JP4597848B2 - 偏光変換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶プロジェクタなどに用いられる偏光変換素子に関し、特に製造が容易な形態の偏光変換素子に関する。
液晶投影型の液晶プロジェクタでは、液晶表示パネルの画像をスクリーンに投影して表示を行っている。このような液晶プロジェクタに用いられる液晶パネルでは、液晶のもつ偏光特性を利用して像を形成している。このため、液晶パネルの前後に偏光フィルタを設け、入射する光の特定の偏光方向を透過させるようにしている。従って、液晶プロジェクタに利用される光は、偏光フィルタにより半分程度が遮断されていることになる。
このような光源からの光の無駄を解消するため、図5に示すような、偏光変換素子が開発されている。即ち、偏光変換素子50は、ガラスなどの透明材料からなる第1のプリズム51,第2のプリズム52と、第1のプリズム51と第2のプリズム52とに挟まれるように配置された偏光分離膜53と、この偏光分離膜53が設けられた第1のプリズム51の面に平行な対向面に設けられた反射膜54と、第2のプリズム52に設けられた1/2波長板55とから構成された複数の光学ユニットが配列されたものである。
第1のプリズム51は、集光された光が入射する入射面と、入射面に対して例えば45°の角度で入射面の一端に接する偏光分離面と、入射面の他端に接して偏光分離面に平行な反射面と、反射面に45°で配置されかつ入射面に平行に配置され、加えて、反射面及び偏光分離面と接して配置された第1の出射面56との4つの矩形面から構成されている。
また、偏光分離面に偏光分離膜53が設けられ、反射面に反射膜54が設けられている。偏光分離膜53は、ここに入射する光のうち第1偏光を透過させるとともにこの第1偏光より偏光面が90°異なる第2偏光を反射するものであり、例えば、S偏光を反射しP偏光を透過するものである。偏光分離面は、偏光分離面を含む平面に対する入射面の投影面となっており、反射面は、反射面を含む平面に対する第1の出射面56の投影面となっている。また、第1のプリズム51の断面を見ると、平行四辺形となっている。従って、第1のプリズム51は、底面を平行四辺形とする柱状の構造体である。
一方、第2のプリズム52は、まず、第1のプリズム51の入射面に平行に配置され、偏光分離面に対して例えば45°で配置され、かつ偏光分離面の端部を介して第1の出射面56に連続して配置された第2の出射面を備えている。また、第2のプリズム52は、偏光分離膜53を偏光分離面とで挟むように配置され、かつ第2の出射面の一端に接して配置された第1の平面と、偏光分離面及び第1の平面と平行に配置され、且つ第2の出射面の他端に接して配置された第2の平面とを備えている。尚、各面は、矩形となっている。又、第2のプリズム52にも、第1のプリズム51の入射面に対応する面を備え、第2のプリズム52の断面を見ると平行四辺形となっている。従って、第2のプリズム52も底面を平行四辺形とする柱状の構造体である。
加えて、第2のプリズム52の第2の出射面上には、水晶からなる1/2波長板55が設けられている。1/2波長板55は、例えば短冊状の平行平板であり、第2の出射面の全域を覆うように設けられている。
このような偏光変換素子50によれば、集光レンズを一定の周期で配列したレンズアレイにより各々第1のプリズム51の入射面に入射した光は、偏光分離面に設けられた偏光分離膜53によって、直交する2つの直線偏光(P偏光,S偏光)に分離され、S偏光は反射し、P偏光は直進する。偏光分離膜53を反射したS偏光は、第1のプリズム51の反射面に設けられた反射膜54で再度反射し、1/2波長板55の設けられていない第1のプリズムの第1の出射面56よりS偏光のまま出射する。
一方、偏光分離膜53を直進(透過)したP偏光は、第2のプリズム52内を直進して第2の出射面より出射し、第2の出射面に設けられている1/2波長板55を通過することでS偏光に変換されて出射する。このような偏光変換素子50では、入射した光のほとんどをS偏光にそろえて出射するので、光源からの光を有効に利用することが可能となっている。
上述したような偏光変換素子については、以下の先行技術文献に開示がある。
特開2004−93675号 特開2003−302523号 特開2004−29168号
尚、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
上述したような形態の偏光変換素子に使用する1/2波長板は、2枚の大口径水晶ウエハを、各々の水晶ウエハの光学軸が直交するように貼り合わせて、例えば第2のプリズムの第2の出射面の形状(短冊形状)に合わせて切断して形成され、その切断した1/2波長板を所定の出射面に貼り付けることにより偏光変換素子を構成しているが、このような構成の偏光変換素子では、複数の1/2波長板を全て高精度で所定の位置に貼り付ける必要があり、そのため作業工数が著しく増加及び煩雑になる虞があり、又、この1/2波長板の高精度貼り付けのための設備が必要となることが考えられる。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、入射面と、この入射面に平行な第1の出射面と、入射面に対して90°未満の所定の角度で接して入射面から入射する光のうち第1偏光を透過させるとともに、この第1偏光より偏光面が90°異なる第2偏光を反射する偏光分離膜が設けられた偏光分離面と、この偏光分離面により反射された第2偏光を出射面方向に反射する反射膜が設けられた反射面とを有する第1プリズムと、
第1プリズムの第1の出射面と連続する第2の出射面と、この第2の出射面と前記所定の角度をなして偏光分離膜に接する第1の平面と、この第1の平面と平行な第2の平面とを有し、第1プリズムの偏光分離面を透過した第1偏光を第2出射面から出射させる第2プリズムと、
透過する光の偏光面を90°変換する水晶からなる1/2波長板と
から構成された複数の光学ユニットからなり、互いに隣接する2つの光学ユニットは、一方の光学ユニットを構成する反射膜と、他方の光学ユニットを構成する第2プリズムの第2の平面とが接している偏光変換素子において、
上記1/2波長板が、第1の出射面及び第2の出射面全面を覆う形態の第1の水晶板と、外形サイズが第1の水晶板と同じであり且つ第1の出射面上又は第2の出射面上の何れか一方部分に外部露出主面に向かって凸の肉厚部が形成されている第2の水晶板とにより形成されていることを特徴とする偏光変換素子である。
又、上記第1の水晶板及び第2の水晶板は矩形形状であり、第1の水晶板の主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合、その光学軸に対して+45°、第2の水晶板は第2の水晶板の主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合に、その光学軸に対して−45°で各々形成された水晶板であり、且つ第1の水晶板の厚みと第2の水晶板の該肉厚部の厚みが等しいことをことを特徴とする前段落記載の偏光変換素子でもある。
更に、上記第2の水晶板の肉厚部が、第2の出射面上もしくは第1の出射面上の何れか一方の全域にわたり形成されていることを特徴とする上段落記載の偏光変換素子でもある。
更に又、上記第2の水晶板の肉厚部が、第2の出射面上もしくは該第1の出射面上の何れか一方で所定の間隔で配置されていることを特徴とする上段落記載の偏光変換素子でもある。
本発明に係る偏光変換素子において、従来の複数の1/2波長板を随時貼り合わせる構造に比べ、本発明では2枚の水晶板を各々貼り合わせるだけで1/2波長板を構成できるので、その作業工数が著しく少なく且つ簡易になる。又、従来の1/2波長板に比べ外形サイズが大きいので、高精度での貼り合わせが容易となる。
更に、本発明では第2の水晶板の外形形状加工について、フォトリソグラフィ法+エッチング等の既存の高精度加工方法を使用するので、従来の切断加工に比べ、高精度の寸法で1/2波長板を形成することが可能となる。また、1/2波長板の位相差を調整するための厚み寸法(本発明においては第2の水晶板の肉厚部)の調整についても、フォトリソグラフィ法を加工手段として用いていることにより、従来の研磨加工に比べ、高精度で且つ容易に調整が可能となる。
因って、本発明により、高精度であり且つ製造が容易な偏光変換素子を提供できる効果を奏する。
以下に、本発明における偏光変換素子の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における偏光変換素子の形態及び偏光変換の様子を概略的に示した部分断面図である。図2は図1記載の円A部分を拡大して図示した部分断面図である。図3は本発明における偏光変換素子の一実施形態を1/2波長板側から斜視した部分外観図である。図4は本発明における偏光変換素子の他の実施形態を1/2波長板側から斜視した部分外観図である。尚、各図では、説明を明りょうにするため構造体の一部を図示せず、また寸法も一部誇張して図示している。特に各部分の厚み寸法は誇張して図示している。
即ち、本実施の形態における偏光変換素子10は、ガラスなどの透明材料からなる第1のプリズム11,第2のプリズム12と、第1のプリズム11と第2のプリズム12とに挟まれるように配置された偏光分離膜13と、この偏光分離膜13が設けられた第1のプリズム11の面に平行な対向面に設けられた反射膜14と、第1のプリズム11及び第2のプリズム12の出射面上に設けられた第1の水晶板15a及び第1の水晶板15a上に設けられた第2の水晶板15bとから構成される1/2波長板15とから構成された複数の光学ユニットが配列されたものである。
第1のプリズム11は、集光された光が入射する入射面11aと、入射面11aに対して例えば45°の角度で入射面11aの一端に接する偏光分離面11bと、入射面11aの他端に接して偏光分離面11bに平行な反射面(図示しない)と、反射面に45°で配置されかつ入射面11aに平行に配置され、加えて、反射面及び偏光分離面11bと接して配置された第1の出射面11dとの4つの矩形面から構成されている。尚、ここでは、例えば、第1のプリズム11の外側を構成している面の中で、光が入射する面を入射面11aと定義する。
また、偏光分離面11bには偏光分離膜13が設けられ、反射面には反射膜14が設けられている。偏光分離膜13は、ここに入射する光のうち第1偏光を透過させるとともにこの第1偏光より偏光面が90°異なる第2偏光を反射するものであり、例えば、S偏光を反射しP偏光を透過するものである。また、反射膜14は、光を反射するものであるが、以降に説明するように、反射膜14に到達する光は、偏光分離膜13を反射してきた偏光であり、反射膜14に偏光分離膜を用いるようにしても良いことはいうまでもない。
偏光分離面11bは、偏光分離面11bを含む平面に対する入射面11aの投影面となっており、反射面は、反射面を含む平面に対する第1の出射面11dの投影面となっている。また、第1のプリズム11の断面を見ると、図1又は図2に示すように、平行四辺形となっている。従って、第1のプリズム11は、底面を平行四辺形とする柱状の構造体である。
一方、第2のプリズム12は、まず、第1のプリズム11の入射面11aに平行に配置され、偏光分離面11bに対して例えば45°で配置され、かつ偏光分離面11bの端部を介して第1の出射面11dに連続して配置された第2の出射面12aを備えている。又、第2のプリズム12は、偏光分離膜13を偏光分離面11bとで挟むように配置され、且つ第2の出射面12aの一端に接して配置された第1の平面12bと、偏光分離面11b及び第1の平面12bと平行に配置され、且つ第2の出射面12aの他端に接して配置された第2の平面(図示しない)とを備えている。尚、各面は、矩形となっている。ここで、第2のプリズム12においても、第1の平面12bは、第1の平面12bを含む平面における、第2の出射面12aの投影面となっている。尚、第2のプリズム12にも、第1のプリズム11の入射面11aに対応する面を備え、第2のプリズム12の断面を見ると、図1あるいは図2に示すように、平行四辺形となっている。従って、第2のプリズム12も、底面を平行四辺形とする柱状の構造体である。
加えて、第1のプリズムの第1の出射面11d及び第2のプリズム12の第2の出射面12a上には、第1の出射面11d及び第2の出射面12a全面を覆う形態の第1の水晶板15aが配置貼り付けられており、この第1の水晶板15a上には、外形サイズが第1の水晶板15aと同じであり且つ第1の出射面11d上に外部露出主面に向かって凸の肉厚部16が形成されている第2の水晶板15bが配置貼り付けられており、この第1の水晶板15a及び第2の水晶板15bにより1/2波長板15が形成されている。尚、第1の水晶板15a及び第2の水晶板15bは概略矩形形状であり、第1の水晶板15aの主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合、その光学軸に対して+45°、第2の水晶板15bは第2の水晶板15bの主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合に、その光学軸に対して−45°で各々形成された水晶板であり、且つ第1の水晶板15aの厚みと第2の水晶板15bの肉厚部16の厚みが等しくなるように形成されている。
図1の偏光変換素子10によれば、集光レンズを一定の周期で配列したレンズアレイ18により各々の第1のプリズム11の入射面11aに入射した光は、偏光分離面11bに設けられた偏光分離膜13よって、直交する2つの直線偏光(P偏光,S偏光)に分離され、S偏光は反射し、P偏光は直進する。偏光分離膜13を反射したS偏光は、第1のプリズム11の反射面に設けられた反射膜14で再度反射し、第1の出射面から第1の水晶板及び第2の水晶板の肉厚部16部分よりS偏光のまま出射する。
一方、偏光分離膜13を直進(透過)したP偏光は、第2のプリズム12内を直進して第2の出射面12aより出射し、第2の出射面12a上に設けられている第1の水晶板15aを通過し、更に第2の水晶板15bの肉厚部16以外の部分を通過することでS偏光に変換されて出射する。従って、本実施の形態の偏光変換素子は、複数の第1のプリズム11及び第2のプリズム12から構成された偏光分離素子の出射面上に、第1の水晶板とP偏光の出射部となる第1のプリズム11の第1の出射面11d上部分に肉厚部を有する第2の水晶板とにより形成されている1/2波長板15を設けるようにしたものである。尚、第2の水晶板15bに形成される肉厚部16は、第2の出射面12a上ではなく、出第1の射面11d上に配置するようにしてもよい。また、反射膜14として、偏光分離膜を用いるようにしてもよい。
このように、図1に示す偏光変換素子10によれば、入射した光のほとんどを、S偏光にそろえて出射するので、光源からの光を有効に利用することが可能となっている。また、1/2波長板15は、2枚の水晶板を各々貼り合わせるだけで1/2波長板を構成できるので、その作業工数が著しく少なく且つ簡易になる。又、従来の1/2波長板に比べ外形サイズが大きいので、高精度での貼り合わせが容易となる。
更に、第2の水晶板15bの外形形状加工について、フォトリソグラフィ法+エッチング等の既存の高精度加工方法を使用するので、高精度の寸法で1/2波長板15を形成且つ構成することが可能となる。また、1/2波長板15の位相差を調整するための厚み寸法(本発明においては第2の水晶板15bの肉厚部16)の調整についても、フォトリソグラフィ法+エッチングを加工手段として用いていることにより、従来の研磨加工に比べ、高精度で且つ容易に調整が可能となる。また、1/2波長板15は水晶から構成されているので、耐熱性がフィルムなどに比べて高くなっている。偏光変換素子10の1/2波長板15以外の部分は、例えばガラスなどの耐熱性の高い材料から構成されているので、1/2波長板15を水晶から構成することで、偏光変換素子全体としての耐熱性を向上させることができるようになる。
なお、上述では、図3に示すように、1/2波長板15を構成する第2の水晶板15bの肉厚部16は第1の出射面11d上の全域に設けたが、これに限るものではない。例えば、図4に示すように、例えば、平面視正方形の複数の肉厚部16が、第1の出射面11d上に所定の間隔で配置されているようにしてもよい。
第1のプリズム11に入射する光は、レンズアレイなどにより、第1のプリズム11の幅以下の径の複数のスポット光とされ、第1のプリズム11にのみ入射するようにされている。この場合、第2のプリズム12を出射する光は、第2のプリズム12の第2の出射面12aの全域から出射するわけではなく、所定の間隔で部分的に出射する。従って、この出射位置に合わせて1/2波長板15を構成する第2の水晶板15bの肉厚部16aを配置すれば、第2の出射面12aを出射する偏光を偏光面が90°異なる偏光とすることができる。
ところで、上述では、偏光分離膜を挟む2つのプリズムからなる複数の光学ユニットで偏光分離素子を構成するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、所定の厚さの方解石などの複屈折結晶板から偏光分離素子を構成するようにしてもよい。方解石などの複屈折結晶板は、入射した光を偏光面が90°異なる常光と異常光とに分離するので、図1に示した第1のプリズム11と第2のプリズム12からなる複数の光学ユニットからなる偏光分離素子と同様の効果が得られる。この場合、複屈折結晶板の一方の偏光の出射部に、水晶からなり、偏光面が90°異なる偏光に変換する本発明のような構造の1/2波長板を配置するようにすればよい。
図1は、本発明における偏光変換素子の形態及び偏光変換の様子を概略的に示した部分断面図である。 図2は、図1記載の円A部分を拡大して図示した部分断面図である。 図3は、本発明における偏光変換素子の一実施形態を1/2波長板側から斜視した部分外観図である。 図4は、本発明における偏光変換素子の他の実施形態を1/2波長板側から斜視した部分外観図である。 図5は、従来の偏光変換素子を示した部分外観図である。
符号の説明
10・・・偏光変換素子
11・・・第1のプリズム
11a・・・入射面
11b・・・偏光分離面
11d・・・第1の出射面
12・・・第2のプリズム
12a・・・第2の出射面
12b・・・第1の平面
13・・・偏光分離膜
14・・・反射膜
15・・・1/2波長板
15a・・・第1の水晶板
15b・・・第2の水晶板
16,16a・・・肉厚部

Claims (4)

  1. 入射面と、該入射面に平行な第1の出射面と、該入射面に対して90°未満の所定の角度で接して該入射面から入射する光のうち第1偏光を透過させるとともに、該第1偏光より偏光面が90°異なる第2偏光を反射する偏光分離膜が設けられた偏光分離面と、該偏光分離面により反射された第2偏光を該出射面方向に反射する反射膜が設けられた反射面とを有する第1プリズムと、
    該第1プリズムの第1の出射面と連続する第2の出射面と、該第2の出射面と該所定の角度をなして該偏光分離膜に接する第1の平面と、該第1の平面と平行な第2の平面とを有し、該第1プリズムの該偏光分離面を透過した該第1偏光を該第2の出射面から出射させる第2プリズムと、
    透過する光の偏光面を90°変換する水晶からなる1/2波長板とから構成された複数の光学ユニットからなり、互いに隣接する2つの光学ユニットは、一方の光学ユニットを構成する該反射膜と、他方の光学ユニットを構成する該第2プリズムの該第2の平面とが接している偏光変換素子において、
    該1/2波長板が、該第1の出射面及び該第2の出射面全面を覆う形態の第1の水晶板と、外形サイズが該第1の水晶板と同じであり且つ該第1の出射面上又は該第2の出射面上の何れか一方部分に外部露出主面に向かって凸の肉厚部が形成されている第2の水晶板とにより形成されていることを特徴とする偏光変換素子。
  2. 該第1の水晶板及び該第2の水晶板は矩形平板形状であり、該第1の水晶板の主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合、その光学軸に対して+45°、該第2の水晶板は該第2の水晶板の主面の一辺の方向を水晶結晶体の結晶軸の一つである光学軸とした場合に、その光学軸に対して−45°で各々形成された水晶板であり、且つ該第1の水晶板の厚みと該第2の水晶板の該肉厚部の厚みが等しいことをことを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
  3. 該第2の水晶板の肉厚部は、該第2出射面上もしくは該第1の出射面上の何れか一方の全域にわたり形成されていることを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
  4. 該第2の水晶板の肉厚部が、該第2出射面上もしくは該第1の出射面の何れか一方で所定の間隔で配置されていることを特徴とする請求項2記載の偏光変換素子。
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