JP2002175125A - 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体 - Google Patents

電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体

Info

Publication number
JP2002175125A
JP2002175125A JP2000369956A JP2000369956A JP2002175125A JP 2002175125 A JP2002175125 A JP 2002175125A JP 2000369956 A JP2000369956 A JP 2000369956A JP 2000369956 A JP2000369956 A JP 2000369956A JP 2002175125 A JP2002175125 A JP 2002175125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
lower threshold
output
power supply
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000369956A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sudo
一夫 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000369956A priority Critical patent/JP2002175125A/ja
Priority to CN01804556A priority patent/CN1398365A/zh
Priority to PCT/JP2001/010414 priority patent/WO2002046854A1/ja
Priority to US10/182,689 priority patent/US20030164727A1/en
Priority to EP01999866A priority patent/EP1258793A1/en
Publication of JP2002175125A publication Critical patent/JP2002175125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/575Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices characterised by the feedback circuit

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コレクタ出力が接地された場合に、ドライブ
トランジスタが熱により破壊することを防止できる電源
装置(レギュレータ回路)を提供する。 【解決手段】 トランジスタ20のベースに駆動電流を
供給して駆動する電源装置10は、トランジスタ20の
実際のコレクタ出力Vinと、下限しきい値0.5Vrefとを比
較して、コレクタ出力Vinが下限しきい値0.5Vref未満な
らば、停止信号を電流制御部18に発する下限しきい値
比較部14を有する。これにより、トランジスタ20の
コレクタ出力が負荷回路40を介さないで接地などする
と、コレクタ出力Vinが下限しきい値0.5Vref未満になる
ので、電流制御部18が下限しきい値比較部14からの
停止信号を受け、トランジスタ20への駆動電流の供給
を停止する。よって、駆動電流の供給が増大しすぎて、
トランジスタ20が熱により破壊することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライブ(駆動)
対象であるトランジスタの電源装置(レギュレータ回
路)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドライブ(駆動)対象である
トランジスタのコレクタ出力電圧を制御するための回路
として、レギュレータ回路が知られている。レギュレー
タ回路は、コレクタ出力電圧の目標値と実際の値を比較
し、ドライブトランジスタのベース電流を調節する。ベ
ース電流を増やせばコレクタ出力電圧は高く、ベース電
流を減らせばコレクタ出力電圧を低くできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コレク
タが何らかの理由で接地されたときは、上記のレギュレ
ータ回路では問題がある。すなわち、いくらベース電流
を増加させても、コレクタ出力電圧が上昇しないため、
レギュレータ回路はベース電流を増加させ続けてしま
う。よって、ドライブ対象であるトランジスタが発熱す
る。許容損失を超えれば、ドライブ対象であるトランジ
スタが破壊する。
【0004】そこで、本発明は、コレクタ(二次側)出
力が接地された場合に、ドライブ(駆動)対象であるト
ランジスタが熱により破壊することを防止できるレギュ
レータ回路(電源装置)等を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランジスタ
に駆動電流を供給してトランジスタを駆動する電源装置
にかかるものである。本発明は、下限しきい値演算手段
と、下限しきい値比較手段と、電流制御手段とを備え
る。
【0006】下限しきい値演算手段は、トランジスタの
目標とする目標出力に基づき、出力の下限しきい値を演
算する。下限しきい値比較手段は、トランジスタの実際
の出力と、下限しきい値とを比較する。電流制御手段
は、トランジスタの実際の出力が下限しきい値未満であ
れば、駆動電流の供給を停止する。
【0007】上記のように構成された電源装置によれ
ば、トランジスタの出力がたとえば接地などすると、実
際の出力が下限しきい値未満になるので、電流制御手段
がトランジスタへの駆動電流の供給を停止する。よっ
て、駆動電流の供給が増大しすぎて、トランジスタが熱
により破壊することを防止できる。
【0008】本発明にかかる電源装置はさらに、タイマ
を備えるようにするとよい。タイマは、トランジスタの
実際の出力が下限しきい値未満になった時点に起動し、
起動した時から一定時間が経過するとその旨を告知する
ものとする。そして、さらに、電流制御手段は、タイマ
の起動した時から告知を受けるまで、トランジスタの実
際の出力が下限しきい値未満であり続ければ、駆動電流
の供給を停止するものとする。
【0009】トランジスタの出力が接地などしなくて
も、実際の出力が一時的に下限しきい値未満になること
も考えられる。そこで、実際の出力が下限しきい値未満
になってから一定時間経過してもなお、実際の出力が下
限しきい値未満であり続ければ、それは一時的な現象で
はない。このような場合に、電流制御手段がトランジス
タへの駆動電流の供給を停止すれば、真にトランジスタ
の出力が接地などした場合に、駆動電流の供給を停止す
ることができる。
【0010】本発明にかかる電源装置はさらに、電圧比
較手段を備えるようにするとよい。電圧比較手段は、目
標出力と実際の出力とを比較するものである。そして、
電流制御手段は、電圧比較手段の比較結果に基づき駆動
電流の供給量を調節するものとする。
【0011】さらに、電源装置はICであり、トランジ
スタは、ICの外に設けられていることが好適である。
【0012】ICとはIntegrated Circuit(集積回路)
である。トランジスタを外に設けることは、トランジス
タの放熱に有利である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】第一の実施形態 図1は、本発明の第一の実施形態にかかる電源装置を組
み込んだトランジスタ駆動回路の構成を示すブロック図
である。
【0015】トランジスタ駆動回路は、電源装置10、
トランジスタ20、電池30、負荷回路40、参照電圧
源50を備える。
【0016】電源装置10は、トランジスタ20のベー
ス端子に駆動電流を供給してトランジスタ20を駆動す
るレギュレーティング回路である。電源装置10は、ト
ランジスタ20のコレクタ出力電圧を一定にするために
使用される。また、電源装置10はトランジスタ20の
コレクタ端子から出力されたコレクタ出力電圧Vinを取
得する。駆動電流は、コレクタ出力電圧などに基づき定
められる。なお、電源装置10の内部構成は後述する。
また、電源装置10自体はIC(Integrated Circuit:
集積回路)である。
【0017】トランジスタ20は、駆動対象の(ドライ
ブ)トランジスタである。トランジスタ20のエミッタ
端子は電池30に、コレクタ端子は負荷回路40に、ベ
ース端子は電源装置10に接続されている。なお、ベー
ス端子に供給される駆動電流を増やせばコレクタ出力電
圧Vinは高く、駆動電流を減らせばコレクタ出力電圧Vin
を低くできる。また、トランジスタ20は、ICである
電源装置10の外に設けられている。
【0018】電池30は、トランジスタ20に直流電圧
をかける電源である。負荷回路40は、トランジスタ2
0のコレクタ出力を受ける回路であり、接地されてい
る。なお、トランジスタ20のコレクタ端子が負荷回路
40を介して接地されていることが通常である。しか
し、コレクタ端子が直接に接地してしまうことがある。
このような場合は、駆動電流を増やしても、コレクタ出
力電圧Vinは高くならない。
【0019】参照電圧源50は、電源装置10にトラン
ジスタ20の目標とする目標出力を与える電源である。
すなわち、参照電圧源50の電圧Vref(目標出力)が、
トランジスタ20のコレクタ端子から出力される電圧に
なるように、電源装置10は駆動電流をトランジスタ2
0のベース端子に供給する。
【0020】電源装置10の内部構成を図1を参照して
説明する。電源装置10は、下限しきい値演算部12、
下限しきい値比較部14、電圧比較部16、電流制御部
18、タイマ19を有する。
【0021】下限しきい値演算部12は、参照電圧源5
0の電圧Vref(目標出力)に基づき、下限しきい値を演
算する。下限しきい値は、たとえば0.5Vrefである。下
限しきい値は、任意に定められるが、例えば以下のよう
な性質をもっていてもよい。まず、コレクタ端子が直接
に接地してしまうことなどが起きた場合には、コレクタ
出力電圧Vinは下限しきい値を下回る。しかし、それ以
外の場合には、コレクタ出力電圧Vinは下限しきい値を
超える。
【0022】下限しきい値比較部14は、コレクタ出力
電圧Vinと、下限しきい値(例えば、0.5Vref)とを比較
する。比較した結果、コレクタ出力電圧Vinが、下限し
きい値未満であれば、下限しきい値比較部14は、電流
制御部18に停止信号を発する。あるいは、タイマ19
が起動してから一定時間経過の告知をするまで、コレク
タ出力電圧Vinが、下限しきい値未満であれば、下限し
きい値比較部14は、電流制御部18に停止信号を発す
るようにしてもよい。
【0023】電圧比較部16は、参照電圧源50の電圧
Vref(目標出力)と、コレクタ出力電圧Vinとを比較す
る。電流制御部18は、電圧比較部16の比較結果を受
け、トランジスタ20のベース端子に駆動電流を供給す
る。すなわち、VinがVrefよりも大きければ、駆動電流
を減らす。VinがVrefよりも小さければ、駆動電流を増
やす。駆動電流を一定量ずつ増減してもよいし、VinとV
refとの差に応じて定めてもよい。すなわち、駆動電流
の増減量は、電圧比較部16の比較結果に基づいていれ
ばよい。また、電流制御部18は、下限しきい値比較部
14からの停止信号を受け、トランジスタ20のベース
端子への駆動電流の供給を停止する。
【0024】タイマ19は、コレクタ出力電圧Vinが、
下限しきい値未満になったことを下限しきい値比較部1
4により検知して、起動する。そして、起動時より一定
時間が経過した時点で、その旨を下限しきい値比較部1
4に告知する。
【0025】次に、本発明の第一の実施形態の動作を図
2のフローチャートを参照しながら説明する。まず、タ
イマ19は起動させずに、時間を0にしておく。タイマ
19の計測する時間を“Timer”とすると、Timerを0に
しておく(S10)。ここで、電圧比較部16は、参照
電圧源50の電圧Vref(目標出力)と、コレクタ出力電
圧Vinとを比較する。比較した結果、VinとVrefとが等し
ければ(S12、Yes)、すでに、電源装置10の使
用目的は達成されており、そのままの状態を維持し、引
き続きVinとVrefとを比較する(S12)。
【0026】ここで、VinとVrefとが等しくなければ
(S12、No)、VinがVrefよりも大きい場合が考え
られる(S14、Yes)。このような場合は、電流制
御部18は、ベース端子に供給する駆動電流を減らす
(S16)。駆動電流の減少量は、一定量でもよいし、
VinとVrefとの差に基づいて定めてもよい。そして、Vin
とVrefとの比較(S12)に戻る。
【0027】VinがVrefよりも大きくない場合(S1
4、No)は、VinがVrefよりも小さいことになる。こ
の場合は、Vinと、下限しきい値0.5Vrefとの大小関係に
より動作が異なる。
【0028】下限しきい値演算部12は、参照電圧源5
0の電圧Vrefに基づき、下限しきい値を演算する。下限
しきい値は、例えば、0.5Vrefである。下限しきい値比
較部14は、コレクタ出力電圧Vinと、下限しきい値
(例えば、0.5Vref)とを比較する(S18)。そこ
で、Vinが下限しきい値0.5Vref以上であれば(S18、
No)、下限しきい値比較部14は、停止信号を電流制
御部18に発することはない。電流制御部18が、ベー
ス端子に供給する駆動電流を増やす(S20)。そし
て、VinとVrefとの比較(S12)に戻る。
【0029】一方、Vinが下限しきい値0.5Vref未満であ
れば(S18、Yes)、トランジスタ20のコレクタ
出力が直接接地された可能性がある。コレクタ出力が直
接接地されれば、ベース端子に供給する駆動電流をいく
ら増やしても、Vinが大きくならない。そこで、一定時
間、Vinが下限しきい値0.5Vref未満であれば、コレクタ
出力が直接接地されたと判断して、駆動電流の供給を停
止すればよい。
【0030】そこで、Vinが下限しきい値0.5Vref未満で
あれば(S18、Yes)、TimerがTset(一定時間)
を超えたか否かを、下限しきい値比較部14が判定する
(S22)。これは、タイマ19から下限しきい値比較
部14に一定時間を超えたという告知があったか否かに
より判定できる。
【0031】TimerがTset(一定時間)を超えていなけ
れば(S22、No)、下限しきい値比較部14がタイ
マ19に指示して、Timerを1増やす(S24)。な
お、1とは、1s、1msなどの任意の時間である。そし
て、電流制御部18が、ベース端子に供給する駆動電流
を増やす(S20)。そして、VinとVrefとの比較(S
12)に戻る。TimerがTset(一定時間)を超えれば
(S22、Yes)、タイマ19から下限しきい値比較
部14に一定時間を超えたという告知があるので、下限
しきい値比較部14は、コレクタ出力が直接接地された
と判断して、停止信号を電流制御部18に発する。そし
て、電流制御部18はトランジスタ20のベース端子へ
の駆動電流の供給を停止する(S26)。
【0032】すなわち、トランジスタ20の(コレク
タ)出力が接地などしなくても、実際の(コレクタ)出
力Vinが一時的に下限しきい値0.5Vref未満になることも
考えられる。そこで、実際の出力Vinが下限しきい値0.5
Vref未満になってから一定時間Tset経過してもなお、実
際の出力Vinが下限しきい値0.5Vref未満であり続けれ
ば、それは一時的な現象ではない。
【0033】そこで、このような場合に、電流制御部1
8がトランジスタ20への駆動電流の供給を停止すれ
ば、真にトランジスタ20の出力が接地などした場合
に、駆動電流の供給を停止することができる。
【0034】しかも、電源装置10自体はICであり、
トランジスタ20は、ICである電源装置10の外に設
けられている。よって、トランジスタ20の放熱に有利
である。
【0035】なぜ、トランジスタ20が電源装置10自
体の外に設けることができるかについて説明する。第一
の実施形態によれば、電源装置10は、VinとVrefさえ
取得できれば、トランジスタ20へ供給する駆動電流を
決定できる。すなわち、トランジスタ20の特性自体は
既知でなくてもよい。よって、トランジスタ20が電源
装置10自体の外に設けておいて、トランジスタ20が
取りかえられるようなことがあっても、電源装置10は
トランジスタ20へ供給する駆動電流を決定できる。
【0036】これは、たとえば負荷電流の1/Nに相当
する電流が流れる回路をトランジスタと並列して作成
し、その電流をモニタして駆動電流の過大になることを
検出するような方法では、達成できない長所である。こ
の方法では、トランジスタの特性が既知である必要があ
る。そこで、トランジスタの外付けを許すと、トランジ
スタが取り替えられるなどして、トランジスタの特性が
変化してしまう。そこで、この方法では、トランジスタ
は電源装置(レギュレータ回路)内になければならな
い。しかし、トランジスタの内蔵はトランジスタを放熱
させる必要上、不可能なのである。
【0037】しかし、第一の実施形態によれば、トラン
ジスタ20を電源装置10の外に設けることができる。
【0038】第二の実施形態 第二の実施形態は、第一の実施形態の各部の構成を電気
ハードウェア的に構成したものである。ただし、タイマ
19は省略されている。
【0039】図3は、本発明の第二の実施形態にかかる
電源装置を組み込んだトランジスタ駆動回路の構成を示
す回路図である。トランジスタ駆動回路は、電源装置1
0、トランジスタ20、電池30、負荷回路40、参照
電圧源50を備える。トランジスタ20、電池30、負
荷回路40、参照電圧源50は、第一の実施形態と全く
同様である。
【0040】電源装置10は、下限しきい値演算部1
2、下限しきい値比較部14、電圧比較部16、電流制
御部18を有する。
【0041】下限しきい値演算部12は、抵抗Rが二個
直列に接続されている。下限しきい値演算部12の両端
が、参照電圧源50に接続されている。そこで、抵抗R
が接続されている点の電位が下限しきい値の0.5Vrefと
なる。
【0042】下限しきい値比較部14は、トランジスタ
Tr3、Tr4を有する。トランジスタTr3のベースには下限
しきい値0.5Vrefの電位を有する点が、トランジスタTr4
のベースにはトランジスタ20のコレクタ出力が、接続
されている。トランジスタTr3のエミッタは、トランジ
スタTr4のエミッタに接続されている。
【0043】電圧比較部16は、トランジスタTr1、Tr2
を有する。トランジスタTr1のベースには参照電圧源5
0が、トランジスタTr2のベースにはトランジスタ20
のコレクタ出力が、接続されている。トランジスタTr1
のエミッタは、トランジスタTr2のエミッタに接続され
ている。トランジスタTr2のコレクタは電池30に接続
される。
【0044】電流制御部18は、トランジスタTr5、Tr6
を有する。トランジスタTr5が電圧比較部16によりコ
レクタ電流を増加させると、駆動電流の供給を増加させ
て、コレクタ出力Vinをあげるようにする。トランジス
タTr6がONになると、駆動電流の供給を停止する。
【0045】トランジスタTr6がONになるためには、i4
が一定値を越える必要がある。i4が増加するためには、
電圧比較部16によりトランジスタ20の駆動電流が増
加し、かつ下限しきい値比較部14で、トランジスタ2
0のコレクタ出力が下限しきい値以下である必要があ
る。トランジスタ20の駆動電流が増加したときのみト
ランジスタTr6がONできるようにする理由は、電源投入
時に下限しきい値比較部14が先に動作してしまう誤動
作を防ぐためである。
【0046】次に、本発明の第二の実施形態の動作を説
明する。第二の実施形態の動作は第一の実施形態の動作
とほぼ同様なので図2のフローチャートを参照しながら
説明する。ただし、タイマ19を使用しないので、Time
rを0にする(S10)、TimerとTsetとの大小関係の判
定(S22)、Timerを1増やす(S24)の工程は省
略される。
【0047】まず、Timerを0にする工程(S10)は
省略され、電圧比較部16は、参照電圧源50の電圧Vr
ef(目標出力)と、コレクタ出力電圧Vinとを比較す
る。VrefはトランジスタTr1のベースに、Vinはトランジ
スタTr2のベースに供給されるので、比較可能である。
比較した結果、VinとVrefとが等しければ(S12、Y
es)、すでに、電源装置10の使用目的は達成されて
おり、そのままの状態を維持し、引き続きVinとVrefと
を比較する(S12)。
【0048】ここで、VinとVrefとが等しくなければ
(S12、No)、VinがVrefよりも大きい場合が考え
られる(S14、Yes)。このような場合は、電流制
御部18は、ベース端子に供給する駆動電流を減らす
(S16)。駆動電流の減少量は、一定量でもよいし、
VinとVrefとの差に基づいて定めてもよい。そして、Vin
とVrefとの比較(S12)に戻る。
【0049】VinがVrefよりも大きくない場合(S1
4、No)は、VinがVrefよりも小さいことになる。こ
の場合は、Vinと、下限しきい値0.5Vrefとの大小関係に
より動作が異なる。
【0050】下限しきい値演算部12は、参照電圧源5
0の電圧Vrefに基づき、下限しきい値を演算する。下限
しきい値は、図3に示す回路の場合は0.5Vrefである。
下限しきい値比較部14は、コレクタ出力電圧Vinと、
下限しきい値(例えば、0.5Vref)とを比較する(S1
8)。下限しきい値0.5VrefはトランジスタTr3のベース
に、VinはトランジスタTr4のベースに供給されるので、
比較可能である。そこで、Vinが下限しきい値0.5Vref以
上であれば(S18、No)、下限しきい値比較部14
は、停止信号を電流制御部18に発することはない。た
だし、電圧比較部16において、トランジスタTr1のコ
レクタに電流i1、トランジスタTr2のコレクタに電流i2
が流れる。よって、電流制御部18のトランジスタTr5
のコレクタ電流が増加し、トランジスタ20のベース端
子に供給する駆動電流を増やす(S20)。そして、Vi
nとVrefとの比較(S12)に戻る。
【0051】一方、Vinが下限しきい値0.5Vref未満であ
れば(S18、Yes)、下限しきい値比較部14にお
いて、トランジスタTr3のコレクタに電流i3、トランジ
スタTr7のコレクタに電流i4が流れる。よって、電流制
御部18のトランジスタTr6がONになり、電流制御部1
8はトランジスタ20のベース端子への駆動電流の供給
を停止する(S26)。なお、TimerとTsetとの大小関
係の判定(S22)、Timerを1増やす(S24)の工
程は省略される。また、電流i3、i4が下限しきい値比較
部14の発する停止信号にあたる。
【0052】第二の実施形態によっても第一の実施形態
と同様の効果を奏する。
【0053】また、上記の実施形態は、以下のようにし
て実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フ
ロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を
備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の
各部分、特に電源装置10の各部分を実現するプログラ
ムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスク
にインストールする。このような方法でも、上記の機能
を実現できる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、トランジスタの出力が
たとえば接地などすると、実際の出力が下限しきい値未
満になるので、電流制御手段がトランジスタへの駆動電
流の供給を停止する。よって、駆動電流の供給が増大し
すぎて、トランジスタが熱により破壊することを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる電源装置を組
み込んだトランジスタ駆動回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第一の実施形態にかかる電源装置を組
み込んだトランジスタ駆動回路の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第二の実施形態にかかる電源装置を組
み込んだトランジスタ駆動回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 電源装置 12 下限しきい値演算部 14 下限しきい値比較部 16 電圧比較部 18 電流制御部 19 タイマ 20 トランジスタ 30 電池 40 負荷回路 50 参照電圧源
フロントページの続き Fターム(参考) 5G004 AA04 AB02 BA01 BA03 CA02 DC01 EA01 5G053 AA02 BA04 CA02 EC03 FA04 5H430 BB01 BB05 BB09 BB11 EE03 FF01 FF02 FF13 GG08 HH03 LA04 LA13 LA17 LA26 LB02 LB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランジスタに駆動電流を供給して前記ト
    ランジスタを駆動する電源装置であって、 前記トランジスタの目標とする目標出力に基づき、前記
    出力の下限しきい値を演算する下限しきい値演算手段
    と、 前記トランジスタの実際の出力と、前記下限しきい値と
    を比較する下限しきい値比較手段と、 前記トランジスタの実際の出力が前記下限しきい値未満
    であれば、前記駆動電流の供給を停止する電流制御手段
    と、 を備えた電源装置。
  2. 【請求項2】前記トランジスタの実際の出力が前記下限
    しきい値未満になった時点に起動し、起動した時から一
    定時間が経過するとその旨を告知するタイマ、を備え、 前記電流制御手段は、前記タイマの起動した時から前記
    告知を受けるまで、前記トランジスタの実際の出力が前
    記下限しきい値未満であり続ければ、前記駆動電流の供
    給を停止する、 請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記目標出力と前記実際の出力とを比較す
    る電圧比較手段、 を備え、 前記電流制御手段は、前記電圧比較手段の比較結果に基
    づき前記駆動電流の供給量を調節する、 請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記電源装置はICであり、 前記トランジスタは、前記ICの外に設けられている、 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】トランジスタに駆動電流を供給して前記ト
    ランジスタを駆動するトランジスタ駆動方法であって、 前記トランジスタの目標とする目標出力に基づき、前記
    出力の下限しきい値を演算する下限しきい値演算工程
    と、 前記トランジスタの実際の出力と、前記下限しきい値と
    を比較する下限しきい値比較工程と、 前記トランジスタの実際の出力が前記下限しきい値未満
    であれば、前記駆動電流の供給を停止する電流制御工程
    と、 を備えたトランジスタ駆動方法。
  6. 【請求項6】トランジスタに駆動電流を供給して前記ト
    ランジスタを駆動するトランジスタ駆動処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータによって読み取り可能な記録媒体であって、 前記トランジスタの目標とする目標出力に基づき、前記
    出力の下限しきい値を演算する下限しきい値演算処理
    と、 前記トランジスタの実際の出力と、前記下限しきい値と
    を比較する下限しきい値比較処理と、 前記トランジスタの実際の出力が前記下限しきい値未満
    であれば、前記駆動電流の供給を停止する電流制御処理
    と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
JP2000369956A 2000-12-05 2000-12-05 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体 Withdrawn JP2002175125A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000369956A JP2002175125A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体
CN01804556A CN1398365A (zh) 2000-12-05 2001-11-29 电源单元,晶体管驱动方法及记录媒质
PCT/JP2001/010414 WO2002046854A1 (fr) 2000-12-05 2001-11-29 Dispositif d'alimentation electrique, procede de commande de transistor et support d'enregistrement
US10/182,689 US20030164727A1 (en) 2000-12-05 2001-11-29 Power supply device, transistor driving method, recording medium
EP01999866A EP1258793A1 (en) 2000-12-05 2001-11-29 Power supply device, transistor driving method, recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000369956A JP2002175125A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002175125A true JP2002175125A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18839914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000369956A Withdrawn JP2002175125A (ja) 2000-12-05 2000-12-05 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20030164727A1 (ja)
EP (1) EP1258793A1 (ja)
JP (1) JP2002175125A (ja)
CN (1) CN1398365A (ja)
WO (1) WO2002046854A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7038437B2 (en) * 2003-12-31 2006-05-02 Agilent Technologies, Inc. Programmable power supply having digitally implemented slew rate controller

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01296323A (ja) * 1988-05-24 1989-11-29 Nissan Motor Co Ltd 集積回路用電源装置
JP2841394B2 (ja) * 1988-11-18 1998-12-24 日本電気株式会社 安定化電源回路
JPH05282055A (ja) * 1992-04-02 1993-10-29 Sharp Corp 安定化電源回路
JP3394389B2 (ja) * 1995-07-13 2003-04-07 シャープ株式会社 直流安定化電源回路
JP3687343B2 (ja) * 1998-04-28 2005-08-24 ミツミ電機株式会社 電池の充電制御回路

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002046854A1 (fr) 2002-06-13
EP1258793A1 (en) 2002-11-20
CN1398365A (zh) 2003-02-19
US20030164727A1 (en) 2003-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3957019B2 (ja) Dc−dcコンバータ制御回路
JP3696588B2 (ja) 電源装置
TWI385497B (zh) 啟動電壓模式切換電源供應至偏壓負載之方法
JP2002320380A (ja) 電源回路
JP2004236432A (ja) 半導体装置
US7062665B2 (en) Control of voltage regulator thermal condition
US11474549B2 (en) Semiconductor integrated circuit for regulator, and fan motor system
JP2784136B2 (ja) スイッチング電源の過負荷・短絡保護回路
JP3326968B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2003079050A (ja) 空気調和機
JP2002175125A (ja) 電源装置、トランジスタ駆動方法、記録媒体
JP2007316811A (ja) 直流電源装置
JP4938251B2 (ja) 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ
JP4480073B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3975828B2 (ja) 半導体装置
JP2004152441A (ja) ディスク記憶装置及び同装置におけるスピンドルモータの駆動電圧制御方法
JP2004129350A (ja) 電源装置
JPH04281342A (ja) 無停電電源装置
CN113541541B (zh) 图像形成装置的控制方法以及控制系统
JP2002345293A (ja) ファン制御装置及びファン制御方法
JP2004185406A (ja) 過電流保護装置
JP2006067678A (ja) 定電圧電源装置、携帯情報端末及び定電圧レギュレーター入力電圧調整方法
JP2002199574A (ja) 過電流保護回路および過電流保護方法
JP2000324719A (ja) 電子機器、その制御方法および記憶媒体
JP3507164B2 (ja) 電子機器類の電源供給回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205