JP2002169357A - 画像形成装置とその帯電制御方法および帯電・現像制御方法 - Google Patents

画像形成装置とその帯電制御方法および帯電・現像制御方法

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JP2002169357A
JP2002169357A JP2000365998A JP2000365998A JP2002169357A JP 2002169357 A JP2002169357 A JP 2002169357A JP 2000365998 A JP2000365998 A JP 2000365998A JP 2000365998 A JP2000365998 A JP 2000365998A JP 2002169357 A JP2002169357 A JP 2002169357A
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charging
developing
alternating
control method
alternating voltage
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JP2000365998A
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Tetsuo Hirota
哲郎 廣田
Hidenobu Endo
秀信 遠藤
Tetsuya Kimura
鉄也 木村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の帯電部材を備えた画像形成装置におい
て、各帯電部材に交番電圧を印加して帯電を行う場合の
騒音の発生を抑制する。 【解決手段】 感光体ドラム5と帯電ローラ14の対の
数がm個(図示の例では4個)のとき、位相シフト回路
75〜77によって、発振器70の発振信号fcからそ
れぞれ位相のずれたmとうりの交番信号を生成し、発振
信号fcを含む各交番信号に基づいて、m個の高圧アン
プ71〜74によって、周波数が同じで位相が2π/m
ずつずれた帯電用交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発
生させ、それを複数の各帯電ローラ14に個々に印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,プリン
タ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装
置、特に複数の感光体ドラムとその各表面を帯電させる
ための複数の帯電部材、その各表面に形成される静電潜
像を現像するための複数の現像ローラ等を備えた画像形
成装置と、その帯電制御方法および帯電・現像制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリ等の電
子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体
の表面を均一に帯電させた後、露光走査してその表面に
静電潜像を形成し、それをトナー等の現像剤によって現
像して顕像化し、それを用紙に転写して画像を形成す
る。そのため、まず感光体の表面を均一に帯電させるた
めに種々の改善がなされている。そして、従来の線状の
帯電チャージャに代えて、近年では導電性の部材でロー
ラ状に形成した帯電ローラ、あるいは板状に形成した帯
電ブレードやブラシ状の帯電ブラシ等の帯電部材を感光
体の表面に接触させ、その状態で帯電部材と感光体との
間に電圧を印加することにより、感光体の表面を帯電さ
せる接触帯電方式の接触帯電装置が、低オゾン化と低電
力化が図れるという利点があることから、実用化されて
いる。
【0003】しかしながら、このような接触帯電装置に
使用されている帯電部材は、例えば金属製の芯金の外側
に導電性のゴムで形成した弾性ローラ部を設けた帯電ロ
ーラであるため、その弾性ローラ部が感光体の表面に押
し付けられた状態で長期間放置され続けると、その弾性
ローラ部の中に含まれている物質(例えば可塑剤)が表
面に滲み出て、それが感光体の表面を汚してしまうとい
うことがあった。また、接触帯電の場合には、帯電ロー
ラ等の帯電部材が感光体の表面に接触した状態で帯電が
行われるため、その感光体の表面に画像転写後に残った
転写残トナー等が帯電部材の表面に転移することによっ
て汚れ、それが原因で帯電性能が低下してしまうことも
あった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため、
帯電ローラの弾性ローラ部の両端部に所定の厚さのスペ
ーサやテープ等からなるギャップ管理部材をそれぞれ取
付け、それにより帯電ローラの両端部のギャップ管理部
材を除く他の部分が感光体の表面に対して非接触になる
ようにし、その状態で感光体を帯電するようにした非接
触帯電装置が提案されている。この非接触帯電装置によ
れば、帯電ローラの両側のギャップ管理部材の内側の領
域となる画像形成有効領域は常時は感光体に接触しない
ので、上述した接触帯電装置の欠点である帯電部材の中
に含まれている物質の感光体への付着や、感光体の表面
に付着したトナー等の付着物が帯電部材の表面に転移し
やすいという問題を解決することができる。
【0005】また、黒と赤や青等の複数色、あるいはフ
ルカラーの画像を形成できるカラー画像形成装置には、
1個の感光体ドラムと中間転写ベルトを用いる1ドラム
式と、画像形成する色の数だけの感光体ドラムを使用す
る複数ドラム式とがある。1ドラム式では、1個の感光
体ドラムの周囲に1個の帯電部材と、複数の現像装置を
配置し、帯電部材によって帯電させた感光体ドラムの表
面を露光走査して第1の色の画像の潜像を形成し、それ
を第1の現像装置によって第1の色のトナーで現像し、
そのトナー像を中間転写ベルトに転写する。このような
作像工程(プロセス)を各色の画像について、順次使用
する現像装置(使用するトナーの色が異なる)を変えて
実行し、転写ベルト上に順次各色のトナー像を重ねて転
写していく。そして、全ての色の作像工程を終えた後、
中間転写ベルト上に重ねて転写された各色のトナー像を
転写紙に転写して、カラー画像を形成する。この方式
は、高価な感光体ドラムが1個で済む利点があるが、作
像プロセスを色のだけ繰り返し実行しなければならない
ため、カラー画像の形成に時間がかかるという欠点があ
る。
【0006】これに対して、複数ドラム式は、形成可能
な色の数だけの作像ユニットを備え、その各作像ユニッ
トに、それぞれ感光体ドラムと、それと対あるいは組を
なす帯電部材と現像装置(使用するトナーの色は異な
る)をそれぞれ設け、各作像ユニットの感光体ドラム上
で各色の画像に対する帯電、露光、現像の作像プロセス
を略同時に実行し、各感光体ドラムの表面に形成した各
色のトナー像を同じ転写紙に順次重ねて転写して、カラ
ー画像を形成する。この方式だと、カラー画像を白黒画
像とそれほど違わない時間で形成できるため、フルカラ
ーの画像形成装置には多く採用されるようになってきて
いる。
【0007】このような複数ドラム式の画像形成装置の
各作像ユニットにおいて、各感光体ドラムの表面を帯電
させる帯電装置には、前述した接触方式あるいは非接触
方式の帯電装置のいずれを採用してもよいが、その各感
光体ドラムと対をなす各帯電ローラ等の帯電部材に、直
流に交流を重畳した交番電圧を印加することによって、
帯電の均一性を高め、感光体ドラムの表面を均一に帯電
させることが行われている。交番電圧を印加することに
よって、帯電部材に除電機能も持たせ、残留電荷を除去
する除電チャージャを省略することもできる。また、各
現像装置は、トナーを搬送して感光体ドラム上の静電潜
像に付着させて現像するための現像ローラが設けられて
おり、その現像ローラには従来直流のバイアス電圧が印
加されていたが、各帯電部材に交番電圧を印加する場合
には、各現像ローラにもバイアス電圧として交流を重畳
した交番電圧を印加する方がよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各感光体ドラムと対をなす複数の各帯電部材に、交
番電圧を印加して帯電を行うようにすると、その交番電
圧の周波数(帯電周波数)に起因する帯電音が発生する
という問題がある。これは、交番電圧を印加された帯電
部材がその周波数で僅かに振動し、それ自体の振動音や
感光体ドラムの表面を叩く音が発生したり、あるいは感
光体ドラムとの間の僅かなギャップが変動して空気の流
れが生じたりするために音が発生すると推定される。し
かもそれが、各作像ユニットで略同時に発生するため、
気になる騒音となる。特に、印加する交番電圧の周波数
が900Hz程度の場合にその騒音が大きくなるという
問題があった。
【0009】また、各現像装置の現像ローラにもバイア
ス電圧として交番電圧を印加する場合、現像バイアス電
圧は常に一定の周波数の交番電圧であり、帯電部材に印
加する交番電圧の周波数はそれより低く、プロセス線速
(回転する感光体ドラムの表面の速度)に応じた最適周
波数がある。そのため、従来はその各交番電圧を別個に
発生していたが、両交番電圧の周波数が整数倍の関係に
ないとその周波数ずれに起因する騒音(うなり)が発生
し、形成される画像にもバンディングが生じるという問
題もある。この騒音も複数の作像ユニットで同時に発生
し、しかも上述した帯電音と相乗されるため、非常に気
になる騒音となっていた。
【0010】この発明は、このような問題を改善するた
めになされたものであり、上述のような複数の感光体及
び帯電部材と現像ローラを備えた画像形成装置におい
て、各帯電部材に交番電圧を印加して帯電を行う場合の
帯電音を抑制すること、および現像ローラにもバイアス
電圧として交番電圧を印加する場合の騒音の発生も抑制
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次のような帯電制御方法および帯電・現
像制御方法と、それを実施する画像形成装置を提供す
る。この発明による帯電制御方法は、上述のような複数
の感光体ドラムと、その各感光体ドラムと対をなす複数
の帯電部材を備えた電子写真方式の画像形成装置におけ
る帯電制御方法であって、複数の帯電部材のうちの少な
くとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加
する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする。そし
て、複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を全て
ずらすとなおよい。さらに、上記感光体ドラムの数がm
個であるとき、上記複数の各帯電部材に印加する交番電
圧の位相を2π/mずつずらすと最も効果的に帯電音を
抑制することができる。あるいは、上記複数の各帯電部
材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすように
してもよい。
【0012】また、この発明による帯電・現像制御方法
は、各感光体ドラム及び帯電部材とそれぞれ組をなす複
数の現像ローラにもバイアス電圧として交番電圧を印加
する場合、複数の各帯電部材に印加する交番電圧の周波
数と、複数の各現像ローラに印加する交番電圧の周波数
とを、共通の発振器からの発振信号とそれを分周した信
号に基づいて、1:1/n(nは正の整数)に制御する
ことを特徴とする。この帯電・現像制御方法において、
感光体ドラムの表面の線速(プロセス線速)に応じて、
上記nの値を変更するとよい。これと同時に、上述した
帯電制御方法と同様に、上記複数の各帯電部材に印加す
る交番電圧の位相をずらすとよい。
【0013】この発明による画像形成装置は、複数の感
光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ対をなす
複数の帯電部材とを備え、その複数の各帯電部材に交番
電圧を印加することによって、上記複数の各感光体ドラ
ムの表面を帯電させるようにした電子写真方式の画像形
成装置において、発振器と、上記感光体ドラムの数がm
個のとき、その発振器の発振信号からそれぞれ位相のず
れたmとうりの交番信号を生成する位相シフト回路と、
その各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電
圧を発生するm個の高圧アンプとを設け、その各高圧ア
ンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧
を、上記複数の各帯電部材に個々に印加するようにした
ものである。上記位相シフト回路を、上記発振器の発振
信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとうりの
交番信号を生成する回路とし、上記m個の高圧アンプ
は、それぞれ2π/mずつ位相のずれた各帯電用交番電
圧を発生するアンプであるとなおよい。
【0014】また、感光体どラムと、その各感光体ドラ
ムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現像ロ
ーラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部材に
交番電圧を印加することによって、上記複数の各感光体
ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体ドラ
ムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静電潜
像を形成し、上記複数の各現像ローラに交番電圧を印加
しなから現像剤による現像を行って、上記各感光体ドラ
ムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式の画
像形成装置において、発振器と、その発振器の発振信号
の周波数を1/n(nは正の整数)に分周する分周回路
と、上記発振信号と同じ周波数の現像バイアス用交番電
圧を発生する現像用高圧アンプと、上記分周回路によっ
て分周された信号と同じ周波数の帯電用交番電圧を発生
する帯電用高圧アンプとを設け、上記現像用高圧アンプ
が発生する現像バイアス用交番電圧を上記複数の各現像
ローラに印加し、上記帯電用高圧アンプが発生する帯電
用交番電圧を上記複数の各帯電部材に印加するようにす
るとよい。
【0015】この画像形成装置において、上記分周回路
による分周比であるnを変更する回路を設けることがで
きる。この画像形成装置において、上記分周回路によっ
て分周された信号からそれぞれ位相のずれたm(mは前
記感光体ドラムの数)とうりの交番信号を生成する位相
シフト回路を設け、上記帯電用高圧アンプが、上記それ
ぞれ位相のずれたmとうりの各交番信号と同じ周波数及
び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプ
からなり、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相が
ずれた各帯電用交番電圧を上記複数の各帯電部材に個々
に印加するようにするとよい。上記位相シフト回路が、
上記分周回路によって分周された信号からそれぞれ2π
/mずつ位相のずれたmとうりの交番信号を生成する回
路であるのが望ましい。
【0016】さらに、上記発振器の発振信号からそれぞ
れ2π/mずつ位相のずれたmとうりの交番信号を生成
する現像用位相シフト回路を設け、上記現像用高圧アン
プが、そのそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとうり
の各交番信号と同じ周波数及び位相の各現像バイアス用
交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、その各
高圧アンプが発生する各現像バイアス用交番電圧を、上
記複数の各現像ローラに個々に印加するようにするとよ
い。これらの画像形成装置において、上記各帯電部材が
それぞれ上記各感光体ドラムの表面に近接して配置され
た帯電ローラであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。まず、この発明を実施した画像
形成装置の一例を示す小型カラープリンタの構造につい
て、図3から図6によって説明する。図3は、その小型
カラープリンタの全体構成図である。この小型カラープ
リンタは、4ドラムフルカラーの電子写真方式の画像形
成装置であり、装置本体1内には、4個の感光体ユニッ
ト2A,2B,2C及び2Dを、装置本体1に対してそ
れぞれ着脱可能に装着している。また、装置本体1内の
略中央部に、転写ベルト3を複数のローラ間に矢示A方
向に回動可能に張装している。
【0018】そして、4個の感光体ユニット2A,2
B,2C,2Dには、それぞれ像担持体である感光体ド
ラム5が設けられており、その各感光体ドラム5が転写
ベルト3の図3で上側の面にそれぞれ接触するように、
各ニット2A〜2Dをそれぞれ配設している。そして、
その感光体ユニット2A〜2Dと組み合わせるように、
それぞれ使用するトナーの色が異なる4個の現像装置1
0A〜10Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能
に配設している。その各現像装置10A〜10Dには、
それぞれ各感光体ユニット2A〜2Dの感光体ドラム5
に僅かな間隔を置いて近接する現像ローラ101が設け
られている。
【0019】その感光体ユニット2A〜2D及び現像装
置10A〜10Dの上方には書込みユニット6を、転写
ベルト3の下方には両面ユニット7をそれぞれ配設して
いる。さらに、この小型カラープリンタは、装置本体1
の図3で左方に、画像形成後の転写紙Pを反転させて排
出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユニッ
ト8を装着している。転写ベルト3と反転ユニット8と
の間には、転写紙に転写されたトナーによる画像を定着
する定着装置9が設けられている。
【0020】その定着装置9の転写紙搬送方向の下流側
には、反転搬送路20を分岐させて形成し、そこに搬送
した転写紙Pを排紙ローラ対25により排紙トレイ26
上に排出可能にしている。また、装置本体1内の下部に
は、上下2段にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給
紙カセット11と12を、それぞれ配設している。さら
に、装置本体1の右側面には、手差しトレイ13を矢示
B方向に開閉可能に設け、その手差しトレイ13を開放
することにより、そこから手差し給紙ができるようにし
ている。
【0021】感光体ユニット2A〜2Dは、同一の構成
をしたユニットであり、感光体ユニット2Aはマゼンタ
(M)色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2B
はシアン(C)色に対応する画像を形成し、感光体ユニ
ット2Cはイエロー(Y)色に対応する画像を形成し、
感光体ユニット2Dはブラック(K)色に対応する画像
を形成する。そして、それらを転写紙の搬送方向に間隔
を置いてそれぞれ配置している。各感光体ユニット2A
〜2Dは、図4に示すように、露光により静電潜像が形
成されるOPCドラム方式の像担持体である感光体ドラ
ム5と、弾性ローラ部17の両端部外周にギャップ管理
部材であるテープ材18をそれぞれ取り付けた帯電ロー
ラ14を有する帯電装置4と、図5に示すようにその帯
電ローラの両端部をそれぞれ感光体ドラム5側に付勢す
る付勢部材である1対の加圧スプリング19とを備えて
いる。
【0022】そして、この感光体ユニット2A〜2D
は、図4に示すようなユニット状に形成されていて、装
置本体1(図3)に対して着脱可能であり、そこには感
光体ドラム5の表面をクリーニングするクリーニング装
置を構成するブラシローラ15と、感光体ドラム5の表
面に先端を摺接させて、その表面に付着している転写残
トナー等を掻き落としてクリーニングするクリーニング
ブレード47と、トナー搬送オーガ48と帯電ローラク
リーナ49も一体に設けられている。
【0023】そして、そのクリーニングブレード47に
より感光体ドラム5の表面から掻き落としたトナーを、
ブラシローラ15でトナー搬送オーガ48側に移動さ
せ、そのトナー搬送オーガ48を回転させることによ
り、回収した廃トナーを所定の廃トナー収納部に搬送す
るようにしている。また、帯電ローラ14の弾性ローラ
部17の表面に接する帯電ローラクリーナ49は、例え
ばスポンジからなり、機内に浮遊するトナーやゴミ等が
弾性ローラ部17の表面に付着したときでも、帯電ロー
ラ14を回転させることにより、そのトナーやゴミ等を
クリーニングすることができるようにしている。
【0024】この感光体ユニット2A〜2Dには、それ
を装置本体1(図3参照)に対して着脱する際の基準と
して、位置決め主基準部51を設けると共に、手前側位
置決め従基準部52と奥側位置決め従基準部53とをブ
ラケット50にそれぞれ一体に設け、その感光体ユニッ
ト2A〜2Dを装置本体1に装着する際に、それらの基
準部により、感光体ユニット2A〜2Dを所定の装着位
置に確実に位置決めできるようにしている。
【0025】この感光体ユニット2A〜2Dの各感光体
ドラム5は、それぞれ図4に示す矢示C方向に回転する
が、その表面の線速(プロセス線速)はモノクロ速度優
先モード、モノクロ画質優先モード、カラー速度優先モ
ード、カラー画質優先モード、厚紙・OHP通紙モード
などいくつかのモードによって185mm/sec、1
25mm/sec、62.5mm/secの三段階に調
整することができるようになっている。なお、この感光
体ユニットは、ブラシローラ15を構成から外して構成
するようにしてもよい。
【0026】帯電装置4は、図5に示すように、帯電ロ
ーラ14を画像形成有効領域Acの部分が感光体ドラム
5との間にギャップGを形成するように配置しており、
その帯電ローラ14と感光体ドラム5との間に交番電圧
を印加して、感光体ドラム5の被帯電面である表面(外
周面)を帯電するものである。その帯電ローラ14は、
例えばSUM−Niメッキ(鋼の表面をニッケルメッキ
仕上げ)で形成した金属軸である芯金16の外周面の両
端部を除く部分に、例えばエピクロルヒドリンゴムから
なり、体積固有抵抗値を1×10〜1×10 Ω・c
mとした弾性ローラ部17を形成したものである。
【0027】その弾性ローラ部17の両端部にはそれぞ
れ、例えばポリエステル又はポリエチレンテレフタレー
トからなる片面が粘着面に形成された粘着シートからな
るテープ材18,18を、粘着面側を下にして周方向に
巻き付けて、ギャップ管理部材としている。そして、弾
性ローラ部17の両側の各テープ材18,18を、それ
ぞれ周方向の両端部が互いに重なり合うことなく、一周
全ての位置についてローラの軸の方向にテープ材18が
存在しない部分がないように、粘着面側を貼着により固
定している。そのため、図5に示すように、各テープ材
18の両端部をそれぞれ斜めにカットして、その互いの
切り口18aの端縁が対向するようにしている。
【0028】この帯電装置4は、図5に示すように、帯
電ローラ14を感光体ドラム5の画像形成有効領域Ac
の外側の部分に両端部のテープ材18,18の部分を接
触させて、その帯電ローラ14と感光体ドラム5との間
に図示しない電源より交番電圧を印加することにより、
その感光体ドラム5の表面を帯電させる。その帯電ロー
ラ14は、芯金16の両端部が付勢部材である加圧スプ
リング19,19により滑り軸受30,30を介して感
光体ドラム5側に、所定の加圧力で加圧されている。し
たがって、その加圧スプリング19,19の付勢力によ
り、帯電ローラ14の両側のテープ材18,18がそれ
ぞれ感光体ドラム5の表面に接触し、弾性ローラ部17
のテープ材18,18がそれぞれ設けられている部分の
内側部分と感光体ドラム5の表面との間にギャップGが
形成されて、その部分が非接触となる。
【0029】帯電ローラ14の芯金16の図5で右側の
一端には、駆動用ギヤ40を固定し、そこに図示しない
モータからの駆動力を伝達し、帯電ローラ14を感光体
ドラム5と同一の線速で回転させるようにしている。各
帯電ローラ14への電圧の印加は、芯金16の部分に、
−700V程度の負の直流成分を含む実効値1KV程度
の交番電圧を印加する。図3に示した現像装置10A〜
10Dは、構成が全て同一のものであり、それらは使用
するトナーの色のみが異なる。そして、現像装置10A
はマゼンタ色のトナーを使用し、現像装置10Bはシア
ン色のトナーを使用し、現像装置10Cはイエロー色の
トナーを使用し、現像装置10Dはブラック色のトナー
をそれぞれ使用する。
【0030】図3に示した書込みユニット6の詳細を図
6によって説明する。この書込みユニット6は、レーザ
ダイオード(LD)方式のカラー1ビーム、モノクロ2
ビームで、それぞれ6面の2枚の回転多面鏡22a,2
2bを有する1ポリゴンモータの書込みユニットであ
る。その書込みユニット6は、光源となる図示しないレ
ーザダイオードから射出されて、ポリゴンモータ21に
より回転される回転多面鏡22a,22bにより、マゼ
ンタ用の走査光及びシアン用の走査光と、イエロー用の
走査光及びブラック用の走査光とを右と左に分けて反射
させる。
【0031】そのマゼンタ用の走査光及びシアン用の走
査光は、2層fθレンズ23をそれぞれ通り、マゼンタ
用の走査光はミラー27に反射されて長尺WTL24を
通って、ミラー28,29を介して感光体ユニット2A
の感光体ドラム5上に照射される。また、シアン用の走
査光は、ミラー31に反射されて長尺WTL32を通っ
て、ミラー33,34を介して感光体ユニット2Bの感
光体ドラム5上に照射される。さらに、イエロー用の走
査光及びブラック用の走査光は、2層fθレンズ35を
それぞれ通り、イエロー用の走査光はミラー36に反射
されて長尺WTL37を通って、ミラー38,39を介
して感光体ユニット2Cの感光体ドラム5上に照射され
る。また、ブラック用の走査光は、ミラー41に反射さ
れて長尺WTL42を通って、ミラー43,44を介し
て感光体ユニット2Dの感光体ドラム5上に照射され
る。
【0032】図3に示した両面ユニット7は、対をなす
搬送ガイド板45a,45bと、対をなす複数(この例
では4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面
に画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画
像が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送
されてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れて、
それを感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像
部に向けて再搬送する。
【0033】反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数
の搬送ローラと、対をなす複数の搬送ガイド板とからな
り、上述したように両面画像形成する際の転写紙Pを表
裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後
の転写紙Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏
を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カ
セット11と12とが設けられている給紙部には、転写
紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56
が、それぞれ設けられている。この小型カラープリンタ
は、転写ベルト3を使用したローラ曲率分離方式を採用
しており、転写ベルト3の内側には4つの転写ブラシ5
7が4個の感光体ドラム5に対応してそれぞれ設けられ
ている。
【0034】この小型カラープリンタは、作像動作を開
始させると、各感光体ドラム5が図3で時計回り方向に
それぞれ回転する。そして、その各感光体ドラム5の表
面が、その感光体ドラム5と各帯電装置の帯電ローラ1
4との間に交番電圧が印加されることにより一様に帯電
される。そして、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5
の帯電面には、書込みユニット6によりマゼンタ色の画
像に対応するレーザ光が照射される。
【0035】また、感光体ユニット2Bの感光体ドラム
5の帯電面には、書込みユニット6によりシアン色の画
像に対応するレーザ光が、感光体ユニット2Cの感光体
ドラム5の帯電面にはイエロー色の画像に対応するレー
ザ光が、さらに感光体ユニット2Dの感光体ドラム5の
帯電面にはブラック色の画像に対応するレーザ光がそれ
ぞれ照射され、そこに各色に対応した静電潜像がそれぞ
れ形成される。そして、その各静潜像は、各感光体ドラ
ム5が回転することによりそれぞれ現像装置10A,1
0B,10C及び10Dの位置に達すると、そこでマゼ
ンタ,シアン,イエロー及びブラックの各トナーにより
現像されて、4色のトナー像となる。
【0036】一方、給紙カセット11あるいは12のう
ち、選択された給紙段から転写紙Pが分離給紙部55あ
るいは56を通して給紙され、それが感光体ユニット2
Aの直前に設けられているレジストローラ対59によ
り、各感光体ドラム5上に形成されているトナー像と一
致する正確なタイミングで、それが感光体ユニット2A
の感光体ドラム5と転写ベルト3との間に向けて搬送さ
れる。その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口付近に
配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極性に帯
電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的に吸着
される。
【0037】そして、転写紙Pは、転写ベルト3に吸着
した状態で、その転写ベルト3の矢示A方向への回動に
より同方向に搬送されながら、図3で上側の面にマゼン
タ,シアン,イエロー及びブラック色の各トナー像が順
次転写されていき、感光体ユニット2Dを通過したとき
には4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成さ
れる。その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力が加え
られることによりトナー像が溶融定着され、その後は指
定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本体上部
の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置9から
直進して反転ユニット8内を通ってストレート排紙され
たりする。
【0038】あるいは、両面画像形成モードが選択され
ているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送
路54に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユ
ニット7に搬送され、そこから再給紙されて感光体ユニ
ット2A〜2Dが設けられている作像部で、裏面に画像
が形成された後に排出される。以後、2枚以上の画像形
成が指示されているときには、上述した作像プロセスが
繰り返される。
【0039】ここで、上述の小型カラープリンタに従来
の帯電制御方法を実施した場合について説明する。図7
は、従来の帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電
圧印加回路を示す図である。この帯電パワーパック(帯
電用電源回路)60は、発振器(OSC)70と4個の
高圧アンプ71,72,73,74からなり、発振器7
0が図8の(a)に示すような矩形波の発振信号はfc
(周波数が例えば900Hz)を出力し、高圧アンプ7
1〜74は全て、同図の(b)に示すように、その発振
信号fcと同じ周波数及び位相の交番電圧Vcを発生
し、それを4個の各帯電ローラ14にそれぞれ印加す
る。この交番電圧Vcは、例えば−700V程度の負の
直流電圧成分を含み、実効値が1KV程度であるが、こ
の値は高圧アンプ71〜74の制御によって任意に変更
できる。
【0040】4個の帯電ローラは、図3によって説明し
たように、各感光体ユニット2A〜2Dに設けられ、ブ
ラック用(Kで示す)、イエロー用(Yで示す)、シア
ン用(Cで示す)、及びマゼンタ用(Mで示す)の各感
光体ドラム5とそれぞれ対をなし、各感光体ドラム5と
微少ギャップを置いて近接配置されている。このように
各帯電ローラ14に交番電圧を印加することによって、
各感光体ドラム5の表面を帯電させるが、このとき、帯
電ローラ14と感光体ドラム5との間にクーロン力が作
用する。即ち、帯電ローラ14と感光体ドラム5の対向
部の電荷をQ,Q、ギャッブの距離をr、真空の誘
電率をε、空気の誘電率をεs、帯電ローラ14と感
光体ドラム5間の静電容量をC、交番電圧をVcとする
と、クーロン力Fは数1によって求められる。
【0041】
【数1】
【0042】このクーロン力Fは、交番電圧Vcによっ
て変動し、その振幅の山と谷のピーク時点(図8に示す
時点t1,3,5,…)で最大となる。このクーロ
ン力によって帯電ローラ14が振動し、感光体ドラム5
の表面を叩いたり、微少ギャップの空気に急激な流れを
起こしたりするために音が発生するものと推測される。
そして、4個の帯電ローラ14に全て同じ位相の交番電
圧Vcが印加されるため、その振幅の山と谷のピーク時
点も一致し、同時に音が発生するので、交番電圧の周波
数の2倍の周波数(fcが900Hzの場合は1800
Hz)の騒音が発生する。
【0043】そこで、上述の小型カラープリンタにこの
発明による帯電制御方法を実施した場合について説明す
る。図1は、この発明による帯電制御方法を実施するた
めの帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加
回路の一例を示す図であり、図7と対応する部分には同
じ符号を付してある。図1に示す帯電パワーパック(帯
電用電源回路)61は、発振器(OSC)70と4個の
高圧アンプ71,72,73,74の他に、位相シフト
回路75,76,77を備えている。そして、発振器7
0が出力する矩形波の発振信号fcを、高圧アンプ71
には直接に入力させ、高圧アンプ72にはπ/2位相シ
フト回路75を通してπ/2(90°)位相をずらして
入力させ、高圧アンプ73には2π/2位相シフト回路
76を通して2π/2=π(180°)位相をずらして
入力させ、高圧アンプ74には3π/2位相シフト回路
77を通して3π/2=π(240°)位相をずらして
入力させる。
【0044】それによって、各高圧アンプ71〜74
は、同図の(b)に示すように、その各かく入力信号と
同じ周波数及び位相の交番電圧Vc0〜Vc3を発生し、そ
れを4個の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。した
がって、4個の各帯電ローラ14に印加される交番電圧
Vc0〜Vc3は、図9に示すように、周波数は同じである
が、位相がπ/2(90°)ずつずれている。すなわ
ち、交番電圧Vc0〜Vc3の各波形の山と谷のピーク時点
(図9の波形に黒丸で示す)が90°ずつずれる。ま
た、一つ置きに山のピークと谷のピークが一致するが、
位相は反転している。そのため、4個の各帯電ローラ1
4で音が発生する時期がずれ、あるいは相殺される作用
が生じ、騒音の発生が大幅に抑制される。
【0045】なお、発振器70が出力する発振信号fc
の周波数は、感光体ドラム5の回転による表面(外周
面)の線速であるプロセス線速に応じて変更し、プロセ
ス線速が62.5mm/sec,125mm/sec,
185mm/secの場合、それぞれ675Hz,90
0Hz,1350Hzとする。発振信号fcの周波数す
なわち、帯電ローラ14に印加する交番電圧の周波数が
900Hzの場合に最も騒音が気になる。
【0046】図2は、この発明による上述と同様な帯電
制御方法を実施するための帯電パワーパックによる各帯
電ローラへの電圧印加回路の他の例を示す図である。こ
の帯電パワーパック62では、図1の帯電パワーパック
61における2π/2位相シフト回路76と3π/2位
相シフト回路77に代えて、全てπ/2位相シフト回路
75を用いて、発振器70の発振信号fcを、直接高圧
アンプ71に入力させるとともに、各π/2位相シフト
回路75によって順次π/2(90°)ずつ位相をずら
して、各高圧アンプ72,73,74に入力させるよう
にしている。このようにしても、各高圧アンプ71〜7
4からは、図1に示した例の場合と同じに、位相がπ/
2(90°)ずつずれた交番電圧Vc0〜Vc3が発生し、
それを各帯電ローラ14に印加することによって、図1
の場合と同じ騒音抑制効果が得られる。
【0047】なお、上述した実施形態では、各帯電ロー
ラ14に印加する交番電圧の位相をπ/2ずつずらした
が、複数の帯電ローラのうち、少なくとも1個に印加す
る交番電圧と、他の帯電ローラに印加する交番電圧との
位相をずらすだけでも騒音抑制効果がある。しかし、複
数の各帯電ローラに印加する交番電圧の位相を全てずら
すことによって、その騒音抑制効果が高まる。また、上
述の実施形態では感光体ドラム5の数(帯電ローラ14
の数も同じ)が4個なので、各帯電ローラ14に印加す
る交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつずらしたが、
感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の場合は、各
帯電ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつず
らすと、騒音抑制効果が高くなる。しかし、位相をずら
す量はこれに限るものではなく、π/m(m=4の場合
はπ/4=45°)ずつずらしても有効であるし、それ
以外のずらし量でもよい。図3に示したように感光体ド
ラム5が4個の場合に、その各感光体ドラム5と対をな
している各帯電ローラ14に、π/m=π/4=45°
ずつ位相をずらした交番電圧を印加する場合の波形とそ
の各ピーク時を図10に示す。
【0048】ここで、図2に示した帯電パワーパックの
具体的な回路構成例を図11に示し、その各部の出力波
形を図12に示す。図11に示す帯電パワーパックは、
パルス発生器(P.G)700と、その出力パルスを分
周する3段のフリップフロップ回路(以下「FF回路」
と略称する)701,702,703とによって、図2
における発振器に相当する機能を果たす。また、シフト
レジスタ710が、図2における3個の位相シフト回路
75による2π/m(この場合はm=4なのでπ/2)
ずつ位相のずれたm(この場合は4)とうりの交番信号
(この場合はデューティ50%のパルス信号)を生成す
る回路の機能を果たす。このシフトレジスタ710の信
号入力端子Sinには、3段目のFF回路703の出力端
子3Qの出力パルスを入力させ、クロック端子CKに
は、1段目のFF回路701の出力端子1Qの出力パル
スを入力させている。高圧アンプ71〜74は図2に示
したものと同じである。
【0049】この回路の動作を、図12を参照して説明
する。パルス発生器700が図12の(a)に示す発信
パルス信号fosc を出力して1段目のFF回路701の
クロック端子CLに入力させる。すると、そのFF回路
701は、その発振パルス信号fosc を1/2分周した
同図の(b)に示すパルス信号を出力端子1Qから出力
して、2段目のFF回路702のクロック端子CLに入
力させる。それによって、FF回路702は、その入力
したパルス信号をを1/2分周した同図の(c)に示す
パルス信号を出力端子2Qから出力して、3段目のFF
回路703のクロック端子CLに入力させる。
【0050】すると、そのFF回路703は、その入力
したパルス信号をを1/2分周した同図の(d)に示す
パルス信号を出力端子3Qから出力して、シフトレジス
タ710の信号入力端子Sinに入力させる。このパルス
信号が、シフトレジスタ710から出力するパルス信号
fc0と同じである。そして、このシフトレジスタ710
は、FF回路701からクロック端子CKに入力する図
12の(b)に示すパルス信号が立ち上がるごとに、パル
ス信号fc0の位相をπ/2ずつをシフトさせた同図
(e)(f)(g)に示すパルス信号fc1,fc2,f
c3,を出力する。
【0051】このシフトレジスタ710から出力される
4つのパルス信号(交番信号)fc0,fc1,fc2,fc3
は、周波数が同じで、位相がπ/2(90°)ずつずれ
た交番信号である。この各パルス信号に基づいて、高圧
アンプ71〜74が、前述した帯電用の交番電圧Vc0
Vc1,Vc2,Vc3を発生する。この交番電圧を、図2に
示したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ
印加する。
【0052】次に、周波数が同じで、位相がπ/4(4
5°)ずつずれた交番信号を発生する帯電パワーパック
の具体的な回路例を図13に示す。この帯電パワーパッ
クの回路構成は、図11に示した前述の帯電パワーパッ
クの回路構成と殆ど同じであり、シフトレジスタ710
のクロック端子CKに、パルス発生器700からの発振
パルス信号を入力するようにした点だけである。
【0053】この回路の動作を図14を参照して説明す
るが、パルス発生器700が出力する(a)に示す発振
パルス信号fosc を、3段のFF回路701〜703に
よって順次1/2分周して、(b)から(d)に示す出
力波形のパルス信号を得るのは、図11の回路と同じで
ある。そして、シフトレジスタ710が信号入力端子S
inに、3段目のFF回路703の出力端子3Qから出力
される図14の(d)に示すパルス信号を入力して、発
振パルス信号foscの周期で順次それをシフトして、同図
の(e)から(h)に示す4つのパルス信号(交番信
号)fc0,fc1,fc2,fc3を出力する。この各パルス
信号は、周波数が同じで、その位相がπ/4(45°)
ずつずれている。この位相のずれは、感光体ドラムの数
m=4の場合のπ/mである。この各パルス信号に基づ
いて、高圧アンプ71〜74が、前述した帯電用の交番
電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生し、それを図2に示
したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印
加する。
【0054】次に、前述した小型カラープリンタにこの
発明による帯電・現像制御方法を実施した場合について
説明する。図15は、この発明による帯電・現像制御方
法を実施するための現像・帯電パワーパックによる各現
像ローラと各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す
図であり、図2と同じ部分には同一の符号を付してあ
り、それらの説明は省略する。
【0055】この現像・帯電パワーパック63は、図2
に示した帯電パワーパック62における発振器70に代
えて、その発振信号fcの整数倍の周波数の発振信号f
oを出力する発振器80と分周回路81を設け、さら
に、現像バイアス用交番電圧を発生する4個の高圧アン
プ76〜79を設けている。そして、発振器80から出
力される例えば周波数2700Hzの発振信号foにも
基づいて、各高圧アンプ76〜79が発振信号foと同
じ周波数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,V
d,Vd,Vdを発生し、4個の感光体ドラム5に
それぞれ近接して配設された4個の現像ローラ101に
それぞれ印加する。この4個の現像ローラ101は、図
3に示した小型カラープリンタの各現像装置10A〜1
0Dに設けられている。
【0056】一方、発振器80からの発振信号foを分
周回路81によって1/n(nは正の整整)分周して、
図2における発振器70の発振信号fcと同じ周波数の
分周信号fc′にする。この分周信号fc′を用いて、
図2の帯電パワーパック62に設けられたのと同じ3個
の位相シフト回路75と4個の高圧アンプ71〜79に
よって、分周信号fc′と同じ周波数で、位相がπ/2
ずつずれた帯電用交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発
生し、それを図K,Y,C,M用の各帯電ローラ14に
それぞれ印加する。
【0057】この4個の帯電ローラ14は、図3に示し
た小型カラープリンタの各感光体ユニット2A〜2D内
に、それぞれ感光体ドラム5と対をなして配置されてい
る。現像バイアス用交番電圧の周波数は例えば2700
Hzに固定されるが、帯電用交番電圧の周波数は、前述
のようにプロセス線速によって代えた方がよい。そのた
め、分周回路81における分周比1/nを変更すること
によって、帯電用交番電圧の周波数を変更することがで
きる。発振器70の発振信号fcの周波数が2700H
zの場合、分周回路81における分周比1/nが1/2
であれば帯電用交番電圧の周波数は1350Hzに、1
/3であれば900Hzに、1/4であれば675Hz
になる。そして、現像バイアス用交番電圧と帯電用交番
電圧の周波数は、共通の発振器80による発振信号とそ
の分周信号によって決まるので、常に前者が後者の整数
倍の関係にあり、整数倍からの僅かな周波数ずれによる
「うなり」の発生及び形成画面にバンディングが発生す
るのを防ぐことができる。
【0058】図16は、同じくこの発明による帯電・現
像制御方法を実施するための現像・帯電パワーパックに
よる各現像ローラと各帯電ローラへの電圧印加回路の他
の例を示す図であり、図15と同じ部分には同一の符号
を付してあり、それらの説明は省略する。この例の現像
・帯電パワーパック64では、現像バイアス用交番電圧
を発生させる高圧アンプ76〜79のうち、高圧アンプ
76だけには発振信号foをそのまま入力させるが、高
圧アンプ77〜79には、発振信号foを3個の位相シ
フト回路85によって順次その位相をπ/2ずつずらし
た信号を入力させるようにしている。したがって、各高
圧アンプ76〜79が発生する発振信号foと同じ周波
数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd
Vd,Vdは、発振信号foと周波数は同じである
が、位相はπ/2ずつずれた交番電圧になる。このよう
にすることによって、騒音抑制効果がさらに高まる。
【0059】なお、上述した実施形態では、各現像ロー
ラ101に印加する交番電圧の位相をπ/2ずつずらし
たが、複数の現像ローラのうち、少なくとも1個に印加
する交番電圧と、他の現像ローラに印加する交番電圧と
の位相をずらすだけでも騒音抑制効果がある。しかし、
複数の現像ローラに印加する交番電圧の位相を全てずら
すことによって、その効果を高めることができる。ま
た、上述の実施形態では感光体ドラム5の数(現像ロー
ラ101の数も同じ)が4個なので、各現像ローラ10
1に印加する交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつず
らしたが、感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の
場合は、各現像ローラに印加する交番電圧の位相を2π
/mずつずらすとよい。しかし、位相をずらす量はこれ
に限るものではなく、π/m(m=4の場合はπ/4=
45°)ずつずらしても有効であるし、それ以外のずら
し量でもよい。
【0060】次に、この発明による帯電・現像制御方法
を実施するための現像・帯電パワーパックの具体的な回
路例とその動作を、図17〜図19によって説明する。
図17に示す回路は、図15に示した現像・帯電パワー
パック63の各高圧アンプを除いた部分に対応するが、
発振器90は、図15における発振器80の発振周波数
の4倍の10800Hzの原発振信号fosc を出力す
る。そのため、この原発振信号fosc を、2段のJ−K
FF回路(1/2分周回路)91,92によって1/4
に分周して現像バイアス用の周波数2700Hzの交番
信号foを生成するようにしている。
【0061】一方、発振器90の発振信号fosc をクロ
ック端子CLKに入力するバイナリカウンタ93と、2
個の反転回路(ノット回路)94,95によって、図1
5における分周回路81に相当する分周比可変の分周回
路を構成している。このバイナリカウンタ93のB入力
端子に直接接続し、A入力端子に反転回路94を介して
接続する制御端子Sに、ハイレベル“H”の信号を印加
すると、バイナリカウンタ93は1/2分周回路とな
り、ローレベル“L”の信号を印加すると、1/3分周
回路になる。
【0062】このバイナリカウンタ93の出力端子RC
Qから出力される周波数5400Hz又は3600Hz
のパルス信号をJ−KFF回路(1/2分周回路)96
によって1/2に分周し、さらにJ−KFF回路97に
よって1/2に分周して、その出力端子Qから帯電用の
第1の交番信号fc0を、反転出力端子/Qから第3の交
番信号fc2を出力させ、90°シフト用のFF回路98
によって第1の交番信号fc0を90°位相シフトさせ、
その出力端子Qから帯電用の第2の交番信号fc1を、反
転出力端子/Qから第4の交番信号fc3を出力させる。
2段のJ−KFF回路(1/2分周回路)96,97
は、現像バイアス用の交番信号foを原発振信号fosc
を1/4分周して生成したのに合わせて、帯電用の交番
信号もバイナリカウンタ93から出力されるパルス信号
を1/4に分周するために設けている。
【0063】したがって、バイナリカウンタ93が1/
2分周回路として動作して、周波数5400Hzのパル
ス信号を出力するときは、帯電用の4とうりの交番信号
の周波数は1350Hzで、位相が90°ずつずれたパ
ルス信号となり、バイナリカウンタ93が1/3分周回
路として動作して、周波数3600Hzのパルス信号を
出力するときは、帯電用の4とうりの交番信号の周波数
は900Hzで、位相が90°ずつずれたパルス信号と
なる。
【0064】図18は、図17に示した回路においてバ
イナリカウンタ93が1/3分周回路として動作する場
合の、10800Hzの原発振信号fo、バイナリカウ
ンタ93の出力端子RCQの出力信号、それをJ−KF
F回路96で1/2に分周した出力端子Qからの180
0Hzの出力信号、及びFF回路97,98の各出力端
子から出力される帯電用の900Hzのパルス信号(交
番信号)fc0,fc1,fc2,fc3の波形及び位相の関係
を示している。図19は、図17に示した回路において
バイナリカウンタ93が1/2分周回路として動作する
場合の、図18と同様な各パルス信号の波形及び位相の
関係を示している。
【0065】以上説明した各実施形態では、帯電部材と
して非接触の帯電ローラを設けた帯電装置を使用する画
像形成装置にこの発明を適用した例について説明した
が、これに限るものではなく、接触式の帯電ローラを設
けた帯電装置、あるいは帯電ブレードや帯電ブラシな
ど、各種の帯電部材を設けた帯電装置を使用する画像形
成装置にも、この発明を適用することができる。画像形
成装置は、プリンタに限らず、複写機やファクシミリ装
置など、複数の感光体ドラムとそれに対応する複数の帯
電部材及び現像ローラを備えた電子写真方式の各種の画
像形成装置に適用できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数の感光体ドラムとそれを帯電させる複数の帯電
部材を備えた画像形成装置において、各帯電部材に交番
電圧を印加して帯電を行う場合の騒音の発生を抑制する
ことができる。また、各感光体ドラムに対応する複数の
現像装置の各現像ローラにも現像バイアスとして交番電
圧を印加する場合に、うなりによる騒音が発生するのを
防ぐことができる。したがって、均一な帯電と良好な現
像による高画質のカラー画像等を形成でき、しかも騒音
の少ない静かな画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示す小型カラープリンタにこの発明によ
る帯電制御方法を実施するための帯電パワーパックによ
る各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図であ
る。
【図2】この発明による同様な帯電制御方法を実施する
ための帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印
加回路の他の例を示す図である。
【図3】この発明を実施する画像形成装置の一例を示す
小型カラープリンタの全体構成図である。
【図4】同じくその小型カラープリンタが備えている感
光体ユニットの構成図である。
【図5】同じく感光体ユニットに設けられている帯電ロ
ーラとその周辺の構造を示す概略略図である。
【図6】図3に示されている書込みユニットの詳細を示
す構成図である。
【図7】従来の帯電パワーパックによる各帯電ローラへ
の電圧印加回路を示す図である。
【図8】図7に示した帯電パワーパックによる発振器7
0信号fcと高圧アンプ71〜74が発生する交番電圧
との関係を図8に示す波形図である。
【図9】図1に示した帯電パワーパックから出力される
位相がπ/2(90°)ずつずれた4とうりの交番電圧
の各波形図である。
【図10】4個の各帯電ローラに印加する交番電圧の位
相をπ/4ずつずらした場合の波形図である。
【図11】図2に示した帯電パワーパックの具体的な回
路構成例を示すブロック回路図である。
【図12】図11に示した回路の各部の出力波形を示す
波形図である。
【図13】位相をπ/4ずつずらした4とうりの交番電
圧を発生する帯電パワーパックの具体的な回路構成例を
示すブロック回路図である。
【図14】図13に示した回路の各部の出力波形を示す
波形図である。
【図15】この発明による帯電・現像制御方法を実施す
るための現像・帯電パワーパックによる各現像ローラと
各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図である。
【図16】図15と同様な電圧印加回路の他の例を示す
図である。
【図17】この発明による帯電・現像制御方法を実施す
るための現像・帯電パワーパックの具体的な回路例を示
す図である。
【図18】図17に示した回路においてバイナリカウン
タが1/3分周する場合の各部の信号の波形図である。
【図19】図17に示した回路においてバイナリカウン
タが1/2分周する場合の各部の信号の波形図である。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D:感光体ユニット 3:転写ベルト 4:帯電装置 5:感光体ドラム 6:書込みユニット 10A,10B,10C,10D:現像装置 14:帯電ローラ 61,62:帯電パワーパック 63,64:現像・帯電パワーパック 70:発振器 71〜74,76〜79:高圧アンプ 75〜77,85:位相シフト回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 鉄也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 DD03 EE11 2H030 AB02 AD02 AD16 BB01 BB21 BB34 BB71 2H073 BA03 BA06 BA13 BA23 BA41 BA45 CA22

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感光体ドラムと、その各感光体ド
    ラムとそれぞれ対をなす複数の帯電部材とを備え、その
    複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、
    前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させるようにし
    た電子写真方式の画像形成装置における帯電制御方法で
    あって、 前記複数の帯電部材のうちの少なくとも1個に印加する
    交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番電圧との位相
    をずらすことを特徴とする帯電制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯電制御方法において、
    前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を全て
    ずらすことを特徴とする帯電制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の帯電制御方法において、
    前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各
    帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mずつずら
    すことを特徴とする帯電制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の帯電制御方法において、
    前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各
    帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらす
    ことを特徴とする帯電制御方法。
  5. 【請求項5】 複数の感光体ドラムと、その各感光体ド
    ラムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現像
    ローラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部材
    に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感光
    体ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体ド
    ラムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静電
    潜像を形成し、前記複数の各現像ローラに交番電圧を印
    加しながら現像剤による現像を行って、前記各感光体ド
    ラムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式の
    画像形成装置における帯電・現像制御方法であって、 前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の周波数と、
    前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧の周波数と
    を、共通の発振器からの発振信号とそれを分周した信号
    に基づいて、1:1/n(nは正の整数)に制御するこ
    とを特徴とする帯電・現像制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の帯電・現像制御方法にお
    いて、前記感光体ドラムの表面の線速に応じて、前記n
    の値を変更することを特徴とする帯電・現像制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の帯電・現像制御方
    法において、前記複数の帯電部材のうちの少なくとも1
    個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番
    電圧との位相をずらすことを特徴とする帯電・現像制御
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の帯電・現像制御方法にお
    いて、前記複数の現像ローラのうちの少なくとも1個に
    印加する交番電圧と、他の現像ローラに印加する交番電
    圧との位相をずらすことを特徴とする帯電・現像制御方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の帯電・現像制御方法にお
    いて、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複
    数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mず
    つずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の帯電・現像制御方法に
    おいて、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記
    複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mず
    つずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の帯電・現像制御方法に
    おいて、前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧の
    位相を2π/mずつずらすことを特徴とする帯電制御方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の帯電・現像制御方法
    において、前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧
    の位相をπ/mずつずらすことを特徴とする帯電・現像
    制御方法。
  13. 【請求項13】 複数の感光体ドラムと、その各感光体
    ドラムとそれぞれ対をなす複数の帯電部材とを備え、そ
    の複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによっ
    て、前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させるよう
    にした電子写真方式の画像形成装置において、 発振器と、前記感光体ドラムの数がm個のとき、前記発
    振器の発振信号からそれぞれ位相のずれたmとうりの交
    番信号を生成する位相シフト回路と、その各交番信号と
    同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個
    の高圧アンプとを設け、その各高圧アンプが発生するそ
    れぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を、前記複数の各
    帯電部材に個々に印加するようにしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 前記位相シフト回路は、前記発振器の発振信号からそれ
    ぞれ2π/mずつ位相のずれたmとうりの交番信号を生
    成する回路であり、 前記m個の高圧アンプは、それぞれ2π/mずつ位相の
    ずれた各帯電用交番電圧を発生するアンプであることを
    特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 複数の感光体ドラムと、その各感光体
    ドラムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現
    像ローラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部
    材に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感
    光体ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体
    ドラムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静
    電潜像を形成し、前記複数の各現像ローラに交番電圧を
    印加しながら現像剤による現像を行って、前記各感光体
    ドラムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式
    の画像形成装置において、 発振器と、その発振器の発振信号の周波数を1/n(n
    は正の整数)に分周する分周回路と、前記発振信号と同
    じ周波数の現像バイアス用交番電圧を発生する現像用高
    圧アンプと、前記分周回路によって分周された信号と同
    じ周波数の帯電用交番電圧を発生する帯電用高圧アンプ
    とを設け、 前記現像用高圧アンプが発生する現像バイアス用交番電
    圧を前記複数の各現像ローラに印加し、前記帯電用高圧
    アンプが発生する帯電用交番電圧を前記複数の各帯電部
    材に印加するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の画像形成装置におい
    て、前記分周回路による分周比である前記nを変更する
    回路を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の画像形成装
    置において、 前記分周回路によって分周された信号からそれぞれ位相
    のずれたm(mは前記感光体ドラムの数)とうりの交番
    信号を生成する位相シフト回路を設け、 前記帯電用高圧アンプが、前記それぞれ位相のずれたm
    とうりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交
    番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、 その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯
    電用交番電圧を、前記複数の各帯電部材に個々に印加す
    るようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の画像形成装置におい
    て、前記位相シフト回路が、前記分周回路によって分周
    された信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmと
    うりの交番信号を生成する回路であることを特徴とする
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の画像形成装置におい
    て、 前記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相の
    ずれたmとうりの交番信号を生成する現像用位相シフト
    回路を設け、 前記現像用高圧アンプが、前記それぞれ2π/mずつ位
    相のずれたmとうりの各交番信号と同じ周波数及び位相
    の各現像バイアス用交番電圧を発生するm個の高圧アン
    プからなり、 その各高圧アンプが発生する各現像バイアス用交番電圧
    を、前記複数の各現像ローラに個々に印加するようにし
    たことを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項13乃至19のいずれか一項に
    記載の画像形成装置において、前記各帯電部材がそれぞ
    れ前記各感光体ドラムの表面に近接して配置された帯電
    ローラである画像形成装置。
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