JP2002170659A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置

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JP2002170659A
JP2002170659A JP2000366711A JP2000366711A JP2002170659A JP 2002170659 A JP2002170659 A JP 2002170659A JP 2000366711 A JP2000366711 A JP 2000366711A JP 2000366711 A JP2000366711 A JP 2000366711A JP 2002170659 A JP2002170659 A JP 2002170659A
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roller body
induction heating
drive shaft
heating mechanism
roller
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Yoshio Kitano
良夫 北野
Kozo Okamoto
幸三 岡本
Nariyuki Hirota
成之 弘田
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Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に誘導発熱機構を配備するローラ本体の
たわみを、ローラ本体、誘導発熱機構の大きさにとらわ
れることなく、確実に防ぐことを目的とする。 【解決手段】 外端を自由端とするローラ本体の内部
に、誘導発熱機構を配備する。ローラ本体の内端に駆動
軸の前端を当接させて連結し、この駆動軸の後端側を機
台に回転自在に支持する。駆動軸はローラ本体の内部を
通らないので、ローラ本体、誘導発熱機構の径に関係な
く、駆動軸の径を選定できる。そのためローラ本体のた
わみを防ぐ程度の機械的強度を駆動軸に付与することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導発熱ローラ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導発熱ローラ装置において、内部を中
空としたローラの軸線に沿う一方の端部側を自由端と
し、他方の端部側からローラ本体の内部に挿入した駆動
軸を、ローラ本体に固定し、この駆動軸の回転によって
ローラ本体を回転駆動するとともに、ローラ本体の内部
に配置された誘導発熱機構を、機台に固定して支持する
ようにした構成は、すでによく知られている。
【0003】このような誘導発熱ローラ装置の従来例を
示したのが図7である。同図において、1はローラ本
体、71は駆動軸で、ローラ本体1の内部に挿入されて
あり、その先端はローラ本体1にボルトおよびナット7
2により固定連結されている。駆動軸71の他端は、ロ
ーラ本体1より外側に導出され、その外側において、機
台2に軸受73を介して回転自在に支持されている。外
部に導出された駆動軸71に、外部から回転駆動力を与
えることにより、ローラ本体1は回転される。
【0004】3は誘導発熱機構で、筒状の鉄心4とその
外周に巻装されている誘導コイル5とによって構成され
ている。誘導発熱機構3はホルダー6により支持され、
更にホルダー6は機台2に連結部材74を介して固定さ
れている。7は誘導コイル5のリード線である。駆動軸
71は誘導発熱機構3の内部中心を通っている。なお8
はローラ本体1の周壁の肉厚部に設けられたジャケット
室で、内部には気液二相の熱媒体が封入されている。
【0005】ところでこのようにローラ本体の外端が自
由端とされたローラ本体を備えた誘導発熱ローラ装置
は、合成樹脂製の糸の延伸に使用されることがある。そ
の使用例を示したのが図6である。ここでは、一対の機
台2A、2Bとが用意されている。各機台には前記のよ
うに外端を自由端としたローラ本体1を備えた誘導発熱
ローラ装置Aの複数を千鳥状に設置する。延伸される糸
Bは各装置Aに順次添纏されていく。糸Bが図示する矢
印方向に繰り出されていくとき、繰り出されていく方向
にある装置Aのローラ本体の回転速度が順次早く設定さ
れているので、糸Bが各ローラ本体を添纏していく過程
で、糸Bにテンションが作用して、順次延伸されてい
く。
【0006】このように糸Bが延伸されていくとき、そ
の糸Bに作用するテンションによってローラ本体には、
その自由端がテンション方向に向かうようなたわみが発
生する。このようなたわみがローラ本体に発生すると、
糸の延伸作用に悪影響をおよぼす。またこのたわみが大
きくなると、ローラ本体とその内部の誘導コイルとが接
触し合って、誘導コイルを損傷してしまうことがある。
さらには駆動軸71を折損してしまうこともある。
【0007】このようなたわみの発生を防ぐためには、
駆動軸71として機械的強度の大きいもの、すなわち径
の大きいものを使用すればよいが、そのためにはローラ
本体なり、誘導発熱機構として、内径の大きいものを使
用しなければならない。そのため径の大きい駆動軸の使
用が制限されることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内部に誘導
発熱機構を配備するローラ本体のたわみを、ローラ本体
および誘導発熱機構の大きさにとらわれることなく、確
実に防ぐことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、外端を自由端
とするローラ本体の内部に誘導発熱機構を配備した構成
において、ローラ本体の内端に駆動軸の前端を当接させ
て連結し、この駆動軸の後端側を機台に回転自在に支持
したことを特徴とする。
【0010】駆動軸の前端を、ローラ本体の自由端であ
る外端とは反対側の内端に当接して連結し、その駆動軸
の後端側を機台に回転自在に支持したので、従来のよう
に駆動軸をローラ本体の内部に挿入することなく、ロー
ラ本体を駆動軸によって回転させることができる。した
がってローラ本体の内径なり、誘導発熱機構の内径によ
って制限されることなく、駆動軸として径の大きいもの
を使用することができる。これによりローラ本体のたわ
みの発生を阻止するに足る機械的強度を備えた駆動軸の
使用が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様を図1によって
説明する。なお図7と同じ符号を付した部分は同一また
は対応する部分を示す。本発明にしたがい、ローラ本体
1の内端1Aに駆動軸10の前端10Aをあてがい、そ
のままの状態で両者を、ボルトなどを利用して固定し連
結する。駆動軸10の後端側の外周は、軸受11を介し
て機台2に回転自在に取り付けられる。ここではローラ
本体に加わる糸によるテンションに基づいてたわみの発
生する場合でも、そのたわみを阻止し得る程度の機械的
強度を具備する直径をもっている駆動軸10を使用す
る。
【0012】誘導発熱機構3はローラ本体1の内部に、
ローラ本体1に対して静止状態で支持される。図1に示
す例では誘導発熱機構3のホルダー6の前端は、ローラ
本体1の外端を閉塞している磁性板12に軸受13を介
して支持されている。またホルダー6の後端にはパイプ
状の支持具14が連結されてあり、この支持具14が駆
動軸10に軸受15を介して支持されている。すなわち
誘導発熱機構3は、その前後を、ローラ本体1の外端と
駆動軸10とによって宙吊り状に支持されている。リー
ド線7は支持具14の中を通って外部に導出されてい
る。
【0013】なお支持具14は駆動軸10の後端より外
部に延長されている。そしてその延長された先端に、駆
動軸10の回転につられて回転することのないように、
回り止め具15が設けられている。16は回転トランス
で、駆動軸10と一体に回転する回転側コイル17と、
支持具14と一体の固定側コイル18とによって構成さ
れている。これはローラ本体の温度を検出するための温
度検出計Mからの電気的信号を静止側に伝送するのに利
用するためのものであり、温度検出器Mと回転側コイル
17とは、リード線Lで接続されている。19は固定側
コイル18からの引出端子である。
【0014】図示する構成から理解されるように、駆動
軸10はその前端10Aにおいてローラ本体1の内端1
Aに当接して連結しているので、従来のように駆動軸を
ローラ本体の内部に通す必要なく、ローラ本体1を駆動
軸10によって回転駆動させることができる。したがっ
てローラ本体1、誘導発熱機構3の大きさ、すなわちそ
の各内径に制限されることなく、自由に駆動軸10とし
てその径を選定することができ、したがってローラ本体
1のたわみを抑制し得る機械的強度をこの駆動軸10に
自由に付与することができるようになる。
【0015】図1に示す構成は、ローラ本体1の内部に
あって、誘導発熱機構3をその前後において支持するよ
うにしているが、図2に示す構成では、その後端におい
てのみ支持するようにしたものである。すなわち図に示
すように、ホルダー6の支持具14を駆動軸10り内部
において複数個所(図の例では2個所)で軸受15を介
して支持している。したがって誘導発熱機構3はその前
端が自由端となる。
【0016】図1、図2に示す構成では誘導発熱機構3
の後端を駆動軸10により支持するようにしているが、
図3に示す構成では、駆動軸10により支持することな
く、その前端のみを機台2に連結し、これにより誘導発
熱機構3をローラ本体1の外端側から支持している。具
体的にはホルダー6の前端に磁路を兼ねた支持板20を
固定し、これに連結具21を連結する。連結具21を支
持具21Aを介して機台2に固定することにより、誘導
発熱機構3はローラ本体1の内部において、その後端
(図の例では右側の端部)が自由端となって、静止状態
で支持されることになる。この構成ではリード線7は支
持板20を貫通して外部に引き出される。
【0017】図4に示す構成は、誘導発熱機構3をその
前後において、ローラ本体1、駆動軸10の外部で機台
2に支持することにより、ローラ本体1の内部で宙吊り
状態で支持した構成である。具体的にはホルダー6の前
端に延長具22を連結し、これに連結具21を連結す
る。そして連結具21は、支持具21Aを介して機台2
に固定される。ホルダー6の後端につらなる支持具14
は駆動軸10を貫通し、その外端で支持具23を介して
機台2に固定される。
【0018】なお図3、図4に示す構成のように連結具
21をローラ本体1の外端側に設置した場合、ローラ本
体1に糸Bを最初に添纏させる際に邪魔な存在となるこ
とがあるが、それを解決するには図5に示すように、糸
Bが巻きつかない側のローラ周面側に連結具21を引き
出し、その引出端に、連結具21と機台2にまたがる支
持具21Aを取り付け、これを機台2に固定すればよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
端を自由端とするローラ本体の内部に誘導発熱機構を配
備した構成において、ローラ本体の内端に駆動軸の前端
を当接して連結し、この駆動軸の後端側を機台に回転自
在に支持するようにしたので、従来のように駆動軸をロ
ーラ本体の内部に通してローラ本体に連結する必要はな
くなり、したがってローラ本体、誘導発熱機構の径に制
限されることなく、自在に駆動軸の径を選定することが
でき、よってローラ本体に生じるたわみの発生をこの駆
動軸によって確実に回避することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施態様を示す断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施態様を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施態様を示す断面図であ
る。
【図5】本発明実施態様の部分正面図である。
【図6】本発明の使用例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ本体 1A 内端 2 機台 3 誘導発熱機構 10 駆動軸 10A 前端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弘田 成之 京都市山科区西野離宮町40番地 トクデン 株式会社内 Fターム(参考) 3J103 AA02 AA12 AA24 AA37 BA04 BA31 CA03 CA62 CA77 DA05 FA02 FA12 GA02 GA23 3K059 AA08 AC33 AD04 CD52

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外端を自由端とするローラ本体の内部に
    誘導発熱機構を配備した誘導発熱ローラ装置において、
    前記ローラ本体の内端に、回転駆動される駆動軸の前端
    を当接させて連結し、前記駆動軸をその後端側で機台に
    回転自在に支持してなり、前記誘導発熱機構を前記ロー
    ラ本体の内部に、前記ローラ本体に対して静止状態で支
    持してなる誘導発熱ローラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269826A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Tokuden Co Ltd 誘導発熱ローラ装置
DE102007054147A1 (de) * 2007-11-12 2009-05-20 Khs Ag Leimwalze sowie Etikettieraggregat mit einer solchen Leimwalze

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US9725200B2 (en) 2007-11-12 2017-08-08 Khs Gmbh Beverage bottling plant with heated information-adding equipment and information-adding equipment

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