JP2002167805A - 地盤孔明機 - Google Patents

地盤孔明機

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JP2002167805A
JP2002167805A JP2000364346A JP2000364346A JP2002167805A JP 2002167805 A JP2002167805 A JP 2002167805A JP 2000364346 A JP2000364346 A JP 2000364346A JP 2000364346 A JP2000364346 A JP 2000364346A JP 2002167805 A JP2002167805 A JP 2002167805A
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JP
Japan
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operator
rod
seat
operator seat
lever
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Application number
JP2000364346A
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English (en)
Inventor
Kentaro Watanabe
健太郎 渡辺
Toyohiko Yoyasu
豊彦 養安
Toru Hishiyama
徹 菱山
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッド推進装置における作業あるいは機体の
走行を良好に行うことで、オペレータの疲労を大幅に軽
減する。 【解決手段】 走行体1を有する機体2と、前記機体2
に、ロッドを地中に送り込むあるいは引き抜くロッド推
進装置4を備え、前記機体2に、オペレータシート30
を機体2幅方向に移動自在に取り付けた地盤孔明機とす
ることで、必要に応じてオペレータシート30を張り出
したり、格納したりして、ロッド推進装置4における作
業あるいは機体2の走行を良好に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス管、電力ケー
ブル、信号ケーブル、光ファイバーケーブル、上水道
管、下水道管等を非開削で地中に埋設する作業に用いる
地盤孔明機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス管、電力ケーブル、信号ケー
ブル、光ファイバーケーブル、上水道管、下水道管等を
非開削で地中に埋設する作業に用いる地盤孔明機とし
て、下部に走行体を有した機体を備え、この機体の上部
にロッド推進装置を備えていた。このロッド推進装置
は、前後方向に向けて取り付けたフレームを有し、この
フレームに沿って前後方向に往復移動するクレードルを
備え、このクレードルに回転モータを取り付けていた。
そして、回転モータの前方に前後方向に向かうロッドを
装着し、このロッドを回転モータにより回転しつつ、ク
レードル及び回転モータを移動することによりロッドを
地中に送り込むあるいは引き抜くことで、ロッドの先端
に装着する先導体により地中での掘削作業を行ってい
た。また、この地盤孔明機にあっては、機体の前方左側
にロッド推進装置における作業を操作するための作業機
レバーを取り付けて、この作業機レバーをオペレータが
操作することで、ロッド推進装置における作業を行って
いた。また、機体のロッド挿入側と反対側に操縦装置を
取り付け、走行を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の地盤孔明
機において、ロッド推進装置における作業を行う場合、
オペレータは、機体の前方左側に取り付けた作業機レバ
ーの横に立って、この作業機レバーを操作して作業を行
わなくてはならず、長時間にわたる作業にあっては非常
に過酷な作業となっていた。また、機体のロッド挿入側
と反対側(進行方向と逆側)に操縦装置があり、操縦視
界性が悪く極低速走行でしか移動できなかった。
【0004】一方、機体の前方左側にオペレータシート
を固着したものもないわけではないが、機体にオペレー
タシートを固着すると、小型化、機体幅を小さくした地
盤孔明機にあってはオペレータシートが機体より横に張
り出すようになり、このため、幅の狭い道路、歩道等に
おいて作業を行う際、横に張り出したオペレータシート
が邪魔になり、作業場所まで走行していくことができな
いといった問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第一の発明
は、走行体を有する機体と、前記機体に、ロッドを地中
に送り込むあるいは引き抜くロッド推進装置を備え、前
記機体に、オペレータシートを機体幅方向に移動自在に
取り付けたことを特徴とする地盤孔明機である。
【0006】第一の発明によれば、オペレータシートを
機体幅方向に移動自在に取り付けたことで、必要に応じ
てオペレータシートを張り出したり、格納したりするこ
とができる。
【0007】これにより、オペレータシートを張り出す
と、作業機監視の視界が拡がり、しかも、オペレータシ
ートに座った状態のロッド推進装置における作業の操
作、監視や機体の走行を行うことができ、長時間の作業
であってもオペレータの疲労を大幅に軽減される。ま
た、オペレータシートを格納すると、機体幅内となり、
または機体幅よりはみ出す部分が少なくなり、幅の狭い
道路等においても、良好に作業あるいは走行を行うこと
ができ、地盤孔明機の使用範囲が広がる。特に、狭い街
中作業が可能となる。
【0008】第二の発明は、第一の発明において、オペ
レータシート側で、機体の幅方向端部に、ロッド推進装
置における作業を操作するための作業機レバーを取り付
けた地盤孔明機である。
【0009】第二の発明によれば、オペレータシート側
で機体の幅方向端部に作業機レバーを取り付けたこと
で、オペレータシートが張り出し状態ではオペレータシ
ートの右側、格納状態ではオペレータシートの前方で、
常にオペレータの手が良好に届くところに作業機レバー
を配置でき、機体に取り付けているので、オペレータシ
ートと共に移動不用であり、構造が簡単で、移動による
干渉、破損もない。特に、作業機レバーに付随する油圧
ホース等の破損を防止する。
【0010】第三の発明は、第一の発明又は第二の発明
において、オペレータシートと共に移動する移動部材
に、作業状況を表示するあるいは操作するための操作パ
ネルを回転自在に取り付けた地盤孔明機である。
【0011】第三の発明によれば、オペレータシートと
共に移動する移動部材に操作パネルを回転自在に取り付
けたことで、張り出したオペレータシートにオペレータ
が座った場合、あるいはオペレータシートを格納して機
体の横にオペレータが立った場合でも、操作パネルを常
にオペレータ側に向けることができ、極めて良好に操作
パネルを見るあるいは操作することができる。
【0012】第四の発明は、第一の発明又は第二の発明
又は第三の発明において、オペレータシートと共に移動
する移動部材に、機体の走行を操作するための走行レバ
ーを取り付けて、オペレータシートに連動するように機
体幅方向に移動自在とした地盤孔明機である。
【0013】第四の発明によれば、オペレータシートと
共に移動する移動部材に走行レバーを取り付けて、オペ
レータシートに連動するように機体幅方向に移動自在と
したことで、張り出したオペレータシートにオペレータ
が座った場合、あるいはオペレータシートを格納して機
体の横にオペレータが立った場合でも、走行レバーが常
にオペレータの手が良好に届くところに位置するように
なり、極めて良好に走行レバーを操作することができ
る。特に機体の進行方向端部に移動部材を備えることが
でき、視界性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による地盤孔明機の一実施
形態について説明する。図1、図2に示すように、走行
体1を有する機体2を備え、この機体2の内部にはエン
ジン、作動油タンク、作業機バルブ等を搭載する。ま
た、この機体2の後端部に左右一対のアウトリガ3を備
える。走行体1は機体2幅方向である左右にそれぞれ設
けた履体である。なお、この走行体1としては車輪でも
良い。
【0015】そして、前記機体2の上部における機体2
幅方向の中央すなわち左右の走行体1の略中央にロッド
推進装置4を前後方向に向けて備え、このロッド推進装
置4は、前側が低くなるように傾斜した姿勢にする。な
お、ロッド推進装置4は走行時は水平にした姿勢であっ
ても良い。
【0016】前記ロッド推進装置4は、機体2の上部に
前後方向に移動自在に取り付けたフレーム5を有し、こ
のフレーム5に沿って前後方向に往復移動するクレード
ル6を取り付けて、このクレードル6にロッド装着部7
を有するロッド回転用モータ8を取り付ける。
【0017】また、フレーム5の前端下方にアンカー固
定体9を備えると共に、その上方にロッドを挟んで固定
するロッドクランパ10と、ロッドを挟んで回転するロ
ッドレンチ11とをそれぞれ取り付け、このロッドクラ
ンパ10とロッドレンチ11とにより、ロッドの連結あ
るいは切り離しを行う。
【0018】さらに、フレーム5の後端と機体2の前端
とにわたって移動用シリンダ12を取り付けて、この移
動用シリンダ12によりフレーム5及びロッド推進装置
4を機体2に対して前後方向に移動する。この移動用シ
リンダ12を伸ばすと、フレーム5及びロッド推進装置
4が機体2に対して後方に移動して、フレーム5の前端
に備えたアンカー固定体9が地面より離れることで、ロ
ッド推進装置4が走行姿勢となる。また、この移動用シ
リンダ12を縮ますと、図3に示すように、フレーム5
及びロッド推進装置4が機体2に対して前方に移動し
て、フレーム5の前端に備えたアンカー固定体9が地面
に接することで、ロッド推進装置4が作業姿勢となる。
【0019】また、ロッド推進装置4において、フレー
ム5の前端に従動用スプロケット13を取り付け、フレ
ーム5の後端に駆動用スプロケット14を取り付けて、
この駆動用スプロケット14と従動用スプロケット13
とにわたってチェーン15を巻き掛け、この巻き掛けた
チェーン15にクレードル6を固定すると共に、フレー
ム5の後端にロッド推進用モータ16を取り付けて、こ
のロッド推進用モータ16を駆動用スプロケットに連結
する。これにより、ロッド推進用モータ16により駆動
用スプロケットを正逆回転して、チェーンを介してクレ
ードル及びロッド回転用モータをフレームに沿って前後
方向に往復移動する。
【0020】そして、前記ロッド推進装置4において
は、ロッド回転用モータのロッド装着部にロッドを前後
方向に向けて装着して、このロッド回転用モータにより
ロッドを回転させると共に、ロッド推進用モータ16に
よりクレードル6及びロッド回転用モータ8をフレーム
5に沿って移動させて、ロッドを地中に送り込むあるい
は引き抜く。
【0021】また、前記ロッド推進装置4の右側にロッ
ド交換装置17を備え、このロッド交換装置17は、複
数のロッドを着脱自在に収納する収納部18を備えると
共に、この収納部18に収納したロッドをロッド推進装
置4に搬送する、あるいはロッド推進装置4からロッド
を収納部18に搬送するための搬送用アーム19を備え
る。
【0022】また、機体2からロッド推進装置4、ロッ
ド交換装置17にわたって圧油を供給するための油圧ホ
ース20や電気ケーブル21をそれぞれ接続する。この
油圧ホース20や電気ケーブル21は、機体2の後方上
部より機体2幅方向外寄りに配置した変形自在となる第
一ホースケース22の内部を通ってフレーム5の後部に
向かい、ここで一部の油圧ホース20や電気ケーブル2
1がロッド推進装置4におけるロッド推進用モータ1
6、アンカー固定体9、ロッドクランパ10、ロッドレ
ンチ11、あるいはロッド交換装置17等につながり、
残りの油圧ホース20や電気ケーブル21は、一旦フレ
ーム5の下部を通って前後方向中央に向かい、ここから
機体2幅方向内寄り(中央寄り)に配置した変形自在と
なる第二ホースケース23の内部を通って再びフレーム
5の後部に向かい、ここからロッド推進装置4における
ロッド回転用モータ8につながる。これにより、機体2
に対しロッド推進装置4、ロッド交換装置17が前後方
向に移動し、あるいはロッド推進装置4においてフレー
ム5に対してロッド回転用モータ8が前後方向に移動し
ても、油圧ホース20や電気ケーブル21が引っ張られ
て切断するのを防止する。
【0023】一方、機体2の前方の左右一方である左側
に、オペレータが座るオペレータシート30、ロッド推
進装置4における作業を操作するための作業機レバー3
1、作業状況を表示するあるいは操作するための操作パ
ネル32、機体2の走行を操作するための走行レバー3
3をそれぞれ取り付ける。
【0024】これを具体的に説明すると、図4、図5に
示すように、機体2の前方左側、詳細には左側の走行体
1における前端の上方に、前後一対のコ字型のスライド
レール34を機体2幅方向に向けて固着し、このスライ
ドレール34に沿って機体2幅方向に移動する挟持ブラ
ケット35を取り付け、この挟持ブラケット35はスラ
イドレール34を上下において挟むことで浮き上がりを
防止する。そして、この挟持ブラケット35の上部に函
状のシート台36を取り付け、このシート台36の上部
にオペレータシート30を取り付ける。
【0025】また、前後一対のスライドレール34の間
において、機体2にスライド用シリンダ37を機体2幅
方向に向けて取り付け、このスライド用シリンダ37の
シリンダロッド38をシート台36の下部に固着する。
スライド用シリンダ37を伸ばすと、オペレータシート
30が機体2に対して機体2幅方向における外側に移動
して、オペレータシート30が機体2幅より張り出した
張り出し位置となる。スライド用シリンダ37を縮める
と、オペレータシート30が機体2に対して機体2幅方
向における内側(中央側)に移動して、オペレータシー
ト30が機体2幅より張り出さない(機体2幅内に収ま
る)ように格納される格納位置となる。このようにオペ
レータシート30を機体2幅方向における張り出し位置
と格納位置とにわたって移動自在にする。
【0026】なお、図3に示すように、ロッド推進装置
4のおける作業時に、オペレータシート30の横にロッ
ド推進装置4のおけるロッド回転用モータ8、油圧ホー
ス20や電気ケーブル21を内部に納めた第二ホースケ
ース23が移動してくるため、ここに作業領域と安全領
域とを区別するためのパイプ製の安全ガード39を備え
ているが、オペレータシート30を格納位置にした際
は、安全ガード39の機体2幅方向における内側(中央
側)である作業領域内までオペレータシート30が移動
して、機体2幅より張り出さないように格納する。
【0027】一方、オペレータシート30を取り付けた
シート台36の前部に略L字型の取り付け用ブラケット
40を前方に向けて固着し、この取り付け用ブラケット
40の前部にフロアフレーム41を固着することで、こ
のフロアフレーム41をオペレータシート30と共に移
動する移動部材とする。また、このフロアフレーム41
は左側の走行体1の前方の低い位置に配置して、このよ
うに低い位置にフロアフレーム41を配置することで、
乗降位置を低くすることができ、オペレータの乗降性を
良好にする。
【0028】そして、前記フロアフレーム41に機体2
の走行を操作するための走行レバー33を取り付けて、
走行レバー33をオペレータシート30に連動するよう
に機体2幅方向に移動自在とする。
【0029】このように走行レバー33をオペレータシ
ート30に連動するように機体2幅方向に移動自在にし
たことで、オペレータシート30を張り出して、このオ
ペレータシート30にオペレータが座った場合、オペレ
ータの前方に走行レバー33が位置すると共に、オペレ
ータシート30を格納して、機体2の横にオペレータが
立った場合、オペレータの横に走行レバー33が位置す
ることができ、常にオペレータの手が良好に届くところ
に走行レバー33が位置するようになり、極めて良好に
走行レバー33を操作することができる。
【0030】また、このフロアフレーム41の前端に水
平回転する回転部42を有する支柱43を立設し、この
支柱43に作業状況を表示するあるいは操作するための
操作パネル32を取り付け、この操作パネル32には開
閉自在となるカバー44を取り付ける。この操作パネル
32は、フロアフレーム41に取り付けることで、オペ
レータシート30に連動するようにして機体2幅方向に
移動すると共に、支柱43の回転部42により後方に位
置するオペレータシート30に向く位置と、約90度回
転して機体2幅方向の外側に向く位置とに回転する。な
お、この操作パネル32の回転は360度回転するよう
にしても良い。
【0031】このように操作パネル32を回転自在に取
り付けたことで、オペレータシート30を張り出して、
このオペレータシート30にオペレータが座った場合、
操作パネル32を後方に向けると共に、オペレータシー
ト30を格納して、機体2の横にオペレータが立った場
合、操作パネル32を外側に向けることができ、常にオ
ペレータ側に向けることができ、極めて良好に操作パネ
ル32を見るあるいは操作することができる。
【0032】また、オペレータシート30の前方におい
て、機体2に機体2幅方向の中央から機体2幅方向のオ
ペレータシート30側である左側の端部まで達するブラ
ケット45を取り付け、このブラケット45にロッド推
進装置4における作業を操作するための作業機レバー3
1を取り付けて、作業機レバー31を機体2幅方向のオ
ペレータシート30側である左側の端部に位置させる。
【0033】このように作業機レバー31を機体2の機
体2幅方向のオペレータシート30側の端部に取り付け
たことで、オペレータシート30を張り出して、この張
り出したオペレータシート30にオペレータが座った場
合、作業機レバー31はオペレータシート30の前方の
右側に位置し、またはオペレータシート30を格納し
て、機体2の横にオペレータが立った場合、作業機レバ
ー31はオペレータシート30の前方正面側に位置し、
常に作業機レバー31はオペレータの手が良好に届くと
ころに配置できる。しかも、作業機レバー31は機体2
に取り付けているので、オペレータシートと共に移動不
用であり、構造が簡単で、移動による干渉、破損もな
い。特に、作業機レバー31に付随する油圧ホース20
等の破損を防止する。
【0034】なお、この作業機レバー31は機体2に取
り付けたブラケット45に取り付けて、常に固定状態に
していたが、ブラケット45をフロアフレーム41に取
り付けて、オペレータシート30に連動するようにして
機体2幅方向に移動自在とするようにしても良い。
【0035】これらの走行レバー33、操作パネル3
2、作業機レバー31においては、操作パネル32に電
気ケーブル21が、作業機レバー31や走行レバー33
に油圧ホース20がそれぞれ接続し、この作業機レバー
31や走行レバー33においては、パイロットコントロ
ールバルブを使用している。
【0036】また、オペレータシート30の後方の機体
2には、操作盤46を備え、この操作盤46には、エン
ジンの始動あるいは停止を行うためのエンジンスイッチ
47と、スライド用シリンダ37を作動してオペレータ
シート30の機体2幅方向の移動を行うためのシートス
ライドスイッチ48を備える。
【0037】さらに、この操作盤46には、ロッド推進
装置4における作業を行うのか、あるいは機体2の走行
を行うのかの切り換えを行うための切り換えスイッチ4
9を備え、この切り換えスイッチ49は、作業機レバー
31と走行レバー33に接続する油圧ホース20に備え
た電磁弁を切り換えることで、作業機レバー31と走行
レバー33のどちらかに圧油を供給するようになり、こ
れにより、走行中にロッド推進装置4が作動する、ある
いは作業中に機体2が走行するといったことがないよう
にして、安全性を高める。なお、この切り換えスイッチ
49は、操作パネル32にあっても良い。
【0038】また、オペレータシート30の前側下部に
ロックレバー50を取り付けて、このロックレバー50
がロックされた時は、操作盤46に備えたシートスライ
ドスイッチ48によるオペレータシート30の移動を可
能とし、ロックレバー50が解除された時は、シートス
ライドスイッチ48によるオペレータシート30の移動
を不可とすることで、作業中に誰かが誤ってシートスラ
イドスイッチ48を操作しても、オペレータシート30
が移動しないようにして、オペレータシート30に座っ
たオペレータの安全を確保する。
【0039】次に、このようになる地盤孔明機におい
て、ロッド推進装置4における作業を行う場合、オペレ
ータは、シートスライドスイッチ48を操作して、機体
2の前方左側に取り付けたオペレータシート30を張り
出し位置にし、この張り出し位置となるオペレータシー
ト30に座って、オペレータシート30の前方の右側に
位置する作業機レバー31を操作することができる。こ
の時、操作パネル32は後方に向ける。これにより、オ
ペレータは作業機レバー31や操作パネル32を正しい
姿勢で操作あるいは見ることができ、しかも、作業機監
視の視界が拡がることで、良好に作業を行うことができ
る。さらに、オペレータシート30に座って作業を行う
ことで、長時間の作業でも疲労を少なくすることができ
る。
【0040】また、幅の狭い道路等における作業にあっ
て、オペレータシート30を張り出し位置にすることが
できない時、オペレータは、機体2の前方の左側に取り
付けたオペレータシート30を格納位置にし、僅かなス
ペースではあるが、この格納したオペレータシート30
の横に立って、作業機レバー31を操作することができ
る。この時、操作パネル32は約90度回転して機体2
幅方向の外側に向ける。これにより、オペレータは作業
機レバー31や操作パネル32を正しい姿勢で操作ある
いは見ることができ、良好に作業を行うことができる。
【0041】さらに、地盤孔明機において、機体2の走
行を行う場合、機体2の前方左側に取り付けたオペレー
タシート30を張り出し位置にすると、オペレータは張
り出したオペレータシート30に座って、走行レバー3
3を操作することができる。また、機体2の前方左側に
取り付けたオペレータシート30を格納位置にすると、
オペレータは格納したオペレータシート30の横に立っ
て、走行レバー33を操作することもできる。
【0042】このように必要に応じてオペレータシート
30を張り出したり、格納したりすることで、ロッド推
進装置4における作業あるいは機体2の走行を良好に行
うことができ、オペレータの疲労を大幅に軽減する。
【0043】なお、前述した一実施形態において、オペ
レータシート30にあっては、機体2幅方向にスライド
して移動するようにしていたが、これを例えば、機体2
に折曲部を有したシート支持アームを固着して、このシ
ート支持アームにオペレータシート30を取り付けるこ
とで、シート支持アームの折曲部で折り畳むようにして
も良い。また、機体2に水平回転部を有したシート支持
アームを固着して、このシート支持アームにオペレータ
シート30を取り付けることで、オペレータシート30
を水平回転部で回転移動するようにしても良い。
【0044】また、前述した一実施形態において、機体
2の前方左側に走行レバー33を取り付けていたが、走
行レバー33の取り付け位置はここに限定されるもので
はなく、機体2の後方に走行レバー33を取り付けるよ
うにしても良く、この時、走行レバー33を機体2幅
内、例えば機体2幅中央に走行レバー33を取り付けた
場合は、この走行レバー33を機体2幅方向に移動する
ことなく、固定状態に取り付ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地盤孔明機の側面図である。
【図2】本発明の地盤孔明機の平面図である。
【図3】本発明の地盤孔明機における作業姿勢の側面図
である。
【図4】本発明の地盤孔明機における一部拡大側面図で
ある。
【図5】本発明の地盤孔明機における一部拡大平面図で
ある。
【符号の説明】
1…走行体、2…機体、3…アウトリガ、4…ロッド推
進装置、5…フレーム、6…クレードル、7…ロッド装
着部、8…ロッド回転用モータ、9…アンカー固定体、
10…ロッドクランパ、11…ロッドレンチ、12…移
動用シリンダ、13…従動用スプロケット、14…駆動
用スプロケット、15…チェーン、16…ロッド推進用
モータ、17…ロッド交換装置、18…収納部、19…
搬送用アーム、20…油圧ホース、21…電気ケーブ
ル、22…第一ホースケース、23…第二ホースケー
ス、30…オペレータシート、31…作業機レバー、3
2…操作パネル、33…走行レバー、34…スライドレ
ール、35…挟持ブラケット、36…シート台、37…
スライド用シリンダ、38…シリンダロッド、39…安
全ガード、40…取り付け用ブラケット、41…フロア
フレーム、42…回転部、43…支柱、44…カバー、
45…ブラケット、46…操作盤、47…エンジンスイ
ッチ、48…シートスライドスイッチ、49…切り換え
スイッチ、50…ロックレバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菱山 徹 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所開発本部建機第3開発セ ンタ内 Fターム(参考) 2D015 EB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体(1)を有する機体(2)と、前
    記機体(2)に、ロッドを地中に送り込むあるいは引き
    抜くロッド推進装置(4)を備え、 前記機体(2)に、オペレータシート(30)を機体
    (2)幅方向に移動自在に取り付けたことを特徴とする
    地盤孔明機。
  2. 【請求項2】 オペレータシート(30)側で、機体
    (2)の幅方向端部に、ロッド推進装置(4)における
    作業を操作するための作業機レバー(31)を取り付け
    たことを特徴とする請求項1記載の地盤孔明機。
  3. 【請求項3】 オペレータシート(30)と共に移動す
    る移動部材に、作業状況を表示するあるいは操作するた
    めの操作パネル(32)を回転自在に取り付けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の地盤孔明機。
  4. 【請求項4】 オペレータシート(30)と共に移動す
    る移動部材に、機体(2)の走行を操作するための走行
    レバー(33)を取り付けて、オペレータシート(3
    0)に連動するように機体(2)幅方向に移動自在とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
    記載の地盤孔明機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112081527A (zh) * 2020-09-23 2020-12-15 中煤科工集团重庆研究院有限公司 钻机旋转集成式操作台总成

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