JP2002170984A - 光通信装置 - Google Patents

光通信装置

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JP2002170984A
JP2002170984A JP2000367925A JP2000367925A JP2002170984A JP 2002170984 A JP2002170984 A JP 2002170984A JP 2000367925 A JP2000367925 A JP 2000367925A JP 2000367925 A JP2000367925 A JP 2000367925A JP 2002170984 A JP2002170984 A JP 2002170984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信部、受信部間、或いは受信部間の電気
的、光学的クロストークを低減し、より小型、安価な光
送受信器、光受信器を提供すること。 【解決手段】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
と、発光素子、駆動用ICよりなる送信部と、受光素
子、増幅器よりなる受信部とを設けてあり、送信部、受
信部の境界に沿ってSi基板に開口部を穿ち、Si基板
裏面にベースメタルを接合し、開口部に導電性遮蔽板の
脚部を差し込み下端をベースメタルに接着し、遮蔽板脚
部によってSi基板を流れる電流を遮断した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信のための光
送受信器、光受信器に関する。特に、小型で低コストの
光送受信器、光受信器を提供する事を目的とする。ここ
では時に光送受信器、光受信器を光通信装置と総称す
る。送信・受信の両機能をもつ送受信器においては、送
信器側の電気・光信号が受信側に混入する可能性があ
る。複数の受信器を有する装置では隣接受信部の電気・
光信号が受信部に混入する可能性がある。これをクロス
トークと言う。これは受信部ではノイズとなるので、で
きるだけ排除しなければならない。
【0002】クロストークには電気的ものと光学的なも
のがある。送受信器を小型にするには電気的、光学的ク
ロストークを抑制する必要がある。本発明は送信・受信
部の電気的、光学的クロストークを効果的に抑制するこ
とによって小型化、低コスト化を実現できる光通信装置
を提供する。
【0003】
【従来の技術】図1はもっとも普及している光送受信器
の概念図である。光源である半導体レ−ザ(LD)1も
受信器であるフォトダイオード(PD)2も個別に金属
ケースに納められている。LD1、PD2は光ファイバ
3、4によって局側に接続されている。LD1、PD2
はピン9、9によって配線基板5の適当な配線パターン
に接続される。また配線基板5には送信用電子回路6と
受信用電子回路7が設けられる。
【0004】送信側と受信側の間での電気的なクロスト
ークを防ぐため、送信用電子回路6と受信用電子回路7
の間に金属遮蔽板8が設けられる。これが電子回路6、
7の間をシールドする。配線基板5はいわゆるプリント
基板であり、自由なグランドパターンを形成することが
できる。金属遮蔽板8も自由にグランドに落とす事がで
きる。また、この構成では、LD1とPD2がそれぞれ
金属ケースに入っているため、光が外に漏れない。つま
り光学的電気的クロストークを低減することができる。
クロストーク抑制という点では優れた送受信器である。
【0005】しかし、この構造では、大きさがこれ以上
小さくならないし、コストが下がらないという欠点があ
る。PDチップ、LDチップを金属パッケージに収容し
たPDモジュール、LDモジュール自体が大きいし、配
線基板5に、電子回路6、7を実装するから嵩高い装置
になる。また金属ケースに収容したPD、LDモジュー
ルはコスト高である。そのようなわけで図1のような装
置では小型化、コスト削減に限界がある。
【0006】これを解決するために、最近SiのV溝を
使ってファイバの固定を行い、基板上にSiOを絶縁
層として形成し、この上に配線用メタライズパターンを
形成して、小型かつ低コストの光送受信器を構成するこ
とが考えられている。例えば次のようなレポートに提案
されている。
【0007】 高橋龍太、村上和也、須永義則、所武
彦、小林雅彦「SFF光トランシーバ用光素子実装方法
の検討」1999年電子情報通信学会エレクトロニクス
ソサイエティ大会、講演番号C−3−28、p133
(1999)。
【0008】図2にその構造を示す。平坦なSi基板1
0上の後半部にSiO絶縁層11を形成する。Si基
板10の前半には平行な2本のファイバ固定用V溝1
2、13が形成される。V溝12、13に送信用光ファ
イバ14、受信用光ファイバ15が固定される。SiO
絶縁層11には金などの電極パターン16、18、1
9が形成されている。これらのパターンはデバイスチッ
プを搭載したり配線になったりする。光ファイバ14の
手前のパターン18にはLDチップ22が、光ファイバ
15の直前のパターン19にはPDチップ23が実装さ
れる。LD22の後ろのパターン16にはモニタPD7
0が搭載される。
【0009】LD22は電流に応じた送信光を発生す
る。送信光は光ファイバ14の中を局側へ伝搬する。局
側から送られてきた信号光(受信光)は光ファイバ15
からPD23に入り光電流に変換される。さらにモニタ
PD70がLDの背後に設けられ、LDパワーを監視す
るようになっている。図2において破線26より上方が
送信器、破線26より下が受信器である。
【0010】これはSi基板10上に、ファイバ固定溝
12、13、LD/PD用固定電極パターン18、1
9、モニタPD用固定電極パターン16などを一気に形
成できる。光ファイバ、LD、PDなどの部品を調芯し
なくても、精度良く部品実装できる。全体に小型化でき
て非常に工業的な価値のある製品となる可能性がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送信器、受信
器間が絶縁板で遮断されている図1の装置と、遮断部材
のない図2を比べれば分かるように、図2では電気的な
クロストークが大きい。どうやって送受信間の電気的ク
ロストークを低減するかが課題となる。もちろん、複数
の送信器を並べたときや、複数の受信機を並べたとき
も、各チャンネル間のクロストークが問題になる。
【0012】しかし、もっとも深刻な問題になるのは、
送信器と受信器を一つの基板に一体化するときである。
送信器のLDには繰り返し周波数の高い、強いパルス電
流が流れる。受信器側はインピーダンスが高い回路であ
る。静電容量を介して送信信号の一部が受信器側にノイ
ズとして入ってしまう。電気的な送受信器間のクロスト
ークについて詳しく説明する。
【0013】図2において破線26は両者の境界線であ
る。これを送信側から信号が電気的、光学的に受信側へ
漏れることによって受信側にノイズが入る。これがクロ
ストークである。このように光ファイバが2本あって光
路が別別になったものは光学的なクロストークは少ない
が電気的なクロストークは重要な問題を提起する。LD
22に流れる繰り返し数の高いパルス信号は電磁波とな
って受信器側へ飛ぶ。受信器側はLD22に流れる送信
信号を受信してしまう。これは空間伝搬する電磁波によ
って引き起こされるクロストークである。
【0014】送信器からの大電流クロストークが微弱信
号を受信する受信器のノイズとなる。複数の受信器間で
もクロストークはあるが弱い。ところが送信器・受信器
の間のクロストークは起こり易い。したがって、以下で
は特に重大な問題となる光送受信器を例にとって説明す
る。
【0015】普通に考えれば、クロストークを抑制する
には送信器部分と受信器部分での電磁波を遮断すればよ
い。そのためには送信器と受信器の間に金属板を立て
て、これをSiO上に形成したグランド用メタライズ
に接続すればよいと考えられる。それは例えば、
【0016】 石井園美、野村剛彦、伊澤敦、岩瀬正
幸、「MT−RJ OpticalSub Assem
blyのクロストーク解析」2000年電子情報通信学
会エレクトロニクスソサイエティ大会、講演番号SC−
3−7,p352(2000)によって提案されてい
る。これはPDだけの受信器、LDだけの送信器部分の
二等分線(破線26)にそってSi基板上面を切り欠き
帯状の金属板を立てたものである。図1と同様のことで
金属板によって空間を伝搬する電磁波を吸収するように
している。
【0017】その発想の基礎になるものは、送信部から
受信部へ電磁波として送信信号が飛び、それがクロスト
ークを起こすのだから電磁波を遮断すればよい、という
発想である。強力な電波、電流を発生する駆動用ICは
この装置には存在しない。微弱な電磁波をも感知する増
幅器も存在しない。駆動用ICと増幅器の不在が電気的
クロストークの問題を軽減している。同じSi基板に駆
動用ICと増幅器がある場合に強いクロストークが初め
て深刻な問題を投げかけるのである。はそのような構
造ではないから真の問題が何であるか?未だ分かってい
ないと言えよう。
【0018】の提案している金属板によって電磁波の
伝搬を防ぐ、というのは常套的な手段である。もその
常識にそった改良を述べているにすぎない。図1に示す
プリント基板の中央に金属遮蔽板8を設けたというのと
大同小異である。
【0019】しかし図1の場合の基板はプリント基板で
あって基板自体はエポキシ樹脂などの絶縁体である。図
2の表面実装の場合、基板はSi基板であり絶縁体でな
い。だから空間伝搬する電磁波だけでなく、基板を伝わ
る電流もクロストークを引き起こす。基板自体にそのよ
うな根本的な相違がある。だから図2の装置において境
界線26に金属板を立てるだけではクロストーク克服の
ためには十分でない。
【0020】つまり平面実装において用いられるSiO
/Si基板に特有の問題がある。Si基板はエッチン
グによってV溝を正確に形成できるなどの利点があり、
酸化するとSiO絶縁体になるという便利さがある。
しかしプリント基板と違い、Si基板は電気を通すので
図1の装置にはない欠点がある。
【0021】[仮想例]電気的クロストークの問題をよ
り尖鋭に考えるために次の仮想例を想定する。受信部に
はPDと増幅器が含まれ、送信部にはLDと駆動用IC
が含まれるものとする。実際にはこのような公知技術は
存在しないが、本発明の直面する問題を明確にするため
に、この装置の欠点を考察しよう。図3は、この仮想例
の光ファイバコアとPD又は光ファイバとLDの断面を
表す縦断面図である。これらの光素子(LD又はPD)
の後ろに電気的素子27(駆動用IC又は増幅器のこ
と)がある。図3の横に拡大断面を示す。これはSi基
板10の上に絶縁層29があり、電極パターン28があ
って、その上に電気的素子27が搭載されているという
ことである。Si基板10は半導体であるが導電性がか
なり高くて電流を流すことができる。Si基板10と電
気的素子27の間には絶縁層29(例えばSiO)が
あって直流電流は遮断できる。しかし静電容量があるか
ら高周波電流は流れてしまう。だから強いLDのパルス
信号が、LD−絶縁層−Si基板−絶縁層−PDという
経路を経てPDに伝搬する。これが電気的クロストーク
を生ずる。
【0022】図4は横方向にSi基板を切った仮想例の
断面を示す。境界線26の右が送信側、左が受信側とす
る。パターン16の上にLD駆動用IC24が、その横
のパターン17にPD信号を増幅する増幅器25が設け
られる。電極パターン16、17、20、21とSi基
板10の間にはSiO絶縁層11がある。絶縁層11
は薄いので電極パターン20、16、17、21とSi
基板の間に等価的な容量C1、C2、C3、C4を形成
する。
【0023】Si基板10は導体のようなものであり電
流が通る。だから容量の間には、等価的な抵抗R1、R
2、R3が存在する。矢印のように送信側の駆動用IC
24の信号、パターン20の駆動信号が、容量、抵抗を
経て、受信側の増幅器25まで伝達される。これがもう
一つの電気的なクロストークである。
【0024】高い繰り返しのパルス信号であるから、容
量のインピーダンス1/jωCが小さくて、ここでは減
衰しない。Si基板の抵抗も低いから減衰量はわずかで
ある。送信器・受信器間の距離が大きいと抵抗R3を大
きくできる。しかし全体を小型のモジュールとするため
には送信器・受信器間の距離を広くできない。つまり抵
抗R3、R2、R1は小さい値の抵抗になる。受信器側
は増幅率の大きいインピーダンスの高い増幅器ICを持
っている。だから送信器側の電気信号が容量、抵抗を通
じて受信器側へと伝わる。このようにSi基板を電流と
して伝わることによるクロストークの存在は本発明者が
初めて気付いたものである。
【0025】前記のの改良は基板の上を飛ぶ電磁波に
よる送受信器間の結合を防ぐことができるが、基板の下
を通る電流による送受信器間の結合については無効であ
る。
【0026】つまり基板をなすSiは完全な絶縁物では
なく、半導体である。つまり幾らか電流を通す。絶縁層
(SiO)は高周波電流を通す。絶縁層(SiO
11を挟んだコンデンサC1〜C4と、中途半端な抵抗
R1〜R3を有するSi半導体基板10の組み合わせ
で、金属遮蔽板の下をノイズが自在にくぐり抜けるので
ある。は基板上部の電磁波結合を遮断できるが、基板
下部の電流結合には全く効力がない。の創作者は基板
下部のR、Cを通る電流結合には気付いていないようで
ある。
【0027】実際にはSi基板は導電性があり基板下部
の電流結合が大きい。本発明者は、のようにSi基板
の中心線26にそって浅い溝を掘り金属板を立てるだけ
では不十分だ、ということに気付いた。基板下部の電流
結合に着眼し、これを克服するように工夫を凝らすべき
である、と思う。
【0028】仮想例の構造において、二本の光ファイバ
の延長線上にLD、PD及び駆動用IC24、増幅器2
5が設けられる。光ファイバ間が狭くなると、送信部駆
動用ICと受信部の増幅器が接近してくる。光ファイバ
間隔と、IC・増幅器間隔は比例して狭くなる。すると
電磁波による上方混信も、電流による下方混信(クロス
トーク)もともに増大してくる。
【0029】特に最近は、ファイバ間隔が狭くなってき
ており、例えば先行例では、6.25mmとか、4.5
mmとか、極最近では1mm以下に狭くなっている。さ
らには、0.125mmという目標が立てられている。
そのように、送受信間が近接しつつあり、その趨勢はな
お続きそうである。ますますクロストーク抑制は焦眉の
問題となりつつある。本発明の目的は、送受信間、ある
いは複数の受信器間の電気的クロストークを効果的に抑
制する機構を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、Si基板上の
受信部や送信部を分ける境界線に沿って適数の開口部を
設けて、リードフレームのベースメタルにSi基板を張
り合わせ、開口部に嵌入する脚部を持つ導電体遮蔽板を
差し込んで、Si基板の下のベースメタルに遮蔽板の脚
部を接合させる。
【0031】遮蔽板は送信部、受信部の間にあってLD
光を遮断する。だから本発明の遮蔽板は光学的クロスト
ークの排斥という優れた効果がある。光学的ノイズの排
除は分かりやすい作用であり、これ以上説明する必要は
ないだろう。電気的ノイズについてはやや難しいので説
明する。
【0032】リードフレームのベースメタルはグランド
であるから、遮蔽板はグランドにつながれる。つまり受
信部、送信部はグランド電位の遮蔽板やベースメタルに
よって仕切られるということになる。グランド電位部材
によって、受信部の全体を囲むのではないが、受信部の
底部と側面を囲む。だから隣接する送信部や受信部から
の電気的なノイズを遮断することができる。
【0033】遮蔽板の役割は三つある、ということに注
意すべきである。光を遮断、電磁波を遮断、電流を遮断
するという3つの作用である。光の点は容易にわかるか
ら、電磁波、電流について述べる。
【0034】基板より上方に突出した部分は送信部から
受信部へ、或いは受信部から受信部へと電磁波によって
ノイズが空間伝搬するのを防ぐ。基板内部に埋設される
部分は電流によって受信部へ伝搬される信号を遮断す
る。基板を伝わる電流によるノイズを遮断するために遮
蔽板を基板の中の方へと差し込むようにしている。それ
によって図4のような基板中の等価抵抗R2が遮蔽板に
よって切断されたようになる。R2がグランド電位の遮
蔽板で切断されるからR2が無限大になる。だから電流
によるノイズをカットすることができる。
【0035】電磁波ノイズと電流ノイズの両方を遮断す
るのである。空中伝搬する電磁波ノイズだけなら前記の
公知技術と同じことである。本発明はそれに留まらず
基板中を伝わる電流によるノイズをも効果的に抑制でき
る。それが優れた新規な特徴である。
【0036】以上が本発明の骨子である。本発明の実施
を容易にする要因が従来の表面実装技術に内在してい
る。それは本発明にとって好都合なことである。それを
述べよう。
【0037】表面実装の場合、Si基板はグランド強化
のために、リードフレームのベースに導電性樹脂で固定
されることが多い。リードフレームをプラスチックモー
ルドして素子として仕上げるようになっている。リード
フレームは不可欠であり、リードフレームのベースメタ
ルにSi基板を接着するのは通常なされている。そうい
う好都合なバックグランドがある。
【0038】Si基板はベースメタルに接合されるので
本発明はそのベースメタルを利用する。Si基板に受信
部、送信部の境界に沿って穴をあけ、穴に遮蔽板の脚を
差し込んで脚先をベースメタルに接着させ、遮蔽板をグ
ランドとする。だから新たに加わる工程は、Si基板の
境界線にそって開口部を穿つこと、遮蔽板を差し込むこ
と、遮蔽板の脚をベースメタルに接合することだけであ
る。
【0039】そもそもなぜ、Si基板を用いるかという
と、半導体のフォトエッチング技術を使って狭い間隔で
も精度良くファイバ固定溝を形成することができ、これ
に合わせてLD/PDも精度良く配置できるからであ
る。
【0040】ということは、位置決めの機能がしっかり
存在すれば、必ずしも、全面がフラットな板でなくても
よいということである。そこで本発明は、送信部、受信
部の境界に当たるSi基板のあちこちの部位に開口部を
設けて遮蔽板を通し脚をベースメタルに導通させてグラ
ンドを強化する。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明は、送信器と受信器を同一
のSi基板の上に実装した送受信モジュールにおいて最
も有効である。送信器は強い電流、電磁波を発生し、受
信部はインピーダンスが高く感受性が高くてノイズに弱
いからである。しかし、複数の受信器を同一のSi基板
に並べた複数受信器のモジュールの場合にも本発明は有
効である。受信器とそれ以外の何らかのノイズ源を含む
装置の全てに本発明を適用することができる。
【0042】グランド部材は、リードフレームのベース
メタルと境界線にそう遮蔽板である。これは最低限必要
な部材である。それ以外にも遮蔽板を追加してクロスト
ーク削減をよりいっそう徹底することも可能である。追
加遮蔽板としては、例えば境界遮蔽板の上に取り付けた
屋根型遮蔽板が有効である。屋根型遮蔽板は主に空間を
電磁波として伝搬するノイズの遮断に効果的である。
【0043】さらに境界遮蔽板とは反対側において受信
部、送信部を囲むような外殻遮蔽板を設けてもよい。そ
れは外部ノイズをカットするのに有効である。隣接送信
部から外に出て外部で反射した電磁波を遮断するという
効果もある。つまり遮蔽板に関して
【0044】(1)境界遮蔽板…受信部、送信部などの
境界に立てられベースメタルに接地
【0045】(2)屋根型遮蔽板…境界遮蔽板や、外殻
遮蔽板の上に載せられ受信部、送信部の屋根となる
【0046】(3)外殻遮蔽板…受信部、送信部などの
外殻に立てられベースメタルに接地
【0047】の3種類が区別されよう。その内(1)は
本発明において必須である。これは電磁ノイズ、電流ノ
イズの両方をカットするという優れた作用がある。
(2)、(3)は電磁ノイズ(電波:電磁波)を遮断す
るのに有効であるが本発明では必須でない。(1)と
(2)だけの場合はT字型のシールド構造、あるいはΓ
型のシールド構造となる。(3)の外殻遮蔽板は、矩形
状の囲みを作り、より安定な骨格を形成する。
【0048】遮蔽板は導電性の板部材であればよい。た
とえば、鉄(Fe)、銅(Cu)、アルミ(Al)、コ
バール(Kovar)、真鍮などを用いることができ
る。Si基板にうがつ開口部の形状は遮蔽板の脚部の形
状と雌雄の関係にある。遮蔽板の脚部が櫛の歯状であれ
ば、Si基板開口は帯状穴を点在させたものとなる。遮
蔽板の脚部が丸棒状であればSi基板の開口は丸穴を点
在させたものとなる。遮蔽板の脚部が広い帯状であれ
ば、開口部は長い帯状の穴となる。
【0049】
【実施例】[実施例1(櫛歯状脚部をもつ遮蔽板;光フ
ァイバタイプ)]図5、図6によって第1の実施例を説
明する。図5はリードフレームの外周部を省略した平面
図と遮蔽板の側面図、図6は電気的素子(増幅器、駆動
用IC)を通る面で切断した縦断面図である。図5にお
いて右側には境界遮蔽板を図示している。平面図の一部
でないから注意すべきである。リードフレームというの
は金属の薄い板を打ち抜きによって作製した部材で様々
の形状の物がある。概して言えば中心にベースメタルが
あり、それから多数のリードピンが放射状に出ており外
周部にはそれらを束ねる四角枠がある、といった形状で
ある。中心分のベースメタルにSi基板を載せた状態で
全体を樹脂モールドして製品とする。だから平面図を描
くとリードピンが放射状に伸びた部分が続くのであるが
図5はその部分を省略した平面図となっている。
【0050】薄い矩形状のSi基板30が基台となる。
Si基板30の後方半分程度を酸化或いはスパッタリン
グによって形成したSiO絶縁層31によって覆う。
Si基板30の前半部には平行2本のV溝32、33が
異方性エッチングによって穿たれている。このV溝3
2、33に光ファイバ34、35を挿入固定する。光フ
ァイバ34は送信光用、光ファイバ35は受信光用の光
ファイバである。Si基板後半の絶縁層31によって被
覆された部分に印刷あるいはリソグラフィによって電極
パターン36〜39と配線パターン40、41が形成さ
れる。
【0051】送信光用光ファイバ34の延長上の電極パ
ターン38にはLD42が取り付けられる。その背後の
電極パターン36には駆動用IC44が設けられる。受
信光用光ファイバ35の延長上の電極パターン39には
PD43が取り付けられる。その背後の電極パターン3
7には増幅器45が設けられる。図5において中心線か
ら左が送信部B、右が受信部Cである。中心線が両部分
の境界線となる。境界線に沿ってSi基板面に細い長方
形状の開口部46が複数個穿たれる。開口部46はSi
基板の全厚みを貫く穴である。つまり開口部46は全て
貫通穴である。
【0052】LD42の下面の電極パターン38と駆動
用IC44の上面電極はワイヤ63によって接続され
る。LD42の上面電極と配線パターン40がワイヤ6
1によって接続される。配線パターン40と駆動用IC
44の上面電極はワイヤ62によってつながれる。
【0053】PD43の下面の電極パターン39と増幅
器45の上部電極がワイヤ66によって接続され、PD
43の上面電極はワイヤ64で配線パターン41につな
がれる。パターン41はワイヤ65によって増幅器45
の上部電極と接続される。
【0054】送信部B、受信部Cを隔てるため境界線に
立てる部材が境界遮蔽板47である。遮蔽板は空間を伝
搬する電磁波を遮断するための高さを持っている。遮蔽
板47は脚部48を境界線上の開口部46に差し込むこ
とによって固定される。間欠的に穿たれた開口部46に
対応して境界遮蔽板47は櫛歯状脚部48を有する。
【0055】脚部48の櫛の歯のピッチは、開口部46
のピッチに等しい。櫛の歯の山の長さは開口部46の一
つの穴の長さに等しい。遮蔽板47の厚みは、開口部4
6の幅にほぼ等しい。開口部46の穴の数は、遮蔽板4
7脚部の櫛歯の数に等しいか、それ以上である。また遮
蔽板47の櫛の歯の高さはSi基板の厚みにほぼ等し
い。
【0056】だからSi基板の裏面にリードフレームの
ベースメタル51をはりつけた状態で、開口部46に脚
部48を全部差し込むと脚部48の下端はリードフレー
ムのベースメタル51に届く。そこで脚部48をベース
メタルに半田付け、鑞づけなどによって接着する。ベー
スメタル51はグランド電位に保持されるので、遮蔽板
47もグランド電位になる。
【0057】本発明は少なくとも1枚の遮蔽板を境界線
上に設けるということを条件とする。LD42から出た
光の一部は、光ファイバ端やその他の部材などで散乱さ
れPD43に入る可能性があるが、それを遮蔽板が防
ぐ。これは光学的クロストークの遮蔽である。それはわ
かりやすい本発明の直接の効果である。
【0058】本発明はそれに加えて電気的なクロストー
クの排除という作用をもっている。境界遮蔽板47は、
送信部Bから受信部Cへ向かう電磁波、電流の両方を遮
断する。つまり境界遮蔽板47は、受信部Cが送信部B
の電気的影響を受けないように保護している。遮蔽板が
電磁波を遮蔽するというのは図6の断面図を見ればよく
分かる。電流を遮断するということもわかる。図6では
遮蔽板47の脚部48を含む面で切断したものを示すか
らSi基板を流れる電流が遮蔽板を通らないということ
は直観的に理解できよう。これについては後にもう一度
説明する。
【0059】これだけでも良いのであるが、この実施例
ではさらにこれとは異なる2種類の遮蔽板を追加してい
る。図6の縦断面図を見るとわかるが、境界遮蔽板47
と平行で同じ高さの外殻遮蔽板49、49を設けてい
る。これはSi基板30の外側のベースメタル51の面
に半田付けや鑞付けすることによって保持している。
【0060】受信部Bと送信部Cの分離という点では外
殻遮蔽板49の作用はあまり重要でない。境界遮蔽板4
7と外殻遮蔽板49だけでも良いのである。それはそう
なのであるが、ここではさらに境界遮蔽板47と外殻遮
蔽板49の上に屋根遮蔽板50を乗せている。これらは
半田付けなどによって強固に結合される。外殻遮蔽板4
9は電磁的遮蔽というだけでなく屋根遮蔽板50を安定
に保持するという構造材、補強材としての役割をも持っ
ている。
【0061】図6に見るように、送信部Bは側方上方の
三方を遮蔽板49、50、47によって囲まれる。下方
は金属製のベースメタル51によって囲まれる。つまり
送信部Bは四方を金属の遮蔽部材によって包囲されてい
る。前後は抜けているのであるが、内部に接着剤などを
充填する必要があり、前後方向に空間が連通するように
しなければならない。
【0062】このような空間的な遮蔽構造が光学的なク
ロストークに直接の効果があるのは明白である。LDか
らの散乱光や迷光が空間を伝搬してPDに至る可能性は
遮蔽板のために著しく低減する。Si基板は1.3μm
光、1.55μm光に透明であるが、Si基板の大半は
遮蔽板の脚部によって遮蔽されるのでSi基板内部を通
る散乱光をも遮断できる。光学的クロストークの他に電
気的クロストークがある。本発明の機構は電気的クロス
トークの排除においても効果がある。これは光学的なも
のに比較して分かりにくいので特に詳しく説明する。
【0063】送信部Bの駆動用IC44やLD42は強
い電磁波と電流を発生する。電磁波は空間伝搬するもの
であるが、四方の遮蔽部材によって阻まれ外部に出な
い。交流電流は中央の境界遮蔽板によって遮断される。
電磁波の遮断のために四方を囲むというのはよくなされ
るが、中央の遮蔽板47は電流をも遮断しており、これ
が斬新な機構となっている。
【0064】受信部Cは、側方と上方を遮蔽板50、4
9、47によって囲まれる。底部はベースメタル51で
囲まれる。つまり、これも四方を金属の遮蔽部材によっ
て包囲されている。これには送信部や外部からの電磁波
(電波)から受信部Cを保護する作用がある。受信部C
にも接着剤を充填する必要があり、遮蔽部材は前後が開
いている。
【0065】図7はそのような効果を説明するための縦
断面図である。送信部Bと受信部Cの間に遮蔽板47が
ありSi基板30の下底にベースメタル51がある。ベ
ースメタル51、遮蔽板47は電気的に接続されグラン
ド電位となっている。Si基板と素子、パターン間には
静電容量が形成される。Si基板内部にも等価抵抗R
1、R2、R3を想定できる。しかし等価抵抗R2は中
央の遮蔽板47によって遮断されている。つまりR2の
抵抗値は無限大となる。だから送信部Bから受信部Cへ
の交流電流によるノイズを遮蔽板がカットすることがで
きる。
【0066】図7は、脚部を含んだ部位の断面図であ
り、実施例1は櫛歯状脚部をもつから歯のない部分では
Si基板は左右連続する。しかし、その場合でも境界線
では電位はほぼ0になり電流は流れにくい。電流抑制効
果はかなり大きいものである。通過電流を完全に除去す
るには後に述べる実施例3を利用するとよい。
【0067】ノイズの問題は定量的理論的な議論が難し
い。経験的、実験的に定めるしかない。Si基板は導体
であるから、その裏面にグランドであるベースメタルを
付けているのでSi基板もグランド電位の筈である。だ
から図4の仮想例のようにSi基板を流れる交流電流に
よってノイズが送信部から受信部へ伝達されるというこ
と自体が分かりにくい。これは本発明者が初めて指摘し
た問題である。
【0068】Si基板は導体でグランド電位だというこ
とに間違いはないが、Siは半導体であり金属に比べ抵
抗が高い。だから安定な信頼できるグランドではない。
不安定な頼りないグランドだということができる。抵抗
が高いためにSi基板の底面がたとえベースメタルに接
触していたとしてもSi基板表面には電場勾配ができ電
流が流れてしまう。だから図4の仮想例のような等価回
路が成立する。本発明は図7のように遮蔽板で電流を切
るからSi基板中の電流によるノイズをも効果的に防ぐ
ことができる。
【0069】そのような送受信モジュールの製造方法を
述べる。厚さ1mmのSi基板30の後半部に、絶縁用
のSiO層(厚さ1μm前後)31を酸化法、スパッ
タリング法などによって形成する。異方性エッチングに
よってファイバ固定のV溝32、33を穿つ。LD4
2、PD43あるいは電子回路素子44、45を実装す
るメタライズパターン36〜41を印刷法、蒸着法によ
って形成する。さらに、超音波加工で、遮蔽板固定用開
口部(短冊穴)46を複数個形成しておく。この上に、
光ファイバ34、35以外の部品(LD42、PD4
3、駆動用IC44、増幅器45)をSi基板30上に
実装してゆく。
【0070】次に、例えばFe、Cu、Al、Kova
r、真鍮などの板を櫛の歯状に加工して脚部48を設け
た遮蔽板47を作製する。遮蔽板47の脚部48を開口
部46に挿入する。Si基板30の裏面にリードフレー
ムのベースメタル51を導電性ペーストで固定する。こ
のとき同時に遮蔽板47の脚部48も導電性ペーストに
よってベースメタル51に接合固定される。
【0071】遮蔽板としては、境界に設ける遮蔽板47
が最も効果が大きく必須である。が、より効果を高める
ために、外殻遮蔽板49や屋根遮蔽板50を加えてゆく
と良い。外殻遮蔽板49は単純な矩形金属板で下底部を
ベースメタル51に接合する。屋根遮蔽板50は境界遮
蔽板47、外殻遮蔽板49の頂部に導電性ペーストによ
って接合する。
【0072】ついでV溝32、33に光ファイバ34、
35を挿入し接着剤によって固定する。光ファイバ34
のコアはLD42の発光部と一直線上に並ぶ。光ファイ
バ35のコアはPD43の受光部分と直線上に並ぶ。
【0073】受信光Rは光ファイバ35を通りPD43
に入り、ここで光電変換され増幅器45で増幅される。
送信電気信号は駆動用IC44によって生成され、これ
がLD42に電流として与えられる。LD42は送信光
信号を生成し、それが光ファイバ34を通って外部へ送
信される。
【0074】さらに、Si基板30の外側にも二条の開
口部列をうがって、櫛歯状脚部を設けた外殻遮蔽板49
をその外側開口部に通して固定し、下端をベースメタル
に接着するようにもできる。こうすると送信部B、受信
部Cを遮蔽板47、49、50、ベースメタル51によ
って、より狭く囲い込むことができる。クロストーク抑
制効果は一層向上する。
【0075】[実施例2(櫛歯状脚部をもつ遮蔽板;光
導波路タイプ)]実施例1は光ファイバを用いるモジュ
ールの例であったが、本発明はSi導波路による結合の
場合にも適用できる。この場合は、導波路と、相手側の
光ファイバは光学コンタクトで接合される。図8、9に
示す。実施例2において光ファイバがなくて、それを収
容するV溝もない。その代わりに導波路が形成されてい
る。
【0076】Si基板に導波路を形成する方法は幾つか
ある。例えば、Si基板の上に全面に第1のSiO
を酸化法、スパッタリング法によって形成し、Geなど
の屈折率を上げるドーパントを添加した第2のSiO
層をさらに重ねて設け、リソグラフィによって光導波路
となる部分だけを残し第2層の他の部分をエッチング除
去する。さらに第3のSiO層を設けて全体を被覆す
る。第2層は屈折率の高い平行のコアとなり、第1層、
第3層のSiOはクラッド層となる。そのようにして
光導波路55、56を設ける。外部の光ファイバの端部
を光導波路55、56の前端に接合する。
【0077】実施例1と同様に、境界線に沿って短冊状
の開口部46を断続的に穿つ。これは図8の右に書いた
境界遮蔽板47の櫛歯状脚部48を差し込むための穴の
列である。
【0078】Si基板30にはいくつかの電極パターン
・配線パターン36〜41を形成する。送信用光導波路
55の後方のパターン38にはLD42を、受信用導波
路56の後方のパターン39にはPD43を実装する。
LD42の後方のパターン36には駆動用IC44を設
ける。PD43後方のパターン37には増幅器45を搭
載する。これらの電気的素子、電気光学的素子の電極、
配線パターンなどはワイヤ61〜66によって接続され
る。
【0079】以下の構造も実施例1と同様である。Si
ベンチ30をリードフレームのベースメタル51に接合
する。境界線の開口部46に遮蔽板47の櫛の歯状脚部
48を差し込み、下端をベースメタル51に接着する。
これと送信部B、受信部Cの外側に金属製の外殻遮蔽板
49を立て、ベースメタル51に接着する。境界遮蔽板
47、外殻遮蔽板49の上に屋根遮蔽板50を接着す
る。遮蔽板の群は、送信部Bと受信部Cを囲み、両者を
隔離する。電気的な遮蔽、光学的な遮蔽の作用がある。
これによって送信部から受信部への信号の電気的、光学
的まわりこみを禁止しクロストークを抑制する。
【0080】[実施例3(複数受信部)]実施例1、2
は最も効果の大きい光送受信器を一体化した例で説明し
た。送信器がなく複数のレベルの異なる受信部を含む装
置の場合、隣接受信部からのノイズが混入するというこ
とはありうる。本発明は受信レベルの異なる受信機を複
数個並べて使用する受信専用装置にも適用できる。その
組み合わせは自由である。ここでは図示を略するが、例
えば図5、6、あるいは図8、9において、LD42を
PDに、駆動用IC44を増幅器に置き換えたものがそ
の例となる。
【0081】[実施例4(帯状脚部をもつ遮蔽板;光フ
ァイバタイプ;光学的クロストーク抑制)]すでに述べ
たように光通信装置において光学的クロストークの抑制
も重要である。本発明は、もう一つの光クロストークも
大幅に低減するという優れた効果を発揮する。Si基板
は可視光には不透明であるが、光通信に使われる1.3
μm、1.55μmには透明でLDの強烈な散乱光、迷
光がSi基板を通して隣接PDに入る可能性があった。
境界遮蔽板47はそのような散乱光、迷光を遮断すると
いう作用もある。散乱光、迷光であるから様々の経路を
とってPDに至る可能性がある。だから外殻遮蔽板や、
屋根遮蔽板も散乱光などの遮蔽に有効である。
【0082】実施例1(図5、6)や実施例2(図8、
9)の境界遮蔽板47はSi基板より上では穴のない平
板であるが、脚部は櫛歯状である。歯のない部分を通し
てLD散乱光がPDにまで漏れるということもありう
る。それをも遮断したいという場合に次のような改良が
有効である。図10、11にそれを示す。
【0083】実施例4において、Si基板30の受信部
Cと送信部Bの境界線に沿って連続する細い開口部52
を穿っている。右側に遮蔽板53を示すが、これは細長
開口部52に対応して連続する帯状脚部54をもってい
る。これをSi基板の開口部52に差し込むとSi基板
内部のLD・PD間の光路がほぼ完全に遮断されてしま
う。図11の断面図(実施例4)では、図6の断面図
(実施例1)とその差異がわからないが、境界遮蔽板5
3の脚部54はLD・PD間、増幅器・駆動用IC間を
長く分離遮蔽している。これによってSi基板の下を潜
り込んでやってくるような散乱光、漏れ光を防ぐことが
できる。さらに電流によるクロストークについても、図
10、図11の方がより完全である。ただし薄いSi基
板は弱いのであまり長い開口部を穿つことは難しい。
【0084】[実施例4(図10、11)と仮想例(図
3、4)の受信感度の比較]図3、4(仮想例)と図1
0、11(実施例4)の装置の受信感度特性を比較し
た。初めに共通の部分を説明する。特徴部分に由来する
違いを調べるには、特徴部分以外は全て同一にすべきで
ある。だからここでは遮蔽板部分以外は同一の構造のも
のを作製して比較した。
【0085】Siベンチは幅5mm、長さ10mm、厚
み1mmである。送受信光ファイバS、Rの間隔は1.
25mmとした。ファイバ固定のV溝部分32、33の
長さを5mm、LD/PD/Si−ICの実装部の長さ
を5mmとした。つまり10mm長さのSiベンチを5
mmずつ半分に分けたものである。
【0086】LDは活性層がInGaAsPの1.3μ
m−FD−LDである。PDは受光層がInGaAsの
導波路型端面入射型PDである。LD、PDのチップサ
イズはいずれも300μm×300μm×150μmで
ある。
【0087】LDは活性層をSiベンチ側に実装し、P
Dは受光層側をSiベンチ側に実装した。つまり両方と
もにエピダウンで取り付けている。SiOの絶縁層の
厚みは1μmである。その上に厚み2μmのAuの電極
パターンを形成した。LDのドライバ(駆動用IC)
は、1.2mm角のSi−ICである。PDの増幅器は
1.0mm角のSi−ICである。
【0088】図10、11(実施例4)の場合は遮蔽板
53、49、50の全てを採用した。遮蔽板として厚み
0.2mmの真鍮板を用いた。
【0089】Si基板に長穴を開けるために、SiO
をコ−ティングする前に、前もってエッチングによって
長穴よりやや広い幅0.5mmの溝をSi基板の表裏両
側から設けておいた。
【0090】長穴(開口部52)の加工は、超音波加工
による。遮蔽板53の長さは長さ10mm、高さ3m
m、脚部は長さ8mm、高さ1mmとした。
【0091】図3、4(仮想例)の場合も、図10(実
施例4)の場合もLD/PD/ICの周りは全体をシリ
コーン系の透光性樹脂でポッティングしている。これ
は、LD/PDと光ファイバ間の光路の屈折率マッチン
グをとるためと、Si−ICの保護のためである。
【0092】図10(実施例4)の場合は、この後、境
界遮蔽板53と外殻遮蔽板49を低温半田で半田付けし
た。仮想例(図3、4)の場合は遮蔽板を設けなかっ
た。このようにして仕上がった従来タイプと本発明のタ
イプを156Mbpsで動作させた。
【0093】光ファイバの出力0dBmのときに、仮想
例の構造では、最小受信感度は−30dBmであった。
同じ条件で実施例4のタイプでは、最小受信感度は−3
6dBmであった。最小受信感度が6dBmも小さくな
っており本発明装置が極めて高感度であることがわか
る。
【0094】これは本発明の遮蔽構造が、空間を伝搬す
る電気クロストークや光クロストークを低減し、さらに
グランドの強化によってこの効果が確実なものとなり、
さらに基板を通る電気的、光学的クロストークも低減で
きるからである。以上では、駆動用ICと増幅器を含む
例で説明したが、単に発光素子と受光素子だけの場合で
も配線部分は必ず存在するため、同様にクロストーク低
減の効果が得られる。そして、発光素子のみと受光素
子、増幅器の場合でも同様にクロストークは低減され、
発光素子、駆動用ICと受光素子のみの組み合わせの場
合でも同じ効果が得られる。
【0095】
【発明の効果】精度良く光ファイバや部品を実装できる
Siベンチに開口部を設けて遮蔽構造を構築しSiベン
チ下のベースメタルに接続し安定なグランドとすること
によって、電気(電磁波、電流)的遮蔽を完全にする。
それとともに、遮蔽板は散乱光も遮断し光クロストーク
も大幅に低減できる。
【0096】以上のように、本発明の送受信器では、確
実に電気クロストークと光クロストークをなくすことが
できる。小型かつ低コストで高性能の光送受信器ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属パッケージに収容されたLDモジュール、
PDモジュール、送信用電子回路素子、受信用電子回路
素子をプリント基板に取り付けた従来例にかかる大型の
光送受信モジュールの概略平面図。
【図2】高橋龍太、村上和也、須永義則、所武彦、小林
雅彦「SFF光トランシーバ用光素子実装方法の検討」
1999年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエ
ティ大会、講演番号C−3−28、p133(199
9)によって提案された2光ファイバタイプの送受信モ
ジュール平面図。
【図3】LDの駆動用ICやPDの増幅器はSi基板に
薄い絶縁層を介して接合しており静電容量を通じてSi
基板とこれらの電気的素子が結合することを説明するた
めの仮想例のSi基板、電気素子、光ファイバ、光電素
子の縦断面図。
【図4】LDの駆動用ICやPDの増幅器はSi基板に
薄い絶縁層を介して接合しており静電容量を通じてSi
基板とこれらの電気的素子が結合し、Si基板は有限の
抵抗値R1、R2、R3を有する導体として働き、送信
部の駆動用IC、パターンから、受信部の増幅器、パタ
ーンへ交流電流が流れることによって電気的クロストー
クが起こることを説明するための仮想例のSi基板、光
電素子、パターンの縦断面図。
【図5】平行2本の光ファイバ、送信部、受信部をSi
基板上に設け、境界線に断続する開口部を穿った状態の
実施例1の平面図と境界の開口部に差し込むべき櫛の歯
状脚部を有する遮蔽板の側面図。
【図6】平行2本の光ファイバ、送信部、受信部をSi
基板上に設け、境界線に断続する開口部を穿ったSi基
板に、櫛の歯状脚部を有する境界遮蔽板を差し込みベー
スメタルに接着し、送信部、受信部の両側に外殻遮蔽板
を立て、境界遮蔽板と外殻遮蔽板の上に屋根遮蔽板を設
けた実施例1の電気的素子の部分で切断した縦断面図。
【図7】送信部と受信部の境界線の開口部に導電性の遮
蔽板を差し込んでSi基板下のベースメタルに遮蔽板を
接合した本発明の構造において、送信部からSi基板を
伝わって流れる電流が遮蔽板によって遮断されることを
示す説明用の断面図。
【図8】平行2本の光導波路、送信部、受信部をSi基
板上に設け、境界線に断続する開口部を穿った状態の実
施例2の平面図と境界の開口部に差し込むべき櫛の歯状
脚部を有する遮蔽板の側面図。
【図9】平行2本の光導波路、送信部、受信部をSi基
板上に設け、境界線に断続する開口部を穿ったSi基板
に、櫛の歯状脚部を有する境界遮蔽板を差し込みベース
メタルに接着し、送信部、受信部の両側に外殻遮蔽板を
立て、境界遮蔽板と外殻遮蔽板の上に屋根遮蔽板を設け
た実施例2の電気的素子の部分で切断した縦断面図。
【図10】平行2本の光ファイバ、送信部、受信部をS
i基板上に設け、境界線に連続する長い開口部を穿った
状態の実施例4の平面図と境界の開口部に差し込むべき
長い帯状脚部を有する遮蔽板の側面図。
【図11】平行2本の光ファイバ、送信部、受信部をS
i基板上に設け、境界線に連続する長い開口部を穿った
Si基板に、長い帯状脚部を有する境界遮蔽板を差し込
みベースメタルに接着し、送信部、受信部の両側に外殻
遮蔽板を立て、境界遮蔽板と外殻遮蔽板の上に屋根遮蔽
板を設けた実施例4の電気的素子の部分で切断した縦断
面図。
【符号の説明】
1 LD 2 PD 3 光ファイバ 4 光ファイバ 5 配線基板 6 送信用電子回路 7 受信用電子回路 8 金属遮蔽板 9 ピン 10 Si基板 11 SiO絶縁層 12 V溝 13 V溝 14 光ファイバ 15 光ファイバ 16〜21 電極パターン 22 LD 23 PD 24 駆動用IC 25 増幅器 26 境界線 27 電気的素子 28 電極パターン 29 絶縁層 30 Si基板 31 SiO絶縁層 32 V溝 33 V溝 34 光ファイバ 35 光ファイバ 36〜39電極パターン 40、41 配線パターン 42 LD 43 PD 44 駆動用IC 45 増幅器 46 開口部 47 境界遮蔽板 48 櫛歯状脚部 49 外殻遮蔽板 50 屋根遮蔽板 51 ベースメタル 52 開口部 53 境界遮蔽板 54 帯状脚部 55 送信光用光導波路 56 受信光用光導波路 61〜66 ワイヤ 70 モニタPD B 送信部 C 受信部 S 送信光 R 受信光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA40 5E321 AA02 AA11 AA14 CC02 CC12 GG01 GG05 5F073 AB28 BA01 CA12 CB02 EA27 FA02 FA06 FA13 FA27 5F089 AA01 AC08 AC09 AC10 AC11 AC16 AC18 AC20 CA04 CA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
    と、発光素子よりなる送信部と、受光素子よりなる受信
    部とを設けてあり、送信部、受信部の境界に沿ってSi
    基板に開口部を穿ち、Si基板裏面にベースメタルを接
    合し、開口部に少なくとも1枚の導電性遮蔽板の脚部を
    差し込み下端をベースメタルに接着し、遮蔽板脚部によ
    ってSi基板を流れる電流を遮断した事を特徴とする光
    通信装置。
  2. 【請求項2】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
    と、発光素子、駆動用ICよりなる送信部と、受光素子
    よりなる受信部とを設けてあり、送信部、受信部の境界
    に沿ってSi基板に開口部を穿ち、Si基板裏面にベー
    スメタルを接合し、開口部に少なくとも1枚の導電性遮
    蔽板の脚部を差し込み下端をベースメタルに接着し、遮
    蔽板脚部によってSi基板を流れる電流を遮断した事を
    特徴とする光通信装置。
  3. 【請求項3】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
    と、発光素子よりなる送信部と、受光素子、増幅器より
    なる受信部とを設けてあり、送信部、受信部の境界に沿
    ってSi基板に開口部を穿ち、Si基板裏面にベースメ
    タルを接合し、開口部に少なくとも1枚の導電性遮蔽板
    の脚部を差し込み下端をベースメタルに接着し、遮蔽板
    脚部によってSi基板を流れる電流を遮断した事を特徴
    とする光通信装置。
  4. 【請求項4】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
    と、発光素子、駆動用ICよりなる送信部と、受光素
    子、増幅器よりなる受信部とを設けてあり、送信部、受
    信部の境界に沿ってSi基板に開口部を穿ち、Si基板
    裏面にベースメタルを接合し、開口部に少なくとも1枚
    の導電性遮蔽板の脚部を差し込み下端をベースメタルに
    接着し、遮蔽板脚部によってSi基板を流れる電流を遮
    断した事を特徴とする光通信装置。
  5. 【請求項5】 Si基板上に、複数の光学的な結合手段
    と、受光素子、増幅器よりなる複数の受信部を設けてあ
    り、複数受信部の境界に沿ってSi基板に開口部を穿
    ち、Si基板裏面にベースメタルを接合し、開口部に少
    なくとも1枚の導電性遮蔽板の脚部を差し込み下端をベ
    ースメタルに接着し、遮蔽板脚部によってSi基板を流
    れる電流を遮断した事を特徴とする光通信装置。
  6. 【請求項6】 上記光学的な結合手段が、光ファイバ
    である事を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    光通信装置。
  7. 【請求項7】 上記光学的な結合手段が、光導波路であ
    る事を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光通
    信装置。
  8. 【請求項8】 上記開口部が、Si基板の受信部、送信
    部の境界、或いは複数受信部の境界にそって、断続的に
    設けた複数穴であることを特徴とする請求項1〜7の何
    れかに記載の光通信装置。
  9. 【請求項9】 上記開口部が、Si基板の受信部、送信
    部の境界、或いは複数受信部の境界にそって、連続的に
    設けた帯状長穴であることを特徴とする請求項1〜7の
    何れかに記載の光通信装置。
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