JP2002174723A - 偏光変換光学系および偏光変換素子 - Google Patents
偏光変換光学系および偏光変換素子Info
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Abstract
換する偏光変換光学系の小型化を図る。 【解決手段】 第1の入射角においてはp偏光を透過さ
せてs偏光を反射し、第2の入射角においてはs偏光を
透過させる誘電体多層膜と、誘電体多層膜に第1の入射
角で入射してこれを透過した光を、誘電体多層膜に第2
の入射角で入射するように反射する回折格子と、誘電体
多層膜と回折素子の間に位置する1/4波長板とで偏光
変換光学系を構成し、これらを一体化して偏光変換素子
とする。
Description
光を偏光面の揃った光に変換する偏光変換光学系、およ
び偏光変換光学系を単一の素子とした偏光変換素子に関
する。
装置では、光の利用効率を高めるために、偏光面が不揃
いの光を偏光面の揃った光に変換することが行われてい
る。例えば、液晶表示器により照明光を変調する映像表
示装置では、光源であるランプが発する無偏光(偏光面
が無秩序な光)を偏光面の揃った光に変換し、変換後の
光を照明光として液晶表示器に導くことで、明るい映像
を提供するようにしている。
変換する偏光変換光学系の代表的な構成を図10に示
す。この偏光変換光学系50は、偏光ビーム分離(PB
S)プリズム51、1/2波長板52、およびミラー5
3より成る。PBSプリズム51は、偏光分離膜51a
を2つの三角プリズムで挟んで作製されている。偏光分
離膜51aはp偏光を透過させてs偏光を反射するよう
に設定された誘電体多層膜であり、偏光面が互いに直交
する2つの偏光成分であるp偏光とs偏光を分離する。
線偏光とs偏光の直線偏光のいずれかの光路上に配置さ
れ、入射する直線偏光の偏光面を90゜回転させて他方
の直線偏光の偏光面に一致させる。図10は、偏光分離
膜51aに対してp偏光であった偏光成分をs偏光の偏
光成分とする場合を示している。
て、複屈折結晶を貼り合わせたPBSプリズムを用いる
ことにより偏光分離を行い、分離した一方の直線偏光の
偏光面を1/2波長板で回転させるようにした偏光変換
光学系もある。
離を行い、1/2波長板で偏光面を揃えるようにした偏
光変換光学系が提案されている(例えば、特開平10−
197827号公報、特開2000−137194号公
報)。複屈折回折格子は、偏光面が互いに直交する2つ
の偏光成分に対する回折格子の回折効率の差を利用し
て、偏光分離を行うものである。
屈折回折格子61は、複屈折性を有する液晶等の複屈折
材料62を、回折格子63aが形成された板状の部材6
3と平板状の部材64で挟んで作製されている。常光o
に対する複屈折材料62と部材63の屈折率は等しく設
定されており、異常光eに対する複屈折材料62と部材
63の屈折率は相違する。したがって、異常光eは回折
格子63aによって回折されて偏向し、常光oは回折さ
れることなく直進する。これにより両偏光が分離され
る。
象とする光がどのような偏光状態であっても、そのほと
んど全てを偏光面の揃った直線偏光とすることができ
る。したがって、これらの偏光変換光学系を備える光学
装置は、光源からの光をきわめて効率よく利用すること
が可能である。
光変換光学系にも小型化が難しいという問題がある。図
10に示した偏光変換光学系50では、正四角柱状のP
BSプリズム51によって偏光分離を行うため、変換前
の光ビームに沿う方向の大きさがビーム径以上となる。
また、分離直後の2つの直線偏光が互いに垂直な方向に
進むため、一方の光路を折り曲げるためのミラー53が
必要になって、光ビームに垂直な方向の大きさがビーム
径の2倍以上になる。
を用いる偏光変換光学系や、図11の複屈折回折格子を
用いる偏光変換光学系では、変換前の光ビームに沿う方
向の大きさが偏光変換光学系50よりもさらに大きくな
る。偏光分離を行うための素子そのものは薄型であるも
のの、素子を透過した2つの偏光成分の光ビームの進行
方向に大きな角度差がなく、両者が完全に分離するまで
に長い光路が必要となるからである。変換前の光ビーム
に垂直な方向の大きさも、やはりビーム径の2倍以上に
なる。
は、マイクロレンズアレイと組み合わせれば、ある程度
小型化することができる。一例として、図11の複屈折
回折格子61にマイクロレンズアレイ65を組み合わせ
た偏光変換光学系60の構成を図12に示す。複屈折回
折格子61の出射側の面にマイクロレンズアレイ65が
貼り合わされており、複屈折回折格子61を透過した光
はマイクロレンズ65aによって個別に収束ビームとさ
れる。進行方向に差のある2つの偏光成分は異なる位置
に収束し、収束ビームとなっているため早期に分離す
る。1/2波長板66はマイクロレンズ65aと同数に
分割されて、一方の偏光成分のビームの収束位置近傍に
配置される。
ムに対して垂直な方向の大きさがビーム径の2倍未満と
なり、変換前の光ビームに沿う方向の大きさも小さくな
る。しかし、それでも1/2波長板66をマイクロレン
ズアレイ65からビーム径程度離れた位置に配置する必
要があり、光学系全体の小型化には限界がある。しか
も、マイクロレンズアレイ65と1/2波長板66の相
対位置を精度よく設定する必要があるから、組立工程も
複雑になる。
を用いる偏光変換光学系では、さらに、複屈折結晶が高
価であり、また、複屈折結晶の貼り合わせ工程も複雑で
あるため、量産性に欠けるという問題もある。
れたもので、小型で作製も容易な偏光変換光学系および
偏光変換素子を提供することを目的とする。
に、本発明では、偏光面が不揃いの光を偏光面の揃った
光に変換する偏光変換光学系を、偏光面が互いに直交す
る第1の偏光成分と第2の偏光成分に対して異なる入射
角依存性を有し、第1の入射角においては第1の偏光成
分を透過させて第2の偏光成分を反射し、第2の入射角
においては第2の偏光成分を透過させる誘電体多層膜
と、誘電体多層膜に第1の入射角で入射して誘電体多層
膜を透過した光を、誘電体多層膜に第2の入射角で入射
するように反射する反射素子と、誘電体多層膜と反射素
子の間に位置する1/4波長板とで構成する。
する光を誘電体多層膜側から入射させて誘電体多層膜側
に出射させる。誘電体多層膜に第1の入射角で入射する
光のうち、第2の偏光成分は誘電体多層膜によって反射
され、第1の偏光成分はこれを透過して1/4波長板に
入射する。第1の偏光成分は、1/4波長板への入射時
には直線偏光となっているが、1/4波長板を透過する
ことにより円偏光となる。この円偏光は反射素子に達し
て反射される。反射された円偏光は再び1/4波長板を
透過することにより、偏光面が90゜回転した直線偏
光、すなわち第2の偏光成分となって、誘電体多層膜に
再入射する。
の入射角となるように光を反射するから、誘電体多層膜
に再入射した第2の偏光成分はこれを透過する。したが
って、最初に誘電体多層膜を透過した第1の偏光成分
は、最初に誘電体多層膜で反射された成分と同じ第2の
偏光成分として誘電体多層膜から出射することになり、
偏光面が不揃いであった光は偏光面の揃った光に変換さ
れる。
ら離間しているか否かは、上記の作用には影響しない。
つまり、誘電体多層膜と反射素子が1/4波長板に接す
る構成とすることが可能であり、これにより、小型の偏
光変換光学系とすることができる。
るとよい。反射型の回折素子は、正反射をするミラー等
の通常の反射素子とは異なり、反射角が入射角と異なる
設定とすることが可能である。したがって、第1の入射
角で入射して誘電体多層膜を透過した光を第2の入射角
で誘電体多層膜に再入射させるために、回折素子を誘電
体多層膜に対して傾斜させる必要はなく、平行に配置す
ることができる。回折素子を誘電体多層膜に対して平行
に配置すると、偏光変換の対象とする光のビーム径がい
くら大きくても厚さは増大せず、確実に小型の光学系と
することができる。
の偏光成分の透過率を99%以上とし、第1の入射角に
おける第2の偏光成分の反射率を99%以上とし、第2
の入射角における第2の偏光成分の透過率を95%以上
とするとよい。このようにすると、偏光状態がどのよう
な光であっても、損失をごく僅かに抑え、かつ、偏光面
の異なる偏光成分の混入がほとんどない光とすることが
できる。
30゜以下とするとよい。偏光変換光学系から出射する
第2の偏光成分には、第1の入射角と第2の入射角の差
だけ進行方向の異なるものが存在することになる。この
角度差を30゜以下にすることで、偏光変換後の光を利
用する他の光学素子や光学系での取扱いが容易になる。
反射素子を反射型の回折素子とした構成の偏光変換光学
系を、その誘電体多層膜と1/4波長板と回折素子を一
体化して、偏光変換素子とする。回折素子は誘電体多層
膜に平行にすることができるから、薄い板状の素子とな
る。また、単一の素子とすることで誘電体多層膜と回折
素子が相互に固定され、後に両者の相対角度を調節する
必要がなくなる。
または1/4波長板と回折素子の間に基板を備えるとよ
い。基板は偏光変換の機能には関与しないが、これによ
って他の構成要素の固定や偏光変換素子の形状維持を容
易にすることができる。
便である。この場合、表面に回折格子の形成された板状
の部材を回折素子とすることができるし、1/4波長板
の表面に回折格子を形成して、1/4波長板の表面部分
が回折素子を兼ねる構成とすることもできる。
単一の素子すなわち偏光変換素子とした実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。第1の実施形態の偏
光変換素子1の構成を図1に模式的に示す。偏光変換素
子1は誘電体多層膜11、回折格子12、1/4波長板
13、および基板14を備えている。
けられており、屈折率の異なる複数の誘電体を多重に積
層することにより作製されている。誘電体多層膜11
は、光に対する透過率と反射率が入射角によって変化す
る入射角依存性を有し、かつ、p偏光に対する入射角依
存性とs偏光に対する入射角依存性が相違するように設
定されている。
形成されている。回折格子12は部材12a側から入射
する光を部材12a側に反射しつつ、反射光に回折を生
じさせるように設定されており、回折格子12を有する
部材12aは反射型の回折素子となる。
れており、部材12aは1/4波長板13に貼り付けら
れている。部材12a、1/4波長板13および基板1
4はいずれも平板状であり、互いに平行である。なお、
ここでは貼り合わせによって構成要素を一体化している
が、周辺部を誘電体多層膜11側からと部材12a側か
ら挟みつけることによって構成要素を一体化することも
できる。
光を誘電体多層膜11側から入射させて、偏光変換した
光を誘電体多層膜11側に出射させる。具体的には、変
換対象光を誘電体多層膜11によって、透過するp偏光
と反射されるs偏光とに分離し、透過したp偏光を1/
4波長板13によって円偏光とし、この円偏光を回折格
子12によって反射し、反射した円偏光を1/4波長板
13によって偏光面が90゜回転したs偏光とする。そ
して、このs偏光を誘電体多層膜11に再入射させて透
過させ、最初に反射したs偏光と共に出射させる。
後の偏光成分の出射の原理を図2を参照して説明する。
図2は、誘電体多層膜11への入射角とp偏光およびs
偏光に対する誘電体多層膜11の反射率の関係の典型例
を示したものである。透過率と反射率は、透過率+反射
率=1の関係にある。誘電体多層膜11は、入射角が小
さいときにはp偏光とs偏光の双方に対する透過率が高
く、入射角が大きいときにはp偏光とs偏光の双方に対
する反射率が高く、入射角が中程度のときにはp偏光に
対する透過率が高くs偏光に対する反射率が高くなるよ
うに設定されている。
1に所定の第1の入射角Aで入射させる。この入射角A
は、p偏光に対する透過率が高く、s偏光に対する反射
率が高い範囲内とする。また、1/4波長板13から誘
電体多層膜11へは所定の第2の入射角Bで入射させ
る。この入射角Bは、s偏光に対する透過率が高い範囲
内とする。これにより、誘電体多層膜11によるp偏光
とs偏光の分離と、p偏光から変換されたs偏光の誘電
体多層膜11の透過の両立が可能になる。
11に入射してこれを透過した光を、正反射するのでは
なく、入射角Bで誘電体多層膜11に再入射するよう
に、回折条件を設定されている。このような回折条件
は、入射角A、Bに加えて、基板14、1/4波長板1
3および部材12aの屈折率および厚さを考慮して、容
易に定めることができる。
3に示す。この例は、屈折率1.47のガラス製の基板
12上に、SiO2から成る屈折率1.46の誘電体層
11aと、TiO2およびLa2O3から成る屈折率2.
1の誘電体層11bを交互に、計32層設けたものであ
る。誘電体層11a、11bの厚さは、屈折率をnで表
すと、偏光変換の対象とする光の波長の1/4nであ
る。
射角とp偏光およびs偏光に対する反射率の関係を図4
に示す。この場合、変換対象光の誘電体多層膜11への
入射角Aを56.5゜、変換後の光の誘電体多層膜11
への再入射の入射角Bを27.5゜または、38.0゜
とする。なお、入射角56.5゜においては、p偏光の
透過率は99.5%以上であり、s偏光の反射率も9
9.5%である。また、入射角27.5゜におけるs偏
光の透過率は95.3%であり、入射角38.0゜にお
けるs偏光の透過率は97.6%である。
変換後の光に含まれるs偏光の強度の比)を高めるため
には、入射角Aにおけるp偏光の透過率を99%以上、
入射角Aにおけるs偏光の反射率を99%以上、入射角
Bにおけるs偏光の透過率を95%以上とすることが望
ましい。この設定で無偏光の光を対象として偏光変換す
ると、偏光変換効率は96.5%以上となる。
のとし、入射角AおよびBをそれぞれ56.5゜および
27.5゜とすると、無偏光の光を対象とするときの偏
光変換効率は97.1%以上となる。また、入射角Aお
よびBをそれぞれ56.5゜および38.0゜とする
と、無偏光の光を対象とするときの偏光変換効率は9
8.3%以上となる。実際には、回折格子12による回
折効率も影響するから、偏光変換効率はこれらの計算値
よりもやや低くなるが、偏光変換素子1は効率よく偏光
変換を行うことができる。
おいてp偏光の透過率が高いことは、変換後の光の純度
に影響する可能性があるが、入射角Aにおけるs偏光の
反射率が高ければほとんど問題とならない。例えば、入
射角Aにおけるs偏光の反射率が99%であれば、変換
によって生じるp偏光は1%にすぎない。入射角Bを、
p偏光の透過率が4.7%の27.5゜だけでなく、p
偏光の透過率が約33%の38.0゜とし得るのはこの
理由による。
換前からs偏光であったものと、変換によりs偏光とな
ったものが含まれるが、前者と後者の光路には入射角A
と入射角Bの差に等しい角度差が生じる。この角度差が
大きいと変換後の光の他の光学系や光学素子での取扱い
が難しくなるから、入射角Aと入射角Bの差はできるだ
け小さくするのが望ましい。上記の設定では、入射角A
と入射角Bの差は29゜または18.5゜であり、後の
取扱いも容易である。このように、入射角A、Bの差は
30゜以下とするのがよい。
の実施形態の偏光変換素子2〜5の構成を図5〜図8に
模式的に示す。図5に示した第2の実施形態の偏光変換
素子2は、1/4波長板13と基板14の位置を逆にし
たものであり、図6に示した第3の実施形態の偏光変換
素子3は、基板14を省略したものである。いずれの偏
光変換素子2、3においても、誘電体多層膜11は1/
4波長板13の表面に設けられている。
子4は、回折格子12を1/4波長板13の表面に直接
形成して、部材12aを省略したものである。図8に示
した第5の実施形態の偏光変換素子5は、誘電体多層膜
11を1/4波長板13の表面に設けるとともに、回折
格子12を1/4波長板13の表面に形成して、基板1
4と部材12aを省略したものである。
層膜11を透過した光を回折格子12によって反射する
ようにしているが、ホログラムを利用した反射型の回折
素子や、回折素子ではない単なるミラーを用いることも
可能である。誘電体多層膜11を透過した光をミラーに
よって反射するようにした第6の実施形態の偏光変換素
子6の構成を図9に模式的に示す。
回折格子12が形成された部材12aに代えて、平面状
のミラー15を備えている。ただし、ミラー15は正反
射をするため、誘電体多層膜11と平行に配置すると、
前述の入射角Aと入射角Bを相違させることができな
い。そこで、1/4波長板13とミラー15の間の周辺
部に厚さの異なる2つのスペーサ16a、16bを介装
して、ミラー15を誘電体多層膜11に対して傾斜させ
ている。傾斜の角度はスペーサ16a、16bの厚さで
調節することができるし、スペーサ16a、16bの間
隔で微調整することもできる。
素子6は、回折格子を使用する偏光変換素子1〜5より
も低コストで実現することが可能である。ただし、厚さ
が一定ではなく、偏光変換の対象とする光のビーム径が
大きくなるほど厚さが増すことになるから、小型化の観
点からは、回折素子を使用する方が有利であるといえ
る。
とした例を示したが、本発明の偏光変換光学系は必ずし
も単一の素子とする必要はなく、各構成要素を独立の部
材としてもかまわない。構成要素を独立の部材とする
と、反射素子である回折格子やミラーの誘電体多層膜に
対する角度の調節が必要になるが、あらかじめ構成要素
を一体化して単一の素子としておけば、そのような調節
は不要であり、容易に利用することができる。
光ビームに沿う方向の大きさと光ビームに垂直な方向の
大きさの双方をビーム径程度にすることが可能であり、
小型の光学系となる。しかも、構成要素が少ないため、
作製も容易である。さらに、高価な光学要素を必要とし
ないから、低コストで実現できる。
素子を誘電体多層膜に対して平行に配置することが可能
になり、両者の位置関係の設定がきわめて容易になる。
と第2の偏光成分の反射率が共に99%以上で、第2の
入射角での第2の偏光成分の透過率が95%以上となる
ように誘電体多層膜を設定すると、偏光状態がどのよう
な光であっても、損失をごく僅かに抑えつつ、偏光面の
異なる偏光成分の混入がほとんどない光とすることがで
きる。第1の入射角と第2の入射角の差を30゜以下に
すると、偏光変換後の光の他の光学素子や光学系での取
扱いが容易になる。
子となり、変換対象の光のビーム径がいくら大きくても
厚さを増す必要がない。しかも、誘電体多層膜と回折素
子が固定されており、両者の角度を調節をする必要がな
いから、きわめて利用し易い。
変換の原理を模式的に示す断面図。
の入射角とp偏光およびs偏光に対する誘電体多層膜の
反射率の典型的な関係を示す図。
具体的構成例を模式的に示す断面図。
光およびs偏光に対する誘電体多層膜の反射率の関係を
示す図。
変換の原理を模式的に示す断面図。
変換の原理を模式的に示す断面図。
変換の原理を模式的に示す断面図。
変換の原理を模式的に示す断面図。
変換の原理を模式的に示す断面図。
原理を模式的に示す断面図。
理を模式的に示す断面図。
変換光学系の構成と偏光変換の原理を模式的に示す断面
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 偏光面が不揃いの光を偏光面の揃った光
に変換する偏光変換光学系であって、 偏光面が互いに直交する第1の偏光成分と第2の偏光成
分に対して異なる入射角依存性を有し、第1の入射角に
おいては第1の偏光成分を透過させて第2の偏光成分を
反射し、第2の入射角においては第2の偏光成分を透過
させる誘電体多層膜と、 誘電体多層膜に第1の入射角で入射して誘電体多層膜を
透過した光を、誘電体多層膜に第2の入射角で入射する
ように反射する反射素子と、 誘電体多層膜と反射素子の間に位置する1/4波長板と
を備えることを特徴とする偏光変換光学系。 - 【請求項2】 反射素子が反射型の回折素子であること
特徴とする請求項1に記載の偏光変換光学系。 - 【請求項3】 誘電体多層膜の第1の入射角における第
1の偏光成分の透過率が99%以上であり、第1の入射
角における第2の偏光成分の反射率が99%以上であ
り、第2の入射角における第2の偏光成分の透過率が9
5%以上であることを特徴とする請求項1に記載の偏光
変換光学系。 - 【請求項4】 第1の入射角と第2の入射角の差が30
゜以下であることを特徴とする請求項1に記載の偏光変
換光学系。 - 【請求項5】 請求項2に記載の偏光変換光学系を含
み、誘電体多層膜と1/4波長板と回折素子が一体とな
っていることを特徴とする偏光変換素子。 - 【請求項6】 誘電体多層膜と1/4波長板の間または
1/4波長板と回折素子の間に基板を備えることを特徴
とする請求項5に記載の偏光変換素子。 - 【請求項7】 1/4波長板の表面に回折格子が形成さ
れており、1/4波長板の表面部分が回折素子を兼ねる
ことを特徴とする請求項5に記載の偏光変換素子。
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