JP2002172783A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 色材と水性媒体とを含むインクを収容するインク収容部と、該インクのインク滴を吐出させるインクジェットヘッド部と、を有する記録ユニットであって、
該インクのうち少なくとも一色が多価金属塩を更に含む、多価金属塩含有インクであり、
少なくとも該多価金属塩含有インクを吐出する該インクジェットヘッド部が、発熱部を形成する発熱抵抗体と、該発熱抵抗体に電気的に接続する電極配線と、前記発熱抵抗体と前記電極配線との上に絶縁保護層を介して設けられた耐キャビテーション膜とを基板上に有する基体に対して、インク滴を吐出する吐出口に連通する液流路が該発熱部に対応して設けられた構成を有し、該耐キャビテーション膜が少なくとも二層の膜で形成され、インクと接する上層の膜がTa膜もしくはTaAl膜であり、下層の膜はTaを含むアモルファス合金であることを特徴する記録ユニット。
【請求項2】 前記インクとして2色以上のカラーインクを用い、これらの少なくとも1色のインクが前記多価金属塩含有インクである請求項1に記載の記録ユニット。
【請求項3】 該カラーインクの色材が酸性染料または直接染料である請求項1または2に記載の記録ユニット。
【請求項4】 前記インクジェットヘッド部の液流路が、該液流路中のインクに気泡を発生させる気泡発生領域と、前記気泡発生領域に対面して設けられ前記気泡の成長に伴い変位する可動部材とを有する請求項1〜3のいずれかに記載の記録ユニット。
【請求項5】 前記液流路が、更に、前記気泡の成長に伴う前記可動部材の変位を規制するための規制部を有し、前記可動部材が変位して前記規制部に実質的に接触することによって、前記液流路が、前記吐出口に向かうインクの流れ方向に関して実質的に分断される請求項4に記載の記録ユニット。
【請求項6】 前記可動部材の自由端は、前記気泡発生領域の中央部に実質的に位置している請求項4または5に記載の記録ユニット。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の記録ユニットを有することを特徴する画像記録装置。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は以下の本発明により達成することができる。すなわち、本発明にかかる記録ユニットは、色材と水性媒体とを含むインクを収容するインク収容部と、該インクのインク滴を吐出させるインクジェットヘッド部と、を有する記録ユニットであって、
該インクのうち少なくとも一色が多価金属塩を更に含む、多価金属塩含有インクであり、
少なくとも該多価金属塩含有インクを吐出する該インクジェットヘッド部が、発熱部を形成する発熱抵抗体と、該発熱抵抗体に電気的に接続する電極配線と、前記発熱抵抗体と前記電極配線との上に絶縁保護層を介して設けられた耐キャビテーション膜とを基板上に有する基体に対して、インク滴を吐出する吐出口に連通する液流路が該発熱部に対応して設けられた構成を有し、該耐キャビテーション膜が少なくとも二層の膜で形成され、インクと接する上層の膜がTa膜もしくはTaAl膜であり、下層の膜はTaを含むアモルファス合金であることを特徴するものである。
時間T1経過後、塩を添加した顔料インクは、図12(b)に示すように、固液分離が速やかに起こり、インク中の固体成分の殆どが豊富に含まれる領域905とインク中の溶媒とが分離し、分離した溶剤の浸透先端907が紙903内部へと進んでいく。一方、塩を添加しない顔料インクは、図13(b)に示すように、塩を添加したインク程には固液分離が速やかに起こらないために、固液分離しない状態1005で、紙1003内部へと浸透していく。
図2に示すように、Si基板3の上に、蓄熱層8として酸化シリコン膜が形成されており、その上に発熱抵抗体層4、電極配線2としてAl層がそれぞれ所定のパターン形状に形成されている。一対の電極配線2同士の間隙にある発熱抵抗体層4の部分が、上面のインクを急激に加熱沸騰させる発熱部1となる。
一方、第2の耐キャビテーション膜7としてのTaは正方格子の結晶構造からなるTa(β−Taとも呼ぶ。)で、発熱部1における気泡の消泡時に発生するキャビテーションによって少しづつ除去される特性を持ち、後述するが純度99%以上の金属Taのターゲットを用いてスパッタリングによって形成された正方格子の結晶構造を持つTa膜(層)である。
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