JP2002174277A - ドラムブレーキおよびドラムブレーキ用ブレーキシュー - Google Patents

ドラムブレーキおよびドラムブレーキ用ブレーキシュー

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JP2002174277A
JP2002174277A JP2000374334A JP2000374334A JP2002174277A JP 2002174277 A JP2002174277 A JP 2002174277A JP 2000374334 A JP2000374334 A JP 2000374334A JP 2000374334 A JP2000374334 A JP 2000374334A JP 2002174277 A JP2002174277 A JP 2002174277A
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Naochika Mitsuoka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムの熱膨張に起因するシュー間隙の
拡大やシュー間隙自動調節機構のオーバアジャストを防
止する。 【解決手段】 一対のブレーキシュー12、14のシュ
ーリム22を、熱膨張率が異なる2枚の板材22a、2
2bを溶接などで一体的に固着したクラッド材にて構成
し、ライニング24と回転ドラム27との摩擦熱などに
よる温度上昇に伴って円弧形状の曲率が大きくなるよう
に変形させ、その変形に伴って各ブレーキシュー12、
14の円弧形状の中間部分が外側へ膨出させられること
により、熱膨張による回転ドラム27の内径の拡大に拘
らずシュー間隙が略変化しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラムブレーキに関
し、特に、回転ドラムの熱膨張に起因してブレーキ特性
が変化したりシュー間隙が小さくなり過ぎたりすること
を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) 所定の回転部材を回転可能に支持し
ている支持部材に一体的に固設されるバッキングプレー
トと、(b) 円弧形状に湾曲した板状のシューリムと、そ
のシューリムの外周面に一体的に設けられた摩擦材とを
有し、前記円弧形状の凸側が外側になる姿勢で略対称的
に且つ互いに離間可能に前記バッキングプレートに配設
される一対のブレーキシューと、(c) 前記回転部材に固
設されて一体的に回転させられるとともに、前記ブレー
キシューの円弧形状よりも曲率が小さい円筒内周面を有
する回転ドラムと、(d) 前記一対のブレーキシューの一
端部を互いに離間させることにより、前記円弧形状の中
間部分を前記回転ドラムの円筒内周面に押圧して制動力
を発生する押圧装置と、を有するドラムブレーキが、車
両用の常用ブレーキやパーキングブレーキなどに広く用
いられている。
【0003】また、このようなドラムブレーキの一種
に、(e) 前記一対のブレーキシューの前記一端部間に跨
がって配設され、非制動時におけるその一対のブレーキ
シューの待機位置を規定するストラットと、(f) 非制動
時における前記一対のブレーキシューと前記回転ドラム
との間のシュー間隙が略一定に維持されるように、前記
ストラットによって規定される前記待機位置を、制動時
における前記一対のブレーキシューの拡開量に応じて機
械的に離間させるシュー間隙自動調節機構と、を有する
ものがある。このようなシュー間隙自動調節機構付ドラ
ムブレーキによれば、ブレーキシューの摩耗に拘らずシ
ュー間隙が予め設定された略一定の値となるように自動
的に調節されるため、制動時のブレーキペダルの踏込み
ストロークやパーキングブレーキ操作レバーの操作量な
どが略一定に維持される。
【0004】ところで、ホイールシリンダ等の押圧装置
によってブレーキシューが大きな押圧力で回転ドラムに
押圧される急制動時や、ブレーキ操作が頻繁に行われる
降坂路走行時などに、摩擦熱による熱膨張で回転ドラム
の内径が拡大されると、ブレーキシューの摩耗が進行し
ていない場合でもブレーキシューの拡開量が増加してシ
ュー間隙の自動調節が行われることがあるが、このよう
な場合にシュー間隙の自動調節が行われると、温度が下
がって回転ドラムが冷却収縮した時にシュー間隙が小さ
くなり過ぎるオーバアジャストになり、ブレーキの引き
擦りを生じる原因になる。このため、バイメタルなどの
温度上昇に伴って変形する感温変形部材をストラットな
どに配設し、温度上昇時にはその感温変形部材の変形に
よってシュー間隙の自動調節を阻止することが、例えば
特開平8−105472号公報などで提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオーバアジャスト防止方法では、ブレーキシ
ューやストラットなどに感温変形部材を新たに配設する
必要があるため、部品点数や組付工数が増加するという
問題があった。シュー間隙自動調節機構を備えていない
ドラムブレーキにおいては、当然のことながらオーバア
ジャストの恐れはないが、回転ドラムの熱膨張時にシュ
ー間隙が拡大するため、ブレーキ特性が変化して運転者
に違和感を生じさせる可能性がある。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、回転ドラムの熱膨張
に起因するシュー間隙自動調節機構のオーバアジャスト
を、部品点数を増やすことなく簡単な手法で防止すると
ともに、併せて回転ドラムの熱膨張に伴うシュー間隙の
拡大でブレーキ特性が変化することを防止することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、第1発明は、(a) 所定の回転部材を回転可能に支持
している支持部材に一体的に固設されるバッキングプレ
ートと、(b) 円弧形状に湾曲した板状のシューリムと、
そのシューリムの外周面に一体的に設けられた摩擦材と
を有し、前記円弧形状の凸側が前記バッキングプレート
の外周側になる姿勢でそのバッキングプレートに移動可
能に配設されるブレーキシューと、(c)前記回転部材に
固設されて一体的に回転させられるとともに、前記ブレ
ーキシューの円弧形状よりも曲率が小さい円筒内周面を
有する回転ドラムと、(d) 前記ブレーキシューの一端部
を前記バッキングプレートの外周側へ移動させることに
より、前記円弧形状の中間部分を前記回転ドラムの円筒
内周面に押圧して制動力を発生する押圧装置と、を有す
るドラムブレーキにおいて、(e) 前記シューリムを、温
度上昇に伴って前記円弧形状の曲率が大きくなるように
変形する感温変形材料にて構成したことを特徴とする。
【0008】第2発明は、第1発明のドラムブレーキに
おいて、非制動時における前記ブレーキシューと前記回
転ドラムとの間のシュー間隙が略一定に維持されるよう
に、そのブレーキシューの待機位置を、制動時における
前記ブレーキシューの移動量に応じて機械的に変位させ
るシュー間隙自動調節機構を備えていることを特徴とす
る。
【0009】第3発明は、(a) 所定の回転部材を回転可
能に支持している支持部材に一体的に固設されるバッキ
ングプレートと、(b) 円弧形状に湾曲した板状のシュー
リムと、そのシューリムの外周面に一体的に設けられた
摩擦材とを有し、前記円弧形状の凸側が外側になる姿勢
で略対称的に且つ互いに離間可能に前記バッキングプレ
ートに配設される一対のブレーキシューと、(c) 前記回
転部材に固設されて一体的に回転させられるとともに、
前記ブレーキシューの円弧形状よりも曲率が小さい円筒
内周面を有する回転ドラムと、(d) 前記一対のブレーキ
シューの一端部を互いに離間させることにより、前記円
弧形状の中間部分を前記回転ドラムの円筒内周面に押圧
して制動力を発生する押圧装置と、を有するドラムブレ
ーキにおいて、(e) 前記シューリムを、温度上昇に伴っ
て前記円弧形状の曲率が大きくなるように変形する感温
変形材料にて構成したことを特徴とする。
【0010】第4発明は、第3発明のドラムブレーキに
おいて、(a) 前記一対のブレーキシューの前記一端部間
に跨がって配設され、非制動時におけるその一対のブレ
ーキシューの待機位置を規定するストラットと、(b) 非
制動時における前記一対のブレーキシューと前記回転ド
ラムとの間のシュー間隙が略一定に維持されるように、
前記ストラットによって規定される前記待機位置を、制
動時における前記一対のブレーキシューの拡開量に応じ
て機械的に離間させるシュー間隙自動調節機構と、を有
することを特徴とする。
【0011】第5発明は、第1発明〜第4発明の何れか
のドラムブレーキにおいて、前記感温変形材料は、熱膨
張率が異なる複数の板材を一体的に接合したクラッド材
であることを特徴とする。
【0012】第6発明は、円弧形状に湾曲した板状のシ
ューリムと、そのシューリムの外周面に一体的に設けら
れた摩擦材とを有し、その摩擦材が回転ドラムの円筒内
周面に押圧されることにより制動力を発生するドラムブ
レーキ用のブレーキシューであって、前記シューリム
を、温度上昇に伴って前記円弧形状の曲率が大きくなる
ように変形する感温変形材料にて構成したことを特徴と
する。
【0013】
【発明の効果】第1発明のドラムブレーキにおいては、
ブレーキシューのシューリムが感温変形材料にて構成さ
れ、温度上昇に伴って円弧形状の曲率が大きくなるよう
に変形するため、摩擦熱による熱膨張で回転ドラムの内
径が拡大するのに伴ってブレーキシューの円弧形状の曲
率が大きくなり、回転ドラムに押圧される中間部分が外
側へ膨出する。このため、回転ドラムの内径の拡大に拘
らずシュー間隙の増大が防止され、シュー間隙自動調節
機構を備えていないドラムブレーキにおいては、シュー
間隙の増大によりブレーキ特性が変化して運転者に違和
感を生じさせることが防止される。
【0014】第2発明のように、制動時におけるブレー
キシューの移動量に応じてシュー間隙を自動的に調節す
るシュー間隙自動調節機構を備えているドラムブレーキ
においては、熱膨張による回転ドラムの内径の拡大に拘
らずシューリムの変形により制動時のブレーキシューの
移動量の増大が防止されるため、上記のようにブレーキ
特性が変化して運転者に違和感を生じさせることが防止
されることに加えて、回転ドラムの熱膨張に起因するシ
ュー間隙自動調節機構のオーバアジャストが回避され
る。その場合に、本発明ではブレーキシューのシューリ
ムを感温変形材料で構成するだけで良いため、部品点数
が増加することがなく、ドラムブレーキを簡単に構成で
きる。
【0015】第3発明、第4発明は実質的に第1発明、
第2発明の一実施態様に相当するもので、第1発明、第
2発明と同様の作用効果が得られる。第6発明のドラム
ブレーキ用ブレーキシューは、第1発明〜第4発明のド
ラムブレーキに使用されるもので、実質的にそれ等の発
明と同様の作用効果が得られる。
【0016】第5発明では、感温変形材料として、熱膨
張率が異なる複数の板材を一体的に接合したクラッド材
が用いられているため、温度上昇に伴って高い寸法精度
で変形させることができるとともに、その変形特性の設
定の自由度が高く、回転ドラムの熱膨張特性に応じて最
適な変形特性を有するクラッド材を採用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、リーディング・トレー
リング型、ツーリーディング型、デュオサーボ型などブ
レーキシューを備えている種々のドラムブレーキに適用
され得るもので、押圧装置によって一端部が移動させら
れるブレーキシューの他端部は、アンカやその他の位置
決め機構によって位置決めされる。また、車両用の常用
ブレーキやパーキングブレーキに用いられるドラムブレ
ーキに好適に適用されるが、車両用以外の各種の回転制
動装置のドラムブレーキに適用することも可能である。
車両には、自動車のほか電車や自動二輪車なども含まれ
る。
【0018】回転ドラムの円筒内周面に押圧されるブレ
ーキシューの円弧形状の中間部分は、円弧形状の中央付
近が望ましいが、何れかの端部側へ偏っていても差し支
えない。また、温度上昇に伴うシューリムの変形で、回
転ドラムに押圧される部分が変化しても良く、熱膨張に
よる回転ドラムの内径拡大に拘らず、シュー間隙(制動
時のブレーキシューの移動量)が略一定に維持されるよ
うになっておれば良い。
【0019】第2発明のシュー間隙自動調節機構は、第
4発明のようにストラットによる待機位置を離間させる
ものの他、例えば押圧装置としてのホイールシリンダに
よるブレーキシューの支持位置(ピストン位置など)を
変位させるホイールシリンダ内蔵式或いはホイールシリ
ンダ外装式のシュー間隙自動調節機構など、種々の機構
を採用できる。第1発明の実施に際しては、そのような
シュー間隙自動調節機構は必須でなく、シュー間隙自動
調節機構を備えていない場合や、手動調節式のシュー間
隙調節機構を有する場合でも良い。第3発明、第4発明
は、実質的にリーディング・トレーリング型ドラムブレ
ーキに関するもので、実質的に第1発明、第2発明の一
実施態様に相当する。
【0020】一対のブレーキシューは、制動時には例え
ば油圧式のホイールシリンダや電動式などの押圧装置に
よって拡開させられる一方、非制動時には、一対のブレ
ーキシューに跨がって配設されたリターンスプリング
(引張コイルスプリングなど)により接近させられてス
トラットに当接させられるように構成されるが、上記押
圧装置によって拡開および接近させることもできるな
ど、種々の態様が可能である。押圧装置としては、運転
者の手動操作などで機械的に揺動させられるブレーキレ
バーなどにより、ストラット等のリンク機構を介して一
対のブレーキシューを離間させるものなど、種々の態様
が可能である。なお、第1発明、第2発明の実施に際し
ては、ブレーキシューを必ずしも一対備えている必要は
なく、単一のブレーキシューで制動力を発生するもので
も良い。
【0021】一対のブレーキシューを備えている場合、
それ等のブレーキシューのシューリムを共に感温変形材
料にて構成することが望ましいが、何れか一方のブレー
キシューのシューリムを感温変形材料にて構成するだけ
でも良い。感温変形材料によるブレーキシューの変形量
は、熱膨張による回転ドラムの内径の拡大に拘らずシュ
ー間隙(両方の合計寸法)が略変化しないように設定す
ることが望ましい。
【0022】感温変形材料としては、第5発明のように
クラッド材が好適に用いられるが、形状記憶合金などの
他の材料を用いることもできる。クラッド材の場合、例
えば内周側の板材については、シューウェブと溶接可能
な金属材料を採用することにより、従来設備をそのまま
使用してシューウェブとシューリムとを一体的に溶接固
定できる。また、外周側の板材については、熱膨張率が
摩擦材に近似する金属材料(例えばアルミニウムなど)
を採用することにより、摩擦材とシューリムとの固着性
能を向上させることができる。
【0023】上記クラッド材は、2種類の板材を接合す
るだけでも良いが、3種類以上の板材を接合したもので
も良い。また、温度上昇に伴って曲率を大きくする(曲
率半径を小さくする)ため、基本的に外周側ほど熱膨張
率が大きい板材を用いることになる。クラッド材の複数
の板材は、例えばスポット溶接等の溶接手法で金属学的
接合によって一体的に固設されるが、接着剤などで一体
的に固着しても良いなど、材質等に応じて種々の接合手
法を採用できる。
【0024】第6発明のブレーキシューについても、感
温変形材料として熱膨張率が異なる複数の板材を接合し
たクラッド材を採用することが望ましいが、形状記憶合
金などを用いることも可能である。
【0025】第4発明のストラットは、例えば(a) 拡開
可能な一対のブレーキシューの一方および他方にそれぞ
れ回転不能に係合させられる一対の第1ストラット部材
および第2ストラット部材と、(b) それ等のストラット
部材の間に配設されて前記第1ストラット部材に螺合さ
れるとともに嵌合軸を介して前記第2ストラット部材に
相対回転可能に嵌合されたアジャスタホイールとを有し
て構成される。また、シュー間隙自動調節機構は、(a)
上記アジャスタホイールと、(b) 前記一対のブレーキシ
ューの何れか一方のシューウェブに回動可能に配設され
て、制動時にその一対のブレーキシューの拡開量に対応
して回動させられ、その拡開量が一定量を越えると前記
アジャスタホイールに係合させられてそのアジャスタホ
イールを回転させるアジャストレバーと、を有し、(c)
そのアジャスタホイールの回転に伴ってねじの作用で前
記第1ストラット部材がそのアジャスタホイールから離
間させられて前記ストラットの全長が伸長し、非制動時
における前記一対のブレーキシューの待機位置を離間さ
せて回転ドラムとの間のシュー間隙を自動的に調節する
ように構成される。
【0026】上記嵌合軸は、第2ストラット部材および
アジャスタホイールの何れか一方に設けられ、他方に設
けられた嵌合穴内に嵌合される。また、第1ストラット
部材およびアジャスタホイールは、何れか一方に雄ねじ
を有するねじ軸が設けられ、他方に設けられたねじ穴に
螺合される。嵌合軸およびねじ軸の少なくとも一方は、
アジャスタホイールに設けることが望ましく、両方の軸
をアジャスタホイールに設けることもできる。
【0027】ストラットによる待機位置を離間させるシ
ュー間隙自動調節機構としては、この他にも例えば実開
平6−62234号公報、実開平5−32844号公報
に記載されているものなど、種々の態様が可能である。
【0028】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明が適用された車両用の
リーディング・トレーリング型ドラムブレーキ8を示す
図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるB−B断面拡
大図であり、車輪を回転可能に支持している車体側部材
に一体的に固設されるバッキングプレート10には、円
弧形状を成す一対のブレーキシュー12、14が、円弧
形状の凸側が外側になる姿勢で略対称的に且つ互いに離
間可能な状態で、シューホルドダウン装置16、18に
よって取り付けられている。ブレーキシュー12、14
は、バッキングプレート10の板面と略平行な平板状を
成しているとともに、外周側端縁が円弧形状を成してい
るシューウェブ20と、そのシューウェブ20の外周側
端縁に沿って断面が略T字形状を成す(図2参照)よう
に一体的に固設されるとともに、図1(a) に示す正面図
において円弧形状に湾曲した板状のシューリム22と、
そのシューリム22の外周面に接着剤などで一体的に固
着された摩擦材から成るライニング24と、を備えてそ
れぞれ構成されている。本実施例ではブレーキシュー1
4がリーディングシューで、ブレーキシュー12がトレ
ーリングシューである。上記車輪は所定の回転部材に相
当し、車体側部材は支持部材に相当する。なお、図2
は、一方のブレーキシュー12の中間部分の断面図であ
る。
【0029】一対のブレーキシュー12、14の一端部
(上端部)は、バッキングプレート10に固定されたホ
イールシリンダ26の両端部とそれぞれ係合させられ
て、常用ブレーキの制動時、すなわちブレーキ操作部材
であるブレーキペダルの踏込み操作時には、そのホイー
ルシリンダ26によってそれぞれ離間する方向へ拡開さ
せられ、車輪と共に回転する回転ドラム27に押圧され
て制動力を発生する。回転ドラム27は、ブレーキシュ
ー12、14の外周縁(ライニング24の外周面)より
も曲率が小さい円筒内周面27fを備えており、それ等
のブレーキシュー12、14の円弧形状の中間部分がそ
の円筒内周面27fに押圧されるようになっている。上
記ホイールシリンダ26は押圧装置に相当し、それぞれ
油圧によって外側へ突き出される一対のピストンを備え
ている。
【0030】ホイールシリンダ26の近傍であってバッ
キングプレート10の内周側の位置には、ブレーキシュ
ー12、14に跨がってリターンスプリング(実施例で
は引張コイルスプリング)28が張設され、互いに接近
する方向へ付勢されているとともに、リターンスプリン
グ28の内部を挿通するようにストラット30が配設さ
れ、非制動時にリターンスプリング28の付勢力に従っ
て接近させられる一対のブレーキシュー12、14の待
機位置が規定されるようになっている。また、ブレーキ
シュー12、14の他端部(下端部)は、バッキングプ
レート10に固定されたアンカ32にそれぞれ当接させ
られて位置決めされている。
【0031】一方のブレーキシュー12のシューウェブ
20のバッキングプレート10側の面には、パーキング
レバー34がホイールシリンダ26側に位置する部分に
おいてシューウェブ20に対して略垂直な取付軸36の
軸心まわりに回動可能に取り付けられているとともに、
前記ストラット30は、このパーキングレバー34と他
方のブレーキシュー14とに跨がって配設されている。
したがって、運転席に設けられたパーキングブレーキ操
作レバーが操作され、パーキングレバー34がブレーキ
ケーブル38を介して取付軸36の左まわりに回動させ
られると、ストラット30を介してブレーキシュー14
が右方向へ移動させられ、回転ドラム27に押圧されて
制動力を発生するとともに、反作用で取付軸36と共に
ブレーキシュー12が左方向へ移動させられ、回転ドラ
ム27に押圧されて制動力を発生する。パーキングレバ
ー34は、パーキングブレーキの非作動時にはリターン
スプリング28の作用などで係合突起34aがブレーキ
シュー12のシューリム22に当接する一定の待機位置
に保持され、ブレーキシュー12はパーキングレバー3
4を介してストラット30により待機位置が規定され
る。
【0032】ストラット30は、パーキングレバー34
を介して一方のブレーキシュー12に回転不能に係合さ
せられた第1ストラット部材40と、他方のブレーキシ
ュー14のシューウェブ20に回転不能に係合させられ
た第2ストラット部材42と、それ等のストラット部材
40、42の間に回転可能に配設されたアジャスタホイ
ール44とを備えている。円板形状のアジャスタホイー
ル44には、雄ねじが設けられたねじ軸48および円柱
形状の嵌合軸50が互いに反対方向へ突き出すように中
心線上に一体的に設けられており、ねじ軸48は第1ス
トラット部材40に設けられたねじ穴に螺合されている
一方、嵌合軸50は第2ストラット部材42に設けられ
た嵌合穴に相対回転可能に嵌合されている。
【0033】上記アジャスタホイール44は、ブレーキ
シュー14に配設されたアジャストレバー52と共にシ
ュー間隙自動調節機構54を構成しており、そのアジャ
ストレバー52によってアジャスタホイール44が一方
向(調節方向)へ回転させられると、ねじの作用で第1
ストラット部材40がアジャスタホイール44から離間
させられてストラット30の全長が伸長し、非制動時に
おける一対のブレーキシュー12、14の待機位置が離
間させられることにより、ライニング24の摩耗に拘ら
ずブレーキシュー12、14と回転ドラム27との間の
シュー間隙(両方の合計)が略一定に維持される。
【0034】アジャストレバー52は、ブレーキシュー
14のシューウェブ20に対して垂直な取付軸56の軸
心まわりに回動可能に配設されているとともに、そのブ
レーキシュー14との間に設けられた引張コイルスプリ
ング58によって取付軸56の左まわりへ付勢され、常
には係合部52aが第2ストラット部材42に係合させ
られて、その第2ストラット部材42を第1ストラット
部材40側へ付勢している。これにより、常用ブレーキ
の制動時に一対のブレーキシュー12、14が拡開させ
られる際には、その拡開に伴ってストラット30が反対
側のブレーキシュー12に追従して移動させられるとと
もに、アジャストレバー52は、そのストラット30と
ブレーキシュー14との相対移動に伴って取付軸56ま
わりに回動させられる。アジャストレバー52の回動量
は、ブレーキシュー12、14の拡開量すなわち非制動
時におけるシュー間隙に対応し、その回動量が一定量を
越えると先端の爪部52bがアジャスタホイール44に
係合させられ、そのアジャスタホイール44を一方向へ
回転させてストラット30を伸長させる。
【0035】常用ブレーキの解除時には、リターンスプ
リング28の付勢力に従ってブレーキシュー14と第2
ストラット部材42とが当接するまでストラット30が
右方向へ移動させられるのに伴い、アジャストレバー5
2は引張コイルスプリング58の付勢力に抗して取付軸
56の右まわりに戻り回動させられる。アジャスタホイ
ール44の外周部には、一方向と反対方向へ歯先が傾斜
している鋸歯が全周に設けられており、制動時(ブレー
キシュー12、14の拡開時)にはアジャストレバー5
2の爪部52aと係合させられることによりその一方向
へ回転させられるが、制動解除時のアジャストレバー5
2の戻り回動時には、ねじ軸48等の摩擦による回転抵
抗によってアジャスタホイール44の戻り回転が阻止さ
れ、爪部52bが鋸歯を乗り越えるようになっている。
【0036】ここで、前記一対のブレーキシュー12、
14のシューリム22は、熱膨張率が異なる2枚の板材
22a、22bを溶接などによる金属学的接合或いは接
着剤などで一体的に固着したクラッド材にて構成されて
おり、ライニング24と回転ドラム27との摩擦熱など
による温度上昇に伴って円弧形状の曲率が大きくなるよ
うに、ライニング24およびシューウェブ20と共に一
体的に変形するようになっている。クラッド材は感温変
形材料に相当するもので、温度上昇に伴って曲率が大き
くなる(曲率半径が小さくなる)ように、外周側の板材
22bは内周側の板材22aよりも熱膨張率が大きい金
属材料が用いられているとともに、この変形に伴って各
ブレーキシュー12、14の円弧形状の中間部分が外側
へ膨出させられることにより、熱膨張による回転ドラム
27の内径の拡大に拘らずシュー間隙(両方の合計寸
法)が略変化しないように、両板材22a、22bの材
質などが設定されている。
【0037】また、内周側の板材22aについては、シ
ューウェブ20と溶接可能な金属材料が用いられてお
り、従来設備をそのまま使用してシューウェブ20とシ
ューリム22とを一体的に溶接固定できる一方、外周側
の板材22bについては、熱膨張率がライニング24に
近似する金属材料としてアルミニウム合金などが用いら
れており、ライニング24とシューリム22との接着剤
等による固着状態が熱膨張に拘らず良好に維持されるよ
うになっている。
【0038】このような本実施例の車両用リーディング
・トレーリング型ドラムブレーキ8においては、一対の
ブレーキシュー12、14のシューリム22が共にクラ
ッド材にて構成され、温度上昇に伴って円弧形状の曲率
が大きくなるように変形するため、摩擦熱による熱膨張
で回転ドラム27の内径が拡大する時には、ブレーキシ
ュー12、14の円弧形状の曲率が大きくなり、回転ド
ラム27に押圧される中間部分が外側へ膨出する。この
ため、熱膨張による回転ドラム27の内径の拡大に拘ら
ず制動時のブレーキシュー12、14の移動量(拡開
量)の増大が防止され、ブレーキ特性が変化して運転者
に違和感を生じさせることが防止されるとともに、回転
ドラム27の熱膨張に起因するシュー間隙自動調節機構
54のオーバアジャストが回避される。
【0039】また、一対のブレーキシュー12、14の
シューリム22をクラッド材にて構成するだけで良いた
め、部品点数が増加することがなく、ドラムブレーキ8
を簡単に構成できる。
【0040】また、本実施例では、感温変形材料とし
て、熱膨張率が異なる2枚の板材22a、22bを溶接
などで一体的に固着したクラッド材が用いられているた
め、温度上昇に伴って高い寸法精度で変形させることが
できるとともに、その変形特性の設定の自由度が高く、
回転ドラム27の熱膨張特性に応じて最適な変形特性を
有するクラッド材を採用することが容易に可能で、熱膨
張による回転ドラム27の内径の拡大に伴うシュー間隙
の変化を良好に防止できる。
【0041】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両用リーディング・トレ
ーリング型ドラムブレーキを示す図で、(a) は正面図、
(b) は(a) のB−B断面拡大図である。
【図2】図1のドラムブレーキのブレーキシューの断面
図である。
【符号の説明】
8:車両用リーディング・トレーリング型ドラムブレー
キ 12、14:ブレーキシュー 22:シューリ
ム(感温変形材料、クラッド材) 24:ライニング
(摩擦材) 26:ホイールシリンダ(押圧装置)
27:回転ドラム 30:ストラット 54:シ
ュー間隙自動調節機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA03 AA07 AA13 AA17 AA24 AA28 AA33 AA37 BA58 BA62 CA06 DA04 DA18 DA23 DA33 EA25 FA01 FA11 FA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転部材を回転可能に支持してい
    る支持部材に一体的に固設されるバッキングプレート
    と、 円弧形状に湾曲した板状のシューリムと、該シューリム
    の外周面に一体的に設けられた摩擦材とを有し、前記円
    弧形状の凸側が前記バッキングプレートの外周側になる
    姿勢で該バッキングプレートに移動可能に配設されるブ
    レーキシューと、 前記回転部材に固設されて一体的に回転させられるとと
    もに、前記ブレーキシューの円弧形状よりも曲率が小さ
    い円筒内周面を有する回転ドラムと、 前記ブレーキシューの一端部を前記バッキングプレート
    の外周側へ移動させることにより、前記円弧形状の中間
    部分を前記回転ドラムの円筒内周面に押圧して制動力を
    発生する押圧装置と、 を有するドラムブレーキにおいて、 前記シューリムを、温度上昇に伴って前記円弧形状の曲
    率が大きくなるように変形する感温変形材料にて構成し
    たことを特徴とするドラムブレーキ。
  2. 【請求項2】 非制動時における前記ブレーキシューと
    前記回転ドラムとの間のシュー間隙が略一定に維持され
    るように、該ブレーキシューの待機位置を、制動時にお
    ける前記ブレーキシューの移動量に応じて機械的に変位
    させるシュー間隙自動調節機構を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載のドラムブレーキ。
  3. 【請求項3】 所定の回転部材を回転可能に支持してい
    る支持部材に一体的に固設されるバッキングプレート
    と、 円弧形状に湾曲した板状のシューリムと、該シューリム
    の外周面に一体的に設けられた摩擦材とを有し、前記円
    弧形状の凸側が外側になる姿勢で略対称的に且つ互いに
    離間可能に前記バッキングプレートに配設される一対の
    ブレーキシューと、 前記回転部材に固設されて一体的に回転させられるとと
    もに、前記ブレーキシューの円弧形状よりも曲率が小さ
    い円筒内周面を有する回転ドラムと、 前記一対のブレーキシューの一端部を互いに離間させる
    ことにより、前記円弧形状の中間部分を前記回転ドラム
    の円筒内周面に押圧して制動力を発生する押圧装置と、 を有するドラムブレーキにおいて、 前記シューリムを、温度上昇に伴って前記円弧形状の曲
    率が大きくなるように変形する感温変形材料にて構成し
    たことを特徴とするドラムブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記一対のブレーキシューの前記一端部
    間に跨がって配設され、非制動時における該一対のブレ
    ーキシューの待機位置を規定するストラットと、 非制動時における前記一対のブレーキシューと前記回転
    ドラムとの間のシュー間隙が略一定に維持されるよう
    に、前記ストラットによって規定される前記待機位置
    を、制動時における前記一対のブレーキシューの拡開量
    に応じて機械的に離間させるシュー間隙自動調節機構
    と、 を有することを特徴とする請求項3に記載のドラムブレ
    ーキ。
  5. 【請求項5】 前記感温変形材料は、熱膨張率が異なる
    複数の板材を一体的に接合したクラッド材であることを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のドラムブ
    レーキ。
  6. 【請求項6】 円弧形状に湾曲した板状のシューリム
    と、該シューリムの外周面に一体的に設けられた摩擦材
    とを有し、該摩擦材が回転ドラムの円筒内周面に押圧さ
    れることにより制動力を発生するドラムブレーキ用のブ
    レーキシューであって、 前記シューリムを、温度上昇に伴って前記円弧形状の曲
    率が大きくなるように変形する感温変形材料にて構成し
    たことを特徴とするドラムブレーキ用ブレーキシュー。
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