JPH08334488A - イオン接触ブリッジ - Google Patents

イオン接触ブリッジ

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JPH08334488A
JPH08334488A JP8144591A JP14459196A JPH08334488A JP H08334488 A JPH08334488 A JP H08334488A JP 8144591 A JP8144591 A JP 8144591A JP 14459196 A JP14459196 A JP 14459196A JP H08334488 A JPH08334488 A JP H08334488A
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    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/307Disposable laminated or multilayered electrodes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望方向へのみの流れの方向を許容し、液体
の量を必要最小限とするイオン接触ブリッジを提供す
る。 【解決手段】 2つの液体を橋絡してイオン交換接触を
得るためのイオン接触ブリッジが貫通する2つの開口部
が形成された繊維シートを具備して成り、前記繊維が、
概ね直交する2方向へのみの水性流れを許容し、かつ、
直交する2方向の何れかから20°を越える角度の水性
流れを抑制し、直交する2方向の一方が、前記2つの開
口部と概ね一直線をなし、前記開口部内に置かれた水性
液体が主として前記直交方向に流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン接触ブリッ
ジ、および、イオン接触ブリッジと共働するイオン性ア
ナライトの医療診断用電位差試験要素に関する。
【0002】
【従来の技術】医療診断の分野では、水性液体の参照液
体と水性液体の試料液体との間の電位差を与える電位差
試験スライド要素を用いて特定のイオン性アナライトを
試験することは一般的である。こうした試験要素は、フ
レームに離間して取り付けられた2つの実質的に同一の
イオン選択性電極を特徴としている。イオン接触ブリッ
ジは2つの液体アクセス開口部を有しており、該液体ア
クセス開口部の各々は、互いに一直線上に配設されてお
り、かつ、前記イオン選択性電極の一方と液体を介して
接触している。2つの液体をイオン接触ブリッジ内で確
実に接触させるために、イオン接触ブリッジは、液体ア
クセス開口部から離反して他方の液体アクセス開口部の
方向への流れを誘導するように構成されている。例え
ば、前記イオン接触ブリッジは繊維シート、例えばフレ
ームに取り付けられた、または、埋設された紙とするこ
とができる。フレームに取り付けられた構成が米国特許
第4053381号に開示され、フレームに埋設された
構成が米国特許第4273639号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の例は十分に効果
を上げているが、改良の余地がある。すなわち、液体
が、イオン接触ブリッジ内で一方の液体アクセス開口部
から他方の液体アクセス開口部の方向ではなく、あらゆ
る方向に輸送される問題がある。最良の状態でも、この
方向性のない流れにより必要となる液体が増加する。最
悪の場合、方向性のない流れにより短絡を生じることも
ある。
【0004】その結果、液体があらゆる方向、すなわ
ち、上記液体アクセス開口部の間を結ぶ直線からある角
度以て離反する方向へ流れることを防止するために機械
的手段が配設される。米国特許第4556474号に、
上記直線方向から離反する流れを遮断するために同直線
方向に平行に配設された堰の例が開示されている。こう
した堰は必要とされる液体の量を低減することができる
が、製造プロセスを複雑なものとする。
【0005】本発明の以前には、本質的に望ましい方向
へのみの流れの方向を許容し、液体の量を必要最小限と
するイオン接触ブリッジが必要とされてきた。本発明
は、上記の必要性を解決するイオン接触ブリッジおよび
これを使用した試験要素を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの液体を
橋絡してイオン交換接触を得るためのイオン接触ブリッ
ジにおいて、前記ブリッジは、貫通する2つの開口部が
形成された繊維シートを具備して成り、前記繊維が、概
ね直交する2方向へのみの水性流れを許容し、かつ、直
交する2方向の何れかから20°を越える角度の水性流
れを抑制し、直交する2方向の一方が、前記2つの開口
部と概ね一直線をなし、前記開口部内に置かれた水性液
体が主として前記直交方向に流れるようにしたイオン接
触ブリッジを要旨とする。
【0007】本発明は、また、電位差試験要素におい
て、フレームと、前記フレームに離間して取り付けられ
2つの実質的に同一のイオン選択性電極と、前記電極間
に延在する請求項1に記載のイオン接触ブリッジとを具
備する電位差試験要素を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、電極、イオン接触ブリッ
ジ、および、スライドフレームから成る特定の構造と、
イオン接触ブリッジ内に設けられた特定の材料の織られ
た繊維とを有する好ましいスライド試験要素と関連させ
て本発明実施形態を説明する。更に、本発明はスライド
試験要素の部品の特定の構成に拘らず、イオンにより橋
絡させるイオン接触ブリッジが、2つの液体アクセス開
口部と、該2つの液体アクセス開口部と概ね一直線とな
る方向への少なくとも1つの卓越する液体の流れを形成
する限り適用することができる。本明細書において、
「概ね一直線となる」との用語は、「上記2つの液体ア
クセス開口部の中心を結んだ直線から±20°の範囲内
の直線に沿う」ことを意味する。
【0009】本発明は、また、イオン接触ブリッジの繊
維シートは2つの方向(経緯)にのみ織られているか否
かによらず、また、ある方向への卓越した流れを生じさ
せるように選択された材料に拘らず有用である。
【0010】スライド試験要素のために好ましい典型的
な構造を示す。試験要素10(図1参照)内において、
フレーム16に2つの固体のイオン選択性電極12、1
4が取り付けられ、上記電極における2つの流体液体ア
クセス開口部20、22の間のイオン移動を促進するた
めに毛細管ブリッジ18が設けられている。毛細管ブリ
ッジ18は、非多孔質の支持層と、上記両電極へのイオ
ンの接近を許容する多孔質層と、好ましくは非水性導体
の非多孔質性被覆上層とを含んで成る。イオン活性度が
既知の参照溶液を一方の液体アクセス開口部に滴下し、
他方の液体アクセス開口部に試験溶液を滴下すると、2
つの溶液は薄い接触面で接触するまで多孔質層内に広が
り、溶液間でイオン移動が可能となる。各溶液と、関連
する電極との間での電位を測定し、試験溶液内のイオン
活性度を表示するために電位計24が配設されている。
【0011】同様に、有用な代替的構成(図2参照)
は、基板ウェブ (base web) 38と間座ウェブ (spacer
web) とから成り電気的に絶縁された取付フレーム32
を有する試験要素30を特徴としている。2つの固体電
極38、40が前記フレームに取り付けられ、かつ、互
いに電気的に絶縁されている。内部イオン接触ブリッジ
が埋設されたカバーシート42が、液体アクセス開口部
46、48に置かれた溶液間のイオン移動を促進する。
液体アクセス開口部46、48は、電極38、40と液
体とが接触できるように、電極38、40の領域までカ
バーシート42を貫通して設けられている。前記カバー
シートには、また、2つの電気的液体アクセス開口部5
0、52が配設されている。
【0012】図1、2に示した2つの例では、電極の構
成およびその使用法は従来と同様であり、これ以上の説
明を必要としない。
【0013】図1または図2の例が従来技術により形成
されるときは、イオン接触ブリッジは、全ての方向への
流れを許容する繊維等の材料から成る多孔性シートを具
備している。例えば、イオン接触ブリッジ44(図2参
照)は、既述の米国特許第4237639号にて記載さ
れたワットマン#2クローマシート (Whatman #2 chrom
a sheet) から形成されている。この種のイオン接触ブ
リッジが本発明により改良される。
【0014】本発明によれば、図1また図2の例は図3
に示すイオン接触ブリッジ100を具備している。更に
詳細には、イオン接触ブリッジが、繊維シート、好まし
くは織布シート102を具備している。織布シート10
2では、繊維が直交する2つの方向に延びている。繊維
110、110′が経繊維であり、繊維112が繊維1
10に対して概ね垂直に延びる緯繊維である。多くのイ
オン接触ブリッジと同様に、下に設けられたイオン選択
性電極(図示せず)と液体が接触できるように、液体ア
クセス開口部46、48は、シート102を貫通して形
成されている。不可欠なことではないが、シート102
は、ポリスチレンまたはポリエチレン等のプラスチック
から成る層120に埋設してもよい。
【0015】液体アクセス開口部46、48の各々は、
繊維110′と繊維112の幾つかとを横切る側壁14
0を有している。言い換えれば、液体アクセス開口部4
6、48が、イオン接触ブリッジから抜き加工されたと
き、側壁140において、繊維110′と繊維112の
端部または側部が露出する。例えば、液体アクセス開口
部46の側壁140には、繊維110′の端部144が
図示されている。然しながら、単一方向の流れを形成す
るために、こうして繊維110′の露出された部分は、
以下に説明するように、上記液体アクセス開口部に置か
れた液体を多量に吸収、輸送できるように構成されてい
る。(図3は概略図であり、実際には図示されている以
上の繊維、例えば、25.4mm(1in)あたり20
から40の繊維が配設される。また、1層よりも多い層
が配設される。)
【0016】繊維110′とは異なり、繊維110は側
壁140とは交差していないので、輸送作用は発揮しな
い。繊維110、110′は、液体アクセス開口部4
6、48の中心Cを結ぶ中心線130に対して概ね一直
線となる方向に配設されている。すなわち、緯繊維11
0、110′に沿う直線は、中心線130からの逸脱が
20°より小さい角度であり、最も好ましくは17°よ
り小さい角度であり、2つの液体アクセス開口部と交差
する繊維110′に沿う液体の流れを確実にしている。
【0017】また、繊維110、110′は、水性導体
材料を含んでおり、これに対して繊維112は非水性導
体材料を含んでいる。本明細書において「水性導体」の
用語は、繊維の長手方向に沿って水性液体を容易に輸送
することを意味する。こうした特性を備えたあらゆる材
料を使用することができる。好ましい水性導体材料は、
ポリエステルおよびポリプロピレン等のはっ水材料から
形成される中空コア糸はもとより、綿、アセテート、レ
ーヨン、ポリエステルのマルチフィラメント糸または中
空コア糸から成る群から選択される。ポリエステルおよ
びポリプロピレン等のはっ水材料から形成される中空コ
ア糸は有用である。と言うのは、コア周囲の殻がはっ水
性を備えているにも拘らず、コアを通じて水性液体を輸
送するからである。好ましい非水性導体材料は、ポリエ
ステル、ポリプロピレン、はっ水剤を塗布した水性導体
材料から成る群から選択される単フィラメント糸または
マルチフィラメント糸である。好ましいはっ水剤は、蝋
(wax) 、ポリ(テトラフルオロエチレン)、シリコー
ン、3M社製「スコッチガード」(登録商標)等のフッ
素化ビニル樹脂から成る群から選択される。非常に好ま
しい非水性導体材料は3M社製「スコッチガード」(登
録商標)で塗布した綿糸である。
【0018】こうして、側壁140が緯繊維112を横
切っていても、水性液体、例えば、参照液体または患者
の試料は、液体アクセス開口部46または48の何れか
に置かれたとき、緯繊維112ではなく主として経繊維
110′に沿って移動する。2つの液体が繊維110′
に沿って移動して出会ったとき、イオン接触面が上記2
つの液体アクセス開口部の間の何処か、例えば波面15
0に形成される。
【0019】図4に示すように、本発明では緯方向の繊
維112Aが経方向の繊維110Aと殆ど垂直であるこ
とは必要ではない。(既述した構成要素と同様の構成要
素には添字Aを付して同じ参照番号で示されている。)
こうして、繊維シート102Aは経方向の繊維110A
と、経方向の繊維110Aに対して少なくとも20°の
角度α有する緯方向の繊維112Aとを有している。繊
維112Aは、その非水性導体成分のために本質的に水
性液体を輸送しない。然しながら、角度αが20°以下
の場合には、緯繊維を液体輸送作用から除外する必要は
ない、実際上、こうした緯繊維は、一般的に経繊維から
区別できなくなる。
【0020】イオン接触ブリッジ100またはシート1
02Aから形成されるイオン接触ブリッジは、従来技術
のイオン接触ブリッジの代わりに、図1または2の試験
要素への独立の小片として用いることができる。図2の
実施形態の場合、カバーシート42にプラスチック12
0を埋設することなく繊維シート102を直接的に埋設
することができる。
【0021】上記のイオン接触ブリッジを単一方向の流
れ特性を有する電位差試験要素における要素とする必要
はない。図5に、単一方向流れが他の独立した要素を含
むように発展させた態様を示す。既述した構成要素と同
様の構成要素には添字Bを付して同じ参照番号で示され
ている。
【0022】カバーシート42Bは、2つの液体アクセ
ス開口部46B、48Bと、イオン接触ブリッジ100
Bとを有している。イオン接触ブリッジ100Bは既述
の実施形態と同様にシート102Bを具備している。然
しながら、シート102Bの下に埋設されたイオン選択
性電極の代わりに(プラスチックに埋設することができ
る)開口部202、204を有するプラスチックシート
200が挟持される。該プラスチックシートの下に第2
の繊維シート210が設けられる。第2の繊維シート2
10は、ブリッジシート100Bと同様に水性導体繊維
110Bと、非水性導体繊維112Bとを具備してい
る。但し、第2の繊維シート210の繊維110Bは、
シート110Bの繊維110Bの方向と概ね垂直方向に
配設されている。また、シート100Bとは異なり、シ
ート210は、プラスチックに埋設されない。と言うの
は、以下に説明するように、シート210の下のプラス
チックシートの開口部を十分に湿らせる必要があるから
である。繊維110Bの方向によりシート210に到達
した液体の流れが、シート210の端部分222に向か
って、すなわち、シート110B内の卓越流の方向に対
して垂直に、シート210の接点として作用する開口部
220から離反する。端部分222は、下側に設けられ
たプラスチックシート300の開口部310の上方に配
置される。開口部310から、シート300に取り付け
られたイオン選択性電極38B、40Bへ液体を流下、
輸送する。
【0023】液体が流れの方向を変えてシート210か
らイオン選択性電極へ流れることを確実にするために、
開口部310は米国特許第4271119号に説明され
ている特性を備えるように形成されている。例えば、米
国特許第4271119号に記載されているように、開
口部の長さLは幅Wよりも著しく長くなっている。更
に、イオン選択性電極を湿らせることを補助するため
に、ワットマン (Whatman)濾紙等の濾紙材料(図示せ
ず)を開口部310に挿入することができる。
【0024】シート110Bの場合と同様に、シート2
10の繊維110Bは、また、接点開口部220の中心
を結ぶ直線130Bに対して正確に直交する方向から2
0°より小さな角度を以て逸脱してもよい。
【0025】この構成の利点は、イオン選択性電極にお
いて液体と接触する部分(影を付して示す部分)が空気
と接触しない点である。空気に露出されるとは特定の環
境下では欠点となり、本実施形態がそれを除去する。
【0026】液体を伝達する繊維シートの各々が単一方
向性を備えていなくともよい。すなわち、シート21
0、102Bを単一のシートに組み込んでもよい(図
6、7参照)。既述した構成要素と同様の構成要素には
添字Cを付して同じ参照番号で示されている。シート2
00、210が除去されシート110Bが以下のように
変更される点を除いて、試験要素が図5の実施形態の場
合と同様に構成される。図6に、中心線130Cに概ね
直角な方向に水性液体の流れを作り、前記直角方向から
20°以上の角度有する方向への流れを抑制するイオン
接触ブリッジ100Cを図示する。「概ね直角」の用語
は、真に直角方向から±10°の方向を意味する。
【0027】イオン接触ブリッジ110Cのシート10
2Cはプラスチック内に埋設された状態で図示されてい
る。シート102Cは、シートの2つの直角方向へ延設
された繊維110C(経)シート110C′(緯)のみ
を有している(実際上は図示されている以上本数の繊維
を有している。)。図7において、埋設された経繊維1
10Cは二点鎖線で図示さている。上記繊維の両者が水
性導体となるように、はっ水性(非水性導体)の殻を有
する中空コア繊維とする。開口部46C、48Cの側壁
が横切れば、例えば、図7において300の開校端にお
いて上記繊維の両者は水性液体を輸送する。然しなが
ら、直交する繊維110C、110C′の方向から20
°以上逸脱する流れは抑制される。すなわち、繊維11
0C′は中心線130C(図6参照)から、20°まで
の角度α1 を以て逸脱してよく、かつ、繊維110C
は、直交する繊維110C′の方向500から20°ま
での角度α2 を以て逸脱してよい。
【0028】開口部46C、48Cから下側のシート3
00の開口部310へ液体が繊維110Cに沿って輸送
されることを確実にするために、開口部400、404
がシート110Cに形成されており、その側壁410が
繊維110Cの中空コアを横切っている。開口部40
0、404は、好ましくは、実質的に同じ下側の開口部
310と寸法、形状を有し、かつ、高さ方向に並設され
ている。
【0029】開口部46C、48Cにより横切られてい
る繊維110C、110C′のみが液体を輸送すること
は明らかである。この構成により、イオン接触ブリッジ
は液体の流れを実質的に必要な2つの方向にのみ輸送
し、従って、すべての方向に液体が流れるイオン接触ブ
リッジと比較して必要な液体の体積が低減されることは
言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明による、試験要素用のイオン接触
ブリッジでは、一方が2つのアクセス開口部と概ね一直
線となる、直交した方向以外に液体が流れないので、電
位差試験のために必要とするイオン接触を形成するため
に必要な液体の量を低減する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のイオン交換ブリッジまたは本発明のイオ
ン交換ブリッジを備えることのできるスライド試験要素
の斜視図である。
【図2】従来のイオン交換ブリッジまたは本発明のイオ
ン交換ブリッジを備えることのできる他のスライド試験
要素の分解斜視図である。
【図3】図1または図2のスライド試験要素で使用する
本発明の一実施形態によるイオン接触ブリッジの略示部
分斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態の部分平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の分解斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態の略示平面図である。
【図7】図6の矢視線VII-VII に沿う断面図である。
【符号の説明】
100…イオン接触ブリッジ 102…繊維シート 110…経繊維 112…緯繊維 46…液体アクセス開口部 48…液体アクセス開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム フランクリン ゴッターマイ ヤー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,メンドン センター ロ ード 923

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの液体を橋絡してイオン交換接触を
    得るためのイオン接触ブリッジにおいて、前記ブリッジ
    は、貫通する2つの開口部が形成された繊維シートを具
    備して成り、 前記繊維が、概ね直交する2方向へのみの水性流れを許
    容し、かつ、直交する2方向の何れかから20°を越え
    る角度の水性流れを抑制し、直交する2方向の一方が、
    前記2つの開口部と概ね一直線をなし、前記開口部内に
    置かれた水性液体が主として前記直交方向に流れるよう
    にしたイオン接触ブリッジ。
  2. 【請求項2】 電位差試験要素において、 フレームと、 前記フレームに離間して取り付けられ2つの実質的に同
    一のイオン選択性電極と、 前記電極間に延在する請求項1に記載のイオン接触ブリ
    ッジとを具備する電位差試験要素。
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