JP2002174937A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002174937A
JP2002174937A JP2000372490A JP2000372490A JP2002174937A JP 2002174937 A JP2002174937 A JP 2002174937A JP 2000372490 A JP2000372490 A JP 2000372490A JP 2000372490 A JP2000372490 A JP 2000372490A JP 2002174937 A JP2002174937 A JP 2002174937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developing device
image
intermediate transfer
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000372490A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Maruta
貴之 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000372490A priority Critical patent/JP2002174937A/ja
Publication of JP2002174937A publication Critical patent/JP2002174937A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体の空回転中に像担持体上に付着し
たトナーによる画像品質の低下、無駄なトナーの浪費に
よるトナー消費量の増大という問題を解消することがで
きる画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 Bk、Y、C、Mの順でフルカラー画像
形成を行う複写機において、Bk、C、Mの3色を用い
て現像を行う場合、Bkの現像を終了した後に、C現像
の準備のため中間転写ベルトを空回転させる。この空回
転中に、現像を行う現像器をC現像器に切り換えるが、
このとき、C現像器を現像位置の少し手前(22.5
度)で止めておく。これにより、空回転中に感光体ドラ
ム上にCトナーが付着するのを防止することができる。
その後は、現像位置にC潜像の先端が到達する前に所定
のタイミングでC現像器を現像位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体と中間転写体上とが常時接触し、像担持体上に形
成されたトナー像を中間転写体上に1次転写し、該中間
転写体上に1次転写された各トナー像を転写材上に一括
して2次転写する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えば、像担持体である感光体上に形成されたトナー像
を静電気力を利用して中間転写体に1次転写した後、そ
の中間転写体上のトナー像を静電気力を利用して転写材
である転写紙上に2次転写するものが知られている。こ
のような中間転写体を用いた画像形成装置は、普通紙や
厚紙など多種の転写材に対しても画像形成が可能である
というメリットを有する。
【0003】また、中間転写体を有する画像形成装置の
中には、中間転写体が感光体に常時接触したままで画像
形成を行うように構成されたものがある。この画像形成
装置は、中間転写体を感光体から接離する接離機構を設
ける必要がない。よって、中間転写体と感光体とが接離
可能な構成をもつ画像形成装置よりも、接離機構分の部
品コストを低くすることができ、かつ、その分省スペー
ス化を図ることができるというメリットを有する。
【0004】また、中間転写体を有する画像形成装置
は、感光体上に形成したトナー像を中間転写体上に重ね
合わせることができるので、カラー画像を転写紙上に形
成可能なカラー画像形成装置として広く用いられてい
る。カラー画像形成装置においては、互いに異なる色の
現像剤を用いて現像可能な複数の現像器を有する現像装
置により、各潜像を対応する現像器でそれぞれを現像す
る。このような画像形成装置において、単一の感光体上
に順次形成される各潜像をそれぞれ対応した各現像器で
現像する場合、現像を行う現像器を順次切り換えていく
必要が生じる。この現像器の切り換えには、各現像器間
で現像位置が同じ位置であって、現像を行う現像器自体
を順次その現像位置に移動させる方式と、各現像器間で
現像位置が互いに異なる位置であって現像器自体は移動
しない方式とがある。前者の方式には、例えば、リボル
バ方式やスライド方式などがある。
【0005】現像器自体を現像位置に移動させるリボル
バ方式やスライド方式等を採用した現像装置において
は、一般に、すべての現像器を用いて画像形成を行うフ
ルカラー画像形成時に、その現像順に従って各現像器が
順次現像位置に移動できるように整列して設けられてい
る。例えば、フルカラー画像形成時に、ブラック(以
下、「Bk」という。)、イエロー(以下、「Y」とい
う。)、シアン(以下、「C」という。)、マゼンダ
(以下、「M」という。)の順で現像を行うリボルバ方
式を採用したリボルバ現像装置においては、これら4色
の現像器が、Bk、Y、C、Mの順で、その公転方向に
並んで配置される。
【0006】このリボルバ現像装置において、例えばB
kとCの2色のみを用いて画像形成を行う場合には、B
k現像器による現像を完了した後、次に現像を行うC現
像器を現像位置に移動させる必要がある。この移動の
際、フルカラー画像形成の場合では次に現像を行うこと
になるY現像器を飛び越して、C現像器を現像位置に移
動させなければならない。このようにY現像器を飛び越
すようにして次に現像を行うC現像器を現像位置に移動
させる場合、その移動動作にかかる時間が通常よりも長
くなる。このため、画像の大きさや装置構成によって
は、C現像器が現像位置への移動を完了してすぐに現像
を行っても、その感光体上のCトナー像の先端が1次転
写部に到達する前に、先に現像され中間転写体上に1次
転写されているBkトナー像の先端が1次転写部に到達
してしまっているという事態が生じる場合がある。した
がって、この場合には、中間転写体上に既に1次転写さ
れているBkトナー像が再度1次転写部に到達するよう
に、該中間転写体を空回転させる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
中間転写体を空回転させている間、その空回転中の最初
の頃にはC現像器が現像位置への移動を完了してしまう
ため、潜像が形成されていない状態の感光体上にC現像
剤が接触し、感光体上にCトナーが付着してしまってい
た。このように感光体上に付着したCトナーは、1次転
写部でその感光体と常時接触している空回転中の中間転
写体に移動し、該中間転写体上に既に1次転写されたB
kトナー像を汚してしまい、画像品質が低下させる原因
となっていた。また、このようなCトナーの感光体への
付着によりCトナーが無駄に浪費されるので、トナー消
費量の増大にもつながっていた。
【0008】従来、このような画像品質の低下、トナー
消費量の増大を防止すべく、中間転写体が空回転してい
る間であって現像装置による現像が行われない間には該
現像装置の現像バイアスを印加しないようにバイアス制
御を行うことで、該現像装置から感光体側へのトナーの
移動を抑制する画像形成装置もあった。しかし、現像バ
イアスを印加していないときにも、微粒子であるトナー
には分子間引力等の外的作用が働くため、この画像形成
装置であっても一部のトナーは感光体側に移動してしま
い、画像品質の低下、トナー消費量の増大という問題を
解消するには至っていなかった。
【0009】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、画像品質の低下、無
駄なトナーの浪費によるトナー消費量の増大という問題
を解消することができる画像形成装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1乃至5の発明は、像担持体と、該像担持体
と常時接触している中間転写体と、複数の現像器を有
し、該像担持体上に所定の現像器の現像剤を接触させて
該像担持体上の潜像を現像する現像装置と、該所定の現
像器をその現像剤が該像担持体上に接触する現像位置に
移動させることが可能な現像器移動手段とを有し、該像
担持体上に形成された各潜像を該現像装置が有する各現
像器によりそれぞれ現像し、該像担持体上に形成された
トナー像を該像担持体と該中間転写体上とが接触してい
る1次転写部で該中間転写体上に1次転写し、該中間転
写体上に1次転写された各トナー像を転写材上に一括し
て2次転写する画像形成装置において、上記中間転写体
上に既に1次転写されているトナー像が上記1次転写部
を通過して再び該1次転写部に到達するように該中間転
写体を空回転させている間に、全ての現像器の現像剤が
上記像担持体に接触しない現像待機位置にこれら現像器
を移動させて待機させ、その後、所定のタイミングで次
に現像を行う現像器を該現像待機位置から現像位置に移
動させるように、上記現像器移動手段を制御する制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】この画像形成装置においては、通常の画像
形成では中間転写体を空回転させる必要は生じないが、
画像の大きさ等によっては、例えば、ある現像器による
現像を行った後に通常次に現像を行うはずの現像器を飛
び越して他の現像器を現像位置に移動させるような画像
形成を行うときに、中間転写体を空回転させる必要が生
じる場合がある。この場合、本請求項の画像形成装置に
よれば、その空回転の間に、全ての現像器の現像剤を上
記像担持体に接触させない現像待機位置にこれら現像器
を待機させることができる。これにより、上記制御手段
の制御の下、この現像待機位置から現像位置へ移動し、
次に現像を行う現像器の現像対象である潜像が現像位置
に達していない間に、像担持体上にトナーが付着するこ
とはない。
【0012】特に、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成装置において、上記現像待機位置は、上記次に現像
を行う現像器が他の現像器よりも現像位置に近くに待機
する位置であることを特徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記次に現
像を行う現像器を現像待機位置から現像位置へ移動させ
るために要する移動時間を他の現像器の移動時間よりも
短かくすることができる。したがって、当該現像器を現
像待機位置から現像位置に移動させる動作を効率よく行
うことができる。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項2の画像
形成装置において、上記現像待機位置は、上記次に現像
を行う現像器が上記現像位置に最も近接する位置である
ことを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、上記次に現
像を行う現像器を現像待機位置から現像位置へ移動させ
るために要する移動時間を更に短かくし、当該現像器を
現像待機位置から現像位置に移動させる動作をより効率
的に行うことができる。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項2又は3
の画像形成装置において、上記現像待機位置は、上記次
に現像を行う現像器が現像位置に対して該現像器の移動
方向上流側に待機する位置であることを特徴とするもの
である。
【0017】この画像形成装置とは逆に、上記次に現像
を行う現像器を現像位置に対して移動方向下流側に待機
させた場合、上流側に待機させたときと同じ移動距離で
あるときには、同様に移動時間を短くすることが可能で
ある。しかし、この場合、当該現像器を通常の移動方向
とは逆方向に移動させる必要が生じ、高い精度を必要と
する現像器の移動制御を正確に行うには、複雑な構成が
必要となってくる。本請求項の画像形成装置では、当該
現像器を現像装置に対して移動方向上流側に待機させて
いるので、当該現像器を通常の移動方向に移動させれば
よく、複雑な構成としなくても正確な移動制御を行うこ
とができる。
【0018】また、請求項5の発明は、請求項1、2、
3又は4の画像形成装置において、上記現像装置は、リ
ボルバ現像装置であり、上記現像器移動手段は、該リボ
ルバ現像装置を回転移動させて現像器を上記現像位置に
移動させるリボルバ駆動装置であることを特徴とするも
のである。
【0019】この画像形成装置においては、上記現像装
置としてリボルバ現像装置を用いているので、リボルバ
の公転によって現像器の切り換えを行うことができ、現
像器を切り換えるためのスペースを設ける必要がなくな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、単に「複写機」という。)に
適用した一実施形態について説明する。
【0021】まず、本実施形態に係る複写機全体の構成
について説明する。図2は、本実施形態に係る複写機全
体の概略構成図であり、図3は、該複写機の主要部であ
る画像形成部の概略構成図であり、図4は、該複写機の
リボルバ現像装置の概略構成図である。この複写機1
は、主に、画像読取部(以下、「スキャナ部」とい
う。)2と、図3に示す画像形成部(以下、「プリンタ
部」という。)3と、給紙カセット部4とから構成され
ている。
【0022】上記スキャナ部2は、原稿5のカラー画像
情報を、例えばレッド、グリーン、ブルー(以下、それ
ぞれ「R」、「G」、「B」という。)の色分解光ごと
に読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、こ
れらR、G、Bの色分解画像信号の強度レベルに基づい
て図示しない画像処理部で色変換処理を行い、Bk、
Y、C、Mの画像データを得る。このようにして得た画
像データは、上記プリンタ部3に送られる。
【0023】上記プリンタ部3は、像担持体としての感
光体ドラム200と、帯電手段としての帯電チャージャ
201と、感光体除電手段としての除電装置202と、
クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体
クリーニング装置210と、潜像形成手段としての書込
光学ユニット220と、現像装置としてのリボルバ現像
装置であるリボルバ現像ユニット400と、中間転写ユ
ニット500と、2次転写手段としての2次転写ユニッ
ト600と、定着ローラ対701を用いた定着手段とし
ての定着ユニット700などで構成されている。上記感
光体ドラム200は図3中矢印Aで示すように半時計方
向に回転する。この感光体ドラム200の周囲には、上
記帯電チャージャ201、上記感光体クリーニング装置
210、上記リボルバ現像ユニット400のうちの選択
された現像器、上記中間転写ユニット500などが配置
されている。
【0024】上記書込光学ユニット220は、上記スキ
ャナ部2からの画像データを光信号に変換して、上記帯
電チャージャ201によって一様帯電された感光体ドラ
ム200の表面に、原稿の画像に対応したレーザ光Lを
照射して光書き込みを行い、該感光体ドラムの表面に静
電潜像を形成する。この書込光学ユニット220は、光
源としての半導体レーザ、レーザ発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラーとその回転用モータ、f/θレンズ、反射ミ
ラーなどによって構成することができる。
【0025】上記リボルバ現像ユニット400は、図4
に示すように、Bkトナーを用いるBk現像器410、
Yトナーを用いるY現像器420、Cトナーを用いるC
現像器430、Mトナーを用いるM現像器440、該ユ
ニット全体を半時計回りに回転させる図示しない現像器
移動手段としてのリボルバ駆動装置などによって構成さ
れている。このリボルバ現像ユニット400を構成する
各現像器410,420,430,440は、上記感光
体ドラム200上の静電潜像を現像するために現像剤の
穂を該感光体ドラム表面に接触させて回転する現像剤担
持体としての現像スリーブ411,421,431,4
41、該現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する現
像剤パドル412,422,432,442、該現像ス
リーブを回転させる図示しないスリーブ駆動部などで構
成されている。
【0026】本実施形態において、各現像器410,4
20,430,440内のトナーは、トナーボトル41
3,423,433,443から供給され、フェライト
キャリアとの攪拌によって負極性に帯電される。また、
各現像器の現像スリーブ411,421,431,44
1には、図示しない現像バイアス印加手段としての電源
により、負の直流電圧(直流成分)に交流電圧(交流成
分)が重畳された現像バイアスが印加されている。これ
により、各現像スリーブと上記感光体ドラム200の金
属基体層との間には所定の現像バイアスが印加されるこ
とになる。
【0027】尚、上記リボルバ現像ユニット400は、
複写機1が待機状態のとき、図4に示すように、上記B
k現像器410を現像位置に位置するホームポジション
に停止させている。本実施形態におけるホームポジショ
ンは、Bk現像器410の現像スリーブ411が感光体
ドラム200と対向する現像位置に対して、図中矢印D
で示す公転方向の上流側に22.5度回転した位置に設
定されている。
【0028】上記中間転写ユニット500は、中間転写
体としての中間転写ベルト501、該中間転写ベルトを
張架する複数のローラ507〜512などで構成されて
いる。この中間転写ベルト501の周囲には、上記2次
転写ユニット600、中間転写体クリーニング手段であ
るベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段
である潤滑剤塗布ブラシ505、該中間転写ベルトの非
作像領域の裏面に設けられた位置検出用マークを検出す
るマークセンサとしての光学センサ514などが対向す
るように配設されている。上記中間転写ベルト501
は、1次転写手段である1次転写バイアスローラ507
と、ベルト駆動手段としてのベルト駆動ローラ508
と、ベルトテンションローラ509と、2次転写対向ロ
ーラ510と、クリーニング対向ローラ511と、アー
スローラ512とに張架されている。これら各ローラは
導電性材料で形成され、上記1次転写バイアスローラ5
07以外の各ローラは接地されている。上記1次転写バ
イアスローラ507には、定電流又は定電圧制御された
1次転写電源801が接続されており、後述する制御手
段としての制御部により、トナー像の重ね合わせ数に応
じて所定の大きさの電流又は電圧に制御され、所定の印
加タイミングで1次転写バイアスが印加される。
【0029】また、上記中間転写ベルト501は、図示
しない駆動モータによって回転駆動されるベルト駆動ロ
ーラ508により、図3中矢印Bの方向に駆動される。
また、この中間転写ベルト501は、半導体又は絶縁体
で構成された単層又は多層構造となっており、その表面
抵抗値は、1012Ω/cm2程度に設定されている。表
面抵抗値を1012Ω/cm2程度に設定することで、1
次転写時の1次転写電界の回り込みを防止することがで
き、重ねチリを抑制することができる。
【0030】上記感光体ドラム200上の各色トナー像
を上記中間転写ベルト501に転写する1次転写部で
は、該中間転写ベルトが上記1次転写バイアスローラ5
07及び上記アースローラ512で該感光体ドラムに押
し当てられている。これにより、上記1次転写部におい
て、上記感光体ドラム200と上記中間転写ベルト50
1との間には所定幅のニップ部が形成される。
【0031】上記潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に形
成された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を削り
取って得られた微粒子を上記中間転写ベルト501に塗
布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ505は、上
記中間転写ベルト501に対して接離可能に構成され、
所定のタイミングで該中間転写ベルトに接触するように
制御される。
【0032】上記2次転写ユニット600は、2次転写
ベルト601、該2次転写ベルトを張架する3つの支持
ローラ602,603,604、2次転写手段としての
2次転写バイアスローラ605などで構成されている。
この2次転写ベルト601における支持ローラ602,
603間の張架部は、上記中間転写ベルト501を介し
て上記2次転写対向ローラ510に圧接可能になってい
る。上記3つの支持ローラ602,603,604の一
つは、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動
ローラであり、その駆動ローラにより上記2次転写ベル
ト601を図中矢印Cの方向に駆動する。
【0033】上記2次転写バイアスローラ605は、上
記中間転写ユニット500の2次転写対向ローラ510
との間に、上記中間転写ベルト501及び上記2次転写
ベルト601を挟持するように配設されている。この2
次転写バイアスローラ605は、定電流制御された2次
転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加
されている。また、上記2次転写ユニット600には、
上記2次転写ベルト601及び上記2次転写バイアスロ
ーラ605が上記2次転写対向ローラ510に対して接
離可能なように、上記支持ローラ602及び2次転写バ
イアスローラ605は図示しない接離機構が設けられて
いる。尚、図3における2点鎖線は、2次転写ベルト6
01及び支持ローラ602の離間位置を示している。
【0034】2次転写バイアスローラ605と2次転写
対向ローラ510とに挟持された中間転写ベルト501
と2次転写ベルト601の間の2次転写部には、レジス
トローラ対650によって所定のタイミングで転写材で
ある転写紙Pが送り込まれる。また、2次転写ベルト6
01における定着ユニット700側の支持ローラ603
に張架されている部分には、転写材除電手段である転写
紙除電チャージャ606と、転写材担持体除電手段であ
るベルト除電チャージャ607とが対向している。ま
た、2次転写ベルト601における支持ローラ604に
張架されている部分には、転写材担持体クリーニング手
段であるクリーニングブレード608が当接している。
【0035】上記転写紙除電チャージャ606は、転写
紙Pに保持されている電荷を除電することにより、転写
紙自体のこしの強さで該転写紙を2次転写ベルト601
から良好に分離できるようにするものである。上記ベル
ト除電チャージャ607は、上記2次転写ベルト601
上に残留する電荷を除電するものである。また、上記ク
リーニングブレード608は、上記2次転写ベルト60
1の表面に付着した付着物を除去してクリーニングする
ものである。
【0036】次に、上記複写機1を用いて、Y現像器4
20を使用せずに、Bk現像器410、C現像器43
0、M現像器440のみを用いて画像形成を行うときの
動作について説明する。図1は、本実施形態に係る複写
機の制御手段としての制御部により制御するシーケンス
制御動作の一部を示すタイミングチャートである。利用
者がコピースタートキーを押すと、上記感光体ドラム2
00は、図示しない駆動モータによって図3中矢印Aの
方向に回転を開始し、また、上記中間転写ベルト501
は、ベルト駆動ローラ508によって矢印Bの方向に回
転する(図1(a))。そして、上記中間転写ベルト5
01における非作像領域の裏面に設けられたマークを上
記光学センサ514で検出される(図1(b))。その
検出タイミングに合わせて、原稿5の画像データの読み
取りが開始され、その画像データに基づくレーザ光Lに
よる光書き込みが行われる(図1(c))。これによ
り、感光体ドラム200上には、まずBk静電潜像が形
成される。
【0037】ホームポジションで待機していたリボルバ
現像ユニット400は、上記Bk静電潜像の先端部が現
像位置に到達する前に、所定のタイミングで22.5度
公転する(図1(d))。これにより、Bk現像器41
0の現像スリーブ411が現像位置に位置することにな
る。その後、すぐに現像バイアスが印加され、予め回転
を開始しておいた現像スリーブ411上のBkトナーに
よって現像位置にやって来るBk静電潜像を現像する。
【0038】上記リボルバ現像装置400は、上記Bk
静電潜像の後端部が現像位置を通過したらすぐに、現像
器を上記リボルバ駆動装置によって速やかに移動させ
る。尚、通常のフルカラー画像形成では次にY現像器4
20で現像を行うことになるが、ここでは、次にC現像
器430で現像を行うので、図1(d)に示すように、
上記リボルバ駆動装置により157.5度公転される。
これにより、上記C現像器430は、現像位置に対し
て、図4中矢印Dで示す公転方向の上流側に22.5度
回転した現像待機位置に待機することになる。尚、この
現像待機位置は、次に現像を行うC現像器430が他の
現像器410,420,440よりも現像位置に近くな
るので、現像位置への移動が短時間で済む。また、C現
像器430がこの現像待機位置から現像位置に移動する
ときには、公転方向Dに移動すればよく、公転方向とは
逆方向に移動制御する必要はない。
【0039】このような現像器の切り換えを行っている
間に、上記感光体ドラム200上に形成されたBkトナ
ー像は、上記1次転写バイアスローラ507による1次
転写バイアスによって上記中間転写ベルト501上に1
次転写される。また、上記C現像器430をそのまま現
像位置へ移動させてすぐに現像を行ったとしても、転写
紙Pのサイズが大きい場合、例えばA4サイズの場合に
は、その感光体ドラム上のCトナー像の先端が1次転写
部に到達する前に、中間転写ベルト501上のBkトナ
ー像の先端が1次転写部に到達してしまう。このため、
中間転写ベルト501は、Bkトナー像を担持した状態
で、一度1次転写部を通過し、再度1次転写部に到達す
るタイミングでCトナー像が1次転写されるように空回
転する。
【0040】この空回転中、上記リボルバ現像装置40
0における各現像器の現像スリーブ411,421,4
31,441は、全て感光体ドラム200から離間した
状態にあるため、該現像スリーブ上の現像剤は感光体ド
ラムと接触しない。したがって、この期間内に現像器内
のトナーが感光体ドラム200上に付着することがな
い。
【0041】現像待機位置に待機しているC現像器43
0は、C静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に、
所定のタイミングで22.5度公転する(図1
(d))。これにより、C現像器430の現像スリーブ
431が現像位置に位置することになる。その後、すぐ
に現像バイアスが印加され、予め回転を開始しておいた
現像スリーブ431上のCトナーによって現像位置にや
って来るC静電潜像を現像する。これにより、感光体ド
ラム200上に形成されたCトナー像は、既に中間転写
ベルト501上に1次転写されているBkトナー像に重
ね合うように1次転写される。
【0042】また、上記C静電潜像の後端部が現像位置
を通過したらすぐに、上記リボルバ現像装置400は、
次に現像を行うM現像器440を上記リボルバ駆動装置
によって90°公転される。これにより、M現像器44
0の現像スリーブ441はそのまま現像位置に位置する
ことになり、その現像位置にすぐにやって来るM静電潜
像を現像し、Mトナー像を形成する。このMトナー像
は、既に中間転写ベルト501上に1次転写されている
Bkトナー像及びCトナー像に重ね合うように1次転写
される。
【0043】以上のようにして、中間転写ベルト501
上に3色重ね合わせて形成されたトナー画像は、2次転
写部において転写紙Pに一括転写される。この転写紙P
は、上記2次転写部に中間転写ベルト501上のトナー
画像の先端がさしかかるときに、上記レジストローラ対
650によって該2次転写部に供給される。尚、この転
写紙Pは、画像形成動作が開始される時期に、給紙カセ
ット部4の転写紙カセット6又は手差しトレイ7からレ
ジストローラ対650に給送されている。そして、転写
紙Pが上記中間転写ベルト501上のトナー画像と重ね
られて2次転写部を通過するときに、2次転写バイアス
ローラ605に印加される2次転写バイアスにより、該
トナー画像が転写紙P上に一括転写される。
【0044】このようにしてトナー画像が転写された転
写紙Pは、2次転写ベルト601の駆動に従って搬送さ
れ、上記転写紙除電チャージャ606との対向部を通過
するときに除電されて該2次転写ベルトから剥離する。
そして、定着ローラ対701のニップ部でトナー画像が
溶融定着され、排出ローラ対8により装置外に送り出さ
れる。
【0045】尚、上記1次転写後に、上記感光体ドラム
200は、再使用に備えて除電装置202によって均一
に除電された後、その表面に残留した転写残トナーが上
記感光体クリーニング装置210でクリーニングされ
る。また、上記2次転写後に、上記中間転写ベルト50
1の表面に残留したトナーは、図示しない接離機構によ
って中間転写ベルト501に押圧されるベルトクリーニ
ングブレード504によってクリーニングされる。
【0046】尚、上記実施形態では、Bk、Y、C、M
の4色の現像器を有するリボルバ現像装置400につい
て説明したが、複数色の現像器を有するものであれば、
同様に適用することができる。また、上記説明では、Y
現像器420を使用しない3色のカラーコピーを得るコ
ピーモードについて説明したが、1又は2つの現像器を
飛び越して現像器を切り換える必要があるコピーモード
であれば、中間転写ベルト501の空回転が必要にな
る。このような場合においても、同様に適用することが
できる。尚、上記複写機1において中間転写ベルト50
1の空回転が必要となるコピーモードについてのリボル
バ現像装置の動作の一例を図5に示す。
【0047】また、本実施形態では、乾式2成分現像剤
により現像するリボルバ現像装置400について説明し
たが、湿式の現像剤により現像するものに対しても同様
に適用することができる。また、1成分現像剤であって
も同様である。また、リボルバ現像装置でなく、スライ
ド方式を採用した現像装置であっても同様に適用するこ
とができる。
【0048】また、本実施形態では、A4サイズの画像
を形成する場合について説明したが、例えばA5サイズ
の画像を形成するときには、現像器を1つ飛び越して切
り換えを行うときでも空回転を必要としない。したがっ
て、例えば、A5サイズの画像を上述と同様にBk、
C、Mの3色で現像する場合、上記制御部は、リボルバ
現像装置400を、ホームポジションから22.5度公
転させてBk現像を行い、その後、180度公転させて
C現像器430を直接現像位置まで移動させるように制
御する。
【0049】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、現像待
機位置から現像位置へ移動して現像を行う現像器の現像
対象である潜像が現像位置に達していない間に、像担持
体上にトナーが付着することはないので、中間転写体上
に既に1次転写されているトナー像を汚すことがなく、
画像品質の低下の問題を解消することができるととも
に、無駄なトナーの浪費によるトナー消費量の増大とい
う問題も解消することができるという優れた効果があ
る。
【0050】特に、請求項2乃至4の発明によれば、次
に現像を行う現像器を現像待機位置から現像位置に移動
させる動作を効率よく行うことができるので、空回転し
ている中間転写体上のトナー像に重ねて次に1次転写さ
れるトナー像を形成するための現像動作をスムーズに行
うことができるという優れた効果がある。
【0051】また、請求項3の発明によれば、次に現像
を行う現像器を現像待機位置から現像位置に移動させる
動作をより効率よく行うことができるので、空回転して
いる中間転写体上のトナー像に重ねて次に1次転写され
るトナー像を形成するための現像動作をよりスムーズに
行うことができるという優れた効果がある。
【0052】また、請求項4の発明によれば、複雑な構
成としなくても現像器の移動制御を正確に行うことがで
きるという優れた効果がある。
【0053】また、請求項5の発明によれば、現像器を
切り換えるためのスペースを設ける必要がなくなるの
で、当該画像形成装置の小型化を図ることができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本実施形態に係る複写機の
制御部により制御するシーケンス制御動作の一部を示す
タイミングチャート。
【図2】同複写機全体の概略構成図。
【図3】同複写機の主要部である画像形成部の概略構成
図。
【図4】同複写機のリボルバ現像装置の概略構成図。
【図5】空回転が必要となる他のコピーモードについて
のリボルバ現像装置の動作を示す表。
【符号の説明】
1 複写機 2 スキャナ部 3 プリンタ部 4 給紙カセット部 5 原稿 200 感光体ドラム 201 帯電チャージャ 202 除電装置 210 感光体クリーニング装置 220 書込光学ユニット 400 リボルバ現像ユニット 410 Bk現像器 420 Y現像器 430 C現像器 440 M現像器 411,421,431,441 現像スリーブ 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 508 ベルト駆動ローラ 514 光学センサ 600 2次転写ユニット 650 レジストローラ対 700 定着ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DE02 EB04 ED08 EE05 EF09 2H030 AA03 AA04 AD17 BB02 BB24 BB33 BB42 BB44 BB56 2H032 AA01 AA05 AA15 BA03 BA09 BA18 BA28 BA30 2H077 AA11 AB03 AB14 AD36 AE06 CA11 DB25 EA03 GA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体と常時接触してい
    る中間転写体と、複数の現像器を有し、該像担持体上に
    所定の現像器の現像剤を接触させて該像担持体上の潜像
    を現像する現像装置と、該所定の現像器をその現像剤が
    該像担持体上に接触する現像位置に移動させることが可
    能な現像器移動手段とを有し、該像担持体上に形成され
    た各潜像を該現像装置が有する各現像器によりそれぞれ
    現像し、該像担持体上に形成されたトナー像を該像担持
    体と該中間転写体上とが接触している1次転写部で該中
    間転写体上に1次転写し、該中間転写体上に1次転写さ
    れた各トナー像を転写材上に一括して2次転写する画像
    形成装置において、上記中間転写体上に既に1次転写さ
    れているトナー像が上記1次転写部を通過して再び該1
    次転写部に到達するように該中間転写体を空回転させて
    いる間に、全ての現像器の現像剤が上記像担持体に接触
    しない現像待機位置にこれら現像器を移動させて待機さ
    せ、その後、所定のタイミングで次に現像を行う現像器
    を該現像待機位置から現像位置に移動させるように、上
    記現像器移動手段を制御する制御手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記現
    像待機位置は、上記次に現像を行う現像器が他の現像器
    よりも現像位置に近くに待機する位置であることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記現
    像待機位置は、上記次に現像を行う現像器が上記現像位
    置に最も近接する位置であることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の画像形成装置において、
    上記現像待機位置は、上記次に現像を行う現像器が現像
    位置に対して該現像器の移動方向上流側に待機する位置
    であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、上記現像装置は、リボルバ現像装置であり、上
    記現像器移動手段は、該リボルバ現像装置を回転移動さ
    せて現像器を上記現像位置に移動させるリボルバ駆動装
    置であることを特徴とする画像形成装置。
JP2000372490A 2000-12-07 2000-12-07 画像形成装置 Withdrawn JP2002174937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000372490A JP2002174937A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000372490A JP2002174937A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002174937A true JP2002174937A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18842028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000372490A Withdrawn JP2002174937A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002174937A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112764A1 (en) * 2013-01-16 2014-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112764A1 (en) * 2013-01-16 2014-07-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus
US9880516B2 (en) 2013-01-16 2018-01-30 S-Printing Solution Co., Ltd. Image forming apparatus provided with a developing unit storage portion and a developing unit mounting portion

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE41934E1 (en) Image forming system
JP2001201994A (ja) 画像形成装置
JP3136381B2 (ja) 現像手段を有する画像形成装置
JP2002214943A (ja) 画像形成装置
JP2002031927A (ja) 画像形成装置
JP3029945B2 (ja) 画像形成装置
JP2002174937A (ja) 画像形成装置
JP3116839B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001083818A (ja) 画像形成装置
JP2001194921A (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JPH07210011A (ja) 画像形成装置
JP2000231236A (ja) カラー画像形成装置
JPH10254225A (ja) 画像形成装置
JP3504310B2 (ja) 画像形成装置
JP3699795B2 (ja) 画像形成装置
JP2000221800A (ja) 画像形成装置
JP3655018B2 (ja) 画像形成装置
JPH10274891A (ja) 画像形成装置
JP2002072709A (ja) 画像形成装置
JP2001166600A (ja) 画像形成装置
JP3556410B2 (ja) 静電画像形成方法
JP2002082495A (ja) 転写装置および画像形成装置
JP5978675B2 (ja) 画像形成装置
JPH08160771A (ja) 画像形成装置
JP3441561B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304