JP2002173265A - 後処理装置、後処理方法及び画像形成装置 - Google Patents

後処理装置、後処理方法及び画像形成装置

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JP2002173265A
JP2002173265A JP2000371954A JP2000371954A JP2002173265A JP 2002173265 A JP2002173265 A JP 2002173265A JP 2000371954 A JP2000371954 A JP 2000371954A JP 2000371954 A JP2000371954 A JP 2000371954A JP 2002173265 A JP2002173265 A JP 2002173265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成後の用紙が不定型サイズであった場
合でも、再現性良く中綴じ又は/及び中折りできるよう
にすると共に、オペレータの後処理に係るキー入力操作
時間と労力を軽減できるようにする。 【解決手段】 画像形成後の記録紙Pを後処理する装置
であって、記録紙Pのサイズを検出する用紙サイズセン
サS3と、この用紙サイズセンサS3による用紙サイズ
検出情報に基づいて記録紙Pの中折り位置を決めるMP
U24と、このMPU24による位置決定情報に基づい
て記録紙Pを中綴じ又は/及び中折りする2つ折り手段
60とを備えるものである。この構成によって、画像形
成後の記録紙Pが不定型サイズであった場合でも、その
記録紙Pの長さをいちいち測って入力しなくても、不定
型サイズの記録紙Pを位置決定情報に基づいて再現性良
く中綴じ又は/及び中折りすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成後の用
紙を中綴じ中折り込みする後処理機能付きの複写機に適
用して好適な後処理装置、後処理方法及び画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成後の用紙を中綴じ中折り
込みする後処理機能を備えた複写機を使用される場合が
多くなってきた。この種の複写機によれば、画像形成装
置本体に後処理装置が取り付けられ、画像形成後の記録
紙に表紙などを加えた後に、ステープルで中綴じをし、
その後、中折り込みをして小冊子を形成するようになさ
れる。
【0003】後処理装置は画像形成装置のオプション機
器として使用される場合もある。この後処理装置には2
つ折り綴じ部が設けられ、画像形成後の用紙を中綴じ、
中折りを行う場合、この装置では用紙サイズに応じて2
つ折り綴じ部のストッパの位置を調整することによりそ
の綴じ折り位置を決定している。
【0004】この綴じ折り位置に関しては、用紙が定型
サイズであれば、予め用紙サイズを制御系に認識させて
置くことができるので、ほぼ正確に用紙の中心に綴じ中
折り位置を設定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式に係る後処理装置によれば、用紙サイズが不定型の場
合はオペレータがキー入力することにより行わなければ
ならない。例えば、用紙のサイズをスケール等で実際に
測定して制御系に用紙の長さを入力するようになされ
る。このため、キー入力操作に時間と労力とがかかると
いう問題がある。
【0006】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、画像形成後の用紙が不定型サイズであ
った場合でも、再現性良く中綴じ又は/及び中折りでき
るようにすると共に、後処理に係るオペレータのキー入
力操作時間と労力を軽減できるようにした後処理装置、
後処理方法及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、か
つ、目的を達成するために、本発明に係る後処理装置は
画像形成後の用紙を後処理する装置であって、用紙のサ
イズを検出する検出手段と、この検出手段による用紙サ
イズ検出情報に基づいて用紙の中折り位置を決める制御
手段と、この制御手段による位置決定情報に基づいて用
紙を中綴じ又は/及び中折りする後処理手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明に係る後処理装置によれば、画像形
成後の用紙を後処理する場合に、検出手段によってその
用紙のサイズが検出される。この検出手段による用紙サ
イズ検出情報に基づいて制御手段では用紙の中折り位置
が決められる。後処理手段ではこの制御手段による位置
決定情報に基づいて用紙を中綴じ又は/及び中折りする
ようになされる。
【0009】従って、画像形成後の用紙が不定型サイズ
であった場合でも、その用紙の長さをいちいち測って入
力しなくても、不定型サイズの用紙を位置決定情報に基
づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折りすることがで
きる。これにより、中綴じ又は/及び中折りする用紙が
定型サイズと異なっていた場合、オペレータのキー入力
操作を省くことができ、後処理に係る操作時間と労力を
軽減することができる。
【0010】本発明に係る後処理方法は画像形成後の用
紙を後処理する方法であって、画像形成後の用紙のサイ
ズを検出し、ここで検出された用紙のサイズから当該用
紙の中折り位置を決め、この中折り位置に基づいて用紙
を中折りすることを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る後処理方法によれば、画像形
成後の用紙を後処理する際に、この画像形成後の用紙が
不定型サイズであった場合でも、その用紙の長さをいち
いち測って入力しなくても、不定型サイズの用紙を位置
決定情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折り
することができる。
【0012】本発明に係る画像形成装置は用紙に画像を
形成した後に該用紙を後処理する装置であって、用紙に
画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によ
る画像形成後の用紙を中折りする後処理手段とを備え、
この後処理手段は用紙のサイズを検出する検出手段と、
この検出手段による用紙サイズ検出情報に基づいて用紙
の中折り位置を決め、該中折り位置に基づいて用紙を中
綴じ又は/及び中折りするように後処理手段を制御する
制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る画像形成装置によれば、上述
した後処理装置が応用されるので、画像形成後の用紙が
不定型サイズであった場合でも、その用紙の長さをいち
いち測って入力しなくても、不定型サイズの用紙を位置
決定情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折り
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての後処理装置、後処理方法及び画
像形成装置について説明をする。図1は、本発明に係る
実施形態としての後処理装置が適用される画像形成装置
100の構成例を示す断面の模式図である。
【0015】この実施形態では画像形成後の用紙サイズ
を検出して得た位置決定情報に基づいて用紙を中綴じ又
は/及び中折りする後処理手段を備え、画像形成後の用
紙が不定型サイズであった場合でも、その用紙の長さを
いちいち測って入力しなくても、再現性良く中綴じ又は
/及び中折りできるようにすると共に、オペレータの後
処理に係るキー入力操作時間と労力を軽減できるように
したものである。
【0016】図1に示す画像形成装置100は用紙Pに
画像を形成した後に、該用紙Pを後処理する装置であっ
て、原稿搬送部70、画像読取部80、画像形成部90
及び後処理装置200を備えている。原稿搬送部70で
は、原稿皿1に載置された原稿の束から原稿Dが、送り
出しローラと分離搬送ローラとレジストローラからなる
原稿給紙手段2により1枚ずつ分離され、搬送ドラム3
により搬送されて、搬送ドラム3の下で画像読取が行わ
れる。画像が読み取られた原稿Dは原稿排紙皿4に排出
される。原稿センサS1は画像読取位置の直前の原稿搬
送路に望んで設けられ、原稿Dの先端及び後端を検知す
るようになされる。
【0017】画像読取部80では、搬送ドラム3の下を
移動する原稿Dを照明光源10で照明して、原稿Dから
の反射光をミラー11及びレンズ12からなる光学系で
ラインCCDからなる撮像素子13上に投影して走査読
取が行われる。撮像素子13により電気信号に変換され
た画像情報は、図示しない画像処理部によりデジタル画
像情報に変換され図示しない画像メモリに記憶される。
画像読取部80は、原稿センサS1による原稿先端検出
信号に基づいて画像読取を開始する。
【0018】画像形成部90は画像形成手段の一例であ
り、電子写真方式により記録紙P上に画像を形成するよ
うになされる。画像形成部90には露光装置22が設け
られ、露光装置22は画像読取部80により作成された
デジタル画像情報(以下で画像データという)に基づい
て発光するレーザダイオード及び、このレーザダイオー
ドからの光ビームを感光体20上に導く光学系を有して
いる。
【0019】画像形成部90には露光装置22の他にド
ラム状の感光体20及び画像形成プロセス部21が設け
られ、感光体20上に静電潜像を形成し、現像によりト
ナー像を形成し、転写によりトナー像を記録紙Pに転写
するようになされる。画像形成プロセス部21において
は、また、転写後に残留しているトナーをクリーニング
することが行われる。
【0020】更に、画像形成部90の下方には記録紙供
給部30,31,32が設けられ、感光体20に記録紙
Pを供給するようになされる。感光体20の下流側には
定着装置23が設けられ、トナー像を記録紙P上に定着
するようになされる。定着装置23の下流側には切換ガ
イド33が設けられ、定着処理された記録紙Pをそのま
ま排紙するか、反転部又は裏面画像形成用紙供給部36
に導くかの切換を行うようになされる。裏面画像形成用
紙供給部36は記録紙供給部30上に設けられている。
この他に切換ガイド33の下流側には排紙ローラ34が
設けられ、画像形成装置本体の側面には手差し給紙部3
5が設けられている。
【0021】画像形成部90では画像形成開始信号によ
り、感光体20が回転するとともに、記録紙給紙部3
0,31又は32から記録紙Pが給紙される。回転する
感光体20上に画像形成プロセス部21により形成され
たトナー像は記録紙P上に転写される。定着装置23に
より定着処理された記録紙Pは、そのまま後処理装置2
00に搬送されるか、裏面反転された後に後処理装置2
00に搬送されるか又は裏面画像形成用給紙部36に搬
送するかが切換ガイド33により選択される。
【0022】つまり、画像形成部90の下流側には後処
理手段の一例となる後処理装置200が着脱自在に取り
付けられており、画像形成後の記録紙(用紙)9を中綴
じ又は/及び中折り処理するようになされる。
【0023】この後処理装置200では画像形成部90
から排紙される記録紙Pを載置する排紙皿40、1部毎
に排紙位置をシフトするシフト排紙部43、シフト排紙
された記録紙P及びステープルされた記録紙Pが排紙さ
れる排紙皿51、綴じ処理手段としてのステープラ4
6、2つ折り手段60,中折りされた記録紙Pが排紙さ
れる排紙皿52、表紙、表裏紙、仕切り等に用いられる
用紙Qが載置される用紙給紙皿41及び後処理装置20
0の前述した種々の処理部に記録紙Pと用紙Qを搬送す
る搬送路42を備えている。
【0024】この後処理装置200で綴じ処理やシフト
処理を行うことなく、画像形成部90から排紙順に記録
紙Pを排紙するモードでは、記録紙Pは排紙皿40に排
紙される。中綴じ処理、インターシート添付等の後処理
を行う排紙処理モードにおいては、画像形成部90から
排紙された記録紙Pは搬送路42を構成する搬送ローラ
420〜424により搬送ベルト44とストッパ48で
形成される中間スタッカ47に搬送されて積載される。
【0025】この中間スタッカ47と2つ折り手段60
との間には、検出手段の一例となる用紙サイズセンサS
3が取り付けられ、中間スタッカ47で揃えられた記録
紙Pのサイズを検出するために、当該記録紙Pの先端及
び後端を検知するようになされる。これは排紙処理モー
ドの実行に当たって中折り直前の用紙の長さを算出する
ためである。
【0026】用紙の長さは画像形成前に測定して画像形
成部90から後処理装置200へその測定結果を取得す
る方法が考えられるが、画像形成後の記録紙Pがわずか
であるが伸縮する場合がある。このため記録紙Pを中折
り直前で計測するようにした。排紙処理モードとして
は、シフトモード、ステープルモード、中折りモード及
びインターシートモードなどが準備されている。
【0027】このシフトモードとは冊子1部毎のよう
に、所定の記録紙Pの束毎に排紙位置を変えて排紙する
動作をいう。後処理装置200でシフトモードが選択さ
れた場合は、記録紙Pがシフト部43に送られ、シフト
部43において、搬送方向に直角な方向にシフトされ
て、排紙皿51に排紙される。
【0028】このステープルモードとは所定の記録紙P
の束毎に綴じ処理を行って記録紙Pを排紙する動作をい
う。このステープルモードが選択された場合は、記録紙
Pが搬送ベルト44上に搬送されて、ストッパ48によ
り所定枚数に揃えられる。そして、ステープラ46によ
り綴じ処理された後に搬送ベルト44で搬送されて排紙
皿51に排紙される。
【0029】また、中折りモードとは所定枚数毎に中折
り処理される動作をいう。中折りモードが選択された場
合は、記録紙Pが2つ折り手段60に送られ、所定枚数
送り込まれた段階で、中折り処理された後に排紙皿52
に排紙される。
【0030】更に、インターシートモードとは画像が形
成された記録紙Pの束に表紙や記録紙間を仕切る仕切シ
ートや裏表示を添付する動作をいう。この後処理装置2
00には用紙給紙手段410が設けられ、インターシー
卜に係る用紙Qが用紙給紙皿41に載置されている。こ
の用紙給紙手段410により給紙される用紙Qは搬送路
42の構成部である搬送ローラ421、422、42
3、424により搬送されて、搬送ベルト44とストッ
パ48により構成される中間スタッカ47において、記
録紙Pに添付される。この後処理装置200ではインタ
ーシートが添付された記録紙Pの束を綴じる綴じ処理を
行うこともできる。
【0031】図2は画像形成装置100の制御系の構成
例を示すブロック図である。図2に示す画像形成装置1
00の制御系には制御装置16が備えられ、この制御装
置16には原稿センサS1、操作部15、原稿搬送部7
0、画像読取部80、画像形成部90、及び後処理装置
200が接続されている。
【0032】原稿センサS1は図1で説明したように、
原稿搬送路上の画像読取位置直前に設けられ、原稿Dの
位置を検出し、原稿先端検出信号SD1を制御装置16
に出力するようになされる。操作部15は画像読取部8
0の手前上面に設けられ、液晶表示機能付きのタッチパ
ネルで構成され、排紙処理モードにおいてオペレータと
の対話を行うインターフェースとして機能する。操作部
15は当該モードに係る操作情報D1を制御装置16に
出力するようになされる。
【0033】制御装置16は原稿搬送部70、画像読取
部80、画像形成部90、及び後処理装置200の全体
を制御するものであり、操作情報D1に基づいて原稿搬
送部70に原稿搬送開始信号SS1を出力したり、原稿
先端検出信号SD1に基づいて画像読取部80に原稿読
取開始信号SS2を出力したり、その後、画像形成部9
0に画像形成開始信号SS3を出力したり、画像形成後
に後処理装置200に制御情報D2を出力するようにな
される。
【0034】制御装置16は図示しないCPU(中央演
算装置)や、画像データDINを格納するRAM,制御プ
ログラムを格納したROMなどが使用される。操作部1
5で排紙処理モードが選択指定されると、操作情報D1
を入力した制御装置16では操作部15による選択指示
に従ってシフトモード、ステープルモード、中折りモー
ド又はインターシートモードなどを実行するために、後
処理選択に係る制御情報D2を制御装置内のRAM(図
示せず)に一時記憶する。制御情報D2は画像が形成さ
れた記録紙Pを2つ折り処理したり、この記録紙Pに用
紙Qを添付する際の制御に使用される。
【0035】図3は後処理装置200の制御系の構成例
を示すブロック図である。図4は用紙サイズセンサS3
の取り付け位置例を示す断面図である。図3に示す後処
理装置200は画像形成後の記録紙Pを後処理する装置
であって、その制御系には制御手段の一例となるMPU
(マイクロプロセッサ)24が備えられている。MPU
24はスレーブとなってマスタである制御装置16と排
紙処理モードに関して通信処理するようになされる。M
PU24は図示しないCPUやRAM、ROM、タイマ
ーなどを備えている。
【0036】このMPU24にはセンサ動作部25、モ
ータ駆動部26、エンコーダ28、外部インタフェース
(I/O)29、ステープラ46及び2つ折り手段60
とが接続されており、センサ動作部25には記録紙セン
サS2及び用紙サイズセンサS3が接続されている。ス
テープラ46及び2つ折り手段60は後処理手段の一例
であり、MPU24による位置決定機能に基づいて記録
紙Pを中綴じ又は/及び中折りするようになされる。
【0037】記録紙センサS2では画像形成後の記録紙
Pが画像形成部90から後処理装置200へ搬入された
かが検出され、搬入検出信号SD2が記録紙センサS2
からMPU24へ通知される。
【0038】用紙サイズセンサS3は検出手段の一例で
あり、図1で説明した中間スタッカ47で揃えられた記
録紙Pのサイズを検出するために、当該記録紙Pの先端
及び後端を検知するようになされる。用紙サイズセンサ
S3は図4に示す中間スタッカ47と2つ折り手段60
との間に設けられ、用紙サイズ検出信号SD3をMPU
24へ通知される。
【0039】この例では中間スタッカ47と2つ折り手
段60との間が搬送ガイド55により接続されており、
搬送ガイド55の上流側には搬送ローラ54A,54B
が取り付けられ、その下流側には搬送ローラ56A,5
6Bが取り付けられ、モータ27により駆動するように
される。用紙サイズセンサS3は搬送ローラ56Aの近
傍に隣接して取り付けられている。用紙サイズセンサS
3を用紙搬送系に近づけたのは精度良く搬送速度Vを算
出するためである。
【0040】これらのセンサS2及びS3の他に用紙到
達センサS4が2つ折り手段60の内部に設けられ、後
処理が施される記録紙Pの先端部到達を検知し、先端部
到達検出信号SD4をMPU24へ通知するようになさ
れる(図7参照)。
【0041】また、図3に示す記録紙センサS2、用紙
サイズセンサS3及び用紙到達センサS4にはセンサ動
作部25が接続され、各々のセンサS2〜S4から得ら
れた検出電圧波形(検出信号波形)が信号処理される。
【0042】例えば、センサ動作部25では用紙サイズ
センサS3によって検出された、記録紙Pの無し状態か
ら有り状態を検出した際の検出電圧波形の立ち下がり時
刻や、該記録紙Pの有り状態から無し状態を検出した際
の検出電圧波形の立ち上がり時刻を検出するようになさ
れる。
【0043】この例でセンサ動作部25に接続されたM
PU24では、用紙サイズセンサS3で検出されたアナ
ログ検出電圧波形の立ち下がり時間とその立ち上がり時
間が計測され、この立ち下がり時間と立ち上がり時間と
を比較して記録紙Pの先端及び後端を判別すると共に、
記録紙Pの黒又は白を判定するようになされる。この判
定により、記録紙Pの濃度差に応じて記録紙Pが白紙か
黒紙かを判別することができる。黒紙を検出した場合は
用紙の長さを補正するようになされる(図5参照)。
【0044】また、図3に示すモータ駆動部26には用
紙搬送系を構成するモータ27が接続され、モータ駆動
信号SMに基づいて所定の方向へ記録紙Pを搬送するよ
うになされる。このモータ27にはエンコーダ28が接
続され、モータ27の回転数等を検出し、そのモータ回
転検出信号SD5をMPU24に出力するようになされ
る。このMPU24では、センサ動作部25による用紙
サイズ検出情報及びエンコーダ28によるモータ回転検
出信号SD5に基づいて記録紙Pの中折り位置を決める
ようになされる。
【0045】MPU24には外部インタフェース(I/
O)29が接続され、画像形成装置本体に接続され、制
御情報D2の送受信され、後処理に関して通信処理され
る。MPU24にはステープラ46が接続され、中綴じ
開始信号SS4に基づいて記録紙Pの束にステープルを
施すようになされる。MPU24には更に2つ折り手段
60が接続され、2つ折り開始信号SS5に基づいて中
綴じ後の記録紙Pの束を2つ折りするようになされる。
【0046】図5は用紙サイズセンサS3による白紙/
黒紙の判別例を示す信号波形図である。図5に示す信号
波形は用紙サイズセンサS3からセンサ動作部25へ出
力される検出電圧波形(デジタル)である。用紙サイズ
センサS3では記録紙Pの無し状態から有り状態を検出
した際の用紙サイズ検出信号SD3の電圧波形の立ち下
がり時刻や、該記録紙Pの有り状態から無し状態を検出
した際のSD3の電圧波形の立ち上がり時刻を検出する
ようになされる。この例では予め設定された閾値電圧V
THと、用紙サイズセンサS3で検出されたアナログ検出
電圧(用紙サイズ検出信号)Vdとが比較される。
【0047】図4で説明したMPU24では用紙サイズ
センサS3で検出されたアナログ検出電圧Vdが閾値電
圧VTHに到達する立ち下がり時刻を先端検知時刻t1と
して認識される。同様にして、その立ち上がり時刻が後
端検知時刻t2として認識される。用紙通過時間Tは後
端検知時刻t2と先端検知時刻t1との差を以て計算さ
れる。具体的に用紙通過時間Tを計測するには、先端検
知時刻t1によってクロック信号CLKのサンプリング
が開始され、後端検知時刻t2にクロック信号CLKの
サンプリングが終了される。この間のクロックの数によ
って用紙通過時間Tが測定される。
【0048】MPU24は記録紙Pの先端検知時刻t1
及びその記録紙Pの後端検知時刻t2から得られる用紙
通過時間Tとその記録紙Pの搬送速度Vに基づいて記録
紙Pの長さLを算出するようになされる。記録紙Pの長
さLはL=V・T=(t2−t1)で与えられる。搬送
速度Vは記録紙Pを搬送する用紙搬送系のモータ駆動信
号SM及びエンコーダ28から得られるモータ回転検出
信号SD5に基づいてMPU24により算出される。
【0049】このMPU24では更に、用紙サイズセン
サS3で検出されたアナログ検出電圧Vdの立ち下がり
時間T1と、その立ち上がり時間T2が計測され、この
立ち下がり時間T1と立ち上がり時間T2から記録紙P
の先端及び後端を判別するようになされる。
【0050】また、黒紙の先端検出時の立ち下がり時間
T1(B)は白紙の先端検出時の立ち下がり時間T1
(W)よりも長いことが見出され、同様にして、黒紙の
後端検出時の立ち上がり時間T2(B)は白紙の後端検
出時の立ち上がり時間T2(W)よりも長いことが経験
的に見出された。この立ち上がり時間の相違を利用する
ことにより、濃度差の異なる記録紙Pが白紙か黒紙かを
判別することができる。
【0051】MPU24は記録紙Pの先端及び後端を検
出してその記録紙Pの通過を判別すると共に、用紙サイ
ズセンサS3による用紙通過時間Tの検出誤差を算出
し、この誤差を無くすように記録紙Pの長さLを補正す
るようになされる。記録紙Pが白紙の場合は実際の用紙
の長さLに対する用紙通過時間換算の演算値による用紙
の長さL’との誤差は無視できる程度の値となるので補
正をほとんど行わなくてよい。もちろん、白紙の場合で
も用紙の長さLを補正してもよい。
【0052】記録紙Pが黒紙の場合は実際の用紙の長さ
Lに対する補正が必要となる。用紙通過時間換算の演算
値による用紙の長さL’(L+ΔL)が、実際の用紙の
長さLに対してΔL=0.1mm程度の誤差を生じるこ
とが確認され、その誤差値が中折り位置の決定に関して
無視できないためである。この場合に実際の用紙の長さ
Lに近づくように、用紙通過時間換算の演算値による用
紙の長さL’が補正される。この例では用紙サイズセン
サS3が黒紙を検出した場合は用紙の長さL=L’−Δ
Lをして補正するようになされる(以下で黒紙絶対値補
正という)。
【0053】この後処理装置200では記録紙Pが黒紙
の場合であって、当該装置200が取り扱える最大の記
録紙Pの長さLmaxが与えられると、その範囲内で誤差
値を無くすために、用紙通過時間換算の演算値による用
紙の長さL’に対して経験的に予め求めた補正値をRO
Mなどに参照テーブルとして格納し、その黒紙の補正時
に当該ROMから補正値を読み出して実際の用紙の長さ
Lに近づくように演算値による用紙の長さL’を修正す
るとよい。
【0054】続いて、2つ折り手段60の構成例につい
て説明をする。図6は2つ折り手段60の構成例を示す
断面図である。図6に示す2つ折り手段60は搬送ロー
ラ61、搬送ベルト62、搬送ガイド63、中折り載置
部64、折り部ストッパ手段65、用紙突き出し手段6
6を有している。
【0055】この折り部ストッパ手段65はストッパ部
材65A、保持部材65B、ガイドバー65C、アクチ
ュエータ65D及び用紙到達センサS4を有している。
この例では中折り載置部64上を搬送される各種サイズ
の記録紙Pの束をストッパ部材65Aの先端部に当接し
て先端部の位置決め、すなわち、中折り位置を設定する
ようになされる。ストッパ部材65Aは保持部材65B
に固定されている。
【0056】この保持部材65BはモータM1により駆
動され、ガイドバー65Cに摺動して直線移動される。
アクチュエータ65D及び用紙到達センサS4は中折り
積載部64上を搬送されてくる記録紙Pの先端部到達
(通過)を検知し、用紙到達検出信号を出力するように
なされる。折り部ストッパ手段65は、モータM1と駆
動手段により移動可能であり、MPU24に計算された
用紙サイズ毎の中折り位置に移動して停止するようにな
される。これにより、中折り処理が施される記録紙Pの
先端部を位置決めすることができる。
【0057】この用紙突き出し手段66は突き出し板6
6A、可動保持部材66B及びガイドバー66Cを有し
ている。用紙突き出し手段66では2つ折り開始信号S
S5により可動保持部材66Bが、固定配置されたガイ
ドバー66Cに沿って直進し、可動保持部材66Bに固
定された突き出し板66Aは用紙載置面より上方に突出
するようになされる。
【0058】用紙突き出し手段66には更に一対の折り
ローラ67A,67Bが設けられ、駆動源に接続し回転
可能となされている。折りローラ67Aを支持するアー
ム671Aは、支軸672Aを中心に揺動可能であり、
バネ673Aにより付勢されている。折りローラ67B
を支持するアーム671Bも、支軸672Bを中心に揺
動可能であり、バネ673Bにより付勢されている。
【0059】また、用紙突き出し手段66には折りロー
ラ67A,67Bの他に一対の加圧ローラ69A,69
Bが設けられ、駆動源に接続し回転可能となされてい
る。加圧ローラ69Aと折りローラ67Aとの間には、
搬送ベルト68Aが巻回されている。加圧ローラ69B
と折りローラ67Bとの間には、搬送ベルト68Bが巻
回されている。
【0060】この用紙突き出し手段66では、回転する
折りローラ67A,67Bにより挟圧されて折り目を形
成された記録紙Pの束の中央部は、搬送ベルト68A,
68Bに挟持されて搬送され、加圧ローラ69A,69
Bのニップ位置に送り込まれ、この位置で折り目が更に
しっかり付けられた後に、排紙皿52上に排出される。
【0061】図7は2つ折り手段60における中折り位
置の決定例を示す寸法図である。図7に示す2つ折り手
段60には中折り載置部64及び折り部ストッパ手段6
5が設けられ、実際の長さLの記録紙Pが載置部64上
の折り部ストッパ手段65により規制される位置に揃え
られる。この折り部ストッパ手段65の規制位置は記録
紙Pの一端からの離隔距離であり、MPU24による補
正後の用紙の長さLの1/2の位置によって与えられ
る。
【0062】なお、図8A〜Cに用紙突き出し手段66
の動作例を示している。図8Aは、用紙折り時の通過状
態、図8Bは、用紙加圧時の通過状態、及び、図8C
は、小冊子SAの搬送排出時の通過状態をそれぞれ示す
断面図である。
【0063】図8Aに示す用紙突き出し手段66では2
つ折り開始信号SS5により、図示しないモータが駆動
を開始して、突き出し板66Aが前進する。突き出し板
66Aの先端部は、記録紙Pの用紙搬送方向の中央部
(折り部c)を突き出し、回転を停止している折りロー
ラ67A,67Bの圧接位置に送り込み、記録紙Pを中
折り処理するようになされる。
【0064】この例では突き出し板66Aの先端部が、
記録紙Pの折り合わせ部を突き出して、折りローラ67
A,67Bの外周面に摺接して圧接位置に送り込むと
き、折りローラ67A,67Bの各軸端に設けられたワ
ンウェイクラッチ(図示せず)により、折りローラ67
A,67Bは移動する記録紙Pと連れ周りして、用紙搬
送方向にのみ回転するようになされる。
【0065】この突き出し板66Aの先端部が、折りロ
ーラ67A,67Bの圧接位置より若干(1〜3mm)
越えた最大押し込み位置まで前進したとき、折りローラ
67A,67Bの駆動回転が開始される。突き出し板6
6Aは、折りローラ67A,67Bの駆動回転開始と同
時、又は駆動回転開始より僅か遅れて後退を開始する。
【0066】この突き出し板66Aの先端部の後退によ
り、記録紙Pの折り合わせ部から突き出し板66Aの先
端部が引き抜かれ、記録紙Pの折り合わせ部は折りロー
ラ67A,67Bの外周面に圧接、保持されて、折り目
が強く付けられる。その後、記録紙Pの折り合わせ部か
ら突き出し板66Aの先端部が引き抜かれるとき、折り
ローラ67A,67Bは、ワンウェイクラッチにより、
逆転が防止されるから、記録紙Pが後退することはな
い。
【0067】その後、図8Bに示す用紙突き出し手段6
6では、回転する折りローラ67A,67Bの圧接位置
を通過した記録紙Pの先端部が回動する搬送ベルト68
A,68Bに挟持されて、回転する加圧ローラ69A,
69Bの圧接位置に送り込まれる。記録紙Pの先端部
は、固定位置で回転する加圧ローラ69Aと、揺動板6
9Cに揺動可能に支持され回転する加圧ローラ69Bと
により圧接されて、折り目部が更に強く付けられる。
【0068】そして、図8Cに示す用紙突き出し手段6
6では、回転する加圧ローラ69A,69Bの圧接位置
を通過した記録紙Pが排紙皿52上に排出されて載置さ
れる。つまり、折りローラ67A,67Bにより二つ折
り処理された記録紙Pの先端部は、傾斜配置された加圧
ローラ69A,69Bのニップ位置に搬入される。記録
紙Pの先端部の折り部cは、加圧ローラ69A,69B
のニップ位置の一方の端部に挟持、押圧され、順次他方
の端部に向けて挟持、押圧されて通過する。
【0069】記録紙Pの先端部の折り部cは、傾斜配置
された加圧ローラ69A,69Bのニップ位置により順
次、集中荷重が印加されるから、折り目が確実に強制付
与され、優れた仕上がり品質の小冊子SAが達成され
る。これにより、中折り処理済みの小冊子SAを搬送し
て排紙皿52に排出することができる。
【0070】続いて、記録紙Pの束の中折り/中綴じ処
理例について説明をする。図9A〜Dは記録紙Pの束の
中折り/中綴じ処理例を示すイメージ図である。図9A
は記録紙Pの平面図、図9Bは中折り/中綴じ後の小冊
子SAの斜視図、図9Cは冊子SAの両開き状態を示す
斜視図、図9Dは小冊子の断面図である。
【0071】図9Aに示す記録紙Pは、二つ折りする折
り部cに沿って中央振り分け2箇所に、ステープラ46
により綴じ針SPを打針して中綴じ処理される。図9B
に示す小冊子SAは中綴じと二つ折りの後処理を施した
ものである。
【0072】この後処理装置200で中綴じ処理と二つ
折り処理により作製された小冊子SAは、表紙Kの第1
面(p1,p8)を外側に向け、その裏面側に第2面
(p2,p7)、更にその内側に中身である記録紙Pの
第1面(p3,p6)、その内側に記録紙Pの第2面
(p4,p5)が配置され、図示のように8頁(p1〜
p8)から構成されるページ揃えができる。なお、図9
Cには両開き状態の小冊子SAを示し、図9Dには中綴
じと二つ折りの後処理を施した小冊子SAを側面から見
た図を示している。
【0073】この例では、後処理装置200には上述し
た排紙処理モードの他に、冊子作製オートモードが準備
され、その操作部15において当該冊子作製モードを選
択し設定すると、用紙給紙皿(表紙載置部)41上に表
紙Kを積載し、プリントを開始する。そして、画像形成
装置100の制御装置16により、画像処理プロセスが
実行され、画像を担持した記録紙Pは後処理装置200
により、中綴じ処理と二つ折り処理とが行われて、連続
して小冊子SAが作製されて排出される。
【0074】続いて、画像形成装置100の動作例につ
いて説明をする。図10及び図11は画像処理装置10
0における動作例(その1、2)を示すフローチャート
である。この実施形態では通常複写モードと排紙処理モ
ードとが準備され、予めユーザに動作モードを設定さ
せ、この動作モードに基づいて画像形成後の記録紙Pを
後処理する場合を前提とする。この例では排紙処理モー
ドを選択する場合、両面複写された記録紙Pを小冊子S
Aに綴じる場合を想定する。
【0075】これを前提にして、ユーザは操作部15を
使用して動作モードを設定する。この設定を受けて制御
装置16は、図10に示すフローチャートのステップA
1で動作モードに係る操作情報D1を入力する。その
後、ステップA2で通常複写モードあるいは排紙処理モ
ードのいずれが設定されたかを判別する。
【0076】通常複写モードが設定された場合はステッ
プA3に移行して原稿搬送部70に原稿搬送信号SS1
を出力して画像形成処理を実行する。原稿搬送部70で
は、原稿皿1に載置された原稿Dが原稿搬送信号SS1
に基づいて原稿給紙手段2により1枚ずつ分離されて搬
送され、搬送ドラム3により搬送されて、搬送ドラム3
の下で画像読取が行われる。
【0077】画像読取部80では、搬送ドラム3の下を
移動する原稿Dを原稿読取開始信号SS2に基づいて照
明光源10で照明して、この原稿Dからの反射光を光学
系及び撮像素子13を使用して走査読取が行われる。撮
像素子13による画像データDINは画像メモリに記憶さ
れる。画像データDOUTは画像メモリから画像形成部9
0へ順次読み出される。
【0078】画像形成部90では画像データDOUT及び
画像形成開始信号SS3に基づいて電子写真方式により
記録紙P上に画像を形成するようになされる。露光装置
22では画像データDOUTに基づいてレーザダイオード
を発光させ、このレーザダイオードからの光ビームが光
学系により感光体20上に導くようになされる。
【0079】画像形成プロセス部21では感光体20上
に静電潜像を形成し、現像によりトナー像を形成し、転
写によりトナー像を記録紙Pに転写するようになされ
る。定着装置23ではトナー像を記録紙P上に定着する
ようになされる。定着装置23により定着処理された記
録紙Pは通常複写モードに基づいてそのまま排紙され
る。その後、ステップA14に移行する。
【0080】また、ステップA2で排紙処理モードが設
定されている場合には、まず、ステップA4に移行して
通常複写モードと同様にして画像形成処理を実行する。
そして、切換ガイド33により記録紙Pを裏面反転され
た後に裏面画像形成用給紙部36に搬送され、その後、
両面複写された記録紙Pが後処理装置200に搬送され
る。
【0081】その後、制御情報D2を受信している後処
理装置200ではステップA5に移行して記録紙Pが当
該装置200内に給紙されたかが記録紙センサS2によ
りチェックされる。ここで記録紙センサS2は搬入検出
信号SD2をMPU24に出力する。
【0082】後処理装置200に記録紙Pが給紙されな
い場合は、ステップA12に移行して予め設定された経
過時間Txの経過を待つ。画像形成後の記録紙Pが確か
に後処理装置200に給紙されたかを確認するためであ
る。従って、経過時間Txを待っても記録紙Pが給紙さ
れない場合は、ステップA13に移行してアラーム処理
を実行しステップA14に移行する。
【0083】ステップA5で画像形成後の記録紙Pが後
処理装置200に給紙された場合は、記録紙Pの長さL
を計測するためにステップA6に移行して用紙サイズの
計測を開始する。ここで用紙サイズセンサS3はMPU
24に用紙サイズ検出信号(アナログ検出電圧:Vd)
SD3を出力する。MPU24ではアナログ検出電圧V
dが閾値電圧VTHに到達する立ち下がり時刻を先端検知
時刻t1として認識される(図5参照)。
【0084】その後、ステップA7に移行して記録紙P
が用紙サイズセンサS3を通過しかがチェックされる。
MPU24はセンサ動作部25の出力を監視し、記録紙
Pの先端及び後端を検出してその記録紙Pの通過を判別
する。記録紙Pが用紙サイズセンサS3を通過した場合
はステップA8に移行して用紙サイズの計測を終了す
る。MPU24では用紙サイズセンサS3で検出された
アナログ検出電圧Vdが閾値電圧VTHに到達する立ち上
がり時刻を後端検知時刻t2として認識される(図5参
照)。
【0085】その後、記録紙Pのサイズから当該記録紙
Pの中折り位置cを決めるために、ステップA9に移行
して記録紙Pが白紙か黒紙かを判定すると共に、用紙の
長さLを算出する。この記録紙Pの黒又は白の判定は、
用紙サイズセンサS3で検出されたアナログ検出電圧波
形の立ち下がり時間T1と、その立ち上がり時間T2が
計測され、この立ち下がり時間T1と立ち上がり時間T
2とをMPU24により比較することにより行われる。
【0086】記録紙Pの長さLは、記録紙Pの先端検知
時刻t1及びその記録紙Pの後端検知時刻t2から得ら
れる用紙通過時間Tとその記録紙Pの搬送速度Vに基づ
いてMPU24により、L=V・T=(t2−t1)で
算出される。このとき、MPU24は記録紙Pを搬送す
る用紙搬送系のモータ駆動信号SM又はエンコーダ28
から得られるモータ回転検出信号SD5に基づいて搬送
速度Vを算出するようになされる。
【0087】その後、ステップA10に移行して記録紙
Pが黒紙の場合に、記録紙Pの長さLを補正する。この
場合に実際の用紙の長さLに近づくように、用紙通過時
間換算の演算値による用紙の長さL’がによって補正さ
れる(黒紙絶対値補正)。このとき、MPU24はRO
Mの参照テーブルから補正値を読出し、この補正値に基
づいて、用紙通過時間換算の演算値による用紙の長さ
L’を実際の用紙の長さLに近づくように修正される。
【0088】その後、ステップA11で後処理処理を実
行すべく、ステープラ46では中綴じ開始信号SS4に
基づいて記録紙Pを中綴じするようになされる。その
後、2つ折り手段60では2つ折り開始信号SS5及び
中折り位置cに基づいて記録紙Pを中折り処理する。
【0089】ここでは2つ折り手段60に記録紙Pが揃
えられると、用紙突き出し手段66により、突き出し板
66Aが前進する。突き出し板66Aの先端部は、記録
紙Pの用紙搬送方向の中央部(中折り位置c)を突き出
し、回転を停止している折りローラ67A,67Bの圧
接位置に送り込み、記録紙Pを中折り処理するようにな
される。
【0090】この突き出し板66Aの先端部が、折りロ
ーラ67A,67Bの圧接位置より若干(1〜3mm)
越えた最大押し込み位置まで前進したとき、折りローラ
67A,67Bの駆動回転が開始される。突き出し板6
6Aは、折りローラ67A,67Bの駆動回転開始と同
時、又は駆動回転開始より僅か遅れて後退を開始する。
【0091】この突き出し板66Aの先端部の後退によ
り、記録紙Pの折り合わせ部から突き出し板66Aの先
端部が引き抜かれ、記録紙Pの折り合わせ部は折りロー
ラ67A,67Bの外周面に圧接、保持されて、折り目
が強く付けられる(図8A参照)。
【0092】その後、用紙突き出し手段66では記録紙
Pの先端部を加圧ローラ69Aと、加圧ローラ69Bと
により圧接されて、折り目部が更に強く付けられる(図
8B参照)。そして、用紙突き出し手段66では、回転
する加圧ローラ69A,69Bの圧接位置を通過した記
録紙Pが排紙皿52上に排出されて載置される(図8C
参照)。これにより、中折り処理済みの小冊子SAを得
ることができる。
【0093】このように、本発明に係る実施形態として
の後処理装置200によれば、画像形成後の記録紙Pを
後処理する場合に、MPU24により決定された中折り
位置cに基づいてステープラ46では記録紙Pを中綴じ
するようになされ、2つ折り手段60では記録紙Pを中
折りするようになされる。
【0094】従って、画像形成後の記録紙Pが不定型サ
イズであった場合でも、その記録紙Pの長さをいちいち
スケールを用いてそれを測って入力しなくても、不定型
サイズの記録紙Pを位置決定情報に基づいて再現性良く
中綴じ又は/及び中折りすることができる。
【0095】これにより、中綴じ又は/及び中折りする
記録紙Pが定型サイズと異なっていた場合でも、オペレ
ータのキー入力操作を省くことができ、後処理に係る操
作時間と労力を軽減することができる。
【0096】また、本発明に係る実施形態としての画像
形成装置100によれば、上述した後処理装置200が
適用されるので、画像形成後の記録紙Pが不定型サイズ
であった場合でも、その記録紙Pの長さをいちいち測っ
て入力しなくても、不定型サイズの記録紙Pを位置決定
情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折りする
ことができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る後処
理装置によれば、画像形成後の用紙を後処理する後処理
手段を備え、この後処理手段は画像形成後の用紙サイズ
を検出して得た位置決定情報に基づいて用紙を中綴じ又
は/及び中折りするものである。
【0098】この構成によって、画像形成後の用紙が不
定型サイズであった場合でも、その用紙の長さをいちい
ち測って入力しなくても、不定型サイズの用紙を位置決
定情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折りす
ることができる。
【0099】これにより、中綴じ又は/及び中折りする
用紙が定型サイズと異なっていた場合、オペレータのキ
ー入力操作を省くことができ、後処理に係る操作時間と
労力を軽減することができる。
【0100】本発明に係る後処理方法によれば、画像形
成後の用紙を後処理する際に、この画像形成後の用紙の
サイズを検出し、ここで検出された用紙のサイズから当
該用紙の中折り位置を決め、その後、中折り位置に基づ
いて用紙を中折りするようになされる。
【0101】この構成によって、画像形成後の用紙が不
定型サイズであった場合でも、その用紙の長さをいちい
ち測って入力しなくても、不定型サイズの用紙を位置決
定情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折りす
ることができる。
【0102】本発明に係る画像形成装置によれば、上述
した後処理装置が応用されるので、画像形成後の用紙が
不定型サイズであった場合でも、その用紙の長さをいち
いち測って入力しなくても、不定型サイズの用紙を位置
決定情報に基づいて再現性良く中綴じ又は/及び中折り
することができる。
【0103】これにより、中綴じ又は/及び中折りする
用紙が定型サイズと異なっていた場合、オペレータのキ
ー入力操作を省くことができ、後処理に係る操作時間と
労力を軽減することができる。
【0104】この発明は画像形成後の用紙を中綴じ中折
り込みする後処理機能付きの複写機に適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての後処理装置が適
用される画像形成装置100の構成例を示す断面の模式
図である。
【図2】画像形成装置100の制御系の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】後処理装置200の制御系の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】用紙サイズセンサS3の取り付け位置例を示す
断面図である。
【図5】用紙サイズセンサS3による白紙黒紙の判別例
を示す信号波形図である。
【図6】2つ折り手段60の構成例を示す断面図であ
る。
【図7】2つ折り手段60における中折り位置例を示す
寸法図である。
【図8】A〜Cは用紙突き出し手段66の動作例を示す
模式図である。
【図9】A〜Dは記録紙Pの束の中折り中綴じ処理例を
示す状態遷移図である。
【図10】画像形成装置100における動作例(その
1)を示すフローチャートである。
【図11】画像形成装置100における動作例(その
2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 原稿給紙手段 16 制御装置 20 感光体 21 画像形成プロセス部 22 露光装置 23 定着装置 24 MPU(制御手段) 46 ステープラ 60 2つ折り手段 70 原稿搬送部 80 画像読取部 90 画像形成部 100 画像形成装置 200 後処理装置 S3 用紙サイズセンサ(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA20 DA28 DC10 DC11 DE07 DE09 ED29 EF09 2H072 AA16 AA23 AA29 AB03 AB10 CA01 CA07 CB01 CB02 CB03 GA01 GA08 HA03 3F108 AA01 AB01 AC01 BA02 CA02 CD01 EA06 GA01 GB01 HA02 HA32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成後の用紙を後処理する装置であ
    って、 前記用紙のサイズを検出する検出手段と、 前記検出手段による用紙サイズ検出情報に基づいて前記
    用紙の中折り位置を決める制御手段と、 前記制御手段による位置決定情報に基づいて前記用紙を
    中綴じ又は/及び中折りする後処理手段とを備えること
    を特徴とする後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記用紙の一端の検知時刻及び該用紙の他端の検知時刻
    から得られる用紙通過時間と該用紙の搬送速度に基づい
    て前記用紙の長さを算出することを特徴とする請求項1
    に記載の後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記用紙を搬送する用紙搬送系のモーター駆動信号又は
    該用紙搬送系のモーター回転検出信号に基づいて前記搬
    送速度を算出することを特徴とする請求項1に記載の後
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記用紙の先端及び後端を検出して該用紙の通過を判別
    することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記用紙の無し状態から有り状態を検出した際の検出信
    号波形と、該用紙の有り状態から無し状態を検出した際
    の検出信号波形とを比較して前記用紙の先端及び後端を
    判別すると共に、用紙の黒又は白を判別することを特徴
    とする請求項1に記載の後処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記検出手段による用紙通過時間の検出誤差を算出し、
    該誤差を無くすように前記用紙の長さを補正することを
    特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  7. 【請求項7】 画像形成後の用紙を後処理する方法であ
    って、 画像形成後の前記用紙のサイズを検出し、 検出された前記用紙のサイズから当該用紙の中折り位置
    を決め、 前記中折り位置に基づいて前記用紙を中綴じ又は/及び
    中折りすることを特徴とする後処理方法。
  8. 【請求項8】 前記用紙のサイズは、画像を定着した後
    の用紙の長さを計測することを特徴とする請求項7に記
    載の後処理方法。
  9. 【請求項9】 用紙に画像を形成すると共に該用紙を後
    処理する装置であって、 前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段による画像形成後の用紙を中折りする
    後処理手段とを備え、 前記後処理手段は、 前記用紙のサイズを検出する検出手段と、 前記検出手段による用紙サイズ検出情報に基づいて前記
    用紙の中折り位置を決め、該中折り位置に基づいて前記
    用紙を中綴じ又は/及び中折りするように前記後処理手
    段を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、 前記用紙に画像を定着する定着手段よりも下流側に設け
    られることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
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