JP2002169551A - 楽音再生装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

楽音再生装置及び方法並びに記憶媒体

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JP2002169551A
JP2002169551A JP2000370227A JP2000370227A JP2002169551A JP 2002169551 A JP2002169551 A JP 2002169551A JP 2000370227 A JP2000370227 A JP 2000370227A JP 2000370227 A JP2000370227 A JP 2000370227A JP 2002169551 A JP2002169551 A JP 2002169551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いままでにない変化に富んだ演奏をユーザが
楽しむことができるようにする。 【解決手段】 第1のタイミングカウンタ及び第2のタ
イミングカウンタを具備し、該タイミングカウンタのい
ずれかを使用して演奏イベントを読み出し楽音再生す
る。第1のタイミングカウンタは、通常再生や特殊再生
に関わらずに所定の時間間隔を常に計時する。第2のタ
イミングカウンタは、特殊再生の指示に伴い、第1のタ
イミングカウンタとは異なる方法で所定の時間間隔の計
時を開始する。第1のタイミングカウンタにより、特殊
再生時においても通常再生による楽音再生を行うための
タイミングカウントの計時は持続される。特殊再生を終
了して通常再生に復帰する場合には、第1のタイミング
カウンタに対応する演奏イベントを読み出す。こうする
と、特殊再生の再生内容に従って通常再生の再生復帰位
置が変更されるので、変化に富んだ演奏を楽しむことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め用意された
演奏パターンデータに含まれる複数演奏イベントに従っ
て楽音の再生を行う楽音再生装置及び楽音再生方法並び
に記憶媒体に関し、特に一部区間を繰り返し再生するロ
ール再生や一部区間を早送り又はスロー再生する倍速再
生などの特殊再生による楽音再生機能を具えた楽音再生
装置及び楽音再生方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シーケンサと称される楽音再生装
置として、電子楽器に搭載されて楽器自体の音源を利用
して自動伴奏を行うものや、シーケンサ単独の装置で別
途音源や別の電子楽器に接続して自動伴奏あるいは自動
演奏(すなわち楽音再生)を行うものが知られている。
また、こうしたシーケンサの機能をコンピュータソフト
ウエアで実現し、コンピュータ内部のサウンドボード
や、外部音源を利用して楽音再生を行う技術が既に知ら
れている。これらの楽音再生装置では、予め用意された
演奏パターンデータに含まれる複数演奏イベントに従っ
て楽音再生を行っている。こうした楽音再生装置におい
て、曲の中の特定区間、または1つの曲全体を繰り返し
再生するロール再生といった特殊再生による楽音再生が
実現されている。こうしたロール再生による楽音再生
は、特定の曲や特定のフレーズを繰り返し聞きたい場
合、または特定のフレーズを練習したい場合などに有益
である。また、曲の中の特定区間、または1つの曲すべ
てを所定の倍速で早送り再生やスロー再生する倍速再生
といったような特殊再生による楽音再生も実現されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の楽音
再生装置で行われているロール再生による楽音再生にお
いては所定区間を繰り返し再生し、繰り返し再生を終了
すると繰り返し区間に続く演奏イベントから通常再生に
よる楽音再生を開始するものであった。また、倍速再生
による楽音再生においては倍速再生中は所定の倍速速度
で楽音再生を行い、倍速再生を終了すると倍速再生時に
進んだ演奏イベントに続く演奏イベントから通常再生に
よる楽音再生を開始するものであった。このように、従
来の楽音再生装置で行っていたロール再生や倍速再生な
どの特殊再生による楽音再生においては該特殊再生終了
後の通常再生による楽音再生を開始する演奏復帰対象の
演奏イベントは特殊再生された演奏イベントに続く演奏
イベントに固定されていたことから、ユーザはロール再
生や早送り再生などの特殊再生による楽音再生を行った
後の演奏に変化を付けることができず、特殊再生による
楽音再生後は常にありきたりの変化のない演奏が行われ
るだけであり演奏の面白みに欠ける、という問題点があ
った。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ロール再生や倍速再生といった特殊再生による楽音
再生を行った後の通常再生による楽音再生を開始する演
奏復帰対象の演奏イベントを特殊再生の再生内容にあわ
せて変化することによって、いままでにない変化に富ん
だ演奏をユーザが楽しむことのできる楽音再生装置を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る楽音再生装
置は、所定のタイミングカウンタに対応した演奏イベン
トに基づき楽音再生を行う楽音再生装置であって、演奏
イベントの読み出しを行う読み出し手段と、特殊再生に
よる楽音再生を指示する指示手段と、所定の時間間隔を
常に計時する第1のタイミングカウンタと、前記指示手
段からの特殊再生による楽音再生の指示に伴い、前記第
1のタイミングカウンタとは異なる方法で所定の時間間
隔の計時を開始する少なくとも1つの第2のタイミング
カウンタとを具え、前記読み出し手段は、前記第1のタ
イミングカウンタと前記第2のタイミングカウンタのど
ちらか一方を用いて、該タイミングカウンタに対応する
演奏イベントを読み出すことを特徴とする。
【0006】本発明によると、第1のタイミングカウン
タあるいは第2のタイミングカウンタのどちらか一方が
通常再生や特殊再生といった楽音再生方法に従って、タ
イミングカウンタに対応する演奏イベントを読み出すた
めに用いられる。すなわち、複数のタイミングカウンタ
のいずれかを使用して楽音再生を行う際の対象とする演
奏イベントを読み出して、該読み出された演奏イベント
に基づいて楽音再生を行う。第1のタイミングカウンタ
は、通常再生や特殊再生といった楽音再生方法に関わら
ずに所定の時間間隔を常に計時する。一方、第2のタイ
ミングカウンタは、特殊再生による楽音再生を指示する
指示手段からの楽音再生の指示に伴い、前記第1のタイ
ミングカウンタとは異なる方法で、所定の時間間隔の計
時を開始する。そして、読み出し手段は、前記第1のタ
イミングカウンタと前記第2のタイミングカウンタのど
ちらか一方を用いて、該タイミングカウンタに対応する
演奏イベントを読み出す。このように、第1のタイミン
グカウンタ及び第2のタイミングカウンタを具備し、第
1のタイミングカウンタは所定の時間間隔を常に計時す
るようにしたので、特殊再生による楽音再生時において
も通常再生による楽音再生を行うためのタイミングカウ
ントの計時が持続される。そして、特殊再生による楽音
再生を終了して通常再生による楽音再生に復帰する場合
には第1のタイミングカウンタに対応する演奏イベント
が読み出されることから、特殊再生による楽音再生を行
った時間分だけ進んだ位置から通常再生による楽音再生
を行うことができる。このようにして特殊再生による楽
音再生の再生内容によって、特殊再生後に行う通常再生
による楽音再生の復帰位置を変更するようにしたので、
ユーザはいままでにない変化に富んだ演奏を楽しむこと
ができるようになる。
【0007】本発明は、装置の発明として構成し、実施
することができるのみならず、方法の発明として構成し
実施することができる。また、本発明は、コンピュータ
またはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施
することができるし、そのようなプログラムを記憶した
記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。
【0009】図1は、この発明に係る楽音再生装置を内
蔵した電子楽器のハード構成全体の一実施例を示すハー
ド構成ブロック図である。この実施の形態においては、
マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオン
リメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RA
M)3からなるマイクロコンピュータの制御の下に各種
の処理が実行されるようになっている。この実施の形態
では、1つのCPU1によって楽音再生に関する各種処
理等を行う電子楽器を例に説明する。CPU1は、この
演奏指示装置PC全体の動作を制御するものである。こ
のCPU1に対して、通信バス1D(例えば、データ及
びアドレスバス)を介してリードオンリメモリ(RO
M)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、MID
Iインタフェース(I/F)4、検出回路5、表示回路
6、音源回路7、通信インタフェース(I/F)8、外
部記憶装置9がそれぞれ接続されている。CPU1はR
OM2やRAM3に記憶された、あるいは外部記憶装置
9から取り込まれた各種プログラム(例えば、楽音再生
処理など)及び演奏情報などの各種データ(例えば、演
奏パターンデータなど)に基づき、当該電子楽器全体の
動作を制御して楽音再生を行うことができる。すなわ
ち、各種プログラムや各種データなどは予めROM2に
記憶されるだけでなく、通信ネットワーク8Aから通信
インタフェース8を介してハードディスクなどの外部記
憶装置9に記憶することができ、CPU1で実行する際
に外部記憶装置9からRAM3にロードするようにして
もよい。更に、CPU1には、ロール再生や倍速再生に
よる楽音再生を行う際に用いる演奏テンポを設定するた
めの各種カウンタ(後述するロールカウンタや倍速カウ
ンタ等)、あるいは通常再生(なお、この実施例ではロ
ール再生や倍速再生といった特殊再生以外の一般的な再
生を通常再生と呼ぶことにする)による楽音再生を行う
際に用いる演奏テンポを設定するためのタイミングカウ
ンタを、各々計時するためのテンポクロックパルスを発
生するタイマ1Aが接続されている。また、このような
タイマ1AからのテンポクロックパルスはCPU1に対
して処理タイミング命令として与えられたり、あるいは
CPU1に対してインタラプト命令として与えられる。
CPU1は、これらの命令に従って楽音再生処理などの
各種処理を実行する。
【0010】ROM2は、CPU1により実行あるいは
参照される各種プログラムや演奏パターンデータなどの
各種データ等を格納するものである。RAM3は各種デ
ータ等を記憶するだけでなく、通常再生による楽音再生
の際に用いるタイミングカウンタ、ロール再生による楽
音再生の際に用いるロールカウンタ、倍速再生による楽
音再生の際に用いる倍速カウンタなどの、CPU1が現
在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶す
るメモリとして、あるいはCPU1が所定のプログラム
を実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶
するワーキングメモリ等として使用される。RAM3の
所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、
レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用さ
れる。
【0011】MIDIインタフェース(I/F)4は、
MIDI機器4A等からMIDI規格の楽音情報(MI
DIデータ)を当該電子楽器へ入力したり、あるいは当
該電子楽器からMIDI規格の楽音情報(MIDIデー
タ)をMIDI機器4A等へ出力するためのインタフェ
ースである。MIDI機器4Aはユーザによる操作に応
じてMIDIデータを発生する機器であればよく、鍵盤
型、ギター型、管楽器型、打楽器型、ミブリ型等どのよ
うなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態から
なる)機器であってもよい。なお、MIDIインタフェ
ース(I/F)4は専用のMIDIインタフェースを用
いるものに限らず、RS232−C、USB(ユニバー
サル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリ
プルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いて
該MIDIインタフェース(I/F)4を構成するよう
にしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外
のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MI
DIインタフェース4として上記したような汎用のイン
タフェースを用いる場合、MIDI機器4AはMIDI
イベントデータ以外のデータも送受信できるものであ
る。このように、楽音情報に関するデータフォーマット
はMIDI形式のデータに限らず、他の形式であっても
よく、その場合はMIDIインタフェース4とMIDI
機器4Aはそれにあった構成とする。
【0012】操作子5Aはロール再生や倍速再生などの
特殊再生による楽音再生の実行を指示する操作子や、表
示装置6A上に表示する各種表示内容を指定する操作
子、楽音再生を行う際の各種演奏条件を入力する操作子
など、各種の操作子を含んで構成される。例えば、通常
再生による楽音再生の開始/停止を指示する「パターン
再生開始/停止スイッチ」、ロール再生による楽音再生
の開始/停止を指示する「ロール再生開始/停止スイッ
チ」、倍速再生による楽音再生の開始/停止を指示する
「倍速再生開始/停止スイッチ」などの操作子、あるい
はロール再生を行う曲の区間や倍速再生時に用いる倍速
速度などの各種設定や編集を行うための操作子などを含
む。勿論、この他にも音高、音色、効果等を選択・設定
・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや
文字データ入力用のキーボード、あるいはマウスなどの
各種操作子を含んでいてよい。なお、操作子5Aは該電
子楽器本体に装備されているものに限らず、該電子楽器
に接続可能な操作子であってもよく、操作子として利用
できるものであればどのようなものでもよい。検出回路
5は、操作子5Aの各操作子の操作状態を検出し、その
操作状態に応じたスイッチ情報を通信バス1D(例え
ば、データ及びアドレスバス)を介してCPU1に出力
する。表示回路6は楽音再生する曲の楽譜を表す楽譜画
面や楽音再生の際に用いる音高、音色、効果などの各種
演奏条件を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT
等から構成されるディスプレイなどの表示装置6Aに表
示するのは勿論のこと、該曲を演奏する際にユーザに対
して演奏すべき操作子を指示する演奏支援画面(例え
ば、ピアノロール表示画面など)あるいはCPU1の制
御状態などを表示装置6Aに表示する。
【0013】音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、通信バス1D(例えば、デ
ータ及びアドレスバス)を経由して与えられた楽音再生
対象の演奏パターンデータ等の各種データを入力し、こ
のデータに基づいて楽音信号を発生する。音源回路7か
ら発生された楽音信号は、サウンドシステム7Aを介し
て発音される。この音源回路7とサウンドシステム7A
の構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。
【0014】通信インタフェース(I/F)8は、例え
ばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは
無線の通信ネットワーク8Aに接続されており、該通信
ネットワーク8Aを介して、サーバコンピュータ(図示
せず)等と接続され、当該サーバコンピュータから各種
プログラムや各種データ等を電子楽器本体側に取り込む
ためのインタフェースである。すなわち、ROM2や外
部記憶装置9(ハードディスク)等に各種プログラムや
各種データが記憶されていない場合に、サーバコンピュ
ータから各種プログラムや各種データをダウンロードす
るために用いられる。クライアントとなる電子楽器は、
通信インターフェース8及び通信ネットワーク8Aを介
してサーバコンピュータへと各種プログラムや各種デー
タのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サー
バコンピュータは、このコマンドを受け、要求された各
種プログラムや各種データを、通信ネットワーク8Aを
介して本電子楽器へと配信し、本電子楽器が通信インタ
フェース8を介して、これらの各種プログラムや各種デ
ータを受信して外部記憶装置9(ハードディスク)等に
蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0015】外部記憶装置9は、楽音再生の際に用いる
演奏パターンデータなどの各種データ、あるいはCPU
1が実行する各種プログラム及び各種プログラムの制御
に関するデータ等を記憶するものである。前記ROM2
に各種プログラムが記憶されていない場合、この外部記
憶装置9(例えばハードディスク)に各種プログラムを
記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことに
より、ROM2に各種プログラムを記憶している場合と
同様の動作をCPU1にさせることができる。このよう
にすると、各種プログラムの追加やバージョンアップ等
が容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディス
ク(HD)に限られず、フロッピィーディスク(F
D)、コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RA
M)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Di
gital Versatile Diskの略)等の
着脱自在な様々な形態の外部記録媒体を利用する記憶装
置であってもよい。あるいは、半導体メモリなどであっ
てもよい。
【0016】図1に示した電子楽器では、ROM2やR
AM3あるいは外部記憶装置9に演奏パターンデータを
多数記憶しておき、ユーザの選択に従って演奏パターン
データを適宜読み出し、該読み出した演奏パターンデー
タに基づいて楽音を再生することができるようになって
いる。そこで、楽音再生時に用いる演奏パターンデータ
のデータ構成について、図2を用いて説明する。図2
は、演奏パターンデータのデータフォーマットの一実施
例を示す概略図である。演奏パターンデータは所定の楽
音を再生するために用いられるデータであり、従来から
知られているSMF(Standard Midi Fileの略)等の所
定のファイル形式で記録された複数パート構成のデータ
である。図2から理解できるように、演奏パターンデー
タは大きく分けて演奏設定データと演奏データとを含
む。演奏設定データは楽音再生の際に用いる各種の再生
態様を設定するための情報であり、例えば通常再生時に
用いる演奏テンポを規定するテンポデータ、音色を規定
する音色データ、音量を規定する音量データなどが含ま
れる。演奏データは楽音の再生内容を表わす情報であ
り、各パート(例えば、メロディパート、伴奏パート、
リズムパート)毎の、演奏タイミングデータと楽音イベ
ントデータの組みを演奏進行順に記憶する。例えば、演
奏データは1小節長の演奏パターンを再生させるための
情報であり、8分音符タイミング毎に楽音イベントデー
タが記憶されている。勿論、演奏データの長さは1小節
長のものに限らないし、また8分音符タイミング毎に楽
音イベントデータを記録するものに限らずともよい。任
意のタイミングで楽音イベントデータを記憶したもので
あってもよい。
【0017】演奏タイミングデータは発音や消音などの
楽音を再生するための演奏イベントデータを処理すべき
時間(すなわち、タイミング)を表わすデータであり、
MIDIクロックに準じたクロック数で表すことのでき
るデータである。該演奏タイミングデータは、楽音イベ
ントデータの発生タイミングを曲の先頭や各小節の先頭
からの絶対時間(つまり、絶対的なクロック数)、ある
いは1つ前の楽音イベントデータからの相対時間(つま
り、相対的なクロック数)で示したデータである。 楽
音イベントデータは、発音や消音などの楽曲を再生する
ための演奏イベントの内容を表わすデータである。演奏
イベントの内容にはキーオン、キーオフ、テンポ変更、
音色変更などがあり、これらの演奏イベントを基にして
楽音再生が行われる。
【0018】図1に示した電子楽器では、例えばROM
2やRAM3あるいは外部記憶装置9等からユーザの選
択に従って演奏パターンデータを読み出し、該演奏パタ
ーンデータに基づいて楽音再生を行う。すなわち、当該
電子楽器ではROM2やRAM3あるいは外部記憶装置
9に演奏パターンデータが多数記憶されており、各々の
演奏パターンデータを適宜に読み出して再生することで
楽音再生を行うようになっている。こうした楽音再生
は、電子楽器のCPU1が楽音再生処理を実現する所定
のプログラム(ソフトウエア)を実行することにより実
施される。そこで、CPU1で実行するロール再生や倍
速再生等を含む楽音再生処理について、図を用いて説明
する。
【0019】まず、楽音再生処理全体を制御する「メイ
ン処理」について、図3を用いて説明する。図3は、上
述した電子楽器のCPU1で実行される「メイン処理」
の一実施例を示すフローチャートである。この「メイン
処理」は、電子楽器本体の電源がオンされることによっ
てスタートする。ステップS1では、当該電子楽器にお
いて楽音再生が開始されたか否かを判定する。すなわ
ち、電子楽器に設けられた「パターン再生開始/停止ス
イッチ」がユーザによって操作されて、該電子楽器に対
して楽音再生開始の指示が行われたか否かを判定する。
例えば「パターン再生開始/停止スイッチ」のオン操作
といったような、楽音再生開始の指示が行われた場合に
は(ステップS1のYES)、予め選択済みの演奏情報
(つまり演奏パターンデータ)の先頭にデータ読み出し
位置を決定し、各カウンタ(つまりタイミングカウン
タ、ロールカウンタ、倍速カウンタ)の値をリセットし
て、「再生割込処理」(後述する)を起動する(ステッ
プS2)。既に説明したように、各カウンタは演奏パタ
ーンデータに含まれる演奏データ(図2参照)を通常再
生や特殊再生毎の所定の時間タイミングで読み出す際に
用いる時間を各々計測するカウンタであることから、こ
れらの時間タイミングを正確にカウントするために楽音
再生開始時に各カウンタ値のリセット処理を行う。
【0020】ステップS3では、当該電子楽器で現在楽
音を再生中であるか否かの判定を行う。当該電子楽器か
ら楽音が再生されていない場合、すなわち楽音再生中で
ない場合には(ステップS3のNO)、ロール再生によ
る楽音再生に関する各種の設定を行う(ステップS
4)。このロール再生による楽音再生に関する各種設定
はどのようなロール再生を該電子楽器に実行させるかと
いったロール再生の詳細な設定を行うものであり、例え
ばロール開始タイミング位置から1拍分をロール再生す
る、ロール開始タイミング前の1拍分をロール再生す
る、といったロール再生範囲(つまりロール長)などの
詳細設定を行う。該ロール再生による楽音再生に関する
各種設定が終了すると、次に倍速再生による楽音再生に
関する各種の設定を行い(ステップS5)、ステップS
6の処理へ行く。この倍速再生による楽音再生に関する
各種設定は倍速再生時の楽音再生速度(以下、倍速速度
と呼ぶ)の設定を行うものであり、例えば2倍速、ある
いは1/2倍速などのような倍速速度の設定を行う。こ
の倍速速度の設定はどのような設定方法を用いてもよい
が、例えば2倍速再生の設定を行うための2倍速再生用
スイッチや1/2倍速再生の設定を行うための1/2倍
速再生用スイッチなどの倍速速度毎の設定を行うための
各種スイッチを予め操作子5Aに複数用意しておき、そ
れぞれのスイッチを操作することによって倍速速度を設
定することができるようにしてあるとよい。そうする
と、ユーザは該スイッチを操作するだけで倍速速度を設
定することができるので、初心者であっても簡単に倍速
速度の設定を行うことができるようになり有利である。
【0021】一方、ステップS3において、当該電子楽
器から楽音が再生されている場合、すなわち楽音再生中
である場合には(ステップS3のYES)、ロール再生
による楽音再生の開始が指示されたか否かを判定する
(ステップS8)。すなわち、「ロール再生開始/停止
スイッチ」がオン操作されて、楽音再生としてロール再
生による楽音再生を開始する指定が行われたか否かを判
定する。ロール再生による楽音再生の開始が指定されて
いる場合には(ステップS8のYES)、ロールカウン
タに対して現在のタイミングカウンタの値を、今回のロ
ール再生における「ロール開始タイミング」として設定
して「ロール再生処理」(後述する)を起動する(ステ
ップS9)。ステップS10では、倍速再生による楽音
再生の開始が指示されたか否かを判定する。すなわち、
「倍速再生開始/停止スイッチ」がオン操作されて、楽
音再生を行う際に倍速再生による楽音再生を開始する指
定が行われたか否かを判定する。倍速再生による楽音再
生の開始が指定されている場合には(ステップS10の
YES)、倍速カウンタに対して現在のタイミングカウ
ンタの値を設定して「倍速再生処理」(後述する)を起
動し(ステップS11)、ステップS6の処理へ行く。
【0022】ステップS6では、「その他の処理」を行
う。該「その他の処理」は、例えば、(1)「パターン
再生開始/停止スイッチ」の操作によりパターン再生停
止が指示された時に発音中の楽音を消音して、起動中の
各割込処理(再生割込処理、ロール再生処理、倍速再生
処理)を停止する通常再生停止処理、(2)「ロール再
生開始/停止スイッチ」の操作によりロール再生停止が
指示された時に発音中の楽音を消音して、起動中の「ロ
ール再生処理」を停止するロール再生停止処理、(3)
「倍速再生開始/停止スイッチ」の操作により倍速再生
停止が指示された時に発音中の楽音を消音して、起動中
の「倍速再生処理」を停止する倍速再生停止処理、
(4)MIDI機器4Aや操作子5Aを使ってユーザが
行うマニュアル演奏の発音処理、などの処理である。更
に、各種の設定処理、演奏情報の編集あるいは作成処理
などの処理が含まれていてもよい。ステップS7では当
該「メイン処理」を終了するか否かの判定が行われ、処
理を終了すると判定した場合には(ステップS7のYE
S)当該「メイン処理」を終了し、処理を終了しないと
判定した場合には(ステップS7のNO)ステップS1
の処理に戻って当該「メイン処理」を繰り返し実行す
る。例えば、該電子楽器の電源をオフすると、該「メイ
ン処理」を終了する。このように、該「メイン処理」で
は「再生割込処理」による楽音の再生中である場合に
「ロール再生開始/停止スイッチ」や「倍速再生開始/
停止スイッチ」がオン操作されると、各スイッチのオン
操作と同時に「ロール再生処理」や「倍速再生処理」が
起動されて、通常再生による楽音再生に変わってロール
再生や倍速再生などの特殊再生による楽音再生を行うよ
うになっている。
【0023】次に、上述した「メイン処理」におけるス
テップS2で起動する「再生割込処理」について図4を
用いて説明する。図4は、再生割込処理の一実施例を示
すフローチャートである。この「再生割込処理」は、楽
音再生中(通常再生中と特殊再生中)に動作し、電子楽
器のタイマ1Aから発生されるクロックタイミング毎に
起動される処理である。すなわち、タイマ1Aから発生
するクロック周期毎に、上述した「メイン処理」に対し
て割り込み的に起動される処理である。該処理クロック
は、演奏パターンデータのタイミングデータとして記憶
されるクロックタイミングではない。例えば、演奏デー
タが8分音符タイミング毎に楽音イベントデータを記憶
しているものとした場合、該クロックタイミングは少な
くとも8分音符長より短い周期で発生される。また、タ
イミングカウンタは所定のクロックタイミング間隔毎に
カウントされる。
【0024】ステップS21では、特殊割込処理が起動
されていないかを判定する。この特殊割込処理とは、ロ
ール再生による楽音再生を行う「ロール再生処理」や倍
速再生による楽音再生を行う「倍速再生処理」などの、
通常再生による楽音再生以外の特殊再生による楽音再生
を行う処理である。こうした特殊割込処理が起動されて
いない場合には(ステップS21のYES)、楽音再生
中の演奏パターンデータから現在のタイミングカウンタ
の値に相当するタイミングの楽音イベントデータを読み
出して再生処理を行う(ステップS22)。すなわち、
通常再生による楽音再生を実行する。そして、通常再生
による楽音再生処理を実行するしないに関わらず、タイ
ミングカウンタ値を促進する(ステップS23)。この
タイミングカウンタは8分音符毎(演奏パターンデータ
の分解能毎、すなわち楽音イベントデータの記憶タイミ
ング毎)にカウントされる値を格納するもので、1小節
分(すなわち、演奏パターンデータの長さ分)カウント
されると内容がリセットされる。つまり、演奏パターン
データを繰り返し再生するようになっている。こうした
タイミングカウンタ値を通常再生による楽音再生処理の
際に促進することは勿論であるが、後述するようにロー
ル再生あるいは倍速再生による楽音再生では各々該処理
専用のカウンタ(つまりロールカウンタ、倍速カウン
タ)を用いるにも関わらず、該タイミングカウンタ値を
促進する。このように、特殊割込処理が起動されている
にも関わらず、タイミングカウンタ値の促進を持続して
おくことによって、ロール再生あるいは倍速再生による
楽音再生から通常再生による楽音再生へと復帰した場合
に、その時点でのタイミングカウンタ値に対応する楽音
イベントデータから通常再生による楽音再生を再開する
ことができるようになる。以上のように、通常再生によ
る楽音再生は、タイミングカウンタの値に対応する楽音
イベントデータを演奏パターンデータから読み出し、該
楽音イベントデータを再生処理することによって行われ
る。
【0025】次に、上述した「メイン処理」におけるス
テップS9で起動する「ロール再生処理」について図5
を用いて説明する。図5は、ロール再生処理の一実施例
を示すフローチャートである。この「ロール再生処理」
は、ロール再生中(ロール再生の開始指示があってから
ロール再生の終了指示があるまでの間)に動作し、「再
生割込処理」と同様に、タイマ1Aから発生するクロッ
ク周期毎に、上述した「メイン処理」に対して割り込み
的に起動される処理である。ステップS31では、再生
中の演奏パターンデータから現在のロールカウンタの値
に相当するタイミングの楽音イベントデータを読み出し
て再生処理を行う。すなわち、ロール再生による楽音再
生の実行を開始する。そして、予め設定されているロー
ル終了位置まで楽音再生が進んでいない場合には(ステ
ップS32のNO)、ロールカウンタを促進する(ステ
ップS34)。ロール終了位置まで楽音再生が進んでい
る場合には(ステップS32のYES)、ロールカウン
タに「ロール開始タイミング」を再度設定する(ステッ
プS33)。このロールカウンタは、タイミングカウン
タと同じ促進速度でカウントされる。しかし、予め設定
されたロール長(例えば、拍数)だけカウントが進行し
た時には、ロール開始時点のタイミング値(「ロール開
始タイミング」)に復帰される。こうすることによっ
て、予め設置された所定区間(つまりロール長)を繰り
返し再生するロール再生による楽音再生が実現される。
なお、ロール再生の形態はどのようなものであってもよ
い。以上のように、ロール再生による楽音再生は、タイ
ミングカウンタと同じ促進速度でカウントされ、設定さ
れたロール長だけカウントした時にロール開始時点のタ
イミング値に復帰されるロールカウンタの値に対応する
楽音イベントデータを演奏パターンデータから読み出
し、該楽音イベントデータを再生処理することによって
行われる。
【0026】次に、上述した「メイン処理」におけるス
テップS11で起動する「倍速再生処理」について図6
を用いて説明する。図6は、倍速再生処理の一実施例を
示すフローチャートである。この「倍速再生処理」は、
倍速再生中(倍速再生の開始指示があってから倍速再生
の終了指示があるまでの間)に動作し、「再生割込処
理」と同様に、タイマ1Aから発生するクロック周期毎
に、上述した「メイン処理」に対して割り込み的に起動
される処理である。ステップS41では、再生中の演奏
パターンデータから現在の倍速カウンタの値に相当する
タイミングの楽音イベントデータを読み出して処理す
る。すなわち、倍速再生による楽音再生を実行する。そ
して、予め設定されている倍速値(例えば、2倍速や1
/2倍速等)に応じた値で倍速カウンタを促進する(ス
テップS42)。倍速カウンタは、設定されている倍速
値によりカウンタの促進速度が異なる。例えば、2倍速
であれば、タイミングカウンタが1回カウントされる期
間に2回カウントされる。1/2倍速であれば、タイミ
ングカウンタが2回カウントされる期間に1回カウント
される。以上のように、倍速再生による楽音再生は、タ
イミングカウンタよりも促進速度が速く(あるいは遅
く)カウントされる倍速カウンタの値に対応する楽音イ
ベントデータを演奏パターンデータから読み出し、該楽
音イベントデータを再生処理することによって行われ
る。
【0027】ここで、通常再生、ロール再生、倍速再生
による各楽音再生について、具体例を用いてその動作を
各々説明する。図7は通常再生、ロール再生、倍速再生
による楽音再生処理を各々具体的に説明するための模式
図であり、図7(A)は通常再生による楽音再生の動作
例、図7(B)はロール再生による楽音再生の動作例、
図7(C)は2倍速再生による楽音再生の動作例、図7
(D)は1/2倍速再生による楽音再生の動作例をそれ
ぞれ示す。この実施例では説明をわかりやすくするため
に、通常再生による楽音再生の際には8分音符間隔毎に
楽音イベントデータA〜Hを再生する例について説明す
る。すなわち、演奏パターンデータは8分音符タイミン
グ毎に楽音イベントA〜Hが配置された1小節長のデー
タであるものとし、また、タイミングカウンタは8分音
符毎にカウントされる値「1」〜「8」を格納するもの
であるとする。
【0028】まず、図7(A)を用いて通常再生による
楽音再生について具体的に説明する。通常再生による楽
音再生は、予め選択されている演奏パターンデータから
楽音イベントデータをタイミングカウンタに従って読み
出し、該楽音イベントデータを楽音再生処理することに
よって行われる。そうすると、図7(A)に示すよう
に、楽音イベントデータA〜Hが所定の時間間隔(この
例では8分音符)毎に順次に再生されることになる。す
なわち、タイミングカウンタが「1」をカウントした場
合には、該タイミングカウンタ「1」に対応する楽音イ
ベントデータAが読み出されて楽音再生される。タイミ
ングカウンタが「2」をカウントした場合には、該タイ
ミングカウンタ「2」に対応する楽音イベントデータB
が読み出されて楽音再生される。以下、同様にして、タ
イミングカウンタが「1」ずつカウントアップするたび
毎に、各タイミングカウンタ「3」〜「8」に対応する
楽音イベントデータC〜Hが順次に読み出されて楽音再
生される(図4のステップS22参照)。こうして、隣
りあったタイミングカウンタとタイミングカウンタとの
時間間隔毎(すなわち8分音符毎)に、各タイミングカ
ウンタに対応する各楽音イベントデータA〜Hが読み出
されて楽音再生される。そして、該演奏パターンデータ
における最後の楽音イベントデータHの楽音再生が終了
すると(つまり、タイミングカウンタが1小節分カウン
トした場合)、タイミングカウンタは楽音イベントデー
タHを読み出した時のタイミングカウンタ「8」から
「1」に戻り、該タイミングカウンタ「1」に対応する
該演奏パターンデータにおける先頭の楽音イベントデー
タAに戻って楽音再生は続けられる。こうして、通常再
生による楽音再生においては、楽音イベントデータA〜
Hまでをタイミングカウンタ毎に繰り返し読み出すこと
によって、1小節分の楽音再生を繰り返し行うことがで
きるようになっている。このようにして、「ABCDE
FGH」の順に楽音再生が行われる。
【0029】次に、図7(B)を用いてロール再生によ
る楽音再生について具体的に説明する。ただし、ここで
は、楽音イベントデータBの再生中にロール再生による
楽音再生が開始され、楽音イベントデータC及びDを2
回繰り返したところで該ロール再生による楽音再生を終
了する動作例を用いて説明する。ロール再生による楽音
再生は、演奏パターンデータから楽音イベントデータを
ロールカウンタに従って読み出し、該楽音イベントデー
タを楽音再生処理することによって行われる。図7
(B)に示すように、通常再生による楽音再生ではタイ
ミングカウンタに対応する楽音イベントデータA〜Bを
読み出して楽音処理する。そして、通常再生による楽音
再生中に「ロール再生開始/停止スイッチ」がオン操作
されてロール再生の開始が指示されると(図3のステッ
プS8参照)、ロールカウンタに現在のタイミングカウ
ンタの値「3」が設定され、該ロール再生開始タイミン
グ(つまりタイミングカウンタ「3」)から予め設定さ
れたロール長(この実施例ではロール長が4分音符1拍
分として設定されているものとし、ここでは楽音イベン
トC及びDがロール再生される対象イベントとなる)に
従ってロール再生による楽音再生を行う(図3のステッ
プS9及び図5参照)。すなわち、ロールカウンタが
「3」に対応する楽音イベントデータCが読み出されて
楽音再生される。次に、ロールカウンタがカウントされ
て「4」になると、該ロールカウンタ「4」に対応する
楽音イベントデータDが読み出されて楽音再生される。
こうして予め設定された所定のロール長分の楽音再生が
終了すると(つまり1回目の楽音イベントデータC及び
Dの楽音再生が終了すると)、ロールカウンタが「4」
から「3」に戻り(図5のステップS32及びS33参
照)、該タイミングカウンタ「3」に対応する楽音イベ
ントデータCに戻って楽音再生が続けられる。こうし
て、楽音イベントデータCとDをロールカウンタ毎に繰
り返し読み出すことによって、所定の区間における楽音
再生を繰り返し行うことができるようになっている。
【0030】こうしたロール再生は、「ロール再生開始
/停止スイッチ」がオフ操作されてロール再生の終了が
指示されるまで行われる。ロール再生による楽音再生
中、タイミングカウンタはロールカウンタとは別にカウ
ントを続けており、ロール再生終了時にはタイミングカ
ウンタに対応する楽音イベントデータが読み出されて通
常再生による楽音再生に戻る。図7(B)に示す位置で
「ロール再生開始/停止スイッチ」がオフ操作されてロ
ール再生の終了が指示されると、楽音イベントデータを
読み出す際に用いるカウンタがロールカウンタからタイ
ミングカウンタに変更され、タイミングカウンタに対応
する楽音イベントデータが読み出されて楽音再生され
る。図7(B)において、ロール再生終了時におけるタ
イミングカウンタは「6」であることから、ロール再生
終了後はタイミングカウンタ「7」に対応する楽音イベ
ントデータGから通常再生による楽音再生が行われる。
こうして、「ABCDCDGH」の順に楽音再生が行わ
れる。なお、従来では、ロール再生終了後はタイミング
カウンタ「5」に対応する楽音イベントデータEから通
常再生による楽音再生が行われていた。すなわち、「A
BCDCDEF」の順に楽音再生が行われていた。
【0031】次に、図7(C)及び図7(D)を用いて
倍速再生による楽音再生について具体的に説明する。た
だし、ここでは、楽音イベントデータBの再生中に倍速
再生による楽音再生が開始され、図7(C)に示す2倍
速再生では楽音イベントデータHまで、図7(D)に示
す1/2倍速再生では楽音イベントデータDまで楽音再
生したところで該倍速再生による楽音再生を終了する動
作例を用いて説明する。倍速再生による楽音再生は、演
奏パターンデータから楽音イベントデータを倍速カウン
タに従って読み出し、該楽音イベントデータを楽音再生
処理することによって行われる。図7(C)及び図7
(D)に示すように、通常再生による楽音再生ではタイ
ミングカウンタに対応する楽音イベントデータA〜Bを
読み出して楽音処理する。そして、通常再生による楽音
再生中に「倍速再生開始/停止スイッチ」がオン操作さ
れて倍速再生の開始が指示されると(図3のステップS
10参照)、倍速カウンタに現在のタイミングカウンタ
の値「3」が設定され(図3のステップS11参照)、
該倍速開始タイミング位置(つまりタイミングカウンタ
「3」の位置)から予め設定された倍速速度(この実施
例では図7(C)に2倍速の例を、図7(D)に1/2
倍速の例を示した)に従って倍速再生による楽音再生を
行う。図7(C)に示す2倍速の倍速再生による楽音再
生では、倍速カウンタがタイミングカウンタと比較して
2倍の速さでカウントされることから、該倍速カウンタ
に対応する楽音イベントデータC〜Hまでが、通常再生
による楽音再生と比較して1/2倍の時間間隔で楽音再
生される。すなわち、通常再生による楽音再生に比べて
2倍の速度で早送り再生される。一方、図7(D)に示
す1/2倍速の倍速再生による楽音再生では、倍速カウ
ンタがタイミングカウンタと比較して1/2倍の速さで
カウントされることから、該倍速カウンタに対応する楽
音イベントデータC〜Dが、通常再生による楽音再生と
比較して2倍の時間間隔で楽音再生される。すなわち、
通常再生による楽音再生に比べて1/2倍の速度でスロ
ー再生される。
【0032】こうした倍速再生は、「倍速再生開始/停
止スイッチ」がオフ操作されて倍速再生の終了が指示さ
れるまで行われる。倍速再生による楽音再生中、タイミ
ングカウンタは倍速カウンタとは別にカウントを続けて
おり、倍速再生終了時にはタイミングカウンタに対応す
る楽音イベントデータが読み出されて通常再生による楽
音再生に戻る。図7(C)及び図7(D)に示す位置で
「倍速再生開始/停止スイッチ」がオフ操作されて倍速
再生の終了が指示されると、楽音イベントデータを読み
出す際に用いるカウンタが倍速カウンタからタイミング
カウンタに変更され、タイミングカウンタに対応する楽
音イベントデータが読み出されて楽音再生される。図7
(C)及び図7(D)において、倍速再生終了時のタイ
ミングカウンタは「5」であることから、倍速再生終了
後はタイミングカウンタ「6」に対応する楽音イベント
データFから通常再生による楽音再生が行われる。こう
して、2倍速の倍速再生では「ABCDEFGHFG
H」の順に楽音再生が行われる。一方、1/2倍速の倍
速再生では「ABCDFGH」の順に楽音再生が行われ
る。なお、従来では、2倍速の倍速再生終了後はタイミ
ングカウンタ「1」に対応する楽音イベントデータAか
ら通常再生による楽音再生が行われていた。すなわち、
「ABCDEFGHABC」の順に楽音再生が行われて
いた。また、1/2倍速の倍速再生終了後はタイミング
カウンタ「5」に対応する楽音イベントデータEから通
常再生による楽音再生が行われていた。すなわち、「A
BCDEFG」の順に楽音再生が行われていた。
【0033】以上のように、ロール再生や倍速再生とい
った特殊再生による楽音再生時を行う際には通常再生に
よる楽音再生時に用いるタイミングカウンタとは異なる
カウントを行うロールカウンタあるいは倍速カウンタを
用いる。また、特殊再生による楽音再生時においてもタ
イミングカウンタのカウントを持続しておき、特殊再生
による楽音再生が終了した時にその時点でのタイミング
カウンタの値に対応する楽音イベントデータから通常再
生による楽音再生を続けて行うようにした。こうするこ
とによって、ユーザは特殊再生の再生内容によってその
後に続く通常再生の開始対象とする楽音イベントデータ
を変更することができることから、ユーザはいままでに
ない変化に富んだ演奏を楽しむことができるようにな
る。
【0034】なお、特殊割込処理で実行される処理(つ
まり特殊再生による楽音再生処理)は、ロール再生や倍
速再生による楽音再生といった実施例に示した処理に限
らない。すなわち、通常再生による楽音再生とは異なる
タイミング進行で再生制御される特殊再生機能であれば
どのような楽音再生であってもよい。例えば、実施例と
して示した以外にも、通常の進行方向とは逆方向に楽音
イベントデータを読み出して楽音再生させたり、通常進
行ではあるが特定箇所の楽音イベントデータのみを読み
飛ばしして楽音再生したり、するなどの特殊な再生が考
えられる。なお、上述した「メイン処理」ではロール再
生や倍速再生などの特殊な再生に関する設定を楽音再生
中でない場合にのみ設定できる例を示したが(図3のス
テップS4及びステップS5参照)これに限らず、楽音
再生中にそれらの設定を適宜に行うことができるように
してよいことは言うまでもない。こうすれば、楽音再生
中にリアルタイムで設定を変更することができ、ユーザ
はより変化のある演奏を楽しむことができるようになる
ことから有利である。
【0035】なお、上記演奏パターンデータのフォーマ
ットは、楽音イベントの発生時刻を曲や小節内における
絶対時間で表した『イベント+絶対時間』形式のもの、
楽音イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間
で表した『イベント+相対時間』形式のものに限らず、
他にも音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏パ
ターンデータを表した『音高(休符)+符長』形式のも
の、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、楽音
イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に楽音イ
ベントデータを記憶した『ベタ方式』形式のものなど、
どのような形式のものでもよい。また、複数チャンネル
分の演奏パターンデータが存在する場合は、複数のチャ
ンネルのデータが混在した形式であってもよい。さら
に、演奏パターンデータの処理方法は、設定されたテン
ポに応じて処理周期を変更する方法、処理周期は一定で
自動演奏中のタイミングデータの値を設定されたテンポ
に応じて変更する方法、処理周期は一定で1回の処理に
おいて演奏パターンデータ中の演奏タイミングデータの
計数の仕方をテンポに応じて変更する方法等、どのよう
なものであってもよい。また、メモリ上において、時系
列の演奏パターンデータが連続する領域に記憶されてい
てもよいし、飛び飛びの領域に散在して記憶されている
演奏パターンデータを、連続するデータとして別途管理
するようにしてもよい。すなわち、時系列的に連続する
演奏パターンデータとして管理することができればよ
く、メモリ上で連続して記憶されているか否かは問題で
はない。また、メモリ上において、時系列の演奏パター
ンデータが連続する領域に記憶されていてもよいし、飛
び飛びの領域に散在して記憶されている演奏パターンデ
ータを、連続するデータとして別途管理するようにして
もよい。すなわち、時系列的に連続する演奏パターンデ
ータとして管理することができればよく、メモリ上で連
続して記憶されているか否かは問題ではない。
【0036】本実施例に係る楽音再生装置を電子楽器に
適用した場合、電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦
楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形
態でもよい。また、そのような場合に、音源装置、自動
演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限ら
ず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェー
スや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接
続するように構成されたものにも同様に適用できること
はいうまでもない。また、パソコンとアプリケーション
ソフトウェアという構成であってもよく、この場合処理
プログラムを磁気ディスク、光ディスクあるいは半導体
メモリ等の記憶メディアから供給したり、ネットワーク
を介して供給するものであってもよい。すなわち、本発
明に係る楽音再生装置のハードウエアをコンピュータを
用いて構成し、そこにおいて、楽音再生指示はコンピュ
ータがこの発明に係る楽音再生処理を実現する所定のプ
ログラム(ソフトウエア)を実行することにより実施す
るようにしてもよい。勿論、この楽音再生処理はコンピ
ュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ)によって処理されるマイク
ロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種
のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は
集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された
専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。また、
本発明に係る楽音再生装置は電子楽器やパーソナルコン
ピュータの形態のものに限らず、カラオケ装置や電子ゲ
ーム装置や自動演奏ピアノ等、あるいは携帯電話等の携
帯型通信端末、あるいはその他のマルチメディア機器
等、任意の製品応用形態をとっているものに適用しても
よい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ロール再生や倍速再生
といった特殊再生時においても通常再生による楽音再生
時に用いるタイミングカウンタのカウントを持続してお
き、特殊再生が終了した時にその時点でのタイミングカ
ウンタ値に対応する楽音イベントデータから通常再生に
よる楽音再生を行うようにした。これにより、ユーザは
特殊再生の再生内容によってその後に続く通常再生の開
始対象とする楽音イベントデータを適宜に変更すること
ができるようになり、いままでにない変化に富んだ演奏
を楽しむことができるようになる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る楽音再生装置を内蔵した電子
楽器のハード構成全体の一実施例を示すハード構成ブロ
ック図である。
【図2】 演奏パターンデータのデータフォーマットの
一実施例を示す概略図である。
【図3】 図1に示す電子楽器のCPU1で実行される
「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートであ
る。
【図4】 再生割込処理の一実施例を示すフローチャー
トである。
【図5】 ロール再生処理の一実施例を示すフローチャ
ートである。
【図6】 倍速再生処理の一実施例を示すフローチャー
トである。
【図7】 通常再生、ロール再生、倍速再生による楽音
再生処理を各々具体的に説明するための模式図であり、
図7(A)は通常再生による楽音再生の動作例、図7
(B)はロール再生による楽音再生の動作例、図7
(C)は2倍速再生による楽音再生の動作例、図7
(D)は1/2倍速再生による楽音再生の動作例を示
す。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…ROM、3…RAM、
4…MIDIインタフェース、4A…電子楽器、5…検
出回路、5A…操作子、6…表示回路、6A…表示装
置、7…音源回路、7A…サウンドシステム、8…通信
インタフェース、8A…通信ネットワーク、9…外部記
憶装置、1D…データ及びアドレスバス(通信バス)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のタイミングカウンタに対応した演
    奏イベントに基づき楽音再生を行う楽音再生装置であっ
    て、 演奏イベントの読み出しを行う読み出し手段と、 特殊再生による楽音再生を指示する指示手段と、 所定の時間間隔を常に計時する第1のタイミングカウン
    タと、 前記指示手段からの特殊再生による楽音再生の指示に伴
    い、前記第1のタイミングカウンタとは異なる方法で所
    定の時間間隔の計時を開始する少なくとも1つの第2の
    タイミングカウンタとを具え、 前記読み出し手段は、前記第1のタイミングカウンタと
    前記第2のタイミングカウンタのどちらか一方を用い
    て、該タイミングカウンタに対応する演奏イベントを読
    み出すことを特徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記読み出し手段は、前記指示手段によ
    る特殊再生による楽音再生の指示に従って、演奏イベン
    トを読み出す際に用いるタイミングカウンタを前記第1
    のタイミングカウンタから前記第2のタイミングカウン
    タへと変更することを特徴とする請求項1に記載の楽音
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記読み出し手段は、特殊再生による楽
    音再生を終了する際に、演奏イベントを読み出す際に用
    いるタイミングカウンタを前記第2のタイミングカウン
    タから前記第1のタイミングカウンタへと変更し、特殊
    再生による楽音再生を終了した時点における前記第1の
    タイミングカウンタのカウンタ値に対応する演奏イベン
    トを読み出して楽音再生を継続して行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は少なくとも所定の区間を
    繰り返し再生するロール再生による楽音再生を指示する
    ものであり、 前記第2のタイミングカウンタは、所定の区間を繰り返
    し再生するように所定の時間間隔の計時を繰り返し行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の楽音再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記指示手段は少なくとも所定の倍速で
    再生する倍速再生による楽音再生を指示するものであ
    り、 前記第2のタイミングカウンタは、所定の倍速で再生す
    るように所定の時間間隔を変更して計時を行うことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の楽音再生装置。
  6. 【請求項6】 所定のタイミングカウンタに対応した演
    奏イベントに基づき楽音再生を行う楽音再生方法であっ
    て、 特殊再生による楽音再生を指示するステップと、 所定の時間間隔を計時する第1のタイミングカウンタの
    カウントを常に進めるステップと、 特殊再生による楽音再生の指示に伴い、前記第1のタイ
    ミングカウンタとは異なる方法で所定の時間間隔の計時
    を開始する少なくとも1つの第2のタイミングカウンタ
    のカウントを進めるステップと、 前記第1のタイミングカウンタと前記第2のタイミング
    カウンタのどちらか一方を用いて、該タイミングカウン
    タに対応する演奏イベントを読み出すステップとを具え
    た楽音再生方法。
  7. 【請求項7】 機械読取り可能な記憶媒体であって、所
    定のタイミングカウンタに対応した演奏イベントに基づ
    き楽音再生を行う楽音再生方法をプロセッサに実行させ
    るためのプログラムを記憶してなり、前記楽音再生方法
    は、 特殊再生による楽音再生を指示するステップと、 所定の時間間隔を計時する第1のタイミングカウンタの
    カウントを常に進めるステップと、 特殊再生による楽音再生の指示に伴い、前記第1のタイ
    ミングカウンタとは異なる方法で所定の時間間隔の計時
    を開始する少なくとも1つの第2のタイミングカウンタ
    のカウントを進めるステップと、 前記第1のタイミングカウンタと前記第2のタイミング
    カウンタのどちらか一方を用いて、該タイミングカウン
    タに対応する演奏イベントを読み出すステップとを具備
    する。
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