JP2002174615A - イオン活量測定器具 - Google Patents

イオン活量測定器具

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JP2002174615A
JP2002174615A JP2000371634A JP2000371634A JP2002174615A JP 2002174615 A JP2002174615 A JP 2002174615A JP 2000371634 A JP2000371634 A JP 2000371634A JP 2000371634 A JP2000371634 A JP 2000371634A JP 2002174615 A JP2002174615 A JP 2002174615A
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Masaaki Terajima
正明 寺嶋
Osamu Seshimoto
修 瀬志本
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な複合型イオン活量測定器具を提供するこ
と。 【解決手段】被検液の点着口と参照液の点着口として機
能する一対の開口部を有する液点着用表面領域、そして
被検液と参照液とのイオン選択性電極への接触部位とし
て機能する一対の開口部を有する二以上のイオン選択性
電極付設用表面領域を備えた、絶縁性材料からなる、内
部が中空の立体ブロック;上記液点着用表面領域の二つ
の点着口に接して固定され、それぞれの点着口に付与さ
れる被検液と参照液とを電気的に接続させる架橋部材;
各点着口に点着された液を互いに接触させることなく、
イオン選択性電極付設用表面領域の一対の開口部にそれ
ぞれ案内する案内部材;そして、イオン選択性電極付設
用表面領域の一対の開口部に隣接して固定された、互い
に電気的に絶縁された一対の単電極の上にイオン選択性
膜が形成されてなるイオン選択性電極シート、からなる
ことを特徴とするイオン活量測定器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性液体、特に血
液、尿など体液中の特定イオン種の活量をポテンシオメ
トリカルに測定するためのイオン活量測定器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体(水道水、河川水、下水、産業排水
など)や生物体液(血液、尿、唾液など)の中に含まれ
る特定のイオンの活量(または濃度)を、イオン選択性
電極を備えたイオン活量測定器具を用いて測定する方法
は既に知られている。
【0003】イオン活量測定方法には湿式法と乾式法と
があり、湿式法では一般に、電極内部に標準液を有する
針状のバレル型電極を用いるが、電極の保守、洗浄、コ
ンディショニング、寿命、破損などの点で電極の管理が
厄介であり、また針状のバレル型電極を試料液に浸漬し
て測定するために数百μL以上もの試料液を必要とする
などの欠点がある。
【0004】このような不便を排除するために、シート
状のイオン選択性電極が内部に組み込まれたイオン活量
測定器具を用いる乾式法が提案され、これまでに実用化
されている。イオン活量測定器具は、水性液体、特に血
液、尿、唾液などの生物体液を液滴量用いて、その中に
含まれる特定イオン種の活量(濃度)をポテンシオメト
リカルに測定するための測定器具であり、その基本的構
成については特公平3−54788号公報および同4−
50530号公報などに記載されていて既に周知であ
る。
【0005】添付図面の図1に、従来の一般的なイオン
活量測定器具の構成を示す。すなわち、イオン活量測定
器具は、非導電性支持体11、導電性金属の層(例え
ば、銀層)12a、12b、その金属の水不溶性塩を含
む層(例えば、塩化銀層)13a、13b、該水不溶性
塩の陰イオンと同じ陰イオンと陽イオン(例えば、カリ
ウムイオン、ナトリウムイオン)との電解質塩(例え
ば、塩化カリウム、塩化ナトリウム)と、場合により、
バインダとを含む電解質層14、およびイオン選択性膜
15がこの順に一体化された基本構成を有する一対のイ
オン選択性電極の上に、試料液(被検液)と標準液(参
照液)を付与するための開口部17a、17bを有する
非導電性部材16と、両液を電気的に導通させるための
架橋部材(ブリッジ)18を備えたものである。導電性
金属層12a、12bは、切り込み部20により電気的
に接触しないように互いに分離され、そして各導電性金
属層の端部は、発生する電位の測定に用いる電位差計1
9の電気端子の接触が可能なように露出して、電極端子
面10a、10bを形成している。
【0006】試料液中の特定のイオン種の活量は、上記
イオン活量測定器具の導電性金属層12a、12bの電
極端子面10a、10bに電位差計19を接続した後、
被検液と参照液をそれぞれ、開口部17a、17bとか
らイオン選択性電極の上に点着し、発生する電位差を電
位差計19で測定することによって求めることができ
る。
【0007】イオン選択性電極は、イオン選択性膜の種
類を変えることにより、水素イオン(H+)、リチウム
イオン(Li+)、ナトリウムイオン(Na+)、カリウ
ムイオン(K+)、マグネシウムイオン(Mg2+)、カ
ルシウムイオン(Ca2+)、塩素イオン(Cl-)、炭
酸水素イオン(HCO3 -)、炭酸イオン(CO3 2-)な
ど各種のイオン種の活量を測定することができる。
【0008】上述したように、乾式のイオン活量測定器
具は基本的には単純な構成からなる微小なチップである
ので、試料液の必要量が極めて少なくて済み、従って血
液などのように試料液の量に制限がある場合のイオン種
の測定に非常に有用である。さらに、このように単純か
つ微小な構成のイオン活量測定器具は、電位差測定装置
とは独立に取り扱うことができるとの利点もある。
【0009】さらに、イオン活量測定器具に複数対のイ
オン選択性電極を組み込んで、被検液と参照液をそれぞ
れ一回あるいは複数回付与することにより複数のイオン
種の活量を同時に測定できるようにした複合型(ワンチ
ップ型)のイオン活量測定器具も提案されており、例え
ば特公平3−70780号公報および同5−56819
号公報に記載されている。これまでに知られている複合
型のイオン活量測定器具は、上部に液付与用開口部と架
橋部材とを有する支持枠体の内側に、複数のイオン選択
性電極が水平方向に並行の配置で収納されているもので
ある。開口部より付与された被検液と参照液は一般に、
分配部材を介して各イオン選択性電極のイオン選択性膜
表面に供給される。この従来型の場合には、イオン選択
性電極が同一平面内に配置される構成を取っているの
で、電極数が増えるにつれて各液の流路が長くなり、被
検液の必要量が増加してしまうという欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な構成
を有する複合型のイオン活量測定器具を提供することに
ある。本発明はまた、被検液の量を低減できる複合型の
イオン活量測定器具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検液の点着
口と参照液の点着口として機能する一対の開口部を有す
る液点着用表面領域、そして被検液と参照液とのイオン
選択性電極への接触部位として機能する一対の開口部を
有する二以上のイオン選択性電極付設用表面領域を備え
た、絶縁性材料からなる、内部が中空の立体ブロック;
該液点着用表面領域の二つの点着口に接して固定され、
それぞれの点着口に付与される被検液と参照液とを電気
的に接続させる架橋部材;上記液点着用表面領域の各点
着口に点着された液を互いに接触させることなく、上記
イオン選択性電極付設用表面領域の一対の開口部にそれ
ぞれ案内する案内部材;そして、上記イオン選択性電極
付設用表面領域の一対の開口部に隣接して固定された、
互いに電気的に絶縁された一対の単電極の上にイオン選
択性膜が形成されてなるイオン選択性電極シート、から
なることを特徴とするイオン活量測定器具にある。
【0012】本発明のイオン活量測定器具の好ましい態
様は、以下の通りである。 (1)案内部材が、立体ブロックの中空部に、被検液の
通路と参照液の通路とを分離するように備えられた区画
壁であるイオン活量測定器具。 (2)案内部材が、立体ブロックの中空部に、被検液の
通路と参照液の通路として機能する、互いに分離された
二系列の多孔質部材から形成されているイオン活量測定
器具。 (3)立体ブロックが直方体の形状を有し、液点着用表
面領域が、その直方体の上側表面に配置され、イオン選
択性電極付設用表面領域が底側表面もしくは側部表面に
配置されてなるイオン活量測定器具。 (4)立体ブロックが水平方向に延びた直方体の形状を
有し、液点着用表面領域が、その直方体の上側表面に配
置され、イオン選択性電極付設用表面領域が、直方体の
底側表面、側部表面、もしくは上記点着用表面領域から
分離された上側表面に配置されてなるイオン活量測定器
具。 (5)立体ブロックが垂直方向に延びた直方体の形状を
有し、液点着用表面領域が、その直方体の上側表面に配
置され、イオン選択性電極付設用表面領域が、直方体の
側部表面もしくは底側表面に配置されてなるイオン活量
測定器具。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のイオン活量測定
器具について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図2は、本発明のイオン活量測定器具の構
成の例を示す斜視図であって、図3は、図2に示したイ
オン活量測定器具を構成する部材を分離して示した斜視
図である。図2、3において、イオン活量測定器具20
は、内部が中空の直方体形状の立体ブロック21、およ
び立体ブロック21の側部表面と下部表面にそれぞれ接
合された3対のイオン選択性電極シート22、23、2
4から構成される。立体ブロック21の上部表面には、
被検液の点着口25aと参照液の点着口25bが設けら
れ、点着口25a、25bには被検液と参照液を電気的
に導通させるための架橋部材(糸ブリッジ)26が固定
されている。また、立体ブロック21の両側部表面と下
部表面にはそれぞれ、各イオン選択性電極シートに被検
液と参照液を供給するための1対の供給口27a、27
bが設けられている。
【0015】立体ブロック21は、水不透過性で電気絶
縁性の材料、例えばポリスチレンからなる。糸ブリッジ
26は、例えばポリエチレンテレフタレート繊維撚糸か
らなる。
【0016】イオン選択性電極シート22、23、24
はいずれも、前記図1に示したように、非導電性支持体
上に順に銀層、塩化銀層、電解質層およびイオン選択性
膜が積層された構成を有する。イオン選択性電極シート
22、23、24は、それぞれ、多種類のイオン種の活
量を測定するためには、互いに異なるイオン選択性膜を
有するものであることが好ましい。イオン選択性電極シ
ート22は、最上層のイオン選択性膜221が立体ブロ
ック21の供給口27a、27bに接し、そして両端の
電極端子面222が立体ブロック21より露出するよう
に接合されている。
【0017】図4の(1)は、中空の立体ブロック21
の上面図であり、(2)はその正面図であり、(3)は
その側面図である。図4において、立体ブロック21の
内部には、点着口25a、25bより付与された被検液
と参照液をそれぞれ、3対の供給口27a、27b、2
8a、28b、29a、29bに供給するための液溜3
0a、30bが設けられ、液溜30aと30bは区画壁
31により隔離されている。
【0018】立体ブロック21の大きさは例えば、図4
に示すように、縦4mm、横20mm、高さ4mmとす
ることができる。その場合に、点着口25a、25bは
3mm×3mmの大きさであり、供給口27a、27b
は2mm×2mmの大きさである。液溜30a、30b
は、3mm×3mm×3.5mmの大きさである。
【0019】本発明において立体ブロック21は、上記
の形状に限定されるものではなく、例えば区画壁31
は、中空の立体ブロック21を二分するための中央部に
設けられた単なる隔壁であってもよい。あるいは、液量
を更に低減するために、図5に示すように、区画壁3
1’は水平方向の断面形状が液溜30a、30b側に一
部突出した形状であってもよい。あるいはまた、立体ブ
ロックの内部には区画壁の代わりに、図6に示すよう
に、被検液の通路および参照液の通路として機能するこ
とのできる、互いに分離された二つの多孔質部材32
a、32bが配置されていてもよい。
【0020】側部表面の供給口27a、27b、28
a、28bはそれぞれ、図7に示すように、空気が滞留
しないようにその天井面が内側から外側に向かって傾斜
した断面構造を有していてもよい。
【0021】立体ブロック21の上部表面には、糸ブリ
ッジ26を保護し、かつ液量を低減するために、溝が設
けられていてもよく、その場合に糸ブリッジ26は溝内
に固定されて収納される。
【0022】本発明においてイオン活量測定器具は、上
記3対のイオン選択性電極シートを備えた構成に限定さ
れるものではなく、例えば図8の(1)に示すように、
両側の側部表面にのみ2対のイオン選択性電極シート2
2、23を備えた構成であってもよいし、あるいは図8
の(2)に示すように、周囲三方の側部表面と下部表面
に計4対のイオン選択性電極シート22、23、24、
33a、33bを備えた構成であってもよい。その場合
に面積の小さい側部表面には、一対の電極シートが単電
極33aと33bに分離されて接合されている。
【0023】あるいは図9に示すように、イオン活量測
定器具は、水平方向に延びた直方体形状の立体ブロック
41と、その上部表面、下部表面および側部表面に接合
された計7対のイオン選択性電極シート42a、42
b、42c、43a、43b、43c、44とから構成
されてもよい。上部表面と下部表面には、電極シート4
2a〜42c、43a〜43cがそれぞれ並行関係で配
置される。立体ブロック41の上部表面には点着口45
a、45b、および糸ブリッジ46が設けられている。
なお、上部表面と下部表面に付設される電極シートはそ
れぞれ3対に限定されるものではなく、2対または4対
以上であってもよい。また、電極シートは側部表面に付
設されていなくてもよいし、あるいは上部表面と下部表
面のいずれかにのみ付設されていてもよい。
【0024】図10に示すように、イオン活量測定器具
は、垂直方向に延びた直方体形状の立体ブロック51
と、その側部表面および下部表面に接合された計n対
(n:整数)のイオン選択性電極シート52a、52
b、52c、‥‥‥、53a、53b、53c、‥‥、
54とから構成されてもよい。両側の側部表面には、電
極シートがそれぞれ並行関係で配置される。立体ブロッ
ク51の上部表面には点着口55a、55b、および糸
ブリッジ56が設けられている。なお、両側部表面に付
設される電極シートはそれぞれ2対または3対であって
もよい。また、電極シートは下部表面に付設されていな
くてもよいし、あるいは片側の側部表面にのみ付設され
ていてもよい。
【0025】図11に示すように、イオン活量測定器具
は、円筒状の立体ブロック61と、その側部表面および
下部表面に接合された3対のイオン選択性電極シート6
2、63、64とから構成されてもよい。立体ブロック
61の上部表面には点着口65a、65b、および糸ブ
リッジ66が設けられている。なお、側部表面と下部表
面に付設される電極シートは2対または4対以上であっ
てもよい。
【0026】図12に示すように、イオン活量測定器具
は、2つの円筒が側面の一部で接合されて一体化された
形状の立体ブロック71と、その側部表面に接合された
2対のイオン選択性電極シート72a、72b、73
a、73bとから構成されてもよい。各電極シートは、
単電極72aと72b、および73aと73bにそれぞ
れ分離されて接合されている。立体ブロック71の上部
表面には点着口75a、75b、および糸ブリッジ76
が設けられている。なお、側部表面に付設される電極シ
ートは3対以上であってもよいし、あるいは下部表面に
も電極シートが付設されてもよい。
【0027】あるいはまた、イオン活量測定器具は、立
体ブロックを図11、12に示した円筒の代わりに五角
柱、六角柱、八角柱などの多面体形状にし、その各側部
表面および/または下部表面にイオン選択性電極シート
を付設した構成とすることも可能である。
【0028】本発明のイオン活量測定器具は、図2に示
した態様を例に挙げると、例えば以下のようにして製造
することができる。まず、図3に示した構造の立体ブロ
ックを、ポリオレフィン(例、ポリスチレン)などのプ
ラスチック材料を用いて成形加工することにより作製す
る。
【0029】別に、図3に示した構成のイオン選択性膜
の異なる各種のイオン選択性電極シートを作製する。イ
オン選択性電極シートの各層の材料並びにその製造方法
は、公知の材料および方法の中から任意に選択して用い
ることができる。そのようなイオン選択性電極シートの
構成、材料および製造法については、例えば特公昭58
−4981号、特開昭52−142584号、同57−
17852号、同58−211648号、特公平4−5
0530号の各公報;米国特許第4053381号、同
第4171246号、同第4214968号の各明細
書;および「Research Disclosure」誌報文No.1611
3(1977年9月号)に詳細に記載されている。な
お、本発明において、イオン選択性電極シートは図3の
構成に限定されるものではなく、公知の各種の構成をと
ることができる。
【0030】次いで、立体ブロックの両側面および下面
に、三対の異なるイオン選択性電極シートを両面テープ
等を用いて接合する。また、立体ブロックの上面には、
各点着口を横切るように、ポリエチレンテレフタレート
繊維撚糸などからなる糸ブリッジを接着剤等を用いて固
定する。
【0031】このようにして製造された多数のイオン活
量測定器具20は、図13の(1)に示すようなプラス
チック材料などからなるフレーム34にはめ込んだ状態
で、出荷、貯蔵してもよい。イオン活量測定器具の使用
に際しては、図13の(2)に示すように、1個ずつに
フレーム34を切り離した後、電位差測定機に挿入して
測定を行う。
【0032】また、図10に示したような縦型のイオン
活量測定器具の場合には、図14に示すように、まず2
種類の立体ブロック単位511、512(551a、5
51b、552a、552b:案内口(点着口)、57
1a、571b:供給口)を複数個作製した後、それら
を垂直方向に重ね合わせて接合することにより、縦型立
体ブロック51を作製することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明のイオン活量測定器具は、液溜用
の立体ブロックの外側に複数のイオン選択性電極シート
が付設された、従来とは全く異なる新規な構成をとるも
のである。特に、電極シートを立体ブロックの外側表面
に三次元の配置で付設することにより、液の流路を短く
して、少ない液量で効率良く各電極シートに被検液を供
給することができる。即ち、被検液の必要量を低減する
ことができる。また、多数のイオン種の活量を一度に測
定することができる。さらに、所望により、従来の構成
における分配部材を不要とすることができるので、イオ
ン活量測定器具の製造工程を簡略化することができると
ともに、被検液として全血を用いた場合に溶血が生じる
恐れが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のイオン活量測定器具の構成の例を示
す斜視図である。
【図2】本発明のイオン活量測定器具の構成の一例を示
す斜視図である。
【図3】図2のイオン活量測定器具を構成する部材を分
離して示した斜視図である。
【図4】立体ブロック22の内部形状を示す図である。
【図5】立体ブロックの内部形状の別の態様を示す水平
方向の断面図である。
【図6】立体ブロックの内部形状の別の態様を示す斜視
図である。
【図7】供給口の別の態様の垂直方向の断面形状を示す
部分拡大図である。
【図8】本発明のイオン活量測定器具の構成の別の例を
示す斜視図である。
【図9】本発明のイオン活量測定器具の構成の別の例を
示す斜視図である。
【図10】本発明のイオン活量測定器具の構成の別の例
を示す斜視図である。
【図11】本発明のイオン活量測定器具の構成の別の例
を示す斜視図である。
【図12】本発明のイオン活量測定器具の構成の別の例
を示す斜視図である。
【図13】本発明のイオン活量測定器具に付属できるフ
レームの例を示す斜視図である。
【図14】図10のイオン活量測定器具に用いられる立
体ブロックの作製工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 イオン活量測定器具 21、41、51、61、71 立体ブロック 22、23、24、33a、33b、42a、42b、
42c、43a、43b、43c、44、52a、52
b、52c、53a、53b、53c、54、62、6
3、64、72a、72b、73a、73b イオン選
択性電極シート 25a、25b、45a、45b、55a、55b、6
5a、65b、75a、75b 点着口 26、46、56、66、76 糸ブリッジ 27a、27b、28a、28b、29a、29b 供
給口 30a、30b 液溜 31 区画壁 32a、32b 多孔質部材 221 イオン選択性膜 222 電極端子面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検液の点着口と参照液の点着口として
    機能する一対の開口部を有する液点着用表面領域、そし
    て被検液と参照液とのイオン選択性電極への接触部位と
    して機能する一対の開口部を有する二以上のイオン選択
    性電極付設用表面領域を備えた、絶縁性材料からなる、
    内部が中空の立体ブロック;上記液点着用表面領域の二
    つの点着口に接して固定され、それぞれの点着口に付与
    される被検液と参照液とを電気的に接続させる架橋部
    材;上記液点着用表面領域の各点着口に点着された液を
    互いに接触させることなく、上記イオン選択性電極付設
    用表面領域の一対の開口部にそれぞれ案内する案内部
    材;そして、上記イオン選択性電極付設用表面領域の一
    対の開口部に隣接して固定された、互いに電気的に絶縁
    された一対の単電極の上にイオン選択性膜が形成されて
    なるイオン選択性電極シート、からなることを特徴とす
    るイオン活量測定器具。
  2. 【請求項2】 案内部材が、立体ブロックの中空部に、
    被検液の通路と参照液の通路とを分離するように備えら
    れた区画壁である請求項1に記載のイオン活量測定器
    具。
  3. 【請求項3】 案内部材が、立体ブロックの中空部に、
    被検液の通路と参照液の通路として機能する、互いに分
    離された二系列の多孔質部材からなる請求項1に記載の
    イオン活量測定器具。
  4. 【請求項4】 立体ブロックが直方体の形状を有し、液
    点着用表面領域が、その直方体の上側表面に配置され、
    イオン選択性電極付設用表面領域が底側表面もしくは側
    部表面に配置されてなる請求項1乃至3のうちのいずれ
    かの項に記載のイオン活量測定器具。
  5. 【請求項5】 立体ブロックが水平方向に延びた直方体
    の形状を有し、液点着用表面領域が、その直方体の上側
    表面に配置され、イオン選択性電極付設用表面領域が、
    直方体の底側表面、側部表面、もしくは上記点着用表面
    領域から分離された上側表面に配置されてなる請求項1
    乃至3のうちのいずれかの項に記載のイオン活量測定器
    具。
  6. 【請求項6】 立体ブロックが垂直方向に延びた直方体
    の形状を有し、液点着用表面領域が、その直方体の上側
    表面に配置され、イオン選択性電極付設用表面領域が、
    直方体の側部表面もしくは底側表面に配置されてなる請
    求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載のイオン活量
    測定器具。
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