JP2002167381A - (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の光学分割法 - Google Patents
(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の光学分割法Info
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- JP2002167381A JP2002167381A JP2001164234A JP2001164234A JP2002167381A JP 2002167381 A JP2002167381 A JP 2002167381A JP 2001164234 A JP2001164234 A JP 2001164234A JP 2001164234 A JP2001164234 A JP 2001164234A JP 2002167381 A JP2002167381 A JP 2002167381A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テ
トラメチルクロマン−2−カルボン酸を簡便かつ効率よ
く分割し、光学活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸を光学純度よ
く得る方法を提供する。 【解決手段】(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に、2−プロ
パノールおよび/またはメチルイソブチルケトンからな
る溶媒中で光学活性なα−フェニルエチルアミンを作用
させ、得られる反応混合液を冷却することにより、
(+)−または(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対応する
ジアステレオマー塩の結晶を析出させることを特徴とす
る(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボン酸の(+)−または(−)
−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マン−2−カルボン酸への光学分割法。
トラメチルクロマン−2−カルボン酸を簡便かつ効率よ
く分割し、光学活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸を光学純度よ
く得る方法を提供する。 【解決手段】(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に、2−プロ
パノールおよび/またはメチルイソブチルケトンからな
る溶媒中で光学活性なα−フェニルエチルアミンを作用
させ、得られる反応混合液を冷却することにより、
(+)−または(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対応する
ジアステレオマー塩の結晶を析出させることを特徴とす
る(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボン酸の(+)−または(−)
−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マン−2−カルボン酸への光学分割法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(±)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸の光学分割法に関する。本発明により得られ
る光学活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラ
メチルクロマン−2−カルボン酸は、光学活性なビタミ
ンE誘導体の合成中間体として有用である[例えば、ヘ
ルベチカ・キミカ・アクタ(Helvetica Ch
imica Acta)、64巻、1158ページ(1
981年)参照]。
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸の光学分割法に関する。本発明により得られ
る光学活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラ
メチルクロマン−2−カルボン酸は、光学活性なビタミ
ンE誘導体の合成中間体として有用である[例えば、ヘ
ルベチカ・キミカ・アクタ(Helvetica Ch
imica Acta)、64巻、1158ページ(1
981年)参照]。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性な6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の
合成方法としては、(±)−6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸エ
ステルを酵素を用いて不斉加水分解する方法(米国特許
第5348973号明細書参照)、光学活性なアシル
プロリン誘導体をハロラクトン化する方法[ケミストリ
ー・レターズ(Chemistry Letter
s)、465ページ(1989年)参照]、有機チタ
ン化合物と光学活性なピルビン酸エステルを反応させる
方法(特開昭61−60628号公報参照)が知られて
いる。
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の
合成方法としては、(±)−6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸エ
ステルを酵素を用いて不斉加水分解する方法(米国特許
第5348973号明細書参照)、光学活性なアシル
プロリン誘導体をハロラクトン化する方法[ケミストリ
ー・レターズ(Chemistry Letter
s)、465ページ(1989年)参照]、有機チタ
ン化合物と光学活性なピルビン酸エステルを反応させる
方法(特開昭61−60628号公報参照)が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法は、不斉加水分解後の目的物の単離・精製操作お
よび酵素の分離除去操作が煩雑であるという問題点を有
しており、また、上記およびの方法では、出発物質
である光学活性体や有機チタン化合物を容易に入手する
ことが困難である。したがって、いずれの方法も、光学
活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボン酸の工業的に有利な製造方法と
は言い難い。
の方法は、不斉加水分解後の目的物の単離・精製操作お
よび酵素の分離除去操作が煩雑であるという問題点を有
しており、また、上記およびの方法では、出発物質
である光学活性体や有機チタン化合物を容易に入手する
ことが困難である。したがって、いずれの方法も、光学
活性な6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボン酸の工業的に有利な製造方法と
は言い難い。
【0004】一方、(±)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸を光学
分割する方法としては、光学活性なα−フェニルエチル
アミンを使用する方法(特開昭59−144780号公
報参照)および光学活性なN−ベンジル−α−フェニル
エチルアミンを使用する方法(特開平11−80149
号公報参照)が知られている。しかしながら、前者の場
合は、テトラヒドロフラン中で(±)−6−ヒドロキシ
−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボ
ン酸に光学活性なα−フェニルエチルアミンを作用さ
せ、溶媒を留去した後、エタノール−ジエチルエーテル
混合溶媒で結晶化を行っており、反応および結晶化に異
なる溶媒を使用し、また、操作が煩雑であるという問題
点を有している。また、後者の場合は、分割効率は高い
ものの、高価な光学活性アミンを使用するという問題点
を有している。
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸を光学
分割する方法としては、光学活性なα−フェニルエチル
アミンを使用する方法(特開昭59−144780号公
報参照)および光学活性なN−ベンジル−α−フェニル
エチルアミンを使用する方法(特開平11−80149
号公報参照)が知られている。しかしながら、前者の場
合は、テトラヒドロフラン中で(±)−6−ヒドロキシ
−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボ
ン酸に光学活性なα−フェニルエチルアミンを作用さ
せ、溶媒を留去した後、エタノール−ジエチルエーテル
混合溶媒で結晶化を行っており、反応および結晶化に異
なる溶媒を使用し、また、操作が煩雑であるという問題
点を有している。また、後者の場合は、分割効率は高い
ものの、高価な光学活性アミンを使用するという問題点
を有している。
【0005】しかして、本発明の目的は、(±)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸を簡便かつ効率よく分割し、光学活性な
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ン−2−カルボン酸を光学純度よく得る方法を提供する
ことにある。
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸を簡便かつ効率よく分割し、光学活性な
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ン−2−カルボン酸を光学純度よく得る方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(±)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸[以下、これを(±)−クロマンカルボ
ン酸と略称することがある]に、2−プロパノールおよ
び/またはメチルイソブチルケトンからなる溶媒中で光
学活性なα−フェニルエチルアミンを作用させ、得られ
る反応混合液を冷却することにより、(+)−または
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸[以下、これを(+)−ま
たは(−)−クロマンカルボン酸と略称することがあ
る]に対応するジアステレオマー塩の結晶を析出させる
ことを特徴とする(±)−クロマンカルボン酸の(+)
−または(−)−クロマンカルボン酸への光学分割法で
ある。
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸[以下、これを(±)−クロマンカルボ
ン酸と略称することがある]に、2−プロパノールおよ
び/またはメチルイソブチルケトンからなる溶媒中で光
学活性なα−フェニルエチルアミンを作用させ、得られ
る反応混合液を冷却することにより、(+)−または
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸[以下、これを(+)−ま
たは(−)−クロマンカルボン酸と略称することがあ
る]に対応するジアステレオマー塩の結晶を析出させる
ことを特徴とする(±)−クロマンカルボン酸の(+)
−または(−)−クロマンカルボン酸への光学分割法で
ある。
【0007】そして、本発明は、さらに上記のジアステ
レオマー塩を分離して、塩基性金属化合物で処理し、得
られる(+)−または(−)−クロマンカルボン酸の金
属塩に酸を作用させ、得られる(+)−または(−)−
クロマンカルボン酸を取得する上記の光学分割法を包含
する。
レオマー塩を分離して、塩基性金属化合物で処理し、得
られる(+)−または(−)−クロマンカルボン酸の金
属塩に酸を作用させ、得られる(+)−または(−)−
クロマンカルボン酸を取得する上記の光学分割法を包含
する。
【0008】また本発明は、さらに上記のジアステレオ
マー塩を分離して、酸で処理し、得られる(+)−また
は(−)−クロマンカルボン酸を取得する上記の光学分
割法をも包含する。
マー塩を分離して、酸で処理し、得られる(+)−また
は(−)−クロマンカルボン酸を取得する上記の光学分
割法をも包含する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、分割剤として光学活
性なα−フェニルエチルアミンが使用される。光学活性
なα−フェニルエチルアミンの使用量は特に限定されな
いが、(±)−クロマンカルボン酸を効率よく、かつ高
純度で分割し得る観点から、(±)−クロマンカルボン
酸に対して0.3〜1.5当量の範囲が好ましく、0.
4〜1.0当量の範囲がより好ましい。
性なα−フェニルエチルアミンが使用される。光学活性
なα−フェニルエチルアミンの使用量は特に限定されな
いが、(±)−クロマンカルボン酸を効率よく、かつ高
純度で分割し得る観点から、(±)−クロマンカルボン
酸に対して0.3〜1.5当量の範囲が好ましく、0.
4〜1.0当量の範囲がより好ましい。
【0010】本発明では、反応溶媒および結晶化溶媒と
して2−プロパノールおよび/またはメチルイソブチル
ケトンを用いる。溶媒の使用量は、溶媒の種類、晶析温
度などにより異なるが、(±)−クロマンカルボン酸に対
して1〜100重量倍の範囲が好ましく、2〜10重量
倍の範囲がより好ましい。
して2−プロパノールおよび/またはメチルイソブチル
ケトンを用いる。溶媒の使用量は、溶媒の種類、晶析温
度などにより異なるが、(±)−クロマンカルボン酸に対
して1〜100重量倍の範囲が好ましく、2〜10重量
倍の範囲がより好ましい。
【0011】本発明は、例えば次のような方法で実施さ
れる。(±)−クロマンカルボン酸、光学活性なα−フ
ェニルエチルアミンおよび溶媒を混合し、必要に応じて
加熱溶解した後、反応混合液を冷却して(+)−または
(−)−クロマンカルボン酸とα−フェニルエチルアミ
ンのジアステレオマー塩を過飽和な状態とし、難溶性の
ジアステレオマー塩を析出させ、これを分離する。ジア
ステレオマー塩の分離方法としては、濾過、遠心分離な
どの方法が用いられる。
れる。(±)−クロマンカルボン酸、光学活性なα−フ
ェニルエチルアミンおよび溶媒を混合し、必要に応じて
加熱溶解した後、反応混合液を冷却して(+)−または
(−)−クロマンカルボン酸とα−フェニルエチルアミ
ンのジアステレオマー塩を過飽和な状態とし、難溶性の
ジアステレオマー塩を析出させ、これを分離する。ジア
ステレオマー塩の分離方法としては、濾過、遠心分離な
どの方法が用いられる。
【0012】反応温度は、用いる溶媒の種類によって異
なるが、0〜150℃の範囲が好ましく、20〜100
℃の範囲がより好ましい。晶析温度は、溶媒の使用量、
溶媒の種類、反応温度などによって異なるが、−50〜
50℃の範囲が好ましく、−30〜30℃の範囲がより
好ましい。
なるが、0〜150℃の範囲が好ましく、20〜100
℃の範囲がより好ましい。晶析温度は、溶媒の使用量、
溶媒の種類、反応温度などによって異なるが、−50〜
50℃の範囲が好ましく、−30〜30℃の範囲がより
好ましい。
【0013】得られたジアステレオマー塩を、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシ
ドなどの塩基性金属化合物の水溶液で処理して、(+)
−または(−)−α−フェニルエチルアミンと(−)−
または(+)−クロマンカルボン酸の金属塩とし、この
混合液に、例えばヘキサン、トルエン、酢酸エチル、塩
化メチレンなどの有機溶媒を加えて抽出することにより
(+)−または(−)−α−フェニルエチルアミンを回
収する。次いで、(−)−または(+)−クロマンカル
ボン酸の金属塩を含む水層に、例えば塩酸、硫酸、リン
酸、p−トルエンスルホン酸などの酸を作用させて
(−)−または(+)−クロマンカルボン酸を析出させ
る。なお、かかる操作は、ジアステレオマー塩を、まず
上記の酸で処理して(+)−または(−)−クロマンカ
ルボン酸を析出させ、次いで、(−)−または(+)−
α−フェニルエチルアミンの塩を含む水層に上記の塩基
性金属化合物を作用させて光学活性なα−フェニルエチ
ルアミンを遊離させ、この混合液に有機溶媒を加えて抽
出することにより光学活性なα−フェニルエチルアミン
を回収してもよい。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシ
ドなどの塩基性金属化合物の水溶液で処理して、(+)
−または(−)−α−フェニルエチルアミンと(−)−
または(+)−クロマンカルボン酸の金属塩とし、この
混合液に、例えばヘキサン、トルエン、酢酸エチル、塩
化メチレンなどの有機溶媒を加えて抽出することにより
(+)−または(−)−α−フェニルエチルアミンを回
収する。次いで、(−)−または(+)−クロマンカル
ボン酸の金属塩を含む水層に、例えば塩酸、硫酸、リン
酸、p−トルエンスルホン酸などの酸を作用させて
(−)−または(+)−クロマンカルボン酸を析出させ
る。なお、かかる操作は、ジアステレオマー塩を、まず
上記の酸で処理して(+)−または(−)−クロマンカ
ルボン酸を析出させ、次いで、(−)−または(+)−
α−フェニルエチルアミンの塩を含む水層に上記の塩基
性金属化合物を作用させて光学活性なα−フェニルエチ
ルアミンを遊離させ、この混合液に有機溶媒を加えて抽
出することにより光学活性なα−フェニルエチルアミン
を回収してもよい。
【0014】本発明で原料として使用する(±)−クロ
マンカルボン酸は、例えば4−アセトキシ−2,3,5
−トリメチルフェノールを2級アミンおよび酸の存在下
にホルムアルデヒド類およびメタクリル酸エステルと反
応させた後、加水分解することにより、容易にかつ安価
に合成することができる(特開平7−97380号公報
参照)。
マンカルボン酸は、例えば4−アセトキシ−2,3,5
−トリメチルフェノールを2級アミンおよび酸の存在下
にホルムアルデヒド類およびメタクリル酸エステルと反
応させた後、加水分解することにより、容易にかつ安価
に合成することができる(特開平7−97380号公報
参照)。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例などにより具体的に説
明するが、本発明はそれにより何ら限定されるものでは
ない。
明するが、本発明はそれにより何ら限定されるものでは
ない。
【0016】実施例1 (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸5.00g(20.0mm
ol)に2−プロパノール16gを加えて70℃で加熱
溶解させ、(+)−α−フェニルエチルアミン1.21
g(10.0mmol)を加え、同温度で1時間攪拌し
た。次いで、反応混合液を3℃までゆっくりと冷却し、
結晶を析出させた。析出した結晶を濾過することによ
り、2.12g(5.72mmol)の(−)−6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2
−カルボン酸・(+)−α−フェニルエチルアミン塩を
得た。この(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−
テトラメチルクロマン−2−カルボン酸・(+)−α−
フェニルエチルアミン塩に1規定水酸化ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出を行った。次に、水層に1
規定塩酸を加え、析出した結晶を濾過することにより、
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸1.43g(5.72mm
ol)を得た。仕込み(±)−6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸中
の(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボン酸に対する収率は57.2
%であった。また、得られた(−)−6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン
酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分析で94.0%
eeであった。
ルクロマン−2−カルボン酸5.00g(20.0mm
ol)に2−プロパノール16gを加えて70℃で加熱
溶解させ、(+)−α−フェニルエチルアミン1.21
g(10.0mmol)を加え、同温度で1時間攪拌し
た。次いで、反応混合液を3℃までゆっくりと冷却し、
結晶を析出させた。析出した結晶を濾過することによ
り、2.12g(5.72mmol)の(−)−6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2
−カルボン酸・(+)−α−フェニルエチルアミン塩を
得た。この(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−
テトラメチルクロマン−2−カルボン酸・(+)−α−
フェニルエチルアミン塩に1規定水酸化ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出を行った。次に、水層に1
規定塩酸を加え、析出した結晶を濾過することにより、
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸1.43g(5.72mm
ol)を得た。仕込み(±)−6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸中
の(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボン酸に対する収率は57.2
%であった。また、得られた(−)−6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン
酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分析で94.0%
eeであった。
【0017】実施例2 (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸2.00g(8.00mm
ol)に2−プロパノール10gを加えて70℃で加熱
溶解させ、(−)−α−フェニルエチルアミン0.48
4g(4.00mmol)を加え、同温度で1時間攪拌
した。次いで、反応混合液を−20℃までゆっくりと冷
却し、結晶を析出させた。析出した結晶を濾過すること
により、0.448g(1.24mmol)の(+)−
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ン−2−カルボン酸・(−)−α−フェニルエチルアミ
ン塩を得た。この(+)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸・
(−)−α−フェニルエチルアミン塩に1規定水酸化ナ
トリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出を行った。次
に、水層に1規定塩酸を加え、析出した結晶を濾過する
ことにより、(+)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸0.310g
(1.24mmol)を得た。仕込み(±)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸中の(+)−6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対する収
率は31.0%であった。また、得られた(+)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分析
で77.0%eeであった。
ルクロマン−2−カルボン酸2.00g(8.00mm
ol)に2−プロパノール10gを加えて70℃で加熱
溶解させ、(−)−α−フェニルエチルアミン0.48
4g(4.00mmol)を加え、同温度で1時間攪拌
した。次いで、反応混合液を−20℃までゆっくりと冷
却し、結晶を析出させた。析出した結晶を濾過すること
により、0.448g(1.24mmol)の(+)−
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマ
ン−2−カルボン酸・(−)−α−フェニルエチルアミ
ン塩を得た。この(+)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸・
(−)−α−フェニルエチルアミン塩に1規定水酸化ナ
トリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出を行った。次
に、水層に1規定塩酸を加え、析出した結晶を濾過する
ことにより、(+)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸0.310g
(1.24mmol)を得た。仕込み(±)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸中の(+)−6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対する収
率は31.0%であった。また、得られた(+)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分析
で77.0%eeであった。
【0018】実施例3 (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸5.00g(20.0mm
ol)にメチルイソブチルケトン17gを加えて70℃
で加熱溶解させ、(+)−α−フェニルエチルアミン
1.21g(10.0mmol)を加え、同温度で1時
間攪拌した。次いで、反応混合液を−20℃までゆっく
りと冷却し、結晶を析出させた。析出した結晶を濾過す
ることにより、2.23g(6.00mmol)の
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸・(+)−α−フェニルエ
チルアミン塩を得た。この(−)−6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン
酸・(+)−α−フェニルエチルアミン塩に1規定水酸
化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出を行っ
た。次に、水層に1規定塩酸を加え、析出した結晶を濾
過することにより、(−)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸1.5
0g(6.00mmol)を得た。仕込み(±)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸中の(−)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対す
る収率は60.0%であった。また得られた(−)−6
−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン
−2−カルボン酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分
析で90.0%eeであった。
ルクロマン−2−カルボン酸5.00g(20.0mm
ol)にメチルイソブチルケトン17gを加えて70℃
で加熱溶解させ、(+)−α−フェニルエチルアミン
1.21g(10.0mmol)を加え、同温度で1時
間攪拌した。次いで、反応混合液を−20℃までゆっく
りと冷却し、結晶を析出させた。析出した結晶を濾過す
ることにより、2.23g(6.00mmol)の
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸・(+)−α−フェニルエ
チルアミン塩を得た。この(−)−6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン
酸・(+)−α−フェニルエチルアミン塩に1規定水酸
化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出を行っ
た。次に、水層に1規定塩酸を加え、析出した結晶を濾
過することにより、(−)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸1.5
0g(6.00mmol)を得た。仕込み(±)−6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
2−カルボン酸中の(−)−6−ヒドロキシ−2,5,
7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対す
る収率は60.0%であった。また得られた(−)−6
−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン
−2−カルボン酸の光学純度は、液体クロマトグラフ分
析で90.0%eeであった。
【0019】比較例1 (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸2.000g(8.00m
mol)、(−)−α−フェニルエチルアミン1.2m
L(9.31mmol)、テトラヒドロフラン40ml
を混合し、室温で1時間攪拌した。撹拌後、反応混合液
を−50℃まで冷却したが、結晶は析出しなかった。
ルクロマン−2−カルボン酸2.000g(8.00m
mol)、(−)−α−フェニルエチルアミン1.2m
L(9.31mmol)、テトラヒドロフラン40ml
を混合し、室温で1時間攪拌した。撹拌後、反応混合液
を−50℃まで冷却したが、結晶は析出しなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、(±)−クロマンカル
ボン酸を簡便にかつ効率よく光学分割して、光学純度の
高い(+)−クロマンカルボン酸または(−)−クロマ
ンカルボン酸を得ることができる。
ボン酸を簡便にかつ効率よく光学分割して、光学純度の
高い(+)−クロマンカルボン酸または(−)−クロマ
ンカルボン酸を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8
−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に、2−プロ
パノールおよび/またはメチルイソブチルケトンからな
る溶媒中で光学活性なα−フェニルエチルアミンを作用
させ、得られる反応混合液を冷却することにより、
(+)−または(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸に対応する
ジアステレオマー塩の結晶を析出させることを特徴とす
る(±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメ
チルクロマン−2−カルボン酸の(+)−または(−)
−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロ
マン−2−カルボン酸への光学分割法。 - 【請求項2】さらに、(+)−または(−)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸に対応するジアステレオマー塩を分離して、
塩基性金属化合物で処理し、得られる(+)−または
(−)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ルクロマン−2−カルボン酸の金属塩に酸を作用させ、
得られる(+)−または(−)−6−ヒドロキシ−2,
5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸を
取得する請求項1記載の光学分割法。 - 【請求項3】さらに、(+)−または(−)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸に対応するジアステレオマー塩を分離して、
酸で処理し、得られる(+)−または(−)−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−
カルボン酸を取得する請求項1記載の光学分割法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164234A JP2002167381A (ja) | 2000-08-03 | 2001-05-31 | (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の光学分割法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-235670 | 2000-08-03 | ||
JP2000235670 | 2000-08-03 | ||
JP2001164234A JP2002167381A (ja) | 2000-08-03 | 2001-05-31 | (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の光学分割法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002167381A true JP2002167381A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=26597291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001164234A Pending JP2002167381A (ja) | 2000-08-03 | 2001-05-31 | (±)−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の光学分割法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002167381A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004108944A1 (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-16 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | 光学活性クロマンカルボン酸エステルの製造方法 |
WO2021167095A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 大日本住友製薬株式会社 | 光学分割されたトロロックス中間体およびその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07149688A (ja) * | 1993-11-26 | 1995-06-13 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 2−アリールプロピオン酸化合物の光学分割方法 |
JPH1180149A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-03-26 | Kuraray Co Ltd | (±)−クロマンカルボン酸の光学分割法 |
JPH11106363A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-04-20 | Ajinomoto Co Inc | 光学活性2−ヒドロキシメチル−3−フェニルプロピオン酸の製造方法 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164234A patent/JP2002167381A/ja active Pending
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CN115066420A (zh) * | 2020-02-21 | 2022-09-16 | 住友制药株式会社 | 光学拆分的Trolox中间体和其制造方法 |
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