JP2002166384A - チャック装置及び搬送システム - Google Patents

チャック装置及び搬送システム

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JP2002166384A
JP2002166384A JP2000403709A JP2000403709A JP2002166384A JP 2002166384 A JP2002166384 A JP 2002166384A JP 2000403709 A JP2000403709 A JP 2000403709A JP 2000403709 A JP2000403709 A JP 2000403709A JP 2002166384 A JP2002166384 A JP 2002166384A
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work
station
opening
claws
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Yasuhiro Fujita
保宏 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体を用いなくともワークをチャックでき、
小型化もできること。 【解決手段】 ワークWを把持しかつ把持解除する二個
一対のチャック爪1,2を備えている。また、出力軸6
によってテーブル3が軸周りに回転すると、テーブル3
上の各組のチャック爪1,2が円周上で公転移動する移
動機構をも備えている。さらに、チャック片1,2の移
動時、この移動動作に伴いチャック片1,2を反転させ
る反転機構を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを搬送する
搬送システムに係り、特に、搬送システムにおいて、ワ
ークを一方のステーションから次のステーションに受け
渡すとき、そのワークを次のステーションに必要な姿勢
に変更させるのに好適なチャック装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワークを搬送する搬送システムにあって
は、例えば、一方のステーションから他方のステーショ
ンに移動するとき、他方のステーションで取り扱うのに
適した姿勢に変更する場合がある。そのような場合、従
来の搬送システムでは、受け取ったワークを回転させる
ことにより姿勢を変更するようにしたチャック装置を備
えている。そして、このチャック装置は、ワークを把持
するチャック部が空気圧や油圧等の流体圧によってワー
クを把持するように構成されると共に、そのチャック部
が回転中であっても、流体が途切れることがなく、また
その供給電力も途切れることのないように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
搬送システムは、上述の如く、チャック部がワークを把
持しているとき、チャック部の回転中でも流体や電力を
確実に供給しつづけなければならなくなるので、それだ
け配管,配線構成が複雑となり、チャック装置が大型化
するおそれがあった。しかもワークを回転させたりして
姿勢を変更した場合、周辺の機器に衝突しないよう大き
なスペースをも必要とする問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、エアや油圧等
の流体を用いなくともワークを確実にチャックすること
ができると共に、小型化することもでき、ワークの姿勢
を限られたスペース内で容易に変更することもできるチ
ャック装置を提供するのを課題とし、また上記チャック
装置を有する搬送システムを提供するのを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
記載の本発明では、開閉によりワークを把持しかつ把持
解除する二個一対からなるチャック爪と、このチャック
爪を移動させる移動機構と、チャック爪が移動経路上の
受取り位置に位置決めされたとき、そのチャック爪に対
しワークを受け取り可能に開閉させる受取り開閉レバー
と、チャック爪が移動経路上の受取り位置から受渡し位
置に移動する過程で、チャック爪を反転させる反転機構
と、チャック爪が移動経路上の受渡し位置に位置決めさ
れたとき、チャック爪を受渡し可能に開閉させる受渡し
開閉レバーとを備えていることを特徴とする。
【0006】チャック爪がワークの受取り位置と受渡し
位置との間を移動すると共に、そのチャック爪を受取り
開閉レバーおよび受渡し開閉レバーによって開閉動作さ
せるようにしたので、従来技術のように液体圧を用いな
くともチャック爪を開閉させることができ、装置構成が
複雑となるのを回避できることにより、チャック装置全
体の小型化を図ることができる。また、チャック爪は、
受取り位置と受渡し位置との間を移動している過程で反
転機構により反転されることによってワークの姿勢を変
更させるので、ワークを移動するときの高速化を達成す
ることができる。
【0007】また、請求項2記載の本発明では、一方の
ステーションおよび他方のステーション間に介設された
チャック装置を有し、かつワークを一方のステーション
から前記チャック装置を介し他方のステーションに移動
するとき、前記チャック装置がワークの姿勢を変更させ
てなる搬送システムであって、この搬送システムのチャ
ック装置として、上記請求項1記載の構成要素を備えて
いることを特徴とする。
【0008】このように、搬送システムが上述の如きチ
ャック装置を備えていると、第1ステーションおよび第
2ステーション間のスペースを小さくすることができ、
システム全体の小型化も可能となるばかりでなく、ワー
クを移動させながら姿勢変更するので、システム上の高
速処理化を図ることも可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明によるチャック
装置を適用した搬送システムを示す概略図、図2は本発
明によるチャック装置の一実施形態を示す平面図、図3
は図2の正面図、図4は溝カムを示す斜視図、図5は図
3の上部の拡大図、図6は図3のX−X線に相当する拡
大説明図、図7は図3のY矢視に相当する拡大説明図で
ある。
【0010】このチャック装置Aは、図1に示すよう
に、搬送システムにおける第1ステーションBと第2ス
テーションCとの間に介設されており、ワークWが第1
ステーションBから第2ステーションCに搬送されると
き、ワークWを、第2ステーションCの処理に必要な姿
勢に変更するためのものである。
【0011】そして、本実施形態のチャック装置Aは、
ワークWを把持しかつ把持解除する二個一対のチャック
爪1,2を備えている。チャック爪1,2は、適宜の厚
みを有する板体であって、図2および図3に示すよう
に、テーブル3に起立して設けられたブラケット4上に
開閉可能に支持され、しかもテーブル3の円周上に互い
に90度間隔で四組が配置されている。このチャック爪
1,2は、ワークWが第1ステーションBから受取り位
置に送り込まれたとき、そのワークWを受け取ることが
できるように開き、ワークWを受け取った時点で互いに
閉じ、次いで、次の第2ステーションC側の受渡し位置
に移動し、ワークWを受け渡すことができるよう開くよ
うになっている。即ち、チャック爪1,2は、閉じてワ
ークWを挟持することによりワークWを把持し、また開
くことによってその把持を解除するようになっている。
また、チャック爪1,2の相対向する中央内端面には、
ワークWに対し適宜の挟持力をもたせるための切欠き1
a,2aが設けられ、この切欠き1a,2aによりワー
クWの頭部W1を落下させることなく確実に把持し得る
ようになっている。なお、チャック爪1,2の取付構造
についての詳細は後述する。また、本例で取り扱うワー
クWは、内部に液体を封入した柔軟性を有する容器であ
って、比較的硬い部分である頭部W1がチャック爪1,
2によって把持されることとなる。
【0012】テーブル3は、チャック爪1,2をワーク
Wの受取り位置と受渡し位置との間で移動するためのも
のであって、図2に示す矢印aの如く軸周りに回転可能
に構成されている。即ち、テーブル3は、図3に示すよ
うに、インデックスユニット5の出力軸6の先端部にボ
ルト7によって装着されている。インデックスユニット
5の入力軸8にはプーリ9が装着され、モータ10の動
力がプーリ11,ベルト12を介しプーリ9に伝達され
ることにより、インデックスユニット5の出力軸6が回
転するようになっている。なお、インデックスユニット
5およびモータ10は基台13上に設置されている。
【0013】したがって、このチャック装置Aは、出力
軸6によってテーブル3が軸周りに回転すると、テーブ
ル3上の各組のチャック爪1,2が円周上で公転移動す
る、インデックスユニット5及びテーブル3からなる移
動機構をも備えている。そして、テーブル3の移動によ
り、チャック爪1,2は、受取り位置から180°の角
度で公転することによって受渡し位置に移動し、その
後、受渡し位置からさらに同方向に180°公転するこ
とにより再び受取り位置に戻るようになっている。
【0014】また、チャック装置は、チャック片1,2
の移動時、この移動動作に伴いチャック片1,2を反転
させる反転機構(符示せず)を備えている。この反転機
構は、図3に示すように、テーブル3の下方位置に設置
された溝カム15と、この溝カム15に沿ってガイドさ
れることにより、昇降する昇降ラック17と、昇降ラッ
ク17の昇降動作に伴い、チャック片1,2を反転させ
る回転軸24と、回転軸24に取付けられたチャック爪
用支持部(符示せず)を有している。
【0015】詳しく述べると、溝カム15は、図3およ
び図4に示すように、上端が傾斜する円筒状をなしてお
り、上ベース14に取付けられた支柱16の上に固定さ
れている。溝カム15の外周にはその上端の形状に沿っ
て所望の巾の溝15aが周囲に設けられている。
【0016】昇降ラック17は、図3,図5,図6に示
す如く棒状をなしており、その途中位置が図6に示す如
く、連結板18によってロット19と一体的に連結され
ている。そして、昇降ラック17,ロット19の下部に
はL字状の金具20を介しローラ21が軸支され、また
昇降ラック17,ロット19の上部が、図3に示すよう
にテーブル3上のブラケット4を挿通すると共に、ブラ
ケット4内のホルダ22をも挿通して図5に示す如く上
方に延びている。ローラ21は、溝カム15の溝15a
にガイドされ、溝15a内を転動する。
【0017】回転軸24は、図5に示すように、ホルダ
22内に水平軸周りに回転可能に支承されており、その
途中位置に第1ピニオン23を装着している。第1ピニ
オン23は、その外周の歯部が図6に示す如く昇降ラッ
ク17の歯部17aと歯合している。そして、インデッ
クスユニット5の出力軸6の駆動により、テーブル3が
回転すると、その回転に伴って昇降ラック17,ロット
19も公転移動し、その際、ローラ21が溝カム15の
溝15a内を転動して昇降することにより昇降ラック1
7も昇降し、その昇降ラック17の昇降動作により、昇
降ラック17と歯合している第1ピニオン23が正転し
たり逆転したりするようになっている。
【0018】なお、ブラケット4内には、図5及び図6
に示すように、回転軸24の両側をそれぞれ支承する軸
受25と、内側に配置される一方の軸受25を嵌合した
ベアリングプレート26と、このベアリングプレート2
6と組み込まれ、かつ他方の軸受25を嵌合するする一
方、ホルダ22を固定したブロック27と、ホルダ22
と共に昇降ラック17,ロット19を昇降可能に支持す
るブッシュ28とが設けられている。図6において、符
号29は、ブッシュ30を装着したブッシュホルダであ
る。
【0019】一方、前記チャック爪用支持部は、チャッ
ク爪1,2を開閉可能に支持するためのものであって、
回転軸24の外端部に取付けられている。そして、この
チャック爪用支持部は、図5および図7に示すように、
回転軸24の外端部に取付けられたプレート31と、こ
のプレート31に水平方向に沿って固定され、かつ上下
二列に配置された第1,第2レール32,33と、第
1,第2レール32,33にブロック43を介し、その
長さ方向に沿って摺動自在に取付けられた第1,第2ス
ライドプレート34,35と、第2スライドプレート3
5に固定されたレバー36とを有している。
【0020】レバー36は、図7に明示するように、第
2スライドプレート35に固定されて、第2,第1スラ
イドプレート35,34と交差する方向に延びており、
かつその両端部にローラ37a,37bがそれぞれ軸支
されている。また、レバー36の途中部分とプレート3
1との間には引張ばね38,39が設けられている。引
張ばね38は、図7において、その一端がプレート31
の上部右側に引き掛けられると共に、他端が第1スライ
ドプレート34の側面に引き掛けられ、引張ばね39
は、その一端がプレート31の下部左側に引き掛けられ
ると共に、他端がレバー36の下部に引き掛けられてい
る。
【0021】そして、第1スライドプレート34に前記
チャック爪2が支持されると共に、第2スライドプレー
ト35に前記チャック爪1が支持され、しかもこれら一
組のチャック爪1,2の間にレバー36が配置されるよ
うになっている。即ち、図7において、レバー36が右
方向bに移動することにより、チャック爪1をチャック
爪2から遠ざかるように移動できるようになっている。
【0022】再び図5に戻り、第1,第2スライドプレ
ート34,35の相対向する中央内端部には歯部34
a,35aが形成され、この歯部が回転軸24に装着さ
れた第2ピニオン40と歯合している。第2ピニオン4
0は図7では図示されていないが、図5に示すように、
回転軸24の外端部に軸受を介し回転自在に装着され、
しかも第1,第2スライドプレート34,35間に配置
されるようになっている。
【0023】そして、前記チャック爪用支持部は、チャ
ック爪1,2がテーブル3上で図2に示す左側の受渡し
位置に位置したとき、前記受渡し開閉レバー52が図7
に示す矢印H方向に上昇してローラ37bと当接しなが
らレバー36を右方向に押圧すると、該レバー36が引
張ばね39のばね力に抗し、第2スライドプレート35
と共に右方向に移動し、チャック爪1と当接することに
より、チャック爪1を、チャック爪2より遠ざかる開方
向に動作させるようになっている。
【0024】その場合、レバー36によって第2スライ
ドプレート35が右方向に移動したとき、その移動に伴
いこれと歯合している第2ピニオン40が、図7におい
て反時計方向に回転すると共に、第2ピニオン40と歯
合している第1スライドプレート34が左方向cに移動
することにより、チャック爪2がチャック爪1の移動方
向と反対方向に移動し、これによって一対のチャック爪
1,2が互いに開くようになっている。即ち、チャック
爪1,2が受渡し位置に移動したとき、受渡し開閉レバ
ー52が上昇してレバー36を動作させることにより、
チャック爪1,2がワークWを受け渡すことができるよ
うに開き、これによって第2ステーションCに対するワ
ークWの受け渡しが可能となるようにしている。
【0025】これと同様のことは受取り開閉レバー51
にも当てはまる。即ち、受取り開閉レバー51は、テー
ブル3の移動によってチャック爪1,2が受渡し位置に
移動したとき、受取り開閉レバー51が上昇してローラ
37aと当接しながらレバー36を押圧動作させ、レバ
ー36の移動によりチャック爪1が開動作すると共に、
第2ピニオン40によってチャック爪2も反対方向に開
動作することにより、第1ステーションBからのワーク
Wを受け取ることができるように開き、次いで両チャッ
ク1,2間にワークWが送られたとき、受取り開閉レバ
ー51が降下し、レバー36に対する押圧を解除するこ
とにより、レバー36が元の位置に戻り、チャック爪
1,2が互いに閉動作して、ワークWの頭部W1を把持
するようになっている。
【0026】このような受取り開閉レバー51,受渡し
開閉レバー52は、図示していないが、モータの回転力
やシリンダの直進力で駆動されるようになっている。ま
た、受取り開閉レバー51および受渡し開閉レバー52
の昇降動作は、第1ステーションBから送り込まれるワ
ークWのタイミングと、第2ステーションCにワークW
を受け渡すタイミングと、テーブル3の回転割り出し角
度のタイミングとに基づいて選定されている。なお、図
7において、符号41は第2スライドプレート35の移
動範囲を規制するストッパ、42はそのストッパ41を
有するブロックである。
【0027】本実施形態のチャック装置は、上記の如き
構成よりなるので、次にその動作について述べる。搬送
システムの運転時、チャック装置Aは、テーブル3がイ
ンデックスユニット5の駆動により所望の角度をもって
回転することにより、テーブル3上の各組のチャック爪
1,2が公転移動しているものとする。 そして、チャ
ック装置Aにおいてテーブル3上のチャック爪1,2が
図2に示すように受取り位置まで移動し、かつ第1ステ
ーションBからワークWが受渡し位置に送り込まれる
と、受取り開閉レバー51が昇降してチャック爪用支持
部のレバー36を押圧動作させることにより、チャック
爪1,2が互いに開き、両者の間にワークWが送り込ま
れる。
【0028】ワークWが送り込まれると、受取り開閉レ
バー51が降下し、レバー36に対する押圧動作が解除
されることにより、チャック爪1,2が互いに閉じる方
向に動作し、ワークWの頭部W1を把持する。そして、
ワークWが把持した後、テーブル3がさらに回転するこ
とにより、チャック爪1,2が受渡し位置まで移動す
る。
【0029】上記チャック爪1,2の受渡し位置までの
移動時、テーブル3がその範囲内で回転すると、反転機
構の昇降ラック17のローラ21が溝カム15の溝15
a内を転動しながら周囲に沿い移動して上昇し、その上
昇に伴い第1ピニオン23,回転軸24が回転すること
により、回転軸24に装着されているチャック爪用支持
部を介し一組のチャック爪1,2が回転軸24を中心と
して軸周りに180°回転する。即ち、チャック爪1,
2が180°回転することにより、把持しているワーク
Wを反転させ、その状態で受渡し位置に移動する。
【0030】チャック爪1,2がワークWを反転させた
状態で受渡し位置に移動すると、受渡し開閉レバー52
がH方向に昇降し、チャック爪用支持部のローラ37b
と当接してレバー36を押圧動作させると共に、該レバ
ー36の動作に伴って第2ピニオン40が回転すること
により、チャック爪1,2が互いに開いてワークWの頭
部W1に対する把持を解除し、これにより第2ステーシ
ョンCに対するワークWの受け渡しを可能とする。この
とき、第2ステーションCから図示しない受取り手段が
ワークWをチャック爪1,2から受け取ることとなる。
【0031】このように、本実施形態においては、チャ
ック爪1,2がテーブル3によってワークWの受取り位
置と受渡し位置との間を移動すると共に、そのチャック
爪1,2が受取り開閉レバー51および受渡し開閉レバ
ー52によって開閉動作させるようにしたので、従来技
術のように液体圧を用いなくともチャック爪を開閉させ
ることができ、装置構成が複雑となるのを回避できるこ
とにより、チャック装置A全体の小型化を図ることがで
きる。
【0032】また、チャック爪1,2は、テーブル3が
回転することによって受取り位置と受渡し位置との間を
移動している過程で反転機構により反転されることによ
ってワークWの姿勢を変更させるので、ワークWを受取
り位置から受渡し位置に移動するときの高速化を達成す
ることができる。
【0033】さらに、反転機構は、テーブル3の下方位
置に設置された溝カム15と、この溝カム15に沿って
ガイドされることにより、テーブル3の軸方向に沿い昇
降する昇降ラック17と、昇降ラック17と歯合する第
1ピニオン23を装着し、昇降ラック17の昇降動作に
伴って回転する回転軸24と、回転軸24に取付けら
れ、かつ一対のチャック爪1,2を開閉可能に支持する
チャック爪用支持部とを有し、これらがテーブル3の上
下位置に跨って配置されるように構成したので、チャッ
ク装置Aの占めるスペースが拡大するおそれがなく、こ
れによってチャック装置Aの小型化をより的確に実施す
ることができる。
【0034】したがって、上記構成のチャック装置Aを
搬送システムに適用すれば、第1ステーションBおよび
第2ステーションC間のスペースを小さくすることがで
き、システム全体の小型化も可能となるばかりでなく、
ワークWを移動させながら姿勢変更するので、システム
上の高速処理化を図ることも可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
ャック爪を受取り開閉レバーおよび受渡し開閉レバーに
よって開閉動作させるようにしたので、装置構成が複雑
となるのを回避でき、チャック装置全体の小型化を図る
ことができる効果があり、また、チャック爪が受取り位
置と受渡し位置との間を移動している過程で反転機構に
より反転されることによってワークの姿勢を変更させる
ので、ワークを移動するときの高速化を達成することが
できる効果がある。
【0036】また本発明によれば、第1ステーションお
よび第2ステーション間のスペースを小さくすることが
でき、システム全体の小型化も可能となるばかりでな
く、ワークを移動させながら姿勢変更するので、システ
ム上の高速処理化を図ることも可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるチャック装置を適用した搬送シ
ステムを示す概略図である。
【図2】 本発明によるチャック装置の一実施形態を示
す平面図である。
【図3】 図2の正面図である。
【図4】 溝カムを示す斜視図である。
【図5】 図3の上部の拡大図である。
【図6】 図3のX−X線に相当する拡大説明図であ
る。
【図7】 図3のY矢視に相当する拡大説明図である。
【符号の説明】
A…チャック装置 B…第1ステーション C…第2ステーション W…ワーク 1,2…チャック爪 3…テーブル 4…ブロック 15…溝カム 17…昇降ラック 23…第1スプロケット 24…回転軸 31…プレート 32,32…第1,第2レール 34,35…第1,第2スライドプレート 36…レバー 51…受取り開閉レバー 52…受渡し開閉レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 DS08 ES03 ET08 EU08 EU14 EV02 HS27 3F060 AA01 CA21 EB02 EB07 EC03 EC12 EC16 FA05 GA05 GA13 GB02 GB22 HA13 3F061 AA07 BA03 BB08 BC11 BD04 BD10 BE02 3F072 AA06 GE03 GG18 HA05 HA09 JA03 KC01 KC05 KC06 KC09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉によりワークを把持しかつ把持解除
    する二個一対からなるチャック爪と、このチャック爪を
    移動させる移動機構と、チャック爪が移動経路上の受取
    り位置に位置決めされたとき、そのチャック爪に対しワ
    ークを受け取り可能に開閉させる受取り開閉レバーと、
    チャック爪が移動経路上の受取り位置から受渡し位置に
    移動する過程で、チャック爪を反転させる反転機構と、
    チャック爪が移動経路上の受渡し位置に位置決めされた
    とき、チャック爪を受渡し可能に開閉させる受渡し開閉
    レバーとを備えていることを特徴とするチャック装置。
  2. 【請求項2】 一方のステーションおよび他方のステー
    ション間に介設されたチャック装置を有し、かつワーク
    を一方のステーションから前記チャック装置を介し他方
    のステーションに移動するとき、前記チャック装置がワ
    ークの姿勢を変更させてなる搬送システムであって、前
    記チャック装置は、開閉によりワークを把持しかつ把持
    解除する二個一対からなるチャック爪と、このチャック
    爪を移動させる移動機構と、チャック爪が移動経路上の
    受取り位置に位置決めされたとき、そのチャック爪に対
    しワークを受け取り可能に開閉させる受取り開閉レバー
    と、チャック爪が移動経路上の受取り位置から受渡し位
    置に移動する過程で、チャック爪を反転させる反転機構
    と、チャック爪が移動経路上の受渡し位置に位置決めさ
    れたとき、チャック爪を受渡し可能に開閉させる受渡し
    開閉レバーとを備えていることを特徴とする搬送システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078329A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Bridgestone Flowtech Corp 把持装置
CN107433577A (zh) * 2017-09-20 2017-12-05 柳州欧卡机器人有限公司 一种高工作效率的圆柱坐标型工业机器人
CN114258332A (zh) * 2019-08-29 2022-03-29 山崎马扎克公司 卡爪更换装置以及机床

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