JP2002166346A - ラッピング用テープカセット及び回転ヘッドラッピング装置及び回転ヘッドラッピング方法 - Google Patents

ラッピング用テープカセット及び回転ヘッドラッピング装置及び回転ヘッドラッピング方法

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JP2002166346A
JP2002166346A JP2000368912A JP2000368912A JP2002166346A JP 2002166346 A JP2002166346 A JP 2002166346A JP 2000368912 A JP2000368912 A JP 2000368912A JP 2000368912 A JP2000368912 A JP 2000368912A JP 2002166346 A JP2002166346 A JP 2002166346A
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Tomohiko Kikuchi
智彦 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はヘッドタッチ不良箇所で回転ヘッド
の研磨することを課題とする。 【解決手段】 磁気記録再生装置10には、組み立てラ
インでの組み立て作業が完了した後、回転ヘッド26の
ヘッドタッチを調整するための回転ヘッドラッピング装
置50が設けられている。この回転ヘッドラッピング装
置50は、ラッピング用テープカセット31と、ラッピ
ング用テープカセット31のラッピングテープ14を回
転ドラム24の外周に摺接させるテープローディング部
材28,30と、巻き取り側リール20を回転駆動させ
てテスト再生を行った後、テープ摺接領域でヘッドタッ
チ不良があるときは、その領域で回転ヘッド26のヘッ
ド面を研磨するように制御する制御部52とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ヘッドを有する
回転ドラムの外周にラッピングテープを摺接させて回転
ヘッドのヘッド面を研磨するラッピング用テープカセッ
ト及び回転ヘッドラッピング装置及び回転ヘッドラッピ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドを有する回転ドラムの外周に
磁気テープを摺接させて磁気記録または磁気テープに記
録された信号を再生する磁気記録再生装置では、テープ
摺接入り口あるいはテープ摺接出口付近でヘッドタッチ
のばらつきが生じることがある。そのような場合、組み
立て工程を終了した磁気記録再生装置を検査する検査工
程において、回転ヘッドのヘッド面を研磨してヘッドタ
ッチを改善するようにしている。
【0003】このような、ヘッドタッチの調整を行う方
法としては、例えばテープ表面に研磨剤を塗布したラッ
ピングテープが巻回されたテープカセットを装置内に装
着して記録または再生モードに設定することにより、テ
ープカセット内のラッピングテープが回転ドラムの外周
の所定角度範囲に摺接するようにテープローディング動
作がおこなわれる。そして、回転ドラムに設けられた回
転ヘッドが、ラッピングに摺接することによりヘッド面
が研磨される。
【0004】この後、回転ヘッドの出力からヘッドタッ
チが良好になったかどうかをチェックする。そして、回
転ヘッドのヘッドタッチが改善されるまでラッピングテ
ープによる回転ヘッドの研磨を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回転ヘッドラッピング方法では、テープカセット内
の供給リールに巻回されたラッピングテープが巻き取り
リールに巻き取られるまで回転ヘッドの研磨を行うた
め、テープ摺接入り口あるいはテープ摺接出口付近のヘ
ッドタッチのみを調整することができない。
【0006】そのため、従来の方法では、ラッピングテ
ープが巻き付けられた角度範囲の全領域で回転ヘッドを
研磨することになり、平均的な研磨となってしまい、ヘ
ッドタッチが低下した領域(角度範囲)を重点的に研磨
することが難しかった。そこで、本発明は上記課題を解
決したラッピング用テープカセット及び回転ヘッドラッ
ピング装置及び回転ヘッドラッピング方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、テープ長の一部に研磨剤を塗布したラッピ
ング部を形成したことを特徴とするものであり、回転ド
ラムの外周のうちヘッドタッチの悪化した領域(角度範
囲)で回転ヘッドを研磨することが可能になる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、テープ長の
一部に研磨剤を塗布したラッピング部を有するラッピン
グ用テープカセットと、ラッピング用テープカセットか
らテープを引き出して回転ヘッドに摺接させるローディ
ング機構と、ローディング機構により回転ヘッドに摺接
されたテープを巻き取るテープ巻き取り手段と、テープ
のラッピング部が回転ヘッドのヘッドタッチが悪下する
領域で回転ヘッドのヘッド面を研磨するようにラッピン
グ部の摺接位置を調整するラッピング位置調整手段と、
を備えており、回転ドラムの外周のうちヘッドタッチの
悪化した領域(角度範囲)で回転ヘッドを研磨すること
が可能になる。
【0009】請求項3記載の発明は、テープ長の一部に
研磨剤を塗布したラッピング部が形成されたラッピング
テープを用いて回転ヘッドのヘッド面を研磨する回転ヘ
ッドラッピング方法であり、回転ドラムの外周のうちヘ
ッドタッチの悪化した領域(角度範囲)で回転ヘッドを
研磨することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる回転ヘッドラ
ッピング装置の一実施例が適用された磁気記録再生装置
を示す平面図である。図1に示されるように、磁気記録
再生装置10は、シャーシ12の上面にラッピングテー
プ14が巻回された供給側リール16を支持する供給側
リール台18と、巻き取り側リール20を回転駆動する
巻き取り側リール台22とが設けられている。また、シ
ャーシ12の上面には、ラッピングテープ14が巻き付
けられる回転ドラム24が所定角度傾斜した状態で支持
されており、回転ドラム24には、複数の回転ヘッド2
6が取り付けられている。
【0011】さらに、シャーシ12の上面には、供給側
リール16と巻き取り側リール20との間に装架された
ラッピングテープ14を引き出して回転ドラム24の外
周に摺接させるテープローディング部材28,30をガ
イドする一対のガイド溝32,34が設けられている。
テープローディング部材28,30は、夫々ラッピング
テープ14をガイドするためのガイドローラ28a,3
0aと、傾斜されたガイドポール28b、30bとを有
する。テープローディング部材28,30は、ラッピン
グ用テープカセット31(図1中一点鎖線で示す)が装
着されると、ガイド溝32,34に沿って回転ドラム2
4の背面側へ移動する。
【0012】このテープローディング動作により、ラッ
ピングテープ14はテープカセットから引き出されなが
ら回転ドラム24の外周の所定角度範囲に巻き付けられ
る。このテープローディング状態でラッピングテープ1
4が巻き取り側リール20に巻き取られるのと同時に回
転ヘッド26が回転してラッピングテープ14に磁気記
録されたテスト信号のテスト再生を行う。このテスト再
生による回転ヘッド26の出力特性からどの領域でヘッ
ドタッチの不良が発生しているのかを判定することがで
きる。
【0013】左側のガイド溝32の近傍には、供給側リ
ール16から引き出されたラッピングテープ14をガイ
ドするテンションポスト36、インピーダンスローラ3
8、ラッピングテープ14に付着した塵埃を除去するテ
ープクリナー40が設けられている。また、右側のガイ
ド溝34の近傍には、回転ドラム24の外周を通過した
ラッピングテープ14を走行させるためのキャプスタン
42と、キャプスタン42にラッピングテープ14を圧
着させるピンチローラ44と、ラッピングテープ14の
走行位置をガイドするテープガイド46,48とが設け
られている。
【0014】さらに、磁気記録再生装置10には、組み
立てラインでの組み立て作業が完了した後、回転ヘッド
26のヘッドタッチを調整するための回転ヘッドラッピ
ング装置50が設けられている。この回転ヘッドラッピ
ング装置50は、上記ラッピング用テープカセット31
と、ラッピング用テープカセット31のラッピングテー
プ14を回転ドラム24の外周に摺接させるテープロー
ディング部材28,30と、巻き取り側リール20を回
転駆動させてテスト再生を行った後、テープ摺接領域で
ヘッドタッチ不良があるときは、その領域で回転ヘッド
26のヘッド面を研磨するようにラッピング部の摺接位
置を調整する制御部(ラッピング位置調整手段)52と
からなる。
【0015】図2はラッピング用テープカセット31の
ラッピングテープ14を引き出した状態を示す平面図で
ある。図3はラッピング用テープカセット31から引き
出されたラッピングテープ14により回転ドラム24の
中間位置で研磨する状態を示す斜視図である。図2に示
されるように、ラッピングテープ14は、テープローデ
ィング部材28,30がガイド溝32,34に沿って回
転ドラム24の背面側へ移動することにより、ラッピン
グ用テープカセット31から引き出されて回転ドラム2
4の外周に所定角度範囲に巻き付けられて摺接する。こ
のラッピングテープ14は、テスト用信号が記録された
磁気記録部14aと、研磨剤が塗布されたラッピング部
14bとが交互に形成されている。尚、ラッピング部1
4bは、ラッピングテープ14のテープ長に比べて短く
形成されており、本実施例では回転ドラム24の外周の
所定角度(例えば、60度程度)に摺接する長さLだけ
形成されている。
【0016】図3に示されるように、回転ドラム24
は、シャーシ12に固定された下ドラム24aと、下ド
ラム24aの上部で回転駆動される上ドラム24bとか
らなる。回転ヘッド26は、上ドラム24bに設けられ
ており、ヘッド面26aが上ドラム24bの外周より僅
かに突出するように取り付けられている。
【0017】また、ラッピングテープ14のラッピング
部14b(斜め線で示す)を回転ドラム24のテープ摺
接入り口とテープ摺接出口との中間位置(C部)に位置
させた状態でスチル再生(静止画再生)を行うと、ラッ
ピングテープ14が静止した状態で回転ヘッド26が回
転する。そのため、回転ヘッド26は回転ドラム24の
テープ摺接入り口とテープ摺接出口との中間位置(C
部)を通過する際にヘッド面26aがラッピング部14
bにより研磨される。
【0018】図4はラッピングテープ14により回転ド
ラム24のテープ摺接入り口付近を研磨する状態を示す
斜視図である。図4に示されるように、ラッピングテー
プ14のラッピング部14b(斜め線で示す)を回転ド
ラム24のテープ摺接入り口付近(A部)に位置させた
状態でスチル再生(静止画再生)を行うと、ラッピング
テープ14が静止した状態で回転ヘッド26が回転す
る。そのため、回転ヘッド26は回転ドラム24のテー
プ摺接入り口付近(A部)を通過する際にヘッド面26
aがラッピング部14bにより研磨される。
【0019】図5はラッピングテープ14により回転ド
ラム24のテープ摺接出口付近を研磨する状態を示す斜
視図である。図5に示されるように、ラッピングテープ
14のラッピング部14b(斜め線で示す)を回転ドラ
ム24のテープ摺接出口付近(B部)に位置させた状態
でスチル再生(静止画再生)を行うと、ラッピングテー
プ14が静止した状態で回転ヘッド26が回転する。そ
のため、回転ヘッド26は回転ドラム24のテープ摺接
出口付近(B部)を通過する際にヘッド面26aがラッ
ピング部14bにより研磨される。
【0020】ここで、磁気記録再生装置10の制御部5
2が実行する制御処理について説明する。図6は制御部
52が実行する制御処理のフローチャートである。図6
に示されるように、制御部52は、ステップS11(以
下「ステップ」を省略する)でテープローディング部材
28,30を移動させてラッピングテープ14を回転ド
ラム24の外周に巻き付けるテープローディング動作を
行わせる。次のS12では、回転ドラム24の上ドラム
24bを回転させてラッピングテープ14の磁気記録部
14aに記録されたテスト用信号を回転ヘッド26によ
り読み取らせ、そのとき回転ヘッド26から出力された
再生信号を読み取るテスト再生を行う。
【0021】次のS13では、回転ヘッド26のヘッド
タッチが不良かどうかをチェックする。S13におい
て、回転ヘッド26のヘッドタッチが不良であるとき
は、S14に進み、テープ摺接入り口付近(A部)でヘ
ッドタッチ不良が生じたのかどうかをチェックする。ま
た、テープ摺接入り口付近(A部)でないときは、S1
5に進み、テープ摺接中間付近(C部)でヘッドタッチ
不良が生じたのかどうかをチェックする。また、テープ
摺接中間付近(C部)でないときは、S16に進み、テ
ープ摺接出口付近(B部)でヘッドタッチ不良が生じた
のかどうかをチェックする。
【0022】S14において、テープ摺接入り口付近
(A部)でヘッドタッチ不良が生じたときは、S17に
進み、ラッピングテープ14のラッピング部14bを回
転ドラム24のテープ摺接入り口付近(A部)に移動さ
せた後、S20でスチル再生(静止画再生)を行う。こ
の場合、ラッピングテープ14が静止した状態で回転ヘ
ッド26が回転するため、回転ヘッド26は回転ドラム
24のテープ摺接入り口付近(A部)を通過する際にヘ
ッド面26aがラッピング部14bにより研磨される。
【0023】また、S15において、テープ摺接入り口
とテープ摺接出口との中間位置(C部)でヘッドタッチ
不良が生じたときは、S17に進み、ラッピングテープ
14のラッピング部14bを回転ドラム24のテープ摺
接入り口とテープ摺接出口との中間位置(C部)に移動
させた後、S20でスチル再生(静止画再生)を行う。
この場合、ラッピングテープ14が静止した状態で回転
ヘッド26が回転するため、回転ヘッド26は回転ドラ
ム24のテープ摺接入り口とテープ摺接出口との中間位
置(C部)を通過する際にヘッド面26aがラッピング
部14bにより研磨される。
【0024】また、S16において、テープ摺接出口
(B部)でヘッドタッチ不良が生じたときは、S17に
進み、ラッピングテープ14のラッピング部14bを回
転ドラム24のテープ摺接出口(B部)に移動させた
後、S20でスチル再生(静止画再生)を行う。この場
合、ラッピングテープ14が静止した状態で回転ヘッド
26が回転するため、回転ヘッド26は回転ドラム24
のテープ摺接出口(B部)を通過する際にヘッド面26
aがラッピング部14bにより研磨される。
【0025】S21では、スチル再生が予め設定された
所定時間行われたかどうかをチェックする。スチル再生
が所定時間行われると、S22に進み、ラッピングテー
プ14の磁気記録部14aに記録されたテスト用信号を
回転ヘッド26により読み取らせ、テスト再生を行う。
【0026】次のS23では、回転ヘッド26のヘッド
タッチが不良かどうかをチェックする。S23におい
て、回転ヘッド26のヘッドタッチが不良であるとき
は、S14に戻り、再度、S14以降の処理を実行す
る。また、S23において、回転ヘッド26のヘッドタ
ッチが良好であるときは、S24に進み、テープローデ
ィング部材28,30を元の位置に移動させてラッピン
グテープ14を回転ドラム24から離間させた後、テー
プカセット31に戻すテープアンローディング動作を行
わせる。
【0027】尚、上記S13において、回転ヘッド26
のヘッドタッチが良好であるときは、S14〜S23の
処理を省略してS24へ移行する。また、S16におい
て、テープ摺接出口付近(B部)でヘッドタッチ不良が
生じないときは、上記S12に戻り、再度テスト再生を
行ってヘッドタッチ不良の有無を判定する。
【0028】このように、ヘッドタッチ不良が発生して
いる箇所をテスト再生により判定し、当該ヘッドタッチ
不良が発生している領域(角度範囲)でスチル再生する
ことによりヘッド面26aがラッピング部14bにより
研磨されてヘッドタッチを効率良く改善することができ
る。
【0029】ここで、磁気記録再生装置10の制御部5
2が実行する制御処理の変形例について説明する。図7
は制御部52が実行する制御処理の変形例のフローチャ
ートである。図7に示されるように、S31〜S36の
処理は前述したS11〜S16の処理と同一であるの
で、その説明は省略する。制御部52は、S34におい
て、テープ摺接入り口付近(A部)でヘッドタッチ不良
が生じたときは、S37に進み、ラッピングテープ14
のラッピング部14bを回転ドラム24のテープ摺接入
り口付近(A部)に移動させ、S40で回転ヘッド26
を回転させてラッピング再生する。
【0030】また、S35において、テープ摺接入り口
とテープ摺接出口との中間位置(C部)でヘッドタッチ
不良が生じたときは、S38に進み、ラッピングテープ
14のラッピング部14bを回転ドラム24のテープ摺
接入り口とテープ摺接出口との中間位置(C部)に移動
させて、S40でラッピング再生を行う。この場合、回
転ヘッド26は回転ドラム24のテープ摺接入り口とテ
ープ摺接出口との中間位置(C部)を通過する際にヘッ
ド面26aがラッピング部14bにより研磨される。
【0031】また、S36において、テープ摺接出口
(B部)でヘッドタッチ不良が生じたときは、S39に
進み、ラッピングテープ14のラッピング部14bを回
転ドラム24のテープ摺接出口(B部)に移動させて、
S40でスチル再生(静止画再生)を行う。この場合、
回転ヘッド26は回転ドラム24のテープ摺接出口(B
部)を通過する際にヘッド面26aがラッピング部14
bにより研磨される。
【0032】次のS41では、ラッピング再生が予め設
定された所定時間(例えば、2分間)が経過したかどう
かをチェックする。S41において、所定時間が経過し
ていないときは、S42に進み、ラッピング再生の回数
がn回目かどうかをチェックする。S42において、ラ
ッピング再生の回数がn回目以下のときは、S43に進
み、ラッピングテープ14の巻き戻しを行う。そして、
S40に戻り、再度、ラッピングテープ14のラッピン
グ部14bを回転ドラム24のテープ摺接入り口付近
(A部)に移動させ、同時に回転ヘッド26を回転させ
て再生する。
【0033】このように、S40〜S43の処理をn回
繰り返すか、あるいは所定時間が経過すると、S44に
移行してラッピングテープ14の磁気記録部14aに記
録されたテスト用信号を回転ヘッド26により読み取ら
せ、テスト再生を行う。
【0034】次のS45では、回転ヘッド26のヘッド
タッチが不良かどうかをチェックする。S45におい
て、回転ヘッド26のヘッドタッチが不良であるとき
は、S34に戻り、再度、S34以降の処理を実行す
る。また、S45において、回転ヘッド26のヘッドタ
ッチが良好であるときは、S46に進み、テープローデ
ィング部材28,30を元の位置に移動させてラッピン
グテープ14を回転ドラム24から離間させた後、テー
プカセット31に戻すテープアンローディング動作を行
わせる。
【0035】このように、ヘッドタッチ不良が発生して
いる箇所をテスト再生により判定し、当該ヘッドタッチ
不良が発生している領域(角度範囲)にラッピング部1
4bを繰り返し巻き戻して再生することによりヘッド面
26aがラッピング部14bにより研磨されてヘッドタ
ッチを効率良く改善することができる。
【0036】尚、ラッピング部14bをラッピングテー
プ14の複数箇所に連続的に設けることにより、上記巻
き戻し処理を不要とすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、テープ長の一部に研磨剤を塗布したラッピング部を
形成したため、回転ドラムの外周のうちヘッドタッチの
悪化した領域(角度範囲)で回転ヘッドを研磨すること
ができる。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、テー
プ長の一部に研磨剤を塗布したラッピング部を有するラ
ッピング用テープカセットと、ラッピング用テープカセ
ットからテープを引き出して回転ヘッドに摺接させるロ
ーディング機構と、ローディング機構により回転ヘッド
に摺接されたテープを巻き取るテープ巻き取り手段と、
テープのラッピング部が回転ヘッドのヘッドタッチが悪
下する領域で回転ヘッドのヘッド面を研磨するようにラ
ッピング部の摺接位置を調整するラッピング位置調整手
段と、を備えてなるため、回転ドラムの外周のうちヘッ
ドタッチの悪化した領域(角度範囲)で回転ヘッドを研
磨することができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、テープ長の
一部に研磨剤を塗布したラッピング部が形成されたラッ
ピングテープを用いて回転ヘッドのヘッド面を研磨する
回転ヘッドラッピング方法であるので、回転ドラムの外
周のうちヘッドタッチの悪化した領域(角度範囲)で回
転ヘッドを研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる回転ヘッドラッピング装置の一実
施例が適用された磁気記録再生装置を示す平面図であ
る。
【図2】ラッピング用テープカセット31のラッピング
テープ14を引き出した状態を示す平面図である。
【図3】ラッピング用テープカセット31から引き出さ
れたラッピングテープ14により回転ドラム24の中間
位置で研磨する状態を示す斜視図である。
【図4】ラッピングテープ14により回転ドラム24の
テープ摺接入り口付近を研磨する状態を示す斜視図であ
る。
【図5】ラッピングテープ14により回転ドラム24の
テープ摺接出口付近を研磨する状態を示す斜視図であ
る。
【図6】制御部52が実行する制御処理のフローチャー
トである。
【図7】制御部52が実行する制御処理の変形例のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 磁気記録再生装置 14 ラッピングテープ 14a 磁気記録部 14b ラッピング部 16 供給側リール 20 巻き取り側リール 24 回転ドラム 26 回転ヘッド 26a ヘッド面 28,30 テープローディング部材 31 ラッピング用テープカセット 32,34 ガイド溝 50 回転ヘッドラッピング装置 52 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨剤が塗布されたラッピングテープを
    磁気ヘッドに摺接させて回転ヘッドのヘッド面を研磨す
    るラッピング用テープカセットにおいて、 前記テープ長の一部に研磨剤を塗布したラッピング部を
    形成したことを特徴とするラッピング用テープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 テープ長の一部に研磨剤を塗布したラッ
    ピング部を有するラッピング用テープカセットと、 該ラッピング用テープカセットからテープを引き出して
    回転ヘッドに摺接させるローディング機構と、 該ローディング機構により前記回転ヘッドに摺接された
    テープを巻き取るテープ巻き取り手段と、 前記テープのラッピング部が前記回転ヘッドのヘッドタ
    ッチが悪下する領域で前記回転ヘッドのヘッド面を研磨
    するように前記ラッピング部の摺接位置を調整するラッ
    ピング位置調整手段と、 を備えてなることを特徴とする回転ヘッドラッピング装
    置。
  3. 【請求項3】 テープ長の一部に研磨剤を塗布したラッ
    ピング部が形成されたラッピングテープを用いて回転ヘ
    ッドのヘッド面を研磨する回転ヘッドラッピング方法。
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