JP2002169758A - 携帯型情報機器 - Google Patents
携帯型情報機器Info
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Abstract
と。 【解決手段】 この携帯型情報機器は、次のような処理
ステップからなる電子メール削除機能を有する。すなわ
ち、ユーザによって削除対象として指示された電子メー
ルの電子メールアドレスに対し、携帯型情報機器の表示
画面上に、サブメニューを表示させる(ステップS
2)。そのサブメニューからユーザが「同アドレス削
除」を選択すると、そのユーザの指示した電子メールが
有する電子メールアドレスが他に存在するか否かを判定
し(ステップS4)、同じ電子メールアドレスがあれば
その同じ電子メールアドレスを有する電子メールを削除
対象とし、一括削除する(ステップS5)。
Description
ルを効率よく削除可能とした携帯型情報機器に関する。
情報のやりとりの一つの手段として電子メールが広く利
用されてきている。この電子メールは、パーソナルコン
ピュータ(以下、PCという)上でのみならず、携帯電
話機や通信機能を有したPDA(Personal Digital Ass
istant)などの携帯型情報機器によっても行えるように
なってきている。
は、不要な電子メールも少なからず存在する。このよう
な電子メールを削除する際は、PCであれば、削除対象
となるメールを複数選択して一度に削除する機能を有す
るものもあるが、この種の携帯型情報機器では、削除す
べき電子メールを1つ1つ選択して、1つずつ削除する
操作を行う必要があるのが一般的である。これを図8に
より簡単に説明する。
れた個々の電子メールに対応する電子メールアドレス一
覧(電子メールの差し出し人の一覧)を画面上に読み出
した表示例を示すもので、これは、それぞれの機器ごと
に決められた所定の操作をユーザが行うことによって、
このような電子メールアドレス一覧を画面上に表示させ
ることができる。
の中から不要となった電子メールを削除する場合には、
図8(A)に示すように、ユーザは、削除対象の電子メ
ールアドレスをカーソルCで指示する。この例では、
「koukoku@abc.co.jp」の電子メールを削除対象の電子
メールとしている。
ukoku@abc.co.jp」と同じ電子メールアドレスは5個
(それぞれ電子メールアドレスに符号A1,A2,・・
・,A5が付されている)存在している。これら符号A
1,A2,・・・,A5が付された電子メールアドレス
を有する電子メールの特定のもの、たとえば古い受信の
ものである符号A1のみを削除したい場合は、その符号
A1の電子メールのみを削除する。
ドレスを有する電子メールのすべてを削除対象の電子メ
ールアドレスとする場合がある。このように削除対象の
電子メールが複数存在し、その電子メールの電子メール
アドレスが同一である場合、それを削除するには、やは
り1つずつ順番に削除の操作を行う。この場合、図8
(A)に示すように、まず、符号A1の付された電子メ
ールアドレス「koukoku@abc.co.jp」をカーソルCで指
示したのち、図8(B)に示すように、サブメニューS
Mをバルーン表示(ポップアップ表示でもよい)などに
よって画面上に開く。
た電子メールに対し、何らかの処理を行わせるための実
行命令項目が表示される。この実行命令項目としては、
たとえば、「返信」、「転送」、「削除」などがあり、
これらの実行命令項目のいずれかを選択して指示する
と、それに対応した処理が実行される。
を行うのであるから、サブメニューSMの中から「削
除」を選択する(選択された実行命令項目を枠Wで囲っ
て示す)。これによって、図8(C)に示すように、符
号A1の付された電子メールアドレス「koukoku@abc.c
o.jp」とそれに対応する電子メール内容が削除され、電
子メールアドレス一覧としては、符号A1の付された電
子メールアドレスが無くなり、それ以外の電子メールア
ドレスがそれぞれ1つずつ繰り上がった状態で表示され
る。
ドレス「koukoku@abc.co.jp」をカーソルCで指示した
のち、同様に、サブメニューSMを画面上に開いて、そ
のサブメニューSMの中から実行命令項目の「削除」を
選択することによって、その符号A2が付された電子メ
ールアドレス「koukoku@abc.co.jp」とそれに対応する
電子メール内容が削除され、電子メールアドレス一覧と
しては、符号A2の付された電子メールアドレスが無く
なり、それ以下の電子メールアドレスがそれぞれ1つず
つ繰り上がった状態で表示される。
て、符号A1,A2,・・・,A5の付された削除すべ
き5個の電子メールアドレス「koukoku@abc.co.jp」と
それに対応するそれぞれの電子メールが削除されること
になる。
は、削除したい電子メールが多数存在する場合、特に、
同じ電子メールアドレスを有する複数のメールを削除す
る場合、それぞれの電子メールに対し、1つずつ削除し
たり、PCの場合は1つずつ指定したりする操作を行う
必要があり、削除するための操作が面倒である。また、
携帯型情報機器の場合は、さらにPCと異なり、表示画
面が小さく、マウスやフルキーボードが存在しないの
で、多数の電子メールを削除するには複雑なキー操作を
行う必要があり、多くの時間を要する。
情報機器は、PCに比べるとメモリ容量も小さく、その
メールソフトウエアも、PCのメールソフトウエアに比
べて機能が貧弱であるのが普通である。
場合、削除動作が不便であるため、電子メールの削除が
なされなくなり、メールボックスを形成するメモリが容
量オーバとなり、新たなメールの受信ができなくなる問
題が生じがちとなる。特に、送られてくる電子メールの
中には、広告や株式情報など長期間に渡って保存してお
くほどの重要性を持たない電子メールも多く存在し、こ
れら重要性を持たない電子メールがメールボックスの多
くを占有してしまうことも多い。
読んだら直ぐ削除すればよいが、削除操作が面倒である
ためそれを怠りがちとなり、結局は、メールボックスに
それらの電子メールがたくさん蓄積されてしまうことと
なる。
電子メールの削除を可能とした携帯型情報機器を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の携帯型情報機器は、受信済みの電子メール
を削除する電子メール削除方法において、ユーザによっ
て削除対象の電子メールが指示されると、その削除対象
の電子メールの電子メールアドレスと同じ電子メールア
ドレスが他に存在するか否かを判定し、同じ電子メール
アドレスが存在すると判定された場合には、当該同じ電
子メールアドレスを有する全ての電子メールまたは同じ
電子メールアドレスを有する電子メール中、所定条件に
合致した電子メールを一括して削除することを可能とし
ている。
ーザの指示した削除対象の電子メールの電子メールアド
レスと同じ電子メールアドレスが、受信済みの電子メー
ルとして存在する場合には、当該同じ電子メールアドレ
スを有する複数の電子メールを一括して削除するように
したので、同じアドレスを有する電子メールが多数存在
している場合、削除すべき電子メールを1つ1つ指示し
て、それを1つずつ削除するという煩わしい操作を行う
必要がなくなり、きわめて効率のよい電子メール削除操
作を行うことができる。
において、電子メールの一括削除の際、ユーザによって
指示された電子メールアドレスと同じ電子メールアドレ
スに、未読の電子メールが存在するか否かを判断し、未
読の電子メールが存在する場合には、当該未読の電子メ
ールを削除対象から除外するようにしている。
子メールの電子メールアドレスと同じ電子メールアドレ
スの中に、未読電子メールが存在する場合には、当該未
読の電子メールを削除対象から除外する機能を付加する
ようにしているので、未読メールを不用意に削除してし
まうのを未然に防止できる。
情報機器に加え、受信済みの電子メール中、未読の電子
メールを削除対象から除外させるか、未読の電子メール
をも削除対象とするかの設定をユーザによって選択可能
とし、未読の電子メールを削除対象から除外させるとの
選択がなされた場合には、当該未読の電子メールを削除
対象から除外して削除処理を行い、未読の電子メールを
も削除対象とするとの選択がなされた場合には、当該未
読の電子メールも削除対象として削除処理を行うように
している。
除外させるとの選択がなされた場合には、当該未読電子
メールを削除対象から除外した上で、その他の同じ電子
メールアドレスを持つ電子メールを一括して削除処理を
行う。また、未読電子メールをも削除対象とするとの設
定がなされた場合には、当該未読電子メールも削除対象
として削除処理を行うようにしているので、未読電子メ
ールを不用意に削除してしまうという不具合を未然に防
止できるとともに、未読電子メールであっても、読む必
要のない内容であることがわかっている電子メールに対
しては、その電子メールを読むことなしに、他の同じ電
子メールアドレスを持つ電子メールとともに一括して削
除することもできる。
メールが送られてくるような場合、発信人(メールアド
レス)によって削除の仕方を変えることができる。たと
えば、有効な情報を送ってくることの多い発信人もいれ
ば、読むに値しない悪戯な電子メールばかりを送ってく
る発信人もある。このような場合、未読電子メールを一
括削除の対象から除外させるか、未読電子メールをも一
括削除の対象とするかをユーザが選択可能とすること
で、有効な情報の入った電子メールに対しては、それを
を読む前に不用意に削除してしまうといった不具合を未
然に防止でき、また、読む必要のない電子メールである
ことがわかっている場合には、その電子メールを読むこ
となしに、一括して削除することもできるようになり、
使い勝手のよいものとなる。
情報機器に加え、電子メールを操作する画面の項目内容
中の削除の項目に関して、1つの電子メールの削除のみ
を可能とする項目のみを表示する画面と、当該項目に加
え、削除しようとする電子メールと同一の電子メールア
ドレスを有する電子メールが存在した場合には、それら
も削除可能とする項目を追加表示する画面とを、削除対
象の電子メールが有する電子メールアドレスと同一の電
子メールアドレスが他に存在するか否かの判定結果によ
って、自動的に選択表示している。
子メールアドレスが他に存在するか否かによって変更さ
れると、適切な削除処理がなされることとなる。
くとも電子メールの受信が可能で、かつ、受信した電子
メールを保存可能な機能を有した携帯型情報機器におい
て、ユーザによって削除対象の電子メールが指示される
と、その削除対象の電子メールの電子メールアドレスと
同じ電子メールアドレスが他に存在するか否かを判定す
る同一電子メールアドレス判定手段と、この同一電子メ
ールアドレス判定手段によって、ユーザの指示した電子
メールの電子メールアドレスと同じ電子メールアドレス
が存在すると判定された場合には、当該同じ電子メール
アドレスを有する全ての電子メールまたは同じ電子メー
ルアドレスを有する電子メール中、所定条件に合致した
電子メールを抽出する電子メール抽出手段とを有すると
共に抽出された電子メールを一括して削除する機能を有
する削除制御手段、を備えている。
ーザの指示した削除対象の電子メールの電子メールアド
レスと同じ電子メールアドレスが、受信済みの電子メー
ルとして存在する場合には、当該同じ電子メールアドレ
スを有する複数の電子メールを一括して削除するように
したので、同じアドレスを有する電子メールが多数存在
している場合、削除すべき電子メールを1つ1つ指示し
て、それを1つずつ削除するという煩わしい操作を行う
必要がなくなり、きわめて効率のよい電子メール削除操
作を行うことができる。
機器において、削除制御手段は、ユーザによって指示さ
れた電子メールが有する電子メールアドレスと同じ電子
メールアドレスに、未読の電子メールが存在するか否か
を判断する未読電子メール判定手段と、未読の電子メー
ルが存在すると判定された場合には、当該未読の電子メ
ールを削除対象から除外する未読電子メール抽出手段
と、を有している。
子メールの電子メールアドレスと同じ電子メールアドレ
スの中に、未読電子メールが存在する場合には、当該未
読の電子メールを削除対象から除外する機能を付加する
ようにしているので、未読メールを不用意に削除してし
まうのを未然に防止できる。
ついての実施の形態の例を図1から図6を参照しながら
説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明
の携帯型情報機器およびその携帯型情報機器を使用して
の電子メール削除方法の両方を含むものである。なお、
この実施の形態では、本発明を携帯電話機に適用した例
について説明する。
るそれぞれの受信電子メールに対応する電子メールアド
レスを電子メールアドレス一覧の形式で表示画面上に読
み出して表示させた例である。図2は、この実施の形態
の基本的なメール削除処理手順を説明するフローチャー
トを示すものである。これら図1および図2を参照しな
がら本発明の携帯型情報機器が実行する基本的なメール
削除方法を説明する。
メールの中から削除しようとする電子メールに対する電
子メールアドレスをカーソルCなどで指示する(ステッ
プS1)。たとえば、表示画面上に表示された図1に示
すような電子メールアドレス一覧の中から、削除対象の
電子メールとして、ユーザが、最も上方に位置している
「koukoku@abc.co.jp」をカーソルCによって指示した
とする。すると、図1(B)に示すようなサブメニュー
SMを前述したようにバルーン表示などにより画面上に
開く(ステップS2)。
ーザの指示した削除対象メールアドレスに対する実行命
令項目が表示される。この場合、「返信」、「転送」、
「削除」など従来と同様の実行命令項目の他に、本発明
では、「同アドレス削除」の実行命令項目が追加され
る。この「同アドレス削除」の実行命令項目は、同じ電
子メールアドレスを有する電子メールを一括して削除す
るという意味である。
択(この図1の例でも、ユーザによって選択された実行
命令項目を枠Wで囲って示す)したか否か判定する(ス
テップS3)。「同アドレス削除」を選択した場合、そ
のユーザの指示した削除しようとする電子メールアドレ
スと同じ電子メールアドレスが他に存在するか否かを判
定する(ステップS4)。この図1の例では、この「ko
ukoku@abc.co.jp」の電子メールアドレスは5個(これ
らの電子メールアドレスに対し、前述同様、符号A1,
A2,・・・,A5を付す)存在するので、これら同じ
電子メールアドレスを有する5個の電子メールアドレス
を削除対象メールアドレスとする。
レスを一括して削除する(ステップS5)。つまり、こ
の図1の例では、符号A1,A2,・・・,A5の付さ
れた「koukoku@abc.co.jp」の電子メールアドレスすべ
てが一括して同時に削除される。
面上の電子メールアドレス一覧を示すもので、この図1
(C)からもわかるように、「koukoku@abc.co.jp」の
電子メールアドレスがすべて削除されている。これによ
って、電子メールボックス内の「koukoku@abc.co.jp」
の電子メールアドレスを有する電子メールは全て削除さ
れたことになる。
ス削除」が選択されなかった場合は、従来と同様な返
信、転送、削除のいずれかが選択されたこととなるの
で、対応する操作画面へ移行したり当該1つの電子メー
ルの削除のみが実行される(ステップS6)。
示した削除対象メールアドレスと同じ電子メールアドレ
スが他に存在するか否かを判定した結果、同じアドレス
が存在しない場合には、ステップS7に処理が移り、従
来から普通に行われている削除処理がなされる。この従
来から普通に行われている削除処理は、ユーザの指示し
た電子メールアドレスに対応する1つの電子メールのみ
だけを削除する処理であり、サブメニューSMで「削
除」の実行命令項目が選択されることによって、ユーザ
の指示した1つの電子メールだけが削除されるものと同
一の操作となる。
テップS3において「同アドレス削除」が選択されたと
きは、その電子メールアドレスを有するすべての電子メ
ールを一括削除、すなわち1つ以上の電子メールを一括
削除するようにしても良い。
て指定された電子メールアドレスと同じ電子メールアド
レスを有する電子メールを一括して同時に削除できるよ
うにしているので、同じ電子メールアドレスを有する電
子メールが多数存在していて、それらの電子メールをす
べて削除したい場合、従来のように、1つずつ削除すべ
き電子メールアドレスを指示して、1つずつ削除すると
いう煩わしい操作を繰り返し行う必要がなく、きわめて
効率よく削除することができる。
るような広告の電子メールなど、読みたくないものやそ
れらを読んだあとは直ちに削除したいと思われるような
電子メールを管理する上できわめて有効なものとなる。
また、1つの電子メールアドレスを指定するだけで、そ
れと同じ電子メールアドレスを持つ電子メールを一括し
て削除することができるので、1つ1つの内容を読まな
いで削除することも可能であり、これによって、たとえ
ば、悪戯を持った内容の電子メールが同じ発信人から頻
繁に送られてくるような場合、いちいちその電子メール
内容を読むことなしに、一括して削除することもでき
る。
子メールを一括して削除する際、それらの電子メールの
中に、未読の電子メールが存在する場合、その未読の電
子メールは削除対象から除外させることもできる。これ
は、上述のように、電子メールには読む必要のない電子
メールばかりではなく、有効な情報も多く含まれるた
め、同じ電子メールアドレスを一括して削除してしまう
と、未読の電子メールも削除される可能性もあるので、
それを防ぐために、未読電子メールは削除対象から除外
させるという機能を付加することで達成される。
として指示した電子メールが有する電子メールアドレス
と同じ電子メールアドレスに、未読電子メールが存在す
るか否かを判定して、もし、未読電子メールがあれば、
その未読電子メールは削除対象から除外するような処理
を行う。
A2,・・・,A5で示される「koukoku@abc.co.jp」
の電子メールアドレスの中で、符号A5を付した「kouk
oku@abc.co.jp」の電子メールアドレスに対応する電子
メールが未読であったとすると、そのメールは削除対象
から除外する。
ニューSMの実行命令項目の中から「同アドレス削除」
がユーザによって選択されると、同じ電子メールアドレ
スに、未読電子メールが存在するか否かを判断して、未
読電子メールが存在する場合には、それを削除対象から
除外して、それ以外の同じ電子メールアドレスを持つ電
子メールを一括して削除するようにする。
を図3に示す、この図3に示すステップS11〜S13
の処理は、図1のフローチャートのステップS1〜S3
と同じ処理である。図3におけるステップS14以降の
処理として、以下に示すような処理がなされる。
される(ステップS13でYes)と、ユーザによって
指示された削除対象の電子メールが有する電子メールア
ドレスと同じ電子メールアドレスを有するそれぞれの電
子メールの中に、未読電子メールが存在するか否かを判
断する(ステップS14)。そして、未読電子メールが
存在する場合には、ユーザによって指示された削除対象
メールアドレスと同じ電子メールアドレスを持つ未読電
子メールは削除対象から除外して、それ以外の同じ電子
メールアドレスを持つ電子メールを一括して削除する
(ステップS15)。
は、ユーザによって指示された削除対象メールアドレス
と同じ電子メールアドレスの電子メール(削除対象とさ
れた電子メールのみの場合を含む)はすべて一括して削
除する(ステップS16)。
レス削除」が選択されなかった場合には、ステップS1
7に処理が移り、従来から普通に行われている削除処理
等がなされる。このステップS17は、先のフローでは
ステップS6に相当する。
Mの実行命令項目としての「同アドレス削除」に加え
て、図4に示すように、たとえば、「同アドレス削除
(未読除外)」といった実行命令項目を付加し、この
「同アドレス削除」と「同アドレス削除(未読除外)」
をユーザが選択可能とし、ユーザが「同アドレス削除」
を選択した場合には、未読電子メールの有無に係わら
ず、ユーザの指示した削除対象メールアドレスと同じ電
子メールアドレスを持つ電子メール一括して削除し、
「同アドレス削除(未読除外)」を選択した場合には、
ユーザの指示した削除対象メールアドレスと同じ電子メ
ールアドレスに、未読電子メールがあればを削除対象か
ら除外して、それ以外の同じ電子メールアドレスを持つ
電子メールを一括して削除するといったこともできる。
す。この処理手順は、いわば、図2のフローチャートで
示される処理手順の考え方と、図3のフローチャートで
示される処理手順の考え方とを組み合わせたものであ
る。
理は、図2のステップS1とS2および図3のステップ
S11とS12と同じ処理であるが、この図5において
は、ステップS23として、ユーザが「同アドレス削
除」と「同アドレス削除(未読除外)」のどちらを選択
したかを判断する処理がある。
除」が選択された場合には、図2のステップS5と同じ
処理を行う。つまり、ユーザによってサブメニューSM
から「同アドレス削除」の実行命令項目が選択される
と、そのユーザの実行命令を受け付けて、ユーザによっ
て指示された削除対象メールアドレスと同じ電子メール
アドレスを持つ電子メールを一括して削除する(ステッ
プS24)。なお、図1に示すフローチャートのよう
に、ステップS4,S7を加えるようにしても良い。
(未読除外)」が選択された場合には、そのユーザの実
行命令を受け付けて、それ以降は、図3のステップS1
4,S15,S16と同じ処理を行う。つまり、未読電
子メールがあるか否かを判断して(ステップS25)、
未読電子メールが存在する場合には、ユーザによって指
示された削除対象メールアドレスと同じ電子メールアド
レスを持つ未読電子メールは削除対象から除外して、そ
れ以外の同じ電子メールアドレスを持つ電子メールを一
括して削除し(ステップS26)、未読電子メールが存
在しない場合には、ユーザによって指示された削除対象
メールアドレスと同じ電子メールアドレスを持つ電子メ
ールをすべて一括して削除する(ステップS27)。
返信、転送、削除のいずれか1つを選択した場合には、
ステップS28に処理が移り、従来から普通に行われて
いる削除処理等がなされる。
帯電話機であって図5のフローチャートで示す処理を実
行する携帯電話機器のメール削除機能部分とその周辺の
みだけを取り出して示して、それを概略的に示すブロッ
ク図である。この携帯電話機器は、保存電子メール表示
手段1と、カーソル指示判定手段2と、サブメニュー選
択項目判定手段3と、電子メール操作手段4と、受信し
たメールを保存するメール記憶部としてのメールボック
ス5を有した構成となっている。なお、携帯電話機とし
ては、これ以外にも様々な構成要素が存在するが、本発
明の要旨と直接関係しない部分については図示とその説
明は省略する。
クス4内の電子メールの電子メールアドレスを携帯電話
機の表示部に表示させる機能を有するもので、CPUや
表示部駆動回路等から構成される。カーソル指示判定手
段2は、カーソルCがどの電子メールを指示しているか
を判定するもので、主にCPUがこの機能を果たしてい
る。このカーソル判定手段2の判定によって次のサブメ
ニューSMの画面が開くこととなる。サブメニュー選択
項目判定手段3は、サブメニューSMがポップアップ表
示等された後、ユーザが選択した項目を判定する機能を
有するもので、CPUから主に構成される。電子メール
操作手段4は、返信等の操作をする機能を有するもの
で、主にCPUから構成される。メールボックス5は、
RAM等の記憶手段から構成される。
信処理を行うための返信制御手段6と、電子メールの転
送処理を行うための転送制御手段7と、電子メールの各
種の削除処理を行う削除制御手段8とから構成される。
削除制御手段8は、同一電子メールアドレス判定手段1
1と、電子メール抽出手段となる同一電子メールアドレ
ス抽出手段12と、未読電子メール判定手段13と、電
子メール抽出手段となる未読電子メール抽出手段14と
を有している。
「同アドレス削除」または「同アドレス削除(未読除
外)」が選択されたとき、削除対象の電子メールの電子
メールアドレスと同じ電子メールアドレスが、メールボ
ックス5に保存された受信済みメールとして存在するか
否かを判断するものである。また、同一電子メールアド
レス抽出手段12は、削除対象となる同一の電子メール
アドレスを有する電子メールをメールボックス5内から
抽出し、削除対象エリア(図示省略)に移動させるもの
である。
レス削除(未読除外)」が選択されたときに働くもの
で、同一電子メールアドレス抽出手段12によって抽出
された電子メール中に、未読電子メールが存在するか否
かを判定する。また、未読電子メール抽出手段14は、
削除対象エリアに移動された電子メール中で未読のもの
をメールボックス5へ戻す動作をする。
アドレス判定手段11による判定結果と、ユーザがサブ
メニューSMから選択した実行命令項目とを受け取っ
て、それに応じた処理を行うものである。その処理内容
は図2、図3、図5のフローチャートで詳細に説明した
ので、ここでは簡単な説明にとどめる。
の実行命令項目の選択が「削除」であれば、ユーザが削
除対象としたメールアドレスに対応する電子メール(メ
ールボックス3内に保存されている)に対してのみ削除
を行う。これは、従来から普通に行われているメール削
除処理である。
た実行命令項目の選択が「同アドレス削除」でかつ同一
電子メールアドレス判定手段11によって、ユーザの指
示した削除対象の電子メールが有する電子メールアドレ
スと同じ電子メールアドレスが複数存在すると判定され
れば、ユーザが削除対象とした電子メールアドレスと同
じ電子メールアドレスを有するすべての電子メールを同
一電子メールアドレス抽出手段12によって抽出し、そ
れらに対して一括して削除を行う。
た実行命令項目の選択が「同アドレス削除(未読除
外)」でかつ同一電子メールアドレス判定手段11によ
って、ユーザの指示した削除対象の電子メールが有する
電子メールアドレスと同じ電子メールアドレスが存在す
ると判定されれば、同一電子メールアドレス抽出手段1
2によってその電子メールをすべて抽出する。
読電子メールがあるか否かを判定し、未読電子メールが
なければ、ユーザが削除対象とした電子メールアドレス
と同じ電子メールアドレスを有するすべての電子メール
対して一括して削除を行う。一方、未読電子メールがあ
れば、未読電子メール抽出手段14によってその未読電
子メールを抽出し、メールボックス5に戻す。そして、
その未読電子メールを除く他の同じ電子メールアドレス
を持つ電子メールに対して一括して削除を行う。
よれば、ユーザが削除対象として指示した電子メールの
電子メールアドレスと同じ電子メールアドレスを有する
電子メールを一括して同時に削除することができるの
で、従来のように、たとえ、同じアドレスを有する電子
メールが多数存在している場合でも、削除すべきメール
アドレスを1つ1つ指示して、それを1つ1つ削除した
り、一括削除したりするという煩わしい操作を行う必要
がなくなり、きわめて効率のよい削除操作を行うことが
できる。
子メールアドレスと同じ電子メールアドレスの中に、未
読電子メールが存在するか否かを判定して、もし、未読
電子メールがあれば、その未読電子メールは削除対象か
ら除外する機能を持たせることも可能であり、これによ
り、未読電子メールを不用意に削除してしまうのを未然
に防止できる。
電子メールアドレスと同じ電子メールアドレスの中に、
未読電子メールが存在する場合、未読電子メールに対し
て、削除対象とするかしないかをユーザが選択できるよ
うにすることで、未読電子メールを不用意に削除してし
まうのを未然に防止できるとともに、未読電子メールで
あっても、読む必要のない内容であることがわかってい
る電子メールに対しては、その電子メールを読むことな
しに、他の同じ電子メールアドレスを持つ電子メールと
ともに一括して削除することもできる。
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。たとえば、図7のフローチャート
に示すように、サブメニューSMの画面を2種類または
3種類とし、それらのサブメニューSMの画面が所定条
件によって自動的に選択されて現れるようにしても良
い。
ルCで指示する(ステップS31)と、その指示された
電子メールと同一の電子メールアドレスを有する電子メ
ールが存在するか否かを予め判定する(ステップS3
2)。この判定でNoとされた場合、ポップアップ画面
やバルーン画面等となるサブメニューSMの項目中に
は、「同アドレス削除」等の付加項目を入れず、従来と
同様に「返信、転送、削除」のみの表示項目とする(ス
テップS33)。
に初めて、先に示した「同アドレス削除」や「同アドレ
ス削除(未読除外)」の表示が可能な状態とする(ステ
ップS34)。このステップS34以後は、図2のステ
ップS2や、図3のステップS12や図5のステップS
22に行き、同一の電子メールアドレスを有する電子メ
ールを一括削除可能となる。なお、ステップS32,S
34を経由する場合、図2に示すフローチャート中のス
テップS4,S7は不要となる。
判断を、図3のステップS14とステップS15との間
に、たとえば「未読電子メールがあります。未読電子メ
ールも削除しますか?」の表示を出させ、ユーザが選択
できるようにしても良い。また、一括削除する際、期限
を設定しての削除が可能となるようにしても良い。たと
えば、2000年7月1日以前のもののみを削除する等
の設定ができるようにしても良い。さらに、本発明は、
携帯型情報機器に適用して好ましいものであるが、PC
等携帯型以外の情報機器にも適用できる。
ユーザの指示した削除対象の電子メールが有する電子メ
ールアドレスと同じ電子メールアドレスを有する他の電
子メールが、受信済みの電子メールとして存在する場合
には、当該同じ電子メールアドレスを有する複数の電子
メールを一括して削除するようにしたので、同じアドレ
スを有する電子メールが多数存在している場合、削除す
べき電子メールを1つ1つ指示して、それを1つずつ削
除するという煩わしい操作を行う必要がなくなり、きわ
めて効率のよいメール削除操作を行うことができる。
れるメール削除方法を示す図で、(A)は携帯電話(携
帯型情報機器)中のメールボックス内に保存されている
受信済みのそれぞれの電子メールに対応する電子メール
アドレス一覧を表示画面上に読み出して表示させた例を
示す図で、(B)はカーソルで指示した電子メールを操
作するためのサブメニューが現れた状態を示す図で、
(C)は同一の電子メールアドレスを有する全ての電子
メールを削除した後の電子メールアドレス一覧を表示画
面上に表示した例を示す図である。
れる電子メール削除方法の処理手順を説明する図であ
り、本発明の基本的な処理手順を説明するフローチャー
トである。
れる電子メール削除方法の他の処理手順を説明する図で
あり、未読電子メールが存在する場合、未読電子メール
を削除対象から除外する機能を付加した処理手順を説明
するフローチャートである。
れる電子メール削除方法の他の例を示す図で、未読電子
メールを削除対象から除外する機能を付加した場合にお
けるサブメニューの実行命令項目の一例を示す図であ
る。
れる電子メール削除方法のさらに他の処理手順を説明す
る図であり、未読電子メールが存在する場合、未読電子
メールを削除対象とするかしないかをユーザが選択可能
とした処理手順を説明するフローチャートである。
ある携帯電話におけるメール削除機能部分とその周辺の
みを概略的に説明するブロック図である。
るサブメニューを画面上に開くステップの以前に行うフ
ローの他の例を示すフローチャートで、削除しようとし
ている電子メールと同一の電子メールアドレスが他に存
在するか否かによってサブメニューの画面中の項目が変
わる例を示す図である。
り、(A)はメールボックス内に保存されている受信済
みのそれぞれの電子メールに対応する電子メールアドレ
ス一覧を表示画面に読み出して表示させた例を示す図
で、(B)はカーソルで示した電子メールを操作するた
めのサブメニューが現れた状態を示す図で、(C)は削
除対象とした電子メールのみを削除した後の電子メール
アドレス一覧を表示画面上に表示した例を示す図であ
る。
出手段) 13 未読電子メール判定手段 14 未読電子メール抽出手段(電子メール抽出手段) A1,A2,…,A5 削除対象の電子メールアドレス C カーソル SM サブメニュー
Claims (6)
- 【請求項1】 受信済みの電子メールを削除する電子メ
ール削除機能を有する携帯型情報機器において、 ユーザによって削除対象の電子メールが指示されると、
その削除対象の電子メールの電子メールアドレスと同じ
電子メールアドレスが他に存在するか否かを判定し、同
じ電子メールアドレスが存在すると判定された場合に
は、当該同じ電子メールアドレスを有する全ての電子メ
ールまたは同じ電子メールアドレスを有する電子メール
中、所定条件に合致した電子メールを一括して削除する
ことを可能にしたことを特徴とする携帯型情報機器。 - 【請求項2】 前記電子メールの一括削除の際、前記ユ
ーザによって指示された電子メールアドレスと同じ電子
メールアドレスに、未読の電子メールが存在するか否か
を判断し、未読の電子メールが存在する場合には、当該
未読の電子メールを削除対象から除外するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の携帯型情報機器。 - 【請求項3】 前記受信済みの電子メール中、未読の電
子メールを削除対象から除外させるか、その未読の電子
メールをも削除対象とするかの設定をユーザによって選
択可能とし、 上記未読の電子メールを削除対象から除外させるとの選
択がなされた場合には、当該未読の電子メールを削除対
象から除外して削除処理を行い、 上記未読の電子メールをも削除対象とするとの選択がな
された場合には、当該未読の電子メールも削除対象とし
て削除処理を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の携帯型情報機器。 - 【請求項4】 前記電子メールを操作する画面の項目内
容中の削除の項目に関して、1つの電子メールの削除の
みを可能とする項目のみを表示する画面と、当該項目に
加え、削除しようとする電子メールと同一の電子メール
アドレスを有する電子メールが存在した場合には、それ
らも削除可能とする項目を追加表示する画面とを、削除
対象の電子メールが有する電子メールアドレスと同一の
電子メールアドレスが他に存在するか否かの判定結果に
よって、自動的に選択表示することを特徴とする請求項
1から3のいずれか1記載の携帯型情報機器。 - 【請求項5】 少なくとも電子メールの受信が可能で、
かつ、受信した電子メールを保存可能な機能を有した携
帯型情報機器において、 ユーザによって削除対象の電子メールが指示されると、
その削除対象の電子メールの電子メールアドレスと同じ
電子メールアドレスが他に存在するか否かを判定する同
一電子メールアドレス判定手段と、この同一電子メール
アドレス判定手段によって、ユーザの指示した電子メー
ルの電子メールアドレスと同じ電子メールアドレスが存
在すると判定された場合には、当該同じ電子メールアド
レスを有する全ての電子メールまたは同じ電子メールア
ドレスを有する電子メール中、所定条件に合致した電子
メールを抽出する電子メール抽出手段とを有すると共に
抽出された電子メールを一括して削除する機能を有する
削除制御手段、 を備えたことを特徴とする携帯型情報機器。 - 【請求項6】 前記削除制御手段は、ユーザによって指
示された電子メールが有する電子メールアドレスと同じ
電子メールアドレスに、未読の電子メールが存在するか
否かを判断する未読電子メール判定手段と、未読の電子
メールが存在すると判定された場合には、当該未読の電
子メールを削除対象から除外する未読電子メール抽出手
段と、を有することを特徴とする請求項5記載の携帯型
情報機器。
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---|---|---|---|
JP2000366019A JP3921340B2 (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 携帯型情報機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000366019A JP3921340B2 (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 携帯型情報機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002169758A true JP2002169758A (ja) | 2002-06-14 |
JP3921340B2 JP3921340B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=18836700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000366019A Expired - Lifetime JP3921340B2 (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 携帯型情報機器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3921340B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007102352A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Dowango:Kk | メール配信システム、メール送受信端末、メール配信方法、メール配信プログラム |
KR101011832B1 (ko) | 2003-09-22 | 2011-01-31 | 엘지전자 주식회사 | 휴대폰의 메시지 관리 방법 |
JP2013030141A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-07 | Canon Inc | 情報処理装置および制御方法およびプログラム |
WO2013031101A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | パナソニック株式会社 | コンテンツ管理装置及びコンテンツ管理方法 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000366019A patent/JP3921340B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPWO2013031101A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2015-03-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンテンツ管理装置及びコンテンツ管理方法 |
US9165146B2 (en) | 2011-08-26 | 2015-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Content management device and content management method |
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JP3921340B2 (ja) | 2007-05-30 |
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