JPH1124659A - 楽譜表示装置 - Google Patents

楽譜表示装置

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JPH1124659A
JPH1124659A JP19176197A JP19176197A JPH1124659A JP H1124659 A JPH1124659 A JP H1124659A JP 19176197 A JP19176197 A JP 19176197A JP 19176197 A JP19176197 A JP 19176197A JP H1124659 A JPH1124659 A JP H1124659A
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JP
Japan
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image
musical score
score
performance
display
Prior art date
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JP19176197A
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Inventor
Yoshinao Mori
巧尚 森
Katsumi Watanabe
克己 渡辺
Mayumi Hanya
真弓 半谷
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽譜の表示が更新されたことをユーザーが容
易に認識できる。 【解決手段】 CPU2は、演奏データに従って、音源
14に自動演奏を行わせる。この自動演奏に対応した楽譜
を、CPU2がディスプレイ10に表示させる。CPU2
は、ディスプレイ10に現在表示している楽譜に続く楽譜
の画像を、生成し、自動演奏の進行に応じて、現在表示
している楽譜の画像から、次ぎに演奏される楽譜の画像
へ、徐々に移り変わるように、ディスプレイ10を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲が演奏されるの
につれて、楽譜を表示する楽譜表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置において自動演奏を
行っている際、演奏されている楽譜を、演奏の進行に従
って表示する楽譜表示装置がある。自動演奏に同期し
て、楽譜の表示を進めていくので、自動演奏により現在
演奏される箇所の演奏内容が常に楽譜として表示され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の楽譜
表示装置では、楽譜の表示は、演奏されている曲の全て
の小節が同時に表示されているのではなく、適当な小節
数の楽譜が表示されており、表示されている小節の演奏
が終了すると、次に演奏される適当な小節数の楽譜に表
示が更新される。しかし、この更新は、従来のものでは
瞬時に行われるので、表示が更新されたことにユーザー
が気づかないおそれがある。そして、その表示の更新を
ユーザーが見落としたため、ユーザーは、現在の演奏箇
所が、表示された楽譜のどの部分に該当するのかわから
なくなるおそれがあった。
【0004】本発明は、瞬時に更新を行うのではなく、
楽譜の表示が更新されたことをユーザーが認識できる楽
譜表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、自動演奏の進行に伴って
楽譜表示を行う楽譜表示装置であって、自動演奏に対応
した楽譜を表示する表示手段と、現在上記表示手段に表
示している楽譜に続く楽譜の画像を生成する画像生成手
段と、自動演奏の進行に応じて、現在表示している楽譜
の画像から、上記画像生成手段により生成された楽譜の
画像へ、徐々に移り変わるように、上記表示手段を制御
する制御手段とを、有している。
【0006】表示手段に表示される楽譜は、演奏されて
いる曲の連続する一部の小節とすることができる。画像
生成手段も、次に演奏される連続する複数の小節の画像
を生成することもできる。徐々に移り変わる表示には、
例えばクロスフェードやスクロールのような態様や、現
在表示している楽譜の画像をフェードアウトさせてか
ら、後続の楽譜の画像をフェードインさせる態様があ
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、表示手段に
現在演奏されている小節の演奏が終了に近づくと、制御
手段が、現在表示している楽譜の画像から、画像生成手
段によって生成された楽譜の画像へ、徐々に移り変わる
ように、表示手段を制御する。よって、ユーザーは、瞬
時に楽譜が更新されずに、徐々に更新されるので、楽譜
が更新されたことを認識することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、複数の曲を順次自
動演奏するのに伴って楽譜表示を行う楽譜表示装置であ
って、自動演奏に対応した楽譜を表示する表示手段と、
現在演奏している曲に次いで演奏する曲の楽譜の画像を
生成する画像生成手段と、自動演奏が現在演奏している
曲の終わりに到達したことを、検出する検出手段と、上
記検出手段の検出結果に応じて、現在表示している楽譜
の画像から、上記画像生成手段により生成された楽譜の
画像へ、徐々に移り変わるように、上記表示手段を制御
する制御手段とを、有している。
【0009】この表示手段にも、現在演奏中の曲の一部
の連続する複数の小節を表示することができる。画像生
成手段は、次に演奏する曲の最初の複数の小節を表す画
像を生成することができる。この画像の生成は、現在演
奏している曲が終わったことを検出手段が検出したとき
に、生成することもできるし、或いは予め準備しておく
こともできる。現在演奏している曲が終了したことの検
出は、自動演奏用のデータに含まれる曲が終了したこと
を表すデータを検出することによって行うこともできる
し、或いは実際に発音されている音が予め定めた時間に
わたって停止したことを検出することによっても行うこ
とができる。また、表示が徐々に移り変わる態様として
は、クロスフェードやスクロール、現在表示している楽
譜の画像をフェードアウトさせてから、後続の楽譜の画
像をフェードインさせる態様がある。
【0010】請求項2記載の発明によれば、現在演奏中
の曲が終了したことを検出手段が検出すると、この検出
に応動して、現在表示している楽譜の画像から、画像生
成手段が生成している次に演奏される曲の楽譜の画像
に、表示手段の表示が徐々に移り変わるように、制御手
段が表示手段を制御する。これによって、ユーザーは、
1曲の演奏が終了し、新たに演奏される曲の楽譜に画像
が更新されたことを認識できる。
【0011】請求項3記載の発明は、演奏データに基づ
き音源に自動演奏させる手順と、上記音源が現在演奏し
ている曲の楽譜を、表示手段に表示させる手順と、上記
表示手段に現在表示されている楽譜に続く楽譜の画像
を、生成する手順と、上記自動演奏の進行に応じて、現
在表示している楽譜の画像から、上記生成された楽譜の
画像に、徐々に移り変わるように、上記表示手段を制御
する手順とを、コンピュータに実行させる楽譜表示プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【0012】請求項3記載の発明の記録媒体に記録され
た楽譜表示プログラムを、コンピュータに実行させるこ
とによって、曲の自動演奏を音源が行い、その曲の楽譜
が表示手段に表示される。そして、表示手段に表示され
ている楽譜の部分の演奏の進行に従って、次に演奏され
る曲の楽譜の表示に徐々に表示手段の表示が移り変わ
る。
【0013】請求項4記載の発明は、演奏データに基づ
き複数の曲を順次音源に自動演奏させる手順と、現在演
奏されている曲の楽譜を、表示手段に表示させる手順
と、現在演奏されている曲の次に演奏される曲の楽譜の
画像を生成する手順と、現在演奏している曲の終わりを
検出したとき、現在表示している楽譜の画像から、上記
生成された次に演奏される曲の楽譜の画像へ、徐々に移
り変わるように、上記表示手段を制御する手順とを、コ
ンピュータに実行させる楽譜表示プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0014】請求項4記載の発明の記録媒体に記録され
た楽譜表示プログラムを、コンピュータに実行させるこ
とによって、音源が複数の曲を順次自動演奏する。現在
演奏されている曲の楽譜が、表示手段に表示され、この
曲の演奏が終了したとき、次に演奏される曲の楽譜に、
表示手段の表示が徐々に移り変わる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の楽譜表示装
置は、図1に示すように、CPU2、RAM4、ROM
6、操作子8、ディスプレイ10を有している。これら
を備えた装置として、例えばパーソナルコンピュータを
使用することができる。この他に、テンポクロック発生
器12、音源14も設けられており、自動演奏装置とし
ても、パーソナルコンピュータは機能する。CPU2、
RAM4、ROM6、操作子8、ディスプレイ10、テ
ンポクロック発生器12、音源14は、バス16を介し
て接続されている。
【0016】CPU2は、図示していない記録媒体、例
えばハードディスク、フロッピィディスク、CDROM
等に記録されているプログラムを読み込み、このプログ
ラムを実行する。
【0017】RAM4には、変数、演奏データ等が、上
記の記録媒体から転送され、これら変数、演奏データ等
は、CPU2がプログラムを実行する際に用いられる。
【0018】操作子8としては、例えばパーソナルコン
ピュータに使用されているキーボードを使用することが
でき、CPU2に対して演奏開始、演奏停止の指令を与
えるスイッチや、テンポの設定用のつまみや、演奏曲目
を選択するためのつまみとして使用される。
【0019】ディスプレイ10には、演奏の進行に応じ
て楽譜が表示される。ディスプレイ10としては、CR
T、液晶表示装置等種々のものが使用される。
【0020】音源14は、CPU2からの指示により発
音を行う。音源14からの信号は増幅器18によって増
幅され、スピーカ20から拡声される。
【0021】RAM4に記憶される演奏データは、例え
ば図2に示すように、複数のレコード22が、演奏タイ
ミング順に並んだもので、各レコードは、そのレコード
に対応するタイミングの記憶部分22a、発音または消
音するノートナンバーの記憶部部22b、発音または消
音のいずれを行うかを記憶しているオン/オフ記憶部分
22cを、それぞれ有している。なお、例えば和音のよ
うに同一のタイミングに発音させる音についてのレコー
ド22のタイミング記憶部分22aには、同一のタイミ
ングが記憶されている。そして、1つの曲の最終のレコ
ードの記憶部分22bには、曲の最終部分であることを
表すEnd of dataというデータが記憶されて
いる。また、End of dataというデータが記
憶されている記憶部分22bに対応する記憶部分22c
には、何も記憶されていない。このようにして1つの曲
の演奏データが形成されて、さらに複数の曲の演奏デー
タがRAM4に記憶されている。
【0022】そして、各曲を構成する各レコード22に
は図示していないが、その曲に付された曲番号も記憶し
ている。そして、RAM4には、図3に示すように、各
曲の曲番号を演奏する順に格納した曲目リスト24も設
けられている。なお、この曲目リスト24において、曲
番号0は、演奏曲がないことを表している。図3の例で
は、曲番号3の曲が演奏され、次に曲番号8の曲が演奏
され、曲番号5の曲が演奏され、曲番号0を検出したと
ころで、演奏が終了する。
【0023】この他に、RAM4内には、図示していな
いが、画像メモリ領域A、Bが設けられている。これら
画像メモリ領域A、Bは、後述するようにディスプレイ
10に楽譜を表示する時に使用する。
【0024】以下、CPU2が実行するプログラムを、
図4乃至図7に示すフローチャートに基づいて説明す
る。先ず、図4に示すメインルーチンが実行される。メ
インルーチンでは、初期設定が最初に実行される(ステ
ップS2)。
【0025】具体的には、複数の演奏データを、上述し
た記録媒体等からRAM4へロードする。クロスフェー
ドを行うか否かを表すクロスフェードフラグをオフとす
る。このクロスフェードフラグは、例えばRAM4に形
成される。さらに、初期設定として、操作子8の操作に
よってテンポクロック発生器12にテンポTを設定す
る。テンポクロック発生器12は、この設定を受けて、
1秒間に(T/60*24)個の割合でテンポクロック
を発生する。例えばT=120なら、毎秒48個のテン
ポクロックが発生させられる。上記の式において、「2
4」は1拍当たりのクロック数である。
【0026】次に、図3に示す曲目リスト24を参照し
て、1曲目の曲番号が0か否かの判断がCPU2によっ
て行われる(ステップS4)。1曲目の曲番号が0であ
るということは、演奏すべき曲が1曲も設定されていな
いので、曲目リスト設定の操作が操作子8によって行わ
れているか、CPU2が判断する(ステップS6)。こ
の操作が行われていないと、この操作が行われるまで、
ステップS4、S6のループをCPU2が実行する。こ
の操作が行われると、CPU2は曲目リスト24の設定
を行い(ステップS8)、ステップS4をCPU2が実
行する。
【0027】ステップS4において、曲目リスト24の
1曲目が0でないと判断されると、操作子8中の演奏開
始スイッチが操作されたかCPU2が判断する(ステッ
プS10)。演奏開始スイッチが操作されていないと、
ステップS6をCPU2が実行する。演奏開始スイッチ
が操作されていると、曲目リスト24の1曲目の演奏デ
ータに基づき、この曲の先頭4小節分の楽譜画像を、画
像メモリ領域Aに、CPU2が作成し、図8の左側に示
すように表示する(ステップS12)。
【0028】次に、例えばRAM4に形成した現演奏位
置を指定する現演奏位置ポインタの値を、その曲の先頭
位置に設定する(ステップS14)。次に、演奏の開始
か否かを表す演奏フラグをオンとする(ステップS1
6)。この演奏フラグも、例えばRAM4に形成され
る。
【0029】操作子8中の演奏停止スイッチが押された
か否かCPU2が判断する(ステップS18)。演奏停
止スイッチが押されていると、演奏フラグがオフとされ
(ステップS20)、ステップS4が実行される。演奏
フラグがオフとされると、後述するテンポクロック割り
込みルーチンが実行される際に、音源14の発音が停止
させられる。演奏停止スイッチが押されていないと、演
奏フラグがオフであるかCPU2が判断する(ステップ
S22)。後述するテンポクロック割り込みルーチンが
実行される際に、曲目リスト24の全ての曲の演奏が終
了したときに、演奏フラグがオフとされるので、演奏フ
ラグがオフと判断されると、新たに曲目リスト24を設
定するか、現在の曲目リスト24で再度演奏させるかす
るために、ステップS2以降が実行される。演奏フラグ
がオフでないと判断されると、ステップS18、S22
のループが実行され、演奏停止スイッチが操作されたと
きに備えている。
【0030】このメインルーチンが実行されている間
に、テンポクロック発生器12がテンポクロックを発生
するごとに、図5及び図6に示すテンポクロック割り込
みルーチンが実行される。
【0031】この割り込みルーチンでは、まず演奏フラ
グがオンであるか判断する(ステップS24)。演奏フ
ラグがオンでないと判断されると、リターンして、この
割り込みルーチンを終了する。従って、演奏フラグがオ
ンでないと、まだ演奏は開始されていないか、今まで行
われていた演奏が中止される。
【0032】演奏フラグがオンであると判断されると、
クロスフェードフラグがオンであるか判断される(ステ
ップS26)。このフラグは、上述したように初期設定
ではオフとされているので、当初、現演奏位置ポインタ
の値に対応するタイミングを持つレコード22が存在す
るか判断する(ステップS28)。このレコード22が
存在すると、そのレコード22のオン/オフ記憶部分2
2cの値がオンまたはオフであるか判断する(ステップ
S30)。
【0033】オンまたはオフであると、同じレコード2
2のノートナンバ記憶部22bに記憶されているノート
の発音または停止を、音源14に対して指示する(ステ
ップS32)。ステップS30において、レコード22
のオン/オフ記憶部22cにオン/オフが記憶されてい
ないと判断された場合、またはステップS32に続い
て、このレコード22のノートナンバ記憶部22bにE
ND of dataが記憶されているか判断する(ス
テップS34)。END of dataが記憶されて
いないと、ステップS28に戻り、現演奏位置ポインタ
の値に対応するタイミングのレコードが他にもあるか判
断する。これは、例えば同じタイミングで複数の音を発
音する和音等に対応させたものである。現演奏位置ポイ
ンタの値に対応するタイミングのレコードが他にもある
と、ステップS30以降が実行されて、同じタイミング
で発音または消音が行われる。
【0034】ステップS34において、現演奏位置に対
応するタイミングのレコードが存在しないと判断される
と、現演奏位置ポインタによって指定されているタイミ
ングが、楽譜更新タイミングであるか判断する(ステッ
プS36)。楽譜更新タイミングとは、例えば4n(n
は正の整数)小節の演奏が終わる1拍前であり、具体的
には、4小節目の4拍目、8小節目の4拍目、12小節
の4拍目である(図8参照)。なお、例えば楽譜更新タ
イミングに発音または消音が行われないなら、ステップ
S28が実行された後、直ちにステップS36が実行さ
れるが、楽譜更新タイミングに発音または消音が行われ
るなら、ステップS28、S30、S32、S34のル
ープが、そのタイミングにおいて発音または消音する音
の数だけ実行された後に、ステップS36が実行され
る。
【0035】指定されているタイミングが楽譜更新タイ
ミングでないと、現演奏位置ポインタの値を1テンポク
ロック分進めて、リターンする(ステップS38)。そ
して、再びテンポクロックが発生して、このルーチンが
実行されると、上述したのと同様にして、発音、消音が
行われる。
【0036】そして、現演奏位置ポインタの値が楽譜更
新タイミングになったときに実行されたこのルーチンに
おいて、ステップS36に続いて、現在表示している楽
譜に続く4小節分の楽譜の画像を画像メモリ領域Bに作
成する(ステップS39)。そして、クロスフェードフ
ラグをオンとし、例えばRAM4に形成したモードフラ
グを1とし、例えばRAM4に形成したカウンタCの値
を0とする(ステップS40)。モードフラグは、後述
するクロスフェードが、楽譜の更新タイミングで行われ
ているのか曲の終わりに行われているのかを判断するた
めのもので、楽譜の更新タイミングでは1とされ、後述
する曲の終わりには2とされる。また、カウンタCは、
クロスフェードを行うために使用するものである。
【0037】このステップS40が実行された後、ステ
ップS38において演奏位置が1テンポクロック分進め
られ、リターンされる。
【0038】次にテンポクロックが発生して、このルー
チンが実行されると、ステップS24、S26が実行さ
れて、クロスフェードルーチンが実行される(ステップ
S42)。このクロスフェードルーチンでは、図7に示
すように、先ずカウンタCの値を1進める(ステップS
44)。次に、画像メモリ領域Aの画像の明度の(24
─C)/24と、画像メモリ領域Bの画像の明度のC/
24とを、混合した画像をディスプレイ10に表示する
(ステップS46)。そして、カウンタCの値が24
(1拍当たりのクロック数)に等しいか判断する(ステ
ップS48)。
【0039】カウンタCの値が24でないと、リターン
し、図5に示すようにモードが1であるか判断する(ス
テップS50)。モードが1であると、更新タイミング
におけるクロスフェードであるので、上述したようにス
テップS28以降が実行されて、発音または消音が実行
され、テンポクロック割り込みルーチンが終了する。
【0040】次にテンポクロック割り込みルーチンが実
行されると、ステップS24、S26を経てクロスフェ
ードルーチンが実行され、上述したようにカウンタCの
値が1進められ、クロスフェードが進行し、前回クロス
フェードルーチンが実行されたときよりも画像メモリ領
域Aの画像が1/24だけ薄く表示され、画像メモリ領
域Bの画像が1/24だけ濃く表示され、発音または消
音が行われる。このようにして4n小節の4拍目が終了
するとき、カウンタCの値は24となり、表示されてい
る画像は、画像メモリ領域Bの画像(次に演奏される4
小節の楽譜)に変更されている。
【0041】このとき、ステップS48においてカウン
タCの値が24と判断されるので、クロスフェードフラ
グがオフとされ(ステップS52)、画像メモリ領域B
の画像データを画像メモリ領域Aに転送し、ディスプレ
イ10に表示し(ステップS54)、リターンする。こ
れによって、以後の4小節の楽譜の表示が確保される。
【0042】そして、ステップS50、S28以降が実
施され、発音または消音が行われて、テンポクロック割
り込みルーチンが終了する。
【0043】以下、同様にして、演奏が続けられ、或る
曲の最後になると、ステップS34において、レコード
がEND of dataであると判断され、図6に示
すように、曲目リスト24を参照し(ステップS5
6)、次に演奏する曲があるか判断する(ステップS5
8)。演奏する曲があると、次の曲の演奏準備を行う
(ステップS60)。例えば、現演奏位置ポインタに、
次の曲の先頭位置を設定し、曲目リスト24の曲番号か
ら次の演奏曲を特定しておく。
【0044】そして、クロスフェードの準備のため、次
の曲の演奏データに基づき次の曲の先頭4小節分の楽譜
画像を、画像メモリ領域Bに作成する(ステップS6
2)。同じくクロスフェードの準備のため、クロスフェ
ードフラグをオンとし、曲と曲との移行の際のクロスフ
ェードであるので、モードを2とし、カウンタCの値を
0とし(ステップS64)、リターンする。
【0045】以後、テンポクロック割り込みルーチンが
実行されるごとに、ステップS24、S26、S42が
実行され、上述したのと同様に1/24だけクロスフェ
ードが実行される。そして、ステップS42に続いて、
ステップS50でモードの判断が行われるが、モードが
2に設定されているので、そのままリターンする。よっ
て、曲と曲との切換の際のクロスフェードでは、発音は
行われない。
【0046】このようにして曲と曲との移行の際にクロ
スフェードが実行され、終了した後に、テンポクロック
割り込みルーチンが実行されると、ステップS24、S
26が実行され、ステップS28以降が実行され、発音
または消音が行われ、新たな曲の自動演奏が開始され
る。
【0047】なお、ステップS58において、次に演奏
する曲がないと判断されると、演奏フラグがオフとさ
れ、リターンする。よって、以後、テンポクロック割り
込みルーチンが実行されても、発音は行われない。
【0048】図8は、このようなプログラムによって、
第4小節目の第4拍においてクロスフェードが行われる
状態を示したもので、第4小節の第3拍が終了するまで
は、同図左上部に示すように第1小節から第4小節の楽
譜がディスプレイ10に表示されているが、第4小節の
第4拍目にクロスフェードが実行され、徐々に第5小節
から第8小節の楽譜が濃く表示され、反対に第1小節か
ら第5小節の楽譜が徐々に薄く表示される。そして、第
5小節の第1拍の演奏開始時には、完全に第5小節から
第8小節の楽譜の画像に置換されており、楽譜が更新さ
れていることが容易に使用者に認識できる。
【0049】図9は、上記のプログラムによって、或る
曲の演奏が終了し、次の曲の演奏が開始されるまでの1
拍の間に、クロスフェードが行われる状態を示したもの
で、或る曲のn小節(最終小節)が終了するまで、n−
3小節からn小節まではディスプレイ10に表示され
る。n小節の終了後、1拍の間に、次の曲の第1小節か
ら第4小節までの楽譜が徐々に濃く表示され、或る曲の
n−3小節からn小節までが徐々に薄く表示される。そ
して、次の曲の第1小節の第1拍目の演奏開始時には、
完全に次の曲の第1小節から第4小節までの楽譜の画像
に置換されており、次の曲の演奏が開始されることが容
易に使用者に認識できる。
【0050】上記の実施の形態では、現在表示している
楽譜の画像から、その楽譜に続く楽譜の画像へ、クロス
フェードを行うことにより徐々に移り変わるようにした
が、これに限られることなく、現在の楽譜の画像の明度
を徐々に落としていくことでフェードアウトさせてか
ら、続く楽譜の画像の明度を徐々に上げていくことによ
り、フェードインさせるようにしてもよい。
【0051】また、上記の実施の形態では、操作子8中
に演奏開始スイッチ、演奏停止スイッチ等を設けたが、
ディスプレイ10上に、演奏開始スイッチ、演奏停止ス
イッチに相当するアイコンを表示し、これをマウス等の
ポインティングデバイスによって操作するようにしても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1または3記載の
発明によれば、自動演奏の進行に従って表示されている
楽譜が更新され、その更新は、現在表示している楽譜の
画像から、次に演奏される楽譜に、徐々に移り変わる。
従って、ユーザーは、演奏の進行に従って楽譜の表示が
更新されたことを容易に認識できる。
【0053】請求項2または4記載の発明によれば、現
在演奏中の曲の終了が検出されると、現在表示している
楽譜の画像から、次に演奏される曲の楽譜の画像に、表
示手段の表示が徐々に移り変わるので、ユーザーは、1
曲の演奏が終了し、新たに演奏される曲の楽譜に画像が
更新されたことを容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の楽譜表示装置のブロッ
ク図である。
【図2】同楽譜表示装置のRAMに形成されるレコード
を示す図である。
【図3】同楽譜表示装置のRAMに形成される曲目リス
トを示す図である。
【図4】同楽譜表示装置のプログラムのメインルーチン
を示すフローチャートである。
【図5】同楽譜表示装置のプログラムのテンポクロック
割り込みルーチンの一部のフローチャートである。
【図6】同楽譜表示装置のプログラムのテンポクロック
割り込みルーチンの残りの部分のフローチャートであ
る。
【図7】同楽譜表示装置のプログラムのクロスフェード
ルーチンのフローチャートである。
【図8】同楽譜表示装置のディスプレイに表示される曲
の途中での画像の変化を示す図である。
【図9】同楽譜表示装置のディスプレイに表示される1
曲の演奏が終了して、次ぎに曲が演奏されるときの画像
の変化を示す図である。
【符号の説明】
2 CPU(画像生成手段、制御手段) 10 ディスプレイ(表示手段) 14 音源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏の進行に伴って楽譜表示を行う
    楽譜表示装置であって、 自動演奏に対応した楽譜を表示する表示手段と、 現在上記表示手段に表示している楽譜に続く楽譜の画像
    を生成する画像生成手段と、 自動演奏の進行に応じて、現在表示している楽譜の画像
    から、上記画像生成手段により生成された楽譜の画像
    へ、徐々に移り変わるように、上記表示手段を制御する
    制御手段と、を有する楽譜表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の曲を順次自動演奏するのに伴って
    楽譜表示を行う楽譜表示装置であって、 自動演奏に対応した楽譜を表示する表示手段と、 現在演奏している曲に次いで演奏する曲の楽譜の画像を
    生成する画像生成手段と、 自動演奏が現在演奏している曲の終わりに到達したこと
    を、検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、現在表示している楽
    譜の画像から、上記画像生成手段により生成された楽譜
    の画像へ、徐々に移り変わるように、上記表示手段を制
    御する制御手段と、を有する楽譜表示装置。
  3. 【請求項3】 演奏データに基づき音源に自動演奏させ
    る手順と、 上記音源が現在演奏している曲の楽譜を、表示手段に表
    示させる手順と、 上記表示手段に現在表示されている楽譜に続く楽譜の画
    像を、生成する手順と、 上記自動演奏の進行に応じて、現在表示している楽譜の
    画像から、上記生成された楽譜の画像に、徐々に移り変
    わるように、上記表示手段を制御する手順と、 をコンピュータに実行させる楽譜表示プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 演奏データに基づき複数の曲を順次音源
    に自動演奏させる手順と、 現在演奏されている曲の楽譜を、表示手段に表示させる
    手順と、 現在演奏されている曲の次に演奏される曲の楽譜の画像
    を生成する手順と、 現在演奏している曲の終わりを検出したとき、現在表示
    している楽譜の画像から、上記生成された次に演奏され
    る曲の楽譜の画像へ、徐々に移り変わるように、上記表
    示手段を制御する手順と、をコンピュータに実行させる
    楽譜表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP19176197A 1997-07-01 1997-07-01 楽譜表示装置 Withdrawn JPH1124659A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003509729A (ja) * 1999-09-16 2003-03-11 ハンスルソフト コーポレーション リミテッド ディジタル音楽ファイルに基づいて楽器を演奏するための方法及び装置
KR101243199B1 (ko) * 2011-08-02 2013-03-13 주식회사 금영 노래 반주 장치에서 악보 표시 방법

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JP2003509729A (ja) * 1999-09-16 2003-03-11 ハンスルソフト コーポレーション リミテッド ディジタル音楽ファイルに基づいて楽器を演奏するための方法及び装置
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