JP2008090325A - 画像形成装置とその帯電・現像制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の感光体ドラム5と帯電ローラ及び現像ローラを備えた画像形成装置において、各帯電ローラと現像ローラに交番電圧を印加して帯電及び現像を行う場合の騒音の発生を抑制する。
【解決手段】 感光体ドラム5と帯電ローラ14及び現像ローラ101の対の数がm個(図示の例では4個)のとき、発振器70の発振信号fo含む各交番信号に基づいて、m個の高圧アンプ76〜79により周波数も位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3を発生させて、各現像ローラ101に個々に印加する。また、発振信号foを分周回路81によって1/nに分周した分周信号fc′からm−1個のシフト回路75とm個の高圧アンプ71〜74とによって、位相が2π/mずつずれた帯電用交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生させて、複数の各帯電ローラ14に個々に印加する。
【選択図】 図15
【解決手段】 感光体ドラム5と帯電ローラ14及び現像ローラ101の対の数がm個(図示の例では4個)のとき、発振器70の発振信号fo含む各交番信号に基づいて、m個の高圧アンプ76〜79により周波数も位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3を発生させて、各現像ローラ101に個々に印加する。また、発振信号foを分周回路81によって1/nに分周した分周信号fc′からm−1個のシフト回路75とm個の高圧アンプ71〜74とによって、位相が2π/mずつずれた帯電用交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生させて、複数の各帯電ローラ14に個々に印加する。
【選択図】 図15
Description
この発明は、複写機,プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置、特に複数の感光体ドラムとその各表面を帯電させるための複数の帯電部材、その各表面に形成される静電潜像を現像するための複数の現像ローラ等を備えた画像形成装置と、その帯電制御方法および帯電・現像制御方法に関する。
複写機,プリンタ,ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体の表面を均一に帯電させた後、露光走査してその表面に静電潜像を形成し、それをトナー等の現像剤によって現像して顕像化し、それを用紙に転写して画像を形成する。
そのため、まず感光体の表面を均一に帯電させるために種々の改善がなされている。そして、従来の線状の帯電チャージャに代えて、近年では導電性の部材でローラ状に形成した帯電ローラ、あるいは板状に形成した帯電ブレードやブラシ状の帯電ブラシ等の帯電部材を感光体の表面に接触させ、その状態で帯電部材と感光体との間に電圧を印加することにより、感光体の表面を帯電させる接触帯電方式の接触帯電装置が、低オゾン化と低電力化が図れるという利点があることから、実用化されている。
そのため、まず感光体の表面を均一に帯電させるために種々の改善がなされている。そして、従来の線状の帯電チャージャに代えて、近年では導電性の部材でローラ状に形成した帯電ローラ、あるいは板状に形成した帯電ブレードやブラシ状の帯電ブラシ等の帯電部材を感光体の表面に接触させ、その状態で帯電部材と感光体との間に電圧を印加することにより、感光体の表面を帯電させる接触帯電方式の接触帯電装置が、低オゾン化と低電力化が図れるという利点があることから、実用化されている。
しかしながら、このような接触帯電装置に使用されている帯電部材は、例えば金属製の芯金の外側に導電性のゴムで形成した弾性ローラ部を設けた帯電ローラであるため、その弾性ローラ部が感光体の表面に押し付けられた状態で長期間放置され続けると、その弾性ローラ部の中に含まれている物質(例えば可塑剤)が表面に滲み出て、それが感光体の表面を汚してしまうということがあった。
また、接触帯電の場合には、帯電ローラ等の帯電部材が感光体の表面に接触した状態で帯電が行われるため、その感光体の表面に画像転写後に残った転写残トナー等が帯電部材の表面に転移することによって汚れ、それが原因で帯電性能が低下してしまうこともあった。
また、接触帯電の場合には、帯電ローラ等の帯電部材が感光体の表面に接触した状態で帯電が行われるため、その感光体の表面に画像転写後に残った転写残トナー等が帯電部材の表面に転移することによって汚れ、それが原因で帯電性能が低下してしまうこともあった。
そこで、このような問題を解決するため、帯電ローラの弾性ローラ部の両端部に所定の厚さのスペーサやテープ等からなるギャップ管理部材をそれぞれ取付け、それにより帯電ローラの両端部のギャップ管理部材を除く他の部分が感光体の表面に対して非接触になるようにし、その状態で感光体を帯電するようにした非接触帯電装置が提案されている。
この非接触帯電装置によれば、帯電ローラの両側のギャップ管理部材の内側の領域となる画像形成有効領域は常時は感光体に接触しないので、上述した接触帯電装置の欠点である帯電部材の中に含まれている物質の感光体への付着や、感光体の表面に付着したトナー等の付着物が帯電部材の表面に転移しやすいという問題を解決することができる。
この非接触帯電装置によれば、帯電ローラの両側のギャップ管理部材の内側の領域となる画像形成有効領域は常時は感光体に接触しないので、上述した接触帯電装置の欠点である帯電部材の中に含まれている物質の感光体への付着や、感光体の表面に付着したトナー等の付着物が帯電部材の表面に転移しやすいという問題を解決することができる。
また、黒と赤や青等の複数色、あるいはフルカラーの画像を形成できるカラー画像形成装置には、1個の感光体ドラムと中間転写ベルトを用いる1ドラム式と、画像形成する色の数だけの感光体ドラムを使用する複数ドラム式とがある。
1ドラム式では、1個の感光体ドラムの周囲に1個の帯電部材と、複数の現像装置を配置し、帯電部材によって帯電させた感光体ドラムの表面を露光走査して第1の色の画像の潜像を形成し、それを第1の現像装置によって第1の色のトナーで現像し、そのトナー像を中間転写ベルトに転写する。このような作像工程(プロセス)を各色の画像について、順次使用する現像装置(使用するトナーの色が異なる)を変えて実行し、転写ベルト上に順次各色のトナー像を重ねて転写していく。そして、全ての色の作像工程を終えた後、中間転写ベルト上に重ねて転写された各色のトナー像を転写紙に転写して、カラー画像を形成する。
この方式は、高価な感光体ドラムが1個で済む利点があるが、作像プロセスを色のだけ繰り返し実行しなければならないため、カラー画像の形成に時間がかかるという欠点がある。
1ドラム式では、1個の感光体ドラムの周囲に1個の帯電部材と、複数の現像装置を配置し、帯電部材によって帯電させた感光体ドラムの表面を露光走査して第1の色の画像の潜像を形成し、それを第1の現像装置によって第1の色のトナーで現像し、そのトナー像を中間転写ベルトに転写する。このような作像工程(プロセス)を各色の画像について、順次使用する現像装置(使用するトナーの色が異なる)を変えて実行し、転写ベルト上に順次各色のトナー像を重ねて転写していく。そして、全ての色の作像工程を終えた後、中間転写ベルト上に重ねて転写された各色のトナー像を転写紙に転写して、カラー画像を形成する。
この方式は、高価な感光体ドラムが1個で済む利点があるが、作像プロセスを色のだけ繰り返し実行しなければならないため、カラー画像の形成に時間がかかるという欠点がある。
これに対して、複数ドラム式は、形成可能な色の数だけの作像ユニットを備え、その各作像ユニットに、それぞれ感光体ドラムと、それと対あるいは組をなす帯電部材と現像装置(使用するトナーの色は異なる)をそれぞれ設け、各作像ユニットの感光体ドラム上で各色の画像に対する帯電、露光、現像の作像プロセスを略同時に実行し、各感光体ドラムの表面に形成した各色のトナー像を同じ転写紙に順次重ねて転写して、カラー画像を形成する。
この方式だと、カラー画像を白黒画像とそれほど違わない時間で形成できるため、フルカラーの画像形成装置には多く採用されるようになってきている。
この方式だと、カラー画像を白黒画像とそれほど違わない時間で形成できるため、フルカラーの画像形成装置には多く採用されるようになってきている。
このような複数ドラム式の画像形成装置の各作像ユニットにおいて、各感光体ドラムの表面を帯電させる帯電装置には、前述した接触方式あるいは非接触方式の帯電装置のいずれを採用してもよいが、その各感光体ドラムと対をなす各帯電ローラ等の帯電部材に、直流に交流を重畳した交番電圧を印加することによって、帯電の均一性を高め、感光体ドラムの表面を均一に帯電させることが行われている。交番電圧を印加することによって、帯電部材に除電機能も持たせ、残留電荷を除去する除電チャージャを省略することもできる。
また、各現像装置は、トナーを搬送して感光体ドラム上の静電潜像に付着させて現像するための現像ローラが設けられており、その現像ローラには従来直流のバイアス電圧が印加されていたが、各帯電部材に交番電圧を印加する場合には、各現像ローラにもバイアス電圧として交流を重畳した交番電圧を印加する方がよい。
また、各現像装置は、トナーを搬送して感光体ドラム上の静電潜像に付着させて現像するための現像ローラが設けられており、その現像ローラには従来直流のバイアス電圧が印加されていたが、各帯電部材に交番電圧を印加する場合には、各現像ローラにもバイアス電圧として交流を重畳した交番電圧を印加する方がよい。
しかしながら、このように各感光体ドラムと対をなす複数の各帯電部材に、交番電圧を印加して帯電を行うようにすると、その交番電圧の周波数(帯電周波数)に起因する帯電音が発生するという問題がある。
これは、交番電圧を印加された帯電部材がその周波数で僅かに振動し、それ自体の振動音や感光体ドラムの表面を叩く音が発生したり、あるいは感光体ドラムとの間の僅かなギャップが変動して空気の流れが生じたりするために音が発生すると推定される。しかもそれが、各作像ユニットで略同時に発生するため、気になる騒音となる。特に、印加する交番電圧の周波数が900Hz程度の場合にその騒音が大きくなるという問題があった。
これは、交番電圧を印加された帯電部材がその周波数で僅かに振動し、それ自体の振動音や感光体ドラムの表面を叩く音が発生したり、あるいは感光体ドラムとの間の僅かなギャップが変動して空気の流れが生じたりするために音が発生すると推定される。しかもそれが、各作像ユニットで略同時に発生するため、気になる騒音となる。特に、印加する交番電圧の周波数が900Hz程度の場合にその騒音が大きくなるという問題があった。
また、各現像装置の現像ローラにもバイアス電圧として交番電圧を印加する場合、現像バイアス電圧は常に一定の周波数の交番電圧であり、帯電部材に印加する交番電圧の周波数はそれより低く、プロセス線速(回転する感光体ドラムの表面の速度)に応じた最適周波数がある。そのため、従来はその各交番電圧を別個に発生していたが、両交番電圧の周波数が整数倍の関係にないとその周波数ずれに起因する騒音(うなり)が発生し、形成される画像にもバンディングが生じるという問題もある。この騒音も複数の作像ユニットで同時に発生し、しかも上述した帯電音と相乗されるため、非常に気になる騒音となっていた。
この発明は、このような問題を改善するためになされたものであり、上述のような複数の感光体及び帯電部材と現像ローラを備えた画像形成装置において、各帯電部材に交番電圧を印加して帯電を行う場合の帯電音を抑制すること、および現像ローラにもバイアス電圧として交番電圧を印加する場合の騒音の発生も抑制することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次のような帯電制御方法および帯電・現像制御方法と、それを実施する画像形成装置を提供する。
この発明による帯電制御方法は、上述のような複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムと対をなす複数の帯電部材を備えた電子写真方式の画像形成装置における帯電制御方法であって、複数の帯電部材のうちの少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする。そして、複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を全てずらすとなおよい。
さらに、上記感光体ドラムの数がm個であるとき、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすと最も効果的に帯電音を抑制することができる。
あるいは、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすようにしてもよい。
この発明による帯電制御方法は、上述のような複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムと対をなす複数の帯電部材を備えた電子写真方式の画像形成装置における帯電制御方法であって、複数の帯電部材のうちの少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする。そして、複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を全てずらすとなおよい。
さらに、上記感光体ドラムの数がm個であるとき、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすと最も効果的に帯電音を抑制することができる。
あるいは、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすようにしてもよい。
また、この発明による帯電・現像制御方法は、各感光体ドラム及び帯電部材とそれぞれ組をなす複数の現像ローラにもバイアス電圧として交番電圧を印加する場合、複数の各帯電部材に印加する交番電圧の周波数と、複数の各現像ローラに印加する交番電圧の周波数とを、共通の発振器からの発振信号とそれを分周した信号に基づいて、1:1/n(nは正の整数)に制御することを特徴とする。
この帯電・現像制御方法において、感光体ドラムの表面の線速(プロセス線速)に応じて、上記nの値を変更するとよい。
これと同時に、上述した帯電制御方法と同様に、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をずらすとよい。
この帯電・現像制御方法において、感光体ドラムの表面の線速(プロセス線速)に応じて、上記nの値を変更するとよい。
これと同時に、上述した帯電制御方法と同様に、上記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をずらすとよい。
この発明による画像形成装置は、複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ対をなす複数の帯電部材とを備え、その複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、上記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させるようにした電子写真方式の画像形成装置において、
発振器と、上記感光体ドラムの数がm個のとき、その発振器の発振信号からそれぞれ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する位相シフト回路と、その各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプとを設け、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を、上記複数の各帯電部材に個々に印加するようにしたものである。
上記位相シフト回路を、上記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路とし、上記m個の高圧アンプは、それぞれ2π/mずつ位相のずれた各帯電用交番電圧を発生するアンプであるとなおよい。
発振器と、上記感光体ドラムの数がm個のとき、その発振器の発振信号からそれぞれ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する位相シフト回路と、その各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプとを設け、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を、上記複数の各帯電部材に個々に印加するようにしたものである。
上記位相シフト回路を、上記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路とし、上記m個の高圧アンプは、それぞれ2π/mずつ位相のずれた各帯電用交番電圧を発生するアンプであるとなおよい。
また、感光体どラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現像ローラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、上記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体ドラムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静電潜像を形成し、上記複数の各現像ローラに交番電圧を印加しなから現像剤による現像を行って、上記各感光体ドラムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式の画像形成装置において、
発振器と、その発振器の発振信号の周波数を1/n(nは正の整数)に分周する分周回路と、上記発振信号と同じ周波数の現像バイアス用交番電圧を発生する現像用高圧アンプと、上記分周回路によって分周された信号と同じ周波数の帯電用交番電圧を発生する帯電用高圧アンプとを設け、上記現像用高圧アンプが発生する現像バイアス用交番電圧を上記複数の各現像ローラに印加し、上記帯電用高圧アンプが発生する帯電用交番電圧を上記複数の各帯電部材に印加するようにするとよい。
発振器と、その発振器の発振信号の周波数を1/n(nは正の整数)に分周する分周回路と、上記発振信号と同じ周波数の現像バイアス用交番電圧を発生する現像用高圧アンプと、上記分周回路によって分周された信号と同じ周波数の帯電用交番電圧を発生する帯電用高圧アンプとを設け、上記現像用高圧アンプが発生する現像バイアス用交番電圧を上記複数の各現像ローラに印加し、上記帯電用高圧アンプが発生する帯電用交番電圧を上記複数の各帯電部材に印加するようにするとよい。
この画像形成装置において、上記分周回路による分周比であるnを変更する回路を設けることができる。
この画像形成装置において、上記分周回路によって分周された信号からそれぞれ位相のずれたm(mは前記感光体ドラムの数)とおりの交番信号を生成する位相シフト回路を設け、上記帯電用高圧アンプが、上記それぞれ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を上記複数の各帯電部材に個々に印加するようにするとよい。
上記位相シフト回路が、上記分周回路によって分周された信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路であるのが望ましい。
さらに、上記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する現像用位相シフト回路を設け、上記現像用高圧アンプが、そのそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各現像バイアス用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、その各高圧アンプが発生する各現像バイアス用交番電圧を、上記複数の各現像ローラに個々に印加するようにするとよい。
これらの画像形成装置において、上記各帯電部材がそれぞれ上記各感光体ドラムの表面に近接して配置された帯電ローラであってもよい。
この画像形成装置において、上記分周回路によって分周された信号からそれぞれ位相のずれたm(mは前記感光体ドラムの数)とおりの交番信号を生成する位相シフト回路を設け、上記帯電用高圧アンプが、上記それぞれ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を上記複数の各帯電部材に個々に印加するようにするとよい。
上記位相シフト回路が、上記分周回路によって分周された信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路であるのが望ましい。
さらに、上記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する現像用位相シフト回路を設け、上記現像用高圧アンプが、そのそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各現像バイアス用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、その各高圧アンプが発生する各現像バイアス用交番電圧を、上記複数の各現像ローラに個々に印加するようにするとよい。
これらの画像形成装置において、上記各帯電部材がそれぞれ上記各感光体ドラムの表面に近接して配置された帯電ローラであってもよい。
この発明によれば、複数の感光体ドラムとそれを帯電させる複数の帯電部材を備えた画像形成装置において、各帯電部材に交番電圧を印加して帯電を行う場合の騒音の発生を抑制することができる。
また、各感光体ドラムに対応する複数の現像装置の各現像ローラにも現像バイアスとして交番電圧を印加する場合に、うなりによる騒音が発生するのを防ぐことができる。
したがって、均一な帯電と良好な現像による高画質のカラー画像等を形成でき、しかも騒音の少ない静かな画像形成装置を提供することができる。
また、各感光体ドラムに対応する複数の現像装置の各現像ローラにも現像バイアスとして交番電圧を印加する場合に、うなりによる騒音が発生するのを防ぐことができる。
したがって、均一な帯電と良好な現像による高画質のカラー画像等を形成でき、しかも騒音の少ない静かな画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、この発明を実施した画像形成装置の一例を示す小型カラープリンタの構造について、図3から図6によって説明する。
図3は、その小型カラープリンタの全体構成図である。この小型カラープリンタは、4ドラムフルカラーの電子写真方式の画像形成装置であり、装置本体1内には、4個の感光体ユニット2A,2B,2C及び2Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に装着している。
また、装置本体1内の略中央部に、転写ベルト3を複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に張装している。
まず、この発明を実施した画像形成装置の一例を示す小型カラープリンタの構造について、図3から図6によって説明する。
図3は、その小型カラープリンタの全体構成図である。この小型カラープリンタは、4ドラムフルカラーの電子写真方式の画像形成装置であり、装置本体1内には、4個の感光体ユニット2A,2B,2C及び2Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に装着している。
また、装置本体1内の略中央部に、転写ベルト3を複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に張装している。
そして、4個の感光体ユニット2A,2B,2C,2Dには、それぞれ像担持体である感光体ドラム5が設けられており、その各感光体ドラム5が転写ベルト3の図3で上側の面にそれぞれ接触するように、各ニット2A〜2Dをそれぞれ配設している。
そして、その感光体ユニット2A〜2Dと組み合わせるように、それぞれ使用するトナーの色が異なる4個の現像装置10A〜10Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に配設している。その各現像装置10A〜10Dには、それぞれ各感光体ユニット2A〜2Dの感光体ドラム5に僅かな間隔を置いて近接する現像ローラ101が設けられている。
そして、その感光体ユニット2A〜2Dと組み合わせるように、それぞれ使用するトナーの色が異なる4個の現像装置10A〜10Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に配設している。その各現像装置10A〜10Dには、それぞれ各感光体ユニット2A〜2Dの感光体ドラム5に僅かな間隔を置いて近接する現像ローラ101が設けられている。
その感光体ユニット2A〜2D及び現像装置10A〜10Dの上方には書込みユニット6を、転写ベルト3の下方には両面ユニット7をそれぞれ配設している。さらに、この小型カラープリンタは、装置本体1の図3で左方に、画像形成後の転写紙Pを反転させて排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユニット8を装着している。
転写ベルト3と反転ユニット8との間には、転写紙に転写されたトナーによる画像を定着する定着装置9が設けられている。
転写ベルト3と反転ユニット8との間には、転写紙に転写されたトナーによる画像を定着する定着装置9が設けられている。
その定着装置9の転写紙搬送方向の下流側には、反転搬送路20を分岐させて形成し、そこに搬送した転写紙Pを排紙ローラ対25により排紙トレイ26上に排出可能にしている。
また、装置本体1内の下部には、上下2段にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給紙カセット11と12を、それぞれ配設している。
さらに、装置本体1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉可能に設け、その手差しトレイ13を開放することにより、そこから手差し給紙ができるようにしている。
また、装置本体1内の下部には、上下2段にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給紙カセット11と12を、それぞれ配設している。
さらに、装置本体1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉可能に設け、その手差しトレイ13を開放することにより、そこから手差し給紙ができるようにしている。
感光体ユニット2A〜2Dは、同一の構成をしたユニットであり、感光体ユニット2Aはマゼンタ(M)色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Bはシアン(C)色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Cはイエロー(Y)色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Dはブラック(K)色に対応する画像を形成する。そして、それらを転写紙の搬送方向に間隔を置いてそれぞれ配置している。
各感光体ユニット2A〜2Dは、図4に示すように、露光により静電潜像が形成されるOPCドラム方式の像担持体である感光体ドラム5と、弾性ローラ部17の両端部外周にギャップ管理部材であるテープ材18をそれぞれ取り付けた帯電ローラ14を有する帯電装置4と、図5に示すようにその帯電ローラの両端部をそれぞれ感光体ドラム5側に付勢する付勢部材である1対の加圧スプリング19とを備えている。
各感光体ユニット2A〜2Dは、図4に示すように、露光により静電潜像が形成されるOPCドラム方式の像担持体である感光体ドラム5と、弾性ローラ部17の両端部外周にギャップ管理部材であるテープ材18をそれぞれ取り付けた帯電ローラ14を有する帯電装置4と、図5に示すようにその帯電ローラの両端部をそれぞれ感光体ドラム5側に付勢する付勢部材である1対の加圧スプリング19とを備えている。
そして、この感光体ユニット2A〜2Dは、図4に示すようなユニット状に形成されていて、装置本体1(図3)に対して着脱可能であり、そこには感光体ドラム5の表面をクリーニングするクリーニング装置を構成するブラシローラ15と、感光体ドラム5の表面に先端を摺接させて、その表面に付着している転写残トナー等を掻き落としてクリーニングするクリーニングブレード47と、トナー搬送オーガ48と帯電ローラクリーナ49も一体に設けられている。
そして、そのクリーニングブレード47により感光体ドラム5の表面から掻き落としたトナーを、ブラシローラ15でトナー搬送オーガ48側に移動させ、そのトナー搬送オーガ48を回転させることにより、回収した廃トナーを所定の廃トナー収納部に搬送するようにしている。
また、帯電ローラ14の弾性ローラ部17の表面に接する帯電ローラクリーナ49は、例えばスポンジからなり、機内に浮遊するトナーやゴミ等が弾性ローラ部17の表面に付着したときでも、帯電ローラ14を回転させることにより、そのトナーやゴミ等をクリーニングすることができるようにしている。
また、帯電ローラ14の弾性ローラ部17の表面に接する帯電ローラクリーナ49は、例えばスポンジからなり、機内に浮遊するトナーやゴミ等が弾性ローラ部17の表面に付着したときでも、帯電ローラ14を回転させることにより、そのトナーやゴミ等をクリーニングすることができるようにしている。
この感光体ユニット2A〜2Dには、それを装置本体1(図3参照)に対して着脱する際の基準として、位置決め主基準部51を設けると共に、手前側位置決め従基準部52と奥側位置決め従基準部53とをブラケット50にそれぞれ一体に設け、その感光体ユニット2A〜2Dを装置本体1に装着する際に、それらの基準部により、感光体ユニット2A〜2Dを所定の装着位置に確実に位置決めできるようにしている。
この感光体ユニット2A〜2Dの各感光体ドラム5は、それぞれ図4に示す矢示C方向に回転するが、その表面の線速(プロセス線速)はモノクロ速度優先モード、モノクロ画質優先モード、カラー速度優先モード、カラー画質優先モード、厚紙・OHP通紙モードなどいくつかのモードによって185mm/sec、125mm/sec、62.5mm/secの三段階に調整することができるようになっている。なお、この感光体ユニットは、ブラシローラ15を構成から外して構成するようにしてもよい。
帯電装置4は、図5に示すように、帯電ローラ14を画像形成有効領域Acの部分が感光体ドラム5との間にギャップGを形成するように配置しており、その帯電ローラ14と感光体ドラム5との間に交番電圧を印加して、感光体ドラム5の被帯電面である表面(外周面)を帯電するものである。
その帯電ローラ14は、例えばSUM−Niメッキ(鋼の表面をニッケルメッキ仕上げ)で形成した金属軸である芯金16の外周面の両端部を除く部分に、例えばエピクロルヒドリンゴムからなり、体積固有抵抗値を1×103〜1×108Ω・cmとした弾性ローラ部17を形成したものである。
その帯電ローラ14は、例えばSUM−Niメッキ(鋼の表面をニッケルメッキ仕上げ)で形成した金属軸である芯金16の外周面の両端部を除く部分に、例えばエピクロルヒドリンゴムからなり、体積固有抵抗値を1×103〜1×108Ω・cmとした弾性ローラ部17を形成したものである。
その弾性ローラ部17の両端部にはそれぞれ、例えばポリエステル又はポリエチレンテレフタレートからなる片面が粘着面に形成された粘着シートからなるテープ材18,18を、粘着面側を下にして周方向に巻き付けて、ギャップ管理部材としている。
そして、弾性ローラ部17の両側の各テープ材18,18を、それぞれ周方向の両端部が互いに重なり合うことなく、一周全ての位置についてローラの軸の方向にテープ材18が存在しない部分がないように、粘着面側を貼着により固定している。
そのため、図5に示すように、各テープ材18の両端部をそれぞれ斜めにカットして、その互いの切り口18aの端縁が対向するようにしている。
そして、弾性ローラ部17の両側の各テープ材18,18を、それぞれ周方向の両端部が互いに重なり合うことなく、一周全ての位置についてローラの軸の方向にテープ材18が存在しない部分がないように、粘着面側を貼着により固定している。
そのため、図5に示すように、各テープ材18の両端部をそれぞれ斜めにカットして、その互いの切り口18aの端縁が対向するようにしている。
この帯電装置4は、図5に示すように、帯電ローラ14を感光体ドラム5の画像形成有効領域Acの外側の部分に両端部のテープ材18,18の部分を接触させて、その帯電ローラ14と感光体ドラム5との間に図示しない電源より交番電圧を印加することにより、その感光体ドラム5の表面を帯電させる。
その帯電ローラ14は、芯金16の両端部が付勢部材である加圧スプリング19,19により滑り軸受30,30を介して感光体ドラム5側に、所定の加圧力で加圧されている。
したがって、その加圧スプリング19,19の付勢力により、帯電ローラ14の両側のテープ材18,18がそれぞれ感光体ドラム5の表面に接触し、弾性ローラ部17のテープ材18,18がそれぞれ設けられている部分の内側部分と感光体ドラム5の表面との間にギャップGが形成されて、その部分が非接触となる。
その帯電ローラ14は、芯金16の両端部が付勢部材である加圧スプリング19,19により滑り軸受30,30を介して感光体ドラム5側に、所定の加圧力で加圧されている。
したがって、その加圧スプリング19,19の付勢力により、帯電ローラ14の両側のテープ材18,18がそれぞれ感光体ドラム5の表面に接触し、弾性ローラ部17のテープ材18,18がそれぞれ設けられている部分の内側部分と感光体ドラム5の表面との間にギャップGが形成されて、その部分が非接触となる。
帯電ローラ14の芯金16の図5で右側の一端には、駆動用ギヤ40を固定し、そこに図示しないモータからの駆動力を伝達し、帯電ローラ14を感光体ドラム5と同一の線速で回転させるようにしている。
各帯電ローラ14への電圧の印加は、芯金16の部分に、−700V程度の負の直流成分を含む実効値1KV程度の交番電圧を印加する。
図3に示した現像装置10A〜10Dは、構成が全て同一のものであり、それらは使用するトナーの色のみが異なる。そして、現像装置10Aはマゼンタ色のトナーを使用し、現像装置10Bはシアン色のトナーを使用し、現像装置10Cはイエロー色のトナーを使用し、現像装置10Dはブラック色のトナーをそれぞれ使用する。
各帯電ローラ14への電圧の印加は、芯金16の部分に、−700V程度の負の直流成分を含む実効値1KV程度の交番電圧を印加する。
図3に示した現像装置10A〜10Dは、構成が全て同一のものであり、それらは使用するトナーの色のみが異なる。そして、現像装置10Aはマゼンタ色のトナーを使用し、現像装置10Bはシアン色のトナーを使用し、現像装置10Cはイエロー色のトナーを使用し、現像装置10Dはブラック色のトナーをそれぞれ使用する。
図3に示した書込みユニット6の詳細を図6によって説明する。この書込みユニット6は、レーザダイオード(LD)方式のカラー1ビーム、モノクロ2ビームで、それぞれ6面の2枚の回転多面鏡22a,22bを有する1ポリゴンモータの書込みユニットである。
その書込みユニット6は、光源となる図示しないレーザダイオードから射出されて、ポリゴンモータ21により回転される回転多面鏡22a,22bにより、マゼンタ用の走査光及びシアン用の走査光と、イエロー用の走査光及びブラック用の走査光とを右と左に分けて反射させる。
その書込みユニット6は、光源となる図示しないレーザダイオードから射出されて、ポリゴンモータ21により回転される回転多面鏡22a,22bにより、マゼンタ用の走査光及びシアン用の走査光と、イエロー用の走査光及びブラック用の走査光とを右と左に分けて反射させる。
そのマゼンタ用の走査光及びシアン用の走査光は、2層fθレンズ23をそれぞれ通り、マゼンタ用の走査光はミラー27に反射されて長尺WTL24を通って、ミラー28,29を介して感光体ユニット2Aの感光体ドラム5上に照射される。また、シアン用の走査光は、ミラー31に反射されて長尺WTL32を通って、ミラー33,34を介して感光体ユニット2Bの感光体ドラム5上に照射される。
さらに、イエロー用の走査光及びブラック用の走査光は、2層fθレンズ35をそれぞれ通り、イエロー用の走査光はミラー36に反射されて長尺WTL37を通って、ミラー38,39を介して感光体ユニット2Cの感光体ドラム5上に照射される。また、ブラック用の走査光は、ミラー41に反射されて長尺WTL42を通って、ミラー43,44を介して感光体ユニット2Dの感光体ドラム5上に照射される。
さらに、イエロー用の走査光及びブラック用の走査光は、2層fθレンズ35をそれぞれ通り、イエロー用の走査光はミラー36に反射されて長尺WTL37を通って、ミラー38,39を介して感光体ユニット2Cの感光体ドラム5上に照射される。また、ブラック用の走査光は、ミラー41に反射されて長尺WTL42を通って、ミラー43,44を介して感光体ユニット2Dの感光体ドラム5上に照射される。
図3に示した両面ユニット7は、対をなす搬送ガイド板45a,45bと、対をなす複数(この例では4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面に画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画像が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送されてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れて、それを感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像部に向けて再搬送する。
反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数の搬送ローラと、対をなす複数の搬送ガイド板とからなり、上述したように両面画像形成する際の転写紙Pを表裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後の転写紙Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏を反転させて機外に排出したりする働きをする。
給紙カセット11と12とが設けられている給紙部には、転写紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56が、それぞれ設けられている。
この小型カラープリンタは、転写ベルト3を使用したローラ曲率分離方式を採用しており、転写ベルト3の内側には4つの転写ブラシ57が4個の感光体ドラム5に対応してそれぞれ設けられている。
給紙カセット11と12とが設けられている給紙部には、転写紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56が、それぞれ設けられている。
この小型カラープリンタは、転写ベルト3を使用したローラ曲率分離方式を採用しており、転写ベルト3の内側には4つの転写ブラシ57が4個の感光体ドラム5に対応してそれぞれ設けられている。
この小型カラープリンタは、作像動作を開始させると、各感光体ドラム5が図3で時計回り方向にそれぞれ回転する。そして、その各感光体ドラム5の表面が、その感光体ドラム5と各帯電装置の帯電ローラ14との間に交番電圧が印加されることにより一様に帯電される。
そして、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5の帯電面には、書込みユニット6によりマゼンタ色の画像に対応するレーザ光が照射される。
そして、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5の帯電面には、書込みユニット6によりマゼンタ色の画像に対応するレーザ光が照射される。
また、感光体ユニット2Bの感光体ドラム5の帯電面には、書込みユニット6によりシアン色の画像に対応するレーザ光が、感光体ユニット2Cの感光体ドラム5の帯電面にはイエロー色の画像に対応するレーザ光が、さらに感光体ユニット2Dの感光体ドラム5の帯電面にはブラック色の画像に対応するレーザ光がそれぞれ照射され、そこに各色に対応した静電潜像がそれぞれ形成される。
そして、その各静潜像は、各感光体ドラム5が回転することによりそれぞれ現像装置10A,10B,10C及び10Dの位置に達すると、そこでマゼンタ,シアン,イエロー及びブラックの各トナーにより現像されて、4色のトナー像となる。
そして、その各静潜像は、各感光体ドラム5が回転することによりそれぞれ現像装置10A,10B,10C及び10Dの位置に達すると、そこでマゼンタ,シアン,イエロー及びブラックの各トナーにより現像されて、4色のトナー像となる。
一方、給紙カセット11あるいは12のうち、選択された給紙段から転写紙Pが分離給紙部55あるいは56を通して給紙され、それが感光体ユニット2Aの直前に設けられているレジストローラ対59により、各感光体ドラム5上に形成されているトナー像と一致する正確なタイミングで、それが感光体ユニット2Aの感光体ドラム5と転写ベルト3との間に向けて搬送される。
その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極性に帯電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的に吸着される。
その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極性に帯電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的に吸着される。
そして、転写紙Pは、転写ベルト3に吸着した状態で、その転写ベルト3の矢示A方向への回動により同方向に搬送されながら、図3で上側の面にマゼンタ,シアン,イエロー及びブラック色の各トナー像が順次転写されていき、感光体ユニット2Dを通過したときには4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成される。
その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本体上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排紙されたりする。
その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本体上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排紙されたりする。
あるいは、両面画像形成モードが選択されているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送路54に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユニット7に搬送され、そこから再給紙されて感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像部で、裏面に画像が形成された後に排出される。
以後、2枚以上の画像形成が指示されているときには、上述した作像プロセスが繰り返される。
以後、2枚以上の画像形成が指示されているときには、上述した作像プロセスが繰り返される。
ここで、上述の小型カラープリンタに従来の帯電制御方法を実施した場合について説明する。
図7は、従来の帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加回路を示す図である。この帯電パワーパック(帯電用電源回路)60は、発振器(OSC)70と4個の高圧アンプ71,72,73,74からなり、発振器70が図8の(a)に示すような矩形波の発振信号はfc(周波数が例えば900Hz)を出力し、高圧アンプ71〜74は全て、同図の(b)に示すように、その発振信号fcと同じ周波数及び位相の交番電圧Vcを発生し、それを4個の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
この交番電圧Vcは、例えば−700V程度の負の直流電圧成分を含み、実効値が1KV程度であるが、この値は高圧アンプ71〜74の制御によって任意に変更できる。
図7は、従来の帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加回路を示す図である。この帯電パワーパック(帯電用電源回路)60は、発振器(OSC)70と4個の高圧アンプ71,72,73,74からなり、発振器70が図8の(a)に示すような矩形波の発振信号はfc(周波数が例えば900Hz)を出力し、高圧アンプ71〜74は全て、同図の(b)に示すように、その発振信号fcと同じ周波数及び位相の交番電圧Vcを発生し、それを4個の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
この交番電圧Vcは、例えば−700V程度の負の直流電圧成分を含み、実効値が1KV程度であるが、この値は高圧アンプ71〜74の制御によって任意に変更できる。
4個の帯電ローラは、図3によって説明したように、各感光体ユニット2A〜2Dに設けられ、ブラック用(Kで示す)、イエロー用(Yで示す)、シアン用(Cで示す)、及びマゼンタ用(Mで示す)の各感光体ドラム5とそれぞれ対をなし、各感光体ドラム5と微少ギャップを置いて近接配置されている。
このように各帯電ローラ14に交番電圧を印加することによって、各感光体ドラム5の表面を帯電させるが、このとき、帯電ローラ14と感光体ドラム5との間にクーロン力が作用する。即ち、帯電ローラ14と感光体ドラム5の対向部の電荷をQ1,Q2、ギャッブの距離をr、真空の誘電率をε0、空気の誘電率をεs、帯電ローラ14と感光体ドラム5間の静電容量をC、交番電圧をVcとすると、クーロン力Fは数1によって求められる。
このように各帯電ローラ14に交番電圧を印加することによって、各感光体ドラム5の表面を帯電させるが、このとき、帯電ローラ14と感光体ドラム5との間にクーロン力が作用する。即ち、帯電ローラ14と感光体ドラム5の対向部の電荷をQ1,Q2、ギャッブの距離をr、真空の誘電率をε0、空気の誘電率をεs、帯電ローラ14と感光体ドラム5間の静電容量をC、交番電圧をVcとすると、クーロン力Fは数1によって求められる。
このクーロン力Fは、交番電圧Vcによって変動し、その振幅の山と谷のピーク時点(図8に示す時点t1,t3,t5,…)で最大となる。このクーロン力によって帯電ローラ14が振動し、感光体ドラム5の表面を叩いたり、微少ギャップの空気に急激な流れを起こしたりするために音が発生するものと推測される。
そして、4個の帯電ローラ14に全て同じ位相の交番電圧Vcが印加されるため、その振幅の山と谷のピーク時点も一致し、同時に音が発生するので、交番電圧の周波数の2倍の周波数(fcが900Hzの場合は1800Hz)の騒音が発生する。
そして、4個の帯電ローラ14に全て同じ位相の交番電圧Vcが印加されるため、その振幅の山と谷のピーク時点も一致し、同時に音が発生するので、交番電圧の周波数の2倍の周波数(fcが900Hzの場合は1800Hz)の騒音が発生する。
そこで、上述の小型カラープリンタにこの発明による帯電制御方法を実施した場合について説明する。
図1は、この発明による帯電制御方法を実施するための帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図であり、図7と対応する部分には同じ符号を付してある。
図1に示す帯電パワーパック(帯電用電源回路)61は、発振器(OSC)70と4個の高圧アンプ71,72,73,74の他に、位相シフト回路75,76,77を備えている。
そして、発振器70が出力する矩形波の発振信号fcを、高圧アンプ71には直接に入力させ、高圧アンプ72にはπ/2位相シフト回路75を通してπ/2(90°)位相をずらして入力させ、高圧アンプ73には2π/2位相シフト回路76を通して2π/2=π(180°)位相をずらして入力させ、高圧アンプ74には3π/2位相シフト回路77を通して3π/2=π(240°)位相をずらして入力させる。
図1は、この発明による帯電制御方法を実施するための帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図であり、図7と対応する部分には同じ符号を付してある。
図1に示す帯電パワーパック(帯電用電源回路)61は、発振器(OSC)70と4個の高圧アンプ71,72,73,74の他に、位相シフト回路75,76,77を備えている。
そして、発振器70が出力する矩形波の発振信号fcを、高圧アンプ71には直接に入力させ、高圧アンプ72にはπ/2位相シフト回路75を通してπ/2(90°)位相をずらして入力させ、高圧アンプ73には2π/2位相シフト回路76を通して2π/2=π(180°)位相をずらして入力させ、高圧アンプ74には3π/2位相シフト回路77を通して3π/2=π(240°)位相をずらして入力させる。
それによって、各高圧アンプ71〜74は、その各入力信号と同じ周波数及び位相の交番電圧Vc0〜Vc3を発生し、それを4個の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。したがって、4個の各帯電ローラ14に印加される交番電圧Vc0〜Vc3は、図9に示すように、周波数は同じであるが、位相がπ/2(90°)ずつずれている。すなわち、交番電圧Vc0〜Vc3の各波形の山と谷のピーク時点(図9の波形に黒丸で示す)が90°ずつずれる。また、一つ置きに山のピークと谷のピークが一致するが、位相は反転している。
そのため、4個の各帯電ローラ14で音が発生する時期がずれ、あるいは相殺される作用が生じ、騒音の発生が大幅に抑制される。
そのため、4個の各帯電ローラ14で音が発生する時期がずれ、あるいは相殺される作用が生じ、騒音の発生が大幅に抑制される。
なお、発振器70が出力する発振信号fcの周波数は、感光体ドラム5の回転による表面(外周面)の線速であるプロセス線速に応じて変更し、プロセス線速が62.5mm/sec,125mm/sec,185mm/secの場合、それぞれ675Hz,900Hz,1350Hzとする。発振信号fcの周波数すなわち、帯電ローラ14に印加する交番電圧の周波数が900Hzの場合に最も騒音が気になる。
図2は、この発明による上述と同様な帯電制御方法を実施するための帯電パワーパックによる各帯電ローラへの電圧印加回路の他の例を示す図である。
この帯電パワーパック62では、図1の帯電パワーパック61における2π/2位相シフト回路76と3π/2位相シフト回路77に代えて、全てπ/2位相シフト回路75を用いて、発振器70の発振信号fcを、直接高圧アンプ71に入力させるとともに、各π/2位相シフト回路75によって順次π/2(90°)ずつ位相をずらして、各高圧アンプ72,73,74に入力させるようにしている。
このようにしても、各高圧アンプ71〜74からは、図1に示した例の場合と同じに、位相がπ/2(90°)ずつずれた交番電圧Vc0〜Vc3が発生し、それを各帯電ローラ14に印加することによって、図1の場合と同じ騒音抑制効果が得られる。
この帯電パワーパック62では、図1の帯電パワーパック61における2π/2位相シフト回路76と3π/2位相シフト回路77に代えて、全てπ/2位相シフト回路75を用いて、発振器70の発振信号fcを、直接高圧アンプ71に入力させるとともに、各π/2位相シフト回路75によって順次π/2(90°)ずつ位相をずらして、各高圧アンプ72,73,74に入力させるようにしている。
このようにしても、各高圧アンプ71〜74からは、図1に示した例の場合と同じに、位相がπ/2(90°)ずつずれた交番電圧Vc0〜Vc3が発生し、それを各帯電ローラ14に印加することによって、図1の場合と同じ騒音抑制効果が得られる。
なお、上述した実施形態では、各帯電ローラ14に印加する交番電圧の位相をπ/2ずつずらしたが、複数の帯電ローラのうち、少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電ローラに印加する交番電圧との位相をずらすだけでも騒音抑制効果がある。しかし、複数の各帯電ローラに印加する交番電圧の位相を全てずらすことによって、その騒音抑制効果が高まる。
また、上述の実施形態では感光体ドラム5の数(帯電ローラ14の数も同じ)が4個なので、各帯電ローラ14に印加する交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつずらしたが、感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の場合は、各帯電ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすと、騒音抑制効果が高くなる。しかし、位相をずらす量はこれに限るものではなく、π/m(m=4の場合はπ/4=45°)ずつずらしても有効であるし、それ以外のずらし量でもよい。
図3に示したように感光体ドラム5が4個の場合に、その各感光体ドラム5と対をなしている各帯電ローラ14に、π/m=π/4=45°ずつ位相をずらした交番電圧を印加する場合の波形とその各ピーク時を図10に示す。
また、上述の実施形態では感光体ドラム5の数(帯電ローラ14の数も同じ)が4個なので、各帯電ローラ14に印加する交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつずらしたが、感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の場合は、各帯電ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすと、騒音抑制効果が高くなる。しかし、位相をずらす量はこれに限るものではなく、π/m(m=4の場合はπ/4=45°)ずつずらしても有効であるし、それ以外のずらし量でもよい。
図3に示したように感光体ドラム5が4個の場合に、その各感光体ドラム5と対をなしている各帯電ローラ14に、π/m=π/4=45°ずつ位相をずらした交番電圧を印加する場合の波形とその各ピーク時を図10に示す。
ここで、図2に示した帯電パワーパックの具体的な回路構成例を図11に示し、その各部の出力波形を図12に示す。
図11に示す帯電パワーパックは、パルス発生器(P.G)700と、その出力パルスを分周する3段のフリップフロップ回路(以下「FF回路」と略称する)701,702,703とによって、図2における発振器に相当する機能を果たす。
また、シフトレジスタ710が、図2における3個の位相シフト回路75による2π/m(この場合はm=4なのでπ/2)ずつ位相のずれたm(この場合は4)とおりの交番信号(この場合はデューティ50%のパルス信号)を生成する回路の機能を果たす。このシフトレジスタ710の信号入力端子Sinには、3段目のFF回路703の出力端子3Qの出力パルスを入力させ、クロック端子CKには、1段目のFF回路701の出力端子1Qの出力パルスを入力させている。
高圧アンプ71〜74は図2に示したものと同じである。
図11に示す帯電パワーパックは、パルス発生器(P.G)700と、その出力パルスを分周する3段のフリップフロップ回路(以下「FF回路」と略称する)701,702,703とによって、図2における発振器に相当する機能を果たす。
また、シフトレジスタ710が、図2における3個の位相シフト回路75による2π/m(この場合はm=4なのでπ/2)ずつ位相のずれたm(この場合は4)とおりの交番信号(この場合はデューティ50%のパルス信号)を生成する回路の機能を果たす。このシフトレジスタ710の信号入力端子Sinには、3段目のFF回路703の出力端子3Qの出力パルスを入力させ、クロック端子CKには、1段目のFF回路701の出力端子1Qの出力パルスを入力させている。
高圧アンプ71〜74は図2に示したものと同じである。
この回路の動作を、図12を参照して説明する。
パルス発生器700が図12の(a)に示す発信パルス信号fosc を出力して1段目のFF回路701のクロック端子CLに入力させる。
すると、そのFF回路701は、その発振パルス信号fosc を1/2分周した同図の(b)に示すパルス信号を出力端子1Qから出力して、2段目のFF回路702のクロック端子CLに入力させる。
それによって、FF回路702は、その入力したパルス信号をを1/2分周した同図の(c)に示すパルス信号を出力端子2Qから出力して、3段目のFF回路703のクロック端子CLに入力させる。
パルス発生器700が図12の(a)に示す発信パルス信号fosc を出力して1段目のFF回路701のクロック端子CLに入力させる。
すると、そのFF回路701は、その発振パルス信号fosc を1/2分周した同図の(b)に示すパルス信号を出力端子1Qから出力して、2段目のFF回路702のクロック端子CLに入力させる。
それによって、FF回路702は、その入力したパルス信号をを1/2分周した同図の(c)に示すパルス信号を出力端子2Qから出力して、3段目のFF回路703のクロック端子CLに入力させる。
すると、そのFF回路703は、その入力したパルス信号をを1/2分周した同図の(d)に示すパルス信号を出力端子3Qから出力して、シフトレジスタ710の信号入力端子Sinに入力させる。このパルス信号が、シフトレジスタ710から出力するパルス信号fc0と同じである。
そして、このシフトレジスタ710は、FF回路701からクロック端子CKに入力する図12の(b)に示すパルス信号が立ち上がるごとに、パルス信号fc0の位相をπ/2ずつをシフトさせた同図(e)(f)(g)に示すパルス信号fc1,fc2,fc3,を出力する。
そして、このシフトレジスタ710は、FF回路701からクロック端子CKに入力する図12の(b)に示すパルス信号が立ち上がるごとに、パルス信号fc0の位相をπ/2ずつをシフトさせた同図(e)(f)(g)に示すパルス信号fc1,fc2,fc3,を出力する。
このシフトレジスタ710から出力される4つのパルス信号(交番信号)fc0,fc1,fc2,fc3は、周波数が同じで、位相がπ/2(90°)ずつずれた交番信号である。この各パルス信号に基づいて、高圧アンプ71〜74が、前述した帯電用の交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生する。
この交番電圧を、図2に示したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
この交番電圧を、図2に示したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
次に、周波数が同じで、位相がπ/4(45°)ずつずれた交番信号を発生する帯電パワーパックの具体的な回路例を図13に示す。
この帯電パワーパックの回路構成は、図11に示した前述の帯電パワーパックの回路構成と殆ど同じであり、シフトレジスタ710のクロック端子CKに、パルス発生器700からの発振パルス信号を入力するようにした点だけである。
この帯電パワーパックの回路構成は、図11に示した前述の帯電パワーパックの回路構成と殆ど同じであり、シフトレジスタ710のクロック端子CKに、パルス発生器700からの発振パルス信号を入力するようにした点だけである。
この回路の動作を図14を参照して説明するが、パルス発生器700が出力する(a)に示す発振パルス信号fosc を、3段のFF回路701〜703によって順次1/2分周して、(b)から(d)に示す出力波形のパルス信号を得るのは、図11の回路と同じである。
そして、シフトレジスタ710が信号入力端子Sinに、3段目のFF回路703の出力端子3Qから出力される図14の(d)に示すパルス信号を入力して、発振パルス信号foscの周期で順次それをシフトして、同図の(e)から(h)に示す4つのパルス信号(交番信号)fc0,fc1,fc2,fc3を出力する。この各パルス信号は、周波数が同じで、その位相がπ/4(45°)ずつずれている。この位相のずれは、感光体ドラムの数m=4の場合のπ/mである。
この各パルス信号に基づいて、高圧アンプ71〜74が、前述した帯電用の交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生し、それを図2に示したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
そして、シフトレジスタ710が信号入力端子Sinに、3段目のFF回路703の出力端子3Qから出力される図14の(d)に示すパルス信号を入力して、発振パルス信号foscの周期で順次それをシフトして、同図の(e)から(h)に示す4つのパルス信号(交番信号)fc0,fc1,fc2,fc3を出力する。この各パルス信号は、周波数が同じで、その位相がπ/4(45°)ずつずれている。この位相のずれは、感光体ドラムの数m=4の場合のπ/mである。
この各パルス信号に基づいて、高圧アンプ71〜74が、前述した帯電用の交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生し、それを図2に示したK,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
次に、前述した小型カラープリンタにこの発明による帯電・現像制御方法を実施した場合について説明する。
図15は、この発明による帯電・現像制御方法を実施するための現像・帯電パワーパックによる各現像ローラと各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図であり、図2と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
図15は、この発明による帯電・現像制御方法を実施するための現像・帯電パワーパックによる各現像ローラと各帯電ローラへの電圧印加回路の一例を示す図であり、図2と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この現像・帯電パワーパック63は、図2に示した帯電パワーパック62における発振器70に代えて、その発振信号fcの整数倍の周波数の発振信号foを出力する発振器80と分周回路81を設け、さらに、現像バイアス用交番電圧を発生する4個の高圧アンプ76〜79を設けている。
そして、発振器80から出力される例えば周波数2700Hzの発振信号foにも基づいて、各高圧アンプ76〜79が発振信号foと同じ周波数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3を発生し、4個の感光体ドラム5にそれぞれ近接して配設された4個の現像ローラ101にそれぞれ印加する。
この4個の現像ローラ101は、図3に示した小型カラープリンタの各現像装置10A〜10Dに設けられている。
そして、発振器80から出力される例えば周波数2700Hzの発振信号foにも基づいて、各高圧アンプ76〜79が発振信号foと同じ周波数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3を発生し、4個の感光体ドラム5にそれぞれ近接して配設された4個の現像ローラ101にそれぞれ印加する。
この4個の現像ローラ101は、図3に示した小型カラープリンタの各現像装置10A〜10Dに設けられている。
一方、発振器80からの発振信号foを分周回路81によって1/n(nは正の整整)分周して、図2における発振器70の発振信号fcと同じ周波数の分周信号fc′にする。この分周信号fc′を用いて、図2の帯電パワーパック62に設けられたのと同じ3個の位相シフト回路75と4個の高圧アンプ71〜79によって、分周信号fc′と同じ周波数で、位相がπ/2ずつずれた帯電用交番電圧Vc0,Vc1,Vc2,Vc3を発生し、それを図K,Y,C,M用の各帯電ローラ14にそれぞれ印加する。
この4個の帯電ローラ14は、図3に示した小型カラープリンタの各感光体ユニット2A〜2D内に、それぞれ感光体ドラム5と対をなして配置されている。
現像バイアス用交番電圧の周波数は例えば2700Hzに固定されるが、帯電用交番電圧の周波数は、前述のようにプロセス線速によって代えた方がよい。そのため、分周回路81における分周比1/nを変更することによって、帯電用交番電圧の周波数を変更することができる。
発振器70の発振信号fcの周波数が2700Hzの場合、分周回路81における分周比1/nが1/2であれば帯電用交番電圧の周波数は1350Hzに、1/3であれば900Hzに、1/4であれば675Hzになる。
そして、現像バイアス用交番電圧と帯電用交番電圧の周波数は、共通の発振器80による発振信号とその分周信号によって決まるので、常に前者が後者の整数倍の関係にあり、整数倍からの僅かな周波数ずれによる「うなり」の発生及び形成画面にバンディングが発生するのを防ぐことができる。
現像バイアス用交番電圧の周波数は例えば2700Hzに固定されるが、帯電用交番電圧の周波数は、前述のようにプロセス線速によって代えた方がよい。そのため、分周回路81における分周比1/nを変更することによって、帯電用交番電圧の周波数を変更することができる。
発振器70の発振信号fcの周波数が2700Hzの場合、分周回路81における分周比1/nが1/2であれば帯電用交番電圧の周波数は1350Hzに、1/3であれば900Hzに、1/4であれば675Hzになる。
そして、現像バイアス用交番電圧と帯電用交番電圧の周波数は、共通の発振器80による発振信号とその分周信号によって決まるので、常に前者が後者の整数倍の関係にあり、整数倍からの僅かな周波数ずれによる「うなり」の発生及び形成画面にバンディングが発生するのを防ぐことができる。
図16は、同じくこの発明による帯電・現像制御方法を実施するための現像・帯電パワーパックによる各現像ローラと各帯電ローラへの電圧印加回路の他の例を示す図であり、図15と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この例の現像・帯電パワーパック64では、現像バイアス用交番電圧を発生させる高圧アンプ76〜79のうち、高圧アンプ76だけには発振信号foをそのまま入力させるが、高圧アンプ77〜79には、発振信号foを3個の位相シフト回路85によって順次その位相をπ/2ずつずらした信号を入力させるようにしている。
したがって、各高圧アンプ76〜79が発生する発振信号foと同じ周波数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3は、発振信号foと周波数は同じであるが、位相はπ/2ずつずれた交番電圧になる。このようにすることによって、騒音抑制効果がさらに高まる。
この例の現像・帯電パワーパック64では、現像バイアス用交番電圧を発生させる高圧アンプ76〜79のうち、高圧アンプ76だけには発振信号foをそのまま入力させるが、高圧アンプ77〜79には、発振信号foを3個の位相シフト回路85によって順次その位相をπ/2ずつずらした信号を入力させるようにしている。
したがって、各高圧アンプ76〜79が発生する発振信号foと同じ周波数で位相も同じ現像バイアス用交番電圧Vd0,Vd1,Vd2,Vd3は、発振信号foと周波数は同じであるが、位相はπ/2ずつずれた交番電圧になる。このようにすることによって、騒音抑制効果がさらに高まる。
なお、上述した実施形態では、各現像ローラ101に印加する交番電圧の位相をπ/2ずつずらしたが、複数の現像ローラのうち、少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の現像ローラに印加する交番電圧との位相をずらすだけでも騒音抑制効果がある。しかし、複数の現像ローラに印加する交番電圧の位相を全てずらすことによって、その効果を高めることができる。
また、上述の実施形態では感光体ドラム5の数(現像ローラ101の数も同じ)が4個なので、各現像ローラ101に印加する交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつずらしたが、感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の場合は、各現像ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすとよい。しかし、位相をずらす量はこれに限るものではなく、π/m(m=4の場合はπ/4=45°)ずつずらしても有効であるし、それ以外のずらし量でもよい。
また、上述の実施形態では感光体ドラム5の数(現像ローラ101の数も同じ)が4個なので、各現像ローラ101に印加する交番電圧の位相を2π/4=π/2ずつずらしたが、感光体ドラムの数がm(2以上の整数)個の場合は、各現像ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすとよい。しかし、位相をずらす量はこれに限るものではなく、π/m(m=4の場合はπ/4=45°)ずつずらしても有効であるし、それ以外のずらし量でもよい。
次に、この発明による帯電・現像制御方法を実施するための現像・帯電パワーパックの具体的な回路例とその動作を、図17〜図19によって説明する。
図17に示す回路は、図15に示した現像・帯電パワーパック63の各高圧アンプを除いた部分に対応するが、発振器90は、図15における発振器80の発振周波数の4倍の10800Hzの原発振信号fosc を出力する。そのため、この原発振信号fosc を、2段のJ−KFF回路(1/2分周回路)91,92によって1/4に分周して現像バイアス用の周波数2700Hzの交番信号foを生成するようにしている。
図17に示す回路は、図15に示した現像・帯電パワーパック63の各高圧アンプを除いた部分に対応するが、発振器90は、図15における発振器80の発振周波数の4倍の10800Hzの原発振信号fosc を出力する。そのため、この原発振信号fosc を、2段のJ−KFF回路(1/2分周回路)91,92によって1/4に分周して現像バイアス用の周波数2700Hzの交番信号foを生成するようにしている。
一方、発振器90の発振信号fosc をクロック端子CLKに入力するバイナリカウンタ93と、2個の反転回路(ノット回路)94,95によって、図15における分周回路81に相当する分周比可変の分周回路を構成している。
このバイナリカウンタ93のB入力端子に直接接続し、A入力端子に反転回路94を介して接続する制御端子Sに、ハイレベル“H”の信号を印加すると、バイナリカウンタ93は1/2分周回路となり、ローレベル“L”の信号を印加すると、1/3分周回路になる。
このバイナリカウンタ93のB入力端子に直接接続し、A入力端子に反転回路94を介して接続する制御端子Sに、ハイレベル“H”の信号を印加すると、バイナリカウンタ93は1/2分周回路となり、ローレベル“L”の信号を印加すると、1/3分周回路になる。
このバイナリカウンタ93の出力端子RCQから出力される周波数5400Hz又は3600Hzのパルス信号をJ−KFF回路(1/2分周回路)96によって1/2に分周し、さらにJ−KFF回路97によって1/2に分周して、その出力端子Qから帯電用の第1の交番信号fc0を、反転出力端子/Qから第3の交番信号fc2を出力させ、90°シフト用のFF回路98によって第1の交番信号fc0を90°位相シフトさせ、その出力端子Qから帯電用の第2の交番信号
fc1を、反転出力端子/Qから第4の交番信号fc3を出力させる。
2段のJ−KFF回路(1/2分周回路)96,97は、現像バイアス用の交番信号foを原発振信号foscを1/4分周して生成したのに合わせて、帯電用の交番信号もバイナリカウンタ93から出力されるパルス信号を1/4に分周するために設けている。
fc1を、反転出力端子/Qから第4の交番信号fc3を出力させる。
2段のJ−KFF回路(1/2分周回路)96,97は、現像バイアス用の交番信号foを原発振信号foscを1/4分周して生成したのに合わせて、帯電用の交番信号もバイナリカウンタ93から出力されるパルス信号を1/4に分周するために設けている。
したがって、バイナリカウンタ93が1/2分周回路として動作して、周波数5400Hzのパルス信号を出力するときは、帯電用の4とおりの交番信号の周波数は1350Hzで、位相が90°ずつずれたパルス信号となり、バイナリカウンタ93が1/3分周回路として動作して、周波数3600Hzのパルス信号を出力するときは、帯電用の4とおりの交番信号の周波数は900Hzで、位相が90°ずつずれたパルス信号となる。
図18は、図17に示した回路においてバイナリカウンタ93が1/3分周回路として動作する場合の、10800Hzの原発振信号fo、バイナリカウンタ93の出力端子RCQの出力信号、それをJ−KFF回路96で1/2に分周した出力端子Qからの1800Hzの出力信号、及びFF回路97,98の各出力端子から出力される帯電用の900Hzのパルス信号(交番信号)fc0,fc1,fc2,fc3の波形及び位相の関係を示している。
図19は、図17に示した回路においてバイナリカウンタ93が1/2分周回路として動作する場合の、図18と同様な各パルス信号の波形及び位相の関係を示している。
図19は、図17に示した回路においてバイナリカウンタ93が1/2分周回路として動作する場合の、図18と同様な各パルス信号の波形及び位相の関係を示している。
以上説明した各実施形態では、帯電部材として非接触の帯電ローラを設けた帯電装置を使用する画像形成装置にこの発明を適用した例について説明したが、これに限るものではなく、接触式の帯電ローラを設けた帯電装置、あるいは帯電ブレードや帯電ブラシなど、各種の帯電部材を設けた帯電装置を使用する画像形成装置にも、この発明を適用することができる。
この発明は、複写機,プリンタ、ファクシミリ装置など、複数の感光体ドラムとそれに対応する複数の帯電部材及び現像ローラを備えた電子写真方式の各種の画像形成装置に利用できる。それによって、均一な帯電と良好な現像による高画質のカラー画像等を形成でき、しかも騒音の少ない静かな画像形成装置を提供することができる。
2A,2B,2C,2D:感光体ユニット
3:転写ベルト 4:帯電装置
5:感光体ドラム 6:書込みユニット
10A,10B,10C,10D:現像装置
14:帯電ローラ 61,62:帯電パワーパック
63,64:現像・帯電パワーパック
70:発振器 71〜74,76〜79:高圧アンプ
75〜77,85:位相シフト回路
3:転写ベルト 4:帯電装置
5:感光体ドラム 6:書込みユニット
10A,10B,10C,10D:現像装置
14:帯電ローラ 61,62:帯電パワーパック
63,64:現像・帯電パワーパック
70:発振器 71〜74,76〜79:高圧アンプ
75〜77,85:位相シフト回路
Claims (20)
- 複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ対をなす複数の帯電部材とを備え、その複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させるようにした電子写真方式の画像形成装置における帯電制御方法であって、
前記複数の帯電部材のうちの少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする帯電制御方法。 - 請求項1記載の帯電制御方法において、前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を全てずらすことを特徴とする帯電制御方法。
- 請求項2記載の帯電制御方法において、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすことを特徴とする帯電制御方法。
- 請求項2記載の帯電制御方法において、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすことを特徴とする帯電制御方法。
- 複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現像ローラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体ドラムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静電潜像を形成し、前記複数の各現像ローラに交番電圧を印加しながら現像剤による現像を行って、前記各感光体ドラムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式の画像形成装置における帯電・現像制御方法であって、
前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の周波数と、前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧の周波数とを、共通の発振器からの発振信号とそれを分周した信号に基づいて、1:1/n(nは正の整数)に制御することを特徴とする帯電・現像制御方法。 - 請求項5記載の帯電・現像制御方法において、前記感光体ドラムの表面の線速に応じて、前記nの値を変更することを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 請求項5又は6記載の帯電・現像制御方法において、前記複数の帯電部材のうちの少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の帯電部材に印加する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 請求項7記載の帯電・現像制御方法において、前記複数の現像ローラのうちの少なくとも1個に印加する交番電圧と、他の現像ローラに印加する交番電圧との位相をずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 請求項7記載の帯電・現像制御方法において、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 請求項9記載の帯電・現像制御方法において、前記感光体ドラムの数がm個であるとき、前記複数の各帯電部材に印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 請求項9記載の帯電・現像制御方法において、前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧の位相を2π/mずつずらすことを特徴とする帯電制御方法。
- 請求項10記載の帯電・現像制御方法において、前記複数の各現像ローラに印加する交番電圧の位相をπ/mずつずらすことを特徴とする帯電・現像制御方法。
- 複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ対をなす複数の帯電部材とを備え、その複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させるようにした電子写真方式の画像形成装置において、
発振器と、前記感光体ドラムの数がm個のとき、前記発振器の発振信号からそれぞれ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する位相シフト回路と、その各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプとを設け、その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を、前記複数の各帯電部材に個々に印加するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13記載の画像形成装置において、
前記位相シフト回路は、前記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路であり、
前記m個の高圧アンプは、それぞれ2π/mずつ位相のずれた各帯電用交番電圧を発生するアンプである
ことを特徴とする画像形成装置。 - 複数の感光体ドラムと、その各感光体ドラムとそれぞれ組をなす複数の帯電部材及び複数の現像ローラと、書込み手段とを備え、前記複数の各帯電部材に交番電圧を印加することによって、前記複数の各感光体ドラムの表面を帯電させ、その帯電された各感光体ドラムの表面を前記書込み手段によって露光走査して静電潜像を形成し、前記複数の各現像ローラに交番電圧を印加しながら現像剤による現像を行って、前記各感光体ドラムの表面に顕像を形成するようにした電子写真方式の画像形成装置において、
発振器と、その発振器の発振信号の周波数を1/n(nは正の整数)に分周する分周回路と、前記発振信号と同じ周波数の現像バイアス用交番電圧を発生する現像用高圧アンプと、前記分周回路によって分周された信号と同じ周波数の帯電用交番電圧を発生する帯電用高圧アンプとを設け、
前記現像用高圧アンプが発生する現像バイアス用交番電圧を前記複数の各現像ローラに印加し、前記帯電用高圧アンプが発生する帯電用交番電圧を前記複数の各帯電部材に印加するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項15記載の画像形成装置において、前記分周回路による分周比である前記nを変更する回路を設けたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項15又は16記載の画像形成装置において、
前記分周回路によって分周された信号からそれぞれ位相のずれたm(mは前記感光体ドラムの数)とおりの交番信号を生成する位相シフト回路を設け、
前記帯電用高圧アンプが、前記それぞれ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各帯電用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、
その各高圧アンプが発生するそれぞれ位相がずれた各帯電用交番電圧を、前記複数の各帯電部材に個々に印加するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項17記載の画像形成装置において、前記位相シフト回路が、前記分周回路によって分周された信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する回路であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項18記載の画像形成装置において、
前記発振器の発振信号からそれぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの交番信号を生成する現像用位相シフト回路を設け、
前記現像用高圧アンプが、前記それぞれ2π/mずつ位相のずれたmとおりの各交番信号と同じ周波数及び位相の各現像バイアス用交番電圧を発生するm個の高圧アンプからなり、
その各高圧アンプが発生する各現像バイアス用交番電圧を、前記複数の各現像ローラに個々に印加するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13乃至19のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記各帯電部材がそれぞれ前記各感光体ドラムの表面に近接して配置された帯電ローラである画像形成装置。
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