JP4647005B2 - 情報通信端末、メール既読化方法、及びメール既読化プログラム - Google Patents
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Description
これにより、情報通信端末は、ユーザによるカーソル操作で選択されたメールの本文の少なくとも一部をプレビュー表示することができる。
これにより、情報通信端末は、受信メールがプレビュー表示されてから、所定の時間、例えば5秒、経過した場合に、その受信メールの本文の全てがプレビュー表示されているかどうかを判定し、未読/既読情報を既読に更新するので、カーソルが高速で移動するだけで、一瞬だけプレビュー表示されただけで、ユーザがメールの内容を確認していないのに未読のメールの未読/既読情報を既読にすることを防止できる。
また、前記更新手段は、前記受信メールの前記記憶手段において記憶されている未読/既読情報が、未読を示す情報である場合にのみ、既読を示す情報に更新することとしてよい。
また、前記判定手段は、前記受信メールの本文の文字数と、前記所定表示領域で表示可能な文字数を比較し、前記本文の文字数の方が、前記表示可能な文字数以下である場合に、受信メールの本文の全てが前記所定表示領域に表示されていると判定することとしてよい。
また、前記情報通信端末は、更に、複数の文字のフォントを各フォントの各文字のサイズと共に記憶するフォント記憶手段と、前記判定手段は、前記フォント記憶手段で記憶されているフォントのうち、前記所定表示領域に表示するのに用いる文字のフォントの各文字サイズに基づいて、受信メールの本文全てが前記所定表示領域に表示されるかどうかを判定することとしてよい。
また、前記判定手段は、更に、前記受信メールに改行コードが含まれている場合には、改行コードが含まれている位置に基づいて前記受信メールの文字数を検出することとしてよい。
また、前記情報通信端末は、更に、前記判定手段により、前記本文の文字数が、前記表示可能な文字数より多いと判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更することで、受信メールの本文全文が表示可能になるかどうかを判定し、可能な場合に文字サイズを変更して前記所定表示領域に表示させる変更表示手段を備えることとしてよい。
また、前記情報通信端末は、更に、受信メールの未読/既読情報が未読を示す情報であった場合に、未読を示すアイコンを待ち受け画面に表示する未読アイコン表示手段を備えることとしてよい。
<実施の形態>
<構成>
図1は、携帯電話機100の機能構成を示した機能ブロック図である。図1に示したように、携帯電話機100は、通信部110と、操作部120と、音声処理部130と、表示部140と、記憶部150と、制御部160とを含んで構成される。
通信部110は、アンテナ111を含んで構成され、アンテナ111から受け取った受信信号を受話音声信号及び受信データ信号に復調し、復調した受話音声信号を音声処理部130に、受信データ信号を制御部160に出力する機能を有する。また、通信部110は、音声処理部130でA/D変換された送話音声信号、及び制御部160から与えられる電子メールなどの送信データ信号を変調し、アンテナ111から出力する機能を有する。
音声処理部130は、通信部110から出力された受話音声信号をD/A変換してスピーカ132に出力する機能と、マイク131から取得した送話音声信号をA/D変換し、生成した信号を通信部110に出力する機能を有する。
記憶部150は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含んで構成され、小型ハードディスクや不揮発性メモリなどによって実現され、各種データやプログラムを記憶する機能を有する。本発明においては、記憶部150は、特に受信メール151を記憶している。受信メール151は、携帯電話機100で受信した受信メールの集合であるが、その詳細は後述する。
判定手段161は、受信したメールの本文の文字数を検出し、プレビュー表示する際の表示欄に表示される文字数17字以内に収まるかどうかを判定する。そして収まると判定し、かつ、当該メールがプレビュー表示された場合に、プレビュー表示欄にメール本文の全文が表示されたことを示す全文表示情報を更新部162に伝達する。全文表示情報は、メールを識別するための番号と、そのメールの本文の全てがプレビュー表示されたことを含む情報である。また、受信したメールの文字数が18文字で、18文字目が句点であった場合においても例外的に全文表示情報を更新部162に伝達する。なお、判定手段161は、メール本文の文字について、全角で記載されている文字1文字を1文字、半角で記載されている文字1文字を0.5文字として換算する。
<データ>
図2には、記憶部150で記憶されている受信メール151を一覧表示した一例である受信メール151aを示した。同図に示すように、記憶部140では、メール番号欄201と、受信メールの送信者欄202と、メール本文欄203と、未読/既読情報欄204とが対応付けられて記憶されている。ここでは、これらの情報のみを表示したが、そのほか、メールアドレスや、受信日時などとも対応付けられていてもよい。
送信者欄202には、そのメールを送信した人物ないし企業などを示す情報が記されている。メール本文欄203には、そのメールに記されているメールの本文の情報が記されている。
例えば、メール番号「001」の発信者は「塚西」であり、メール本文は、「頼まれて本買っておいたから」と、改行コードなしで13文字となっている。このメールの未読/既読情報は図2においては、未読となっている。
また、メール番号「003」の発信者は「寺村晴子」であり、メール本文は、「おはよ(^o^)/元気?じゃ。後で」となっており、図2においては、その未読/既読情報は未読となっている。このメールの本文には、顔文字が含まれており、顔文字部分は、半角で記載されており、文字2つ分で全角1文字に相当する。このメールの本文では、全角換算で6文字目の後と、2行目の3文字目の後に改行コードが入り、3行構成となっており、1行目は、全角換算で6文字、2行目は3文字、3行目は5文字、合計14文字となっている。
図3は、プレビュー表示の際の表示画面例を示している。図3(a)は、図2のメール一覧に基づいて作成された一覧と共に、メール番号002のメール本文をプレビュー表示している表示画面の一例である。図3(b)は、図3(a)の状態から次にユーザ操作により、メール番号003の本文をプレビュー表示させた状態の表示画面の一例である。
一方、図3(b)においては、メール番号003が選択されていることが分かるようにメール番号003の行が反転表示されており、その本文の最初から2行分が、プレビュー表示欄301bに記載されている。しかし、メール番号003のメール本文の全ては表示されていない。
図4には、図2に示した受信メール151aから、図3(a)、(b)に示したようなプレビュー表示を経て、変化した受信メール151bを示した。
よって、判定手段161は、メール番号001と002についてのみ、全文表示情報を更新手段162に通知することになり、更新手段162は、メール番号001と002フラグを、「未読」から「既読」に更新し、その結果受信メール151aは、受信メール151bに更新される。
図5(a)は、受信メールが未読である場合の待ち受け画面の一例を示しており、図5(a)に示すように、未読アイコン501が表示されている。これは、記憶部140において、メール一覧に未読情報がある場合に表示される。
<動作>
次に、本実施の形態においてメールを既読化するときの携帯電話機100の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。携帯電話機100において、図3に示したようなメール一覧とプレビュー表示画面を表示した状態から、本動作の説明を記載する。
改行コードが2個以上ない場合、つまり1個の場合には(ステップS607のNO)、判定手段161は、その改行コードがメールの9文字目以降にあるかどうかを判定する(ステップS609)。9文字目以降にない場合には(ステップS609のNO)、判定手段161は、改行コードの後に記載されている文字数が9文字以内であるかどうかを判定する(ステップS611)。
改行コードが2個以上あった場合(ステップS607のYES)、改行コードが1個で、改行コードがメール本文において先頭から9文字目以降にあった場合(ステップS609のYES)、改行コードが1個で改行コードの後にある文字数が10文字で、かつ、10文字目が句点でない場合(ステップS612のNO)には、メールの既読化処理を行わず、そのメールについては未読/既読情報は未読のままで終了する。
メール本文の文字数が17文字以下でなかった場合には(ステップS606のNO)、判定手段162は、メール本文が18文字であり、かつ18文字目が句点であるかどうかを判定する(ステップS608)。
メール本文が17文字以内でなかった場合で(ステップS606のNO)、かつ、本文が18文字で、18文字目が句点でなかった場合(ステップS608のNO)には、メールの既読化処理を行わず、そのメールについては未読/既読情報は未読のままで処理を終了する。
<補足>
上記実施の形態に基づき、本発明に係る携帯電話機について説明してきたが、本発明の実施の形態はこれに限るものではないのは勿論である。以下その変形例について説明していく。
(1)本発明は、上記実施の形態において示した携帯電話機におけるメールの既読化方法であってもよいし、当該方法を実現させるために、携帯電話機のコンピュータに読み込ませて実行させるプログラムであってもよい。
(2)上記実施の形態においては、フォントや文字のサイズについては特に記述せず、全角表示若しくは半角表示の場合についてのみ考慮し、メール本文の全てがプレビュー表示欄に表示されるかどうかの判定を行った。しかし、プレビュー表示欄で表示される文字のフォントは、ユーザの好みによって変更されることも考えられる。
この場合、携帯電話機は、予め記憶部140に各種の文字フォントのほか、図7に示したような各フォントにおいて、その文字がプレビュー表示欄において、どの程度のスペースを占有するのかを示した一覧を保持する必要がある。
フォント欄701は、各種フォントを識別するためのフォントの名称が記載されている。
文字サイズ702は、そのフォントで表示する際の文字のサイズを示しており、ここでは文字サイズ12と8の場合を示している。ここでは示さなかったが、12と8以外の場合もあってもよい。
(3)上記実施の形態においては、単に判定手段は文字が現在の文字サイズでプレビュー表示欄に収まるかどうかを判定したのみであったが、更に制御部160が文字サイズを変更した場合に、プレビュー表示欄に収まるかどうかを判定してもよい。
文字サイズを小さくすることで表示できる受信メールの一表示例を図8に示した。図3(b)において示したように文字サイズが図7でいうところの12であった場合には、メール本文の全てが記載されなかったが、そのサイズを8に変更することで、図8に示すようにプレビュー表示欄801にメール本文全てが表示されることになる。
(4)上記実施の形態においては、図6に示したように改行コードを考慮した制御を行っている。この改行コードについては、その他にも、次のような構成にしてもよい。
(5)上記実施の形態において、未読/既読情報の処理については、既に「既読」となっていても、全てプレビュー表示された場合に、「既読」に更新するようにしてもよいし、プレビュー表示の段階で、既に「既読」になっていた場合には、本文全てがプレビュー表示する判定を行わなくてもよい。
(6)上記実施の形態においては、情報通信端末として携帯電話機を例に説明したが、これは、メールを受信して、受信メール一覧と共に、プレビュー表示する機能を有する端末であれば、携帯電話機でなくともよい。携帯電話機の代わりとしては、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)などがある。
110 通信部
111 アンテナ
120 操作部
130 音声処理部
131 マイク
132 スピーカ
140 表示部
150 記憶部
151 受信メール
160 制御部
161 判定手段
162 更新手段
Claims (8)
- 受信メールの一覧と共に、メールの本文の少なくとも一部を所定表示領域に表示する情報通信端末であって、
メールを受信する受信手段と、
受信メールを、当該受信メールが閲覧されたか否かを示す未読/既読情報と共に記憶する記憶手段と、
受信メールの本文全てが前記所定表示領域に表示されているかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、受信メールの本文全てが表示されていると判定された場合に、前記記憶手段の当該受信メールに関する未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新する更新手段と、
前記判定手段は、更に、前記本文の文字数が、前記本文の文字数が前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点であるか否かを判定し、
前記判定手段により、前記本文の文字数が、前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点でないと判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更することで、受信メールの本文全文が表示可能になるかどうかを判定し、可能な場合に文字サイズを変更して前記所定表示領域に表示させ、
前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更せずに前記受信メールを表示させる変更表示手段とを備え、
前記更新手段は、前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記記憶手段の当該受信メールに関する未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新することを特徴とする情報通信端末。 - 前記情報通信端末は、更に、
前記受信メールの中からカーソル操作により、一のメールを選択する選択操作を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段により選択状態になっている一のメールの本文をその先頭から前記所定表示領域に表示可能なだけ表示するプレビュー表示手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の情報通信端末。 - 前記更新手段は、
前記選択受付手段により一のメールが選択されて、当該一のメールの本文の一部または全部が前記所定表示領域に表示されてから、所定時間経過した場合に、前記更新を実行す
ることを特徴とする請求項2記載の情報通信端末。 - 前記情報通信端末は、更に、
前記選択受付手段により選択状態になっている一のメールの本文を、受信メールの一覧を表示せずに、表示するための表示操作を受け付ける表示受付手段と、
前記表示受付手段において選択された一の受信メールの本文全文を表示する全文表示手段とを備え、
前記更新手段は、前記表示受付手段において一の受信メールの選択を受け付けて一の受信メールの本文を前記表示手段が表示した場合において、前記記憶手段の当該一の受信メールの未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新することを特徴とする請求項1記載の情報通信端末。 - 前記更新手段は、前記受信メールの前記記憶手段において記憶されている未読/既読情報が、未読を示す情報である場合にのみ、既読を示す情報に更新することを特徴とする請求項4記載の情報通信端末。
- 前記情報通信端末は、更に、
受信メールの未読/既読情報が未読を示す情報であった場合に、未読を示すアイコンを待ち受け画面に表示する未読アイコン表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報通信端末。 - 受信メールの一覧と共に、当該一覧からカーソルにより選択されているメールの本文の少なくとも一部を所定表示領域に表示する携帯電話機におけるメール既読化方法であって、
メールを受信する受信ステップと、
受信メールの本文全てが前記所定表示領域に表示されているかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、受信メールの本文全てが表示されていると判定された場合に、当該受信メールが閲覧されたかどうかを示す未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新する更新ステップと、
前記判定ステップは、更に、前記本文の文字数が、前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点であるか否かを判定し、
前記判定ステップにより、前記本文の文字数が、前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点でないと判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更することで、受信メールの本文全文が表示可能になるかどうかを判定し、可能な場合に文字サイズを変更して前記所定表示領域に表示させ、
前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更せずに前記受信メールを表示させる変更表示ステップとを備え、
前記更新ステップは、前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記受信メールに関する未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新することを特徴とするメール既読化方法。 - 受信メールの一覧と共に、当該一覧からカーソルにより選択されているメールの本文の少なくとも一部を所定表示領域に表示する携帯電話機において、当該携帯電話機のコンピュータに受信メールを既読化させるための処理手順を示したメール既読化プログラムであって、
前記処理手順は、
メールを受信する受信ステップと、
受信メールの本文全てが前記所定表示領域に表示されているかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて、受信メールの本文全てが表示されていると判定された場合
に、当該受信メールが閲覧されたかどうかを示す未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新する更新ステップと、
前記判定ステップは、更に、前記本文の文字数が、前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点であるか否かを判定し、
前記判定ステップにより、前記本文の文字数が、前記所定表示領域の文字数よりも一文字多く、かつ、該多い一文字が句点でないと判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更することで、受信メールの本文全文が表示可能になるかどうかを判定し、可能な場合に文字サイズを変更して前記所定表示領域に表示させ
前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記所定表示領域で表示される文字のサイズを変更せずに前記受信メールを表示させる変更表示ステップとを備え、
前記更新ステップは、前記多い一文字が句点であると判定された場合に、前記受信メールに関する未読/既読情報を当該受信メールが閲覧されたことを示す情報に更新することを特徴とするメール既読化プログラム。
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