JP2002165659A - 脚のロック装置 - Google Patents

脚のロック装置

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JP2002165659A
JP2002165659A JP2000368742A JP2000368742A JP2002165659A JP 2002165659 A JP2002165659 A JP 2002165659A JP 2000368742 A JP2000368742 A JP 2000368742A JP 2000368742 A JP2000368742 A JP 2000368742A JP 2002165659 A JP2002165659 A JP 2002165659A
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rod
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来において家具の折り畳み可能な脚を起こし
た後、ロック操作が必要なものや、脚を起こすと自動的
にばねによりロックされる構造のものがあった。ロック
操作が必要なものについては使用者がロックをし忘れる
可能性があり、ばねによりロックされる構造のものにつ
いては構造が複雑になり、重量が増し、コストもかかっ
てしまうという課題があった。 【解決手段】そこで以上の課題を解決するために、本発
明においては脚2の使用位置におけるロック及びロック
解除を重力を利用して行い、家具本体を倒置した場合に
はロック解除、正置した場合にはロックをなすロック装
置3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具における脚の
ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳みテーブル等の使用に際し
ては、脚を起こす操作とは別に、これをロックする操作
が必要なものや、脚を起こすと自動的にばねによりロッ
クされる構造のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、使用者が脚を起こした後、別途にレバー
操作等を行わなければならない煩雑さがあり、またロッ
ク操作をし忘れて、テーブル使用中に脚が折りたたま
れ、倒れるおそれがある。
【0004】また、脚を起こすと自動的にばねによりロ
ックされる構造のものにおいては、脚を折りたたむ際に
やはりバネをはずすためのレバー操作が必要になった
り、構造が複雑になることにより、重量が増すと共に、
コストもかかってしまうという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで以上の課題を解決
するために、本発明においては、脚の使用位置における
ロック及びロック解除を重力を利用して行い得る構造を
採用した。
【0006】これによって、重力によりロック、ロック
の解除が自動的になされるため、ロックのし忘れや、折
り畳み時のロック解除のための操作を不要とすることが
でき、ばねなどを設けるのに比べて、重量、コストの削
減をはかることが可能となる。
【0007】家具本体を倒置した場合にロック解除の状
態に、正置した場合にロック状態となる構造を採用した
場合には、家具本体が折り畳みテーブルのようなもので
ある場合に、使用時に正置し収納時に倒置してスタッキ
ングする使い方と合致するので、使い勝手が極めて良好
なものとなる。
【0008】また、ロック装置を、脚の折り畳み動作に
伴って移動する移動体と、この移動体の移動をガイドす
るガイド部とを備え、そのガイド部が、脚の使用位置で
家具本体を使用姿勢にしたときに移動体の一部をその重
力により落とし込んで保持する保持部を備えている構造
を採用した場合には、移動体の移動する軌道が一定にな
るため、脚の移動が安定し、また保持部に落とし込むこ
とでロック状態を確実にし、ロックが不慮に外れること
も有効に防止することができる。
【0009】特に、ガイド部を家具本体側に設けたガイ
ド溝とし、保持部をそのガイド溝に設けた凹所とし、移
動体を、先端を前記ガイド溝に移動可能に係わり合わせ
たロッドとする構造を採用した場合には、上記の構成を
簡素に実現することができる。
【0010】また、ガイド溝及び凹所を、脚を折り畳み
可能に支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに
形成すれば、脚を支持するために家具本体に本来的に備
わる部品を有効利用してロック装置を構成し、部品点数
の増加を有効に回避することができる。
【0011】さらに、家具本体と脚の間を斜交いに接続
する位置にステーを設け、このステーに前記ロッドの基
端を接続するという構造を採用することによって、設計
の自由度を確保し、家具使用時における強度を有効に追
求することが可能になる。
【0012】また、脚を、家具本体に折り畳み可能に支
持された内支柱と、この支柱に外側から嵌合する位置に
スライド可能に設けられたパイプ状の外支柱から構成
し、その外支柱にステーを接続するという構造をとるこ
とによって、ステーにより家具本体の使用時における支
持強度を保ちつつ、脚の折り畳みをスムーズに行うこと
が可能になる。
【0013】さらに、家具本体を使用姿勢にしたときの
ステーとロッドのなす角度を略90度とすることによっ
て、ロッドがステーを支持する力をほぼ最大値とするこ
とができ、家具使用時における脚の安定度を増すことが
できる。
【0014】また、家具本体を使用姿勢にしたときのロ
ッドと当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設
けた凹所の長手方向のなす角度を略90度とすることに
よって、家具使用時に脚にかかる力がロッドに伝達され
た場合でも、当該凹所の長手方向への分力を最小のもの
とすることができるので、ロッドがガイド溝上を移動す
る可能性を低減して、脚が使用時に不慮に折りたたまれ
ることを効果的に防止することができる。
【0015】家具本体が、矩形上の天板を備えると共
に、脚をその四隅近傍の下面を支持する位置に設け、短
辺に平行な軸まわりに回転して長辺方向に折り畳み可能
とした長尺なものである場合には、本発明を適用するこ
とによって一人でも作業の可能な使い勝手を容易に付与
することができる。
【0016】さらに、ロック装置を、脚に対して天板の
短辺中心側に設けることによって、家具の使用時にロッ
ク装置を外部から見えにくくして外観を整えることが可
能となる。上記の家具の短辺側に配置した一対の脚の間
を連結部材によって連結し、各々の脚に独立して前記の
ロック装置を設けることによって、脚を使用位置に移動
させた時、どちらの脚のロック装置もロック状態になら
ないという可能性を、ロック装置を一対の脚で連動させ
るものとした場合に比べて、低減させることができ、家
具使用時に脚が不慮に折りたたまれてしまうことをより
高い確率で防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0018】本実施形態のロック装置は、図7に示す折
り畳みテーブルの脚2に適用されているもので、この折
り畳みテーブルは、家具本体である矩形上の天板1と、
この天板1の四隅近傍の下面を支持する位置に折り畳み
可能に配置された脚2とを具備している。
【0019】天板1は、ペーパハニカムコアの周囲を枠
体状の芯材またはパーチクル材で包囲し、上下両面を合
板等でサンドイッチしたフラッシュ構造(図示省略)を
なすものである。
【0020】脚2は、図2等に示すように、角パイプ状
の外支柱2aと、この外支柱2aの内部にテレスコープ
状をなしてスライド可能に嵌合された丸パイプ状の内支
柱2bとから構成されているもので、内支柱2bの上端
が短辺に平行な水平支軸を介してブラケット4の側壁4
aに回転可能に取り付けられている。天板1の短辺方向
に隣接する一対の脚2の外支柱2a間は、図7に示す連
結部材10によって連結されている。
【0021】一方、この脚2をロックするロック装置3
は、ステー7及び本発明の移動体たるロッド9を主体と
して構成されているもので、使用位置にある個々の脚2
に対してそれぞれ独立に、重力を利用してロック及びロ
ック解除を行い得るものである。
【0022】ステー7は、剛性を有する板状素材からな
るもので、図1等に示すように、一端を脚2を支持する
水平支軸と平行な水平支軸を介して外支柱2aの上端近
傍に取り付けられ、他端を前記水平支軸から変位した位
置において、当該水平支軸と平行に配置した水平支軸を
介してブラケット4を構成する一対の側壁のうち天板中
央側の側壁4aに取り付けられている。
【0023】すなわち、このステー7は、脚2が図1及
び図2に示す使用位置にあって内支柱2bを外支柱2a
内に呑み込んだ状態にあるときに外支柱2aと天板1と
の入り隅部分に斜交いに掛け渡され、脚2が内支柱2b
を外支柱2aから突出させながら図3→図4のように天
板1の下面1aにほぼ平行に重合する折り畳み位置に移
動したときに脚2とほぼ平行をなしてブラケット4の内
側の側壁4aの外面に密接することができるものであ
る。
【0024】そして、ロッド9を機能させるにあたり、
前記ブラケット4の天板中央側すなわち内側の側壁4a
に、本発明のガイド部たるガイド溝5と、本発明の保持
部たる凹所5bとを設けている。ガイド溝5は、天板1
に略平行に延びる長孔状のものであり、一方、凹所5b
は、そのガイド溝の天板中央とは反対側の端部5dに連
続する位置にあって当該端部5dより天板1の下方に向
かい、且つガイド溝5から離れる方向に向かって斜めほ
ぼ45度の方向に延びる位置に形成されたものである。
【0025】そして、ロッド9を、ほぼコの字形をなし
て構成し、このロッド9の水平な基端部9aを前記ステ
ー7の長手方向ほぼ中間部に回転可能に取り付けるとと
もに、水平な先端部9bを前記ガイド溝5内に移動可能
に挿入して、脚2が使用位置と折り畳み位置との間を移
動する間に、ロッド9はその基端部9aを前記ステー7
に駆動されて先端部9bをガイド溝5の一端側から他端
部にまで移動させ得るように、且つ脚2が図1に示す使
用位置にあるときに、このロッド9と前記ステー7との
なす角度xがほぼ90度となるように設定している。
【0026】なお、前記ブラケット4の上壁の下面4b
には、図5に示すように、折り畳み位置にある脚2の内
支柱2bを弾性的に嵌まり込ませて脚2をその位置に保
持する合成樹脂等の弾性を有する素材からなるU字状の
キャッチ部材8が設けてある。
【0027】また、前記ブラケット4の上壁の下面4b
と脚2の内支柱2bの上端との間には、図2に示すよう
に、脚2を使用位置に仮保持する補助キャッチ機構を設
けている。この補助キャッチ機構は、ブラケット4の上
壁に取り付けた脚固定用の合成樹脂等の弾性を有する素
材からなる補助キャッチ部材8aと、内支柱2bの上端
を覆う位置に取り付けた合成樹脂等の弾性を有する素材
からなる被キャッチ部材6とから構成されているもの
で、脚2が使用位置にあるときに、補助キャッチ部材8
aに設けた凹陥部分8bに被キャッチ部材6に設けた突
起部分6aをクリック結合して脚2をその位置に仮保持
することができるものである。この補助キャッチ部材8
aは前記キャッチ部材8とともに樹脂等により一体成形
されている。
【0028】次に、以上のような構造の脚折り畳みテー
ブルを前提にして、最初に組立時の使用方法について説
明する。
【0029】まず図4に示すように天板1の下面1aが
鉛直上方をむいた状態、即ち脚折り畳みテーブルが倒置
状態にあるものとする。
【0030】この状態から脚2を回転させると、図3→
図2に示すように外支柱2aが内支柱2bに対してスラ
イドし、その際に脚2とステー7、ロッド9が連動する
ので、ロッド9の先端部9bが、ブラケット4の側壁4
aに設けた略水平方向のガイド溝5の天板1中央とは反
対の端部5dまで移動して停止する。
【0031】この位置で、内支柱2bの上端を覆う位置
に取り付けた合成樹脂等の弾性を有する素材からなる被
キャッチ部材6に設けられた突起部分6aが、ブラケッ
ト4の底板4bに固定された補助キャッチ部材8aの陥
没部分8bに嵌まり込む。
【0032】そして、その状態から当該折り畳みテーブ
ルを上下反転させて正置する。反転の際は被キャッチ部
材6の突起部分6aと補助キャッチ部材8aの陥没部分
8bとがクリック結合しているので、脚2は使用位置に
仮保持された状態を保つ。
【0033】そしてその際に、ロッド9の先端部9b
は、当該ガイド溝5の端部5dから凹所5bの下端5e
まで落下移動し停止する。
【0034】これによって、脚折り畳みテーブルの使用
時に生じる、脚2を開く方向に働く力に対しては、ロッ
ド9の圧縮応力がステー7の動きを禁止し、脚2を閉じ
る方向に働く力に対しては、ロッド9の引っ張り応力が
ステー7の動きを禁止して、脚2のロック状態を保つ。
【0035】次に、折り畳み時について説明する。
【0036】まず、図2に示すように脚2が使用位置に
ある状態のままで天板1の下面1aが鉛直上方を向くよ
うに、倒置する。これによって、ロッド9の先端部9b
は、ブラケット4の側壁4aの凹所5bの、天板1付近
の端部、即ち略平行方向にのびるガイド溝5の天板1中
央とは反対方向の端部5dまで落下し停止する。
【0037】これによってロッド9の先端部9bは、略
水平方向のガイド溝5を移動可能となり、脚2はロック
解除状態になる。
【0038】その後、図3→図4に示すように脚2を内
側に折り畳む。この操作の際にロッド9の先端部9bは
ブラケット4の側壁4aに設けた天板1と略平行方向の
ガイド溝5の天板中心よりの端部5c付近にまで移動し
て停止する。
【0039】以上のようにして、本実施形態のロック装
置は、重力によるロッド9の移動を利用することによっ
て、使用時におけるロックのし忘れを回避してテーブル
が使用中に倒れることを防止し、また脚2を折りたたむ
際のレバー操作を不要として操作性の向上を図ることが
でき、同時にばねなどを使用するものに比べて構造簡素
なものとすることができる。
【0040】また、かかる重力によるロック、ロック解
除を、テーブルの正置、倒置に連動して引き起こされる
ようにしているので、テーブルの出し入れ作業に伴って
かかるロック状態の切り替えが無意識のうちに自動的に
なされることになり、テーブルの使い勝手を有効に向上
させることができる。
【0041】また、ロック装置3を、脚2の折り畳み動
作に伴って移動する移動体たるロッド先端部9bと、こ
のロッド先端部9bの移動をガイドするガイド部たるガ
イド溝5とを備え、そのガイド溝5が、脚2の使用位置
で天板1を使用姿勢にしたときにロッド先端部9bをそ
の重力により落とし込んで保持する保持部たる凹所5b
を備えている構造を採用しているため、簡素な構造なが
ら、移動体の移動する軌道を一定にして脚2の移動を安
定させることができ、また凹所5bに落とし込むことで
ロック状態を確実にし、ロックが不慮に外れることも有
効に防止することができる。
【0042】また、ガイド溝5及び凹所5bを、脚2を
折り畳み可能に支持すべく天板1に設けたブラケット4
に形成しているため、脚2を支持するために天板1に本
来的に付帯する部品を有効利用してロック装置3を構成
し、部品点数の増加を有効に回避することができる。
【0043】さらに、天板1と脚2の間を斜交いに接続
する位置にステー7を設け、このステー7に前記ロッド
9の基端部を接続するという構造を採用しているため、
ロッド9の配置の自由度を利用してテーブル使用時にお
ける支持強度を有効に追求することが可能になる。
【0044】また、脚2を、天板1に折り畳み可能に取
り付けた内支柱2bと、この支柱2bに外側から嵌合す
る位置にスライド可能に設けたパイプ状の外支柱2aか
ら構成し、その外支柱2aにステー7を接続するという
構造を採用しているため、ステー7によりテーブル使用
時の支持強度を保ちつつ、脚2の折り畳み動作のスムー
ズ化を図ることが可能になる。
【0045】さらに、家具本体を使用姿勢にしたときの
ステーとロッドのなす角度を略90度とすることによっ
て、ロッドがステーを支持する力をほぼ最大値とするこ
とができ、家具使用時における脚の安定度を増すことが
できる。さらに、図1に示すように、ブラケット4の側
壁4aに設けられた凹所5bが、脚2屹立ロック状態に
おいてロッド9となす角度yが略90度となるように形
成しているので、使用時において、脚2にかかる力がス
テー7を経てロッド9に伝達された場合に、その力の大
部分は保持部たる凹所5b長手方向と略垂直な方向にか
かり、保持部たる凹所5bの長手方向への分力はほとん
ど生じない状態を作り出すことができる。
【0046】これによって、ロッド9の先端部9bが凹
所5b上を移動する事を防止し、脚2が使用時におい
て、不慮に折りたたまれることを防止することができ
る。
【0047】さらに、ロック装置3の一構成要素である
ステー7とロッド9が、脚2を起こした状態においてな
す角度xが略90度となるようにしているので、当該折
り畳みテーブルの使用中に、脚2を閉じようとする力が
働き、ステー7に対して天板1中央方向へ張力がかかる
場合に、ロッド9からステー7に与えられる張力を最大
値に近いものとすることができる。
【0048】また脚2を開こうとする方向に力が働き、
ステー7に外側への力がかかる場合に、ロッド9からス
テー7に与えられる支持力を最大値に近いものとするこ
とができる。これによって脚折り畳みテーブルの使用中
の安定性を高めることができる。
【0049】また、ロック装置3の構成要素たるステー
7と、ロッド9と、ガイド溝5を、ブラケット4の天板
1中央側の側壁4aに設けることによって、ロック装置
3が外部から見えにくくなり外観が整うという効果も生
じる。
【0050】さらに、天板1の短辺方向に隣接する一対
の脚2の間を連結部材10によって連結しているのに対
し、一対の脚2に設けられるロック装置3を、相互に接
続せず独立に機能するものとしており、ロック装置3が
連動して機能しないので、二つのロック装置3が共にロ
ック状態とならない可能性を低下させることができ、使
用中にテーブルの脚2が不慮に折りたたまれることを防
止することができる。
【0051】その他、各部の具体的構成は、上記実施形
態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。
【0053】すなわち、本発明のロック装置は、脚の使
用位置におけるロック及びロック解除を重力を利用して
行い得る構造を採用したため、使用時のロック状態を確
実にして家具の安全性と信頼性を有効に高めることがで
き、またロック、ロック解除のための格別な操作を不要
にして操作性の向上も図り、構造の簡素化を通じて軽量
化やコストダウンも果たすことが可能となる。
【0054】特に、家具本体を正置、倒置する操作に伴
ってかかる重力によるロック状態の切り替えが自動的に
生じるようにしておけば、かかるロック状態の切り替え
を家具の出し入れ操作に連動させて有効に引き起こすこ
とができ、家具の使い勝手を有効に向上させることが可
能になる。
【0055】また、ロック装置を、脚の折り畳み動作に
伴って移動する移動体とこれをガイドするガイド部とを
備えたものにし、そのガイド部に、脚の使用位置で移動
体の一部を重力により落とし込んで保持する保持部を備
えておけば、脚のスムーズな挙動を損なうことなく、脚
のロック状態を確実にして、安全性と安定性を確保する
ことができる。
【0056】この場合、特にガイド部をガイド溝とし、
保持部を凹所とし、移動体をロッドとする構造が簡便な
ものとなる。
【0057】特に、ガイド溝及び凹所を、脚を支持すべ
く家具本体の一部に設けたブラケットに形成しておけ
ば、別途にガイド溝や凹所を構成するための部品を不要
にして、部品点数の増加を有効に回避することができ
る。
【0058】さらに、家具本体と脚の間を斜交いに接続
する位置にステーを設け、このステーに前記ロッドの基
端を接続するという構造を採用すれば、家具使用時にお
ける強度の追求を的確に行うことができる。
【0059】この場合、脚を、内支柱及び外支柱からな
るテレスコープ状のものにし、その外支柱にステーを接
続するという構造を採用すれば、脚のスムーズな折り畳
み動作を妨げずに上記構成を有効に実現することができ
る。
【0060】さらに家具本体を使用姿勢にしたときのス
テーとロッドのなす角度を略90度とすることによっ
て、家具使用時における脚の安定度を増すための有効な
強度設計を得ることができる。
【0061】また、家具本体を使用姿勢にしたときのロ
ッドと当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設
けた凹所の長手方向のなす角度を略90度とすることに
よって、上記のような簡素な構造を利用して、脚が使用
時に不慮に折りたたまれること防止して安定度を一層効
果的に向上させることができる。
【0062】折り畳みテーブルのような長尺な天板構造
及び脚による4隅支持構造を持つ家具に本発明のロック
装置を適用した場合には、一人でも作業容易な操作性を
有効に付与することができる。
【0063】さらに、ロック装置を、天板の短辺中心側
に設けることによって、家具の使用時にロック装置が外
部から見えにくくして外観を整えることが可能となる。
【0064】上記の家具の短辺側に配置した一対の脚の
間を連結部材によって連結し、各々の脚に独立して前記
のロック装置を設けることによって、脚を使用位置に移
動させた時、どちらの脚のロック装置もロック状態にな
らないという可能性を、ロック装置を一対の脚で連動さ
せるものとした場合に比べて、低減させることができ、
家具使用時に脚が不慮に折りたたまれてしまうことを防
止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態に
おける側面図。
【図2】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態に
おける一部破砕側面図。
【図3】本実施形態におけるロック装置の脚の中間状態
における一部破砕側面図。
【図4】本実施形態のおけるロック装置の脚を折り畳ん
だ状態における一部破砕側面図。
【図5】本実施形態におけるロック装置の斜視図。
【図6】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態に
おける側断面図。
【図7】本実施形態における脚折り畳みテーブルの全体
斜視図。
【符号の説明】
1…家具本体(天板) 2…脚 2a…外支柱 2b…内支柱 3…ロック装置 4…ブラケット 5…ガイド部(ガイド溝) 5b…保持部(凹所) 7…ステー 9…移動体(ロッド) 10…連結部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体を支持する折り畳み可能な脚を使
    用位置に選択的にロックするためのものであって、 前記脚の使用位置におけるロック及びロック解除を重力
    を利用して行い得るように構成したことを特徴とする脚
    のロック装置。
  2. 【請求項2】家具本体を倒置することによってロック解
    除され、正置することによってロックされる構造のもの
    であることを特徴とする請求項1記載の脚のロック装
    置。
  3. 【請求項3】脚の折り畳み動作に伴って移動する移動体
    と、この移動体の移動をガイドするガイド部とを備え、
    そのガイド部が、脚の使用位置で家具本体を使用姿勢に
    したときに移動体の一部をその重力により落とし込んで
    保持する保持部を備えていることを特徴とする請求項2
    記載の脚のロック装置。
  4. 【請求項4】ガイド部が、家具本体側に設けたガイド溝
    であり、保持部がそのガイド溝に設けた凹所であって、
    移動体が、先端を前記ガイド溝に移動可能に係わり合わ
    せたロッドであることを特徴とする請求項3記載の脚の
    ロック装置。
  5. 【請求項5】ガイド溝及び凹所を、脚を折り畳み可能に
    支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに形成し
    てあることを特徴とする請求項4記載の脚のロック装
    置。
  6. 【請求項6】家具本体と脚の間を斜交いに接続する位置
    にステーを設け、このステーに前記ロッドの基端を接続
    していることを特徴とする請求項4又は5記載の脚のロ
    ック装置。
  7. 【請求項7】脚が、家具本体に折り畳み可能に支持され
    た内支柱と、この内支柱に外側から嵌合する位置にスラ
    イド可能に設けられたパイプ状の外支柱とを備え、その
    外支柱にステーを接続したものであることを特徴とする
    請求項6記載の脚のロック装置。
  8. 【請求項8】家具本体を使用姿勢にしたときのステーと
    ロッドのなす角度が略90度であることを特徴とする請
    求項6又は7記載の脚のロック装置。
  9. 【請求項9】家具本体を使用姿勢にしたときのロッドと
    当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設けた凹
    所の長手方向とのなす角度が略90度であることを特徴
    とする請求項6,7又は8記載の脚のロック装置。
  10. 【請求項10】家具本体が、矩形状の天板を備えるとと
    もに、脚が、その四隅近傍の下面を支持する位置に設け
    られ、短辺に平行な軸周りに回転して長辺方向に折り畳
    み可能とされたものであることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8または9記載の脚のロック
    装置。
  11. 【請求項11】当該ロック装置が脚に対して天板の短辺
    の中心側に設けられていることを特徴とする請求項10
    記載の脚のロック装置。
  12. 【請求項12】短辺側に配置された一対の脚の間が連結
    部材によって連結されており、各々の脚に独立して当該
    ロック装置を設けていることを特徴とする請求項11記
    載の脚のロック装置。
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