JP2002171845A - 農業用マルチフィルム - Google Patents

農業用マルチフィルム

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JP2002171845A
JP2002171845A JP2000371666A JP2000371666A JP2002171845A JP 2002171845 A JP2002171845 A JP 2002171845A JP 2000371666 A JP2000371666 A JP 2000371666A JP 2000371666 A JP2000371666 A JP 2000371666A JP 2002171845 A JP2002171845 A JP 2002171845A
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JP
Japan
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film
crops
crop
mulch film
agriculture
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000371666A
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English (en)
Inventor
Kenji Maruyama
賢二 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Film Kyushu Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Film Kyushu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、作物の種苗を保護、保温でき、作
物の生長後は容易に撤去することのできるマルチフィル
ムを提供する。 【解決手段】 本発明の農業用マルチフィルムAは、長
尺プラスチックフィルムの長手方向にミシン目が設けら
れているので、作物を植え付ける際、上記農業用マルチ
フィルムをミシン目の任意部分から引き裂くことによっ
て上記農業用マルチフィルムの所望箇所に作物を植え付
けるための孔を容易に且つ簡単に開けることができる一
方、作物の植え付け後は作物の苗を保温、保護すること
ができ、更に、作物が生長し、上記農業用マルチフィル
ムが不要になった時は、農業用マルチフィルムの幅方向
の両端部を把持して互いに離間させて幅方向に二分割さ
せることにより作物を傷つけることなく容易に且つ確実
に農業用マルチフィルムを除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用マルチフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たばこ、野菜等の作物を栽培す
る際に、保温、雑草防止、雨による畝の流出防止等のた
めに、畝に貫通孔の設けられたプラスチックフィルム
(いわゆるマルチフィルム)を被覆し、貫通孔の位置に
作物の種苗を植えることが行われている。
【0003】例えば、実開昭61−77754号公報に
は、作物の植え付け箇所に穴あるいはスリットのみを形
成したマルチフィルム、作物の植え付け箇所に穴あけ用
ミシン目と目印用マークを設けたマルチフィルムが記載
されている。
【0004】しかし、上記マルチフィルムは一度敷設し
てしまうと作物が生長し、収穫した後でないとマルチフ
ィルムを撤去できなかった。そのため暖かくなって保温
が不必要になっても敷設されており、かえって病虫害が
発生することがあった。
【0005】又、上記マルチフィルムを無理に撤去すれ
ば作物を傷つけてしまい収穫が低減し、傷つけないよう
に撤去するにはナイフ、鎌等でマルチフィルムを切断し
ながら撤去せざるを得ないがそれには過剰な労働を強い
られるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、作物の種苗
を保護、保温でき、作物の生長後は容易に撤去すること
のできるマルチフィルムを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のマルチ
フィルムは、長尺プラスチックフィルムの長手方向にミ
シン目が設けられていることを特徴とする。
【0008】又、請求項2に記載のマルチフィルムは、
長尺プラスチックフィルムの長手方向に作物植え付け用
貫通孔が所定間隔毎に穿設されていると共に、上記長尺
プラスチックフィルムの長手方向に該貫通孔を通ってミ
シン目が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、農業用マルチフィルムの一
例を図面を参照しつつ説明する。農業用マルチフィルム
Aは、図1に示したように、一定幅で且つ一定厚みを有
する長尺プラスチックフィルム1の幅方向の中央部に該
長尺プラスチックフィルム1の全長に亘ってミシン目11
が設けられており、上記長尺プラスチックフィルム1の
幅方向の両端部を把持して互いに離間する方向に引っ張
ることによって上記ミシン目11から幅方向に二分割可能
に構成されている。
【0010】なお、上記農業用マルチフィルムAの長尺
プラスチックフィルム1は、一般に農業用フィルムとし
て用いられているものであれば、特に限定されず、例え
ば、塩化ビニル樹脂、エチレン樹脂、プロピレン樹脂、
エチレンー酢酸ビニル共重合体等からなるプラスチック
フィルムが用いられ、該長尺プラスチックフィルム1に
は、必要に応じて、防曇剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤、アンチブロッキング剤、防霧剤、防錆
剤、可塑剤、無機充填剤等の添加剤が添加されてもよ
い。
【0011】そして、上記農業用マルチフィルムAの色
は、用途、目的により、無色、赤色、青色、黄色、緑
色、白色、銀色、黒色等適宜決定されればよく、複数色
が上記農業用マルチフィルムAの幅方向に帯状に塗り分
けられていてもよい。又、上記農業用マルチフィルムの
表裏面の色を互いに異なる色にしてもよい。上記農業用
マルチフィルムAは、透明、半透明、不透明の何れであ
ってもよいが、雑草防止のために用いられる場合には不
透明が好ましい。
【0012】更に、上記農業用マルチフィルムAの長尺
プラスチックフィルム1の厚さは、必要に応じ適宜決定
されればよく、5〜40μmが好ましく、10〜30μ
mがより好ましい。
【0013】上記長尺プラスチックフィルム1に設けら
れるミシン目11のミシン目間隔は、農業用マルチフィル
ムの大きさ、厚さ、望ましい切れ易さ等により適宜決定
されればよいが、1mm〜30mm間隔が好ましい。
【0014】更に、図2に示したように、上記農業用マ
ルチフィルムAの長尺プラスチックフィルム1に、複数
個の作物植え付け用貫通孔12、12・・・が該貫通孔12の
中心を好ましくは上記ミシン目11に合致させた状態に上
記長尺プラスチックフィルム1の長さ方向の全長に亘っ
て所定間隔毎に穿設されていてもよい。なお、上記作物
植え付け用貫通孔12の直径及び隣接する貫通孔12、12間
の間隔は、育成する作物の種類により適宜決定されれば
よい。
【0015】このように、上記農業用マルチフィルムA
に作物植え付け用貫通孔12を穿設しておけば、作物を傷
付けることなく植え付けを簡単に且つ確実に行うことが
できる。
【0016】しかも、上記農業用マルチフィルムAのミ
シン目11が上記作物植え付け用貫通孔12によって分断さ
れて断続的なものとなっており、上記農業用マルチフィ
ルムAの幅方向の両端部を互いに離間する方向に引っ張
ることにより上記農業用マルチフィルムAを作物を傷付
けることなくより簡単に且つ確実に幅方向に二分割して
円滑に除去することができる。
【0017】上記農業用マルチフィルムでは、ミシン目
11線を一本だけ設けた場合について説明したが、図3に
示したように、複数本のミシン目11、11・・・(図3で
は二本の場合を示した)を上記長尺プラスチックフィル
ム1の幅方向に互いに所定間隔だけ存し且つ平行状態に
設けるとともに、上記長尺プラスチックフィルム1に複
数個の作物植え付け用貫通孔12、12・・・が該貫通孔12
の中心を上記ミシン目11、11・・・の夫々に合致させた
状態に上記長尺プラスチックフィルム1の長さ方向の全
長に亘って所定間隔毎に穿設されていてもよい。
【0018】次に、上記農業用マルチフィルムAの使用
要領について説明する。上記農業用マルチフィルムA
は、その長さ方向を作物を育成するための畝の長さ方向
に合致させた状態に該畝上に被覆させて用いられる。そ
して、図1に示した農業用マルチフィルムAのように作
物植え付け用貫通孔が穿設されていない場合には、上記
農業用マルチフィルムAの所望位置のミシン目11を幅方
向に引き裂いて作物植え付け用貫通孔を開設し、この作
物植え付け用貫通孔内に作物を植え付ける。又、図2及
び図3に示した農業用マルチフィルムAのように作物植
え付け用貫通孔12、12・・・が穿設されている場合には
該作物植え付け用貫通孔12内に作物を植え付ける。上記
作物を植え付けた畝は上記農業用マルチフィルムAによ
って被覆されていることから畝は確実に保温され或いは
雑草の育成を抑えられて作物は順調に生長する。
【0019】そして、上記畝に植え付けた作物がある程
度生長して上記農業用マルチフィルムAが不要となった
場合には、上記農業用マルチフィルムAの幅方向の両端
部を把持して互いに離間する方向に引っ張って上記農業
用マルチフィルムAを幅方向から二分割することによっ
て、上記農業用マルチフィルムAを上記畝上から該畝に
植え付けた作物を傷つけることなく簡単に且つ確実に除
去することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の農業用マルチフィルムの構成
は、上述の通りであるから、作物を植え付ける際、上記
農業用マルチフィルムをミシン目の任意部分から引き裂
くことによって上記農業用マルチフィルムの所望箇所に
作物を植え付けるための孔を容易に且つ簡単に開けるこ
とができる一方、作物の植え付け後は作物の苗を保温、
保護することができる。そして、作物が生長し、上記農
業用マルチフィルムが不要になった時は、農業用マルチ
フィルムの幅方向の両端部を把持して互いに離間させて
幅方向に二分割させることにより作物を傷つけることな
く容易に且つ確実に農業用マルチフィルムを除去するこ
とができる。
【0021】請求項2に記載の農業用マルチフィルム
は、上記請求項1に記載の農業用マルチフィルムにおい
て、作物植え付け用貫通孔が穿設されているので、作物
の植え付けが容易であり、しかも、ミシン目は貫通孔を
通って設けられているので、農業用マルチフィルムをそ
の幅方向の両端部を把持して互いに離間する方向に引っ
張ることにより作物を傷つけることなくより容易に分割
し除去することができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の農業用マルチフィルムを示す平面図で
ある。
【図2】本発明の農業用マルチフィルムの他の一例を示
す平面図である。
【図3】本発明の農業用マルチフィルムの他の一例を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 長尺プラスチックフィルム 11 ミシン目 12 作物植え付け用貫通孔 A 農業用マルチフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺プラスチックフィルムの長手方向に
    ミシン目が設けられていることを特徴とする農業用マル
    チフィルム。
  2. 【請求項2】 長尺プラスチックフィルムの長手方向に
    作物植え付け用貫通孔が所定間隔毎に穿設されていると
    共に、上記長尺プラスチックフィルムの長手方向に該貫
    通孔を通ってミシン目が設けられていることを特徴とす
    る農業用マルチフィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149338A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Mikado Kako Kk 農業用マルチフィルム
KR100673908B1 (ko) * 2006-10-18 2007-01-25 (주)케이지엔지니어링 잔디보호를 이룰 수 있는 공원용 인도설치구조
JP2019208405A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 みかど化工株式会社 レーザ加工可能な農業用フィルム及び農業用フィルムのレーザ加工方法

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