JP4161027B2 - 脚のロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具における脚のロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の折り畳みテーブル等の使用に際しては、脚を起こす操作とは別に、これをロックする操作が必要なものや、脚を起こすと自動的にばねによりロックされる構造のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなものであると、使用者が脚を起こした後、別途にレバー操作等を行わなければならない煩雑さがあり、またロック操作をし忘れて、テーブル使用中に脚が折りたたまれ、倒れるおそれがある。
【0004】
また、脚を起こすと自動的にばねによりロックされる構造のものにおいては、脚を折りたたむ際にやはりバネをはずすためのレバー操作が必要になったり、構造が複雑になることにより、重量が増すと共に、コストもかかってしまうという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで以上の課題を解決するために、本発明に係る脚のロック装置は、家具本体を支持する折り畳み可能な脚を前記家具本体に対して起こした使用位置にロックするためのものであって、前記脚の使用位置におけるロック及びロック解除を重力を利用して行い得るように構成し、前記脚を前記使用位置にした状態で家具本体を倒置することによってロック解除され、前記脚を前記使用位置にした状態で正置することによってロックされる構造のものであり、脚の折り畳み動作に伴って移動する移動体と、この移動体の移動をガイドするガイド部とを備え、そのガイド部が、脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときに移動体の一部をその重力により落とし込んで保持する保持部を備え、さらに、脚を使用位置に仮保持する補助キャッチ機構を備え、当該補助キャッチ機構の補助キャッチ部材に凹陥部分を設け、使用位置にある脚を凹陥部分に仮保持させるようにし、前記脚を折り畳み可能に支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに、前記ガイド部、前記保持部及び前記補助キャッチ部材を設けていることを特徴とする。本発明においては、脚の使用位置におけるロック及びロック解除を重力を利用して行い得る構造を採用した。
【0006】
これによって、重力によりロック、ロックの解除が自動的になされるため、ロックのし忘れや、折り畳み時のロック解除のための操作を不要とすることができ、ばねなどを設けるのに比べて、重量、コストの削減をはかることが可能となる。
【0007】
家具本体を倒置した場合にロック解除の状態に、正置した場合にロック状態となる構造を採用した場合には、家具本体が折り畳みテーブルのようなものである場合に、使用時に正置し収納時に倒置してスタッキングする使い方と合致するので、使い勝手が極めて良好なものとなる。
【0008】
また、ロック装置を、脚の折り畳み動作に伴って移動する移動体と、この移動体の移動をガイドするガイド部とを備え、そのガイド部が、脚の使用位置で家具本体を使用姿勢にしたときに移動体の一部をその重力により落とし込んで保持する保持部を備えている構造を採用した場合には、移動体の移動する軌道が一定になるため、脚の移動が安定し、また保持部に落とし込むことでロック状態を確実にし、ロックが不慮に外れることも有効に防止することができる。
【0009】
特に、ガイド部をブラケットに設けたガイド溝とし、保持部をそのガイド溝に設けた凹所とし、移動体を、先端を前記ガイド溝に移動可能に係わり合わせたロッドとする構造を採用した場合には、上記の構成を簡素に実現することができる。
【0010】
また、ガイド溝及び凹所を、脚を折り畳み可能に支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに形成すれば、脚を支持するために家具本体に本来的に備わる部品を有効利用してロック装置を構成し、部品点数の増加を有効に回避することができる。
【0011】
さらに、ブラケットと脚の間を斜交いに接続する位置にステーを設け、このステーに前記ロッドの基端を接続するという構造を採用することによって、設計の自由度を確保し、家具使用時における強度を有効に追求することが可能になる。
【0012】
また、脚を、ブラケットに折り畳み可能に支持された内支柱と、この支柱に外側から嵌合する位置にスライド可能に設けられたパイプ状の外支柱から構成し、その外支柱にステーを接続するという構造をとることによって、ステーにより家具本体の使用時における支持強度を保ちつつ、脚の折り畳みをスムーズに行うことが可能になる。
【0013】
さらに、脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときのステーとロッドのなす角度を略90度とすることによって、ロッドがステーを支持する力をほぼ最大値とすることができ、家具使用時における脚の安定度を増すことができる。
【0014】
また、脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときのロッドと当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設けた凹所の長手方向のなす角度を略90度とすることによって、家具使用時に脚にかかる力がロッドに伝達された場合でも、当該凹所の長手方向への分力を最小のものとすることができるので、ロッドがガイド溝上を移動する可能性を低減して、脚が使用時に不慮に折りたたまれることを効果的に防止することができる。
【0015】
家具本体が、矩形上の天板を備えると共に、脚をその四隅近傍の下面を支持する位置に設け、短辺に平行な軸まわりに回転して長辺方向に折り畳み可能とした長尺なものである場合には、本発明を適用することによって一人でも作業の可能な使い勝手を容易に付与することができる。
【0016】
さらに、家具本体が、矩形状の天板を備えるとともに、脚が、その四隅近傍の下面を支持する位置に設けられ、短辺に平行な軸周りに回転して長辺方向に折り畳み可能とされたものであり、前記ロッド及び前記ステーを、脚に対して天板の短辺中心側に設けることによって、家具の使用時にロック装置を外部から見えにくくして外観を整えることが可能となる。上記の家具の短辺側に配置した一対の脚の間を連結部材によって連結し、各々の脚に独立して前記のロック装置を設けることによって、脚を使用位置に移動させた時、どちらの脚のロック装置もロック状態にならないという可能性を、ロック装置を一対の脚で連動させるものとした場合に比べて、低減させることができ、家具使用時に脚が不慮に折りたたまれてしまうことをより高い確率で防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
本実施形態のロック装置は、図7に示す折り畳みテーブルの脚2に適用されているもので、この折り畳みテーブルは、家具本体である矩形上の天板1と、この天板1の四隅近傍の下面を支持する位置に折り畳み可能に配置された脚2とを具備している。
【0019】
天板1は、ペーパハニカムコアの周囲を枠体状の芯材またはパーチクル材で包囲し、上下両面を合板等でサンドイッチしたフラッシュ構造(図示省略)をなすものである。
【0020】
脚2は、図2等に示すように、角パイプ状の外支柱2aと、この外支柱2aの内部にテレスコープ状をなしてスライド可能に嵌合された丸パイプ状の内支柱2bとから構成されているもので、内支柱2bの上端が短辺に平行な水平支軸を介してブラケット4の側壁4aに回転可能に取り付けられている。天板1の短辺方向に隣接する一対の脚2の外支柱2a間は、図7に示す連結部材10によって連結されている。
【0021】
一方、この脚2をロックするロック装置3は、ステー7及び本発明の移動体たるロッド9を主体として構成されているもので、使用位置にある個々の脚2に対してそれぞれ独立に、重力を利用してロック及びロック解除を行い得るものである。
【0022】
ステー7は、剛性を有する板状素材からなるもので、図1等に示すように、一端を脚2を支持する水平支軸と平行な水平支軸を介して外支柱2aの上端近傍に取り付けられ、他端を前記水平支軸から変位した位置において、当該水平支軸と平行に配置した水平支軸を介してブラケット4を構成する一対の側壁のうち天板中央側の側壁4aに取り付けられている。
【0023】
すなわち、このステー7は、脚2が図1及び図2に示す使用位置にあって内支柱2bを外支柱2a内に呑み込んだ状態にあるときに外支柱2aと天板1との入り隅部分に斜交いに掛け渡され、脚2が内支柱2bを外支柱2aから突出させながら図3→図4のように天板1の下面1aにほぼ平行に重合する折り畳み位置に移動したときに脚2とほぼ平行をなしてブラケット4の内側の側壁4aの外面に密接することができるものである。
【0024】
そして、ロッド9を機能させるにあたり、前記ブラケット4の天板中央側すなわち内側の側壁4aに、本発明のガイド部たるガイド溝5と、本発明の保持部たる凹所5bとを設けている。ガイド溝5は、天板1に略平行に延びる長孔状のものであり、一方、凹所5bは、そのガイド溝の天板中央とは反対側の端部5dに連続する位置にあって当該端部5dより天板1の下方に向かい、且つガイド溝5から離れる方向に向かって斜めほぼ45度の方向に延びる位置に形成されたものである。
【0025】
そして、ロッド9を、ほぼコの字形をなして構成し、このロッド9の水平な基端部9aを前記ステー7の長手方向ほぼ中間部に回転可能に取り付けるとともに、水平な先端部9bを前記ガイド溝5内に移動可能に挿入して、脚2が使用位置と折り畳み位置との間を移動する間に、ロッド9はその基端部9aを前記ステー7に駆動されて先端部9bをガイド溝5の一端側から他端部にまで移動させ得るように、且つ脚2が図1に示す使用位置にあるときに、このロッド9と前記ステー7とのなす角度xがほぼ90度となるように設定している。
【0026】
なお、前記ブラケット4の上壁の下面4bには、図5に示すように、折り畳み位置にある脚2の内支柱2bを弾性的に嵌まり込ませて脚2をその位置に保持する合成樹脂等の弾性を有する素材からなるU字状のキャッチ部材8が設けてある。
【0027】
また、前記ブラケット4の上壁の下面4bと脚2の内支柱2bの上端との間には、図2に示すように、脚2を使用位置に仮保持する補助キャッチ機構を設けている。この補助キャッチ機構は、ブラケット4の上壁に取り付けた脚固定用の合成樹脂等の弾性を有する素材からなる補助キャッチ部材8aと、内支柱2bの上端を覆う位置に取り付けた合成樹脂等の弾性を有する素材からなる被キャッチ部材6とから構成されているもので、脚2が使用位置にあるときに、補助キャッチ部材8aに設けた凹陥部分8bに被キャッチ部材6に設けた突起部分6aをクリック結合して脚2をその位置に仮保持することができるものである。この補助キャッチ部材8aは前記キャッチ部材8とともに樹脂等により一体成形されている。
【0028】
次に、以上のような構造の脚折り畳みテーブルを前提にして、最初に組立時の使用方法について説明する。
【0029】
まず図4に示すように天板1の下面1aが鉛直上方をむいた状態、即ち脚折り畳みテーブルが倒置状態にあるものとする。
【0030】
この状態から脚2を回転させると、図3→図2に示すように外支柱2aが内支柱2bに対してスライドし、その際に脚2とステー7、ロッド9が連動するので、ロッド9の先端部9bが、ブラケット4の側壁4aに設けた略水平方向のガイド溝5の天板1中央とは反対の端部5dまで移動して停止する。
【0031】
この位置で、内支柱2bの上端を覆う位置に取り付けた合成樹脂等の弾性を有する素材からなる被キャッチ部材6に設けられた突起部分6aが、ブラケット4の底板4bに固定された補助キャッチ部材8aの陥没部分8bに嵌まり込む。
【0032】
そして、その状態から当該折り畳みテーブルを上下反転させて正置する。反転の際は被キャッチ部材6の突起部分6aと補助キャッチ部材8aの陥没部分8bとがクリック結合しているので、脚2は使用位置に仮保持された状態を保つ。
【0033】
そしてその際に、ロッド9の先端部9bは、当該ガイド溝5の端部5dから凹所5bの下端5eまで落下移動し停止する。
【0034】
これによって、脚折り畳みテーブルの使用時に生じる、脚2を開く方向に働く力に対しては、ロッド9の圧縮応力がステー7の動きを禁止し、脚2を閉じる方向に働く力に対しては、ロッド9の引っ張り応力がステー7の動きを禁止して、脚2のロック状態を保つ。
【0035】
次に、折り畳み時について説明する。
【0036】
まず、図2に示すように脚2が使用位置にある状態のままで天板1の下面1aが鉛直上方を向くように、倒置する。これによって、ロッド9の先端部9bは、ブラケット4の側壁4aの凹所5bの、天板1付近の端部、即ち略平行方向にのびるガイド溝5の天板1中央とは反対方向の端部5dまで落下し停止する。
【0037】
これによってロッド9の先端部9bは、略水平方向のガイド溝5を移動可能となり、脚2はロック解除状態になる。
【0038】
その後、図3→図4に示すように脚2を内側に折り畳む。この操作の際にロッド9の先端部9bはブラケット4の側壁4aに設けた天板1と略平行方向のガイド溝5の天板中心よりの端部5c付近にまで移動して停止する。
【0039】
以上のようにして、本実施形態のロック装置は、重力によるロッド9の移動を利用することによって、使用時におけるロックのし忘れを回避してテーブルが使用中に倒れることを防止し、また脚2を折りたたむ際のレバー操作を不要として操作性の向上を図ることができ、同時にばねなどを使用するものに比べて構造簡素なものとすることができる。
【0040】
また、かかる重力によるロック、ロック解除を、テーブルの正置、倒置に連動して引き起こされるようにしているので、テーブルの出し入れ作業に伴ってかかるロック状態の切り替えが無意識のうちに自動的になされることになり、テーブルの使い勝手を有効に向上させることができる。
【0041】
また、ロック装置3を、脚2の折り畳み動作に伴って移動する移動体たるロッド先端部9bと、このロッド先端部9bの移動をガイドするガイド部たるガイド溝5とを備え、そのガイド溝5が、脚2の使用位置で天板1を使用姿勢にしたときにロッド先端部9bをその重力により落とし込んで保持する保持部たる凹所5bを備えている構造を採用しているため、簡素な構造ながら、移動体の移動する軌道を一定にして脚2の移動を安定させることができ、また凹所5bに落とし込むことでロック状態を確実にし、ロックが不慮に外れることも有効に防止することができる。
【0042】
また、ガイド溝5及び凹所5bを、脚2を折り畳み可能に支持すべく天板1に設けたブラケット4に形成しているため、脚2を支持するために天板1に本来的に付帯する部品を有効利用してロック装置3を構成し、部品点数の増加を有効に回避することができる。
【0043】
さらに、天板1と脚2の間を斜交いに接続する位置にステー7を設け、このステー7に前記ロッド9の基端部を接続するという構造を採用しているため、ロッド9の配置の自由度を利用してテーブル使用時における支持強度を有効に追求することが可能になる。
【0044】
また、脚2を、天板1に折り畳み可能に取り付けた内支柱2bと、この支柱2bに外側から嵌合する位置にスライド可能に設けたパイプ状の外支柱2aから構成し、その外支柱2aにステー7を接続するという構造を採用しているため、ステー7によりテーブル使用時の支持強度を保ちつつ、脚2の折り畳み動作のスムーズ化を図ることが可能になる。
【0045】
さらに、家具本体を使用姿勢にしたときのステーとロッドのなす角度を略90度とすることによって、ロッドがステーを支持する力をほぼ最大値とすることができ、家具使用時における脚の安定度を増すことができる。
さらに、図1に示すように、ブラケット4の側壁4aに設けられた凹所5bが、脚2屹立ロック状態においてロッド9となす角度yが略90度となるように形成しているので、使用時において、脚2にかかる力がステー7を経てロッド9に伝達された場合に、その力の大部分は保持部たる凹所5b長手方向と略垂直な方向にかかり、保持部たる凹所5bの長手方向への分力はほとんど生じない状態を作り出すことができる。
【0046】
これによって、ロッド9の先端部9bが凹所5b上を移動する事を防止し、脚2が使用時において、不慮に折りたたまれることを防止することができる。
【0047】
さらに、ロック装置3の一構成要素であるステー7とロッド9が、脚2を起こした状態においてなす角度xが略90度となるようにしているので、当該折り畳みテーブルの使用中に、脚2を閉じようとする力が働き、ステー7に対して天板1中央方向へ張力がかかる場合に、ロッド9からステー7に与えられる張力を最大値に近いものとすることができる。
【0048】
また脚2を開こうとする方向に力が働き、ステー7に外側への力がかかる場合に、ロッド9からステー7に与えられる支持力を最大値に近いものとすることができる。これによって脚折り畳みテーブルの使用中の安定性を高めることができる。
【0049】
また、ロック装置3の構成要素たるステー7と、ロッド9と、ガイド溝5を、ブラケット4の天板1中央側の側壁4aに設けることによって、ロック装置3が外部から見えにくくなり外観が整うという効果も生じる。
【0050】
さらに、天板1の短辺方向に隣接する一対の脚2の間を連結部材10によって連結しているのに対し、一対の脚2に設けられるロック装置3を、相互に接続せず独立に機能するものとしており、ロック装置3が連動して機能しないので、二つのロック装置3が共にロック状態とならない可能性を低下させることができ、使用中にテーブルの脚2が不慮に折りたたまれることを防止することができる。
【0051】
その他、各部の具体的構成は、上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載される効果を奏する。
【0053】
すなわち、本発明のロック装置は、脚の使用位置におけるロック及びロック解除を重力を利用して行い得る構造を採用したため、使用時のロック状態を確実にして家具の安全性と信頼性を有効に高めることができ、またロック、ロック解除のための格別な操作を不要にして操作性の向上も図り、構造の簡素化を通じて軽量化やコストダウンも果たすことが可能となる。
【0054】
特に、家具本体を正置、倒置する操作に伴ってかかる重力によるロック状態の切り替えが自動的に生じるようにしておけば、かかるロック状態の切り替えを家具の出し入れ操作に連動させて有効に引き起こすことができ、家具の使い勝手を有効に向上させることが可能になる。
【0055】
また、ロック装置を、脚の折り畳み動作に伴って移動する移動体とこれをガイドするガイド部とを備えたものにし、そのガイド部に、脚の使用位置で移動体の一部を重力により落とし込んで保持する保持部を備えておけば、脚のスムーズな挙動を損なうことなく、脚のロック状態を確実にして、安全性と安定性を確保することができる。
【0056】
この場合、特にガイド部をガイド溝とし、保持部を凹所とし、移動体をロッドとする構造が簡便なものとなる。
【0057】
特に、ガイド溝及び凹所を、脚を支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに形成しておけば、別途にガイド溝や凹所を構成するための部品を不要にして、部品点数の増加を有効に回避することができる。
【0058】
さらに、家具本体と脚の間を斜交いに接続する位置にステーを設け、このステーに前記ロッドの基端を接続するという構造を採用すれば、家具使用時における強度の追求を的確に行うことができる。
【0059】
この場合、脚を、内支柱及び外支柱からなるテレスコープ状のものにし、その外支柱にステーを接続するという構造を採用すれば、脚のスムーズな折り畳み動作を妨げずに上記構成を有効に実現することができる。
【0060】
さらに家具本体を使用姿勢にしたときのステーとロッドのなす角度を略90度とすることによって、家具使用時における脚の安定度を増すための有効な強度設計を得ることができる。
【0061】
また、家具本体を使用姿勢にしたときのロッドと当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設けた凹所の長手方向のなす角度を略90度とすることによって、上記のような簡素な構造を利用して、脚が使用時に不慮に折りたたまれること防止して安定度を一層効果的に向上させることができる。
【0062】
折り畳みテーブルのような長尺な天板構造及び脚による4隅支持構造を持つ家具に本発明のロック装置を適用した場合には、一人でも作業容易な操作性を有効に付与することができる。
【0063】
さらに、ロック装置を、天板の短辺中心側に設けることによって、家具の使用時にロック装置が外部から見えにくくして外観を整えることが可能となる。
【0064】
上記の家具の短辺側に配置した一対の脚の間を連結部材によって連結し、各々の脚に独立して前記のロック装置を設けることによって、脚を使用位置に移動させた時、どちらの脚のロック装置もロック状態にならないという可能性を、ロック装置を一対の脚で連動させるものとした場合に比べて、低減させることができ、家具使用時に脚が不慮に折りたたまれてしまうことを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態における側面図。
【図2】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態における一部破砕側面図。
【図3】本実施形態におけるロック装置の脚の中間状態における一部破砕側面図。
【図4】本実施形態のおけるロック装置の脚を折り畳んだ状態における一部破砕側面図。
【図5】本実施形態におけるロック装置の斜視図。
【図6】本実施形態におけるロック装置の脚屹立状態における側断面図。
【図7】本実施形態における脚折り畳みテーブルの全体斜視図。
【符号の説明】
1…家具本体(天板)
2…脚
2a…外支柱
2b…内支柱
3…ロック装置
4…ブラケット
5…ガイド部(ガイド溝)
5b…保持部(凹所)
7…ステー
9…移動体(ロッド)
10…連結部材

Claims (9)

  1. 家具本体を支持する折り畳み可能な脚を前記家具本体に対して起こした使用位置にロックするためのものであって、
    前記脚の使用位置におけるロック及びロック解除を重力を利用して行い得るように構成し、
    前記脚を前記使用位置にした状態で家具本体を倒置することによってロック解除され、前記脚を前記使用位置にした状態で正置することによってロックされる構造のものであり、
    脚の折り畳み動作に伴って移動する移動体と、この移動体の移動をガイドするガイド部とを備え、そのガイド部が、脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときに移動体の一部をその重力により落とし込んで保持する保持部を備え、
    さらに、脚を使用位置に仮保持する補助キャッチ機構を備え、当該補助キャッチ機構の補助キャッチ部材に凹陥部分を設け、使用位置にある脚を凹陥部分に仮保持させるようにし
    前記脚を折り畳み可能に支持すべく家具本体の一部に設けたブラケットに、前記ガイド部、前記保持部及び前記補助キャッチ部材を設けていることを特徴とする脚のロック装置。
  2. 前記ガイド部が、ブラケットに設けたガイド溝であり、保持部がそのガイド溝に設けた凹所であって、移動体が、先端を前記ガイド溝に移動可能に係わり合わせたロッドであることを特徴とする請求項記載の脚のロック装置。
  3. ブラケットと脚の間を斜交いに接続する位置にステーを設け、このステーに前記ロッドの基端を接続していることを特徴とする請求項記載の脚のロック装置。
  4. 脚が、ブラケットに折り畳み可能に支持された内支柱と、この内支柱に外側から嵌合する位置にスライド可能に設けられたパイプ状の外支柱とを備え、その外支柱にステーを接続したものであることを特徴とする請求項記載の脚のロック装置。
  5. 脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときのステーとロッドのなす角度が略90度であることを特徴とする請求項3又は4記載の脚のロック装置。
  6. 脚を前記使用位置にした状態で家具本体を正置したときのロッドと当該ロッド先端が係わり合っているガイド溝に設けた凹所の長手方向とのなす角度が略90度であることを特徴とする請求項3、4又は5記載の脚のロック装置。
  7. 家具本体が、矩形状の天板を備えるとともに、脚が、その四隅近傍の下面を支持する位置に設けられ、短辺に平行な軸周りに回転して長辺方向に折り畳み可能とされたものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の脚のロック装置。
  8. 家具本体が、矩形状の天板を備えるとともに、脚が、その四隅近傍の下面を支持する位置に設けられ、短辺に平行な軸周りに回転して長辺方向に折り畳み可能とされたものであり、前記ロッド及び前記ステーが脚に対して天板の短辺の中心側に設けられていることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載の脚のロック装置。
  9. 短辺側に配置された一対の脚の間が連結部材によって連結されており、各々の脚に独立して当該ロック装置を設けていることを特徴とする請求項記載の脚のロック装置。
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