JP2002171815A - 収穫機の移送装置 - Google Patents

収穫機の移送装置

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JP2002171815A
JP2002171815A JP2000370353A JP2000370353A JP2002171815A JP 2002171815 A JP2002171815 A JP 2002171815A JP 2000370353 A JP2000370353 A JP 2000370353A JP 2000370353 A JP2000370353 A JP 2000370353A JP 2002171815 A JP2002171815 A JP 2002171815A
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ginseng
sorting
leaves
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JP2000370353A
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English (en)
Inventor
Hajime Kitte
切手  肇
Hiromichi Kawaguchi
川口  弘道
Norihiro Yano
典弘 矢野
Shingo Takagi
高木  真吾
Takaaki Iwabe
岩部  孝章
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作物体(人参)の葉が所定位置で切断されず残
った残葉、及び付着した草屑、葉屑、土等が除去せずに
付着状態の作物体、又は傷、及び二股形状の不良品の作
物体を収容箱へ供給して収納する前段で除去したり、又
は選別して抜取りしようとするものである。 【解決手段】葉部切断済みの作物体(イ)を移送コンベ
アから引継ぎ移送中に、作物体(イ)に残っている残葉
(ロ)、付着した草屑、葉屑、土等を除去する除去移送
装置からこれらを処理済みの作物体(イ)の供給を受け
て移送中に、傷、及び二股形状等の不良品の作物体
(イ)を目視選別する選別移送装置11を設け、この選
別移送装置11を支持する支持装置49の操作により、
この選別移送装置11を前方下部へ折畳み自在、及び後
端部側を後方下部へ傾斜自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、葉部切断済みの
作物体を移送コンベアから引継ぎ移送中に、作物体に残
っている残葉、土、葉屑等を除去する除去移送装置から
これらを処理済みの作物体の供給を受けて移送中に傷、
及び二股形状の不良品の作物体を目視選別する選別移送
装置を設けた技術であり、収穫機の移送装置として移用
できる。
【0002】
【従来の技術】作物体は根菜類であり、この根菜類が、
例えば、人参であったとすると、この人参を収穫作業す
るときは、圃場の畦部に植付けられた人参は、収穫機の
走行車両を圃場内を走行させて、この走行車両の一方側
の側部の前部から順次設けた引起装置と、掘起装置と、
移送装置等によって、人参は圃場から引き抜かれて後方
上部へ移送され、根菜搬送装置で引継がれて移送され、
これら移送装置と根菜搬送装置とで移送中に、人参の根
部、及び葉部の所定位置が切断される。
【0003】人参の根部の所定位置は、前記移送装置で
移送中に切断される。又、葉部の所定位置は根菜搬送装
置で移送中に切断される。葉部が切断されると、この根
菜搬送装置に略直角で左右方向に設けた移送コンベア上
へこの根菜搬送装置から落下供給され、この移送コンベ
アで移送されて、移送終端部から収容箱内へ供給され、
一時貯留される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】葉部の所定位置が切断
された切断済み人参は、根菜搬送装置で移送されて、移
送コンベアで引継ぎ移送され、終端部から収容箱内へ供
給され、一時貯留されるが、この収納された人参の中に
は、葉部の定所位置が切断されず残った残葉が付着した
状態のままの人参、及び土、葉屑、草屑等が付着した人
参等が混入していたり、又、傷、及び二股形状の不良品
の人参が混入していることがあり、このために、後処理
工程として、これら残葉の除去、及び土、葉屑、草屑の
除去等を行ったり、又、不良品の人参を選別したりする
必要があり、手間と時間とが掛ることがあったが、この
発明により、これらの問題点を解決しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、葉部の所定位置
を切断済み作物体(イ)を根菜搬送装置6と移送コンベ
ア13とで移送する該移送コンベア13の移送終端部に
は、作物体(イ)を引継ぎ移送中に作物体(イ)に残っ
ている残葉(ロ)等を除去する除去移送装置14等を設
けた収穫機において、除去移送装置14から残葉(ロ)
除去済み作物体(イ)の供給を受けて移送中に混入する
不良品の作物体(イ)を選別する選別移送装置11を設
けたことを特徴とする収穫機の移送装置としたものであ
る。
【0006】請求項2に記載の発明においては、前記選
別移送装置11は支持装置49で前方下方へ折畳み自在
に設けたことを特徴とする請求項1に記載の収穫機の移
送装置としたものである。請求項3に記載の発明におい
ては、前記選別移送装置11は後方側へ傾斜すべく支持
装置49で上下調節自在に設けたことを特徴とする請求
項1、又は請求項2に記載の収穫機の移送装置としたも
のである。
【0007】
【発明の作用】人参(イ)の収穫作業するときは、圃場
の畦部に植付けられた人参(イ)は、収穫機の走行車両
を圃場内を走行させて、この走行車両の一方側の側部の
前部から順次設けた引起装置と、掘起装置と、移送装置
等によって、人参(イ)は圃場の畦部から引き抜かれて
後方上部へ移送され、根菜搬送装置6で引継ぎされて移
送され、これら移送装置と根菜搬送装置6とで移送中
に、人参(イ)の根部、及び葉部の所定位置が切断され
る。
【0008】人参(イ)の根部の所定位置は、前記移送
装置で移送中に切断される。又、葉部の所定位置は根菜
搬送装置6で移送中に切断される。葉部が切断される
と、この根菜搬送装置6に略直角で左右横方向に設けた
移送ベルト13上へこの根菜搬送装置6から落下供給さ
れ、この移送コンベア13で移送されて、終端部から除
去移送装置14へ供給されて引継ぎされ、この除去移送
装置14の下側に設けた移送平ベルトで移送中に、上側
に設けたローラによって人参(イ)に移送抵抗が掛ると
共に、これら移送平ベルトとローラとの間に残葉(ロ)
等が繰込みされて切断される。又、移送抵抗によって、
移送平ベルトで人参(イ)の表面部に付着した土、葉
屑、及び草屑等が除去される。
【0009】前記除去移送装置14の移送平ベルトとロ
ーラとによって、残葉(ロ)の除去と土、藁屑、及び草
屑等が除去された人参(イ)は、この除去移送装置14
の移送平ベルトとローラとにより、平面視右側後方部へ
移送されて、後側に設けた選別移送装置11上へ供給さ
れ、この選別移送装置11で移送中に、この選別移送装
置11の後側にいる作業者により、移送中の人参(イ)
内へ混入する傷の付いた人参(イ)、又は二股形状等の
不良品の人参(イ)は抜き取りされ、良品の人参(イ)
のみが移送されて、移送終端部からこの移送終端部に設
けた収容箱内へ供給され、一時貯留される。
【0010】前記選別移送装置11は支持装置49で支
持させた構成であり、土、草屑、及び草屑等の付着の多
い人参であると、例えば、この支持装置49の操作で選
別移送装置11の後方側を後方へ向けて傾斜させ、除去
された土、及び草屑等を圃場面へ落下させる。又、収穫
作業が終了して路上走行、又は圃場間を移動走行すると
きは、支持装置49の操作で選別移送装置11を前方下
部へ折畳み、機体全体を小さくして、路上走行、及び圃
場間移動走行等を行うと共に、収穫作業終了後は納屋へ
収納する。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、人参
(イ)に残った残葉(ロ)、及び人参(イ)に付着した
土、葉屑、及び草屑等は除去移送装置14を設けたこと
により、確実に除去され、又、残葉(ロ)、土、葉屑、
及び草屑等が除去された人参は、選別移送装置11へ供
給されて移送中に、作業者により、収容箱へ供給される
前段で不良品の傷の付いた人参(イ)、及び二股形状の
人参(イ)等は目視によって選別されて、除去されるこ
とにより、この選別移送装置11から収容箱内へ供給さ
れて貯留される人参は、後処理工程で再処理が不用とな
り、後処理手間、及び長時間の処理時間を不用にするこ
とができた。
【0012】請求項2に記載の発明においては、前記選
別移送装置11は支持装置49の操作により、前方下部
へ折畳み自在な構成としたことにより、人参(イ)の収
穫作業中以外の路上走行時、及び圃場間移動走行時等の
ときは、選別移送装置11を折畳んで走行させることが
でき、振動による破損防止、又、納屋等へ収納時は折畳
んで収納することができ、このために、小さい収納スペ
ースへ収納させることができる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、前記選
別移送装置11は支持装置49の操作により、この選別
移送装置11の後方側を下部へ傾斜させて移送させるこ
とにより、人参(イ)に多量に付着した土、葉屑、及び
草屑等が除去されたこの土、葉屑、及び草屑等が選別移
送装置11へ供給されても、この選別移送装置11で移
送中に圃場面へ落下排出されることにより、収容箱内へ
の移送供給を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図例は、作物体(イ)は根菜類
(イ)であり、この根菜類(イ)が、例えば、人参
(イ)であったとすると、この人参(イ)を前部の引起
装置4で引起し、振動装置10で振動させながら掘起す
掘起装置5と、この掘起された人参(イ)を挟持して引
抜き後方上部へ移送する移送装置28と、後部の根菜搬
送装置6の首揃移送装置33と、葉切断装置12と、タ
ッピング移送装置34と、葉移送装置35等を設けると
共に、根菜搬送装置6の下側に略直角で左右横方向へ向
けて設け、この根菜搬送装置6から人参(イ)の供給を
受け移送する移送コンベア13を設け、この移送コンベ
ア13の移送終端部側には、人参(イ)に残った残葉
(ロ)の切断、及び付着した土、葉屑、草屑等の付着物
を除去する除去移送装置14を設け、該除去移送装置1
4の後側には、この除去移送装置14で残葉(ロ)、
土、葉屑、草屑等が除去された人参(イ)の供給を受け
て移送し、移送中に不良品の人参(イ)を選別する選別
移送装置11等を設けて構成した収穫機1の構成であ
る。
【0015】前記根菜搬送装置6と、移送コンベア13
と、除去移送装置14と、選別移送装置11等を主に図
示して説明する。前記収穫機1は、図1〜図16で示す
如く走行車両2の一方側の側部外側には、収穫作業装置
3を設け、この収穫作業装置3は前部の引起装置4と、
掘起装置5と、振動装置10と、移送装置28と、後部
の首揃移送装置33と、葉切断装置12と、タッピング
移送装置34と、葉移送装置35等とよりなる根菜搬送
装置6と、葉部、及び根部の所定位置が切断された人参
(イ)を移送する移送コンベア13と、人参(イ)の残
葉(ロ)、土、葉屑、草屑等を移送中に除去する除去移
送装置14と、これらを除去済み人参(イ)の供給を受
けて移送中に不良品の人参(イ)を選別する選別移送装
置11等よりなる構成である。
【0016】前記走行車両2の車台7の下側には、土壌
面を走行する左右一対の走行クローラ7aを張設し、車
台7の上側の一方側には、始動、停止、走行操作、及び
各種制御操作等を行う操作装置8と、作業者が搭乗して
各種操作等を行う操縦席9等を設け、この操縦席9の下
側には、エンジン7bを載置している。このエンジン7
bで走行ギヤーケース7c内の伝動機構7dを介して、
各走行クローラ7aを回転駆動する構成である。伝動機
構7dの伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行
車速を検出する車速センサ7eを設けた構成である。
【0017】前記車台7の上側の後方部には、後逑する
葉切断装置12で人参(イ)の葉部の所定位置が切断さ
れ、又、後逑する人参下部切断装置47で根部の下方部
の所定位置が切断され、これら両者が切断された切断済
み人参(イ)は、後逑するタッピング移送装置34から
落下供給を受け、操縦席9側の横方向へ向け回転駆動す
る波形状で所定幅の移送ベルト等を張設してなる移送コ
ンベア13を設け、該移送コンベア13は移送終部へ向
けて上り傾斜させて設けた構成である。
【0018】前記移送コンベア13の移送終端で操縦席
9の後側には、図2、図5、及び図6で示す如くこの移
送コンベア13で移送される葉部、及び根部の所定位置
が切断された切断済み人参(イ)を引継ぎ移送中に、こ
の人参に付着する付着物の、例えば、土、葉屑、及び草
屑等を除去、及び切断されず残った残葉(ロ)を切断す
る除去移送装置14を設けた構成である。
【0019】前記除去移送装置14は、図2、図5、及
び図6で示す如く下側には、移送コンベア13から切断
済み人参の供給を受け、引継ぎして移送する所定幅の移
送平ベルト14aを回転自在に、左右横方向で移送コン
ベア13と略直線上に張設した構成である。
【0020】前記除去移送装置14の移送平ベルト14
aの上側には、図1、図5、及び図6で示す如く筒形状
で外周部へ弾性材等を装着したローラ14bを前部左側
から後部右側へ向けて所定角度に傾斜して、回転自在に
軸支して設けた構成である。移送コンベア13から除去
移送装置14の移送平ベルト14a上へ供給された人参
(イ)は、この移送平ベルト14aで移送され、移送中
にこの移送平ベルト14aとローラ14bとの間に、こ
の人参(イ)の葉部の所定位置が切断されずに、所定よ
り長く残った残葉(ロ)は、繰込みされてこの長い残葉
(ロ)は切断される。このときには、ローラ14bによ
り、人参(イ)に移送抵抗が掛った状態となり、移送平
ベルト14aで人参(イ)の表面部がすれて、人参
(イ)に付着した、付着物の、例えば、土、葉屑、及び
草屑等は除去される構成である。人参(イ)に付着する
付着物、及び切断済み残葉(ロ)は、後逑する最終であ
る収容箱15へ供給される前段で、除去移送装置14の
移送終端部から圃場へ排出され、一部は選別移送装置1
1へ移送供給されて除去される構成である。これによ
り、後工程で人参(イ)に残った残葉(ロ)、及び付着
した付着物の除去処理が不用となり、長時間の後処理手
間と、時間とが不用になった構成である。又、この除去
移送装置14で残葉(ロ)の除去処理と、付着物の除去
処理との両者を同時に行うことができる構成である。
【0021】前記除去移送装置14の後側で左右方向で
横方向には、図1、図2、図5、及び図6で示す如く除
去移送装置14から残葉(ロ)、及び付着物を除去した
人参(イ)の供給を受けて移送中に、走行車両2の後側
にいて走行車両2の走行に伴ない歩行する作業者によ
り、例えば、傷の付いた人参(イ)、及び二股形状の変
形した人参(イ)等の不良品の人参(イ)を目視選別す
る選別移送装置11を、除去移送装置14に対して略平
行状態に設けた構成である。
【0022】前記選別移送装置11は、図1、図2、図
5、及び図6で示す如く平ベルト方式で所定長さの選別
移送ベルト11aを左右方向に回転自在に張設した構成
である。この選別移送ベルト11aの移送始端部側に
は、空の収容箱15を載置する空箱載置台11bを設け
ると共に、選別移送ベルト11a上を移送中の人参
(イ)の中から不良品の人参(イ)を目視選別して抜取
り、良品の人参(イ)のみが移送され、この良品の人参
(イ)の移送供給を受けて、一時貯留する収容箱15を
載置する収容箱載置台11cは、選別移送ベルト11a
の移送終端部側に設けた構成である。
【0023】前記移送コンベア13から除去移送装置1
4を経て選別移送装置11で移送中に、不良品の人参
(イ)を目視選別して抜取りされ、良品の人参(イ)の
みが、この選別移送装置11の移送終端部に設けた収容
箱載置台11c上へ載置した収容箱15へ移送供給され
て、一時貯留される。良品の人参(イ)で収容箱(1
5)が満量になると、横側の主載置台11hへ移動させ
る構成である。後処理工程で混入する不良品の人参
(イ)の選別処理が不用となり、長時間の後処理手間と
時間とが不用なった構成である。
【0024】前記選別移送装置11の選別移送ベルト1
1aの回転駆動は、図6、及び図10で示す如く選別移
送ベルト11aを掛け渡した左右両側の選別プーリ11
dを軸支した各選別軸11eの一方側の選別軸11e
は、選別モータ11fで回転駆動させて、選別移送ベル
ト11aを回転駆動する構成である。
【0025】前記選別移送装置11の選別移送ベルト1
1aの移送始端部には、図2で示す如く空箱載置11b
を設け、この空箱載置台11bの上側へ載置した収容箱
15内へは、傷付いた人参(イ)、及び二股形状に変形
した人参(イ)等の不良品の人参(イ)を供給して一時
貯留する構成である。
【0026】良品の人参(イ)、及び不良品の人参
(イ)が満量になった各収容箱15は、簡単に交換可能
な構成である。前記選別移送装置11は、図1、及び図
3で示す如く前後両側の支持装置49により、この選別
移送装置11の選別移送ベルト11aの前端部側を回動
中心として、前方下部へ回動して、折畳み自在に設ける
と共に、後端部側を所定角度の傾斜に上下回動自在に支
持させた構成である。
【0027】前記選別移送ベルト11aの左右両側の選
別プーリ11dを軸支する左右両側の選別軸11eは、
図1で示す如く左右両側の前・後支持メタル板49a,
49bで軸支した構成である。この前支持メタル板49
a,49aは、後側板3bの左右両側に設けた前側の支
持装置49の前支持板50aで前支持軸50bを介して
回動自在に軸支した構成である。
【0028】前記後支持メタル板49b,49bと、車
台7の後枠7kの左右両側に設けた受板51の長孔51
a部とは、後側の支持装置49の後上・下支持軸52
a,52bを介して支持した構成である。この後下支持
軸52bの一方側の端部はナット52cで締付けた構成
である。後上支持軸52aは抜け止めを施した構成であ
る。
【0029】後側の前記支持装置49は、上・下支持パ
イプ53a,53b間を支持主柱53cで接続した構成
である。これら上・下支持支持パイプ53a,53bを
後支持メタル板49b,49bと、受板51、51との
間へ挿入して、後上・下支持軸52a,52bで支持し
た構成である。
【0030】前記選別移送装置11を回動させて、折畳
み状態に操作するときは、後側の支持装置49の後上・
下支持軸52a,52bの両者を取り外しするか、又は
いずれか一方側を取り外しすると、前支持軸50bを回
動中心として、この選別移送装置11は前方下部へ回動
して折畳み状態になる構成である。
【0031】これにより、人参(イ)の収穫作業以外の
路上走行時、及び圃場間移動走行時等のときには、前記
選別移送装置11を折畳んで走行させることができ、振
動による破損の防止、又、納屋へ収納時は折畳んで収納
ができることにより、このために、小さい収納スペース
へ収納させることができる構成である。
【0032】前記選別移送装置11の選別移送ベルト1
1aの後方部を後方下部側へ傾斜させるときは、後側の
支持装置49の後下支持軸52bの締付用のナット52
cをゆるめて、前支持軸50bを回動中心として、後下
支持軸52bを受板51の長孔51a部を前方へ移動さ
せることにより、選別移送ベルト11aの後端部側が下
方に回動移動する構成であり、これにより、この選別移
送ベルト11aの後端部側を所定角度で、下方へ傾斜さ
せることができる構成である。
【0033】前記除去移送装置14の移送平ベルト14
aとローラ14bとにより、人参(イ)に残った残葉
(ロ)が切断されたこの残葉(ロ)、及び人参(イ)に
付着した土、草屑、及び葉屑が除去処理された、これら
の土、草屑、及び葉屑等の一部は、選別移送装置11の
選別移送ベルト11aへ移送供給されるときは、この選
別移送装置11のこの選別移送ベルト11aの後端部側
へ下方へ向けて傾斜させるべく、後側の支持装置49を
操作して傾斜させ、この選別移送ベルト11aで移送中
に、後端部から残葉、土、草屑、葉屑等を圃場面へ落下
排出させる構成である。
【0034】これにより、前記選別移送装置11の選別
移送ベルト11a上へ除去移送装置14の移送平ベルト
14aから移送供給された残葉、土、草屑、及び葉屑等
はこの選別移送ベルト11aの後端部側から落下排出さ
れることにより、除去する必要がなくなり、このため
に、長時間の後処理手間と時間とが不用になった構成で
ある。
【0035】前記車台7上側の後部の左側には、上方へ
突出する平面視コ字形状の支持板16を固着して設け、
この支持板16の上部には、伝動機構17aを内装した
伝動ケース17を回動自在に設けている。この伝動ケー
ス17には、前方下部へ突出する支持板18を固着して
設け、この支持板18の前側面には、左右両側に前方下
部へ突出する受板19aを固着した取付板19bを装着
した構成である。この各受板19aの前端部には、前方
下部へ突出する補助受板19cを固着した構成である。
【0036】前記左右両側の引起装置4は、上部を伝動
ケース17から前方へ突出する伝動機構20cを内装し
た上受杆20aで支持すると共に、上下に回動する構成
である。下部は補助受板19cから前方へ突出する下受
杆20bで支持した構成である。
【0037】前記引起装置4は、根菜搬送装置6の前部
の左右両側に設け、この引起装置4は左右両側の引起ケ
ース21に内装して回転自在に、所定間隔に引起ラグ2
2bを装着した引起チエン22aを張設した構成であ
る。この引起チエン22aのこの引起ラグ22bは、前
側下端部から前側上端部の間は、各引起ケース21から
突出し、人参(イ)の葉部を引起す引起作用部であり、
又、後側は引起ラグ22bは収納されて、引起ししない
非作用部とした構成である。
【0038】前記各引起ケース21下部の外側面には、
人参(イ)の葉部を分離する分草体23を前方へ突出さ
せて設け、この分草体23の先端部の近傍には、検出杆
23bでON−OFFするスイッチ23cよりなる接地
センサ23aを設けた構成である。又、図7、及び9で
示す如く掘起し高さ、及び畦の凹凸を検出する掘起し高
さセンサ24は、一方側の引起ケース21の外側に設け
た構成である。この掘起し高さセンサ24は引起ケース
21の外側面に回動自在に設けた支持板25aに、接地
プレート25bを装着すると共に、支持板25aの上端
部と、補助受板19cに設けたポテンションメータ25
cとを連結ロット25dで接続させて、このポテンショ
ンメータ25cの作動量で検出する構成である。
【0039】前記ポテンションメータ25cの検出した
作動量と、設定した掘起し高さとが比較され、設定掘起
し高さと同じにすべく、上下回動制御する構成である。
前記掘起装置5の上下回動制御に伴なって、左右両側の
引起装置4、及び根菜搬送装置6等も同時に、上下回動
制御する構成である。掘起振動装置3aは、掘起装置5
と、振動装置10とよりなる構成である。
【0040】前記掘起装置5は左右両側に設け、この掘
起装置5は、図7〜図9で示す如く左右両側の支持板5
aの前方上部を左右両側の補助受板19cへ回動ピン5
bで、上下回動自在に装着した構成である。この支持板
5aの前方下部には、前端部に堀起板27bを固着して
設けた支持杆27aの前方部を回動ピン27cで上下回
動自在に装着すると共に、この支持杆27aの後端部を
支持板5aの後方部の上下に複数個設けた調節用孔5c
へ調節用ピン27dで装着した構成である。
【0041】前記支持杆27aは回動ピン27cを回動
中心として、調節用孔5c位置により、上下回動調節可
能として、この支持杆27aの掘起板27bを上下に回
動調節し、掘起し高さを手動で調節できる構成である。
前記振動装置10は左右両側に設け、この振動装置10
は、図7〜図9で示す如く左右両側の補助受板19cで
カム軸10aを軸支して設け、このカム軸10aには、
偏芯カム10bを軸支して設けている。支持板5aの後
方上部に設けた支持ピン5dと、偏芯カム10bの外周
部との間には、カム用ロット10cを設けて接続させた
構成である。
【0042】前記振動装置10の偏芯カム10bの回転
駆動により、支持板5aの回動ピン5bを回動中心とし
て、カム用ロット10c、支持板5aを介して掘起装置
5を回動移動する構成として、土壌条件による掘起し性
能の向上を図った構成である。この左右両側の掘起装置
5の掘起板27bの回動移動により、人参(イ)を植付
けた畦の両側の畦部が掘起(土をほぐす)され、この人
参(イ)が掘起され、左右両側の移送装置28で挟持さ
れ、後方上部へ移送中にこの人参(イ)は引抜かれる構
成である。
【0043】人参(イ)を掘起すときは、左右両側の前
記掘起装置5の掘起板27bの掘起作動の位相は、左右
で略180度変位させた構成である。左側の掘起板27
bが土中内で下端部に位置しているときは、右側の掘起
板27bは上端部に位置した構成であり、左右両側の掘
起板27bが同時に土中内で下端部に位置させない構成
であり、負荷の低減を図った構成である。
【0044】前記車台7の支持板16の前部には、前支
持板16aを設け、この前支持板16aには、前方へ突
出させて支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端
部には、L字形状の回動板16cを回動自在に装着して
設け、この回動板16cの一方側の下端部と、上下シリ
ンダ26aの前端部とを接続させ、他方側の前端部に
は、支持杆16dの一方側の端部を装着して設け、この
支持杆16dの他方側の端部と、受板19aの前端部と
を接続させた構成である。
【0045】前記上下シリンダ26aの作動により、伝
動ケース17の上下回動中心26b位置を回動中心とし
て、回動板16c、支持杆16d、受板19a、補助受
板19c、支持板5a及び後逑する連結板29等を介し
て、各引起装置4、各掘起装置5、移送装置28、及び
根菜搬送装置6等を自動で上下回動制御する構成であ
る。
【0046】前記収穫作業装置3の移送装置28は、引
起装置4の後側の左右両側に設けた構成である。この移
送装置28の上端の移送終端部は、伝動ケース17後側
に連結板29を介して設けた伝動機構30aを内装した
伝動ケース30に、前方上部へ傾斜して突出する伝動機
構31aを内装した支持ケース31の上側に設けた伝動
ケース32に内装した伝動機構32aで支持すると共
に、回転駆動させる構成である。
【0047】前記移送装置28は伝動ケース17の回動
により、連結板29、伝動ケース30、支持ケース3
1、及び伝動ケース32を介して、上下回動自在な構成
である。前記移送装置28は、図11〜図14で示す如
く上下端部に回転自在に軸支した上・下プーリ28b,
28cと、複数個の作用側テンションプーリ28dと、
複数個の非作用側テンションプーリ28eとに、移送ベ
ルト28aを掛け渡した構成である。各掘起装置5で掘
起した人参(イ)の葉部は、この移送ベルト28a,2
8a間で挟持されて、後方上部へ移送し、この移送の移
送始端部で人参(イ)は植付畦から引抜きされて、後方
上部へ移送する構成である。この移送途中で首揃移送装
置33、33へ引継ぎする構成である。テンションプー
リ28fは移送ベルト28aが伸びた時に、伸張操作す
る構成である。
【0048】前記移送ベルト28aは、図13、及び図
14で示す如くVベルトと平ベルトとを一体に成形し、
更に平ベルトの外周面には、山形状の突出部を形成した
構成である。前記作用側・非作用側テンションプーリ2
8d,28eは、図14で示す如く平ベルトに接触する
面積を狭くすべく外周部幅を狭くした構成である。
【0049】前記移送装置28の下プーリ28cの下部
で移送ベルト28aの下側には、図11、及び図12で
示す如く移送ベルト28aの外径部より、外径を径大に
形成したスターホイル29aは、取付ボス29bに固着
して設けた取付板29cへボルト、及びナット等で装着
した構成である。この取付ボス29bを下プーリ28c
を軸支した下軸28hの下端部へ挿入して装着した構成
である。
【0050】前記スターホイル29aの外周部は、図1
2で示す如く山形状の爪部29dに形成すると共に、こ
れら山形状の爪部29d間は所定深さの溝29eを形成
した構成である。掘起し済み人参(イ)をこのスターホ
イル29a,29a間と、移送ベルト28a,28a間
とに挟持して後方上部へ移送する構成である。
【0051】前記根菜搬送装置6は、図7で示す如く首
揃移送装置33、タッピング移送装置34、葉移送装置
35、及び葉切断装置12等よりなる構成であり、根菜
搬送装置6は、人参(イ)を収穫作業状態のときには、
圃場面に略平行状態に設けた構成である。
【0052】前記首揃移送装置33は、移送装置28の
後側で移送終端部から所定距離下方に位置させ、左右両
側に設けている。この首揃移送装置33の移送終端は、
伝動ケース30に上方へ向けて突出して設けた伝動機構
37aを内装した下支持ケース37の上側に設けた上伝
動装置38の上伝動ケース38aに内装した伝動機構3
8bで支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0053】前記首揃移送装置33は、図15、及び図
16で示す如く左右両側に、正面視コ字形状の支持プレ
ート39の前後部には、回転自在に軸支した前・後プー
リ39a,39bを設けた構成である。これら前・後プ
ーリ39a,39b間の作用側には、複数個の作用側テ
ンションプーリ40aと、非作用側には、非作用側テン
ションプーリ40bとを設けた構成である。これらプー
リ39a,39b,40a,40bに移送ベルト39c
を掛け渡した構成である。作用側テンションプーリ40
aは支持板39dに設けて左右調節できる構成である。
【0054】前記支持プレート39の挟持側の折曲部
(B)位置は、図16で示す如く作用側テンションプー
リ40a、及び前プーリ39aの外径部(C)と略同じ
位置に形成し、移途中に人参(イ)から落下する葉屑、
及び土等をこれらプーリ40a,39aのベルト溝への
侵入を防止する構成である。
【0055】前記前プーリ39aは、図15で示す如く
テンション装置40cにより、前後へ摺動可能に構成し
て、移送ベルト39cが伸びた時の対応ができる構成で
ある。移送ベルト39cの下側には、ベルトカバー36
を設けた構成である。前記移送ベルト39c,39cの
直線部の挟持移送部は、所定の隙間を設け、これら移送
ベルト39c,39c間で人参(イ)の葉部を挟持して
移送するが、この挟持力は各移送装置28の各移送ベル
ト28aの挟持力より、弱く構成している。
【0056】前記首揃移送装置33は、各移送装置28
の各移送ベルト28a間に、人参(イ)の葉部を挟持し
て上部へ移送中に、この移送途中で各首揃移送装置33
の各移送ベルト39c間に、人参(イ)の葉部を引継ぎ
挟持する構成である。この人参(イ)の葉部は両者で挟
持され、これら各移送ベルト28aにより、更に上部へ
移送されることによって、これら各移送ベルト39cの
下側面位置へ、この人参(イ)の根部の上部が当接する
まで上方へ向けて移動され、首揃えが行われる構成であ
る。
【0057】前記タッピング移送装置34の移送終端部
は、上伝動装置38の上伝動ケース38aに上下に突出
させて設けた上支持ケース41に内装した伝動機構41
aの下側で支持すると共に、回転駆動する構成である。
前記タッピング移送装置34は、首揃移送装置33の上
側に所定間隔を設けて平行状態に左右両側に設けると共
に、移送始端部は首揃移送装置33の前後方向の略中央
部に位置させて設けた構成である。
【0058】前記タッピング移送装置34は、前後端部
に回転自在に軸支した前・後プーリ42a,42bに
は、移送ベルト42cを掛け渡した構成であり、左右両
側の各移送ベルト42c間には、人参(イ)の葉部を挟
持して移送する構成である。各首揃移送装置33の各移
送ベルト39cと、これら各移送ベルト42cとの両者
で、人参(イ)の葉部を挟持して移送し、途中からは各
移送ベルト42cと、後逑する葉移送装置35の各移送
ベルト43cとの両者で、切断済み葉部を挟持して移送
する構成である。
【0059】前記葉移送装置35の移送始端部は、上支
持ケース41に内装した伝動機構41aの上側部で支持
すると共に、回転駆動する構成である。この葉移送装置
35はタッピング移送装置34の上側に所定間隔を設け
て平行状態に設けると共に、移送始端部はタッピング移
送装置34の移送始端部より、所定距離後方に位置させ
た構成である。
【0060】前記葉移送装置35は、前後端部に回転自
在に軸支した前・後プーリ43a,43bには、移送ベ
ルト43cを掛け渡した構成であり、左右両側の各移送
ベルト43c間には、人参(イ)の葉部を挟持して移送
する構成である。各タッピング移送装置34の各移送ベ
ルト42cと、途中からは各移送ベルト43cにも引継
ぎされ、両者で挟持して移送する構成である。又、後逑
する葉切断装置12の後側部よりは、この葉切断装置1
2で切断した切断葉を挟持して移送し、両者の移送終端
部より、圃場内へ落下排出する構成である。
【0061】前記葉切断装置12は、図7、及び図10
で示す如く各首揃移送装置33の後側で、各タッピング
移送装置34の下側の左右両側に設けた構成である。各
上伝動装置38の各上伝動ケース38aに内装した各伝
動機構38bから下部へ突出させて、回転自在な各回転
軸46を設け、この各回転軸46の下端部には、各支持
メタル45を装着して設け、この各支持メタル45の上
側面には、円盤形状の左・右切断刃44、44をボル
ト、及びナット等で装着した構成である。
【0062】前記左・右切断刃44、44の外径部は上
下に所定寸法重合させると共に、上下間の隙間は最小隙
間の0に近い状態に構成し、各首揃移送装置33で首揃
えして、各タッピング移送装置34と各葉移送装置35
とで引継ぎされて、挟持移送される人参(イ)の根部の
上側面から所定寸法上部位置の葉部を切断する構成であ
る。葉部切断済み人参(イ)は下側の移送コンベア13
上へ落下供給され、この移送コンベア13から除去移送
装置14を経て、人参(イ)の残葉(ロ)が切断され、
又、人参(イ)に付着した付着物が除去され、更に目視
選別済みの人参(イ)が移送されて、収納箱15内へ供
給され、一時貯留される構成である。
【0063】前記人参下部切断装置47は、掘起装置5
後方上部に前方下部から上方後部へ傾斜状態に設け、こ
の人参下部切断装置47は左右に所定間隔で、上下2個
所に山形状を形成した案内杆48aを複数個設けると共
に、この2箇所の山形状内には、回転外周部に複数個の
切断刃48bを装着した各回転具48cを回転自在に上
下に所定間隔を設けて軸支した構成である。
【0064】前記人参下部切断装置47は、各移送装置
28の移送ベルト28a,28a間で挟持されて、上部
へ移送中に全長の短い人参(イ)の根部の先端部が下側
の山形の案内杆48a,48a間に入り、下側の切断刃
48bにより、この人参(イ)の根部先端の所定位置が
切断される。又、更に上部へ移送中に全長の長い人参
(イ)は、下側の山形の案内杆48a部を通過し、上側
の山形の案内杆48a,48a間に、この人参(イ)の
根部の先端部が入り、この根部先端の所定位置を上側の
切断刃48bにより、切断される。人参(イ)の根部の
全長により、この人参(イ)の根部先端の所定位置を切
断する構成である。
【0065】収穫機54の除去移送装置14の後側に
は、図17、及び図18で示す如くこの除去移送装置1
4の移送平ベルト14aとローラ14bとにより、人参
(イ)の残葉(ロ)の処理、及び付着した土、草屑、及
び葉屑等が処理された人参(イ)を後側の後部載置台5
6上へ載置した収容箱15へ供給するシュータ55を設
けた構成である。
【0066】前記後部載置台56は、図17、及び図1
8で示す如く車台7の後枠7kの後側へ回動自在に設け
た構成である。この後部載置台56の受板56の受板5
6aの一方側に設けた回動軸56bは、横枠7fに設け
た支持板56cで回動自在に軸支した構成である。この
受板56aの前端部側は、後枠7aの上側へ重合させて
支持した構成である。又、この受板56aの上側面に
は、収容箱15を受ける受台56d,56dを左右方向
に所定間隔を設けて固着した構成である。
【0067】前記受板56aの前部側には、コ字形状の
支持板57を設け、この支持板57には、ダンプ用補助
載置台58を受軸57aで回動自在に軸支した構成であ
る。前記ダンプ用補助載置台58は、図18で示す如く
受板58aと、この受板58aの後端部に固着して設け
た把持具58bとよりなる構成である。
【0068】前記除去移送装置14で処理された人参
(イ)は、シュータ55から、後載置台56の受板56
a上の受台56d,56dと、ダンプ用補助載置台58
の受板58aとの上側に載置した収容箱15内へ供給さ
れて貯留される構成である。この収容箱15内が人参
(イ)で満量状態になると、回動軸56bを回動中心と
して、右外側へ略90度回動操作して回動させ、その後
ダンプ用補助載置台58の把持具58bを上方へ回動操
作し、このダンプ補助載置58の受板58a上を滑らせ
て、主載置台11h上へ移動させる構成である。
【0069】前記後部載置台56は、図18で示す如く
油圧駆動による伸縮シリンダ59を設け、この伸縮シリ
ンダ59の作動により、右外側へ略90度回動移動させ
る構成とするもよい。これにより、前記後部載置台56
を回動させる構成としたことにより、人参(イ)で満量
になった収容箱15を主載置台11h上への移動は、容
易で簡単に、又、楽に移動させることができ、作業者の
疲労を大幅に低減させることができる。
【0070】前記除去移送装置14のローラ14bは図
19、及び図20で示す如くローラ支持枠60の下側面
には、コ字形状の受板60aを設け、この受板60aの
左右両側の下方へ突出する側板60b部には、支持軸6
0cを設けると共に、ローラ14bを支持する支持板6
1と、受板60aの側板60b部とは、回動ピン60d
で回動自在に装着し、この回動ピン60dを回動中心と
して、支持板61を介してローラ14bは回動自在な構
成であると共に、支持板61に設けた溝61a部は支持
軸60cで支持させた構成であり、支持板61には、ス
プリング62を設け、このスプリング62により、ロー
ラ14bを所定位置へ支持させた構成である。
【0071】前記除去移送装置14のローラ14bと移
送平ベルト14aとの間に、異常物、例えば、大きい土
塊等が進入して、異常な過負荷がローラ14bへ掛る
と、このローラ14bは回動ピン60dを回動中心とし
て、このローラ14bは上方へ回動移動する構成であ
る。過負荷が除去されると、ローラ14bはスプリング
62により、元の位置へ復元される構成である。
【0072】これにより、ローラ14bへ異常な過負荷
が掛ると、このローラ14bは上方へ回動して、逃げる
ことにより、このローラ14b、及び移送平ベルト14
a等の破損を防止することができる。前記移送コンベア
13と、選別移送装置11の選別移送ベルト11a、及
び除去移送装置14の移送平ベルト14aの伝動構成
は、図21〜図23で示す如く本機側からの出力軸63
に軸支して設け出力プーリ63aと、移送コンベア13
の上部の上コンベア軸64に軸支して設けた移送プーリ
64aと、カウンタ軸65に軸支したカウンタプーリ6
5aの径大側とには、移送用ベルト66を掛け渡した構
成である。この移送用ベルト66の回転を「入」、「切」す
るテンション装置67のテンションプーリ67aを設け
た構成である。
【0073】前記カウンタプーリ65aの径小側と、選
別移送装置11の選別移送ベルト11aの移送始端部側
の選別移用軸68に軸支した選別プーリ68aとには、
選別用ベルト69を掛け渡した構成である。この選別用
ベルト69の回転を「入」、「切」するテンション装置70
のテンションプーリ70aを設けた構成である。
【0074】前記テンション装置67の入切操作は、操
作レバー67bの切換操作で入切する構成であり、又、
テンション装置70の入切操作は、操作レバー70bの
切換操作で入切する構成である。操作レバー67bの入
切操作により、移送コンベア13と、選別移送装置11
と、除去移送装置14との3者を同時に入切する構成で
ある。又、操作レバー70bの切換操作により、選別移
送装置11のみを入切する構成である。
【0075】これにより、収容箱15を交換のときは、
選別移送装置11のみの停止操作ができ、又、除去移送
装置14に詰り等が発生すると、全体を停止操作するこ
とができ、作業の安全性が確保できる。前記移送コンベ
ア13は、図25〜図27で示す如く油圧式の伸縮シリ
ンダ71で上下移動自在な構成である。又、この伸縮シ
リンダ71の取付基部は取付装置72により、上下移動
自在、及び左右方向へ移動自在な構成である。
【0076】前記取付装置72は上下に取付孔72dを
設けた固定用取付板72aと、上下に長孔72cを設け
た移動用取付板72bと、取付孔73aを設けた各シリ
ンダ取付板73とよりなる構成である。伸縮シリンダ7
1の下端部は各シリンダ取付板73の各取付孔73aへ
取付ピン73bで軸支した構成であり、上端部は移送コ
ンベア13を支持する左右両側の支持板13aの取付孔
13bへボルト、及びナット等により装着した構成であ
る。取付ピン73bは抜け止めを施した構成である。
【0077】前記取付装置72の装着位置は、図5で示
す収穫機1のときには、図27で示す如く車台7の外側
の横枠7fへ固定用取付板72aと移動用取付板72b
とをボルト、及びナット等で装着する構成である。又、
上下高さ位置は移動用取付板72bの各長孔72cの位
置で調節する構成である。
【0078】又、前記取付装置72の装着位置は、図2
4で示す収穫機74で示す如く平面視移送コンベア13
の右横側に選別移送装置11を設けた収穫機74のとき
には、図27で示す如く車台7の中枠7jへ固定用取付
板72aと移動用取付板72bとをボルト、及びナット
等で装着する構成である。又、上下高さ位置は移動用取
付板72bの各長孔72cの位置で調節する構成であ
る。
【0079】これにより、人参(イ)が落下する落差を
最少限にすることができ、特に冬場の収穫時に割れやす
くなっている人参(イ)の割れを防止できる。又、機械
の形式により、前記移送コンベア13の移送角度を変更
することができて、機械に対する適応性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 選別移送装置部の拡大側面図
【図2】 選別移送装置部、及び除去移送装置部の拡
大背面斜視図
【図3】 支持主柱取付部の拡大背面斜視図
【図4】 支持主柱の拡大側面斜視図
【図5】 収穫機の全体平面図
【図6】 選別移送装置、及び除去移送装置部の拡大
平面図
【図7】 収穫機の収穫作業時の全体側面図
【図8】 収穫機の非収穫作業時の全体側面図
【図9】 掘起装置部の拡大側面図
【図10】 収穫機の伝動構成図
【図11】 移送装置部の拡大平面図
【図12】 スターホイル部の拡大平面図
【図13】 スターホイル部の取付部の拡大正断面図
【図14】 移送装置のテンションプーリ部の拡大正断
面図
【図15】 首揃装置部の拡大平面図
【図16】 図15のA−A断面図
【図17】 他の実施例を示す図で、収穫機の全体平面
【図18】 他の実施例を示す図で、後載置台部の拡大
背面斜視図
【図19】 他の実施例を示す図で、ローラ部の拡大背
面斜視図
【図20】 他の実施例を示す図で、ローラ部の拡大背
面図
【図21】 他の実施例を示す図で、移送コンベア部の
伝動構成の拡大背面図
【図22】 他の実施例を示す図で、移送コンベア部の
伝動構成の拡大平面図
【図23】 他の実施例を示す図で、操作レバーの作用
【図24】 他の実施例を示す図で、収穫機の全体平面
【図25】 他の実施例を示す図で、伸縮シリンダの取
付部の拡大側面斜視図
【図26】 他の実施例を示す図で、取付装置の取付拡
大側面斜視図
【図27】 他の実施例を示す図で、車台部の拡大側面
斜視図
【符号の説明】
6 根菜搬送装置 11 選別移送装置 13 移送コンベア 14 除去移送装置 49 支持装置 イ 作物体(人参) ロ 残葉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 真吾 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岩部 孝章 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B072 AA10 BA08 BA21 BA30 CA12 CB01 CB08 DA02 DA05 GA01 GA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉部の所定位置を切断済み作物体(イ)
    を根菜搬送装置6と移送コンベア13とで移送する該移
    送コンベア13の移送終端部には、作物体(イ)を引継
    ぎ移送中に作物体(イ)に残っている残葉(ロ)等を除
    去する除去移送装置14等を設けた収穫機において、除
    去移送装置14から残葉(ロ)除去済み作物体(イ)の
    供給を受けて移送中に混入する不良品の作物体(イ)を
    選別する選別移送装置11を設けたことを特徴とする収
    穫機の移送装置。
  2. 【請求項2】 前記選別移送装置11は支持装置49で
    前方下方へ折畳み自在に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の収穫機の移送装置。
  3. 【請求項3】 前記選別移送装置11は後方側へ傾斜す
    べく支持装置49で上下調節自在に設けたことを特徴と
    する請求項1、又は請求項2に記載の収穫機の移送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015027271A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 井関農機株式会社 根菜類収穫機

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