JP2002166773A - フロアマット - Google Patents

フロアマット

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JP2002166773A
JP2002166773A JP2000366146A JP2000366146A JP2002166773A JP 2002166773 A JP2002166773 A JP 2002166773A JP 2000366146 A JP2000366146 A JP 2000366146A JP 2000366146 A JP2000366146 A JP 2000366146A JP 2002166773 A JP2002166773 A JP 2002166773A
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floor mat
mats
shaped
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Shunei Onishi
俊英 大西
Sakae Nakasuji
栄 中筋
Motofumi Kikuchi
基文 菊池
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Japan Vilene Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアマット同士を突き合わせた場合であっ
ても移動しにくく、フロアを汚しにくく、しかも美観の
優れるフロアマットを提供すること。 【解決手段】 本発明のフロアマットは、平坦部と、そ
の平坦部を取り囲む周縁部とからなり、その周縁部の少
なくとも一部が、上面方向に突出した帯状隆起部からな
るフロアマットであって、前記帯状隆起部の周縁側外側
壁面が平坦部の下面を含む平面に対して実質的に垂直方
向に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロアマットに関
し、例えば、自動車用、住居用、店舗用、或いはオフィ
ス用に用いることのできるフロアマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車内において、靴などに
付着した土、砂、泥、或いは砂利などがフロアに付着し
てフロアが汚れるのを防止するために、フロアマットを
敷いている。
【0003】このフロアマットとして、カーペットなど
の表材層と、この表材層を支持するゴムなどからなる下
地層とを備えており、周縁にオーバーロック加工を施し
たものが知られている。このようなフロアマットはオー
バーロック加工した周縁の糸が擦り切れることがあった
り、オーバーロック加工はコストの点でも不利であっ
た。
【0004】そのため、フロアマットの周縁を隆起させ
ることによりオーバーロック加工を不要としたフロアマ
ットが提案されている(例えば、特開平6−24265
号公報)。このフロアマットは確かにオーバーロック加
工が不要で、前記のような問題点を解決できるものであ
ったが、例えば、自動車の後部座席のように、運転席側
後部フロアマット、助手席側後部フロアマット、及びこ
れらフロアマットを繋ぐセンターフロアマットの3枚の
フロアマットを突き合わせて敷き詰めるような場合に
は、これらフロアマット同士の間で移動して、一方のフ
ロアマットが他方のフロアマットに乗り上げる場合や、
フロアマット同士の間に形成される空隙にゴミや砂など
が溜まりやすく、結果としてフロアを汚しやすいもので
あった。そのため、これらフロアマットを重ね合わせる
とともに、これらフロアマット同士をホックで止めるこ
とも考えられたが、周縁に隆起部を有するフロアマット
を重ね合わせると、波を打ったような不自然な外観とな
り、美観を損ねるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、フロアマット同
士を突き合わせた場合であっても移動しにくく、フロア
を汚しにくく、しかも美観の優れるフロアマットを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、従来の周囲に隆起部を有するフロアマットが移動
しやすく、フロアを汚しやすいのは、隆起部における周
縁側外側壁面が床面に対して傾斜していることに由来す
ることを着きとめた。本発明はこのような知見に基づい
てなされたものであり、本発明のフロアマットは、「平
坦部と、その平坦部を取り囲む周縁部とからなり、その
周縁部の少なくとも一部が、上面方向に突出した帯状隆
起部からなるフロアマットであって、前記帯状隆起部の
周縁側外側壁面が平坦部の下面を含む平面に対して実質
的に垂直方向に延びていることを特徴とする」ものであ
る。本発明のフロアマットは、帯状隆起部の周縁側外側
壁面が平坦部の下面を含む平面に対して実質的に垂直方
向に延びていることによって、フロアマット同士を突き
合わせた場合に、帯状隆起部の周縁側外側壁面同士が広
い面積で密着することができるため、フロアマットに加
わる力に対して抗することができ、しかもゴミや砂など
が進入する空隙が形成されないため、フロアを汚しにく
いものである。また、本発明のフロアマットはフロアマ
ットを重ね合わせることなく、上述のような効果を奏
し、しかもフロアマット同士が密着していることによっ
て、フロアマット同士の一体感が生まれるため、美観も
優れるものである。
【0007】帯状隆起部が下面方向に開放された溝を備
えていると、フロアマットを軽量化できるとともに、フ
ロアマット同士を密着させた際に、互いの溝を繋ぐこと
のできる連結具を使用することにより、フロアマット同
士の分離を効率的に防止することができるため、フロア
の汚れをより効果的に防止することができる。また、外
観上、連結具を認識することができないため、美観を損
ねるということもない。
【0008】なお、帯状隆起部の下面部が、平坦部の下
面を含む平面よりも上に位置していると、連結具を帯状
隆起部内に収納することができ、フロアマット同士の繋
ぎ目が盛り上がるということがないため、より美観を損
ねることがない。
【0009】また、帯状隆起部の周縁側外側壁面及び/
又は帯状隆起部の下面部に、連結具を備えていると、フ
ロアマット同士の分離を効率的に防止することができる
ため、フロアの汚れをより効果的に防止することができ
る。
【0010】更に、帯状隆起部の天井部の一部に開口を
有すると、この開口同士を繋ぐ連結具を使用することに
より、フロアマット同士の分離を効率的に防止すること
ができるため、フロアの汚れをより効果的に防止するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のフロアマットについて、
フロアマットの周縁に対して直角方向に切断した断面の
一部である模式図(図1)をもとに説明する。
【0012】本発明のフロアマットは平坦部1と、その
平坦部1を取り囲む周縁部2とからなり、その周縁部2
の少なくとも一部が上面方向に突出した帯状隆起部3か
らなる。このような帯状隆起部3を備えていることによ
って、土、砂、泥、或いは砂利等を平坦部1で保持でき
る構造となっている。そのため、周縁部2の全周が帯状
隆起部3からなるのが好ましい。
【0013】この帯状隆起部3は上面方向に突出してい
ることによって砂利等を保持できれば良く、その突出高
さ(t)は特に限定されるものではないが、5mm以上
であるのが好ましく、帯状隆起部3の形態保持性などの
点から35mm以下であるのが好ましい。
【0014】なお、図1においては、下地層5の上面側
にカーペットなどからなる表材層4を備えているため、
美観が更に優れている。なお、必ず表材層4を備えてい
る必要はなく、下地層5のみから構成されていても良
い。
【0015】また、図1においては、下地層5の下面側
には何も備えていないが、従来のフロアマットと同様
に、下地層5の下面側から下面方向に突出した多数の突
起を備えていても良い。このような突起を備えているこ
とによって、滑りにくくなり、フロアマットの移動を防
止することができる。
【0016】更に、帯状隆起部の幅(W)は一定であっ
ても一定でなくても良いが、一定であると、美観の点で
より優れている。なお、帯状隆起部の幅(W)は10〜
50mm程度が適当である。
【0017】本発明のフロアマットは、帯状隆起部3の
周縁側外側壁面311が平坦部1の下面を含む平面に対
して実質的に垂直方向に延びている点に特徴がある。こ
のような周縁側外側壁面311を有する帯状隆起部3で
あることによって、フロアマット同士を突き合わせた場
合に、フロアマット同士が広い面積で密着することがで
きるため、フロアマットに加わる力に対して抗すること
ができ、しかもゴミや砂などが進入する空隙が形成され
ないため、フロアを汚しにくい。また、本発明のフロア
マットはフロアマット同士を重ね合わせる必要がないた
め、フロアマット同士の一体感が生まれ、美観も優れて
いる。なお、フロアマット同士だけではなく、フロアマ
ットとフロア壁とが密着することができるため、土、
砂、泥、或いは砂利等がフロアに進入することができ
ず、フロアの汚れを効果的に防止することができる。
【0018】なお、本発明のフロアマットにおける「平
坦部の下面を含む平面」とは、フロアマットを所望箇所
に設置した時に形成される平坦部の下面を含む平面であ
り、仮に平坦部1を構成する下地層5の下面に突起を備
えていたとしても、突起を除いた下面を含む平面をい
う。また、「実質的に垂直方向に延びている」とは、平
坦部1の下面を含む平面となす角度(θ)が85〜95
°の範囲内にあることを意味する。更に、図1に示すよ
うにフロアマットが表材層4を備えており、その表材層
4が帯状隆起部3の周縁側外側壁面311にまで達して
いる場合には、この表材層4の外側壁面が実質的に垂直
方向に延びていれば良い。
【0019】本発明のフロアマットが表材層4を備えて
いる場合、図1のように、表材層4が帯状隆起部3の周
縁側外側壁面311にまで達していても良いし、達して
いなくても良いが、外観上優れているように、少なくと
も帯状隆起部3の天井部32の周縁側末端まで表材層4
が達しているのが好ましい。
【0020】本発明のフロアマットの帯状隆起部3は、
図1のように、下面方向に開放された溝34を備えてい
ることもできるし、溝を備えていないこともできる。前
者のように、溝34を備えていると、フロアマットを軽
量化できるとともに、フロアマット同士を密着させた際
に、互いの溝を繋ぐことのできる連結具を使用すること
により、フロアマット同士の分離を効率的に防止するこ
とができるため、フロアの汚れをより効果的に防止する
ことができる。また、外観上、連結具を認識することが
できないため、美観を損ねるということもない。この溝
34は帯状隆起部3の長さ方向(紙面に対して直角方
向)における一部にのみ備えていることもできるし、長
さ方向における全部に備えていることもできるが、後者
のように長さ方向における全部に備えていると、フロア
マットをより軽量化することができ、しかもフロアマッ
ト同士を連結具により連結させる部位の制限がないため
より好適である。
【0021】なお、溝34の横断面形状は特に限定され
るものではないが、例えば、半円形、半楕円形、多角形
(例えば、台形、正方形、三角形など)などを挙げるこ
とができる。
【0022】このように帯状隆起部3が下面方向に開放
された溝34を備えている場合、帯状隆起部3の周縁側
側壁31を構成する下地層5の壁厚が薄いと、帯状隆起
部3の形状を維持することが困難になる場合があるた
め、周縁側側壁31を構成する下地層5の壁厚(t31
は2mm以上あるのが好ましい。なお、図1のように、
周縁側側壁31を構成する下地層5の壁厚が不均一な場
合には、最も薄いところの壁厚をいう。
【0023】また、帯状隆起部3の平坦部側側壁33を
構成する下地層5が薄くても、帯状隆起部の形状を維持
することが困難になる場合があるため、平坦部側側壁3
3を構成する下地層5の壁厚(t33)は1.5mm以上
あるのが好ましい。
【0024】更に、帯状隆起部3の天井部32を構成す
る下地層5の壁厚が、周縁側側壁31を構成する下地層
5の壁厚よりも薄いと、周縁側側壁31に作用する力に
よって天井部32が変形して、フロアマット同士が密着
しやすい。
【0025】本発明のフロアマットの帯状隆起部の下面
部が、平坦部の下面を含む平面よりも上に位置している
と、連結具を帯状隆起部内に収納することができ、フロ
アマット同士の繋ぎ目が盛り上がるということがないた
め、美観が優れている。このような状態について、フロ
アマット同士の連結状態を示す模式的断面図である図2
を参照して説明する。図2においては、一方のフロアマ
ットの溝と大きさ及び形が実質的に同じである充填部分
Aと、他方のフロアマットの溝と大きさ及び形が実質的
に同じである充填部分Bと、これら充填部分AとBとを
繋ぐ連結部分Cを有する連結具6によって、フロアマッ
ト同士が連結されている。このフロアマットにおいて
は、帯状隆起部3の下面部314が平坦部1の下面を含
む平面よりも上に位置していることによって、連結具6
の連結部分Cを収納することができるため、フロアマッ
ト同士の繋ぎ目が盛り上がるということがない。なお、
この連結具6は、例えば、下地層5を構成する材料と同
様の材料から構成することができる。また、図2は帯状
隆起部3に溝を有する場合であるが、溝を備えていない
場合であっても、面ファスナー雄材又は雌材を帯状隆起
部の下面部に設けておき、面ファスナー雌材又は雄材を
連結具として使用することにより、同様にフロアマット
同士の繋ぎ目が盛り上がるということがない。
【0026】本発明のフロアマットの帯状隆起部の周縁
側外側壁面及び/又は帯状隆起部の下面部に、連結具を
備えていると、フロアマット同士の分離を効率的に防止
することができるため、フロアの汚れをより効果的に防
止することができる。このような状態について、フロア
マット同士を連結する前の状態を示す模式的断面図であ
る図3を参照して説明する。図3においては、一方のフ
ロアマットの帯状隆起部3の周縁側外側壁面311に、
面ファスナー雄材又は雌材などの連結具6aを備えてお
り、他方のフロアマットの帯状隆起部3’の周縁側外側
壁面311’に、面ファスナー雌材又は雄材などの連結
具6bを備えている。したがって、これらフロアマット
を接触させると、連結具6aと連結具6bとの係合力に
よって、フロアマット同士が密着する。したがって、フ
ロアマット同士の分離を効率的に防止することができ、
フロアの汚れをより効果的に防止することができる。な
お、この場合、帯状隆起部3の下面部が平坦部の下面を
含む平面よりも上に位置している必要はないし、帯状隆
起部3が溝を備えている必要もない。
【0027】また、フロアマット同士を連結する前の状
態を示す模式的断面図である図4を参照して説明する。
図4においては、一方のフロアマットの帯状隆起部3の
下面部314に、リング状の連結具6cを備えており、
他方のフロアマットの帯状隆起部3’の下面部314’
に、フック状の連結具6dを備えている。したがって、
これらフロアマットを接触させる際に、前記リング状の
連結具6cにフック状の連結具6dを引っ掛けることに
よって、フロアマット同士が密着する。したがって、フ
ロアマット同士の分離を効率的に防止することができ、
フロアの汚れをより効果的に防止することができる。な
お、この場合、帯状隆起部3に溝を備えていなくても良
いが、フロアマットの繋ぎ目が盛り上がらないように、
帯状隆起部の下面部が平坦部の下面を含む平面よりも上
に位置しているのが好ましい。
【0028】更に、帯状隆起部の天井部の一部に開口を
有すると、この開口同士を繋ぐ連結具を使用することに
より、フロアマット同士の分離を効率的に防止すること
ができるため、フロアの汚れをより効果的に防止するこ
とができる。このような状態について、フロアマット同
士の連結状態を示す模式的断面図である図5を参照して
説明する。図5においては、一方のフロアマットの溝と
大きさ及び形が実質的に同じである充填部分Aと、他方
のフロアマットの溝と大きさ及び形が実質的に同じであ
る充填部分Bと、これら充填部分AとBとを繋ぐ連結部
分Cを有する連結具6fによって、フロアマット同士が
連結されていると共に、突起部を有する連結具6eが、
帯状隆起部の天井部の一部に設けられた開口7、7’を
通して挿入されて、前記連結具6fと連結されている。
そのため、フロアマット同士の分離を効率的に防止する
ことができ、フロアの汚れをより効果的に防止すること
ができる。なお、この連結具6fとしては、例えば、下
地層5を構成する材料と同様の材料、或いはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート樹脂、アクリロ
ニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS樹脂)な
どから構成することができ、連結具6eとしては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート
樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体
(ABS樹脂)などの成形体から構成することができ
る。なお、図5は帯状隆起部3に溝を有する場合である
が、溝を備えていない場合であっても良い。また、フロ
アマットの繋ぎ目が盛り上がらないように、帯状隆起部
の下面部が平坦部の下面を含む平面よりも上に位置して
いるのが好ましい。
【0029】本発明の好適である下地層5と表材層4と
を積層一体化したフロアマットは、例えば、次のように
して製造することができる。まず、表材層4と下地層5
を構成する材料を準備する。前者の表材層4を構成する
材料としては、例えば、タフテッドカーペット、ニード
ルパンチカーペット、緞通、フックカーペット、ウィル
トンカーペット、アキスミンスターカーペットなどを挙
げることができる。後者の下地層5を構成する材料とし
ては、例えば、熱可塑性樹脂シート(例えば、ポリ塩化
ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン
など)、熱可塑性エラストマーシート(例えば、スチレ
ン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマーなど)、
熱硬化性樹脂シート(例えば、フェノール樹脂、ポリウ
レタン、不飽和ポリエステル樹脂など)、或いは天然又
は合成ゴムシート(例えば、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリル−ブタ
ジエンゴムなど)などを挙げることができる。なお、下
地層5を構成する材料の硬度(ショアーA硬度)は50
〜90程度であるのが好ましく、65〜75程度である
のがより好ましい。次いで、例えば、下地層5を構成す
る材料が熱可塑性樹脂シートや熱可塑性エラストマーシ
ートからなる場合には、下地層5を構成する材料と表材
層4を構成する材料とを積層した後、下地層5を構成す
る材料を成型可能な温度まで加熱し、次いで、冷間プレ
スを実施して、帯状隆起部3の周縁側外側壁面311が
平坦部における下地層5の下面を含む平面に対して実質
的に垂直方向に延びるように成型する。次いで、個々の
フロアマット毎に裁断して、フロアマットを製造するこ
とができる。なお、押出成型ノズルから押し出した熱可
塑性樹脂シートや熱可塑性エラストマーシートを表材層
4を構成する材料と積層する場合には、下地層5を成型
可能な温度まで加熱する工程を省略することが可能であ
る。また、下地層5を構成する材料が熱硬化性樹脂シー
トやゴムシートからなる場合には、冷間プレスに替え
て、加熱プレスを実施して、フロアマットを製造するこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のフロアマットは、フロアマット
同士を突き合わせた場合に、従来の隆起部を有するフロ
アマットよりも移動しにくく、フロアを汚しにくく、し
かも美観の優れるものである。
【0031】帯状隆起部が下面方向に開放された溝を備
えていると、フロアマットを軽量化でき、しかも溝同士
を連結具により連結して、フロアマット同士の分離を効
率的に防止することができるため、フロアの汚れをより
効果的に防止することができる。また、外観上、連結具
を認識することができないため、美観も優れている。
【0032】なお、帯状隆起部の下面部が、平坦部の下
面を含む平面よりも上に位置していると、連結具を帯状
隆起部内に収納することができ、フロアマット同士の繋
ぎ目が盛り上がるということがないため、美観が優れて
いる。
【0033】また、帯状隆起部の周縁側外側壁面及び/
又は帯状隆起部の下面部に、連結具を備えていると、フ
ロアマット同士の分離を効率的に防止することができる
ため、フロアの汚れをより効果的に防止することができ
る。
【0034】更に、帯状隆起部の天井部の一部に開口を
有すると、この開口同士を繋ぐ連結具を使用することに
より、フロアマット同士の分離を効率的に防止すること
ができるため、フロアの汚れをより効果的に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フロアマットの周縁に対して直角方向に切断
した断面の一部である模式図
【図2】 フロアマット同士の連結状態を示す模式的断
面図
【図3】 フロアマット同士の連結前の状態を示す模式
的断面図
【図4】 フロアマット同士の連結前の状態を示す模式
的断面図
【図5】 フロアマット同士の連結状態を示す模式的断
面図
【符号の説明】
1 平坦部 2 周縁部 3、3’ 帯状隆起部 31 周縁側側壁 311、311’ 周縁側外側壁面 312 外側下端部 313 溝側壁面 314、314’ 下面部 32、32’ 天井部 33 平坦部側側壁 331 溝側壁面 332 溝側下端部 34 溝 4 表材層 5 下地層 6、6a、6b、6c、6d、6e、6f 連結具 7、7’ 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B088 FA01 FB03 FC01 3B120 AA14 BB01 BB02 DA06 DA21 EA03 EB19 EB21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦部と、その平坦部を取り囲む周縁部
    とからなり、その周縁部の少なくとも一部が、上面方向
    に突出した帯状隆起部からなるフロアマットであって、
    前記帯状隆起部の周縁側外側壁面が平坦部の下面を含む
    平面に対して実質的に垂直方向に延びていることを特徴
    とするフロアマット。
  2. 【請求項2】 前記帯状隆起部が下面方向に開放された
    溝を備えていることを特徴とする、請求項1記載のフロ
    アマット。
  3. 【請求項3】 前記帯状隆起部の下面部が、平坦部の下
    面を含む平面よりも上に位置していることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載のフロアマット。
  4. 【請求項4】 前記帯状隆起部の周縁側外側壁面及び/
    又は帯状隆起部の下面部に、連結具を備えていることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のフロアマ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記帯状隆起部の天井部の一部に開口を
    有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記
    載のフロアマット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224337A (ja) * 2012-08-22 2012-11-15 Honda Access Corp フロアマットの敷設方法

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