルタイムクロックの時刻あわせを定期的に行う第2のタイマを起動し、
    前記第1のタイマのキャリを検出した場合、前記第2の発信器から発生する時刻情報から前記第1の発信器から発生する時刻情報を修正し、前記第1のタイマを初期化し、前記第1のタイマのキャリを検出しない場合、前記第2のタイマのキャリを検出し、前記サーバから時刻情報を受信し、前記第2の発信器の時刻情報を修正する請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 演算、記憶、制御を行うマイクロプロセッサブロックを搭載しかつ、外部通信のためのネットワークインタフェースを搭載しかつ、制御またはデータ送受信のインタフェース機能を搭載しかつ、クロック信号発生手段および前記クロック信号発生手段の発生するクロック信号の数量を常時計量し計量したデータの読み出しおよび書き込みを前記マイクロプロセッサブロックから行うクロック管理手段を搭載したコンピュータシステムにおいて、前記インタフェースに対して、前記インタフェースに対応して制御およびデータの送受信を行うことの出来るインタフェース機能を有しかつ、前記クロック発生手段よりもクロック生成精度の高い高精度クロック信号発生手段および、前記高精度クロック信号発生手段の発生するクロック信号の数量を常時計量し計量したデータの読み出しおよび書き込みを前記インタフェースを通じて行う高精度クロック管理手段を搭載した高精度クロックデバイスを接続したコンピュータシステム。
  4. 前記マイクロプロセッサブロック上には、前記高精度クロック管理手段からデータを読み出し、前記クロック管理手段に対して前記データを書き込むという一連の処理を行うためのソフトウェアプログラムを搭載した請求項3のコンピュータシステム。
  5. 前記マイクロプロセッサブロック上には、前記ネットワークインタフェースを通じてコンピュータシステム外部から通信によって入手したデータを、前記高精度クロック管理手段に対して書き込むという一連の処理を行うためのソフトウェアプログラムを搭載した請求項3のコンピュータシステム。
  6. 前記高精度クロックデバイスは、前記インタフェースから電源の供給を受けて動作することを特長とする請求項3乃至5いずれか1項に記載のコンピュータシステム。
  7. 前記高精度クロックデバイスが、コンピュータシステムの電源オフ時にも高精度クロック管理手段の同動作の継続を可能にするためのバックアップ電源機能を有する請求項6に記載のコンピュータシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007058705A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Daikin Ind Ltd 設備機器管理装置
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JP2018159644A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 カシオ計算機株式会社 時計装置、時刻補正方法及びプログラム

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