JP2002165672A - 椅子等の身体支持装置 - Google Patents
椅子等の身体支持装置Info
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/02—Seat parts
- A47C7/28—Seat parts with tensioned springs, e.g. of flat type
- A47C7/282—Seat parts with tensioned springs, e.g. of flat type with mesh-like supports, e.g. elastomeric membranes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/02—Upholstery attaching means
Abstract
いて、シートの耐久性を向上させる。 【手段】シート4の外周部4aはフレーム3を外側から
包み込んでおり、シート4の端縁4bはフレーム3の下
面に固定されている。フレーム3のコーナー部3aの外
面にはゴム等の緩衝材11が配置されている。緩衝材1
1の存在により、シート4への負担が軽減されて、シー
ト11がコーナー3aで突き破られることを抑制でき
る。緩衝材11の突起13とフレーム3の溝12とが嵌
合しているため、緩衝材11はずれ不能に保持されてい
る。
Description
ト式座体又はネット式背もたれのように、ネット状等の
シートをフレームに固定して成る身体支持装置に関する
ものである。
れを、表裏両側に開口したフレームと、フレームに固着
(固定)したネットとで構成し、ネットによって人の身
体の荷重を受けるタイプのものがある。
ット30をフレーム31に固定する従来技術の一例を示
している。すなわち、この従来技術では、フレーム31
の外周面に環状溝32を形成しておく一方、ネット30
の周縁を金属製心材(線材)33に縫着しておき、心材
33を環状溝32に強制嵌合している。
にしても、人が着座したりもたれ掛かったりすると、シ
ート30にはフレーム31から内側に引き離そうとする
張力が作用する。特に、座体の場合は、シート30に大
きな内向きの張力が作用する。
うちフレーム31との接触箇所で破れ易いという問題が
あった。特に、椅子ではフレーム31は一般に四角形に
形成されているため、フレーム31の4つのコーナー部
には張力が集中的に作用しており、このため、、シート
30がフレーム31のコーナー部で突き破られるような
現象が生じており、問題であった。
なっている部分を円弧状の断面形状に形成すれば良いと
考えられるが、このようなフレーム21の断面形状の変
更のみでは耐久性の向上には限度があり、特に、コーナ
ー部での付き突き破れ現象を有効に解消するには至って
いない。
とするものである。
め、請求項1の発明は、人の身体を受けるシートと、シ
ートに掛かった荷重を受けるフレームとを備えており、
シートの外周部でフレームを外側から包み込み、シート
の端縁をフレームに固定している身体支持装置におい
て、フレームとシートとの間が重なった部分のうちその
全体又は一部に、ゴム等の軟質材からなる緩衝材を、フ
レームとシートとの間に挟まれるようにして配置すると
いう構成にした。
適用している。すなわち、この発明では、フレームは略
四角形に形成されており、フレームの各コーナー部の箇
所に前記緩衝材を配置している。
2において、前記フレームは合成樹脂製であって、この
フレームと前記緩衝材とのうち何れか一方には溝を、他
方には前記溝に嵌まる突起を形成している。
レームに溶着すると共に、接着性を持つコーキング剤
(シール剤)によってフレームに固着している。この場
合、シートの端縁をフレームに溶着し、端縁よりもシー
トの中央側の部位をコーキング剤でフレームに固定する
のが好ましい。
も良いし、スポット的に適当な間隔で溶着しても良い。
フレームには、コーキング剤を充填する環状溝を形成す
るのが好ましい。
の平坦部と対向する表面を、内周方向に向けて斜め下向
きに傾斜しつつ断面視で上向き凹状に形成している。
用した場合、緩衝材のクッション作用により、シートの
外周部に急激な張力が作用することを抑制できる。この
ため、シートの耐久性を格段に向上することができる。
は、前記したように、フレームのコーナーでシートが突
き破れられる現象が生じるため、請求項2のように構成
すると、椅子の座体の耐久性を向上することができる。
なお、フレームの全周に緩衝材に延びるように緩衝材を
設けても良いことはいうまでもない。
れ不能の状態でフレームに簡単に取付けることができる
利点がある。
着とコーキング剤とによってフレームに固定されるた
め、固定強度を向上できる。また、コーキング剤は固ま
るまでに多少の時間がかかるため、先に溶着しておくこ
とにより、コーキング剤による固定を確実化することが
できる。
フィットするようにシートを伸び変形させることができ
る利点がある。
づいて説明する。
適用している。図1は椅子の座体1と背もたれ2のみを
表示した斜視図であり、両者とも、表裏に開口したフレ
ーム3と、このフレーム3に表面から重なったネット状
(或いはメッシュ状)のシート4とを備えており、シー
ト4の周縁はフレーム3に固着されている。
が存在しない空間になっており、従って、着座した人の
荷重は、一次的にはシート4に全て作用し、二次的には
フレーム3で全て支持される。
り、この例では、ストリップ状(帯状)の平繊維5と糸
状繊維6とを平織している。両繊維5,6は例えばポリ
エステルのような合成樹脂からなっており、交叉箇所で
溶着されている。
合、繊維の形状及び織り方は必要に応じて自在に設定で
き、例えば、平繊維5だけ又は糸状繊維6だけで織ると
いうように、様々の繊維を使用できる。
綾錦織り等の様々の織り方を採用できる。いうまでもな
いが、シート4は織物に限らず、強度等の条件を満たせ
ば、合成樹脂シートなど様々のものを使用できる。
た状態を表示しており、この点を次に説明する。図3は
座体1の一部破断平面図、図4は図3のIV−IV視断面図
である。
ーナー部3aは平面視で円弧状に形成されている。ま
た、フレーム3は、全体として丸みを帯びつつ偏平に潰
したような断面形状であり、シート4への負担を軽減す
るため、上面3bは内周面に向けて下向きに緩く湾曲し
ている。
から包み込んでおり、シート4の端縁4bをフレーム3
の内周寄りの下面に溶着している(溶着箇所を符号7で
示す)。また、フレーム3の下面には、全周にわたって
延びる環状の溝8が形成されており、溝8には、フレー
ム3及びシート4に対して接着性を有すると共にある程
度の弾性を有するシール剤(コーキング剤)9が充填さ
れている。コーキング剤9は、弾性を有する接着剤と言
い換えても良い。
のを使用できるが、例えば、反応型の変性形シリコーン
−エポキシ樹脂や、ポリエステル系のホットメルト接着
剤などを使用できる。シート4はネット状であるため、
シール剤9はシート4の表裏に貫通した状態で溝8の内
部に充満している。
は凹所10が切り欠き形成されており、この凹所10
に、ゴムや軟質合成樹脂等の軟質材からなる緩衝材11
を重ねている。緩衝材11の外面は、フレーム4のうち
凹所10を除いた部位の外面と滑らかに連続している。
にわたってに延びる溝12が形成されており、他方、緩
衝材11には、前記溝11に嵌合する突起(突条)13
が形成されている。フレーム3に溝11を形成して、緩
衝材11に突起を形成しても良い。
の外周面に緩衝材11が重なっているため、座体1のコ
ーナー部でシート4に強く衝撃が掛かることが抑制され
る。その結果、シート4の耐久性を格段に向上できるの
である。また、緩衝材11は、その突起13が溝12に
嵌合しているため、椅子を使用しているうちにずれるこ
ともない。
1とは別々に製造しており、緩衝材11を後付けしてい
る。また、フレーム3の下面のうち環状溝8の内側に
は、高さの低い溶着用凸条14を設けている。
4をフレーム3に重ねてから、溶着用突条14の箇所で
まず溶着し、次いで、ディスペンサー等を使用してシー
ル材9を環状溝8に注入する。これによって、シート4
はフレーム3に固定される。素材シートの余長部分はカ
ットされる。
現象が多いことから、フレーム3のコーナー部3aのみ
に緩衝材11を設けたが、フレーム3の全周に緩衝材1
1を設けても良いことは言うまでもない。なお、緩衝材
11はフレーム3にインサート成形法によって一体成形
したり、接着剤で接着したりしても良い。
ことに加えて、フレーム3を丸みを帯びた断面形状に形
成すると、シート4への負担をいっそう軽減することが
できる。
を包み込むように巻いている。この例では、市販されて
いるゴム板などを使用できる利点がある。図7の実施形
態では、シート4の先端縁は環状溝8の内面に溶着して
いる。
の下面に広幅の環状溝8を形成し、この環状溝8に嵌ま
る押さえ板(又は押さえフレーム)15によってシート
4をフレーム3に固定している。押さえ板15はねじ
(図示せず)でフレーム3に固定されている。
3aのみに緩衝材11を設けた場合において、緩衝材1
1の外周面をフレーム3の直線部よりも若干外向きに突
出させている。これは、緩衝材11の厚さを厚くしてク
ッション作用を高めるためである。
部に緩衝材11を設けて、コーナー部3aには緩衝材を
設けていない。この場合、コーナー部3aの箇所でシー
ト4をピンと張らずに多少の余裕を持たせることによ
り、コーナー部3aでのシート4に対する突っ張り作用
をなくしている。
面図、(B)は組み立て状態での断面図である。
は、環状の保護部材16が嵌着している。保護部材16
は、ゴムやウレタン、オレフィン系エラストマー、発泡
性塩化ビニル、発泡性ポリエチレンのような軟質の素材
からなっており、その弾性に抗して広げてからフレーム
3に嵌め込んでいる。
って蟻溝16aが形成されている一方、フレーム3の外
周面には、蟻溝16a に嵌まる突条3dを形成してい
る。また、フレーム3の外面のうち突条3dの上方の部
分は傾斜面になっており、この傾斜面の上端部にコーキ
ング剤9を充填するための溝8を形成している。
置しているため、シート4に対する引っ張り力によって
コーキング剤9は圧縮作用を受ける。このため、この実
施形態の場合は、コーキング剤9が緩衝材を兼用するこ
とになる。
シートをフレーム3に重ねてから、傾斜面のうち溝8よ
りも外側の部位においてシート4の外周部4aをフレー
ム3に溶着し、次いで、溝8にコーキング剤9を充填す
る。次いで、突条3dの上面を定規代わりにしてカッタ
ーで素材シートの余長部分をカットし、それから保護部
材16を嵌め込む。
は保護部材16で覆われているため、人がシート4を不
用意にシート4を引き剥がすことを防止できる。また、
フレーム4のうちシート4の外周部4aが重なる部分が
傾斜面になっているため、シート4との重なり面の面積
を大きくすることができ、その結果、取付け強度を向上
することができる。また、シート4の外周部4aの折り
曲げ角度が小さくてよいため、外周部4aにしわができ
るのを抑制できる。
かって傾斜すると共に上向き凹状の断面形状になってお
り、このため、人の身体にフィットするようにシート4
を変形させることができる。従って、座体1のフレーム
として特に好ましい。
場合、図11に一点鎖線で示すように、密着・離反自在
な一対の金型17,18を使用して行う。この場合、突
条3dの下端又は上端若しくは溝8の下端面を金型1
7,18の密着面とすることにより、成形後のパーティ
ングラインを無くすことができる。
材16に、コーキング剤9を完全に覆う内向きフランジ
部16bを形成しても良い。このように構成すると、コ
ーキング剤9の引き剥がしを防止できる。
に盛り上がるため、図12の変形例では、図12の変形
例では、保護部材16の内面に凹み16cを形成してい
る。このようにすると、保護部材16が外向きに膨れて
美感を悪化するのを防止できると共に、フランジ部16
bによってコーキング剤9を確実に隠すことができる。
点鎖線で示すように、フレーム3の上面3bを上向き凹
の断面形状に形成するのが好ましい。
に、フレーム3には保護部材16が外側から嵌着してい
る。この例ではフレーム3は座受け体19にねじ20で
固定されている。符号21はナットである。
る。
要に応じて様々に具体化できる。また、フレームは必ず
しも環状に形成する必要はなく、例えば、座受け体の左
右両側縁にそれぞれフレームを固定して、このフレーム
にシートを取付けるなどしても良い。
合は、一つ(又は一対)のフレームに複数のシートを取
付けても良いのである。また、シートに予め緩衝材を固
定しておき、これをフレームに取り付けることも可能で
ある。
のみでなく、ベッドや担架などの様々な身体支持装置に
適用することができる。
斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】人の身体を受けるシートと、シートに掛か
った荷重を受けるフレームとを備えており、シートの外
周部でフレームを外側から包み込み、当該外周部をフレ
ームに固定している身体支持装置であって、 フレームとシートとの間が重なった部分のうちその全体
又は一部に、ゴム等の軟質材からなる緩衝材を、フレー
ムとシートとの間に挟まれるようにして配置している、
椅子等の身体支持装置。 - 【請求項2】前記フレームは椅子の座又は背もたれを構
成するものであって略四角形に形成されており、フレー
ムの各コーナー部の箇所に前記緩衝材を配置している、
請求項1記載した身体支持装置。 - 【請求項3】前記フレームは合成樹脂製であって、この
フレームと前記緩衝材とのうち何れか一方には溝を、他
方には前記溝に嵌まる突起を形成している、請求項1又
は請求項2に記載した椅子等の身体支持装置。 - 【請求項4】前記シートの外周部を、フレームに溶着す
ると共に、接着性を持つコーキング剤(シール剤)によ
ってフレームに固着している、請求項1〜請求項3のう
ちの何れかに記載した椅子等の身体支持装置。 - 【請求項5】前記フレームのうちシートの平坦部と対向
する表面を、内周方向に向けて斜め下向きに傾斜しつつ
面視で上向き凹状に形成している、請求項1〜請求項4
のうちのいずれかに記載した椅子等の身体支持装置。
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