JP2002167618A - 異形円筒部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置 - Google Patents
異形円筒部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 異形円筒部材の表面を均一に誘導加熱焼入す
る。 【解決手段】 ワークWの表面との間に所定の隙間を形
成して、ワークの外周形状に沿って軸方向に配設した3
本の導体11、12、13を連結して形成した3本足コ
イル10により異形円筒部材を誘導加熱する。
る。 【解決手段】 ワークWの表面との間に所定の隙間を形
成して、ワークの外周形状に沿って軸方向に配設した3
本の導体11、12、13を連結して形成した3本足コ
イル10により異形円筒部材を誘導加熱する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば球状部に軸
を付設したボールスタッドのような異形円筒部材などを
焼入れする誘導加熱焼入コイルおよび焼入装置に関する
ものである。
を付設したボールスタッドのような異形円筒部材などを
焼入れする誘導加熱焼入コイルおよび焼入装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図2の鎖線で示すような異形円筒
部材の表面焼入れにおいては、軸方向に異形円筒部材の
表面に沿った曲線の2本の導体を有する加熱コイルを用
いて、被加熱体を回転しながら誘導加熱して焼入れする
方法がとられている。これを改良したものとして、本出
願人は先に実公昭52−49162号公報や実公平1−
41192号公報の発明を開示した。
部材の表面焼入れにおいては、軸方向に異形円筒部材の
表面に沿った曲線の2本の導体を有する加熱コイルを用
いて、被加熱体を回転しながら誘導加熱して焼入れする
方法がとられている。これを改良したものとして、本出
願人は先に実公昭52−49162号公報や実公平1−
41192号公報の発明を開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな2本の導体による加熱では、例えば図2の被焼入異
形円筒部材の球状部の径Dが小径の場合には均等に加熱
されるが、球径が大きくなると局所加熱になりやすいた
めに、加熱部を均等に加熱することが困難な場合があ
る。また、2本導体では加熱時間が長くなり、作業性が
悪く、加熱深さが大きくなるのにくびれの部分が加熱さ
れ難いという問題点がある。経験的には、球径(図2の
D)が90mmφ以上になると2本導体では均熱され難
い。
うな2本の導体による加熱では、例えば図2の被焼入異
形円筒部材の球状部の径Dが小径の場合には均等に加熱
されるが、球径が大きくなると局所加熱になりやすいた
めに、加熱部を均等に加熱することが困難な場合があ
る。また、2本導体では加熱時間が長くなり、作業性が
悪く、加熱深さが大きくなるのにくびれの部分が加熱さ
れ難いという問題点がある。経験的には、球径(図2の
D)が90mmφ以上になると2本導体では均熱され難
い。
【0004】また、炭素鋼などの焼入性の十分でない材
料の大型部材の焼入れでは、冷却の不均一による焼入硬
さにむらが生じやすく、均等な表面硬さを得ることが困
難であるという問題点があった。とくに異形円筒部材の
くびれ部分(図2の2a)が加熱されず、焼きが入らな
いという問題点があった。
料の大型部材の焼入れでは、冷却の不均一による焼入硬
さにむらが生じやすく、均等な表面硬さを得ることが困
難であるという問題点があった。とくに異形円筒部材の
くびれ部分(図2の2a)が加熱されず、焼きが入らな
いという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、異形円筒部材の誘導加熱
焼入れにおいて、焼入性の不十分な材料でも、均一な硬
さに焼入れできる誘導加熱コイルと焼入装置を提供する
ことを目的とする。
焼入れにおいて、焼入性の不十分な材料でも、均一な硬
さに焼入れできる誘導加熱コイルと焼入装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の異形円筒部材の誘導加熱コイルは、異形円筒
部材の外周形状に沿って、該部材の被処理表面との間に
所定の隙間を形成する形状の3本の導体が軸方向に配設
され、該3本の導体の一端同士が連結され、両側の2本
の導体の他端同士が連結され、中央の導体の他端のリー
ド部と前記両側の他端同士が連結されたリード部とに電
源を接続して3本足コイルを形成させたことを特徴とす
るものである。
に本発明の異形円筒部材の誘導加熱コイルは、異形円筒
部材の外周形状に沿って、該部材の被処理表面との間に
所定の隙間を形成する形状の3本の導体が軸方向に配設
され、該3本の導体の一端同士が連結され、両側の2本
の導体の他端同士が連結され、中央の導体の他端のリー
ド部と前記両側の他端同士が連結されたリード部とに電
源を接続して3本足コイルを形成させたことを特徴とす
るものである。
【0007】即ち、前述のように、図2の形状の異形円
筒部材を従来の2本の導体のコイルにより加熱する場
合、球径が大きくなると加熱時間が長くなり作業性が悪
い。これに対し本発明のコイルによれば、3本の導体に
よるために両側の導体により予熱され、中央の導体によ
り加熱される状態になり、加熱時間を短縮できるととも
に、均一に加熱しやすい。この効果は、とくに異形円筒
部材の球径部が90mmφ以上の場合に有効である。
筒部材を従来の2本の導体のコイルにより加熱する場
合、球径が大きくなると加熱時間が長くなり作業性が悪
い。これに対し本発明のコイルによれば、3本の導体に
よるために両側の導体により予熱され、中央の導体によ
り加熱される状態になり、加熱時間を短縮できるととも
に、均一に加熱しやすい。この効果は、とくに異形円筒
部材の球径部が90mmφ以上の場合に有効である。
【0008】また、前記3本の導体のうち、中央の導体
の幅を両側の2本の導体の幅より大きくし、該中央の導
体の被処理異形円筒部材のくびれ部に対向する部分に部
分的に幅を狭くした切欠部を設け、かつ該部の導体に磁
束集中材を装着することが望ましい。前述したように、
通常、異形円筒部材を加熱する際には、そのくびれの部
分が加熱され難いという問題がある。これに対し、本発
明のコイルはくびれに相当するコイルの部分の幅を小さ
くすることにより、この部分の電流密度が上がるので、
くびれ部分が加熱されやすくなるという特徴がある。さ
らに導体のこの部分に磁束集中材を装着すれば一層効果
を増すことができる。もとより両側の導体のくびれ部に
対向する部分にも磁束集中材を装着すれば、くびれの加
熱効果を増すことができ、導体のその他の部分にも適宜
磁束集中材を装着すると良い。
の幅を両側の2本の導体の幅より大きくし、該中央の導
体の被処理異形円筒部材のくびれ部に対向する部分に部
分的に幅を狭くした切欠部を設け、かつ該部の導体に磁
束集中材を装着することが望ましい。前述したように、
通常、異形円筒部材を加熱する際には、そのくびれの部
分が加熱され難いという問題がある。これに対し、本発
明のコイルはくびれに相当するコイルの部分の幅を小さ
くすることにより、この部分の電流密度が上がるので、
くびれ部分が加熱されやすくなるという特徴がある。さ
らに導体のこの部分に磁束集中材を装着すれば一層効果
を増すことができる。もとより両側の導体のくびれ部に
対向する部分にも磁束集中材を装着すれば、くびれの加
熱効果を増すことができ、導体のその他の部分にも適宜
磁束集中材を装着すると良い。
【0009】また、本発明の異形円筒部材の誘導加熱焼
入装置は、前記の誘導加熱コイルと、被処理部材を回転
しながら誘導加熱する加熱回転手段と、焼入温度に加熱
された被処理部材を回転しながら冷却する冷却手段と冷
却回転手段とを備えたことを特徴とするものである。
入装置は、前記の誘導加熱コイルと、被処理部材を回転
しながら誘導加熱する加熱回転手段と、焼入温度に加熱
された被処理部材を回転しながら冷却する冷却手段と冷
却回転手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】この冷却手段は、被処理異形円筒部材の表
面との間に所定の隙間を形成するようにして該部材の円
周を取り囲む内壁を有し、該内壁に被焼入面にほぼ垂直
に冷却液を噴出する噴出口が設けられた冷却ジャケット
からなり、該ジャケットが部材の軸方向に対称に2つ割
りされ、かつ該部材の長さ方向に2以上に分割されたも
のであることが望ましい。
面との間に所定の隙間を形成するようにして該部材の円
周を取り囲む内壁を有し、該内壁に被焼入面にほぼ垂直
に冷却液を噴出する噴出口が設けられた冷却ジャケット
からなり、該ジャケットが部材の軸方向に対称に2つ割
りされ、かつ該部材の長さ方向に2以上に分割されたも
のであることが望ましい。
【0011】このような装置によれば、被処理部材を回
転しながら前記コイルにより均一に加熱した後、回転し
ながら冷却されるので、均一な冷却ができ、均一な焼入
硬さが得られる。とくに、冷却液が被焼入面からほぼ等
距離で垂直に噴射されるので、くびれ部などにも加熱後
の速やかな急冷が十分に行われて、炭素鋼などの焼入性
の不十分な材料でも均一な硬さを得ることができる。
転しながら前記コイルにより均一に加熱した後、回転し
ながら冷却されるので、均一な冷却ができ、均一な焼入
硬さが得られる。とくに、冷却液が被焼入面からほぼ等
距離で垂直に噴射されるので、くびれ部などにも加熱後
の速やかな急冷が十分に行われて、炭素鋼などの焼入性
の不十分な材料でも均一な硬さを得ることができる。
【0012】また、ジャケットを軸方向に対称に2つ割
りにして長さ方向に分割することにより、異形円筒部材
と所定の隙間を有する内壁の形状を成形しやすく、冷却
液を被焼入面に垂直に噴射する噴射口を設けやすい。ま
た、冷却部位によって冷却水量を容易にコントロールで
きるので、焼入部分の適切な冷却が可能になる。この2
つ割りにされたジャケットの間に被処理部材を置くよう
にすることにより、加熱後の速やかな冷却と、均一な急
冷ができる。
りにして長さ方向に分割することにより、異形円筒部材
と所定の隙間を有する内壁の形状を成形しやすく、冷却
液を被焼入面に垂直に噴射する噴射口を設けやすい。ま
た、冷却部位によって冷却水量を容易にコントロールで
きるので、焼入部分の適切な冷却が可能になる。この2
つ割りにされたジャケットの間に被処理部材を置くよう
にすることにより、加熱後の速やかな冷却と、均一な急
冷ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
について具体的に説明する。図1は本発明の誘導加熱焼
入コイルの斜視図、図2は冷却ジャケットの側面図、図
3は図2のX矢視図である。
について具体的に説明する。図1は本発明の誘導加熱焼
入コイルの斜視図、図2は冷却ジャケットの側面図、図
3は図2のX矢視図である。
【0014】本実施形態における被処理異形円筒部材
(以下ワークという)Wは、図1、図2の鎖線で示すよ
うに球状のヘッド1にテーパの軸部2が付設され、くぼ
み部2aを有するボールスタッドであり、球状ヘッド1
の頂点部を除く球面と軸部テーパ部を焼入れするもので
ある。
(以下ワークという)Wは、図1、図2の鎖線で示すよ
うに球状のヘッド1にテーパの軸部2が付設され、くぼ
み部2aを有するボールスタッドであり、球状ヘッド1
の頂点部を除く球面と軸部テーパ部を焼入れするもので
ある。
【0015】図1において、加熱コイル10の3本の導
体11、12、13はワークWの表面との間に所定の隙
間を形成する形状の曲線に曲げられた導体であり、ワー
クWの外周形状に沿って軸方向に延長して配設される。
その一端11a,12a,13aは半円の導体14によ
り連結されている。
体11、12、13はワークWの表面との間に所定の隙
間を形成する形状の曲線に曲げられた導体であり、ワー
クWの外周形状に沿って軸方向に延長して配設される。
その一端11a,12a,13aは半円の導体14によ
り連結されている。
【0016】一方、両側の2本の導体11と13の他端
11b,13bは、半円の導体15により連結され、導
体15のほぼ中央部からリード部16が接続されてい
る。そして、中央の導体12の他端12bにリード部1
7が接続され、リード部17とリード部16との間に絶
縁物18を挟んで両リード部が平行に引き出されてい
る。このリード部17とリード部16が図示しない電源
に接続されて3本足コイル10が形成される。
11b,13bは、半円の導体15により連結され、導
体15のほぼ中央部からリード部16が接続されてい
る。そして、中央の導体12の他端12bにリード部1
7が接続され、リード部17とリード部16との間に絶
縁物18を挟んで両リード部が平行に引き出されてい
る。このリード部17とリード部16が図示しない電源
に接続されて3本足コイル10が形成される。
【0017】中央の導体12の幅は両側の導体11と1
3の幅より大きくされている。そして、中央の導体12
のワークのくびれ部2aに対向する部分には導体の幅を
狭くした切欠部12cが設けられている。また、この切
欠部12cに磁束集中材19が装着されている。さら
に、本実施形態では両側の導体11と13のくびれ部2
aに対向する部分にも磁束集中材19´が装着されてい
る。これにより、両側の導体11と13により予熱され
て、中央の導体12により加熱されるように作用する。
また、中央の導体12の切欠部では電流密度が増加する
ので、誘導加熱がされ難いワークのくびれ部2aが加熱
されやすく、さらに磁束集中材19の作用により一層均
一加熱の効果が発揮される。またその他の導体の部分に
も、適宜磁束集中材を装着できる。
3の幅より大きくされている。そして、中央の導体12
のワークのくびれ部2aに対向する部分には導体の幅を
狭くした切欠部12cが設けられている。また、この切
欠部12cに磁束集中材19が装着されている。さら
に、本実施形態では両側の導体11と13のくびれ部2
aに対向する部分にも磁束集中材19´が装着されてい
る。これにより、両側の導体11と13により予熱され
て、中央の導体12により加熱されるように作用する。
また、中央の導体12の切欠部では電流密度が増加する
ので、誘導加熱がされ難いワークのくびれ部2aが加熱
されやすく、さらに磁束集中材19の作用により一層均
一加熱の効果が発揮される。またその他の導体の部分に
も、適宜磁束集中材を装着できる。
【0018】次に図2および3に基づき冷却手段20に
ついて説明する。図において、冷却手段20は、軸線か
ら対称に2つ割りされ、3段に積み重ねられたジャケッ
ト21、22、23および21´、22´、23´から
構成され、3段のジャケットは固定部材24とボルト2
5により一体に固定されている。そして、図の左右のジ
ャケットの間にワークWを置き、焼入温度に加熱された
ワークWに冷却液を噴射して冷却する。左右のジャケッ
トは対称であるので、片側のジャケット21、22、2
3の構造について説明する。
ついて説明する。図において、冷却手段20は、軸線か
ら対称に2つ割りされ、3段に積み重ねられたジャケッ
ト21、22、23および21´、22´、23´から
構成され、3段のジャケットは固定部材24とボルト2
5により一体に固定されている。そして、図の左右のジ
ャケットの間にワークWを置き、焼入温度に加熱された
ワークWに冷却液を噴射して冷却する。左右のジャケッ
トは対称であるので、片側のジャケット21、22、2
3の構造について説明する。
【0019】ジャケット21、22、23は、それぞれ
ワークWを取り囲み、その表面との間に所定の隙間を形
成する形状の内壁21a,22a,23aを有する中空
箱からなる。この内壁に冷却液を噴出する多数の噴出口
21b,22b,23bが設けられている。多数の噴出
口21b,22b,23bのそれぞれは、冷却液がワー
クWの被焼入面に垂直に噴射される角度にされている。
また、ジャケット21、22、23には、それぞれ1本
以上の導水管26が取り付けられ、導水管26から中空
箱に導入される冷却液を噴射口21b,22b,23b
からワークの表面に噴射する。このようにジャケットを
分割することにより、冷却液がワークに垂直に噴射され
る噴射口の加工が容易になり、また、3段のジャケット
ごとに水量調整することによりワークの部分ごとの冷却
速度を調整することができる。
ワークWを取り囲み、その表面との間に所定の隙間を形
成する形状の内壁21a,22a,23aを有する中空
箱からなる。この内壁に冷却液を噴出する多数の噴出口
21b,22b,23bが設けられている。多数の噴出
口21b,22b,23bのそれぞれは、冷却液がワー
クWの被焼入面に垂直に噴射される角度にされている。
また、ジャケット21、22、23には、それぞれ1本
以上の導水管26が取り付けられ、導水管26から中空
箱に導入される冷却液を噴射口21b,22b,23b
からワークの表面に噴射する。このようにジャケットを
分割することにより、冷却液がワークに垂直に噴射され
る噴射口の加工が容易になり、また、3段のジャケット
ごとに水量調整することによりワークの部分ごとの冷却
速度を調整することができる。
【0020】ワークWは加熱回転手段により回転されな
がら誘導加熱され、冷却回転手段により回転されながら
冷却される。このワークを回転する加熱回転手段と冷却
回転手段は既知の回転手段が用いられるので、説明は省
略する。
がら誘導加熱され、冷却回転手段により回転されながら
冷却される。このワークを回転する加熱回転手段と冷却
回転手段は既知の回転手段が用いられるので、説明は省
略する。
【0021】上記構成の本発明の加熱コイル10により
ワークを加熱すると、前述したようにワークは両側の導
体11、13により緩く加熱されて予熱され、中央の導
体12により加熱されながら回転するので、加熱の温度
分布を均一にしやすい。また、前記した磁束集中材の作
用によりワークのくびれ部の加熱不足も補われて均一に
加熱される。
ワークを加熱すると、前述したようにワークは両側の導
体11、13により緩く加熱されて予熱され、中央の導
体12により加熱されながら回転するので、加熱の温度
分布を均一にしやすい。また、前記した磁束集中材の作
用によりワークのくびれ部の加熱不足も補われて均一に
加熱される。
【0022】焼入温度に達するとワークWを冷却手段2
0に移して、回転しながら急冷して焼入れする。この際
に噴射口から噴射される冷却水はワーク表面に垂直に当
たるので、ワーク表面に水蒸気が介在するのを防いで急
冷が確実に行われる。また、ジャケットごとに冷却液量
が容易に調整できるので、ワーク表面に均一な焼入硬さ
を得ることができる。
0に移して、回転しながら急冷して焼入れする。この際
に噴射口から噴射される冷却水はワーク表面に垂直に当
たるので、ワーク表面に水蒸気が介在するのを防いで急
冷が確実に行われる。また、ジャケットごとに冷却液量
が容易に調整できるので、ワーク表面に均一な焼入硬さ
を得ることができる。
【0023】上記構成の焼入装置により、220mmφ
の球面部とくびれ部が140mmφの軸部とを有するボ
ールスタッドを焼入れした結果、従来のコイルではくび
れ部の焼入深さが小さかったが、本発明の装置では、球
面と軸部に均一に約3mmの深さの焼入硬化層が得られ
た。これにより、本発明の加熱コイルの効果が認められ
た。
の球面部とくびれ部が140mmφの軸部とを有するボ
ールスタッドを焼入れした結果、従来のコイルではくび
れ部の焼入深さが小さかったが、本発明の装置では、球
面と軸部に均一に約3mmの深さの焼入硬化層が得られ
た。これにより、本発明の加熱コイルの効果が認められ
た。
【0024】以上述べたように、本発明の異形円筒部材
の誘導加熱コイルおよび焼入装置によれば、ワーク表面
との間に所定の隙間が形成される形状の3本の導体によ
り3本足コイルが形成されたコイルにより加熱するの
で、通常の2本導体のコイルによる加熱よりも加熱速度
が速く、かつ均熱される。また、ワークのくびれに相当
する部の中央導体に部分的に幅を狭くした切欠部を設け
て、この部の電流密度を増すようにしているので、通常
加熱し難いワークのくびれ部も均一に加熱される。さら
にこの部分に磁束集中材を装着しているので、くびれ部
も均一な焼入硬さが得られる。
の誘導加熱コイルおよび焼入装置によれば、ワーク表面
との間に所定の隙間が形成される形状の3本の導体によ
り3本足コイルが形成されたコイルにより加熱するの
で、通常の2本導体のコイルによる加熱よりも加熱速度
が速く、かつ均熱される。また、ワークのくびれに相当
する部の中央導体に部分的に幅を狭くした切欠部を設け
て、この部の電流密度を増すようにしているので、通常
加熱し難いワークのくびれ部も均一に加熱される。さら
にこの部分に磁束集中材を装着しているので、くびれ部
も均一な焼入硬さが得られる。
【0025】また、焼入れの冷却は、ワークの表面から
一定距離の冷却ジャケットの内壁の噴出口からワーク表
面に垂直に冷却液を噴射するので、冷却効果が大きく、
焼入性の不十分な炭素鋼などの焼入れも可能である。ま
た、冷却ジャケットは分割されているので、部分的な冷
却速度の調整ができ、一層均一な焼入れができる。
一定距離の冷却ジャケットの内壁の噴出口からワーク表
面に垂直に冷却液を噴射するので、冷却効果が大きく、
焼入性の不十分な炭素鋼などの焼入れも可能である。ま
た、冷却ジャケットは分割されているので、部分的な冷
却速度の調整ができ、一層均一な焼入れができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異形円筒
部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置によれば、焼入性
の不十分な炭素鋼などの異形円筒部材でも均一な焼入硬
さが得られるので、ボールスタッドなどの部品の品質の
向上と製造コストの低減が可能になる。
部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置によれば、焼入性
の不十分な炭素鋼などの異形円筒部材でも均一な焼入硬
さが得られるので、ボールスタッドなどの部品の品質の
向上と製造コストの低減が可能になる。
【図1】本発明実施形態の異形円筒部材の誘導加熱コイ
ルの斜視図である。
ルの斜視図である。
【図2】本発明実施形態の冷却手段の側面断面図であ
る。
る。
【図3】図2のX視図である。
1 球状部、2 軸部、10 加熱コイル、11、1
2、13 導体、14、15 半円導体、16、17
リード部、18 絶縁体、19 磁束集中材、20 冷
却手段、21、22、23、21´22´23´ 冷却
ジャケット、21a、22a、23a 内壁、21b、
22b、23b 噴射口、24 固定部材、25 ボル
ト、26 導水管
2、13 導体、14、15 半円導体、16、17
リード部、18 絶縁体、19 磁束集中材、20 冷
却手段、21、22、23、21´22´23´ 冷却
ジャケット、21a、22a、23a 内壁、21b、
22b、23b 噴射口、24 固定部材、25 ボル
ト、26 導水管
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/40 H05B 6/40 Fターム(参考) 3K059 AA09 AB22 AC38 AD03 AD05 AD40 CD52 4K042 AA25 BA10 BA13 DA01 DB01 DD04 DE02 DF02 EA01 EA03
Claims (4)
- 【請求項1】 異形円筒部材の外周形状に沿って、該部
材の被処理表面との間に所定の隙間を形成する形状の3
本の導体が軸方向に配設され、該3本の導体の一端同士
が連結され、両側の2本の導体の他端同士が連結され、
中央の導体の他端のリード部と前記両側の他端同士が連
結されたリード部とに電源を接続して3本足コイルを形
成させたことを特徴とする異形円筒部材の誘導加熱コイ
ル。 - 【請求項2】 前記3本の導体のうち、中央の導体の幅
を両側の2本の導体の幅より大きくし、該中央の導体の
被処理異形円筒部材のくびれ部に対向する部分に部分的
に幅を狭くした切欠部を設け、かつ該部の導体に磁束集
中材を装着したことを特徴とする請求項1に記載の異形
円筒部材の誘導加熱コイル。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の誘導加熱コイ
ルと、被処理部材を回転しながら誘導加熱する加熱回転
手段と、焼入温度に加熱された被処理部材を回転しなが
ら冷却する冷却手段と冷却回転手段とを備えたことを特
徴とする異形円筒部材の誘導加熱焼入装置。 - 【請求項4】 前記冷却手段は、被処理異形円筒部材の
表面との間に所定の隙間を形成するようにして該部材の
円周を取り囲む内壁を有し、該内壁に被焼入面にほぼ垂
直に冷却液を噴出する噴出口が設けられた冷却ジャケッ
トからなり、該ジャケットが部材の軸方向に対称に2つ
割りされ、かつ該部材の長さ方向に2以上に分割された
ことを特徴とする請求項3に記載の異形円筒部材の誘導
加熱焼入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000361097A JP2002167618A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 異形円筒部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000361097A JP2002167618A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 異形円筒部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002167618A true JP2002167618A (ja) | 2002-06-11 |
| JP2002167618A5 JP2002167618A5 (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=18832583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000361097A Pending JP2002167618A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | 異形円筒部材の誘導加熱コイルおよび焼入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002167618A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012049094A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Neturen Co Ltd | 熱処理ヘッド |
| JP2012049095A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Neturen Co Ltd | 熱処理ヘッドの給電部接続構造 |
| JP2012515430A (ja) * | 2009-01-17 | 2012-07-05 | インダクトヒート インコーポレイテッド | 複雑形状の加工品の誘導加熱処理 |
| JP2014133935A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Fuji Electronics Industry Co Ltd | 高周波焼入れ方法、並びに、半開放型の誘導加熱用コイル |
| JP2016061292A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ブレードを補修するためのシステムおよび方法 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000361097A patent/JP2002167618A/ja active Pending
Cited By (5)
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|---|---|---|---|---|
| JP2012515430A (ja) * | 2009-01-17 | 2012-07-05 | インダクトヒート インコーポレイテッド | 複雑形状の加工品の誘導加熱処理 |
| JP2012049094A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Neturen Co Ltd | 熱処理ヘッド |
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| JP2016061292A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ブレードを補修するためのシステムおよび方法 |
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