JP2002171268A - リニア又はリングネットワークにおける伝送方法及び装置 - Google Patents

リニア又はリングネットワークにおける伝送方法及び装置

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JP2002171268A
JP2002171268A JP2000366048A JP2000366048A JP2002171268A JP 2002171268 A JP2002171268 A JP 2002171268A JP 2000366048 A JP2000366048 A JP 2000366048A JP 2000366048 A JP2000366048 A JP 2000366048A JP 2002171268 A JP2002171268 A JP 2002171268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニア又はリングネットワークにおけるデー
タ伝送方法及び装置に関し、双方向の伝送容量の有効利
用を図り、リアルタイム性重視の通信を可能にし、伝送
障害対する通信路確保を自律的に行うことを可能にす
る。 【解決手段】 各ノードA〜Dは、端局又は中間局に自
律的に切替わって動作し、左右の端局はトークンコント
ローラTCNT(L),(R)により、トークンパケッ
トを先頭に搭載したパケットトレーラを生成して、それ
ぞれ双方向伝送路上に送出し、各中間局は、トークンパ
ケットに送信要求情報を書込み、左右の端局は、該送信
要求情報を基に予約領域を確保したパケットトレーラを
生成する。送信要求を行った中間局はパケット多重部P
MUX(L),(R)により、パケットトレーラ内の予
約領域にデータパケットを格納して送信先ノードへデー
タを送信する。送信要求には送信データの優先度を示す
情報を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニア又はリング
ネットワークにおけるデータ伝送方法及び装置に関し、
ローカルなエリアのリニア(線状)又はリング(環状)
のネットワークにおいて、障害時に接続経路をアダプテ
ィブに切替えるRAS(Reliability Availability Ser
viceability )機能を備えると共に、ネットワークの伝
送容量を有効に使用し、映像等のリアルタイム性を重視
した通信に対応し得るデータ伝送方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々のデータ通信が可能なIP(Intern
et Protocol )ネットワークはメッシュトポロジ構成を
基本としているが、必ずしも最適なネットワークにはな
らず、例えば、道路や河川等の限られたエリア内の複数
の地点間を相互に監視するためのネットワークとして
は、リニア又はリング型のネットワークが効率良く軽便
に使用される。
【0003】RAS機能を備えた従来のリング型ネット
ワークの伝送方式には、並列送信/受信選択伝送方式と
ループバック伝送方式とがある。図18に従来のリング
型ネットワークにおける並列送信/受信選択伝送方式を
示し、図19に従来のリング型ネットワークにおけるル
ープバック伝送方式を示す。
【0004】並列送信/受信選択伝送方式のリング型ネ
ットワークは、図18の(a)に示すように、右回り方
向のリング伝送路#0及び左回り方向のリング伝送路#
1を有し、各ノードA,B,C,Dは両者のリング伝送
路#0,#1によって隣接ノードが相互に接続され、ネ
ットワークを構成する。
【0005】各ノードA,B,C,Dは、同図の(b)
に示すように、右回りリング伝送路#0及び左回りリン
グ伝送路#1の双方に並列に、送信先のノードアドレス
を付してデータを送信し、また、右回りリング伝送路#
0及び左回りリング伝送路#1の双方からデータを受信
し、その一方を選択して自ノードに取込む。
【0006】同図の(c)は、ノードCからノードAへ
データを送信する場合を示し、ノードCからの送信デー
タは、右回りリング伝送路#0及び左回りリング伝送路
#1の双方へ送出され、ノードAへ転送される。ノード
Aは、右回りリング伝送路#0及び左回りリング伝送路
#1の双方からデータを受信し、その何れか一方を選択
して取込む。
【0007】ノードAは、取込んだ受信データが異常で
ある場合、他方のリング伝送路からの受信データを取込
むように切替える。このように、右回り及び左回りのリ
ング伝送路を備えることにより、一方のリング伝送路の
障害に対する信頼性(RAS機能)が確保されたデータ
通信を提供することができる。
【0008】また、図19に示す従来のリング型ネット
ワークにおけるループバック伝送方式も、前述の並列送
信/受信選択伝送方式と同様に、右回り方向及び左回り
方向の二重リング伝送路#0,#1でノード間を接続
し、通常時は何れか一方の片系リング伝送路のみを使用
し、例えば同図の(a)のように右回りリング伝送路#
0によりループ伝送経路を形成し、該ループ伝送経路に
よりデータ通信を行う。
【0009】そして、同図の(b)に示すように例え
ば、ノードC,D間の伝送路に異常が発生した場合、該
異常箇所を回避してループ伝送経路を形成するために、
ノードCは右回りリング伝送路#0を左回りリング伝送
路#1へループバック接続し、ノードDは左回りリング
伝送路#1を右回りリング伝送路#0へループバック接
続し、ループ伝送経路の構成を変更する。
【0010】従って、ノードC,D間に伝送障害が発生
しても、各ノードA,B,C,Dは、右回り方向及び左
回り方向のリング伝送路#0,#1を用いて形成された
ループ伝送経路によって通信可能となり、伝送障害に対
する信頼性(RAS機能)が確保されたデータ通信を行
うことができる。
【0011】従来のリングネットワークにおけるアクセ
ス方式としては、図20に示すトークンリング方式及び
図21に示すアーリートークンリリース方式等が有る。
トークンリング方式は、送信権を与える特別なデータパ
ケットであるトークンをリングネットワーク上に巡回さ
せ、トークンを受け取ったノードが送信権を得てデータ
を送信する。
【0012】図20の(i)はトークンを受け取ったノ
ードBが、ノードD宛てに送信データ[B→D]を送出
した場合を示し、該送信データ[B→D]が同図の(i
i)に示すようにリング伝送路を経由してノードDに到
達すると、ノードDは同図の(iii )に示すように該送
信データ[B→D]を取込むと共に、該送信データ[B
→D]を受信したことを送信元に通知するために、該送
信データ[B→D]にコピービット(c)“1”を付加
したデータをリング伝送路上に送出する。
【0013】上記送信データ[B→D]にコピービット
“1”を付加したデータが、同図の(iv)に示すように
送信元のノードBに到達すると、送信元のノードBは、
該コピービット“1”が付加された送信データ[B→
D]の受信により、送信先相手に送信データが正常に送
達されたことを確認し、同図の(v)に示すように、コ
ピービット“1”が付加された送信データ[B→D]を
破棄し、トークンを次のノードCへ渡す。
【0014】アーリートークンリリース方式は図21に
示すように、各ノードはトークン受信により送信権を得
て送信データを送出すると共に、該送信データのフレー
ムにトークンを付加して送出する方式である。即ち、同
図の(i)に示すように例えば、ノードBがトークンを
受け取ると、ノードD宛ての送信データ[B→D]が有
る場合、該送信データ[B→D]のフレームにトークン
を付加してリング伝送路に送出する。
【0015】送信データ[B→D]及びトークンが次の
ノードCに到達すると、ノードCに送信データが有る場
合、同図の(ii)に示すようにノードCは、上記送信デ
ータ[B→D]と送信データ[C→A]のデータフレー
ムと、トークンとをリング伝送路に送出する。
【0016】次のノードDはデータフレームが到達する
と、同図の(iii )に示すように、自己宛てのデータ
[B→D]を取込むと共に、該データ[B→D]にコピ
ービット(c)“1”を付加し、該コピービット(c)
“1”を付加した送信データ[B→D]と、送信データ
[C→A]と、トークンとをリング伝送路に送出する。
【0017】次のノードAはデータフレームが到達する
と、同図の(iv)に示すように自己宛てのデータ[C→
A]を取込むと共に、該データ[C→A]にコピービッ
ト(c)“1”を付加し、コピービット(c)“1”が
付加された送信データ[B→D]及び[C→A]のデー
タフレームとトークンとをリング伝送路に送出する。
【0018】次のノードBは同図の(v)に示すよう
に、コピービット(c)“1”が付加された送信データ
[B→D]の受信により、宛て先ノードDに正常に送信
データが送達されたことを確認し、該送信データ[B→
D]を破棄し、そして、コピービット(c)“1”が付
加された送信データ[C→A]とトークンとをリング伝
送路に送出する。
【0019】次のノードCはコピービット(c)“1”
が付加された送信データ[C→A]の到達により、宛て
先ノードAに正常に送信データが送達されたことを確認
し、該送信データ[C→A]を破棄し、トークンをリン
グ伝送路の次のノードへ送出する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図18に示した並列送
信/受信選択伝送方式によるリング型ネットワークは、
片系のリング伝送路が常に予備として使用されるため、
有効なデータ通信は実質的に1リング伝送路分の伝送容
量でしか行われず、他のリング伝送路を他のデータ通信
に使用して2リング伝送路分の伝送容量をフルに使用し
たデータ通信を行うことができない。
【0021】特に、SDH(Synchronous Digital Hier
archy ;同期ディジタルハイアラーキ)網のように、同
期フレームにデータを多重して伝送する場合、各ノード
に固定的にタイムスロットが割り付けられているため、
実データが送出されていない場合でも、使用領域が確保
されており、ネットワークの伝送容量が有効利用されな
い。
【0022】また、図19に示したループバック伝送方
式のリング型ネットワークも、前述の並列送信/受信選
択伝送方式のものと同様に、全てのデータ通信を実質的
に1リング伝送路分の伝送容量で行っており、2リング
伝送路分の伝送容量をフルに使用したデータ通信を行う
ことができない。
【0023】また、異常発生時にループバック接続によ
り形成されるループ伝送経路の距離が増大し、データ伝
送の遅延が生ずる。更に、同図の(b)において、例え
ば、ノードBからノードAへデータを送信する場合、ノ
ードCにとっては無用なデータをノードBから一旦ノー
ドCへ転送しなければならず、転送効率が悪い。
【0024】また、図20及び図21に示すトークンを
用いたアクセス方式は、トークンの巡回により送信権制
御を行い、各ノードから送信データを送出する際の衝突
を防いでいるが、図20に示すトークンリング方式は、
伝送路上に一度に1ノードからの送信データしか送出す
ることができない。
【0025】一方、図21に示すアーリートークンリリ
ース方式は、伝送路上に複数のノードからの送信データ
を送出することが可能であるが、送信に要する時間はト
ークンが一巡する時間によって規定され、多量のデータ
を送信するノードにおいては伝送効率が悪い。
【0026】多量のデータを効率よく送信し得るアクセ
ス方式として、トークンが一周する最大時間内であれ
ば、1ノードがデータを送信し続けられるタイムドトー
クンプロトコルが知られているが、いずれのアクセス方
式も、リングネットワーク上に送出された送信データの
終端(破棄)を、コピービット等を付した送信データの
返送等の確認によって送信元ノードで行うため、送信先
ノードから送信元ノードへの経路において、本来の通信
データ以外の無効なデータを配送しなければならない。
【0027】また、いずれのアクセス方式も1系統のリ
ング伝送にしか対応しておらず、前述の2重リング構成
のネットワークも一方のリング伝送路は予備であり、通
常時のデータ通信に有効に使用されるのは1リング伝送
路のみである。更に、送信データの優先度或いはサービ
ス品質クラス(QOS)に応じたアクセス制御に対応し
ていないため、それらの制御は上位レイヤに委ねられて
いる。
【0028】本発明は、2本の双方向伝送路の伝送容量
をフルに使用し、効率良くデータ通信を行うとともに、
データ転送遅延を生ずることなく、複数のノード間で同
時にデータ通信を行うことができ、かつ、リアルタイム
性を重視したメディア通信や多量データの転送を効率良
く行うことができるリニア又はリングネットワークにお
ける伝送方法及び装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明のリニア又はリン
グネットワークにおける伝送方法は、(1)隣接ノード
間が双方向の伝送路によって接続されたリニア又はリン
グネットワークにおいて、上記各ノードは、左端局、右
端局又は中間局として動作し、左端局及び右端局は、送
信権情報含むトークンパケット及びデータパケット格納
領域を有するパケットトレーラを生成し、左端局は該パ
ケットトレーラを右方向伝送路上に、右端局は該パケッ
トトレーラを左方向伝送路上に送出し、各中間局は、右
方向のデータパケットの送信要求発生時に、上記左方向
伝送路上のパケットトレーラのトークンパケットに送信
要求情報を書込み、左方向のデータパケットの送信要求
発生時に、上記右方向伝送路上のパケットトレーラのト
ークンパケットに送信要求情報を書込んで送信要求を行
い、上記左端局及び右端局は、対向する端局から送出さ
れたパケットトレーラ内のトークンパケットに書込まれ
た各中間局の送信要求情報を基に、送信要求を行った中
間局に対する予約領域を確保したデータパケット格納領
域を有する上記パケットトレーラを生成し、上記送信要
求を行った中間局は、上記パケットトレーラ内の予約領
域にデータパケットを格納して送信先ノードへデータを
送信するものである。
【0030】また、本発明のリニア又はリングネットワ
ークにおける伝送装置は、(2)隣接ノードの伝送装置
と双方向の伝送路によって接続されたリニア又はリング
ネットワークの伝送装置において、上記各ノードの伝送
装置は、端局又は中間局の何れかに切替わって動作する
機能を備え、端局として動作する場合に、トークンパケ
ット及びデータパケット格納領域を有するパケットトレ
ーラを生成し、該パケットトレーラを上記伝送路に送出
する手段と、対向する端局から送出され上記伝送路に配
送されたパケットトレーラを受信して終端する手段を備
え、かつ、該対向する端局から送出されたパケットトレ
ーラ内に配送途中で書込まれた各中間局の送信要求情報
を基に、該送信要求を行った中間局に対して送信権を与
える送信権情報を前記トークンパケットに格納し、該送
信権情報を格納したトークンパケットを含むパケットト
レーラを、対向する端局に向けて送出する手段を有し、
中間局として動作する場合に、データパケットの送信要
求発生時に、データ送出方向と逆方向のパケットトレー
ラのトークンパケットに送信要求情報を書込む手段と、
該送信要求を行った中間局は、データ送出方向と同方向
のパケットトレーラ内に含まれるトークンパケットの送
信権情報に従って、該パケットトレーラに送信データを
格納し、送信先ノードへデータを送信する手段とを備え
たものである。
【0031】また、(3)前記伝送装置は、前記双方向
の伝送路からのデータフレーム受信異常状態又は自装置
の送信異常状態を検知する手段と、隣接ノードの伝送装
置からデータフレームが受信されない場合、端局動作に
切り替わり、かつ、該隣接ノードの伝送装置へ端局動作
を促す端局催告フレームを送出する手段と、端局動作の
他ノードの伝送装置から通知される端局通知データフレ
ーム、及び上記端局催告フレームに基づいて、端局動作
となるか中間局動作となるかを決定する手段と、を備え
たものである。
【0032】また、(4)前記伝送装置は、前記双方向
の伝送路に配送されるパケットトレーラ内に自装置のノ
ードアドレスを書き込む手段と、他のノードの記伝送装
置が書き込んだ他ノードアドレスを、双方向伝送路に配
送された各パケットトレーラから読み取り、該読み取っ
た他ノードアドレスを基に、左方向及び右方向の各ノー
ドの配列位置を認識する手段を備えたものである。
【0033】また、(5)前記伝送装置は、端局として
動作する場合に、トークンパケットを含む独立した複数
のパケットトレーラを生成送出し、該パケットトレーラ
に、送信要求を行った中間局に対する予約領域を確保し
たパケットトレーラを生成して送出する手段を備え、中
間局として動作する場合に、トークンパケット内の送信
権情報による予約割り当てに従い、該予約領域に送信デ
ータを格納して送信する手段を備えたものである。
【0034】また、(6)前記伝送装置は、中間局とし
て動作する場合に、データ送信方向のパケットトレーラ
内に空き領域が有るとき、該空き領域に送信データを格
納して送信し、既に送出した送信要求情報に応じて割り
当てられた予約領域を有するパケットトレーラが到来し
た際に、残留送信データがなければ、該予約領域を解除
する手段を備えたものである。
【0035】また、(7)前記伝送装置は、中間局とし
て動作する場合に、トークンパケットに送信要求情報を
書込む際に、送信データの優先度情報を付加して書込む
手段を備え、端局として動作する場合に、該送信データ
の優先度情報に基づいて送信権付与の調停を行う手段を
備えたものである。
【0036】また、(8)前記伝送装置は、中間局とし
て動作する場合に、データ送信方向のパケットトレーラ
内に空き領域が有る場合、該空き領域の先頭位置から順
に送信データを格納することを特徴とするものである。
また、(9)前記伝送装置は、中間局として動作する場
合に、自装置宛のデータを受信すると、該データが格納
されていたパケットトレーラ内の領域を空き領域として
次ノードの伝送装置に該パケットトレーラを送出するも
のである。
【0037】また、(10)前記伝送装置は、データ送
受を行う端末装置とのインタフェース機能を有する端末
インタフェース部を備え、該端末インタフェース部は、
ネットワーク伝送路ヘの出力タイミングを調整するバッ
ファーメモリを備えたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるリニア又は
リングネットワークの構成例を示す。リング接続のネッ
トワークは同図の(i)に示すように、任意のノードの
うち例えばノードAを端局とし、他の残りのノードB〜
Dを中間局とし、隣接する各ノード間を双方向の伝送路
により接続して構成される。
【0039】端局のノードAは、左端局及び右端局とし
て動作する。左端局及び右端局として動作するノードA
は、送信権を与えるトークンパケットを発行し、また、
ノードAが端局として動作していること(マスタ)を示
すマスタ通知フレーム“a”を送出する。
【0040】リニア接続のネットワークは図1(ii)に
示すように、任意のノードのうち例えば、ノードAを左
端局、ノードDを右端局とし、残りの他のノードB,C
を中間局とし、隣接する各ノード間を双方向の伝送路に
より接続して構成される。
【0041】図1(ii)において、ノードAは左端局と
して、また、ノードDは右端局として動作する。左端局
及び右端局として動作するノードA及びDは、それぞれ
送信権を与えるトークンパケットを発行し、また、ノー
ドAは自局が端局(マスタ)として動作していることを
示すマスタ通知フレーム“a”を送出し、ノードDも自
局が端局(マスタ)として動作していることを示すマス
タ通知フレーム“d”を送出する。
【0042】図1の(iii )は、(i)に示したリング
接続のネットワークの論理的な通信路の構成を示し、
(iv)は(ii)に示したリニア接続のネットワークの論
理的な通信路の構成を示す。各ノードA〜Dは、左パケ
ット多重部PMUX(L)及び右パケット多重部PMU
X(R)を備える。
【0043】左端局の右パケット多重部PMUX(R)
及び右端局の左パケット多重部PMUX(L)は、トー
クンコントローラTCNTに接続され、中間局の左パケ
ット多重部PMUX(L)及び右パケット多重部PMU
X(R)は、それぞれ隣接するノードの右パケット多重
部PMUX(R)及び左パケット多重部PMUX(L)
互いに接続され、双方向にパケットデータを中継する。
【0044】図2に本発明の各ノードにおける伝送装置
の構成を示す。該伝送装置の基本構成は図の(i)に示
すように、左回線インタフェース11、右回線インタフ
ェース21、左パケット多重部(PMUX(L))1
2、右パケット多重部(PMUX(R))22、右トー
クンコントローラ(TCNT(R))13、左トークン
コントローラ(TCNT(L))23、制御部(CN
T)31及び端末インタフェース32を備える。
【0045】左回線インタフェース11及び右回線イン
タフェース21は、右方向伝送路#0及び左方向伝送路
#1の信号に対するインターフェース機能を有し、それ
ぞれ、左パケット多重部(PMUX(L))12及び右
パケット多重部(PMUX(R))22に接続され、信
号を中継する。
【0046】左パケット多重部(PMUX(L))12
は、左回線インタフェース11から出力される右方向伝
送路#0からのパケットを、端末インタフェース32へ
出力すると共に、該伝送装置が端局の場合は、該パケッ
トを右トークンコントローラ(TCNT(R))13
へ、該伝送装置が中間局の場合は右パケット多重部(P
MUX(R))22へ出力する。
【0047】また、左パケット多重部(PMUX
(L))12は、該伝送装置が端局の場合は右トークン
コントローラ(TCNT(R))13からのパケット
を、該伝送装置が中間局の場合は右パケット多重部(P
MUX(R))22からのパケットを、端末インタフェ
ース32からのパケットと共に多重して左回線インタフ
ェース11へ出力する。
【0048】右パケット多重部(PMUX(R))22
は、右回線インタフェース21から出力される左方向伝
送路#1からのパケットを、端末インタフェース32へ
出力すると共に、該伝送装置が端局の場合は、該パケッ
トを左トークンコントローラ(TCNT(L))23
へ、該伝送装置が中間局の場合は左パケット多重部(P
MUX(L))12へ出力する。
【0049】また、右パケット多重部(PMUX
(R))22は、該伝送装置が端局の場合は左トークン
コントローラ(TCNT(L))23からのパケット
を、該伝送装置が中間局である場合は左パケット多重部
(PMUX(L))12からのパケットを、端末インタ
フェース32からのパケットと共に多重して右回線イン
タフェース21へ出力する。
【0050】図2(ii)は中間局として動作するときの
形態を示し、左パケット多重部(PMUX(L))12
と右パケット多重部(PMUX(R))22とが直接接
続され、右トークンコントローラ(TCNT(R))1
3及び左トークンコントローラ(TCNT(L))23
は、切離された状態となる。なお、同図の下部に以降の
図面で中間局を表記する記号図を示している。
【0051】図2(iii )は端局として動作するときの
形態を示し、左パケット多重部(PMUX(L))12
は右トークンコントローラ(TCNT(R))13に、
右パケット多重部(PMUX(R))22は左トークン
コントローラ(TCNT(L))23に接続された状態
となる。なお、同図の下部に以降の図面で端局を表記す
る記号図を示している。
【0052】図3(i)は回線インタフェース部の構成
を示し、同図の(ii)はトークンコントローラ(TCN
T)の構成を示す。回線インタフェース部は、各種ネッ
トワーク伝送路に対応したインタフェース機能を有し、
ネットワーク伝送路からの及びそこへの信号の入力部及
び出力部を具え、ネットワーク伝送路に対応した物理イ
ンタフェース変換部3−1を具える。
【0053】物理インタフェース変換部3−1は、物理
レイヤにおけるアラーム信号を監視し、物理レイヤのア
ラーム信号を検出すると制御部(CNT)へアラーム情
報を送出する。フレーム分離/生成部3−2の分離部
は、物理インタフェース変換部3−1からパケットを受
信し、該パケットからネットワーク伝送路のプロトコル
に応じたヘッダやフレーム信号等を取除き、純粋な通信
データ(ペイロードデータ)のみをパケット多重部(P
MUX)へ引き渡す。
【0054】また、フレーム分離/生成部3−2の分離
部は、同様にパケット内のアラーム信号を監視し、アラ
ーム信号を検出すると制御部(CNT)へアラーム情報
を通知する。制御部(CNT)はこれらのアラーム情報
(受信フレーム異常、送信異常等)を受信すると、後述
するルールに従って当該ノードの伝送装置を中間局とす
るか、又は端局として動作させるかを決定する。
【0055】フレーム分離/生成部3−2の生成部は、
パケット多重部(PMUX)から出力されるパケットに
対してネットワーク伝送路に応じたヘッダ等を付加して
フレームを構成し、物理インタフェース変換部3−1に
該パケットフレームを引き渡す。
【0056】トークンコントローラ(TCNT)は、端
局となった伝送装置において機能し、図3(ii)に示す
ように、トークンパケット(TP)タイミング生成部3
−3と、トレーラ生成部3−4と、トレーラ終端部3−
5と、送信権調停/生成部3−6とを備える。
【0057】トークンパケット(TP)タイミング生成
部3−3は、回線インタフェース部からのフレームタイ
ミング信号を基に、トークンパケット(TP)の送出タ
イミング信号を生成し、該タイミング信号をトレーラ生
成部3−4へ出力する。
【0058】トレーラ生成部3−4は、上記タイミング
信号に従ったタイミングで、送信権調停/生成部3−6
から送出される送信権情報に基づいて送信権を与えるト
ークンパケット(TP)を含むパケットトレーラを生成
し、該パケットトレーラをパケット多重部(PMUX)
へ送出する。
【0059】トレーラ終端部3−5は、ネットワーク伝
送路を介して対向する他方の端局のトレーラ生成部から
送出され、各ノードで送信権リクエスト情報及び送信デ
ータパケットが格納されたパケットトレーラを、パケッ
ト多重部(PMUX)を経て受信し、終端する。トレー
ラ終端部3−5は、該パケットトレーラ内に格納された
各中間局ノードからの送信権リクエスト情報を、送信権
調停/生成部3−6へ通知した後、該パケットトレーラ
全てを廃棄する。
【0060】送信権調停/生成部3−6は、トレーラ終
端部3−5から通知される各中間局ノードからの送信権
リクエスト情報、及び制御部(CNT)から通知される
自ノードのデータ送信リクエスト情報を基に、送信権
(トークン)の発行及び調停を行い、各ノードの送信権
に関する送信権情報をトレーラ生成部3−4へ通知す
る。
【0061】図4はパケット多重部(PMUX)の構成
を示す。各ノードの伝送装置は、左パケット多重部(P
MUX(L))4−10及び右パケット多重部(PMU
X(R))4−20の2系統のパケット多重部(PMU
X)を有し、同図は、該2系統のパケット多重部(PM
UX)相互の接続関係を示している。
【0062】左パケット多重部(PMUX(L))4−
10及び右パケット多重部(PMUX(R))4−20
において、パケットトレーラ解析部4−11,4−21
は、回線インタフェース部4−30から入力されるパケ
ットトレーラのデータから各種の情報を取得する。
【0063】取得する情報は、パケットトレーラ内のデ
ータパケット格納領域の空き領域情報、送信権予約受付
け情報、ネットワーク伝送路上における各ノードの配列
情報、各種制御情報等であり、パケットトレーラ解析部
4−11,4−21は、それらを解析して抽出し、それ
らの情報を制御部CNTへ通知する。
【0064】また、パケットトレーラ内のデータは、パ
ケットトレーラ解析部4−11,4−21を経た後、切
替えスイッチSWにより、端局動作の場合はトークンコ
ントロール(TCNT(R),TCNT(L))へ、中
間局動作の場合は他系のパケット多重部(PMUX)へ
出力される。
【0065】この切替えスイッチSWは、制御部(CN
T)によって制御され、制御部(CNT)は回線インタ
フェース部から通知されるアラーム情報等を基に、後述
するルールに従って、当該伝送装置が端局動作(マス
タ)となるか、中間局動作(スレーブ)となるかを決定
し、該決定に応じて端局動作(マスタ)時はトークンコ
ントロール(TCNT(R),TCNT(L))側に切
替えスイッチSWを切替え、中間局動作(スレーブ)時
は他系のパケット多重部(PMUX)側に切替えスイッ
チSWを切替える。
【0066】自局アドレス検出部4−12,4−22
は、パケットトレーラ内のデータパケットの中から自局
アドレス宛てのデータパケットを検出し、該パケットの
データをコピーし、端末インタフェース部4−30にメ
モリ4−13,4−23を介して送出する。
【0067】端局動作(スレーブ)時、パケット多重部
(PMUX(L)4−10,PMUX(R))4−20
から出力されるパケットトレーラは、それぞれ、トーク
ンコントローラ(TCNT(R),TCNT(L))へ
引き渡され、該トークンコントローラ(TCNT
(R),TCNT(L))で全て破棄される。また、ト
ークンコントローラ(TCNT(R),TCNT
(L))から発行されるトークンパケット(TP)は、
それぞれ、パケット多重トレーラ生成部4−14,4−
24)に入力される。
【0068】パケット多重トレーラ生成部4−14,4
−24は、データパケット生成部4−15,4−25で
パケット化した端末インタフェース部4−30からのデ
ータパケット(DP)と、トークンコントローラ(TC
NT)からのトークンパケット(TP)又は他系のパケ
ット多重部(PMUX)からのパケットトレーラと、制
御部(CNT)から出力されるリクエストを情報とを多
重し、パケットトレーラを生成して回線インタフェース
へ送出する。
【0069】なお、端末インタフェース部4−30から
の送信データは、データ量監視・記憶部4−16,4−
26により、送信データ量が測定され、該送信データ量
は制御部(CNT)へ通知される。制御部(CNT)は
該送信データ量を基に、送信権リクエスト情報を生成
し、該送信権リクエスト情報をデータ送信方向と逆方向
のパケット多重トレーラ生成部4−14,4−24へ入
力する。
【0070】パケット多重トレーラ生成部4−14,4
−24は、端局動作(マスタ)時には、トークンコント
ロール(TCNT)から出力されるトークンパケット
(TP)を、パケットトレーラの先頭に格納し、それに
続くデータパケット格納領域に、データパケット(D
P)生成部4−15,4−25から出力されるデータパ
ケット(DP)を、制御部(CNT)から指示に従って
多重する。
【0071】中間局動作(スレーブ)時は、他方のパケ
ット多重部(PMUX)から出力されるパケットトレー
ラを選択し、該トレーラに含まれるトークンパケット
(TP)及びデータパケット(DP)に、反対方向のデ
ータ量監視・メモリ部14−16,14−26で算出し
たデータ量を含む送信権リクエスト情報を多重する。
【0072】制御部(CNT)は、到来したパケットト
レーラ内のデータからパケットトレーラ解析部4−1
1,4−21により認識される該パケットトレーラ内の
空き領域情報、自ノードの送信権予約受付け情報、及び
データ量監視・メモリ部14−16,14−26に保持
された送信データ量情報に基づいて、自ノードでの送信
データの送出可否を判断し、送出可能であると判断した
場合に、上記パケット多重トレーラ生成部4−14,4
−24に対して、自ノードのデータパケット(DP)の
多重化を指示する。
【0073】図5は端末インタフェース部の構成を示
す。端末インタフェース部は、回線インタフェース部と
同様に、物理インタフェース変換部及びフレーム分離/
生成部を備えた回線部5−1と、ネットワーク伝送路ヘ
送信されるまで送信データを格納するメモリ5−2と、
双方向のネットワーク伝送路の双方から受信されるデー
タを格納する遅延吸収用のメモリ5−3と、送信データ
を双方向ネットワーク伝送路の何れか一方にのみ送信す
るように、送信先パケット多重部(PMUX)を切替え
るスイッチ(SW)5−4とから成る。
【0074】スイッチ(SW)5−4は、送信するデー
タの送信先ノードアドレスと、制御部(CNT)が保有
するノード配列情報を基に、送信先ノードが何れの方向
の双方向ネットワーク伝送路上に配置されているかを認
識し、該送信先方向のパケット多重部(PMUX)へ、
送信データ格納メモリ5−2の出力を切替える。
【0075】本発明のトレーラ生成部で生成され、伝送
路上に配送されるパケットトレーラの構成を図6の
(i)に示す。パケットトレーラには同図に示すよう
に、トークンパケット(TP)が先頭に搭載され、それ
に続いて各ノードから送出されるデータパケット(D
P)が頭詰めで順次搭載される。また、トークンパケッ
ト(TP)の後には、適宜、ノード間の通信制御を行う
ためのコントロールパケット(CP)が搭載される。
【0076】各パケットは、例えば、HDLC(high l
evel data link control procedures )準拠型式等のフ
ォーマット構成を備え、図6の(ii)に示すように、フ
ラグフィールドF、アドレスフィールドA、制御フィー
ルドC、情報フィールドI、フレームチェックシーケン
スフィールドFCSを有する。
【0077】トークンパケット(TP)、データパケッ
ト(DP)又はコントロールパケット(CP)等のパケ
ット種別を表す識別情報、及び送信データの優先度を表
す優先度情報は制御フィールドCに格納する。そして、
送信データの優先度情報を基に、前記制御部CNTが優
先制御を行うことにより、リアルタイム性を重視したデ
ータ通信にも対応したネットワークを構成することがで
きる。
【0078】図6の(iii )に通信路の論理構成とパケ
ットトレーラの配送方向を示す。論理的通信路は、一つ
の左端局Aと任意数の中間局B〜Dと一つの右端局Eと
を、双方向の伝送路で接続したリニアトポロジとなる。
物理的に各ノード(局)をリング状に接続した場合であ
っても、後述する端局決定ルールによって、何れかのノ
ード(局)が左端局及び右端局として決定され、自動的
に図6の(iii )に示すような通信路論理構成となる。
【0079】ここで、左端局Aへ向かうパケットトレー
ラを「RtoLパケットトレーラ」、右端局Eへ向かう
パケットトレーラを「LtoRパケットトレーラ」と称
す。各ノードは、左端局A方向の送信データパケットを
RtoLパケットトレーラに搭載し、右端局E方向の送
信データパケットをLtoRパケットトレーラに搭載す
る。
【0080】例えば、ノードBからノードDへの送信デ
ータパケットはLtoRパケットトレーラに搭載し、ノ
ードCからノードBへの送信データパケットはRtoL
のパケットトレーラに搭載する。そのため、それぞれの
伝送方向へ独立にデータパケットを送信することがで
き、双方向の伝送路を無駄なく効率的に使用することが
でき、伝送容量を有効に利用することができる。なお、
全ノードへ一斉に送信するマルチキャストデータパケッ
トは、両方のパケットトレーラに搭載することにより送
信される。
【0081】図7にパケットトレーラの配送の様子とト
ークンコントローラ(TCNT)の動作を示す。パケッ
トトレーラは、左トークンコントローラ(TCNT−
L)7−1及び右トークンコントローラ(TCNT−
R)7−2から、ネットワーク伝送路上に重なり合うこ
とのないよう続けて送出され、各パケットトレーラは、
反対側のトークンコントローラ(TCNT)に到達する
と、該到達先のトークンコントローラ(TCNT)によ
り終端され廃棄される。
【0082】左トークンコントローラ(TCNT−L)
7−1及び右トークンコントローラ(TCNT−R)7
−2は、パケットトレーラが到着すると、該トレーラ内
のデータパケット(DP)を破棄し、また、トークンパ
ケット(TP)から送信権リクエスト情報を抽出し、該
送信権リクエスト情報を基に生成した新たな送信権情報
を含むトークンパケット(TP)を生成する。
【0083】そして、回線インタフェース部からのフレ
ームタイミング信号により、トークンパケット(TP)
の送出タイミングを決定し、該送出タイミングに、上記
トークンパケット(TP)を搭載したパケットトレーラ
をパケット多重部(PMUX)を経てネットワーク伝送
路上に順次送出する。
【0084】図8に各ノードからのデータパケットをパ
ケットトレーラにより送信する様子を示す。図8の
(i)はトークンパケット(T)が周回する様子を示
し、右から左へ移動するパケットトレーラのトークンパ
ケット(T)の後に、左方向のデータパケットを搭載し
て送信し(左方向送信フェーズ)、また、右方向のデー
タパケットを送信するための送信権リクエスト情報を、
この右から左へ移動中のパケットトレーラのトークンパ
ケット(T)に付加する(右方向送信権リクエストフェ
ーズ)。
【0085】同様に、左から右へ移動するパケットトレ
ーラのトークンパケット(T)の後に、右方向のデータ
パケットを搭載して送信し(右方向送信フェーズ)、ま
た、左方向のデータパケットを送信するための送信権リ
クエスト情報を、この左から右へ移動中のパケットトレ
ーラのトークンパケット(T)に付加する(左方向送信
権リクエストフェーズ)。
【0086】即ち、データパケットを送信する場合、送
信方向と逆方向のトークンパケット(T)に送信権リク
エスト情報を載せ、該送信権リクエスト情報を受信した
トークンコントロール(TCNT)は、優先度等を基に
ノード間の送信権調停を行い、送信権を与えたノードの
データパケット(DP)搭載領域を事前に確保し、図8
(ii)に示すように該領域を予約領域としたパケットト
レーラを生成送出する。このように、送信権調停及び予
約領域の確保により、通信サービス品質(QOS)に応
じた通信、及びリアルタイム性を確保したデータ通信が
可能となる。
【0087】図8の(iii )はデータパケット(D)を
右方向へ送信する様子を示し、先ず、右トークンコント
ローラ(TCNT)8−1で初期化・生成された左方向
のトークンパケット(T)8−2,8−3が左方向伝送
路上に配送され、今、中間局ノードB及びCが右方向へ
のデータパケット(D)の送信要求をしている場合、ノ
ードB及びCは、左方向へ移動するトークンパケット
(T)8−2,8−3へ、送信権リクエスト情報Req
(自ノードアドレス、優先度、送信データサイズ)を載
せる。
【0088】該送信権リクエスト情報Reqを基に、左
トークンコントローラ(TCNT)8−4は送信権調停
処理を行い、その結果与えられた送信権及び確保された
予約領域の情報が、左トークンコントローラ(TCN
T)8−4から右方向のトークンパケット(T)8−2
´,8−3´に搭載され、ノードB及びCは、該トーク
ンパケット(T)8−2´,8−3´の予約領域の情報
に従って、送信データ量を決定し、パケットトレーラ内
の予約領域に該送信データのデータパケット(D)を搭
載することにより、右方向へのデータ送信が行われる。
【0089】図9はトークンパケットの構成例を示す。
トークンパケットは、例えば、HDLC準拠のパケット
の情報フィールドIに、管理情報として、右端局及び左
端局のアドレス並びにパケットトレーラ長等を格納し、
RtoL送信権マップ部及びLtoR送信権マップ部
に、それぞれ、各ノード(局)の送信権情報(局アドレ
ス、優先送信データサイズ、非優先送信データサイズ)
及び当該パケットトレーラ内の空き領域サイズ等を格納
する。
【0090】次に、図10を参照して各ノードにおける
データパケット送信ルールを説明する。例として先ず、
中間局Cから右方向のデータ送信要求が発生したとする
と、中間局Cは、送信権予約リクエストのために左方向
のトークンパケットの到来を待つ一方、右方向のパケッ
トトレーラの到来を待つ(1)。
【0091】ここで、中間局Cは、右方向パケットトレ
ーラのトークンパケットT0の到来を先に検出したとす
ると(2)、このパケットトトレーラに空き領域がある
かどうかを調べ、空き領域があれば該空き領域を獲得し
てデータパケットDを送信することができるものとする
(無予約送信)。
【0092】他方、データパケットDが未送信の場合、
左方向のトークンパケットT2の到来を検出すると
(3)、該トークンパケットT2に送信権予約リクエス
トを付加する。そして、トークンパケットT2が左端局
Aに到着し、左端局Aで送信権調停、予約受付け処理が
行われ、該トークンパケットT2を含むパケットトレー
ラが右方向に送出されて中間局Cに到着するまでの間
に、中間局Cで右方向のトークンパケットT1を検出す
ると(4)、該トークンパケットT1のパケットトレー
ラに空き領域が存在する場合、該空き領域を獲得してデ
ータパケットDを送信することができるものとする(予
約後無予約送信)。
【0093】送信権予約リクエストを行ったトークンパ
ケットT2の次に左方向トークンパケットT3が到来し
ても(4´)、該トークンパケットT3に対して二重に
送信権を予約するリクエストを行ってはならない(オー
バブッキング禁止)。
【0094】先の送信権予約リクエストに対する受付け
処理が行われた予約済みの右方向トークンパケットT2
の到来が中間局Cで検出されると(5)、そのパケット
トレーラの予約領域にデータパケットDを格納して送信
する(予約送信)。
【0095】なお、中間局Cは、上記(4)の予約後無
予約送信により、既にデータパケットDを送信済で、残
留データの送信要求がない場合には、予約済みの右方向
トークンパケットT2に対して予約をキャンセルし、予
約領域を空き領域として下方の中間局に渡す。残留デー
タの送信要求がある場合は、該送信権予約リクエストに
よる予約領域を使用して残留データパケットDを送信す
ることができる。
【0096】また、各中間局は、自局宛のデータパケッ
トを受信すると、該データパケットを破棄し、該データ
パケットが占有していた領域を空き領域にして、下方の
中間局に渡す。こうすることにより、更にネットワーク
伝送路の有効利用を図ることができる。
【0097】また、送信権予約リクエスト情報に、優先
度を示すリクエスト属性(優先/非優先)を付加して送
出すると、該「優先」の送信権予約リクエストは、パケ
ットトレーラ容量を超えた送信権予約リクエストが集中
した場合でも、トークンコントローラの送信権調停処理
によって優先的に受付けられる。
【0098】従って、リアルタイム性を重視する通信サ
ービスのデータパケット送信時に、「優先」の送信権予
約リクエストを送出することにより、該データパケット
に優先的に送信権が与えられ、伝送遅延及びデータ破棄
が少なく、リアルタイム性が損なわれない通信サービス
を供給することが可能となる。
【0099】一方、「非優先」の送信権予約リクエスト
は、パケットトレーラ容量を超えた送信権予約リクエス
トが集中した場合、トークンコントローラの送信権調停
処理において受付けが拒否され、該送信リクエスト対象
のデータ送信は待機させられ又は破棄される。従って、
厳しいリアルタイム性が要求されず、データ破棄に対し
て再送要求等を行う手順を有するTCP(Transmission
Control Protocol )等のプロトコルによる通信に使用
される。
【0100】上記の送信ルール及び送信権調停処理によ
り、送信権を与えたノードに対する送信データ格納用の
予約領域をパケットトレーラ内に事前に確保し、予約領
域以外の空き領域も有効に活用してデータ送信を行い、
また、優先度を示す送信権リクエスト属性を付加し得る
ことにより、2リング伝送路分の伝送容量をフルに使用
した効率的データ通信を行うことができ、かつ、リアル
タイム性又は高品質性を重視するメディア通信にも好適
に適用することができる。
【0101】次に、図11を参照して各ノード(局)が
局配列を認識する手順について説明する。各ノードは、
トークンパケット(TP)の送信権マップにより局配列
を認識する。同図に示すように、左方向のトークンパケ
ット(TP)のLtoR送信権マップ部11−1、及び
右方向のトークンパケット(TP)のRtoL送信権マ
ップ部11−2には、それぞれ局配列情報格納部を備え
る。
【0102】そして、トークンパケット(TP)発信元
の端局ノードから順番に、該トークンパケット(TP)
の局配列情報格納部に自局の局アドレスを頭詰めで格納
して次のノード(局)へトークンパケット(TP)を転
送するとともに、各ノード(局)は、両方向からのトー
クンパケット(TP)の送信権マップに格納された局配
列情報を読み出すことにより、各ノード(局)は局の配
列状況を認識することができる。
【0103】例えば、ノードBは、左方向のトークンパ
ケット(TP)のLtoR送信権マップ部11−3に、
ノードD及びノードCのアドレスが格納されていること
から、右側にノードC及びノードDが配列されているこ
とを認識する。また、右方向のトークンパケット(T
P)のRtoL送信権マップ部11−4に、ノードAの
アドレスが格納されていることから、左側にノードAが
配列されていることを認識する。
【0104】各ノード(局)は局配列を認識することに
より、送信先のノード(局)にデータパケットを送出す
る場合、送信権予約リクエスを送出するトークンパケッ
トの方向、及びデータパケットを格納するパケットトレ
ーラの方向を決定することができる。
【0105】次に、障害時に接続経路をアダプティブに
自動的に切替えるRAS機能について説明する。従来の
並列送信/受信選択伝送方式及びループバック伝送方式
は、二重リング伝送路の一方を予備として備え、通常時
は伝送路が有効に活用されないが、伝送路異常時でも予
備系により通信が可能となる。
【0106】それに対し、本発明は通常時も双方向のネ
ットワーク伝送路を利用してデータ通信を行い、ネット
ワーク伝送路を有効に利用するとともに、伝送路異常時
にはアダプティブにネットワークパスを切替え、伝送路
異常発生時でも支障なくデータ通信を可能にする。
【0107】各局は伝送フレームの受信状態と自局の送
信異常状態とをリアルタイムに監視し、その監視情報を
相互に局間で授受することにより、各局は、以下のネッ
トワークパス切替えルールに従って、端局動作(マス
タ)となるか又は中間局動作(スレーブ)となるかを自
律的に決定して切替え、障害伝送路を回避したネットワ
ークパスを設定する。
【0108】以下に本発明によるネットワークパス切替
えルールRAS−r1〜RAS−r7を記す。 ・RAS−r1:上流からデータフレームが到来しない
局は端局動作(マスタ)となる。 ・RAS−r2:マスタ局は、両系の上流から互いに異
なる他のマスタからのマスタ通知フレームが到来した場
合、中間局動作(スレーブ)となる。 ・RAS−r3:マスタ局は、両系の上流から同一の他
のマスタからのマスタ通知フレームが到来した場合(二
重マスタ状態)、局間同士で予め定めた順位に従って、
順位の高い局がマスタ状態を維持し、順位の低い局はス
レーブとなる。 ・RAS−r4:データフレームが到来しない伝送路側
の逆方向の下流にマスタ勧誘フレームを送出する。 ・RAS−r5:片系の上流からのみマスタ勧誘フレー
ムを受けた局は、マスタとなる。 ・RAS−r6:両系の上流からマスタ勧誘フレームを
受けた局(両隣接局マスタ)は、マスタとならない。 ・RAS−r7:上流からデータフレームが到来した場
合、上記ルールRAS−r4を解消し、マスタ勧誘フレ
ームの送出を停止する。
【0109】図12に、両系の伝送路からの入力(In
=#0,#1)に、(1)データフレームが到来しない
場合、(2)マスタ局m及びマスタ局nからマスタ通知
フレームが到来した場合、及び(3)マスタ局m及びマ
スタ局nからマスタ通知フレーム及びマスタ勧誘フレー
ムが到来した場合について、上記ネットワークパス切替
えルールRAS−r1〜RAS−r7に従って切替わる
マスタ・スレーブ状態をまとめた一覧表を示す。
【0110】図13にノード断時のネットワークパス切
替えの具体例を示す。同図の(i)は、ノードAが端局
(マスタ)となり、他のノードB〜Dが中間局(スレー
ブ)となっている通常状態を示している。また、“a”
はノードAが端局(マスタ)であることを示すマスタ通
知フレームであり、該マスタ通知フレームaは、各ノー
ド間で中継され相互に通知する。
【0111】同図の(ii)は、ノードCで異常が発生
し、ノード断となった状態を示す。このとき、ノードC
からノードB及びノードDへデータフレームが送達され
ない。そこで、ノードB及びノードDは、ルールRAS
−r1により、上流からデータフレームが到来しないの
で端局(マスタ)となる。
【0112】また、同図の(iii )に示すように、ノー
ドB及びノードDは、ルールRAS−r4により、デー
タフレームが到来しない伝送路の逆方向の下流に、即ち
ノードCに向けて、それぞれ、マスタ勧誘フレームb
m、dmを送出する。ノードCは障害中であるため、マ
スタ勧誘フレームbm、dmに対してそれを正しく受信
して端局動作(マスタ)になることはなく、マスタ勧誘
フレームbm、dmはそのまま続けて送出される。
【0113】一方、同図の(iii )において、ノードB
及びノードDが端局動作(マスタ)となったことによ
り、ノードB及びノードDは、それぞれノードAに向け
てマスタ通知フレームb,dを送出する。すると、ノー
ドAは同図の(iv)に示すように、ルールRAS−r2
に従って、両系の上流から互いに異なる他ノードB,D
のマスタ通知フレームb,dが到来したことにより、中
間局(スレーブ)に切替わり、以降、通常状態としてノ
ードB及びノードDが端局(マスタ)、ノードAが中間
局(スレーブ)となって動作する。
【0114】次に、同図の(v)に示すように、ノード
Cの障害が復旧すると、ノードCは、ルールRAS−r
6により、両系からマスタ勧誘フレームbm,dmが通
知されている(即ち、両隣接局がマスタである)ため、
ノードCは端局動作(マスタ)となることなく、同図の
(vi)に示すように、ノードBから通知されるマスタ勧
誘フレームbmを基に、ノードDに対してノードBがマ
スタである旨のマスタ通知フレームbを送出し、また、
ノードDから通知されるマスタ勧誘フレームdmを基
に、ノードBに対してノードDがマスタである旨のマス
タ通知フレームdを送出する。
【0115】すると、マスタノードBは、ノードAとノ
ードCの両方からマスタ通知フレームdを受け、また、
マスタノードDは、ノードAとノードCの両方からマス
タ通知フレームbを受ける。マスタノードB及びマスタ
ノードDは、ルールRAS−r3により、マスタノード
が両系から同一の他ノードのマスタ通知フレームを受け
た場合は、ノード間で予め定めた順位に従って順位の高
いノードが現状を維持してマスタとなり、順位の低いノ
ードは中間局(スレーブ)に切替わる。
【0116】ここで、この順位が高い方からノードA>
ノードB>ノードC>ノードD>であるとすると、マス
タノードBはマスタ通知フレームdにより通知される他
のマスタノードDより、順位が上であるので現状を維持
してマスタとなる。一方、マスタノードDは、マスタ通
知フレームbにより通知される他のマスタノードBよ
り、順位が下であるので、中間局(スレーブ)に切替わ
り、同図の(vii )に示すように、ノードBのみがマス
タとなって通常動作状態となる。
【0117】図14に片系断となったときのネットワー
クパス切替えの具体例を示す。同図の(i)は、ノード
Aが端局(マスタ)となり、他のノードB〜Dが中間局
(スレーブ)となっている通常状態を示している。同図
の(ii)は、ノードCからノードDへの伝送路が断状態
となった様子を示す。
【0118】このとき、ノードCからノードDへデータ
フレームが送達されない。そこで、同図の(iii )に示
すようにノードDは、ルールRAS−r1により、上流
からデータフレームが到来しないので端局(マスタ)と
なり、ノードAへマスタ通知フレームdを送出し、ま
た、ルールRAS−r4により、データフレームが到来
しない伝送路の逆方向の下流に、即ちノードCに向けて
マスタ勧誘フレームdmを送出し、ノードCは、一旦マ
スタ通知フレームdをノードBの側へ送出する。
【0119】次に同図の(iv)に示すように、ノードC
はマスタ勧誘フレームdmによりルールRAS−r5に
従ってマスタと成り、マスタ通知フレームcをノードB
の側へ送出し、中間局のノードBは該マスタ通知フレー
ムcをマスタノードAへ送出する。
【0120】次に同図の(v )に示すように、マスタノ
ードAは、両系の上流から互いに異なる他ノードC,D
のマスタ通知フレームc,dが到来したことにより、ル
ールRAS−r2によりスレーブとなる。従って、ノー
ドC及びDがマスタノード、ノードA及びBがスレーブ
となって通常動作状態となる。
【0121】次に同図の(vi)に示すように、ノードC
からノードDへの伝送路の障害が復旧すると、ノードC
はルールRAS−r5によりマスタ勧誘フレームdmに
応じてマスタとなっているため、ノードCからノードD
へマスタ通知フレームcが到達し、同図の(vii )に示
すように、ノードDはルールRAS−r7によりノード
Cへのマスタ勧誘フレームdmの送出を停止し、ノード
Cに対してはマスタ通知フレームdを送出する。
【0122】この状態で、マスタノードCは、両系から
同一の他ノードマスタ通知フレームdを受け、マスタノ
ードDは、両系から同一の他ノードマスタ通知フレーム
cを受ける。この場合、図の(viii)に示すように、ル
ールRAS−r3により、ノード間で予め定めた順位の
高いノードCは、現状を維持してマスタとなり、順位の
低いノードDは中間局(スレーブ)に切替わる。この状
態で通常動作状態となる。
【0123】図15にネットワーク分割状態(離島状
態)時のネットワークパス切替えの具体例を示す。同図
の(i)は、ノードAが端局(マスタ)となり、他のノ
ードB〜Dが中間局(スレーブ)となっている通常動作
状態を示している。同図の(ii)は、ノードC,D間及
びノードA,B間の双方向伝送路が断状態となった場合
を示す。
【0124】このとき、ノードA,B間及びノードC,
D間でデータフレームが送達されず、上流からデータフ
レームが到来しないので、ノードA,B,C,Dは、同
図の(iii )に示すように、ルールRAS−r1によ
り、端局(マスタ)となる。
【0125】また、ルールRAS−r4により、データ
フレームが到来しない伝送路の逆方向の下流に、即ちノ
ードAはノードBに向けてマスタ勧誘フレームamを、
ノードBはノードAに向けてマスタ勧誘フレームbm
を、ノードCはノードDに向けてマスタ勧誘フレームc
mを、ノードDはノードCに向けてマスタ勧誘フレーム
dmを送出する。
【0126】また、ノードAはノードDへマスタ通知フ
レームaを、ノードDはノードAへマスタ通知フレーム
dを、ノードBはノードCへマスタ通知フレームbを、
ノードCはノードBへマスタ通知フレームcを送出す
る。そして、ノードA,Bのネットワークと、ノード
C,Dのネットワークとに分割された状態で通常動作状
態となる。
【0127】次に同図(iv)に示すように、ノードA,
B間の伝送路障害が復旧すると、ノードA,Bは、上流
からデータフレームが到来するので、ルールRAS−r
7により、それぞれマスタ勧誘フレームam,bmの送
出を停止し、マスタ通知フレームa,bを送出する。
【0128】すると、マスタノードAは、両系の上流か
ら互いに異なる他のマスタ通知フレームb,dが到来す
るため、ルールRAS−r2によりスレーブとなる。ま
た、マスタノードBも、両系の上流から互いに異なる他
のマスタ通知フレームc,dが到来するため、ルールR
AS−r2によりスレーブとなる。従って、図の(v)
に示すように、ノードC及びDがマスタとなり、ノード
A及びBがスレーブとなる通常動作状態となる。
【0129】このように、各ノードはネットワーク伝送
路異常検出時、上記ネットワークパス切替えルール(R
AS−1〜RAS−7)により、自律的にネットワーク
のパス構成を切替え、リアルタイムに正常な伝送路間で
ネットワークパスを再構成し、伝送異常による通信不能
区間を最小限とした通信路を維持し、信頼性の高いデー
タ通信を可能にする。
【0130】図16にSDH網に適用した本発明の実施
例を示す。この実施例は、前述の回線インタフェース部
としてSDH網のインタフェースを具備し、端末インタ
フェース部として例えばLAN(Local Area Network)
のインタフェースを具備したものである。
【0131】同図(i)に機能ブロック図を示す。回線
インタフェース部としては、光−電気変換部(OE)、
電気−光変換部(EO)及びSDHインタフェース部か
らなり、SDHインタフェース部はSDHフレームの生
成/分離を行う。また、端末インタフェース部として
は、レイヤ3スイッチ部(L3SW)と100Base
−Tインタフェース部を備え、100Base−Tイン
タフェースを有する端末と接続され、レイヤ3スイッチ
部(L3SW)により、インタネットプロトコル(I
P)のレイヤ3(ネットワーク層、IP層)のルート切
分りけを行い、ルータ機能を実現する。
【0132】同図(ii)にSDH網上でのパケットトレ
ーラの構成例を示す。パケットトレーラはSDHフレー
ムのペイロード部分に格納され、複数フレーム分のペイ
ロード部分を連結してパケットトレーラが構成される。
パケットトレーラを構成するSDHフレームのフレーム
数Nは、システムによって決定され、データ処理効率を
上げる場合はNを大きくし、データの遅延を少なくする
場合はNを小さくする。パケットトレーラの先頭にはト
ークンパケット(TP)を載せ、それに続けてデータパ
ケット(DP)及び必要に応じて制御パケット(CP)
を搭載する。
【0133】この場合、各ノードアドレスをIPアドレ
スに置き換え、制御部(CNT)等にネットワーク上の
ノード配列情報テーブル(左方向及び右方向のパスとそ
のノードIPアドレスの配列、更に端末のIPアドレス
情報を格納したテーブル)を備え、該ノード配列情報テ
ーブルを用いてルーティングを行うことができる。本発
明は、下位層のネットワークが同期網であってもパケッ
トトレーラを構成し、該パケットトレーラには可変長デ
ータパケットが搭載可能であるため、インタネットプロ
トコル(IP)による通信との親和性が良い。
【0134】また、一般にルータを用いてノード間の多
段接続を行う場合、同図の(iii )に示すように、それ
ぞれのルータは配送データを一旦バッファーに格納して
から次のノードへ配送するため、ルータを通過する毎に
遅延が増加する。それに対し、本発明の伝送装置は、同
図の(iv)に示すように、端末インタフェース部にのみ
バッファーを有し、端末からネットワークに出力するノ
ードのみバッファによる遅延が発生するだけで、ノード
間の多段接続における遅延は生じない。
【0135】通常、IPネットワークは、ルータが10
〜20段の多段接続となり、監視系のシステムにおいて
は100〜200の多段接続が必要となる場合があり、
各ノードにおける固定遅延は大きな問題となる。そのた
め、多段接続を想定したシステムにおいては、ルータを
用いたネットワークアーキテクチャは最適なものとはな
らない。本発明はこれを解決するものでもある。さら
に、IPレイヤにおける優先度情報と本発明におけるリ
クエスト情報内の優先度とをリンクさせることにより、
下位層におけるQOSへの対応も可能となる。
【0136】図17にATM(Asynchronous Transfer
Mode)網に適用した本発明の実施例を示す。この実施例
は、回線インタフェース部としてATMoverSDH
のインタフェース機能を備え、端末インタフェースとし
てLANのインタフェース機能を備えたものである。な
お、SDH網以外の他の網を用いる場合は、他の網イン
タフェース機能を備える。
【0137】図17(i)に機能ブロック図を示す。回
線インタフェース部は、光−電気変換部(OE)、電気
−光変換部(EO)、SDHインタフェース部及びAT
Mインタフェース部からなる。ATMインタフェース部
はATMセルの生成及び分離を行い、ATMセル化した
パケットをSDH網等の回線インタフェースに載せて送
出する。
【0138】また、端末インタフェース部は、レイヤ3
スイッチ部(L3SW)と100Base−Tインタフ
ェース部を備え、100Base−Tインタフェースを
有する端末と接続され、レイヤ3スイッチ部(L3S
W)により、インタネットプロトコル(IP)のレイヤ
3(ネットワーク層、IP層)のルート切分りけを行
い、ルータ機能を実現する。
【0139】同図(ii)にATM層でのパケットトレー
ラの構成例を示す。パケットトレーラはATMセルのペ
イロード部分に格納され、複数セル分のペイロード部分
を連結してパケットトレーラが構成される。パケットト
レーラを構成するATMセル数Nは、システムによって
決定される。パケットトレーラの先頭にはトークンパケ
ット(TP)を載せ、それに続けてデータパケット(D
P)及び必要に応じて制御パケット(CP)を搭載す
る。また、複数のATMセルがSDHフレームにマッピ
ングされる。
【0140】RAS機能実現に必要なフレーム受信状態
と自端末の送信異常状態の監視は、SDHにおいては、
LOS(Loss Of Signal:光入力断)、LOF(Loss O
f Frame :フレーム同期バイト不一致)、LOP(Loss
Of Pointer :ポインタ喪失)、P−AIS(Path-Ala
rm Indication Signal:パス警報表示)等の信号を用
い、ATM網においては、OCD(Out of Cell Deline
ation :セル同期外れ)、LCD(Loss of Cell Delin
eation:セル同期損失)等の信号を用いて、フレーム受
信異常を検出する。また、パケットの同期外れ等を検出
してフレーム受信異常と判断する構成とすることもでき
る。自端末の送信異常は、SDH網においてMS−FE
RF,P−FERF(自端末送信異常)信号を用いて検
出することができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、双
方向伝送路の伝送容量をフルに使用し、送信データを送
信方向にのみ伝送することにより使用効率が向上し、従
来のリングネットワーク等に比べて2倍の容量を活用す
ることができ、経済的にシステムを構築することができ
る。
【0142】また、送信方向のデータ格納領域を事前に
予約して確保することにより、リアルタイム性を重視し
たメディア通信を提供することができる。また、予約さ
れていない空き領域のデータ格納領域を各ノードが動的
に獲得して送信することにより、伝送容量の利用効率を
向上させることができ、ネットワークの品質向上を図る
ことができる。
【0143】また、データパケットの送信要求情報に優
先度を付すことにより、リアルタイム性を確保したメデ
ィア通信、サービス品質クラス(QOS)に応じた通信
を提供することができ、更に、本発明の伝送装置は、端
末インタフェース部にネットワーク伝送路ヘの出力タイ
ミングを調整するバッファーメモリを備え、パケットト
レーラをバッファに格納することなく中継することによ
り、多段接続によるデータ転送の遅延を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるリニア又はリングネットワーク
の構成例を示す図である。
【図2】本発明の各ノードにおける伝送装置の構成図で
ある。
【図3】本発明の回線インタフェース部及びトークンコ
ントローラ(TCNT)の構成図である。
【図4】本発明のパケット多重部(PMUX)の構成図
である。
【図5】本発明の端末インタフェース部の構成図であ
る。
【図6】本発明のパケットトレーラの構成及びその配送
方向を示す図である。
【図7】パケットトレーラの配送の様子を示す図であ
る。
【図8】各ノードからのデータパケットを送信する様子
を示す図である。
【図9】トークンパケットの構成例を示す図である。
【図10】データパケット送信ルールを説明図である。
【図11】各ノード(局)が局配列を認識する手順の説
明図である。
【図12】ネットワークパス切替えルールに従うマスタ
/スレーブ切替の一覧表である。
【図13】ノード断時のネットワークパス切替えの具体
例を示す図である。
【図14】片系断となったときのネットワークパス切替
えの具体例を示す図である。
【図15】ネットワーク分割状態(離島状態)時のネッ
トワークパス切替えの具体例を示す図である。
【図16】SDH網に適用した本発明の実施例を示す図
である。
【図17】ATM網に適用した本発明の実施例を示す図
である。
【図18】従来のリング型ネットワークにおける並列送
信/受信選択伝送方式の説明図である。
【図19】従来のリング型ネットワークにおけるループ
バック伝送方式の説明図である。
【図20】従来のトークンリング方式の説明図である。
【図21】従来のアーリートークンリリース方式の説明
図である。
【符号の説明】
A ,B,C,D ノード(局) a,d マスタ通知フレーム PMUX(L) 左パケット多重部 PMUX(R) 右パケット多重部 TCNT(L) 左トークンコントローラ TCNT(R) 右トークンコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA14 CC06 KK12 LL45 MM05 NN01 PP22 TT05 5K031 AA03 AA07 CA05 CC04 DA03 DA12 EA12 5K033 AA01 AA07 CA15 CC01 DA02 DA11 DA14 DB20 EA07 EB02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接ノード間が双方向の伝送路によって
    接続されたリニア又はリングネットワークにおいて、 上記各ノードは、左端局、右端局又は中間局として動作
    し、左端局及び右端局は、送信権情報含むトークンパケ
    ット及びデータパケット格納領域を有するパケットトレ
    ーラを生成し、左端局は該パケットトレーラを右方向伝
    送路上に、右端局は該パケットトレーラを左方向伝送路
    上に送出し、 各中間局は、右方向のデータパケットの送信要求発生時
    に、上記左方向伝送路上のパケットトレーラのトークン
    パケットに送信要求情報を書込み、左方向のデータパケ
    ットの送信要求発生時に、上記右方向伝送路上のパケッ
    トトレーラのトークンパケットに送信要求情報を書込ん
    で送信要求を行い、 上記左端局及び右端局は、対向する端局から送出された
    パケットトレーラ内のトークンパケットに書込まれた各
    中間局の送信要求情報を基に、送信要求を行った中間局
    に対する予約領域を確保したデータパケット格納領域を
    有する上記パケットトレーラを生成し、 上記送信要求を行った中間局は、上記パケットトレーラ
    内の予約領域にデータパケットを格納して送信先ノード
    へデータを送信することを特徴とするリニア又はリング
    ネットワークにおける伝送方法。
  2. 【請求項2】 隣接ノードの伝送装置と双方向の伝送路
    によって接続されたリニア又はリングネットワークの伝
    送装置において、 上記各ノードの伝送装置は、端局及又は中間局の何れか
    に切替わって動作する機能を備え、 端局として動作する場合に、トークンパケット及びデー
    タパケット格納領域を有するパケットトレーラを生成
    し、該パケットトレーラを上記伝送路に送出する手段
    と、対向する端局から送出され上記伝送路に配送された
    パケットトレーラを受信して終端する手段を備え、か
    つ、該対向する端局から送出されたパケットトレーラ内
    に配送途中で書込まれた各中間局の送信要求情報を基
    に、該送信要求を行った中間局に対して送信権を与える
    送信権情報を前記トークンパケットに格納し、該送信権
    情報を格納したトークンパケットを含むパケットトレー
    ラを、対向する端局に向けて送出する手段を有し、 中間局として動作する場合に、データパケットの送信要
    求発生時に、データ送出方向と逆方向のパケットトレー
    ラのトークンパケットに送信要求情報を書込む手段と、
    該送信要求を行った中間局は、データ送出方向と同方向
    のパケットトレーラ内に含まれるトークンパケットの送
    信権情報に従って、該パケットトレーラに送信データを
    格納し、送信先ノードへデータを送信する手段とを備え
    たことを特徴とするリニア又はリングネットワークにお
    ける伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送装置は、前記双方向の伝送路か
    らのデータフレーム受信異常状態又は自装置の送信異常
    状態を検知する手段と、 隣接ノードの伝送装置からデータフレームが受信されな
    い場合、端局動作に切り替わり、かつ、該隣接ノードの
    伝送装置へ端局動作を促す端局催告フレームを送出する
    手段と、端局動作の他ノードの伝送装置から通知される
    端局通知データフレーム、及び上記端局催告フレームに
    基づいて、端局動作となるか中間局動作となるかを決定
    する手段と、 を備えたことを特徴とすることを特徴とする請求項2に
    記載のリニア又はリングネットワークにおける伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記伝送装置は、前記双方向の伝送路に
    配送されるパケットトレーラ内に自装置のノードアドレ
    スを書き込む手段と、他のノードの記伝送装置が書き込
    んだ他ノードアドレスを、双方向伝送路に配送された各
    パケットトレーラから読み取り、該読み取った他ノード
    アドレスを基に、左方向及び右方向の各ノードの配列位
    置を認識する手段を備えたことを特徴とする請求項2に
    記載のリニア又はリングネットワークにおける伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記伝送装置は、端局として動作する場
    合に、トークンパケットを含む独立した複数のパケット
    トレーラを生成送出し、該パケットトレーラに、送信要
    求を行った中間局に対する予約領域を確保したパケット
    トレーラを生成して送出する手段を備え、中間局として
    動作する場合に、トークンパケット内の送信権情報によ
    る予約割り当てに従い、該予約領域に送信データを格納
    して送信する手段を備えたことを特徴とする請求項2に
    記載のリニア又はリングネットワークにおける伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記伝送装置は、中間局として動作する
    場合に、データ送信方向のパケットトレーラ内に空き領
    域が有るとき、該空き領域に送信データを格納して送信
    し、既に送出した送信要求情報に応じて割り当てられた
    予約領域を有するパケットトレーラが到来した際に、残
    留送信データがなければ、該予約領域を解除する手段を
    備えたことを特徴とする請求項5に記載のリニア又はリ
    ングネットワークにおける伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記伝送装置は、中間局として動作する
    場合に、トークンパケットに送信要求情報を書込む際
    に、送信データの優先度情報を付加して書込む手段を備
    え、端局として動作する場合に、該送信データの優先度
    情報に基づいて送信権付与の調停を行う手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のリニア又はリングネッ
    トワークにおける伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記伝送装置は、中間局として動作する
    場合に、データ送信方向のパケットトレーラ内に空き領
    域が有る場合、該空き領域の先頭位置から順に送信デー
    タを格納することを特徴とする請求項6に記載のリニア
    又はリングネットワークにおける伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記伝送装置は、中間局として動作する
    場合に、自装置宛のデータを受信すると、該データが格
    納されていたパケットトレーラ内の領域を空き領域とし
    て次ノードの伝送装置に該パケットトレーラを送出する
    ことを特徴とする請求項6に記載のリニア又はリングネ
    ットワークにおける伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記伝送装置は、データ送受を行う端
    末装置とのインタフェース機能を有する端末インタフェ
    ース部を備え、該端末インタフェース部は、ネットワー
    ク伝送路ヘの出力タイミングを調整するバッファーメモ
    リを備えたことを特徴とする請求項2に記載のリニア又
    はリングネットワークにおける伝送装置。
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