JP2002165842A - 椅子の座席昇降装置 - Google Patents

椅子の座席昇降装置

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JP2002165842A
JP2002165842A JP2000363772A JP2000363772A JP2002165842A JP 2002165842 A JP2002165842 A JP 2002165842A JP 2000363772 A JP2000363772 A JP 2000363772A JP 2000363772 A JP2000363772 A JP 2000363772A JP 2002165842 A JP2002165842 A JP 2002165842A
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seat
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elevating
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Koichi Yamamuro
康一 山室
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席の昇降操作ならびに高さの微調整を使用
者が座席に座ったまま自由に行うことができ、かつ、簡
素な構造とする。 【解決手段】 下フレーム10と、この下フレーム10
にパンタグラフ20を介して昇降自在に支持され、か
つ、座席が設けられる上フレーム30と、この上フレー
ム30に設けられてパンタグラフ20を作動させるハン
ドル42を備えた手動式操作機構40とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座席を任意の高さ
に調整することができる昇降装置に関する。本発明に係
る昇降装置は、通常の椅子の他に、車椅子用の椅子に好
適に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】車椅子に適用される座席昇降装置として
は、例えば、実開平6−9628号公報…(1)によ
り、座席を支持するパンタグラフ式の昇降機構の動作を
ガス封入シリンダー内のガス圧で制御するようにしたも
のが知られている。また、特開平5−176958号公
報…(2)には、昇降機構の動作を油圧シリンダーの油
圧で制御する技術が開示されている。さらに、昇降機構
の動作制御を台車部に設けた機械式のペダルで行うもの
が、特開平8−322900号公報…(3)に開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の公報に記
載の装置によると、ガス封入シリンダーのロックを解除
することで、使用者の体重によりガス封入シリンダー内
のガスが圧縮されて使用者とともに座席が下降する。一
方、座席を上昇させるには、ロックを解除した状態を保
持しつつ座席から身体を浮かせてガス封入シリンダー内
にかかる荷重を軽減する。これによってガス封入シリン
ダーにガス反発力が生じ、座席が上昇する。ここで、下
降操作はいかなる使用者でも行うことができるが、下半
身が不自由で座席から身体を浮かすことのできない使用
者にとっては、座席を上昇させることが不可能である。
そもそも車椅子はそのような使用者を対象とするもので
あるから、きわめて不便と言える。
【0004】上記(2)の公報に記載の装置は、油圧シ
リンダーを含めた座席の昇降機構の構成が複雑であり、
油圧シリンダーによる油汚れも懸念される。上記(3)
の公報に記載の装置では、座席を昇降させるペダルは介
護者が操作する構造となっており、使用者が座席を昇降
させることは難しい。
【0005】したがって本発明は、座席の昇降操作なら
びに高さの微調整を使用者が座席に座ったまま自由に行
うことができ、かつ、構造の簡素化が図られる椅子の座
席昇降装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基部と、この
基部に昇降機構を介して昇降自在に支持され、かつ、座
席が設けられる昇降部と、この昇降部に設けられ、昇降
機構を作動させる手動式操作機構とを具備することを特
徴とする。本発明によれば、昇降機構を作動させて座席
を昇降させる手動式操作機構が座席とともに昇降する昇
降部に設けられているので、その操作機構を、常に使用
者に近接して操作しやすい箇所に配置することができ
る。したがって、座席の昇降操作ならびに高さの微調整
を、使用者が座席に座ったまま自由に行うことができ
る。この点において、本発明の椅子は車椅子用として好
適である。また、昇降機構を作動させる操作機構が手動
式であるため、構造は比較的簡素で済む。
【0007】本発明の昇降機構としては、基部と昇降部
との間に介在して昇降部を昇降自在に支持する構成であ
れば如何なるものでも適用可能であるが、例えば、X字
状に連結したリンクの角度が自在に変化するパンタグラ
フ式の昇降機構は、必要な昇降ストロークを省スペース
でとることができ、なおかつ構造も単純であることから
好ましく用いられる。また、本発明の手動式操作機構
は、昇降機構に連結されてこの昇降機構を作動させる構
成であれば如何なるものでも適用可能であり、例えば、
傾倒式あるいはスライド式のレバー、回転式のハンドル
等が用いられる。
【0008】さて、本発明では、座席が設けられる昇降
部を上昇方向に付勢する弾性部材を具備することを好ま
しい形態とする。この形態によると、座席を上昇させる
際には弾性部材の付勢力に補助されながら手動式操作部
を操作することになり、このため、その操作力が軽減し
て座席をより容易に上昇させることができる。一方、座
席を下降させる際には弾性部材の付勢力に緩衝されなが
ら手動式操作部を操作することが可能となるので、使用
者の体重が直接反映して座席が急激に下降することが防
がれる。なお、弾性部材は座席に座る使用者の体重を当
然受けるので、その状態にあっても昇降部を上昇させ、
かつ、下降操作を妨げない程度のバランスよい付勢力
が、弾性部材には求められる。
【0009】また、本発明では、上記弾性部材ととも
に、この弾性部材の付勢力を調整し得る調整機構を具備
することを好ましい形態とする。この形態により、上記
バランスよい付勢力、すなわち座席上昇時の補助作用と
座席下降時の緩衝作用とがともに得られる付勢力を、座
席に座る使用者の体重に応じて得ることができる。具体
的には、体重が重い使用者はそれに応じて付勢力を強
め、体重が軽い使用者はそれに応じて付勢力を弱める。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して車椅子に適
用される本発明の一実施形態を説明する。図1は一実施
形態に係る座席昇降装置の平面図、図2は側面図、図3
は正面図である。本装置にとって、前側は図1および図
2において右側、後側は図1および図2において左側で
ある。また、本装置にとって、左側は図1では上側、図
3では右側であり、右側は図1で下側、図3では左側で
ある。以下の説明で前後左右といった方向に関する定義
は、上記した本装置にとっての前後左右とする。
【0011】本装置は、前後方向に延びる左右一対の下
フレーム(基部)10と、これら下フレーム10に左右
一対のパンタグラフ(昇降機構)20を介して昇降自在
に支持された前後方向に延びる左右一対の上フレーム
(昇降部)30と、左右の上フレーム30の前端部に設
けられた手動式操作機構40とを備えている。図1〜図
3は、上フレーム30が上昇して最高位置にある状態を
示している。また、図4は上フレーム30が下降して最
低位置にある状態の平面図であり、図5はその状態の側
面図である。
【0012】図1および図3に示すように、上下のフレ
ーム30,10は、断面コ字状のアングルからなる同様
のものであり、それぞれ、左右方向に一定の距離をお
き、溝側を対向させて並列されている。また、図2に示
すように、上フレーム30は下フレーム10よりもやや
長い。下フレーム10には図示せぬ車椅子の台車が取り
付けられ、上フレーム30には図示せぬ座席がその上に
固定される。
【0013】図3および図6(図5のVI−VI断面図)に
示すように、左右の下フレーム10の前端部間には、左
右方向に延びる丸棒状のロッド11が連結されており、
このロッド11には、中間部を空けて2本のスリーブ1
2が回転自在に嵌め込まれている。また、図1および図
2に示すように、左右の上フレーム30の前端部から適
宜距離後方寄りの部分にも左右方向に延びる丸棒状のロ
ッド31が連結されており、このロッド31には、ロッ
ド31のほぼ全長にわたる長さのスリーブ32が嵌め込
まれている。一方、図1および図6に示すように、左右
の上フレーム30および下フレーム10の後部には、こ
れらフレーム30,10に転動自在に嵌め込まれたコロ
33,13を介して、左右方向に延びるパイプ34,1
4が、それぞれ前後方向に移動自在に架け渡されてい
る。
【0014】図1および図2に示すように、左右のパン
タグラフ20は、内側リンク21と外側リンク22とが
ピン23を介して相対回転自在にX字状に連結されたも
のである。この場合、内側リンク21は上端が後側に配
され、下端が前側に配され、外側リンク22はこの逆
で、上端が前側に配され、下端が後側に配されている。
そして、図3および図6に示すように、内側リンク21
の下端は下側のスリーブ12,12にそれぞれ固定さ
れ、内側リンク21の上端はパイプ34に固定されてい
る。一方、外側リンク22は、図1および図2に示すよ
うに、上端が上側のスリーブ32に固定され、下端が下
側のパイプ14に装着されている。
【0015】このパンタグラフ20によれば、コロ3
3,13を介して上下のパイプ34,14がそれぞれ上
下のフレーム30,10に沿って前後方向に移動する
と、内側リンク21と外側リンク22のピン23を中心
とする交角が変化し、これによって上フレーム30が昇
降するようになっている。なお、図1および図2に示す
ように、上下のフレーム30,10には、コロ33,1
3の移動範囲、すなわち上フレーム30の昇降範囲を制
限するストッパ35,15が、前後に所定距離をおいて
それぞれ固定されている。
【0016】図1および図7(図1のVII−VII断面図)
に示すように、右側の上フレーム30の前端やや後方か
らは、内側(左側)に延びる三角形板状のステー36が
水平に延びている。このステー36は、上フレーム30
の下側の板部と一体成形されたものであり、その先端角
部には、三角形板状の三角リンク50の第1の角部がピ
ン50aを介して水平回転自在に連結されており、さら
にこの三角リンク50の第2の角部には、後方に延びる
バーリンク51の前端がピン50bを介して水平回転自
在に連結されている。このバーリンク51の後端は、図
1に示すようにパイプ34に回転自在に装着されたジョ
イント52に取り付けられている。
【0017】このジョイント52は、図8(図1のVIII
−VIII断面図)に示すように、パイプ34を挟んで互い
に一体に連結される上下のブロック52a,52bと、
下側のブロック52bの下面に固定されるカバー52c
とから構成されている。バーリンク51の後端は、図9
(図8のIX−IX断面図)に示すように、円盤状に形成さ
れ、この円盤部が下側ブロック52bの下面に形成され
た円形の凹所52dに回転自在に嵌合されている。そし
て、この嵌合状態がカバー52cにより保持されてい
る。これにより、バーリンク51の後端はジョイント5
2に水平回転自在に連結されている。なお、ジョイント
52へのバーリンク51の連結構造はこれに限られず、
例えば、バーリンク51の後端部を特に円盤状とするこ
となく、単純にピン止めするようにしてもい。
【0018】図1において、上記三角リンク50がピン
50aを支点として反時計方向に回転すると、これに追
従してバーリンク51が後退し、ジョイント52を介し
て上側のパイプ34を後方に押す。すると、パンタグラ
フ20は縮小して上フレーム30は下降する。図4およ
び図5は、コロ33,13が後側のストッパ35,15
にそれぞれ当接して上フレーム30が最低位置にある状
態を示している。この状態から、三角リンク50が図1
において時計方向に回転すると、バーリンク51がジョ
イント52を介してパイプ34を前方に引き寄せ、これ
によってパンタグラフ20は立ち上がっていき、上フレ
ーム30は上昇する。図1〜図3は、コロ33,13が
前側のストッパ35,15にそれぞれ当接して上フレー
ム30が最高位置にある状態を示している。このような
三角リンク50を元にした連動作用によるパンタグラフ
20の動作は、手動式操作機構40によってなされる。
【0019】この操作機構40は、図1に示すように、
左右の上フレーム30の前端間にわたって軸回りに回転
自在に装着された左右方向に延びる操作軸41と、この
操作軸41を手動で回転させるハンドル42と、操作軸
41上に装着されたナット43とを備えている。操作軸
41の右側の端部は右側の上フレーム30から適宜長さ
外方に突出しており、その突出端にハンドル42が固定
されている。このハンドル42を回転させると、操作軸
41が回転する。その操作軸41の左右の上フレーム3
0間の部分における右端部にはネジ部41aが所定長さ
形成されており、このネジ部41aに、円筒状のナット
43が螺合されている。このナット43の下部には、図
10(図1のX−X断面図)に示すように後方に延びるブ
ラケット44が一体成形されている。このブラケット4
4には前後方向に長い長孔44aが形成されており、こ
の長孔44aに、三角リンク50の第3の角部に装着さ
れたピン50cが挿入されている。これにより、三角リ
ンク50はナット43のブラケット44にピン50cを
介して回転自在に連結され、かつ、ナット43は三角リ
ンク50に連結されていることにより、回転不能となっ
ている。
【0020】上記操作機構40によれば、ハンドル42
を図2において反時計方向に回転させると、同方向に操
作軸41が回転し、回転不能とされたナット43が左方
に移動する。すると、三角リンク50がピン50aを支
点として図1における反時計方向に回転し、上述したよ
うにバーリンク51とパイプ34が連動して後退し、こ
れによってパンタグラフ20が縮小して上フレーム30
が下降する。また、図5においてハンドル42を時計方
向に回転させると、逆の動作が生じて上フレーム30が
上昇する。ナット43は操作軸41が回転しない限り移
動せず、ネジ部41aに係合した状態により上フレーム
30の昇降が規制される。すなわち、ナット43は上フ
レーム30の昇降を規制するロック機能を果たしてい
る。
【0021】図6に示すように、左右の下フレーム10
を連結するロッド11の中間部分は左右のスリーブ1
2,12が離れていることにより露出しており、その中
間部分に、前後方向に延びる調整軸61が前方より回転
自在に貫通されている。調整軸61は、ロッド11を貫
通したネジ部61aと、このネジ部61aよりも大径で
ロッド11に係合する大径部61bとを有している。そ
して、ネジ部61aには左右方向に延びる短いロッド6
2が螺合しており、このロッド62と下側のパイプ14
との間に、2本のコイルばね(弾性部材)63が架け渡
されている。これらコイルばね63は引っ張りばねであ
って、下側のパイプ14を常に前方に引っ張っており、
これにより上フレーム30を常に上昇方向に付勢してい
る。
【0022】調整軸61とこれに螺合するロッド62と
により、コイルばね63の張力すなわち上フレーム30
を上昇させる付勢力を調整し得る調整機構60が構成さ
れている。この調整機構60によれば、調整軸61を図
3において時計方向に回転させると、ロッド62がネジ
部61aを前進し、コイルばね63が伸張するようにな
っており、これにより上フレーム30を上昇させる付勢
力が強まる。一方、調整軸61を図3において反時計方
向に回転させると、ロッド62がネジ部61aを後退
し、コイルばね63が短くなるようになっており、これ
により上フレーム30を上昇させる付勢力が弱まる。
【0023】以上が本発明の一実施形態の座席昇降装置
の構成であり、次に、本装置の使用方法およびそれに伴
う動作を説明する。使用にあたっての操作は、上フレー
ム30に固定される図示せぬ座席に座った使用者が行う
ものとする。
【0024】(1)座席の下降 図1〜図3に示すように、上フレーム30が上昇して最
高位置にある状態から座席を下降させるには、ハンドル
42を図2において反時計方向に回転させる。すると、
同方向に操作軸41が回転することにより、ナット43
の左方への移動、三角リンク50の後方への回転、バー
リンク51の後退、パイプ34の後退が連動して起こ
り、これによってパンタグラフ20は縮小して上フレー
ム30とともに座席が下降する。
【0025】(2)座席の上昇 ハンドル42を、図5において時計方向に回転させる。
すると、同方向に操作軸41が回転することにより、ナ
ット43の右方への移動、三角リンク50の前方への回
転、バーリンク51の前進、パイプ34の前進が連動し
て起こり、これによってパンタグラフ20が立ち上が
り、上フレーム30とともに座席が上昇する。
【0026】(3)コイルばね63の付勢力の調整 コイルばね63の付勢力を強くするには、調整軸61を
図3において時計方向に回転させる。これにより、ロッ
ド62がネジ部61aを前進してコイルばね63が伸張
し、付勢力が強まる。一方、コイルばね63の付勢力を
弱くするには、調整軸61を図3において反時計方向に
回転させる。これにより、ロッド62がネジ部61aを
後退してコイルばね63が短くなり、付勢力が弱まる。
【0027】上記実施形態によれば、手動式操作機構4
0のハンドル42が、座席とともに昇降する右側の上フ
レーム30の前端部に設けられており、座席の昇降に伴
いそのハンドル42が使用者から離れることなく常に手
元にあるので、座席の昇降操作ならびに高さの微調整を
使用者が座席に座ったまま自由に行うことができる。こ
の点において、また、操作機構40は手動式であるた
め、その構造は比較的簡素で済む。
【0028】また、コイルばね63により上フレーム3
0を上昇方向に付勢しているので、座席を上昇させる際
には、コイルばね63の付勢力に補助されながらハンド
ル42を操作することになる。このため、ハンドル42
を回転させるための操作力が軽減して座席をより容易に
上昇させることができる。一方、座席を下降させる際に
はコイルばね63の付勢力に緩衝されながらハンドル4
2を操作することができるので、使用者の体重が直接反
映することによる座席の急激な下降が防がれる。その
上、コイルばね63の付勢力を調整機構60により調整
することができるので、座席上昇時の補助作用と座席下
降時の緩衝作用とを生じさせるコイルばね63の付勢力
を、座席に座る使用者の体重に応じて得ることができ
る。そして、このようにコイルばね63の付勢力が調整
されると、座席を昇降させるためのハンドル42を操作
する力を軽減させることができる。
【0029】また、本実施形態では、座席の上昇を補助
したり座席の下降を緩衝したりする弾性部材としてコイ
ルばね63を用いているので、ガス封入シリンダーや油
圧シリンダーを用いた場合と比べるとガス漏れや油漏れ
が生じるといった不具合は生じず、耐久性の向上が図ら
れる。また、油圧シリンダーのように油汚れが生じるお
それもない。
【0030】なお、上記実施形態の昇降装置は車椅子用
の椅子に適用したものであるが、本装置は通常の椅子に
も適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
座席の昇降操作ならびに高さの微調整を使用者が座席に
座ったまま自由に行うことができ、かつ、構造の簡素化
が図られるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る座席昇降装置の上
フレームが上昇した状態の平面図である。
【図2】 同側面図である。
【図3】 同正面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る座席昇降装置の上
フレームが下降した状態の平面図である。
【図5】 同側面図である。
【図6】 図5のVI−VI断面図である。
【図7】 図1のVII−VII断面図である。
【図8】 図1のVIII−VIII断面図である。
【図9】 図8のIX−IX断面図である。
【図10】 図1のX−X断面図である。
【符号の説明】
10…下フレーム(基部) 20…パンタグラフ(昇降機構) 30…上フレーム(昇降部) 40…手動式操作機構 60…調整機構 63…コイルばね(弾性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、この基部に昇降機構を介して昇
    降自在に支持され、かつ、座席が設けられる昇降部と、
    この昇降部に設けられ、前記昇降機構を作動させる手動
    式操作機構とを具備することを特徴とする椅子の座席昇
    降装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降部を上昇方向に付勢する弾性部
    材を具備することを特徴とする請求項1に記載の椅子の
    座席昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材の付勢力を調整し得る調整
    機構を具備することを特徴とする請求項2に記載の椅子
    の座席昇降装置。
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