JP2002169226A - ベースシートの保護フィルム - Google Patents

ベースシートの保護フィルム

Info

Publication number
JP2002169226A
JP2002169226A JP2000368243A JP2000368243A JP2002169226A JP 2002169226 A JP2002169226 A JP 2002169226A JP 2000368243 A JP2000368243 A JP 2000368243A JP 2000368243 A JP2000368243 A JP 2000368243A JP 2002169226 A JP2002169226 A JP 2002169226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective film
base sheet
sheet
lens
curable resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000368243A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatsugu Kugimoto
久嗣 釘本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000368243A priority Critical patent/JP2002169226A/ja
Priority to US10/003,362 priority patent/US20020068168A1/en
Publication of JP2002169226A publication Critical patent/JP2002169226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • G02B1/105
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/22Plastics; Metallised plastics
    • C09J7/24Plastics; Metallised plastics based on macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2423/00Presence of polyolefin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2433/00Presence of (meth)acrylic polymer
    • C09J2433/006Presence of (meth)acrylic polymer in the substrate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/28Web or sheet containing structurally defined element or component and having an adhesive outermost layer
    • Y10T428/2852Adhesive compositions
    • Y10T428/2878Adhesive compositions including addition polymer from unsaturated monomer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線をよく通し、帯電防止剤と容易に反応
を起こさず、適度な粘着強度を有するベースシートの保
護フィルムを提供する。 【解決手段】 レンズシートのベースシートに使用され
る保護フィルムであって、前記レンズシートはそのレン
ズ面がUV硬化性樹脂層により形成されており、保護フ
ィルムの一面側には粘着剤層が設けられており、保護フ
ィルムを透過する波長320nmの紫外線の透過率は8
2%以上である、ことを特徴とするベースシートの保護
フィルムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズシートに用
いられるベースシートの保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションスクリーン等に使用さ
れる大型レンズシートは、成形型上に滴下された液状の
紫外線硬化樹脂(以下において「UV硬化性樹脂」とい
う。)をアクリル等のベースシートで蓋ってシートの全
面に渡って押圧し、さらに上方からベースシートを透過
するように紫外線を照射して、UV硬化性樹脂を硬化さ
せることによりレンズ面を形成している。
【0003】上記ベースシートは、溶融状のアクリルを
2本のロール間を通過させることにより、冷却しつつシ
ート状に押し出し成形して得られるものである。このよ
うに成形されて得られたベースシートは、上記したレン
ズ面の形成工程に供されるまで、比較的長期間在庫され
る場合がある。この間にベースシートが汚染されたり、
ベースシートが帯電して、ごみやほこり等が付着するの
を防止する必要がある。このため、ベースシート表面に
は押し出しの直後、塵埃等の吸着を防止するため帯電防
止剤が塗布されている。
【0004】また、一面側に粘着剤層を形成した合成樹
脂製保護フィルムを、ベースシートの両面に貼付して、
シート表面の汚染や傷つきを防止する方法がとられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記紫外線を
照射する工程においては、ベースシートの一面側に保護
フィルムが貼付されたまま残されており、紫外線は保護
フィルムを透過してUV硬化性樹脂に到達する必要があ
る。したがって、十分にUV硬化性樹脂を硬化させるた
めには紫外線を透過し易い性質を有する保護フィルムを
使用することが望まれる。また、ベースシート表面には
前記したように帯電防止剤が塗布されているので、帯電
防止剤とフィルムの粘着剤とが長期の在庫期間中にも反
応を起こさず安定している必要もある。さらに、保護フ
ィルムは在庫期間中には容易に剥れることなく、また逆
に、必要な場合には容易に剥がせる程度の粘着強度を備
えている必要もある。
【0006】そこで、本発明は、紫外線をよく通し、帯
電防止剤と容易に反応を起こさず、適度な粘着強度を有
するベースシートの保護フィルムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0008】本発明は、レンズシートのベースシート
(1)に使用される保護フィルムであって、前記レンズ
シートはそのレンズ面がUV硬化性樹脂層により形成さ
れており、保護フィルムの一面側には粘着剤層(3)が
設けられており、保護フィルムを透過する波長320n
mの紫外線の透過率は82%以上である、ことを特徴と
するベースシートの保護フィルム(F)を提供して前記
課題を解決する。ここに「紫外線透過率」とは、紫外可
視分光光度計で250〜400nm(ナノメーター)の
波長の範囲内において、試料を透過する所定波長の紫外
線の透過率を3回読み取り、その相加平均値を算出した
ものをいう。
【0009】この発明によれば、保護フィルムを透過す
るように紫外線をUV硬化性樹脂層に照射しても、紫外
線の大半は保護フィルムを透過してUV硬化性樹脂層に
到達することができるので、UV硬化性樹脂を十分に硬
化させることができる。
【0010】本発明の一態様では、ベースシートの保護
フィルムの粘着強度が0.4〜2.3N/25mmであ
ることとしてもよい。ここに「粘着強度」とは、下記試
験法により測定される値をいう。すなわち、幅25m
m、長さ125mmに切断した市販の清浄な表面を有す
るアクリル板に、保護フィルムの粘着面を1cmあたり
6kgの重量がかかるゴムロール(ショアーゴム硬度計
にて測定されるゴム硬度が80度のもの)にて2m/分
の速度で圧着貼り付けし、30分放置後、引張試験機を
使用して、200mm/分の速度で両者を剥離(180
度剥離)したときの剥離力を測定して、その平均値を算
出するものである。
【0011】このようにすれば、保護フィルムの粘着強
度が所定範囲にあるので、ベースシートの在庫中に不意
に保護フィルムがはがれるようなことがない。またUV
硬化性樹脂を使用しての樹脂成型工程の直前にベースシ
ートから保護フィルムを剥がす場合には、無理なく引き
剥がすことができる。
【0012】本発明の他の態様では、カチオン系界面活
性剤を含む帯電防止剤を塗布したベースシート面に、ベ
ースシートの保護フィルムを粘着剤層側から貼付した場
合において、ベースシートの一年後の表面抵抗率が10
12Ω/□以下に保持されるように構成することもでき
る。ここに「表面抵抗率」とは、絶縁物の表面の電気抵
抗をいう。表面上の方形の相対する辺の間で測定を行
う。Ω(オーム)で表された値は、方形の寸法および表
皮薄膜の厚さに依存しないものとされている。
【0013】このように構成した場合には、ベースシー
トの帯電防止性能が長期にわたって保持されるので、ベ
ースシートが在庫中に空気中のダストを吸着するような
事態が防止される。
【0014】このように構成した場合はさらに、粘着剤
はポリオレフィン系樹脂成分を含む粘着剤であることと
してもよい。
【0015】このようにすれば、ベースシート表面にカ
チオン系帯電防止剤が塗布されている場合であっても粘
着剤と帯電防止剤とが反応をおこすことがなく、帯電防
止性能を長期にわたって維持することができる。
【0016】上記諸態様において、ベースシートの材質
はアクリル樹脂であることとしてもよい。
【0017】このようにすれば、アクリル製ベースシー
トの保護フィルムについて上記の各発明を適用すること
ができる。
【0018】本発明のこのような作用及び利得は、次に
説明する実施の形態から明らかにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
に基づき説明する。
【0020】図1は、ベースシート1の両面に貼られた
保護フィルムFを示す断面図である。保護フィルムF
は、合成樹脂フィルム2と、その一面側に形成された粘
着剤層3とを備えている。合成樹脂材料として、光透過
性が良好であるとの観点から、ポリエチレン、塩化ビニ
ル共重合体、ポリプロピレン、またはポリエチレンとポ
リプロピレン混練材料等が好適に使用される。粘着剤層
3を構成する粘着剤は、通常オレフィン系、合成ゴム
系、アクリル系の各粘着剤の中から選定の上使用され
る。
【0021】ベースシート1は、高温に熱せられて溶融
状態となったアクリル樹脂を二本の金属ロールの間で冷
却しつつ圧延されるように通過させて、板状のアクリル
板を成形して得たものである。ベースシート1には、成
形後その片面に帯電防止剤層4がスプレー塗布により形
成される。帯電防止剤層4を形成する帯電防止剤とし
て、たとえばカチオン(陽イオン)系の界面活性剤が使
用される。帯電防止剤をベースシート1の片面に塗布す
るのは、在庫中および製品となった後、ベースシート1
の表面に空気中の塵埃等が静電気により吸着されるのを
防止するためである。
【0022】ベースシート1は、レンズシートの成形に
使用されるまで長期にわたって在庫される場合がある。
したがってこの間に保護フィルムFはベースシート1か
ら容易に剥離されない程度の粘着力を保有している必要
がある。このような観点から保護フィルムFの粘着力
は、0.2N/25mm以上、さらに好ましくは0.4
N/mm以上であることが望ましい。また、この間に保
護フィルムFの粘着剤層3と、ベースシート1の表面に
塗布された帯電防止剤層4とは、常に面状に接触してい
る。したがって粘着剤と帯電防止剤とが長期の間に化学
反応等を起こさず、帯電防止効果が持続するように両者
の組み合わせを吟味する必要がある。ここにベースシー
ト1の帯電防止剤として、カチオン系界面活性剤が広く
使用されている。したがって、これと反応を起こさない
粘着剤を選定する必要がある。上記したように、通常粘
着剤は、オレフィン系、合成ゴム系、アクリル系の各粘
着剤の中から選定の上使用されるが、ここではカチオン
系帯電防止剤との反応性が極めて低いという観点から、
合成ゴム系粘着剤、さらに望ましくはオレフィン系粘着
剤の使用が推奨される。
【0023】本願発明者は、ベースシート1にカチオン
系帯電防止剤を0.29g/m2に相当する量塗布した
うえで、オレフィン系粘着剤層を備えた保護フィルムF
を貼付し、1年間保管した後の表面抵抗値を東京電波工
業株式会社製表面抵抗計(型式SM−8210または、
SME−8310)にて測定したところ、6.07x1
10Ωなる値を得た。通常帯電防止性能の限界を示す表
面抵抗値は、1012Ωといわれ、この数字はこれより十
分に小さなものである。したがって上記の帯電防止剤塗
布による帯電防止性能は十分満足されるレベルにあるも
のと判断される。
【0024】UV硬化性樹脂成形工程における使用に先
立ち、ベースシート1両面に貼付されている保護フィル
ムFのうち片面側が剥離される。この際に剥離作業が容
易に行われるように、保護フィルムFの粘着強度は、
3.5N/25mm以下、さらに好ましくは2.3N/
25mm以下となるように設定されていることが望まし
い。
【0025】帯電防止剤が塗布されていない片面側の保
護フィルムFが剥離されたベースシート1は、UV硬化
性樹脂成形工程に供される。
【0026】図2は、UV硬化性樹脂成形工程における
スタンパ(金型)と、UV硬化性樹脂層と、ベースシー
ト1と、保護フィルムFとの関係を示す断面図である。
樹脂成型工程においては、まず成形型であるスタンパ上
に液状のUV硬化性樹脂が滴下される。次にUV硬化性
樹脂層の上面をベースシート1で蓋って全面に渡って押
圧する。このような工程により液状のUV硬化性樹脂層
下面は、レンズシートの逆凹凸形状が形成されているス
タンパ上面に密着されて、レンズシートの正凹凸形状が
転写される。一方液状UV硬化性樹脂層の上面は保護フ
ィルムFが剥離された面側のベースシート1に密着し、
両者は接着されて一体となる。
【0027】さらに図3に示すように、上方から保護フ
ィルムFおよびベースシート1を透過するように紫外線
を照射して、UV硬化性樹脂を硬化させる。このような
方法にて例えばフレネルレンズシートのようなシート状
レンズを製造している。
【0028】図3からも明らかなとおり、十分な量の紫
外線がUV硬化性樹脂層に到達するためには、保護フィ
ルムFは、紫外線を良く透過する性質を持っていること
が必要である。発明者の経験によれば例えば、ポリエチ
レンフィルムは、ポリプロピレンやビニル系のフィルム
に比較した場合、紫外線の透過性が良い。ただし例えば
農業用途に使用される通常のポリエチレンフィルムには
紫外線吸収剤が混合されている場合が多いので、本発明
の保護フィルムFには、紫外線吸収剤が混合されていな
いものを選定して使用することが望ましい。具体的には
例えば320mnの波長を持つ紫外線の透過率として、
75%以上、さらに好ましくは82%以上の数字を示す
ものを使用することが推奨される。
【0029】なお、以上の実施形態においてはレンズシ
ートとして、フレネルレンズシートに関する例をあげた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば
レンチキュラーレンズシート、ハエの目レンズシート、
またはリニアフレネルレンズシートのような他のレンズ
シートに使用されるベースシートの保護フィルムに対し
ても適用可能であることは言うまでもない。
【0030】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れ
る発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能
であり、そのような変更を伴うベースシートの保護フィ
ルムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したようにレンズシートのベ
ースシートに使用される保護フィルムであって、前記レ
ンズシートはそのレンズ面がUV硬化性樹脂層により形
成されており、保護フィルムの一面側には粘着剤層が設
けられており、保護フィルムを透過する波長320nm
の紫外線の透過率は82%以上である、ことを特徴とす
るベースシートの保護フィルムによれば、保護フィルム
を透過するように紫外線をUV硬化性樹脂層に照射して
も、紫外線の大半は保護フィルムを透過してUV硬化性
樹脂層に到達するので、UV硬化性樹脂を十分に硬化さ
せることができる。
【0032】また、ベースシートの保護フィルムの粘着
強度が0.4〜2.3N/25mmであることとすれ
ば、保護フィルムの粘着強度が所定範囲にあるので、ベ
ースシートの在庫中に不意に保護フィルムがはがれるよ
うなことがない。また樹脂成型工程の直前にベースシー
トからフィルムを剥がす場合には、無理なく引き剥がす
ことができる。
【0033】また、カチオン系界面活性剤を含む帯電防
止剤を塗布したベースシート面に、ベースシートの保護
フィルムを粘着剤層側から貼付した場合において、ベー
スシートの一年後の表面抵抗率が1012Ω/□以下に保
持されるように構成した場合には、ベースシートの帯電
防止性能が長期にわたって保持されるので、ベースシー
トが在庫中に空気中のダストを吸着するような事態が防
止される。
【0034】このように構成した場合はさらに、粘着剤
はポリオレフィン系樹脂成分を含む粘着剤であることと
すれば、ベースシート表面にカチオン系帯電防止剤が塗
布されている場合であっても粘着剤と帯電防止剤が反応
をおこすことがなく、帯電防止性能を長期にわたって維
持することができる。
【0035】さらに、上記諸態様において、ベースシー
トの材質はアクリルであることとすれば、アクリル製ベ
ースシートの保護フィルムについて上記の各発明を適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースシートの両面に貼られた保護フィルムを
示す断面図である。
【図2】スタンパと、UV硬化性樹脂層と、ベースシー
トと、保護フィルムとの関係を示す断面図である。
【図3】UV照射を示す図である。
【符号の説明】
F 保護フィルム 1 ベースシート 2 フィルム層 3 粘着剤層 4 帯電防止剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/08 G02B 1/10 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズシートのベースシートに使用され
    る保護フィルムであって、 前記レンズシートはそのレンズ面がUV硬化性樹脂層に
    より形成されており、 前記保護フィルムの一面側には粘着剤層が設けられてお
    り、 前記保護フィルムを透過する波長320nmの紫外線の
    透過率は82%以上である、 ことを特徴とするベースシートの保護フィルム。
  2. 【請求項2】 粘着強度が0.4〜2.3N/25mm
    であることを特徴とする請求項1に記載されたベースシ
    ートの保護フィルム。
  3. 【請求項3】 カチオン系界面活性剤を含む帯電防止剤
    を塗布した前記ベースシート表面に、前記ベースシート
    の保護フィルムを前記粘着剤層側から貼付した場合にお
    いて、前記ベースシートの一年後の表面抵抗率が1012
    Ω/□以下に保持されることを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載されたベースシートの保護フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 前記粘着剤は、ポリオレフィン系樹脂成
    分を含む粘着剤であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載されたベースシートの保護フィルム。
  5. 【請求項5】 前記ベースシートの材質はアクリル樹脂
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    されたベースシートの保護フィルム。
JP2000368243A 2000-12-04 2000-12-04 ベースシートの保護フィルム Pending JP2002169226A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368243A JP2002169226A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 ベースシートの保護フィルム
US10/003,362 US20020068168A1 (en) 2000-12-04 2001-11-15 Protection film for base sheet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368243A JP2002169226A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 ベースシートの保護フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002169226A true JP2002169226A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18838531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000368243A Pending JP2002169226A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 ベースシートの保護フィルム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020068168A1 (ja)
JP (1) JP2002169226A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100744685B1 (ko) 2005-11-11 2007-08-07 박영기 자외선 경화형 접착 시트 및 이의 용도

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105093384B (zh) * 2014-05-14 2020-06-16 卡任特照明解决方案有限责任公司 光导板以及用于形成光导板的方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1142863A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Dainippon Printing Co Ltd 受像シート
DE69938086T2 (de) * 1998-06-05 2009-01-29 Fujifilm Corporation Antireflektionsschicht und Anzeigegerät mit dieser Schicht
US6266166B1 (en) * 1999-03-08 2001-07-24 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Self-adhesive film for hologram formation, dry plate for photographing hologram, and method for image formation using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100744685B1 (ko) 2005-11-11 2007-08-07 박영기 자외선 경화형 접착 시트 및 이의 용도

Also Published As

Publication number Publication date
US20020068168A1 (en) 2002-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3882673A1 (en) Transparent laminate
TW440917B (en) Base material and adhesive tape using the same
JP6385924B2 (ja) 保護フィルム付き機能性シート
CN102466835A (zh) 偏振片的制造方法
JP2011040449A (ja) ダイシングテープ用基材、ダイシングテープ、半導体装置の製造方法
KR20070063428A (ko) 표면 보호 필름용 지지 기재 및 표면 보호 필름
JP2007057866A (ja) 反射型巻取式スクリーン及びその製造方法
JP2002169226A (ja) ベースシートの保護フィルム
WO2016163334A1 (ja) 成形体
EP3240750A1 (en) Web-wound rolls with microsphere treated edge and methods of making same
US20110014411A1 (en) Pressure-sensitive adhesive sheet and pressure-sensitive adhesive sheet with release sheet using the same
JP2010132318A (ja) 帯電防止ラベル、及びラベル付き容器
JPWO2018008755A1 (ja) 静電吸着積層シート及び表示物
JP3058023B2 (ja) 化粧シートおよびその製造方法
JP2882953B2 (ja) ドライフイルムレジスト
JPH0570746A (ja) 剥離剤組成物及びそれを用いた剥離シート
KR101706293B1 (ko) 비점착층을 포함하는 소음 방지용 점착 테이프를 가진 이차전지
JP2006169285A (ja) 熱収縮性粘着フィルム
JP3212476B2 (ja) 表面保護フイルム
EP3733803A1 (en) Separator, and adhesive tape or sheet with separator
JP2011074147A (ja) 光線吸収剤及び光線吸収部材
JP2003206454A (ja) フォトマスク保護用粘着テープ
JP3883588B2 (ja) 化粧材
JPH07156355A (ja) 表面保護シート
KR101607713B1 (ko) 오염방지 시트 및 그의 제조방법