JP2002167095A - 用紙吸着搬送装置及び印刷装置 - Google Patents

用紙吸着搬送装置及び印刷装置

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JP2002167095A
JP2002167095A JP2000369397A JP2000369397A JP2002167095A JP 2002167095 A JP2002167095 A JP 2002167095A JP 2000369397 A JP2000369397 A JP 2000369397A JP 2000369397 A JP2000369397 A JP 2000369397A JP 2002167095 A JP2002167095 A JP 2002167095A
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Yuko Shishido
祐子 宍戸
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の幅サイズが変化しても用紙搬送ベルト
に対して用紙を適正な吸着力で吸着し、用紙を安定状態
で搬送し得るようにする。 【解決手段】 印刷済みの用紙15をファン32の回転
により用紙搬送ベルト28に吸着させ、その用紙搬送ベ
ルト28の回転により用紙15を搬送する場合に、用紙
15の幅サイズに対応する回転数でファン32を回転さ
せることにより、用紙15を適正な吸着力をもって用紙
搬送ベルト28に吸着させ、これにより、印刷済みの用
紙を搬送する際に、用紙15を安定状態で搬送すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部から排
出される印刷済みの用紙を、ファンの回転により発生す
る吸着力をもって用紙搬送ベルトに吸着させて搬送する
用紙吸着搬送装置及びその用紙吸着搬送装置を用いた印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置やプリンタなどの画像形
成装置においては、画像形成部で形成された画像が転写
された用紙を排紙部へ向けて搬送するとき、その用紙を
確実に搬送するための装置として用紙吸着搬送装置が知
られている。
【0003】この種の用紙吸着搬送装置は、回転駆動さ
れる用紙搬送ベルトと、用紙搬送ベルトの内方に配置さ
れたファンとを有し、ファンの回転により発生する吸着
力で用紙搬送ベルトに対する用紙の吸着力を高め、これ
により、用紙を精度よく搬送させようとするものであ
る。
【0004】具体的な用紙吸着装置としては、用紙搬送
ベルト及びその用紙搬送ベルトにより搬送される用紙を
支えるガイド板に多数の開口を形成し、ファンを回転さ
せたときに外気を開口から吸引させることによってガイ
ド板の表面の圧力を下げ、これにより、用紙を用紙搬送
ベルトに吸着させるようにした構成もある。
【0005】また、用紙搬送ベルトの両側に、外側に向
かうに従い上方に傾斜するジャンプ台を配設し、用紙が
薄い場合には、ファンの吸着力により用紙を用紙搬送ベ
ルトに吸着させて搬送する過程で、ジャンプ台により用
紙を湾曲させて用紙に対する腰付けを行い、これにより
用紙が下方に垂れることを防止し、用紙を確実に排紙ト
レイの奥まで排紙するようにした構成もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の用紙
吸着搬送装置は、構造上、用紙搬送面上に配列された前
述の開口などを介して外気を吸い込むが、用紙搬送方向
と直交する方向の幅が一定であるので、使用する用紙の
幅サイズによって用紙搬送ベルトの表面(用紙搬送面)
を覆う面積が変わる。ファン駆動時において、用紙の幅
サイズが小さい場合は用紙搬送面の両側が開放されるた
め、この開放空間からの外気の吸込量は、幅サイズが大
きい用紙を使用した場合の吸込量より必然的に多くな
る。しがって、用紙の幅サイズによって用紙搬送ベルト
に対する用紙の吸着力が変わってしまう。用紙搬送面か
らの外気の吸込量の設定の仕方には二つの考え方があ
る。
【0007】第一は、幅サイズの大きい用紙を適切に用
紙搬送ベルトに吸着させるために、用紙搬送面からの外
気の吸込量を多くする考え方である。この考え方は、用
紙の幅サイズが大きくなるほど用紙により覆われる用紙
搬送面の面積が大きくなるが、適正な吸込量をもって外
気を吸い込むように、例えば開口の径をある値より大き
くしたり開口の配置数を増やす考え方である。この場合
には、幅サイズの小さな用紙を使用すると、外気の吸込
量が多過ぎることによって用紙搬送ベルトに対する用紙
の吸着力が不足する。
【0008】第二は、幅サイズの小さな用紙を適切に用
紙搬送ベルトに吸着させるために、用紙搬送面からの外
気の吸込量を制限する考え方である。この考え方は、用
紙の幅サイズが小さくなるほど用紙の外側での開放面積
が増えるが、その用紙の外側での開放部分からの外気の
吸込量を制限して用紙搬送ベルトに対する用紙の吸着力
が適正になるように、例えば開口の径をある値より小さ
くしたり開口の配置数を少なくする考え方である。この
場合には、幅サイズの大きな用紙を使用すると、開口か
らの外気の吸込量が不足するため用紙搬送ベルトに対す
る用紙の吸着力が不足する。
【0009】このように、第一、第二の何れの考え方で
開口のパターンを設定しても、用紙の幅サイズによって
は用紙搬送ベルトに対する用紙の吸着力を適正に定める
ことが出来ない場合が生ずる。
【0010】この吸着力が必要以上に大きい場合には、
用紙搬送ベルトの搬送力が強くなるなるため、用紙の先
端が排紙トレイの位置決め用のエンドフェンスに強く当
接して跳ね返り、或いはエンドフェンスを乗り越える位
置まで排紙されてしまう。逆に、吸着力が弱過ぎる場合
には、用紙搬送ベルト及び前述のようなジャンプ台に用
紙を一定以上の吸着力で吸着することができないため、
ジャンプ台による腰付けが期待できない。
【0011】また、孔版印刷装置などの印刷装置では、
インキの乾燥を考慮するなどのために、ある程度の間隔
をおいて複数枚の用紙に印刷するスキップ印刷モード
と、連続的に印刷する連続印刷モードとを選択できる機
種があるが、前述のように、第二の考え方に基づいて開
口のパターンを設定した場合、用紙の幅サイズが大きい
と開口からの外気の吸込量が不足することがあるが、ス
キップ印刷モードの場合には、次の用紙が用紙搬送ベル
トに到達するまでの間に、ファンが開口から外気を吸い
込むため、用紙搬送ベルトに対する用紙の吸着力が回復
するが、連続印刷モードの場合には吸着力が回復しな
い。
【0012】このように、用紙の幅サイズや印刷モード
によって用紙搬送ベルトに対する用紙の吸着力が変わる
ため、印刷済みの用紙を排紙部に向けて安定して排紙す
ることができないことがある。
【0013】本発明の目的は、用紙の幅サイズの大小に
拘わらず用紙搬送ベルトに対して用紙を適正な吸着力で
吸着させ、用紙搬送の安定化を図ることである。
【0014】本発明の目的は、連続印刷モードにおいて
も用紙搬送ベルトに対して用紙を適正な吸着力で吸着さ
せ、用紙搬送の安定化を図ることである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の用紙吸
着搬送装置は、画像形成部により印刷された用紙を排紙
部に向けて搬送する向きに回転駆動される用紙搬送ベル
トと、前記用紙を前記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着
力を発生させるファンと、前記用紙搬送ベルトで搬送さ
れる用紙の幅サイズを検知する用紙サイズ検出手段と、
前記用紙の幅サイズに応じて前記ファンを回転数変更可
能に駆動するファン駆動部と、を具備する。
【0016】したがって、使用する用紙の幅サイズに対
応する回転数でファンの回転させることにより、用紙を
適正な吸着力をもって用紙搬送ベルトに吸着させ、これ
により、印刷済みの用紙を搬送する際に、用紙を安定状
態で搬送することが可能となる。
【0017】請求項2記載の用紙吸着搬送装置は、画像
形成部により印刷された用紙を排紙部に向けて搬送する
向きに回転駆動される用紙搬送ベルトと、前記用紙を前
記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着力を発生させるファ
ンと、印刷モードを選択する印刷モード選択手段と、選
択された前記印刷モードが連続印刷モードであるかスキ
ップ印刷モードであるかを認識するモード認識手段と、
選択された前記印刷モードに応じて前記ファンを回転数
変更可能に駆動するファン駆動部と、を具備する。
【0018】したがって、用紙搬送ベルトが用紙に覆わ
れる時間帯が長くなる連続印刷モードの場合には、ファ
ンの回転数を高めることにより用紙を適正な吸着力をも
って用紙搬送ベルトに吸着させ、これにより、印刷済み
の用紙を搬送する際に、用紙を安定状態で搬送すること
が可能となる。
【0019】請求項3記載の用紙吸着搬送装置は、画像
形成部により印刷された用紙を排紙部に向けて搬送する
向きに回転駆動される用紙搬送ベルトと、前記用紙を前
記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着力を発生させるファ
ンと、前記用紙搬送ベルトで搬送される用紙の幅サイズ
を検知する用紙サイズ検出手段と、印刷モードを選択す
る印刷モード選択手段と、選択された前記印刷モードが
連続印刷モードであるかスキップ印刷モードであるかを
認識するモード認識手段と、前記用紙の幅サイズ及び選
択された前記印刷モードに応じて前記ファンを回転数変
更可能に駆動するファン駆動部と、を具備する。
【0020】したがって、用紙の幅サイズに対応する回
転数でファンの回転させ、さらに用紙搬送ベルトが用紙
に覆われる時間帯が長くなる連続印刷モードの場合には
ファンの回転数を高めることにより、用紙を適正な吸着
力をもって用紙搬送ベルトに吸着させ、これにより、印
刷済みの用紙を搬送する際に、用紙を安定状態で搬送す
ることが可能となる。
【0021】請求項4記載の印刷装置は、画像データを
出力して用紙にインキ画像を印刷する画像形成部と、請
求項1ないし3の何れか一記載の用紙吸着搬送装置と、
を具備する。
【0022】したがって、用紙のサイズ又は印刷モード
の違いに拘わらず、印刷済みの用紙を安定して搬送し得
る印刷装置を提供することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は用紙吸着搬送装置が実装さ
れた印刷装置の全体構造を示す縦断正面図、図2は用紙
吸着搬送装置の分解斜視図、図3は印刷装置の電気的接
続構造を示すブロック図、図4はファン駆動部の構成を
示す回路図、図5はファン駆動部の他の構成を示す回路
図である。
【0024】まず、図1を参照して印刷装置の基本的構
造について説明する。本実施の形態における印刷装置
は、周知の孔版印刷装置であるので概略を説明するが、
画像読取部1、製版部2、画像形成部である印刷部3、
排版部4、給紙部5、排紙部6などによって構成されて
いる。
【0025】画像読取部1は、コンタクトガラス上に供
給された原稿の画像を光学的に読み取る周知のスキャナ
である。
【0026】製版部2は、ロール状に巻かれたマスタ原
紙7を保持する保持部8、マスタ原紙7を加熱溶融穿孔
することにより画像読取部1で読み取った原稿の画像に
応じた穿孔画像を形成するサーマルヘッド9、マスタ原
紙7をサーマルヘッド9に押し付けるプラテンローラ1
0、穿孔画像が形成されたマスタ原紙7を定められた長
さにカットするカッタ11などにより構成されている。
穿孔画像が形成されたマスタ原紙7はカッタ11でカッ
トすることによりマスタ(図示せず)が形成される。
【0027】印刷部3は、軸線回りに回転駆動されてそ
の外周面にマスタが巻き付けられる多孔性で円筒状の版
胴12、版胴12の外周面に接離される変位自在のプレ
スローラ13、版胴12の内部に設けられたインキ供給
機構14などにより構成されている。この印刷部3で
は、マスタが巻き付けられた版胴12とプレスローラ1
3とで給紙部5から給紙された用紙15を挟持し、この
とき、インキ供給機構14により供給されたインキをマ
スタの穿孔部分から滲み出させることにより用紙15に
対して印刷が行われる。
【0028】排版部4は、所定枚数の印刷が終了して不
要になった使用済みのマスタを版胴12の外周面から剥
がし、剥がしたマスタを収納する構造であり、使用済み
のマスタを版胴12の外周面から剥がすための排版ロー
ラ16、版胴12から剥がされたマスタを収納する排版
収納箱17などにより構成されている。
【0029】給紙部5は、印刷部3へ給紙される用紙1
5を積層状態で支持する給紙台18、セットされた用紙
15の両側の位置決めを行うサイドフェンス19などに
より構成されている。
【0030】排紙部6は、印刷済みの用紙15が排紙さ
れる排紙台20、排紙された用紙15の用紙揃えを行う
ためのエンドフェンス21及び一対のサイドフェンス2
2などにより構成されている。
【0031】給紙部5から印刷部3に至る用紙15の搬
送経路上には、給紙ローラ23、版胴12の回転運動に
同期して用紙15を印刷部3へ送り込むレジストローラ
24が設けられている。印刷部3から排紙部6に至る用
紙15の搬送経路上には、印刷済みの用紙15を吸着し
て排紙部6に向けて搬送する用紙吸着搬送装置25が設
けられている。
【0032】図2に示すように、用紙吸着搬送装置25
は、回転駆動軸26に固定された駆動ローラ27aと、
従動軸に支持された従動ローラ27b(図1参照)との
間に掛け渡されて用紙15の搬送方向に沿って回転駆動
される複数本の用紙搬送ベルト28、これらの用紙搬送
ベルト28を支えるガイド板29、ガイド板29の両側
から側方に延出されて用紙15をU字型に湾曲させるジ
ャンプ台30、ガイド板29及び用紙搬送ベルト28の
下側に配置されたダクト31、ファン32などにより構
成されている。ガイド板29には、ファン32を回転さ
せたときに空気を吸い込んで用紙15に対して吸着力を
発生させるための多数の開口33が形成されている。ダ
クト31は複数の仕切板34を有し、これらの仕切板3
4の間には通風口35が形成されている。
【0033】図3に示すように、各部を制御するマイク
ロコンピュータ36には、画像読取部1、製版部2、印
刷部3、排版部4、用紙搬送駆動部37、操作パネル3
8、用紙センサ39、ファン32を回転数変更可能に駆
動するファン駆動部40などが接続されている。用紙搬
送駆動部37は、マイクロコンピュータ36の制御の基
に、給紙ローラ23、レジストローラ24、用紙搬送ベ
ルト28の動作を制御する。用紙センサ39は用紙吸着
搬送装置25が具備するもので、用紙15の幅サイズに
応じて検出信号を出力するように、例えばガイド板29
の定められた位置に配設されている。
【0034】操作パネル38は、図示しないが製版を開
始する製版スタートキー、印刷枚数などを入力する置数
キー、製版後に印刷を開始する印刷スタートキー、その
他必要に応じた操作キーや表示部を備えている。
【0035】図2に示すように、多数の開口33は、フ
ァン32を駆動したときに外気を吸い込むが、用紙15
の幅サイズが大きいほど、用紙15に覆われる開口33
の数が増え、用紙15の幅サイズが小さいほど、用紙1
5の外側で露出する開口33の数が多くなる。
【0036】開口33のパターンを設定の仕方には、大
サイズの用紙15を基準として開口33からの外気の吸
込量を多くする第一の考え方と、小サイズの用紙15を
基準として開口33からの外気の吸込量を制限する第二
の考え方があることについては、従来の技術の項で説明
したが、本実施の形態は、第一、第二の何れの考え方に
基づいて開口33のパターンが設定された場合にも適用
し得るものである。
【0037】すなわち、開口33のパターンは設計の時
点で設定されるものであるから、用紙搬送ベルト28に
対する用紙15の吸着力を適正に定めるべく、用紙15
の幅サイズに応じてファン32の回転数を設定したテー
ブルがマイクロコンピュータ36のメモリに格納されて
いる。
【0038】図4に示すように、ファン駆動部40は、
電源部41と、この電源部41とファン32との間に接
続されたトランジスタ42及び平滑回路42aとにより
形成されている。そして、マイクロコンピュータ36は
用紙センサ39からの出力を参照して用紙15の幅サイ
ズを検出し(用紙サイズ検出手段としての機能)、その
検出値に応じた制御信号をトランジスタ42のベースに
印加し、その制御信号によってトランジスタ42をO
N,OFFさせるデューティ比を変えることにより、電
源部41からファン32に印加する電圧を制御する。ト
ランジスタ42のON,OFFの出力は平滑回路42a
により平滑にされる。この場合、電源部41は24Vの
電圧を出力するので、トランジスタ42をON,OFF
させるデューティ比を例えば50%にしたときは、ファ
ン32は12Vで駆動され回転数が制御されるように構
成されている。
【0039】このような構成において、画像読取部1に
原稿をセットして操作パネル38上の製版スタートキー
をオンにすると、画像読取部1により原稿の画像が読み
取られ、読み取られた画像データに応じた穿孔画像が形
成されたマスタが製版部2により製版され、製版された
マスタが版胴12の外周面に巻き付けられる。その後、
版胴12の外周面に巻き付けられたマスタを版胴12の
外周面に密着させる版付けが行われ、版付け終了後に印
刷枚数などを置数キーから入力して印刷スタートキーを
オンにすることにより印刷が開始する。この印刷時に
は、給紙部5から給紙された用紙15がレジストローラ
24で挟持され、挟持された用紙15がタイミングを計
られて印刷部3に送り込まれ、印刷部3において印刷が
行われ、印刷が行われた用紙15が用紙吸着搬送装置2
5により吸着搬送され、排紙部6ヘ排紙される。
【0040】この排紙の際に、マイクロコンピュータ3
6は用紙センサ39からの出力を参照して用紙15の幅
サイズを検出し、用紙15の幅サイズに応じた制御信号
をトランジスタ42のベースに印加してトランジスタ4
2をON,OFFさせるデューティ比を変えることによ
り、電源部41からファン32に印加する電圧を制御す
る。これにより、用紙15の幅サイズによって用紙搬送
ベルト28に対する用紙15の吸着力が不足すると判断
した場合には、ファン32の回転数を高めて用紙搬送ベ
ルト28に対する用紙15の吸着力を高めることがで
き、これにより用紙15を排紙台20の定位置に安定状
態で排紙することができる。
【0041】逆に、用紙15の幅サイズによって用紙搬
送ベルト28に対する用紙15の吸着力が十分と判断し
た場合には、ファン32の回転数を下げて用紙搬送ベル
ト28に対する用紙15の吸着力を低くすることがで
き、これにより、ファン32が回転する騒音、ファン3
2が外気を吸い込む音を小さくすることができる。
【0042】なお、ファン駆動部は図4に示す構成に限
られるものではなく、例えば、図5に示すような構成の
ファン駆動部43に代えることも可能である。図5に示
すファン駆動部43は、24Vと12Vとの電圧を切替
可能に出力する電源部44と、この電源部44とファン
32との間に接続されたリレー45とを具備し、マイク
ロコンピュータ36から出力される用紙15の幅サイズ
に対応する制御信号によりリレー45の接点切替を行う
ことにより、電源部44からファン32に供給する電圧
を切り替えてファン32の回転数を変更しようとするも
のである。
【0043】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。前記実施の形態と同一部分は同一符号を用い
説明も省略する。本実施の形態における開口33のパタ
ーンは、従来の課題の項で説明した第二の考え方により
設定された場合を想定している。すなわち、開口33か
らの外気の吸込量を制限する考え方、換言すれば、小サ
イズの用紙15を基準に開口33のバターンを設定した
例を想定している。この場合、前述のように、用紙搬送
ベルト28に対する用紙15の吸着力は、小サイズの用
紙15の場合は適正となるが、大サイズの用紙15の場
合は不足する。
【0044】ここで、本実施の形態は、印刷モード選択
手段としての連続印刷モードキー46及びスキップ印刷
モードキー47を有する(図3参照)。この場合、マイ
クロコンピュータ36のCPU(図示せず)は、押圧さ
れたキーが連続印刷モードキー46であるかスキップ印
刷モードキー47であるかを認識することにより、選択
された印刷モードが連続印刷モードであるかスキップ印
刷モードであるかを認識するモード認識手段としての機
能を果たす。
【0045】このような構成において、図3を参照して
ファン32の回転数を制御する処理について説明する
と、マイクロコンピュータ36は、前記実施の形態と同
様に、用紙15の幅サイズに応じた制御信号をファン駆
動部40又は43に出力し、ファン32の回転数を変更
する。この例における開口33のパターンでは、幅サイ
ズの小さな用紙15の場合はファン32の回転数を下げ
る。
【0046】幅サイズの大きな用紙15の場合は、開口
33からの外気の吸込量が不足するが、マイクロコンピ
ュータ36のCPUは印刷モードを判断し、連続印刷モ
ードが選択されていると判断した場合には、その判断に
応じた制御信号をファン駆動部40又は43に出力し、
ファン32の回転数を上げて用紙搬送ベルト28に対す
る用紙15の吸着力を適正値まで高めるが、スキップ印
刷モードが選択されていると判断した場合には、その判
断に応じた制御信号をファン駆動部40又は43に出力
し、ファン32の回転数を下げる。このようにファン3
2の回転数を下げても、次の用紙15が用紙搬送ベルト
28に到達するまでの間にファン32が開口33から外
気を吸い込むので、次の用紙15は適正な吸着力をもっ
て用紙搬送ベルト28に吸着される。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の用紙吸着搬送装置は、印
刷済みの用紙をファンの回転により用紙搬送ベルトに吸
着させ、その用紙搬送ベルトの回転により用紙を搬送す
る場合に、使用する用紙の幅サイズに対応する回転数で
ファンを回転させるようにしたので、用紙を適正な吸着
力をもって用紙搬送ベルトに吸着させ、これにより、印
刷済みの用紙を搬送する際に、用紙を安定状態で搬送す
ることができる。
【0048】請求項2記載の用紙吸着搬送装置は、印刷
済みの用紙をファンの回転により用紙搬送ベルトに吸着
させ、その用紙搬送ベルトの回転により用紙を搬送する
場合に、選択された印刷モードが連続印刷モードである
かスキップ印刷モードであるかによってファンを回転数
を変更するようにしたので、用紙搬送ベルトが用紙に覆
われる時間帯が長くなる連続印刷モードの場合には、フ
ァンの回転数を高めることにより用紙を適正な吸着力を
もって用紙搬送ベルトに吸着させ、これにより、印刷済
みの用紙を搬送する際に、用紙を安定状態で搬送するこ
とができる。
【0049】請求項3記載の用紙吸着搬送装置は、印刷
済みの用紙をファンの回転により用紙搬送ベルトに吸着
させ、その用紙搬送ベルトの回転により用紙を搬送する
場合に、用紙の幅サイズ及び選択された印刷モードに対
応する回転数でファンの回転させ、さらに用紙搬送ベル
トが用紙に覆われる時間帯が長くなる連続印刷モードの
場合にはファンの回転数を高めることにより、用紙を適
正な吸着力をもって用紙搬送ベルトに吸着させ、これに
より、印刷済みの用紙を搬送する際に、用紙を安定状態
で搬送することができる。
【0050】請求項4記載の印刷装置は、画像データを
出力して用紙にインキ画像を印刷する画像形成部と、請
求項1ないし3の何れか一記載の用紙吸着搬送装置と、
を具備するので、用紙のサイズ又は印刷モードの違いに
拘わらず、印刷済みの用紙を安定して搬送し得る印刷装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における用紙吸着搬
送装置が実装された印刷装置の全体構造を示す縦断正面
図である。
【図2】用紙吸着搬送装置の分解斜視図である。
【図3】印刷装置の電気的接続構造を示すブロック図で
ある。
【図4】ファン駆動部の構成を示す回路図である。
【図5】他のファン駆動部の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 6 排紙部 25 用紙吸着搬送装置 28 用紙搬送ベルト 32 ファン 40,43 ファン駆動部 46,47 印刷モード選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部により印刷された用紙を排紙
    部に向けて搬送する向きに回転駆動される用紙搬送ベル
    トと、 前記用紙を前記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着力を発
    生させるファンと、 前記用紙搬送ベルトで搬送される用紙の幅サイズを検知
    する用紙サイズ検出手段と、 前記用紙の幅サイズに応じて前記ファンを回転数変更可
    能に駆動するファン駆動部と、を具備する用紙吸着搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 画像形成部により印刷された用紙を排紙
    部に向けて搬送する向きに回転駆動される用紙搬送ベル
    トと、 前記用紙を前記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着力を発
    生させるファンと、 印刷モードを選択する印刷モード選択手段と、 選択された前記印刷モードが連続印刷モードであるかス
    キップ印刷モードであるかを認識するモード認識手段
    と、 選択された前記印刷モードに応じて前記ファンを回転数
    変更可能に駆動するファン駆動部と、を具備する用紙吸
    着搬送装置。
  3. 【請求項3】 画像形成部により印刷された用紙を排紙
    部に向けて搬送する向きに回転駆動される用紙搬送ベル
    トと、 前記用紙を前記用紙搬送ベルトに吸着させる吸着力を発
    生させるファンと、 前記用紙搬送ベルトで搬送される用紙の幅サイズを検知
    する用紙サイズ検出手段と、 印刷モードを選択する印刷モード選択手段と、 選択された前記印刷モードが連続印刷モードであるかス
    キップ印刷モードであるかを認識するモード認識手段
    と、 前記用紙の幅サイズ及び選択された前記印刷モードに応
    じて前記ファンを回転数変更可能に駆動するファン駆動
    部と、を具備する用紙吸着搬送装置。
  4. 【請求項4】 画像データを出力して用紙にインキ画像
    を印刷する画像形成部と、 請求項1ないし3の何れか一記載の用紙吸着搬送装置
    と、を具備する印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181130A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Fujifilm Corp 画像形成装置

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