JP2002172137A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

使い捨て紙おむつ

Info

Publication number
JP2002172137A
JP2002172137A JP2000374192A JP2000374192A JP2002172137A JP 2002172137 A JP2002172137 A JP 2002172137A JP 2000374192 A JP2000374192 A JP 2000374192A JP 2000374192 A JP2000374192 A JP 2000374192A JP 2002172137 A JP2002172137 A JP 2002172137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disposable
elastic member
waist
sheet
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000374192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3497815B2 (ja
Inventor
Yosuke Mori
洋介 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Daio Paper Converting Co Ltd
Original Assignee
Daio Paper Corp
Daio Paper Converting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000374192A priority Critical patent/JP3497815B2/ja
Application filed by Daio Paper Corp, Daio Paper Converting Co Ltd filed Critical Daio Paper Corp
Priority to AU2002218485A priority patent/AU2002218485A1/en
Priority to EP01998294A priority patent/EP1354576B1/en
Priority to PCT/JP2001/010380 priority patent/WO2002043636A1/ja
Priority to US10/432,846 priority patent/US7727214B2/en
Priority to AT01998294T priority patent/ATE511827T1/de
Publication of JP2002172137A publication Critical patent/JP2002172137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3497815B2 publication Critical patent/JP3497815B2/ja
Priority to US12/759,281 priority patent/US8382735B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】伸縮部材の存在が見えないまたは見え難いよう
にすることにより、過度の締め付けやゴム跡の生成のお
それを、装着者に対して抱かせないようにする。 【解決手段】少なくとも腰下部において胴周り方向に収
縮する伸縮部材21が、製品の裏面不織布シートの使用
面側に配置された使い捨て紙おむつであって、前記裏面
不織布シート1AはJIS P 8138に基づく不透
明度が40%以上であり、前記伸縮部材21の太さが9
25dtex以下であるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨て紙おむ
つ、少なくとも前身頃の胴周り部において周方向に収縮
する伸縮部材を有する使い捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パンツ型使い捨て紙おむつが汎用
されている。この場合における胴周り部に配置する伸縮
部材としては、通常は糸ゴムが使用されている。この伸
縮部材は、ウエスト開口部と、これから股部に至る間の
腰下部との両者に配置することが多く、腰下部において
は全域ではなくウエスト開口部側に伸縮部材を偏在させ
てあり、その配置間隔は10mm以上である。また、通
常は、ウエスト開口部の伸縮部材の配置間隔は小さく、
これに対して腰下部の伸縮部材は、腹部の過度の圧迫を
防止するために配置間隔を大きくしてある。
【0003】一方で、製品を装着したときのずれ落ちを
防止するために、各糸ゴムの太さを太くし、収縮力を大
きくしてある。
【0004】他方、近年では柔らかい感触を与えるため
に、プラスチック製の裏面側シートの外側に不織布シー
トを配置することが行なわれている。この傾向はパンツ
型紙おむつにおいて特にそうである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、製品の外面を
構成するシートを不織布により形成し、その不織布の使
用面側に糸ゴムを配置すると、不織布の繊維間組織が比
較的に粗であるために、その不織布を透して糸ゴムの存
在が透けて見え、装着者にとっては、その糸ゴムにより
着用者の肌を痛め付け、特にゴム跡を生じるのではない
かとの感じを与え、消費意欲を損なう。
【0006】また、不織布はポリエチレンなどのプラス
チックシートに比較して柔軟性がある。その結果、製品
外面に皺の生成が顕著であり、しかも体裁の悪い皺が発
生する。すなわち非装着段階において、図1に示すよう
に、糸ゴムGの収縮に伴って発生する皺は、隣接する糸
ゴムGの一方から他方に亘る形態で発生し、この凹凸の
皺が胴周り方向に繰り返し状態で生成する。さらに隣接
する糸ゴムG相互間の皺と、一つ隣の隣接する糸ゴムG
相互間の皺とは、連続せず独立的な傾向をもって生成す
る。
【0007】これらの皺は、糸ゴムG相互の配置間隔が
大きいほど、その離間距離に応じた長い稜または谷を持
ち、かつ胴周り方向の凹凸のピッチが大きい。したがっ
て、製品の外面において全体的に見れば大きい皺がラン
ダムに生成するために、製品の外面が「モコモコ」した
ものとなり、パンツ衣類とはまったく遠く離れた感覚を
与えるものである。
【0008】さらに、従来の製品における各糸ゴムGは
その太さが太く、収縮力が大きいので、たとえば一つの
山皺を例に採ると、その山の糸ゴムG側の谷が深くな
り、糸ゴムGの存在が明瞭となる。また、山または谷が
大きくかつ収縮力が強く作用するので、山部または谷部
に複雑な小皺がランダムに生成する。
【0009】他方、太い糸ゴムGの存在が不織布シート
を透けて見えるために、消費者はその太い糸ゴムGによ
って装着者の肌を強く締め付けるのではないかとのおそ
れを抱かせる。実際に、吸収コアが存在しない脇部にお
いては、太い糸ゴムGの収縮力が強く作用し、その部分
が肌にゴム跡となって残ることもあることが知見されて
いる。また、主に各糸ゴムが肌に当たる部分における製
品の内面と肌との摩擦により製品のずれ落ちを防止して
いるが、単位面積当たりの糸ゴム本数は少ないので、よ
ほど大きい収縮力でないと製品のずれ落ちのおそれがあ
る。
【0010】したがって、本発明の主たる課題は、伸縮
部材の存在が見えないまたは見え難いようにすることに
より、過度の締め付けやゴム跡の生成のおそれを、装着
者に対して抱かせないようにすることにある。また、伸
縮部材が透けて見えることを解消して商品の高級感や仕
上がりの良さを訴えることができるようにする。
【0011】他の課題は、皺が目立たず、すっきり感、
すなわち製品の外面が「モコモコ」せず、皺が見えると
しても木目細かい皺であり、全体的には平坦面状の外面
を呈し、見栄えに優れた使い捨て紙おむつを提供するこ
とにある。別の課題は、面として肌に対して押圧される
ようにすることにより、局部的な過度の肌への圧迫がな
いことによりゴム跡の生成がなく、製品の内面と肌との
摩擦が全体に及び、ぴったり接触することによりフィッ
ト性が良好であり、製品のずれ落ちを防止できるように
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>胴周り部において周方向に収縮
する伸縮部材が、製品の裏面不織布シートの使用面側に
配置された使い捨て紙おむつであって、前記裏面不織布
シートはJIS P 8138に基づく不透明度が50
%以上であることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
【0013】(作用効果)裏面不織布シートはJIS
P 8138に基づく不透明度が50%以上であると、
伸縮部材部材の存在が見えないが見え難い。その結果、
過度の締め付けやゴム跡の生成のおそれを、装着者に対
して抱かせないものとなる。また、伸縮部材が透けて見
えないので、商品の高級感や仕上がりの良さを訴えるこ
とができる。
【0014】<請求項2記載の発明>胴周り部において
周方向に収縮する伸縮部材が、製品の裏面不織布シート
の使用面側に配置された使い捨て紙おむつであって、前
記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく不
透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが92
5dtex以下であることを特徴とする使い捨て紙おむ
つ。
【0015】(作用効果)請求項1記載の発明の作用効
果と同様であるが、伸縮部材の太さが925dtex以
下であるので、不透明度が低いレベルであるとしても、
遠くからは見え難く、また、過度の締め付けやゴム跡の
生成のおそれを、装着者に対して抱かせないものとな
る。
【0016】<請求項3記載の発明>使用状態において
ウエスト開口部及び左右のレッグ開口部が形成され、少
なくとも前記ウエスト開口縁から前記レッグ開口始端に
至る長さ範囲の胴周り部において周方向に沿い、かつ縦
方向に間隔を有する多数の伸縮部材が製品の裏面不織布
シートの使用面側に有する使い捨て紙おむつであって、
前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが9
25dtex以下であり、かつ前記間隔が7.0mm以
下であることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
【0017】(作用効果)本発明では、伸縮部材の太さ
が925dtex以下であり、かつ前記間隔が7.0m
m以下とされる。その結果、上述の作用効果のほか、次
記の作用効果も奏する。すなわち、伸縮部材の太さが細
く、かつ間隔が小さいので、図2に模式的に示すよう
に、生成する皺は周方向に幅狭であり、縦方向に長さが
短く、皺がほぼ縦方向に連続する形態で生成する。そし
て、各皺の凹または凸はごく小さい。しかも、糸ゴムg
部分での括れが殆どなく、外面を構成するシートの色と
糸ゴムgの色とが同色(特に白色)である場合に糸ゴム
gの存在が判別し難い。その結果、皺が目立たず、見え
るとしても木目細かい皺であり、全体的には平坦面状の
外面を呈し、すっきり感、すなわち製品の外面が「モコ
モコ」せず、見栄えに優れた使い捨て紙おむつとなる。
しかも、面として肌に対して押圧されるようにすること
により、局部的な過度の肌への圧迫がないことによりゴ
ム跡の生成がなく、製品の内面と肌との摩擦が全体に及
び、ぴったり接触することによりフィット性が良好であ
り、製品のずれ落ちを防止できる。
【0018】<請求項4記載の発明>胴周り部において
周方向に収縮する伸縮部材が、製品の裏面不織布シート
の使用面側に配置された使い捨て紙おむつであって、前
記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく不
透明度が40%以上であり、前記伸縮部材は透明度が5
0%以上であることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
【0019】(作用効果)伸縮部材の透明度が50%以
上であると、伸縮部材部材の存在が見えないが見え難い
ものとなる。その結果、過度の締め付けやゴム跡の生成
のおそれを、装着者に対して抱かせないものとなる。ま
た、伸縮部材が不織布シートを透して見えないので、商
品の高級感や仕上がりの良さを訴えることができる。
【0020】<請求項5記載の発明>使用状態において
ウエスト開口部及び左右のレッグ開口部が形成され、少
なくとも前記ウエスト開口縁から前記レッグ開口始端に
至る長さ範囲の胴周り部において周方向に沿い、かつ縦
方向に間隔を有する多数の伸縮部材が製品の裏面不織布
シートの使用面側に有する使い捨て紙おむつであって、
前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが9
25dtex以下であり、かつ前記間隔が7.0mm以
下であり、しかも、少なくとも前身頃において、太さが
620dtex以下の伸縮部材が、前記間隔を7.0m
m以下とされた状態で前記裏面不織布シートに対して取
り付けられた領域が、前記胴周り部の60%以上の長さ
範囲にわたって存在する、ことを特徴とする使い捨て紙
おむつ。
【0021】(作用効果)本発明では、さらに、ウエス
ト開口縁からレッグ開口始端に至る長さ範囲の胴周りの
60%以上の長さ範囲にわたって存在する伸縮部材の太
さが620dtex以下とされ、かつ配置が7.0mm
以下とされる。これにより、皺が目立たず、すっきり
感、すなわち製品の外面が「モコモコ」せず、皺が見え
るとしても木目細かい皺であり、全体的には平坦面状の
外面を呈し、見栄えに優れる作用効果が一層顕著にあら
われる。
【0022】<請求項6記載の発明>伸縮部材の伸長倍
率は150〜350%である請求項1〜5のいずれか1
項に記載の使い捨て紙おむつ。
【0023】(作用効果)上記数値範囲を限定したもの
であると、フィット性を損なうことなく、皺の生成が目
立たないものとなる。
【0024】<請求項7記載の発明>裏面不織布シート
とこれに対向する同色の使用面側不織布との間に伸縮部
材が介在されている請求項1〜5のいずれか1項に記載
の使い捨て紙おむつ。
【0025】(作用効果)伸縮部材が両不織布の存在に
より見え難いものとなる。
【0026】<請求項8記載の発明>裏面不織布シート
は、40g/m2以下であり、厚みが0.1mm以上で
あり、JIS P 8143に規定の剛度が10mm以
上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て
紙おむつ。
【0027】(作用効果)厚みが0.1mm以上である
ので、伸縮部材の隠蔽性が高くなり、目付けが40g/
2以下で、かつ剛度が10mm以上であるので、伸縮
性に優れ、かつ風合いに優れたものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながらさらに詳説する。以下、本発明の実施の形
態について、まずパンツ型使い捨ておむつの例を採って
詳説し、その後、おむつ使用時(装着時)に背側の左右
両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、これらをテープ
ファスナー(粘着剤テープファスナー及び面ファスナー
を含む)により接合するタイプのいわゆるテープ式紙お
むつに対する適用例も説明する。
【0029】(『本発明の用語の説明』、及びパンツ型
使い捨ておむつの第1の実施の形態)主に図3によっ
て、本発明の部位や方向に関する用語説明をしつつ、図
4及び図5によって、第1の実施形態に係るパンツ型使
い捨ておむつについて説明する。この第1の実施形態に
係るパンツ型使い捨ておむつは、図3及び図4に示すよ
うに、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面
に固定され、股下4を中心として縦方向(前後方向)に
延在する吸収主体10とを主体として構成されている。
【0030】外形シート1は2枚または3枚以上の通気
・撥水性の不織布を積層固定してなり、この外形シート
1と吸収主体10とを重ね合わせた後の製造工程の最終
段階で、前身頃Fと後身頃Bとの両側縁部の長手方向全
体を超音波シールや熱溶融などの手段により接合する
(この接合部を符号30としてある)ことにより、図6
に示されているようにウエスト開口部WOおよび左右一
対のレッグ開口部LOを形成してある。
【0031】図3の符号において、「縦方向」とは、腹
側と背側を結ぶ方向を意味し、「周方向」とは前記縦方
向と直交する方向を意味する。「ウエスト開口縁」とは
ウエスト開口部WOの縁を意味し、「レッグ開口縁」と
はレッグ開口部LOの縁を意味する。「レッグ開口始
端」とはレッグ開口部LOのレッグ開口縁と接合部30
と交差する位置を意味し、レッグ開口縁の始まり個所の
意味である。「胴周り部」Tとは、ウエスト開口縁から
レッグ開口始端に至る長さ範囲の全体領域を意味する。
胴周り部Tは、概念的に「ウエスト部」Wと「腰下部」
Uとに分けることができる。これらの縦方向の長さは、
製品のサイズによって異なるが、ウエスト部Wは15〜
40mm、腰下部Uは65〜120mmである。「股
部」Lとは、レッグ開口部LOを形成する長さ範囲の全
体領域を意味する。また、「中央部」とは、製品の中央
線を含む側部を除く中間領域を意味する。「脇部」と
は、胴周り部Tにおける両側部を意味する。
【0032】吸収主体10は、図5にも示すように、不
織布などからなり着用者の肌に直接触れる長方形の透液
性トップシート11と、綿状パルプを主体とし、ある程
度の剛性を有する(半剛性の)長方形の吸収コア13と
その上下面全体を包む額巻きされた長方形のクレープ紙
14とからなる吸収体ABと、この吸収体ABの裏面に
おいて両側縁近傍まで達する、ポリエチレンプラスチッ
クフィルムなどからなる長方形の不透液性バックシート
12とを有し、前記透液性トップシート11は、吸収体
ABの両側縁を周り込んで裏面に達し、不透液性バック
シート12に重ねられており、これらの各要素はホット
メルト接着剤により接着(図中*で示しているのが接着
部分である)一体化されたものである。必要に応じて、
図示のように透液性トップシート11とクレープ紙14
との間に透液性セカンドシート11Sを介在させること
ができる。この吸収主体10は、ほぼ裏面全体が前記外
形シート1に対して、ホットメルト接着剤により接着し
て一体化してある。
【0033】吸収主体10の両側部には、使用面側に突
出する脚周り起立カフスC,Cがそれぞれ形成され、こ
の起立カフスCは、実質的に幅方向に連続した起立シー
ト40と、伸縮部材、たとえば糸ゴムからなる一本のま
たは図示のように複数本の伸縮部材50,50…とによ
り構成されている。
【0034】さらに詳細には、起立カフスCは、起立シ
ート40を2重に形成され、各伸縮部材50,50…を
ホットメルト接着剤などにより固着した状態で包んで形
成されたものである。各起立カフスC,Cを形成する起
立シート40は、透液性でなく不透液性もしくは疎水性
であるのが望ましい。また、不織布などの透液性シート
に対してシリコン処理などにより液体をはじく性質とな
るようにしてもよい。さらに、通気もしくは蒸気透過性
を有しているのが望ましい。起立シート40の間に不透
液性フィルムシートを挟み込みより防漏性を高めること
ができる。
【0035】二重の起立シート40の内面は、吸収体A
B及び不透液性バックシート12の裏面側に回り込んで
ホットメルト接着剤などにより固着されている。その結
果、二重の起立シート40のこの固着始端は、起立カフ
スCの起立端を形成している。
【0036】この起立端より先端側は、製品本体に固定
されていない自由部分である。
【0037】他方、長手方向前後端部において、ホット
メルト接着剤などにより、前記自由部分は、その先端が
物品の中央側に向かう状態で物品に、具体的には透液性
シート1外面に固定されている。
【0038】また、伸縮部材50,50…は、少なくと
も1本が自由部分にあることを基本形態とするが、特に
その伸縮部材50は自由部分の先端部にあることが好ま
しく、さらに、図5に示されているように、根元側にも
伸縮部材50を有することが好ましい。先端部には、図
示のように複数本有するのがさらに望ましい。
【0039】図4は、紙おむつを長手方向に展開した状
態を示しているが、装着時には、紙おむつが舟形に体に
装着されるので、そして各伸縮部材50,50…の収縮
力が作用するので、製品の前後端はそのままで、脚周り
では、各伸縮部材50,50…の収縮力により起立カフ
スCが起立する。そしてこのとき、吸収主体10の側部
を変形させ持ち上げ、また若干吸収体3も変形させつつ
持ち上げ、深いポケット空間を形成する。
【0040】左右の起立カフスC,Cで囲まれる空間
は、尿または軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間
内に排尿されると、その尿は透液性トップシート1を通
って吸収体要素AB内に吸収されるとともに、軟便の固
形分については、起立カフスCがバリヤーとなり、その
乗り越えが防止される。
【0041】他方、前身頃F及び後身頃Bの長手方向端
部において、概略的に図7にも示すように、ウエスト部
Wにおける外形シート1の不織布間1A、1B間に、ウ
エスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口
部WOの端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなる
ウエスト伸縮部材20F,20Bを配置し、これらが伸
縮するように伸長下にホットメルト接着剤などにより固
定されている。ウエスト部Wにおけるウエスト伸縮部材
20F,20Bの間隔および本数は適宜定めることがで
きるが、例えば間隔としては4〜8mm程度、より望ま
しくは4〜7mm、本数としては4〜10本程度が好ま
しい。
【0042】そしてかかる構成のもと、本発明に従っ
て、ウエスト部Wより下方の腰下部Uにおける前身頃F
の下腹部及び後身頃Bの臀部に、周方向に沿って腰下部
伸縮部材21F,21Bが設けられている。そして、腰
下部伸縮部材21F,21Bはそれぞれ、前身頃F及び
後身頃Bにおいて、一方側の接合部30から他方側の接
合部30までの部分のうち吸収コア13のほぼ全体を除
く製品の左右脇部に設けられている。
【0043】外形シート1の裏面側の不織布シート1A
はJIS P 8138に基づく不透明度が40%以
上、より望ましくは50%以上のものが使用される。不
透明度は日本電色工業社製「測色色差計」にてJIS
P 8138に従って測定できる。
【0044】また、裏面不織布シート1Aは、40g/
2以下であり、厚みが0.1mm以上であり、JIS
P 8143に規定の剛度が10mm以上であるのが
望ましい。厚みが0.1mm以上であると、伸縮部材2
1の隠蔽性が高くなり、目付けが40g/m2以下で、
かつ剛度が10mm以上であると、伸縮性に優れ、かつ
風合いに優れたものとなる。外形シート1の裏面側の不
織布シート1Aの色は白色が清潔感の点から望ましい。
積層する不織布1Bについても同様である。
【0045】図示例では、これら腰下部伸縮部材21
F,21Bとして、細い糸ゴム、具体的に具体的に太さ
が925dtex以下、望ましくは620dtex以下
とされた伸縮部材が用いられる。腰下部伸縮部材21
F,21Bは、裏面側の不織布シートと同じでかつ白色
が望ましい。必要により、伸縮部材を半透明または透明
とする、たとえば透明度が50%以上のものを用いると
その存在が判り難くなり好適である。
【0046】腰下部伸縮部材21F,21Bは、前身頃
F及び後身頃Bの両者において、股下4方向の間隔が望
ましくは7.0mm以下、さらに望ましくは5.0mm
以下とされ、それぞれ平行に15〜40本、外形シート
1の不織布間に配置固定されている。この腰下部伸縮部
材21F,21Bおける相互間隔は、ウエスト伸縮部材
20,20…の間隔に対して同じか、あるいはそれより
も短いものが望ましい。
【0047】また、これら腰下部伸縮部材21F,21
Bとして使用する糸ゴムは、前述のウエスト伸縮部材2
0として使用する細い糸ゴムよりも伸張応力および断面
外径が小さいか、あるいは実質的に同一のものとするこ
とができる。ここにおいて使用する細い糸ゴムとして
は、具体的には、伸張応力が、150%伸長時において
4〜17gの範囲、特に5〜10gの範囲のものが好適
に使用される。
【0048】他方、第1の実施の形態においては、股部
Lにおける中央部を除く左右部においても股部伸縮部材
23を設けてある。この股部伸縮部材23についても、
腰下部伸縮部材21F,21Bと同様に、太さが925
dtex、望ましくは620dtex以下の伸縮部材を
縦方向の間隔を7.0mm以下として不織布間に配置固
定できる。
【0049】(パンツ型使い捨ておむつの第2の実施の
形態)図8及び図9に示す第2の実施の形態は、第1の
実施の形態と異なる点として、股部Lに股部伸縮部材2
3を設けない、しかも腰下部伸縮部材21F,21Bは
吸収主体10を横断して周方向に連続して不織布間に配
置固定したものである。
【0050】(パンツ型使い捨ておむつの第3の実施の
形態)図10は、第1の実施の形態と異なる点として、
股部Lに股部伸縮部材23を設けない、しかもウエスト
伸縮部材20F,20Bを、中央にはこれを配置しない
で脇部のみとした構造の、図4と同様の展開状態のもの
を示すものである。図11に使用状態を示す。
【0051】(パンツ型使い捨ておむつの第4の実施の
形態)図12は、外形シート1を、幅方向中央シート1
Aと、両側部のサイドシート1B、1Bにより構成し、
各サイドシート1B、1Bをたとえば不織布間に網目状
たとえば格子状に糸ゴムを固定したものを用いたもので
ある。そして幅方向中央シート1Aに両側部のサイドシ
ート1B、1Bを接合し、各サイドシート1B、1Bを
周方向及び前後方向に伸縮するようにしたものである。
この場合における、周方向の糸ゴムはウエスト部W及び
腰下部Uの伸縮部材を形成する。
【0052】(パンツ型使い捨ておむつの各形態につい
ての補足説明及び他の実施の形態)上記の第1〜第4の
実施の形態を概念的に纏めると、それぞれ図13の
(A)〜(D)に示すとおりとなる。これらを比較して
推測できるように、ウエスト伸縮部材20F,20B、
ならびに腰下部伸縮部材21F,21Bは、吸収主体1
0を横断して周方向に連続して配置固定する形態と、吸
収コア13が位置する中央部には存在せず、製品の左右
脇部のおいてのみ配置固定する形態とを選択的に採るこ
とができる。また、股部伸縮部材23の配設に有無につ
いても選択可能である。さらに、前身頃Fと後身頃Bと
の間で伸縮部材の配設形態を相違させることもできる。
したがって、図13の(E)に他の実施の形態として示
すように、ウエスト伸縮部材20F,20B、ならびに
腰下部伸縮部材21F,21Bを、吸収コア13が位置
する中央部には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ
配置固定し、さらに股部伸縮部材23を設けない形態
や、図13の(F)に別の実施の形態として示すよう
に、ウエスト伸縮部材20F,20B、ならびに腰下部
伸縮部材21F,21Bを、吸収コア13が位置する中
央部には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固
定し、さらに股部伸縮部材23を設ける形態なども採用
できる。このように伸縮部材の配設形態は適宜であるこ
とを付言する。腰下部伸縮部材21F,21B、または
股部伸縮部材23を、吸収コア13が位置する中央部に
は存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定する
場合において、腰下部伸縮部材21F,21B端部、ま
たは股部伸縮部材23の端部が吸収コア13の側縁部に
重なる場合と、吸収コア13の側縁に達しないで離間す
る場合との両者を含む。
【0053】また、上記例はほぼ砂時計形状の外形シー
ト1に対して長方形の吸収主体10を接合してあるが、
外形シート1と同形状の透液性トップシート11を設
け、これらの間に吸収体ABを設ける形態でもよい。さ
らに、外形シート1と吸収主体10とが境界なく一体化
してある形態でもよい。
【0054】製品の外面を構成するシートは、上記例で
は2枚または3枚以上の通気・撥水性の不織布を積層固
定したものであるが、1枚の不織布でもよく、この場合
にはその不織布の使用面側に伸縮部材21を接合するこ
とができる。さらに積層する不織布間の中間にプラスチ
ックシートを介在させたり、または裏面側不織布の使用
面側に張り合わせたりすることができる。
【0055】腰下部伸縮部材21Fまたは腰下部伸縮部
材21Bは、格子網状に配設することでもよい。この1
例が図12に示す形態である。この種の形態でも弾性伸
縮部材は本発明で規定する縦方向に間隔を有する。
【0056】さらに、実施の形態において、少なくとも
前身頃Fのウエスト伸縮部材20F及び腰下部伸縮部材
21Fが、ウエスト開口縁からレッグ開口始端に至る長
さ範囲の胴周り部Tの60%以上,望ましくは70%以
上、より好ましくは90%以上の長さ範囲わたって存在
することが望ましい。したがって、最大40%領域にお
いては、腰下部伸縮部材21Fが本発明で規定する太さ
または間隔を有しなくとも、全体としてのすっきり感を
損なうことはない。
【0057】具体例を挙げてより詳説すると、図14に
拡大して示すように、7mm以下の間隔配置のウエスト
伸縮部材20F,20F…の長さaと、腰下部伸縮部材
21F,21F…の配置のうち、7mmを超える長さ範
囲部分を除き、7mm以下の長さ範囲b及びcとの合計
長さの、胴周り部Tの長さに対する割合が(すなわち
(a+b+c)/T)が60%以上であることを規定す
るものである。
【0058】ところで、外形シート1には、股間部また
は股下部をフィットさせるために、種々の形態で伸縮部
材を設けることができる。
【0059】図15は、前脇部の端部から股部Lのレッ
グ開口縁にほぼ平行に後脇部の端部に亘って、それぞれ
股部伸縮部材24,24を外形シート1の不織布間に固
定したものである。この形態では、股部伸縮部材24が
レッグ開口部LOを収縮させ、体液の漏れを防止する。
なお、股部伸縮部材24,24を明示するために、吸収
主体10を仮想線で示してある。
【0060】図16は、前身頃F及び後身頃Bにおい
て、左方の脇部の端部から股下部を横断するように右方
の脇部の端部に亘って、それぞれ股間・股下部伸縮部材
25F,25Bを外形シート1の不織布間に固定したも
のである。また、この例においては、前身頃F側と後身
頃B側の股間・股下部伸縮部材25F,25Bが一部交
差する形態としてある。
【0061】図17は、前身頃F及び後身頃Bにおい
て、左方の脇部の端部から股下部を横断するように右方
の脇部の端部に亘って、それぞれ股間・股下部伸縮部材
26F,26Bを外形シート1の不織布間に固定したも
のである。この例においては、股間・股下部伸縮部材2
6F,26Bは交差することなく、股下部において平行
する形態としてある。
【0062】一方、図18に示すように、股下部分にお
いて、吸収主体10、特に吸収コア13の幅より外形シ
ート1の幅が狭いようにすることもできる。この図18
の形態や前述の形態において、吸収コア13の側縁より
外方の食み出る外形シート1はヒラヒラしがちであり、
製品全体にすっきり感を得ようとするときの問題とな
る。そこで、第1の形態の股部伸縮部材23と同様に、
股部Lの両側に整形伸縮部材27を外形シート1の不織
布間に設け、食み出る外形シート1を中央側に寄せるこ
とで、ヒラヒラ感を解消することができる。この場合に
おいて、整形伸縮部材27群の外端部はホットメルト接
着剤によるシール線28により固定することにより、整
形伸縮部材27群の外端部の中央側への引き込みを防止
することができる。
【0063】図19は同様にヒラヒラ感を解消するため
に、前身頃F及び後身頃Bにおいて、左方の脇部の端部
から股部を横断するように右方の脇部の端部に亘って、
それぞれ整形伸縮部材29,29を外形シート1の不織
布間に固定したものである。この形態では、整形伸縮部
材29に中間の周方向部分が、吸収コア13の側縁より
外方に食み出る外形シート1を中央側に寄せることで、
ヒラヒラ感を解消することができるとともに、整形伸縮
部材29の端部が脇部の端部に亘るので、股部を胴周り
部T側に持ち上げるように作用し、腹部及び臀部のたる
みを解消し、よりすっきり感に富むものとなる。
【0064】(テープ式紙おむつの第1の実施の形態)
前述のように、本発明はパンツ型使い捨ておむつのほ
か、テープ式紙おむつをも対象とする。この第1の実施
の形態を図20及び図21に示す。この例においては、
両側部に起立シート41,41を有し、これらの自由起
立部の先端部に伸縮部材51,51が設けられ、起立カ
フスC,Cを構成している。起立シート41は外形シー
トと同様の裏面シート1と接合されている。42は背側
の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合する
ためのテープファスナーである。この例において、前身
頃F及び後身頃Bの長手方向端部において、ウエスト部
Wにおける外形シート1の不織布間には、ウエスト周り
のフィット性を高めるために、ウエスト開口部WOの端
縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸
縮部材20F,20Bが伸縮するように伸長下に配置固
定されている。さらに前身頃Fの下腹部及び後身頃Bの
臀部に、中央部を除く脇部に周方向に沿って腰下部伸縮
部材21F,21Bが設けられている。
【0065】(テープ式紙おむつの第2の実施の形態)
第2の実施の形態を図22及び図23に示す。この形態
は起立カフスを有しない例である。そして、吸収コア1
3の外方のフラップ部に縦方向に沿って伸縮部材52,
52が、透液性トップシート11とバックシート12と
の間に固定されている。この例においても、ウエスト伸
縮部材20F,20B、及び腰下部伸縮部材21F,2
1Bが設けられている。
【0066】(伸縮部材について)上記の伸縮部材とし
ては、天然ゴムや合成ゴムなどの材質のほか、ウレタン
などの弾性伸縮性のものを用いることができる。また、
細帯状の弾性伸縮性帯や、面積的に大きいシート状のも
のも使用できる。これらの例として、ウレタンなどの
帯、フィルムまたはシートなどがある。フィルムとして
は無孔フィルムや孔開きフィルム、さらにシートとして
は網目状のシートなどを適宜選択できる。無孔フィルム
60の配設例を図24に示した。また、網目状のフィル
ム61の配設例を図25に示した。これらの形態におい
ても、伸縮部材が製品の外形シート1に対して取り付け
られた領域が、胴周り部の60%以上の長さ範囲にわた
って存在することが重要である。
【0067】(実施例)不透明度が異なる各種の裏面不
織布シートを使用し、伸縮部材21の隠蔽性、ならびに
腰下部の伸縮部材の太さ及び配置間隔を種々変更した上
で、得られた製品における外面に生成される皺の状態を
観察したところ、表1に示すようになった。
【0068】
【表1】
【0069】この結果から、高い伸縮部材の隠蔽性を得
るためには、不透明度が40%以上、特に50%以上の
ものが望ましく、また、伸縮部材の太さと縦方向の間隔
の両者が皺の生成に関与し、上記実施の形態で言及して
範囲のもののみが皺が生成するとしても木目細かく、見
栄えに優れた外観を呈するものが得られることが判る。
【0070】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、伸縮部
材の存在が見えないまたは見え難いようになり、過度の
締め付けやゴム跡の生成のおそれを、装着者に対して抱
かせないようにすることができる。また、伸縮部材が透
けて見えることを解消して商品の高級感や仕上がりの良
さを訴えることができる利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来製品の皺の発生状況概要図である。
【図2】本発明製品の皺の発生状況概要図である。
【図3】本発明の用語説明のための、第1の実施の形態
の展開状態使用面側からの平面図である。
【図4】第1の実施の形態の展開状態使用面側からの平
面図である。
【図5】その5‐5線矢視図である。
【図6】第1の実施の形態製品の斜視図である。
【図7】外形シート構造の断面図である。
【図8】第2の実施の形態の展開状態使用面側からの平
面図である。
【図9】第2の実施の形態製品の斜視図である。
【図10】第3の実施の形態の展開状態使用面側からの
平面図である。
【図11】第3の実施の形態製品の斜視図である。
【図12】第4の実施の形態の展開状態使用面側からの
平面図である。
【図13】伸縮部材の配設形態の説明図である。
【図14】伸縮部材の配設割合に関する説明図である。
【図15】別の実施の形態の展開状態使用面側からの平
面図である。
【図16】他の実施の形態の展開状態使用面側からの平
面図である。
【図17】さらに別の実施の形態の展開状態使用面側か
らの平面図である。
【図18】整形伸縮部材を設けた形態の展開状態使用面
側からの平面図である。
【図19】整形伸縮部材を設けた別の形態の展開状態使
用面側からの平面図である。
【図20】テープ式紙おむつの第1の実施の形態の展開
状態使用面側からの平面図である。
【図21】その5‐5線相当位置矢視図である。
【図22】テープ式紙おむつの第2の実施の形態の展開
状態使用面側からの平面図である。
【図23】その5‐5線相当位置矢視図である。
【図24】別の伸縮部材を設けた実施の形態の展開状態
使用面側からの平面図である。
【図25】他の伸縮部材を設けた実施の形態の展開状態
使用面側からの平面図である。
【符号の説明】 1…外形シート、4…股下、10…吸収主体、12…バ
ックシート、13…吸収コア、Ab…吸収体、C…バリ
ヤーカフス、20…ウエスト伸縮部材、21b,21f
…腰下部伸縮部材、23…股部伸縮部材、T…胴周り
部、u…腰下部、l…股部、w…ウエスト部、wO…ウ
エスト開口部、lo…レッグ開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BD10 BF07 4C098 AA09 CC02 CC12 CE07 DD06 DD12 DD22 DD25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴周り部において周方向に収縮する伸縮部
    材が、製品の裏面不織布シートの使用面側に配置された
    使い捨て紙おむつであって、 前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
    不透明度が50%以上であることを特徴とする使い捨て
    紙おむつ。
  2. 【請求項2】胴周り部において周方向に収縮する伸縮部
    材が、製品の裏面不織布シートの使用面側に配置された
    使い捨て紙おむつであって、 前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
    不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが9
    25dtex以下であることを特徴とする使い捨て紙お
    むつ。
  3. 【請求項3】使用状態においてウエスト開口部及び左右
    のレッグ開口部が形成され、少なくとも前記ウエスト開
    口縁から前記レッグ開口始端に至る長さ範囲の胴周り部
    において周方向に沿い、かつ縦方向に間隔を有する多数
    の伸縮部材が製品の裏面不織布シートの使用面側に有す
    る使い捨て紙おむつであって、 前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
    不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが9
    25dtex以下であり、かつ前記間隔が7.0mm以
    下であることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  4. 【請求項4】胴周り部において周方向に収縮する伸縮部
    材が、製品の裏面不織布シートの使用面側に配置された
    使い捨て紙おむつであって、 前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
    不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材は透明度が
    50%以上であることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  5. 【請求項5】使用状態においてウエスト開口部及び左右
    のレッグ開口部が形成され、少なくとも前記ウエスト開
    口縁から前記レッグ開口始端に至る長さ範囲の胴周り部
    において周方向に沿い、かつ縦方向に間隔を有する多数
    の伸縮部材が製品の裏面不織布シートの使用面側に有す
    る使い捨て紙おむつであって、 前記裏面不織布シートはJIS P 8138に基づく
    不透明度が40%以上であり、前記伸縮部材の太さが9
    25dtex以下であり、かつ前記間隔が7.0mm以
    下であり、 しかも、少なくとも前身頃において、太さが620dt
    ex以下の伸縮部材が、前記間隔を7.0mm以下とさ
    れた状態で前記裏面不織布シートに対して取り付けられ
    た領域が、前記胴周り部の60%以上の長さ範囲にわた
    って存在する、 ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  6. 【請求項6】伸縮部材の伸長倍率は150〜350%で
    ある請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て紙お
    むつ。
  7. 【請求項7】裏面不織布シートとこれに対向する同色の
    使用面側不織布との間に伸縮部材が介在されている請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て紙おむつ。
  8. 【請求項8】裏面不織布シートは、40g/m2以下で
    あり、厚みが0.1mm以上であり、JIS P 81
    43に規定の剛度が10mm以上である請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の使い捨て紙おむつ。
JP2000374192A 2000-11-29 2000-12-08 使い捨て紙おむつ Expired - Lifetime JP3497815B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374192A JP3497815B2 (ja) 2000-12-08 2000-12-08 使い捨て紙おむつ
EP01998294A EP1354576B1 (en) 2000-11-29 2001-11-28 Disposable paper napkin and method of manufacturing the paper napkin
PCT/JP2001/010380 WO2002043636A1 (fr) 2000-11-29 2001-11-28 Couche en papier jetable et son procede de production
US10/432,846 US7727214B2 (en) 2000-11-29 2001-11-28 Disposable diaper with spaced elastic leg openings for improved appearance
AU2002218485A AU2002218485A1 (en) 2000-11-29 2001-11-28 Disposable paper napkin and method of manufacturing the paper napkin
AT01998294T ATE511827T1 (de) 2000-11-29 2001-11-28 Wegwerfpapierwindel und verfahren zur herstellung derselben
US12/759,281 US8382735B2 (en) 2000-11-29 2010-04-13 Disposable diaper with spaced elastic leg openings for improved appearance

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374192A JP3497815B2 (ja) 2000-12-08 2000-12-08 使い捨て紙おむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002172137A true JP2002172137A (ja) 2002-06-18
JP3497815B2 JP3497815B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=18843427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000374192A Expired - Lifetime JP3497815B2 (ja) 2000-11-29 2000-12-08 使い捨て紙おむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3497815B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511274A (ja) * 2002-12-20 2006-04-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 着色された及び印刷されたバックシートを有する吸収性物品
JP2007021029A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Daio Paper Corp マスク
JP2008515479A (ja) * 2004-10-04 2008-05-15 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 弾性ウェブ材を具備してなる吸収用品
JP2008253583A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Oji Nepia Kk パンツ型使い捨ておむつ
US7806884B2 (en) 2004-06-22 2010-10-05 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
US8052665B2 (en) 2004-06-22 2011-11-08 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
JP4824013B2 (ja) * 2004-03-29 2011-11-24 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 共伸長を有する使い捨て吸収性物品
US8109916B2 (en) 2006-11-13 2012-02-07 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
US8298205B2 (en) 2006-11-13 2012-10-30 Sca Hygiene Products Ab Elastic laminate and absorbent article comprising the laminate
US9102132B2 (en) 2006-11-13 2015-08-11 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate material
JP2016022023A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
JP2016022022A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
JP2016022021A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
US9475264B2 (en) 2005-03-02 2016-10-25 Sca Hygiene Products Ab Underwear article comprising an elastic laminate
JP2017537720A (ja) * 2014-12-25 2017-12-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 着用可能物品のアレイ
JP2018033749A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ
WO2018084145A1 (ja) * 2016-11-01 2018-05-11 東レ・オペロンテックス株式会社 複合積層体
CN109568020A (zh) * 2018-12-28 2019-04-05 贵州卡布婴童用品有限责任公司 一种具有多组弹性的弹性腰围及其制造设备和制造方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511274A (ja) * 2002-12-20 2006-04-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 着色された及び印刷されたバックシートを有する吸収性物品
JP4824013B2 (ja) * 2004-03-29 2011-11-24 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 共伸長を有する使い捨て吸収性物品
US7806884B2 (en) 2004-06-22 2010-10-05 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
US8052665B2 (en) 2004-06-22 2011-11-08 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
US9271880B2 (en) 2004-10-04 2016-03-01 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic web material
JP2008515479A (ja) * 2004-10-04 2008-05-15 エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー 弾性ウェブ材を具備してなる吸収用品
US9475264B2 (en) 2005-03-02 2016-10-25 Sca Hygiene Products Ab Underwear article comprising an elastic laminate
JP2007021029A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Daio Paper Corp マスク
US8109916B2 (en) 2006-11-13 2012-02-07 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate
US8298205B2 (en) 2006-11-13 2012-10-30 Sca Hygiene Products Ab Elastic laminate and absorbent article comprising the laminate
US9102132B2 (en) 2006-11-13 2015-08-11 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising an elastic laminate material
JP2008253583A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Oji Nepia Kk パンツ型使い捨ておむつ
JP2016022023A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
JP2016022021A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
JP2016022022A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨て着用品
JP2017537720A (ja) * 2014-12-25 2017-12-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 着用可能物品のアレイ
US11432975B2 (en) 2014-12-25 2022-09-06 The Procter & Gamble Company Array of wearable articles
US11833020B2 (en) 2014-12-25 2023-12-05 The Procter & Gamble Company Array of wearable articles
JP2018033749A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ
WO2018084145A1 (ja) * 2016-11-01 2018-05-11 東レ・オペロンテックス株式会社 複合積層体
CN109568020A (zh) * 2018-12-28 2019-04-05 贵州卡布婴童用品有限责任公司 一种具有多组弹性的弹性腰围及其制造设备和制造方法
CN109568020B (zh) * 2018-12-28 2024-05-03 贵州卡布婴童用品有限责任公司 一种具有多组弹性的弹性腰围及其制造设备和制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3497815B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002172137A (ja) 使い捨て紙おむつ
JP5632261B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
MX2012011392A (es) Articulo absorbente con dobleces para las piernas.
JP4198312B2 (ja) 紙おむつ
JP2008253583A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5632520B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP4198313B2 (ja) 使い捨て紙おむつ
JP2016154654A (ja) パンツ型吸収性物品
JP4638368B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP3805944B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JPH10328234A (ja) 使い捨て紙おむつ
JP4527801B2 (ja) 紙おむつ
JP2002272783A (ja) パンツ型使い捨て紙おむつ
JP2002272783A5 (ja)
JP2008012128A (ja) 着用物品
JP2009034547A (ja) 使い捨て紙おむつ
JP4439342B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5781856B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP3677502B2 (ja) 使い捨て紙おむつ
JP4870735B2 (ja) 紙おむつ
JP4870825B2 (ja) 紙おむつ
JP5064671B2 (ja) 男性用パンツ型吸収性物品
JP5007288B2 (ja) 使い捨て紙おむつ
JP4399071B2 (ja) パンツ型使い捨て紙おむつ
JP4823325B2 (ja) パンツ型使い捨て紙おむつ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3497815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term